JPH0714772Y2 - 冷凍サイクル - Google Patents
冷凍サイクルInfo
- Publication number
- JPH0714772Y2 JPH0714772Y2 JP1988018117U JP1811788U JPH0714772Y2 JP H0714772 Y2 JPH0714772 Y2 JP H0714772Y2 JP 1988018117 U JP1988018117 U JP 1988018117U JP 1811788 U JP1811788 U JP 1811788U JP H0714772 Y2 JPH0714772 Y2 JP H0714772Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- expansion valve
- compressor
- electric expansion
- sensor
- refrigeration cycle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は空気調和機、冷凍機、冷蔵装置、温水機、冷水
機等の冷凍サイクルに関する。
機等の冷凍サイクルに関する。
（従来の技術及びその課題） 従来の空気調和機の系統図が第５図に示されている。
冷房運転時、圧縮機１から吐出された冷媒ガスは、実線
矢印で示すように、四方切換弁２を経て室外熱交換器５
で凝縮液化した後、電動式膨張弁４で絞られて断熱膨張
し、次いで、室内熱交換器３で蒸発気化した後四方切換
弁２を経て圧縮機１に循環する。
矢印で示すように、四方切換弁２を経て室外熱交換器５
で凝縮液化した後、電動式膨張弁４で絞られて断熱膨張
し、次いで、室内熱交換器３で蒸発気化した後四方切換
弁２を経て圧縮機１に循環する。
暖房運転時、冷媒は、破線矢印で示すように、四方切換
弁２、室内熱交換器３、電動式膨張弁４、室外熱交換器
５、四方切換弁２をこの順に経て圧縮機１に循環する。
弁２、室内熱交換器３、電動式膨張弁４、室外熱交換器
５、四方切換弁２をこの順に経て圧縮機１に循環する。
圧縮機１は制御装置７からの指令によりインバータ６を
介して負荷に応じた速度で回転駆動され、電動式膨張弁
４も制御装置７からの指令によりその開度が制御され
る。
介して負荷に応じた速度で回転駆動され、電動式膨張弁
４も制御装置７からの指令によりその開度が制御され
る。
電動式膨張弁４の開度ｙとインバータ周波数ｘとは第６
図に示されるようにｙ＝ax＋ｂなる関係（但し、ａ、ｂ
は定数）を有し、電動式膨張弁４の開度ｙは圧縮機１の
回転速度に比例するようになっている。
図に示されるようにｙ＝ax＋ｂなる関係（但し、ａ、ｂ
は定数）を有し、電動式膨張弁４の開度ｙは圧縮機１の
回転速度に比例するようになっている。
この制御方式はオープンループ制御と呼ばれ、応答性が
良く、また、安定も早いが、空気調和機の運転条件や電
動式膨張弁４の精度等により理想的な運転状態から外れ
るとその運転範囲の全域で性能が低下したり、冷凍サイ
クルを構成する機器の耐久性に問題を生じる。
良く、また、安定も早いが、空気調和機の運転条件や電
動式膨張弁４の精度等により理想的な運転状態から外れ
るとその運転範囲の全域で性能が低下したり、冷凍サイ
クルを構成する機器の耐久性に問題を生じる。
そこで、第７図に示すように圧縮機１の回転速度を制御
装置７からの指令によってインバータ６を介して制御
し、電動式膨張弁４の開度を圧縮機１の吐出管の温度を
検知するセンサ９からの信号が入力される膨張弁制御器
10からの指令によって制御するようにしたフイードバッ
ク制御が提案された。
装置７からの指令によってインバータ６を介して制御
し、電動式膨張弁４の開度を圧縮機１の吐出管の温度を
検知するセンサ９からの信号が入力される膨張弁制御器
10からの指令によって制御するようにしたフイードバッ
ク制御が提案された。
この場合の電動式膨張弁４の開度と吐出管の温度ｔとの
関係が第８図に示され、配管温度ｔが高くなると弁開度
が大となり、配管温度ｔが低くなると弁開度が小さくな
る。
関係が第８図に示され、配管温度ｔが高くなると弁開度
が大となり、配管温度ｔが低くなると弁開度が小さくな
る。
このフイードバック制御は冷凍サイクルを構成する機器
のバラツキや空気調和機の運転条件の変化に拘らず理想
的な運転ができるが、インバータ周波数の変化、即ち、
圧縮機の回転速度の変化に対して電動式膨張弁４の開度
変化が必ず遅れるため、安定に時間が掛かり或いはハン
チング状態を続けるという不具合があった。
のバラツキや空気調和機の運転条件の変化に拘らず理想
的な運転ができるが、インバータ周波数の変化、即ち、
圧縮機の回転速度の変化に対して電動式膨張弁４の開度
変化が必ず遅れるため、安定に時間が掛かり或いはハン
チング状態を続けるという不具合があった。
（課題を解決するための手段） 本考案は上記課題を解決するために提案されたものであ
って、その要旨とするところは、インバータ周波数を変
更することにより可変速制御される圧縮機及び開度制御
