JPH0714792Y2 - 回転式乾燥装置 - Google Patents

回転式乾燥装置

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JPH0714792Y2
JPH0714792Y2 JP1989106791U JP10679189U JPH0714792Y2 JP H0714792 Y2 JPH0714792 Y2 JP H0714792Y2 JP 1989106791 U JP1989106791 U JP 1989106791U JP 10679189 U JP10679189 U JP 10679189U JP H0714792 Y2 JPH0714792 Y2 JP H0714792Y2
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rotary
tubular casing
dried
air
drying
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JP1989106791U
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JPH0346187U (ja
Inventor
守男 古賀
Original Assignee
株式会社花畑油圧
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、椎茸,小魚,ワカメ等と乾燥して乾物類を製
造する工程において使用する乾燥装置に関する。
(従来の技術) 椎茸,小魚,ワカメ等を乾燥して乾物類を製造する工程
において使用している従来の乾燥装置は、箱型の乾燥室
内に被乾燥物を入れた容器を多数配列し、同乾室内を加
熱する方式、又は同乾燥室内へ温風を送り込む方式のも
のが多かった。
しかし従来の乾燥装置は、内部の空気循環が不完全なの
で乾燥室内の場所によって乾燥適度にバラつきを生じる
ことが多かった。このため、ある場所の被乾燥物は乾燥
オーバーなのに他の場所の被乾燥物は乾燥不足というよ
うな現象がよく発生していた。これに対処するため乾燥
の途中で被乾燥物の場所を入れ替えるうようなことを行
っていたが手間がかかる割には十分な効果を上げるには
至っていなかった。
また従来の乾燥装置は内部の空気循環が不完全なので乾
燥作業の効率が悪く、乾燥作業そのものに長時間を要し
ていた。そして被乾燥物の品質も良質とは言えず、品質
のバラつきも多かった。
(考案が解決しようとする課題) 本考案が解決しようとする課題は、従来の乾燥装置に改
良を加え、多量の被乾燥物を短い時間でムラなく乾燥す
ることができ、安定した高品質の乾燥製品を得ることが
でき、占有床面積も小さくてすむ乾燥装置を提供するこ
とにある。
(課題を解決するための手段) かかる課題を解決した本考案の要旨は、 1)多角形筒状ケーシングの内部に垂直に取付けた回転
軸のまわりを回転する送風羽根を設け、さらに同回転軸
を中心とし同送風羽根の外側を同送風羽根と逆方向に回
転する回転枠体を設け、同回転枠体に水平より少し傾斜
した通気性のある多段式の棚を着脱自在に設け、同多角
形筒状ケーシングの下部に空気加熱機を設けたことを特
徴とする回転式乾燥装置。
2)複数の平板壁材をそれぞれ所定角度なして筒状に連
接し、連接部を接続具で固定して多角形筒状ケーシング
としたことを特徴とする請求項1記載の回転式乾燥装置
にある。
(作用) 本考案の回転式乾燥装置では、多角形筒状ケーシングの
内部に垂直に取付けた回転軸のまわりを回転する送風羽
根を設け、さらに同回転軸を中心とし同送風羽根の外側
を同送風羽根と逆方向に回転する回転枠体を設けてい
る。同送風羽根の回転により内部の空気は同回転軸から
外に向かった方向に送られるので同送風羽根の外側を回
転している同回転枠体に効率よく空気が送り込まれるこ
とになる。同回転枠体は同送風羽根と逆方向に回転して
おり、同回転枠体に設けた着脱自在な多段式の棚は水平
より少し傾斜し通気性を有しているので、同棚の面では
ムラなく空気が循環することになる。また同回転枠体を
収納しているのは多角形筒状ケーシングなので同回転枠
体と同多角形筒状ケーシングとの空隙の空気は同回転枠
体の回転と共に流動しながら同多角形筒状ケーシングに
ぶつかって流れが乱れることになる。従って同空隙の空
気は同じ所を回転したり、停滞したりすることもなく攪
拌されるようになっている。
以上のように本考案の回転式乾燥装置では、互いに逆回
転する送風羽根と回転枠体、及び多角形筒状ケーシング
により内部の空気はムラなく、また停滞することなく循
環するようになっている。さらに同回転枠体の棚は水平
より少し傾斜し、通気性を有しているので乾燥作業を効
率良く行うことができる。
また本考案の回転式乾燥装置は多角形筒状ケーシングを
使用しているので、縦方向のスペースが広く、従来の乾
燥装置よりも占有床面積は小さくてすみ、内部の空気の
循環が良いので多くの被乾燥物を入れて乾燥処理するこ
とが可能である。
本考案の回転式乾燥装置では、複数の平板壁材をそれぞ
れ所定角度なして筒状に連接し、連接部を接続具で固定
して多角形筒状ケーシングとしたものもある。これは同
多角形筒状ケーシングを組立式とすることにより、組立
