JPH0714764U - テレビジョン受像機用物置台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 上面傾斜のテレビジョン受像機であっても、
その上面に人形、花瓶等を安定して置き得るようにす
る。 【構成】 テレビジョン受像機Ｔの上平面と同じ大きさ
の載置板１０を用意する。載置板１０の前部下面に滑り
止め２０、後部下面に脚３０を設ける。脚３０は載置板
１０の長孔１１内を移動可能で、座金３４、ナット３６
等により任意位置に固定可能である。また、脚３０の高
さは、脚本体３１へのボルト３２のねじ込み量によって
調節する。載置板１０には人形、花瓶等を載せる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、テレビジョン受像機の上に、人形、花瓶等を置くための台に関す るものである。

【０００２】

【従来の技術及びその課題】

従来のテレビジョン受像機は、長方形の箱内にブラウン管等を納めたものが主 流であり、このものは、上全面が水平であるため、その上面に人形、花瓶等を置 くことができる。

【０００３】 しかしながら、今日のテレビジョン受像機は、デザイン上から、図１に示すよ うに、上面が後側に下向き傾斜したものが大半を占めるようになった。このため 、この形状のテレビジョン受像機は、その上面に人形等を安定して置くことがで きず、その工夫が望まれている。生活様式が多様化した今日、テレビジョン受像 機の周りにも個性化が進み、その個性化は上面の載置物によってもなし得る。

【０００４】 この考案は、以上の点に留意し、今日の上面傾斜のテレビジョン受像機におい て、その上面に安定した物置台を構成することを課題とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために、この考案に係る物置台にあっては、載置板の前面 下面に滑り止めが設けられているとともに、後部下面には長さ調節可能な脚が設 けられて成る構成としたのである。

【０００６】

【作用】

このように構成する、この考案に係る物置台は、テレビジョン受像機上面に載 置板を置き、脚の長さを調節して、載置板を水平とする。この状態で載置板上に 人形、花瓶等を置く。このとき、滑り止めにより、載置板は動くことなく安定す る。

【０００７】

【実施例】

図１、図２に示すように、この物置台は、テレビジョン受像機Ｔの上平面の大 きさとほぼ同一の大きさの載置板１０と、その載置板１０前部下面に設けた滑り 止め２０と、後部に設けた脚３０とから成る。

【０００８】 載置板１０の大きさは、各テレビジョン受像機Ｔの大きさに対応させればよい が、例えば、２１型と２４型を１グループとして同一の大きさのものとする等、 市販のものを数グループに分けて、そのグループにそれぞれ対応する大きさのも のとしてもよい。材質は、合成樹脂被覆鉄板、塗布鉄板、合成樹脂板、ガラス板 、木板等の種々のものを採用し得る。載置板１０の周りにはゴム等のモール１２ を設ける。

【０００９】 滑り止め２０の大きさ及び位置は、その効果を考慮して適宜に決定する。材質 はゴム等の摩擦が大きいものならいずれでもよいが、キャビネット（例えばＡＢ Ｓ樹脂）を犯すものは好ましくなく、また、熱により変形するものもよくない。

【００１０】 脚３０は、図３に示すように、脚本体３１にボルト３２をねじ込んだものであ り、そのねじ込み量を可変することにより長さが調整可能である。脚本体３１下 面には滑り止め３３が設けてある。ボルト３２は、載置板１０の長孔１１に通さ れ、その所要位置でバネ座金３４、平座金３５を介しナット３６を締付けて固定 する。載置板１０上面側にも座金３４、３５を設けることができ、ナット３６は ダブルナットにするとよい。

【００１１】 ボルト３２は、その長さが異なるもの、例えば２倍程に異なるものを２本以上 用意し、キャビネットの傾きにスムーズに対応し得るようにするとよい。脚本体 ３１とボルト３２の間にもナットをかまして弛み止めをするとよい。

【００１２】 この実施例は、図１に示すようにテレビジョン受像機Ｔの上面に置き、脚３０ を最も安定する位置及び高さに調整する。調整が終れば、ナット３６等でその位 置・高さを固定する。

【００１３】 実施例は、脚３０の長さ調節をねじ合わせによってなしたが、図４に示す等の 他の周知手段を採用することができる。図４に示す脚３０は、載置板１０にビス ３７止めされる外筒３８に滑り止め３３付の内筒３９を出没自在に挿入して、そ の外筒３８の口をコレットチャック式とし、内筒３９の任意の突出位置において リング４０により締付けて固定するものである。筒３８、３９の数は任意である 。

【００１４】 なお、図４に示すように、長孔１１の周りに溝１１ａを形成し、この溝１１ａ 内にビス３７又はボルト３２の頭が入るようにすれば、デザインの面から好まし く、物を置く場合にも邪魔とならない。

【００１５】

【考案の効果】

この考案は以上のように構成したので、上面傾斜の今日のテレビジョン受像機 にも、人形、花瓶等を安定して置くことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】一実施例の使用状態図

【図２】一実施例の斜視図

【図３】同実施例の要部断面図

【図４】ａは他の実施例の要部斜視図、ｂは同断面図

【符号の説明】

１０ 載置板 １１ 長孔 １２ モール ２０ 滑り止め ３０ 脚 ３１ 脚本体 ３２ ボルト ３３ 滑り止め ３４ バネ座金 ３５ 平座金 ３６ ナット ３７ ビス ３８ 外筒 ３９ 内筒 ４０ 締付リング Ｔ テレビジョン受像機

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上面が後側に下向き傾斜したテレビジョ
   ン受像機のその上面に載置する物置台であって、 載置板の前部下面に滑り止めが設けられているととも
   に、後部下面には長さ調節可能な脚が設けられて成るテ
   レビジョン受像機用物置台。