JPH0714729A - ギャップ付鉄心形リアクトル - Google Patents

ギャップ付鉄心形リアクトル

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JPH0714729A
JPH0714729A JP14478393A JP14478393A JPH0714729A JP H0714729 A JPH0714729 A JP H0714729A JP 14478393 A JP14478393 A JP 14478393A JP 14478393 A JP14478393 A JP 14478393A JP H0714729 A JPH0714729 A JP H0714729A
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JP
Japan
Prior art keywords
core
yoke
gap
leg
section
Prior art date
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Pending
Application number
JP14478393A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Nishimura
勲 西村
Akira Mishima
朗 三島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 課電時のヨーク鉄心中央部に発生する圧縮圧
力を緩和し、低騒音化を可能としたギャップ付鉄心形リ
アクトルを提供すること。 【構成】 両端部断面円形のギャップ付鉄心脚と、けい
素鋼帯を積層して形成した両端部矩形断面のヨーク鉄心
と前記鉄心脚の上下左右に配設して構成する。さらに、
前記鉄心脚に巻回される巻線部の上下両端面と、この両
端面と対向する前記ヨーク鉄心面間に、上下両鉄心の前
記けい素鋼帯積層幅方向両端より少なくとも所定幅は前
記ヨーク鉄心面と接合するとともに中央部は凹み且つ前
記幅方向側断面が凹形状を有する絶縁部材を配設して構
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はギャップ付鉄心形リアク
トルに関するもので、特にヨーク鉄心部の磁歪騒音防止
に関する。
【0002】
【従来の技術】分路リアクトル等に用いられるリアクト
ルは従来一般にギャップ付鉄心形リアクトルが用いられ
る。このギャップ付鉄心形リアクトルは、けい素鋼帯を
積層して形成した複数個のブロック鉄心間に絶縁性のギ
ャップ部材をはさみ込むことにより複数個の磁気的ギャ
ップを介して積み重ねて両端部円形断面のギャップ付鉄
心脚を構成し、その上、下に同じくけい素鋼帯を積層し
て形成した矩形断面のヨーク鉄心を配置し、前記ギャッ
プ付鉄心脚に巻線を巻装して構成される。
【0003】ところで、このように構成されたギャップ
付鉄心形リアクトルは、リアクトル本体から発生する騒
音の低減が1つの大きな問題点である。騒音の要因とし
ては、機械的振動によるものと、磁気歪によるものとに
大別することができる。機械的振動によるものとは、前
記ギャップを通過する磁束によりギャップ上、下のブロ
ック鉄心間に磁気吸引力が作用し、これによる振動のた
め騒音が発生する現象である。従って、ギャップを介し
てヨーク鉄心、ブロック鉄心を一体的に強固に締付ける
構造が必要になる。一方、磁気歪によるものでは、鉄心
内に磁束が流れるために生ずる磁歪騒音と、その時に鉄
心内抜板に無理な圧縮力を加えた結果さらに増加する磁
歪騒音とから成り、特に後者の影響が大きい。これに対
しては磁束密度を適切に設定すること、鉄心締付時及び
運転中に鉄心内抜板に無理な圧縮応力が加わらないよう
に鉄心構造を採用することが考えられる。ここで、ヨー
ク鉄心中の磁束密度をみると、図4に示すように、円形
断面のギャップ付鉄心脚1から矩形断面ヨーク鉄心4に
磁束が流れるためヨーク鉄心積層方向の中央部4bは磁
束密度が高く、同じく両端部4aは磁束密度が低い。こ
のため、中央部4bと両端部4aとでは発生損失による
温度差が図5のように熱膨脹の差となって発生するのが
ギャップ付鉄心形リアクトルの大きな特徴の1つであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ギャップ付鉄心形リア
クトルでは、前記のごとくヨーク鉄心の磁束分布の不均
一のため、ヨーク鉄心4の中央部4bは抜板方向に延び
ようとするがヨーク鉄心4の両端部4aがそれを阻止す
る方向に働き、結局、ヨーク鉄心4の中央部4bの抜板
が圧縮され磁歪騒音が増加することがしばしば発生す
る。この防止手段として、ヨーク鉄心の積層方向締付圧
力を緩和してヨーク鉄心中央部が延び易くする手段があ
るが、締付力管理が難しく実用的ではない。
【0005】本発明は以上の点に鑑みて、運転中のヨー
ク鉄心の中央部の無理な圧縮応力の発生を防止し、低騒
音化を計ったギャップ付鉄心形リアクトルを提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、両端部断面円
形のギャップ付鉄心脚と、けい素鋼帯を積層して形成し
た両端部矩形断面のヨーク鉄心と前記鉄心脚の上下左右
に配設して構成する。さらに、前記鉄心脚に巻回される
巻線部の上下両端面と、この両端面と対向する前記ヨー
ク鉄心面間に、上下両鉄心の前記けい素鋼帯積層幅方向
両端より少なくとも所定幅は前記ヨーク鉄心面と接合
し、前記幅方向中央部は凹み且つ幅方向側断面が凹形状
を有する絶縁部材を配設して構成する。
【0007】
【作用】これにより、ヨーク鉄心の積層方向両端部と中
央部との磁束分布の不均一に起因する温度分布の差異を
ほぼ均一となし、熱膨脹差による圧縮力を防止すること
が可能となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は単相3脚鉄心の場合について示すもの
で、けい素鋼帯を積層して形成した複数個のブロック鉄
心1aを絶縁物製のギャップ部材から成る磁気的なギャ
ップ2を介して積み重ねて円形断面のギャップ付鉄心脚
1を構成し、このギャップ付鉄心脚1に巻線3が巻装さ
れている。このギャップ付鉄心脚1の上、下にはこれを
はさむようにけい素鋼帯を積層した矩形断面の上、下の
ヨーク鉄心4、5が配置されており、上、下の締付板6
を介して締付スタッド7によってギャップ付鉄心脚1及
び上、下ヨーク鉄心4、5を一体的に締付けている。そ
して、本発明においては、図2に示すように、巻線3の
上下両端面と、上下ヨーク鉄心4、5の対向面間に絶縁
部材8が配置され、上、下ヨーク鉄心4、5(図では上
部のヨーク鉄心4のみを示している)の積層方向両端よ
り所定幅は、絶縁部材8の凸部面8aと接合している。
【0009】このように構成すると、運転時は図4にお
けるヨーク鉄心の高磁束密度部4bは、絶縁部材8の中
央部凹部面8bを通過する冷却媒体により冷却されるた
め、温度上昇が抑制される。
【0010】一方、上、下ヨーク鉄心の積層方向の両端
部4aは絶縁物8の凸部8aと接合しているため、冷却
効果が小さく、この部分の温度上昇は逆に助長されるこ
とになる。このためヨーク鉄心の中央部4bと積層方向
の両端部4aの温度上昇は均一化される。
【0011】また、図3に示す如く、絶縁部材8の凹部
面8bに、冷却媒体の入口側開口部が大きく、出口側開
口部が小さくなるよう傾斜を設けることにより、冷却媒
体の循環抵抗が小さくなり、更に冷却効果を増すことが
できる。
【0012】このように構成することにより、ヨーク鉄
心4の積層方向両端部と中央部との磁束分布の不均一に
起因する温度分布9の差異を均一となし図3に矢印で示
すようにヨーク鉄心4の断面各部の抜板が均等に延びて
熱膨脹差による無理な圧縮応力に発生を防止することが
できる。
【0013】上記実施例においては単相3脚鉄心の場合
について説明したが、本発明はそれ以外の3相3脚鉄心
(巻鉄心ヨークのものも含む)、3相5脚鉄心にも同様
に適用できる。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上のように上、下ヨーク鉄心
の積層方向中央部と両端部との磁束分布の不均一による
温度分布の差異をほぼ均一となるようにしたので、運転
中、ヨーク鉄心の中央部に無理な圧縮応力が発生するこ
とを防止でき、低騒音化をより一層計ったギャップ付鉄
心形リアクトルを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すギャップ付鉄心形リア
クトルの正面図
【図2】本発明の一実施例を示す要部拡大図
【図3】図2に示した絶縁部材の拡大図
【図4】従来のギャップ付鉄心形リアクトルのヨーク鉄
心を示す平面図
【図5】ヨーク鉄心の温度分布を示す例解図
【符号の説明】
1…ギャップ付鉄心脚 1a…ブロック鉄心 2…ギャップ 3…巻線 4…上ヨーク鉄心 4a…積層方向端部 4b…積層方向中央部 5…下ヨーク鉄心 6…締付板 7…締付スタッド 8…絶縁部材 8a…凸部面 8b…凹部面 9…温度分布