される電動式膨張弁を備える冷凍サイクルにおいて、上
記圧縮機の吐出管温度を検知するセンサと、このセンサ
の検出信号を受けて補正指令を出力する補正器と、この
補正器からの補正指令を受けて上記電動式膨張弁の開度
ｙを次式 ｙ＝Ｃ・ax＋ｂ又はｙ＝Ｃ（ax＋ｂ） 但し、ｘはインバータ周波数 ａ、ｂは定数 Ｃは上記センサの検出値が上昇すると大きくなり、低下
すると小さくなる係数 で示す関係に制御する制御器を設けこととを特徴とする
冷凍サイクルにある。
って、その要旨とするところは、インバータ周波数を変
更することにより可変速制御される圧縮機及び開度制御
される電動式膨張弁を備える冷凍サイクルにおいて、上
記圧縮機の吐出管温度を検知するセンサと、このセンサ
の検出信号を受けて補正指令を出力する補正器と、この
補正器からの補正指令を受けて上記電動式膨張弁の開度
ｙを次式 ｙ＝Ｃ・ax＋ｂ又はｙ＝Ｃ（ax＋ｂ） 但し、ｘはインバータ周波数 ａ、ｂは定数 Ｃは上記センサの検出値が上昇すると大きくなり、低下
すると小さくなる係数 で示す関係に制御する制御器を設けこととを特徴とする
冷凍サイクルにある。
（作用） 本考案においては、上記構成を具えているため、冷凍サ
イクルの運転時、圧縮機はインバータ周波数を変更する
ことによって可変速制御され、圧縮機の吐出管温度がセ
ンサによって検出される。このセンサの検出信号を受け
て補正器が補正指令を制御器に出力すると、制御器は電
動式膨張弁の開度を上記所定の関係に制御する。
イクルの運転時、圧縮機はインバータ周波数を変更する
ことによって可変速制御され、圧縮機の吐出管温度がセ
ンサによって検出される。このセンサの検出信号を受け
て補正器が補正指令を制御器に出力すると、制御器は電
動式膨張弁の開度を上記所定の関係に制御する。
（実施例） 本考案の１実施例が第１図に示されている。
圧縮機１の吐出管の温度を検知するセンサ９の検出信号
は補正器８を介して制御器７に入力され、制御器７の出
力によってインバータ６から圧縮機１に供給される電流
の周波数ｘを制御すると同時に電動式膨張弁４の開度を
制御するようになっている。
は補正器８を介して制御器７に入力され、制御器７の出
力によってインバータ６から圧縮機１に供給される電流
の周波数ｘを制御すると同時に電動式膨張弁４の開度を
制御するようになっている。
電動式膨張弁４の開度ｙとインバータ周波数ｘとは第２
図に示すように ｙ＝Ｃ・ax＋ｂ 但し、ａ、ｂは定数、ｃは係数 なる関係を有し、係数ｃは、第３図に示すように、吐出
管温度ｔが上昇すると大きくなり、吐出管温度ｔが低下
すると小さくなる。
図に示すように ｙ＝Ｃ・ax＋ｂ 但し、ａ、ｂは定数、ｃは係数 なる関係を有し、係数ｃは、第３図に示すように、吐出
管温度ｔが上昇すると大きくなり、吐出管温度ｔが低下
すると小さくなる。
かくして、電動式膨張弁４の開度ｙは圧縮機１の速度、
即ち、インバータ周波数ｘに比例し、かつ、吐出管の配
管温度ｔによって補正されるので、従来のオープンルー
プ制御の欠点が解消され、冷凍サイクルを構成する機器
のバラツキや空気調和機の運転条件の変化に拘らず、良
好な運転が可能となり性能が向上するとともに運転範囲
を拡大できる。
即ち、インバータ周波数ｘに比例し、かつ、吐出管の配
管温度ｔによって補正されるので、従来のオープンルー
プ制御の欠点が解消され、冷凍サイクルを構成する機器
のバラツキや空気調和機の運転条件の変化に拘らず、良
好な運転が可能となり性能が向上するとともに運転範囲
を拡大できる。
上記実施例においては電動式膨張弁４の開度ｙとインバ
ータ周波数ｘとの間にｙ＝Ｃ・ax＋ｂなる関係を持って
いるが、これに代えて、第４図に示すようにｙ＝Ｃ（ax
＋ｂ）（但し、ａ、ｂは定数、ｃは係数） なる関係を持たせることもできる。
ータ周波数ｘとの間にｙ＝Ｃ・ax＋ｂなる関係を持って
いるが、これに代えて、第４図に示すようにｙ＝Ｃ（ax
＋ｂ）（但し、ａ、ｂは定数、ｃは係数） なる関係を持たせることもできる。
（考案の効果） 本考案においては、電動式膨張弁の開度は圧縮機の速度
の増大に比例して増大し、かつ、圧縮機の吐出管温度が
上昇すると、開度が大きくなるように補正されるので、
冷凍サイクルを構成する機器のバラツキや冷凍サイクル
の環境条件の変化に拘わらず良好な運転が可能となり、
冷凍サイクルの性能が向上するとともにその運転範囲を
拡大できる。
の増大に比例して増大し、かつ、圧縮機の吐出管温度が
上昇すると、開度が大きくなるように補正されるので、
冷凍サイクルを構成する機器のバラツキや冷凍サイクル
の環境条件の変化に拘わらず良好な運転が可能となり、
冷凍サイクルの性能が向上するとともにその運転範囲を
拡大できる。
第１図ないし第３図は本考案の１実施例を示し、第１図
は系統図、第２図は電動式膨張弁の開度とインバータ周
波数との関係を示す線図、第３図は配管温度と係数との
関係を示す線図である。第４図は本考案の他の実施例に
おける電動式膨張弁の開度とインバータ周波数との関係
を示す線図である。第５図及び第６図は従来の空気調和
機の１例を示し、第５図は系統図、第６図は電動式膨張