現場までの資材運搬をやりやすくしたものである。
本考案の回転式乾燥装置では、多角形筒状ケーシングの
上部に開閉自在の通気口を設けている。これは内部の被
乾燥物の乾燥度に応じて同通気口を開閉することによ
り、内部の温度を調節しながら乾燥作業を行えるように
したものである。
同通気口の開閉で湿度を調節することにより、乾燥スピ
ードが速すぎて被乾燥物にヒビ割れ等が生じ品質が低下
するのを防止することができる。
本考案の回転式乾燥装置では、多角形筒状ケーシングの
下部に空気加熱機を設けている。同空気加熱機で内部の
空気を加熱することにより乾燥作業を効率良く行うこと
ができるようにしたものである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は実施例の一部切欠断面図、第2図は同回転枠体
の側面図、第3図は同一部切欠平面図、第4図は同送風
羽根の一部切欠説明図、第5図は同棚の一部切欠側面
図、第6図は同棚の平面図、第7図は同側壁の説明図、
第8図は同側壁の一部切欠断面図、第9図は同側壁の一
部切欠側面図、第10図は同出入口戸の正面図、第11図は
同空気加熱機の一部切欠断面図、第12図は同空気加熱機
の一部切欠正面図である。
本実施例の回転式乾燥装置では、六角形筒状ケーシング
(1)の内部に垂直に取付けた回転軸(2)のまわりを
回転する送風羽根(3)を設け、さらに回転軸(2)を
中心とし送風羽根(3)の外側を送風羽根(3)と逆方
向に回転する回転枠体(4)を設け、回転枠体(4)に
水平より少し傾斜した通気性のある多段式の棚(5)を
着脱自在に設けている。
六角形筒状ケーシング(1)の上部には開閉自在の通気
口(6)を設け、六角形筒状ケーシング(1)の下部に
はパーナー(7)、焚口(8)、熱道(9)及び煙突
(10)から成る空気加熱機を設けている。
本実施例の回転式乾燥装置では、六角形筒状ケーシング
(1)の内部で回転軸(2)を中心として送風羽根
(3)と回転枠体(4)とが互いに逆方向に回転しなが
ら回転枠体(4)に装着した棚(5)の被乾燥物を乾燥
するようになっている。送風羽根(3)の回転により内
部の空気は回転軸(2)から外に向かった方向に送られ
るので送風羽根(3)の外側を回転している回転枠体
(4)に効率良く空気が送り込まれることになる。この
とき回転枠体(4)は送風羽根(3)と逆方向に回転し
ており、回転枠体(4)に装着した多段式の棚(5)を
水平より少し傾斜し、通気性を有しているので棚(5)
の面ではムラなく空気が循環することになる。尚、送風
羽根(3)と回転枠体(4)の回転はモータ(18)で行
う。
本実施例の回転式乾燥装置では、回転枠体(4)を収納
しているのは六角形筒状ケーシング(1)なので回転枠
体(4)と六角形筒状ケーシング(1)との空隙(11)
の空気は回転枠体(4)の回転と共に流動しながら六角
形筒状ケーシング(1)にぶつかって流れが乱れること
になる。従って空隙(11)の空気は同じ所を回転した
り、停滞したりすることもなく攪拌されるようになって
いる。
本実施例の回転式乾燥装置では、六角形筒状ケーシング
(1)の上部には開閉自在の通気口(6)を設けてい
る。この通気口(6)を開閉することにより、内部の湿
度を調節しながら乾燥作業を行うことができるようにな
っている。通気口(6)の開閉で湿度調節を行うことに
より、乾燥スピードが速すぎて被乾燥物にヒビ割れ等が
生じ品質が低下するのを防止することができる。
本実施例の回転式乾燥装置では、六角形筒状ケーシング
(1)の下部に空気加熱機を設けているので、内部の空
気を加熱することにより乾燥作業の効率を向上させるこ
とができる。
本実施例の回転式乾燥装置では、六角形筒状ケーシング
(1)を使用しているので縦方向のスペースが広く、従
来の乾燥装置よりも占有床面積は小さくてすむ。また内
部の空気の循環が良いので多くの被乾燥物を入れて乾燥
処理することが可能である。
六角形筒状ケーシング(1)の側壁は第7図に示すよう
に断熱材(12)の両面に防水材(13)を取付けた三層構
造をしている。そしてコーナー部分は第8,9図に示すよ
うに金属板(14)とボルト(15)とで構成されている。
六角形筒状ケーシング(1)の内部への被乾燥物の搬入
・搬出等は出入口戸(16)を開閉して行うようになって
いる。出入口戸(16)にはガラス(17)を取付け、内部
の確認ができるようにしている。尚、本実施例の回転式
乾燥装置は組立式となっているので部品の状態で現場ま
で運搬して組立てることが可能であり、運搬の際に特に
大きな運搬車を用いる必要がなく運搬コストも低く便利
である。
本実施例の回転式乾燥装置において、送風羽根(3)の
回転数を120〜150RPMとし、回転枠体(4)の回転数を5
0〜60RPMとし、空気加熱機の熱道(9)の温度を約70℃
として椎茸の乾燥処理を行ったところ、従来は12時間程
度は要していた乾燥時間を8〜9時間に短縮することが
でき、品質の面からも良好な結果が得られた。なお、こ
の場合の乾燥作業工程は、第1段階で通気口(6)を開
いた状態にして3時間乾燥、第2段階で通気口(6)を
閉じた状態にして1時間湿度調整、第3段階で通気口
(6)を開いた状態にして1時間仕上乾燥、第4段階で
3〜4時間低温乾燥という工程をとったところ良質でバ
