JPH07146665A - 表示制御監視装置 - Google Patents

表示制御監視装置

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Publication number
JPH07146665A
JPH07146665A JP33682593A JP33682593A JPH07146665A JP H07146665 A JPH07146665 A JP H07146665A JP 33682593 A JP33682593 A JP 33682593A JP 33682593 A JP33682593 A JP 33682593A JP H07146665 A JPH07146665 A JP H07146665A
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JP
Japan
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light emitting
display
emitting elements
failure
display control
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP33682593A
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English (en)
Inventor
Masayuki Morita
正之 森田
Nobuo Shibano
信雄 柴野
Fumihiko Nagasaki
文彦 長崎
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 障害が発生した表示ユニットとともに、この
表示ユニットにおける個々の発光素子動作経路の障害発
生を、確実かつ容易、早期に切り分けて判別して、その
保守、点検の効率の向上を図る。 【構成】 監視制御が行われた場合の監視開始制御デー
タをMPU32が識別して、LED部30における全L
EDを消灯し、次にLED部30におけるLEDを順次
点灯させる制御を行う。このLEDを順次点灯した際の
抵抗器R1の電圧降下を比較回路40で基準電圧(しき
い値)と比較し、基準電圧を越える場合にLED部30
の個々のLEDが正常に点灯したことを示す検出信号を
MPU32に送出する。表示障害情報である返送データ
から主制御装置9は、表示障害が発生した表示部15b
〜15nを切り分けて特定し、さらに、点灯しない障害
が発生したLEDの位置を示す番号などを認識する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、道路状況を文字、図形
等で表示する交通管制システムなどに利用し、文字、図
形等を表示する複数の表示ユニットにおける発光素子の
動作経路の障害発生を判別する表示制御監視装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近時の高速道路などでは自動車の通行量
を検出して交通状態を把握し、この把握した交通状態を
放送又は道路に設置した表示装置で表示する交通管制シ
ステムが構築されている。この交通管制システムに用い
られる表示制御監視装置では、交通渋滞や天気の状況を
示す文字及び図形を、マトリックス状に配置した発光素
子(LED)が複数色で点灯して表示している。
【0003】図19は従来の表示制御監視装置の概略構
成を示すブロック図である。図19において、この表示
制御監視装置は交通管制システムにおける上位装置(ホ
ストコンピュータ)に通信インタフェース(I/F)回
路1を通じて主制御装置2が接続されている。この主制
御装置2の系統1に赤色、緑色又は赤色と緑色が同時に
点灯した黄色のいずれかで点灯するLEDが16列、1
6段(256個)をもって配置される表示ユニット4
a,4b…4nが、それぞれ図示しないケーブル及びコ
ネクタで着脱可能に接続されている。
【0004】さらに、系統2に表示ユニット5a,5b
…5nが接続されている。また、系統Nに表示ユニット
Na,Nb…Nnが接続され、主制御装置2から出力す
る文字及び図形のシリアルデータで表示ユニット4a〜
