JPH07147253A - 加熱装置 - Google Patents
加熱装置Info
- Publication number
- JPH07147253A JPH07147253A JP14381593A JP14381593A JPH07147253A JP H07147253 A JPH07147253 A JP H07147253A JP 14381593 A JP14381593 A JP 14381593A JP 14381593 A JP14381593 A JP 14381593A JP H07147253 A JPH07147253 A JP H07147253A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- heater
- strands
- brackets
- strand
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Furnace Details (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヒータ素線の変形による断線と素線相互間の
接触を防止し,寿命の延長を図る。 【構成】 筒状断熱層3の内面に、複数個の素線ブラケ
ット6で、その各素線保持穴7に保持されたコイル状の
ヒータ素線5を配設し、かつ各素線ブラケット6の素線
保持穴7を径方向の長穴とする。
接触を防止し,寿命の延長を図る。 【構成】 筒状断熱層3の内面に、複数個の素線ブラケ
ット6で、その各素線保持穴7に保持されたコイル状の
ヒータ素線5を配設し、かつ各素線ブラケット6の素線
保持穴7を径方向の長穴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、反応管内に搬入された
半導体基板を反応ガスの流通下で使用温度に加熱して成
膜処理する場合等に使用される半導体製造装置の加熱装
置に関する。
半導体基板を反応ガスの流通下で使用温度に加熱して成
膜処理する場合等に使用される半導体製造装置の加熱装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4(A),(B)はそれぞれ従来装置
の1例の構成を一部切欠して示した斜視図及びその要部
の断面図、図5は同じくコイル状のヒータ素線を複数個
の素線ブラケットに支持した状態を示す平面図である。
図4,図5において2は外筒、3は外筒2の内面に固定
された筒状断熱層、4は筒状断熱層3の内面にヒータ素
線5をコイル状に巻回し配設するための4個の素線ブラ
ケットで、ヒータ素線5は各素線ブラケット4の素線保
持穴7に保持されている。1Aは加熱装置1の端板であ
る。
の1例の構成を一部切欠して示した斜視図及びその要部
の断面図、図5は同じくコイル状のヒータ素線を複数個
の素線ブラケットに支持した状態を示す平面図である。
図4,図5において2は外筒、3は外筒2の内面に固定
された筒状断熱層、4は筒状断熱層3の内面にヒータ素
線5をコイル状に巻回し配設するための4個の素線ブラ
ケットで、ヒータ素線5は各素線ブラケット4の素線保
持穴7に保持されている。1Aは加熱装置1の端板であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来装置にあって
は、コイル状のヒータ素線5を、複数個の素線ブラケッ
ト4に形成された素線外径と同径の素線保持穴(普通、
円形穴)7Aに保持して、急昇温、急冷を行う場合に変
動するのを押さえているため、高温で使用する時のヒー
タ素線5の熱膨張により伸びが生じ、図6に示すように
素線ブラケット4,4間で変形による断線を起こした
り、図7に示すように最悪時には隣合ったヒータ素線
5,5間で接触を生じ、又は急激な熱変化のストレスに
よるヒータ素線5の断線を引起し、寿命が短いという課
題がある。
は、コイル状のヒータ素線5を、複数個の素線ブラケッ
ト4に形成された素線外径と同径の素線保持穴(普通、
円形穴)7Aに保持して、急昇温、急冷を行う場合に変
動するのを押さえているため、高温で使用する時のヒー
タ素線5の熱膨張により伸びが生じ、図6に示すように
素線ブラケット4,4間で変形による断線を起こした
り、図7に示すように最悪時には隣合ったヒータ素線
5,5間で接触を生じ、又は急激な熱変化のストレスに
よるヒータ素線5の断線を引起し、寿命が短いという課
題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するためになされたもので、ヒータ素線の高温使用
時の熱膨張による伸びや急激な熱変化のストレスによる
変形で、ヒータ素線の断線や素線間の接触を回避し、寿