ラつきも少ない乾燥製品を得ることができる。
(考案の効果) 本考案により、多量の被乾燥物を短い時間でムラなく乾
燥することができ、安定した高品質の乾燥製品を得るこ
とができ、占有床面積も小さくてすむ乾燥装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の一部切欠断面図、第2図は同回転枠体
の側面図、第3図は同一部切欠平面図、第4図は同送風
羽根の一部切欠説明図、第5図は同棚の一部切欠側面
図、第6図は同棚の平面図、第7図は同側壁の説明図、
第8図は同側壁の一部切欠断面図、第9図は同側壁の一
部切欠側面図、第10図は同出入口戸の正面図、第11図は
同空気加熱機の一部切欠断面図、第12図は同空気加熱機
の一部切欠正面図である。 (1):六角形筒状ケーシング (2):回転軸、(3):送風羽根 (4):回転枠体、(5):棚 (6):通気口、(7):バーナー (8):焚口、(9):熱道 (10):煙突、(11):空隙 (12):断熱材、(13):防水材 (14):金属板、(15):ボルト (16):出入口戸、(17):ガラス (18):モータ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】多角形筒状ケーシングの内部に垂直に取付
    けた回転軸のまわりを回転する送風羽根を設け、さらに
    同回転軸を中心とし同送風羽根の外側を同送風羽根と逆
    方向に回転する回転枠体を設け、同回転枠体に水平より
    少し傾斜した通気性のある多段式の棚を着脱自在に設
    け、同多角形筒状ケーシングの下部に空気加熱機を設け
    たことを特徴とする回転式乾燥装置。
  2. 【請求項2】複数の平板壁材をそれぞれ所定角度なして
    筒状に連接し、連接部を接続具で固定して多角形筒状ケ
    ーシングとしたことを特徴とする請求項1記載の回転式
    乾燥装置。
JP1989106791U 1989-09-11 1989-09-11 回転式乾燥装置 Expired - Lifetime JPH0714792Y2 (ja)

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JP1989106791U JPH0714792Y2 (ja) 1989-09-11 1989-09-11 回転式乾燥装置

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JP1989106791U JPH0714792Y2 (ja) 1989-09-11 1989-09-11 回転式乾燥装置

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Publication Number Publication Date
JPH0346187U JPH0346187U (ja) 1991-04-26
JPH0714792Y2 true JPH0714792Y2 (ja) 1995-04-10

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ID=31655514

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989106791U Expired - Lifetime JPH0714792Y2 (ja) 1989-09-11 1989-09-11 回転式乾燥装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011062638A3 (en) * 2009-11-23 2011-10-27 Niemann Arne W Tray dryer

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5824908B2 (ja) * 2011-06-27 2015-12-02 有限会社エムテック 除湿乾燥機

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4311911Y1 (ja) * 1966-02-17 1968-05-22

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5012358U (ja) * 1973-05-28 1975-02-07

Patent Citations (1)

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JPS4311911Y1 (ja) * 1966-02-17 1968-05-22

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WO2011062638A3 (en) * 2009-11-23 2011-10-27 Niemann Arne W Tray dryer

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JPH0346187U (ja) 1991-04-26

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