NnにおけるLEDが一体的に赤色、緑色又は黄色で点
灯又は消灯して文字及び図形を表示している。
【0005】図20は表示ユニット4a〜Nnのそれぞ
れの詳細な構成を示すブロック図である。図20におい
て、この表示ユニット4a〜Nnには入出力側のケーブ
ルFがコネクタTa,Tbで接続され、LEDの発光量
を設定するためのイネーブル信号がバッファ6aを通じ
て駆動回路8に入力される。さらに、画面切替えのため
のラッチ信号がバッファ6bを通じてシフトレジスタ7
に入力される。
【0006】また、クロック信号がバッファ6cを通じ
てシフトレジスタ7に入力される。さらに、個々のLE
Dの点灯又は消灯を示すデータ信号が、バッファ6dを
通じてシフトレジスタ7に入力される。シフトレジスタ
7からLEDの点灯又は消灯のデータを出力し、この出
力が駆動回路8を通じて、例えば、赤色、緑色の二色の
発光素子を内蔵したLEDが16列、16段(256
個)で配置されるLED部9に入力される。なおケーブ
ルF及びコネクタTa,Tbには図示しない電源電圧及
び接地のための接続線、接続端子等が設けられている。
【0007】主制御装置2の系統1,2,Nには、それ
ぞれ表示ユニット4a〜4n,5a〜5n,Na〜Nn
が接続され、終段の表示ユニット4n,5n,Nnから
のデータ信号がそれぞれ主制御装置2に返送される。こ
の返送されたデータ信号と、この返送データ信号に対応
する送出データ信号を比較して、表示ユニット4a〜N
nの障害を検出している。この障害内容を通信I/F回
路1を通じて上位装置に伝送している。この障害発生
は、系統1,2,Nに接続される表示ユニット4a〜4
n,5a〜5n,Na〜NnをケーブルFで連続して接
続する際のコネクタTa,Tbの外れ、また、シフトレ
ジスタ7の動作経路の動作不良等がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような従来例の表
示制御監視装置では系統1,2,Nごとにケーブル及び
コネクタを用いて接続される表示ユニット(4a〜N
n)中の一つに、コネクタの外れなどの動作不良等が発
生した場合、その系統(1,2,N)における表示ユニ
ット(4a〜Nn)の全部が動作不良となる。この場
合、障害が発生した表示ユニット(4a〜Nn)の判
別、いわゆる、切り分け時間がかかる。
【0009】また、LED部9におけるLED動作経
路、例えば、LED自体の不良及び、LED部9を駆動
回路8にコネクタで接続した場合の、コネクタの外れ及
び接続端子の接触不良などが発生した際に、多数のLE
Dが配置される中から、その障害が発生したLEDの特
定に困難を伴う。すなわち保守、点検に時間がかかり、
交通情報の表示が長時間にわたって停止してしまう恐れ
がある。
【0010】本発明は、このような従来の技術における
欠点を解決するものであり、障害が発生した表示ユニッ
トとともに、この表示ユニットにおける発光素子動作経
路の障害発生を容易、早期かつ確実に切り分けて判別で
き、保守、点検の効率が向上するとともに、表示動作中
における発熱を低減し、かつ、当該装置を遠隔地などか
ら制御する上位装置で、障害が発生した表示ユニット及
び個々の発光素子動作経路の障害発生を容易かつ早期に
切り分けて判別できる表示制御監視装置を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1記載の表示制御監視装置は、伝送線路から時
分割多重伝送で伝送される表示データに基づいて複数の
発光素子が点灯又は消灯する表示部を有するとともに自
己アドレスを記憶する複数の表示処理手段と、複数の発
光素子への通電電流を検出し、この検出値に基づいて複
数の発光素子の動作経路の障害を判定する障害検出判定
手段と、障害検出判定手段による判別で複数の発光素子
の動作経路の障害が生じた表示処理手段のアドレスを含
む障害発生情報を接続線路に送出する通信制御手段と、
接続線路を通じて受け取った障害発生情報のアドレスに
基づいて動作障害が生じた複数の発光素子を有する表示
処理手段を識別する表示制御識別手段とを備える構成と
している。
【0012】請求項2記載の表示制御監視装置は、障害
検出判定手段が、複数の発光素子への通電電流に基づい