命の延長を図ろうとするものである。即ち、本発明装置
は、筒状断熱層3の内面に、複数個の素線ブラケット6
で、その各素線保持穴7に保持されたコイル状のヒータ
素線5を配設し、かつ各素線ブラケット6の素線保持穴
7を径方向の長穴とする構成としたものである。
解決するためになされたもので、ヒータ素線の高温使用
時の熱膨張による伸びや急激な熱変化のストレスによる
変形で、ヒータ素線の断線や素線間の接触を回避し、寿
命の延長を図ろうとするものである。即ち、本発明装置
は、筒状断熱層3の内面に、複数個の素線ブラケット6
で、その各素線保持穴7に保持されたコイル状のヒータ
素線5を配設し、かつ各素線ブラケット6の素線保持穴
7を径方向の長穴とする構成としたものである。
【0005】
【作用】本発明装置はこのような構成であるから、ヒー
タ素線5の高温使用時の熱膨張による伸びや急激な熱変
化によるストレスにより変形することが回避され、変形
による断線が防止されると共に隣合ったヒータ素線5,
5間が接触するおそれはなく、寿命の延長が図れること
になる。
タ素線5の高温使用時の熱膨張による伸びや急激な熱変
化によるストレスにより変形することが回避され、変形
による断線が防止されると共に隣合ったヒータ素線5,
5間が接触するおそれはなく、寿命の延長が図れること
になる。
【0006】
【実施例】図1(A),(B)はそれぞれ本発明装置の
1実施例の構成を一部切欠して示した斜視図及びその要
部の断面図、図2は同じくコイル状のヒータ素線を複数
個の素線ブラケットに支持した状態を示す平面図であ
る。図1,図2において外筒2の内面に筒状断熱層3が
固定され、この筒状断熱層3の内面に、4個の素線ブラ
ケット6で、その各素線保持穴7に保持されたコイル状
のヒータ素線5が配設されており、かつ各素線ブラケッ
ト6の素線保持穴7が径方向の長孔になっている。1A
は加熱装置1の端板である。
1実施例の構成を一部切欠して示した斜視図及びその要
部の断面図、図2は同じくコイル状のヒータ素線を複数
個の素線ブラケットに支持した状態を示す平面図であ
る。図1,図2において外筒2の内面に筒状断熱層3が
固定され、この筒状断熱層3の内面に、4個の素線ブラ
ケット6で、その各素線保持穴7に保持されたコイル状
のヒータ素線5が配設されており、かつ各素線ブラケッ
ト6の素線保持穴7が径方向の長孔になっている。1A
は加熱装置1の端板である。
【0007】上記構成の本実施例において、素線保持穴
7を径方向の長穴とすることにより、ヒータ素線5の高
温使用時の熱膨張による伸びや急激な熱変化のストレス
に基づき、ヒータ素線5が前記径方向の長孔7に沿って
動くことで、ヒータ素線5の変形が回避され、変形によ
る断線が防止されると共に、隣合ったヒータ素線5,5
間が接触するおそれはなく、ヒータ素線の寿命の延長が
図れることになる。
7を径方向の長穴とすることにより、ヒータ素線5の高
温使用時の熱膨張による伸びや急激な熱変化のストレス
に基づき、ヒータ素線5が前記径方向の長孔7に沿って
動くことで、ヒータ素線5の変形が回避され、変形によ
る断線が防止されると共に、隣合ったヒータ素線5,5
間が接触するおそれはなく、ヒータ素線の寿命の延長が
図れることになる。
【0008】図3は本発明装置の他の実施例の構成を示
す縦断面図である。ヒータ素線5の温度を急激に上昇,
下降させる場合、ヒータ素線5の最上,下部ゾーンU,
L及び中央上,下部ゾーンCU,CL毎に温度にバラツ
キが発生する。この実施例は、温度のバラツキを解消す
るため、ヒータ素線5の温まり難い部分、例えば中央上
部上側ゾーンCU1及び最下部ゾーンLの素線ピッチを
密に、冷え難い部分、例えば最上部ゾーンU,中央上部
下側及び中央下部ゾーンCU2,CLの素線ピッチを粗
にならしめる。このように構成することによりヒータ素
線5を急昇温,急冷しても、温度むらを生じることなく
対処することができ、温度の均一性を確保することがで
きる。
す縦断面図である。ヒータ素線5の温度を急激に上昇,
下降させる場合、ヒータ素線5の最上,下部ゾーンU,
L及び中央上,下部ゾーンCU,CL毎に温度にバラツ
キが発生する。この実施例は、温度のバラツキを解消す
るため、ヒータ素線5の温まり難い部分、例えば中央上
部上側ゾーンCU1及び最下部ゾーンLの素線ピッチを
密に、冷え難い部分、例えば最上部ゾーンU,中央上部
下側及び中央下部ゾーンCU2,CLの素線ピッチを粗
にならしめる。このように構成することによりヒータ素
線5を急昇温,急冷しても、温度むらを生じることなく
対処することができ、温度の均一性を確保することがで
きる。
【0009】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、筒状断熱