弁の開度とインバータ周波数との関係を示す線図であ
る。第７図及び第８図は従来の他の空気調和機を示し、
第７図は部分的系統図、第８図は電動式膨張弁の開度と
配管温度との関係を示す線図である。 圧縮機…１、インバータ…６、電動式膨張弁…４、制御
器…７、補正器…８、変動要素検知器…９
は系統図、第２図は電動式膨張弁の開度とインバータ周
波数との関係を示す線図、第３図は配管温度と係数との
関係を示す線図である。第４図は本考案の他の実施例に
おける電動式膨張弁の開度とインバータ周波数との関係
を示す線図である。第５図及び第６図は従来の空気調和
機の１例を示し、第５図は系統図、第６図は電動式膨張
弁の開度とインバータ周波数との関係を示す線図であ
る。第７図及び第８図は従来の他の空気調和機を示し、
第７図は部分的系統図、第８図は電動式膨張弁の開度と
配管温度との関係を示す線図である。 圧縮機…１、インバータ…６、電動式膨張弁…４、制御
器…７、補正器…８、変動要素検知器…９
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山神 勝治 愛知県西春日井郡西枇杷島町字旭町３丁目 １番地 三菱重工業株式会社エアコン製作 所内 (56)参考文献 特開 昭59−170653（ＪＰ，Ａ) 実開 昭56−72150（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−72458（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】インバータ周波数を変更することにより可
変速制御される圧縮機及び開度制御される電動式膨張弁
を備える冷凍サイクルにおいて、上記圧縮機の吐出管温
度を検知するセンサと、このセンサの検出信号を受けて
補正指令を出力する補正器と、この補正器からの補正指
令を受けて上記電動式膨張弁の開度ｙを次式 ｙ＝Ｃ・ax＋ｂ又はｙ＝Ｃ（ax＋ｂ） 但し、ｘはインバータ周波数 ａ、ｂは定数 Ｃは上記センサの検出値が上昇すると大きくなり、低下
すると小さくなる係数 で示す関係に制御する制御器を設けこととを特徴とする
冷凍サイクル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988018117U JPH0714772Y2 (ja) | 1988-02-16 | 1988-02-16 | 冷凍サイクル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988018117U JPH0714772Y2 (ja) | 1988-02-16 | 1988-02-16 | 冷凍サイクル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01123165U JPH01123165U (ja) | 1989-08-22 |
| JPH0714772Y2 true JPH0714772Y2 (ja) | 1995-04-10 |
Family
ID=31232471
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988018117U Expired - Lifetime JPH0714772Y2 (ja) | 1988-02-16 | 1988-02-16 | 冷凍サイクル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0714772Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2597011B2 (ja) * | 1989-08-25 | 1997-04-02 | 三菱重工業株式会社 | 空気調和機 |
| JP6332226B2 (ja) * | 2015-10-16 | 2018-05-30 | ダイキン工業株式会社 | ヒートポンプ式加熱装置 |
| JP7284381B2 (ja) * | 2019-02-19 | 2023-05-31 | ダイキン工業株式会社 | 冷凍装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6130127Y2 (ja) * | 1979-11-09 | 1986-09-04 | ||
| JPS59170653A (ja) * | 1983-03-17 | 1984-09-26 | 株式会社東芝 | 空気調和機 |
| JPS6330930Y2 (ja) * | 1987-07-03 | 1988-08-18 |
-
1988
- 1988-02-16 JP JP1988018117U patent/JPH0714772Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01123165U (ja) | 1989-08-22 |
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