た検出電圧を発生する検出器と、検出器での検出電圧と
基準電圧とを比較し、基準電圧を越える場合に発光素子
の点灯を示す検出信号を送出する比較手段と、比較手段
からの検出信号に基づいて複数の発光素子の動作経路の
障害を判定する判定手段とを備える構成としている。
【0013】請求項3記載の表示制御監視装置は、障害
検出判定手段が、複数の発光素子への通電電流に基づい
た検出電圧を発生する検出器と、検出器での検出電圧を
デジタル信号化するA/D変換器と、デジタル信号化し
た検出電圧に基づいて複数の発光素子の動作経路の障害
を判定する判定手段とを備える構成である。
【0014】請求項4記載の表示制御監視装置は、障害
検出判定手段が複数の発光素子への通電電流に基づいた
検出電圧を発生する検出器と、検出器での検出電圧と二
つの基準電圧の範囲とを比較し、この二つの基準電圧の
範囲内の場合に発光素子の動作経路が正常であることを
示す検出信号を送出するウインドウコンパレータとを備
える構成である。
【0015】請求項5記載の表示制御監視装置は、障害
検出判定手段が複数の発光素子への個々の通電電流に基
づいたそれぞれの検出電圧を発生する複数の検出器と、
それぞれの検出器での検出電圧と基準電圧とをそれぞれ
に比較し、この基準電圧を越える場合に複数の発光素子
の動作経路がそれぞれに正常であることを示す検出信号
を送出する複数の比較手段と、複数の比較手段から同時
に出力される検出信号をシリアルデータに変換するパラ
レル/シリアル変換手段と、パラレル/シリアル変換手
段からのシリアルデータに基づいて複数の発光素子の動
作経路のそれぞれの障害を判定する判定手段とを備える
構成である。
【0016】請求項6記載の表示制御監視装置は、表示
制御識別手段の制御で複数の表示素子の点灯及び消灯を
行って、点灯の際に複数の発光素子への通電電流が発生
しない場合は複数の発光素子の動作経路が断であり、か
つ、消灯の際に複数の発光素子への通電電流が生じた際
に複数の発光素子の動作経路の短絡を障害検出判定手段
が判別するとともに、この判別を接続線路を通じて受け
取った表示制御識別手段が、アドレスに基づいて障害発
生した複数の発光素子を有する表示処理手段を識別する
構成としている。
【0017】請求項7記載の表示制御監視装置は、障害
検出判定手段が複数の発光素子の個々の発光素子又は複
数の発光素子からなる表示部への通電電流を検出し、こ
の検出値に基づいて複数の発光素子の個々の動作経路の
障害を判定し、又は複数の発光素子からなる表示部の障
害発生を判定する構成としている。
【0018】請求項8記載の表示制御監視装置は、検出
器の両端を短絡又は開放するスイッチング手段と、表示
制御識別手段から時分割多重伝送で表示データが伝送さ
れた際にスイッチング手段を短絡させ、かつ、表示制御
識別手段から表示部の複数の発光素子の動作経路の障害
を検出する監視開始制御データが伝送された際にスイッ
チング手段を開放する制御を行う切替制御手段とを備え
る構成としている。
【0019】請求項9記載の表示制御監視装置は、表示
制御識別手段が、表示部における複数の発光素子の動作
経路における障害発生を識別した際に音で報知し、及び
/又は障害が発生した表示部を画面表示する報知表示手
段とを備える構成としている。
【0020】請求項10記載の表示制御監視装置は、表
示制御識別手段が、接続線路を通じて受け取った障害発
生情報を記憶する記憶手段を備える構成としている。
【0021】請求項11記載の表示制御監視装置は、表
示制御識別手段が、表示データかつ表示制御データを上
位装置との間で伝送する伝送手段を備える構成としてい
る。
【0022】請求項12記載の表示制御監視装置は、障
害検出判定手段が、伝送線路からの各表示素子の点灯又
は消灯を指示する表示素子点検信号を受信する第1の受
信手段と、伝送線路からの調光信号を受信する第2の受
信手段と、第1の受信手段で表示素子点検信号を受信し
た後に、第2の受信手段で受信した調光信号による発光
素子の点灯を禁止して、発光素子の電流通流を検出する
調光・検出手段とを備える構成としている。
【0023】請求項13記載の表示制御監視装置は、障
害検出判定手段が、伝送線路からの各表示素子の点灯に
おける調光状態を示す調光信号の区間に対応した点検信