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端部断面円形のギャップ付鉄心脚と、
    けい素鋼帯を積層して形成した両端部矩形断面のヨーク
    鉄心を前記鉄心脚の上下左右に配設して構成したギャッ
    プ付鉄心形リアクトルにおいて、前記鉄心脚に巻回され
    る巻線部の上下両端面と、この両端面と対向する前記ヨ
    ーク鉄心面間に、上下両鉄心の前記けい素鋼帯積層幅方
    向両端より少なくとも所定幅は前記ヨーク鉄心面と接合
    するとともに中央部は凹み且つ前記けい素鋼帯積層幅方
    向側断面が凹形状を有する絶縁部材を配設したことを特
    徴とするギャップ付鉄心形リアクトル。
  2. 【請求項2】 前記絶縁部材の中央部凹みに傾斜を設け
    た請求項1記載のギャップ付鉄心形リアクトル。
JP14478393A 1993-06-16 1993-06-16 ギャップ付鉄心形リアクトル Pending JPH0714729A (ja)

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JP14478393A JPH0714729A (ja) 1993-06-16 1993-06-16 ギャップ付鉄心形リアクトル

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JP14478393A JPH0714729A (ja) 1993-06-16 1993-06-16 ギャップ付鉄心形リアクトル

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JPH0714729A true JPH0714729A (ja) 1995-01-17

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JP14478393A Pending JPH0714729A (ja) 1993-06-16 1993-06-16 ギャップ付鉄心形リアクトル

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