層3の内面に、複数個の素線ブラケット6で、その各素
線保持穴7に保持されたコイル状のヒータ素線5を配設
し、かつ各素線ブラケット6の素線保持穴7を径方向の
長穴とすることにより、ヒータ素線5の高温使用時の熱
膨張による伸びや急激な熱変化によるストレスにより変
形することが回避でき、変形による断線を防止できると
共に隣合ったヒータ素線5,5間が接触するおそれをな
くし、寿命の延長を図ることができる。又、ヒータ素線
の断線,接触をなくすことができることにより寿命の延
長を図ると共に経済性,メンテナンス性を向上すること
ができる。
層3の内面に、複数個の素線ブラケット6で、その各素
線保持穴7に保持されたコイル状のヒータ素線5を配設
し、かつ各素線ブラケット6の素線保持穴7を径方向の
長穴とすることにより、ヒータ素線5の高温使用時の熱
膨張による伸びや急激な熱変化によるストレスにより変
形することが回避でき、変形による断線を防止できると
共に隣合ったヒータ素線5,5間が接触するおそれをな
くし、寿命の延長を図ることができる。又、ヒータ素線
の断線,接触をなくすことができることにより寿命の延
長を図ると共に経済性,メンテナンス性を向上すること
ができる。
【図1】(A),(B)はそれぞれ本発明装置の1実施
例の構成を一部切欠して示した斜視図及びその要部の断
面図である。
例の構成を一部切欠して示した斜視図及びその要部の断
面図である。
【図2】同じくコイル状のヒータ素線を複数個の素線ブ
ラケットに支持した状態を示す平面図である。
ラケットに支持した状態を示す平面図である。
【図3】本発明装置の他の実施例の構成を示す縦断面図
である。
である。
【図4】(A),(B)はそれぞれ従来装置の1例の構
成を一部切欠して示した斜視図及びその要部の断面図で
ある。
成を一部切欠して示した斜視図及びその要部の断面図で
ある。
【図5】同じくコイル状のヒータ素線を複数個の素線ブ
ラケットに支持した状態を示す平面図である。
ラケットに支持した状態を示す平面図である。
【図6】同じく複数個の素線ブラケットに支持されたコ
イル状のヒータ素線が変形し断線寸前の状態を示す平面
図である。
イル状のヒータ素線が変形し断線寸前の状態を示す平面
図である。
【図7】同じく複数個の素線ブラケットに支持されたコ
イル状のヒータ素線が変形し相互に接触した状態を示す
説明図である。
イル状のヒータ素線が変形し相互に接触した状態を示す
説明図である。
2 外筒 3 筒状断熱層 5 ヒータ素線 6 素線ブラケット 7 素線保持穴(径方向の長孔)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 和人 東京都港区虎ノ門二丁目3番13号 国際電 気株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 筒状断熱層(3)を固定し、この筒状断
熱層(3)の内面に、複数個の素線ブラケット(6)で
ヒータ素線(5)をコイル状に巻回し配設せしめ、かつ
各素線ブラケット(6)の素線保持穴(7)を径方向の
長穴とすることを特徴とする加熱装置。 - 【請求項2】 ヒータ素線(5)の温まり難い部分の素
線ピッチを密に、冷え難い部分の素線ピッチを粗にする
ことを特徴とする請求項1の加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14381593A JPH07147253A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14381593A JPH07147253A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 加熱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07147253A true JPH07147253A (ja) | 1995-06-06 |
Family
ID=15347612
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14381593A Pending JPH07147253A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07147253A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004095560A1 (ja) * | 2003-04-18 | 2004-11-04 | Hitachi Kokusai Electric Inc. | 半導体製造装置および半導体装置の製造方法 |