号を受信する受信手段と、点検信号に基づいた発光素子
の電流通流を検出する検出手段とを備える構成としてい
る。
【0024】請求項14記載の表示制御監視装置は、調
光信号の立ち上がりを検出する立ち上がり検出手段を備
え、この立ち上がり検出手段での立ち上がり検出後に検
出手段が発光素子の電流通流を検出する構成である。
【0025】
【作用】この構成の請求項1〜7記載の発明の表示制御
監視装置は、複数の発光素子における、個々の発光素子
又は複数の発光素子全体での通電電流の検出値に基づい
て、複数の発光素子の動作経路の障害を判定している。
この障害が生じた表示処理手段のアドレスを含む障害発
生情報から障害が発生した複数の発光素子を有する表示
処理手段を切り分けて識別している。したがって、障害
が発生した表示ユニットとともに、この表示ユニットに
おける発光素子動作経路の障害発生が容易かつ早期に切
り分けて判別される。
【0026】請求項8記載の発明の表示制御監視装置
は、時分割多重伝送で、例えば、文字、図形を複数の発
光素子が点灯又は消灯して表示するための表示データが
伝送された際に、スイッチング手段で検出器を短絡し、
かつ、複数の発光素子の動作経路の障害発生を判定する
監視開始制御データが伝送された際に、スイッチング手
段を開放している。したがって、表示動作中における発
光素子における消費電力が低減して、発熱が阻止され
る。
【0027】請求項9〜11記載の発明の表示制御監視
装置は、障害発生を識別した際に音で報知し、かつ、画
面表示するとともに記憶し、さらに、障害の発生情報を
上位装置に伝送している。したがって、障害が発生した
表示ユニットとともに、この表示ユニットにおける個々
の発光素子動作経路の障害発生が、遠隔地で容易かつ早
期に切り分けて判別される。
【0028】請求項12記載の表示制御監視装置は、表
示素子点検信号を受信した後に、さらに、受信した調光
信号による発光素子の点灯を禁止して、発光素子の電流
通流を検出している。したがって、障害が発生した表示
ユニットとともに、この表示ユニットにおける発光素子
動作経路の障害発生が、より確実かつ容易、早期に切り
分けて判別される。
【0029】請求項13,14記載の表示制御監視装置
は受信した各表示素子の点灯における調光状態を示す調
光信号の区間に対応した点検信号に基づいて発光素子の
電流通流を検出している。したがって、障害が発生した
表示ユニットとともに、この表示ユニットにおける発光
素子動作経路の障害発生が、より確実かつ容易、早期に
切り分けて判別される。
【0030】
【実施例】次に、本発明の表示制御監視装置の実施例を
図面を参照して詳細に説明する。図1は第1の実施例の
構成を示すブロック図である。図1において、この表示
制御監視装置は交通情報である文字、図形のシリアルの
データ信号、LEDの発光量を設定するためのイネーブ
ル信号、画面切替えのためのラッチ信号、クロック信号
及び表示障害情報である返送データ信号をTDMA(時
分割多重伝送)処理で送受信し、かつ、表示用及び制御
用の電源電圧を送出する主制御装置9を有している。
【0031】さらに、この主制御装置9が上位装置(ホ
ストコンピュータ)からの表示制御信号及び表示データ
信号を伝送線路Lを通じて受信し、また、障害発生に係
る情報を上位装置に送信する通信インタフェース(I/
F)回路10と、障害発生に係る情報を記憶するメモリ
11と、返送データと送出データとを比較した際の内容
を表示する表示器12とを有している。
【0032】また、主制御装置9にケーブルFaとコネ
クタで着脱可能に接続され、マトリックス状に配置し、
LEDが赤色、緑色又は赤色、緑色又は黄色で点灯して
交通情報などの文字、図形を表示する系統1の表示ユニ
ット14a,14b…14nを有している。同様にケー
ブルFbとコネクタで着脱可能に接続されて交通情報な
どの文字、図形を、系統1の表示ユニット14a〜14
nとともに一体的に表示する系統2の表示ユニット16
a,16b…16nと、ケーブルFnとコネクタで着脱
可能に接続されて、交通情報などの文字、図形を系統
1,2の表示ユニット14a〜14n,16a〜16n
とともに一体的に表示する系統Nの表示ユニット18
a,18b…18nとを有している。
【0033】表示ユニット14a〜14nは、それぞれ
赤色、緑色又は赤色と緑色が同時に点灯した黄色のいず
れかで点灯するLEDが16列、16段(256個)で
配置され、表示データ(データ信号)などを処理して、
交通情報などの文字、図形を表示する表示部15a,1
5b…15nと、この表示部15a〜15nに出力する
主制御装置9からのイネーブル信号、ラッチ信号、クロ
ック信号を受信し、かつ、表示ユニット14a〜14n
の障害発生を判断する監視制御信号及び表示障害情報で
ある返送データ信号をTDMA(時分割多重伝送)で処
理し、ケーブルFaを通じて主制御装置9に返送する通
信処理部17a,17b…17nとを有している。
【0034】さらに、表示部15a〜15nにおけるL
ED動作経路における動作の正常又は障害発生(動作不
良)を検出する発光素子動作検出部19a,19b…1
9nを有している。また、ケーブルFaで接続される系
統2の表示ユニット16a〜16nと、ケーブルFnで
接続される系統Nの表示ユニット18a〜18nにも、
それぞれ図示しない表示部、通信処理部及び発光素子動
作検出部が設けられている。
【0035】図2は表示部15a〜15n、通信処理部
17a〜17n、発光素子動作検出部19a〜19nの
詳細な構成を示すブロック図である。なお、表示ユニッ
ト16a〜16n、表示ユニット18a〜18n内の図
示しない表示部、通信処理部、発光素子動作検出部の構
成も同様である。図2において、表示ユニット14a〜
14nは入出力側のケーブルFaがコネクタTaで接続
されている。表示部15a〜15nは、それぞれに通信
処理部17a〜17nからイネーブル信号、ラッチ信
号、クロック信号、データ信号が入力されるとともに、
表示部15a〜15nにおけるLEDの障害発生を判断
するために通信処理部17a〜17nが主制御装置9か
らの監視制御信号に基づいて、LEDの点灯又は消灯の
表示データを出力するシフトレジスタ22を有してい
る。
【0036】また、表示部15a〜15nは、シフトレ
ジスタ22からのデータ信号及び通信処理部17a〜1
7nからのイネーブル信号が入力される駆動回路23
と、この駆動回路23からの駆動データ信号が入力さ
れ、例えば、赤色、緑色の二色の発光素子を内蔵し、当
該LEDの個々の動作状態を電圧降下で検出するために
抵抗器R1にアノード側を接続したLEDが16列、1
6段(256個)で配置されるLED部30を有してい
る。
【0037】また、コネクタTaで接続される通信処理
部17a〜17nはイネーブル信号、ラッチ信号、クロ
ック信号をそれぞれケーブルFaから取り込み、かつ、
主制御装置9からの監視制御信号に基づいて表示部15
a〜15n内のLED部30の動作を判定するととも
に、この結果の表示障害情報である返送データ信号をT
DMA(時分割多重伝送)で処理するマイクロプロセッ
サ(MPU)32と、通信制御のプログラム及び当該表
示ユニット14a〜14nの自己アドレスを格納したR
OM33と、ワーキング用のRAM34とを有してい
る。
【0038】また、この表示制御監視装置にはタイミン
グゼネレータ35と、ケーブルFaからのデータ信号な
どを受信し、かつ、表示障害情報である返送データ信号
を送信する、RSー485インタフェース処理などの送
受信インタフェース(I/F)回路36とを有してい
る。さらに、発光素子動作検出部19a〜19nは、L
ED部30に設けられた抵抗器R1における点灯時の両
端電圧(降下電圧)を比較して、LED部30の個々の
LEDの正常又は障害発生(動作不良)を示す検出信号
をMPU32に送出する比較回路40を有している。
【0039】なお、ケーブルFaが接続されるコネクタ
Taには図示しない電源電圧、例えば、制御用の電圧5
ボルト(V)と、表示用の電圧3V及び接地用の接続線
及び接続端子も設けられている。
【0040】図3は表示部15a〜15nにおけるシフ
トレジスタ22、駆動回路23及び発光素子動作検出部
19a〜19nにおける比較回路40の詳細な構成例を
示す回路図である。図3において、シフトレジスタ22
はMPU32が送受信インタフェース(I/F)回路3
6を通じて取り込んだ交通情報である文字、図形のシリ
アルデータの表示データDa、画面切替えのためのラッ
チ信号Dl、クロック信号Ckが転送されるフリップフ