KR100778783B1 (ko) * | 2006-12-26 | 2007-11-27 | 주식회사 테라세미콘 | 배치식 반응챔버의 히팅장치 |
JP2007324477A (ja) * | 2006-06-02 | 2007-12-13 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 基板処理装置 |
-
1993
- 1993-06-15 JP JP14381593A patent/JPH07147253A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004095560A1 (ja) * | 2003-04-18 | 2004-11-04 | Hitachi Kokusai Electric Inc. | 半導体製造装置および半導体装置の製造方法 |
US7842160B2 (en) | 2003-04-18 | 2010-11-30 | Hitachi Kokusai Electric Inc. | Semiconductor producing device and semiconductor device producing method |
US8906161B2 (en) | 2003-04-18 | 2014-12-09 | Hitachi Kokusai Electric Inc. | Semiconductor producing device and semiconductor device producing method |
JP2007324477A (ja) * | 2006-06-02 | 2007-12-13 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 基板処理装置 |
KR100778783B1 (ko) * | 2006-12-26 | 2007-11-27 | 주식회사 테라세미콘 | 배치식 반응챔버의 히팅장치 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7974525B2 (en) | Heat processing furnace and vertical-type heat processing apparatus | |
KR101117016B1 (ko) | 열처리로 및 종형 열처리 장치 | |
KR101139612B1 (ko) | 면형상 히터 | |
US6845732B2 (en) | Gas heating apparatus for chemical vapor deposition process and semiconductor device fabrication method using same | |
US8023806B2 (en) | Heat processing furnace and vertical-type heat processing apparatus | |
KR20060070482A (ko) | 고온확산로의 가열코일용 보유지지기구 | |
JPH07147253A (ja) | 加熱装置 | |
KR101495668B1 (ko) | 다중 열선이 구비된 히팅자켓 | |
US5536919A (en) | Heating chamber | |
JP2006100755A (ja) | 基板処理装置並びに基板処理装置用電気ヒーター及びこれを備えた基板処理装置 | |
KR100817400B1 (ko) | 열처리 장치 | |
KR0159527B1 (ko) | 열처리장치 | |
KR102131819B1 (ko) | 기판 열처리용 히터 및 이를 이용한 기판 열처리 장치 | |
JP5565188B2 (ja) | ヒータ装置 | |
JP2008534893A (ja) | 効率的発熱を有し、機械的安定性を有する加熱素子構造 | |
JPH01236615A (ja) | 縦型熱処理装置 | |
JP3020773B2 (ja) | 熱処理装置 | |
KR102157573B1 (ko) | 기판 열처리용 히터 및 이를 이용한 기판 열처리 장치 | |
JPH06216056A (ja) | 縦型炉 | |
JPH08181082A (ja) | 縦型高速熱処理装置 | |
JPH09251959A (ja) | 加熱装置 | |
JPS60245215A (ja) | 縦型炉 | |
JPS581992Y2 (ja) | 熱反射形拡散炉のヒ−タ保持装置 | |
US20030102792A1 (en) | Lamp design | |
KR102599646B1 (ko) | 반도체 공정 설비 및 반도체 공정 설비 가열장치 |