ロップ(F/F)回路を連接して構成している。
【0041】また、駆動回路23は、MPU32が送受
信インタフェース(I/F)回路36を通じて取り込ん
だLED部30の発光量を設定するためのイネーブル信
号Deが供給されるインバータと、シフトレジスタ22
のF/F回路からの表示データが入力されるAND回路
が連接され、さらに、AND回路からの表示データが入
力されるインバータと、LED部30のそれぞれのLE
Dを定電流駆動するための抵抗器を連接して構成されて
いる。
【0042】発光素子動作検出部19a〜19nにおけ
る比較回路40は、LED部30に印加される表示用の
電源電圧を抵抗器R1,R2で分圧(電圧降下)した検
出電圧が一方の入力端に印加され、かつ表示用電源電圧
を抵抗器R3,R4分圧した基準電圧(しきい値)が他
方の入力端に印加される差動増幅素子40aを有してい
る。
【0043】次に、この第1の実施例の構成における動
作について説明する。主制御装置9は単独又は通信I/
F回路10を通じて上位装置から入力された表示制御信
号、交通情報を示す文字、図形のシリアルのデータ信号
を系統1〜NのケーブルFa〜Fnを通じて送出する。
同時にイネーブル信号、ラッチ信号、クロック信号、表
示ユニット14a〜14nにおける表示部15a〜15
n内のLED部30の障害発生を判断する監視制御信号
及び電源電圧、例えば、制御用の電源電圧5V、表示用
の電源電圧3Vを送出する。
【0044】監視制御信号は主制御装置9からのデータ
信号に含まれる。このデータ信号は例えば、スタートデ
ータ部と、1バイトからなるモードデータ部、送信元ア
ドレスデータ部、送信先アドレスデータ部、及び64バ
イトの表示データ部からなる。監視制御信号はモードデ
ータ部に対応し、このモードデータには、表示データに
基づいて通常の表示部15a〜15nにおける交通情報
である文字、図形を点灯又は消灯して表示するための通
常表示動作制御データと、表示部15a〜15n内のL
ED部30の障害発生を主制御装置9が判断するための
監視開始制御データと、この判断結果を主制御装置9が
TDMA(時分割多重伝送)処理で収集するための監視
内容送出制御データとで構成されている。
【0045】TDMA処理、すなわち時分割で伝送され
るデータ信号におけるモードデータが通常表示動作制御
データの場合は、表示データに基づいた交通情報である
文字、図形を表示部15a〜15nで表示する。この場
合、通信処理部17a〜17nがケーブルFaからイネ
ーブル信号、ラッチ信号、クロック信号及びデータ信号
を取り込む。表示部15b〜15nでは、データ信号に
おける表示データに基づいたLEDの点灯データ又は消
灯データをシフトレジスタ22が駆動回路23に出力す
る。駆動回路23にはLEDの発光量を指定するイネー
ブル信号Deが入力され、このイネーブル信号Deに基
づいた発光量で、シフトレジスタ22からのデータ信号
による文字及び図形を表示部15a〜15n内のLED
部30が点灯して表示する。この際、表示ユニット14
a〜18nにおける表示部(15a〜15n)の全体で
一体的(一枚ずつの画像)かつ連続的に交通情報などの
文字及び図形をLED部30が点灯及び消灯して表示さ
れる。
【0046】次に主制御装置9から表示ユニット14a
〜18nにおける表示部15a〜15n内のLED部3
0の動作の監視制御が行われた場合は、データ信号中の
モードデータ部が監視開始制御データであるデータ信号
がTDMA処理でケーブルFaに送出される。この監視
開始制御データを表示ユニット14a〜18nにおける
MPU32が識別して、まず表示部15a〜15n内の
LED部30における全LEDを消灯し、次にLED部
30における個々のLEDを順次点灯させるデータをシ
フトレジスタ22から駆動回路23に送出する制御を行
う。
【0047】このLEDを順次点灯した際の抵抗器R1
の電圧降下を発光素子動作検出部19a〜19nにおけ
る比較回路40で基準電圧(しきい値)と比較する。基
準電圧を越える場合にLED部30の個々のLEDが正
常に点灯したことを示す検出信号をMPU32に送出
し、また、点灯しない障害発生時には比較回路40が検
出信号をMPU32に送出しない。なお、この監視制御
におけるLED部30の個々のLEDの点灯は、文字及
び図形の表示における点灯時間より短くして、文字及び
図形の表示中における画面品質が低下しないようする。
【0048】このLED部30におけるLEDの障害
は、例えば、LED自体の動作不良及びLEDの動作経
路の障害発生がある。すなわちLEDがコネクタ等で駆
動回路23に接続する際のコネクタの外れ、又は接続端
子(コンタクト)の接触不良(抵抗値の増加)等があ
る。
【0049】この結果の表示障害情報である返送データ
が主制御装置9に送出される。この場合、主制御装置9
から監視制御の結果の送出要求がTDMA処理で行われ
る。主制御装置9はデータ信号中のモードデータ部の監
視内容送出制御データを受信した際にMPU32がTD
MA処理によってケーブルFaに送出する。この際、M
PU32は表示障害情報とともに、ROM34に予め格
納した表示ユニット14a〜18nの自己アドレスを付
加した返送データ信号を主制御装置9に送受信I/F回
路36、ケーブルFaを通じて送出する。
【0050】主制御装置9はケーブルFaを通じて送ら
れてくる返送データにおける表示障害情報と、アドレス
に基づいて表示障害が発生した表示部15b〜15nを
切り分けて特定する。さらに、LED部30における個
々のLEDを順次点灯させる制御を行った際に点灯しな
い障害が発生したLEDの番号などを認識する。
【0051】この障害発生を判別した表示部15a〜1
5nと、そのLED部30における個々のLEDの位置
を示す番号などの情報を、主制御装置9の制御でメモリ
11に格納し、さら表示器12で警報音を吹鳴して報知
する。また、障害が発生した表示部15a〜15nを示
す番号、又は系統1〜N等を図示した障害発生の表示ユ
ニット(14a〜18n)、及び障害発生した表示部1
5a〜15nにおけるLED部30のLEDの番号等を
画面表示する。さらに、通信I/F回路10、通信線L
を通じて図示しない上位装置に表示ユニット14a〜1
8nの正常又は障害発生に係る情報を伝送する。上位装
置では遠隔地に設置した、当該表示制御監視装置におけ
る障害が発生した表示ユニット14a〜18nを切り分
けて判別できるとともに、同時に障害が発生した表示部
15a〜15nのLED部30における個々のLEDの
位置を示す番号を把握できる。
【0052】この場合、TDMA処理でデータ信号及び
返送データを伝送しているため、従前の説明のように、
データ返送のための専用の接続線路を設ける必要がな
く、表示ユニット14a〜18n間の連続接続が容易に
なる。また、障害発生の表示ユニット(14a〜18
n)と、その表示部15a〜15nのLED部30にお
ける個々のLEDの番号が早期かつ確実に判明するため
保守や点検が容易になり、長期間にわたる交通情報の表
示中断が生起しなくなる。
【0053】次に、この第1の実施例における障害発生
の他の判別制御例について説明する。この判別制御例
は、上記の判別制御が点灯を制御した際のLED部30
における個々のLEDの障害発生を特定しているのに対
して、LED部30における個々のLEDの短絡及び断
線の障害発生を判別する。この場合、LED部30にお
ける個々のLEDを順次、点灯し、続いて消灯し、この
点灯及び消灯時の抵抗器R1における降下電圧を判定す
る。
【0054】この判定にあって、点灯をMPU32が制
御した際に比較回路40から正常に点灯したことを示す
検出信号が得られない場合、すなわちLEDに電流が通
電されず、MPU32がLED部30におけるLEDの
接続経路の断線を認識する。また、消灯をMPU32が
制御した際に比較回路40が抵抗器R1に電流が流れ
て、その降下電圧を検出した場合は、MPU32がLE
D部30におけるLEDの接続経路が短絡(ショート)
していることを認識する。この他の動作は上記の点灯の
みの制御動作と同様である。
【0055】なお、このようにLED部30における個
々のLEDを順次点灯又は消灯する制御を行ってLED
の動作経路の短絡(ショート)及び断線を判別するのに
対して、LED部30における全LEDが点灯又は消灯
した際の抵抗器R1の電圧降下を検出して、LED部3
0の全体での動作経路の短絡(ショート)及び断線の障
害発生を判定するようにしても良い。
【0056】次に、第2の実施例について説明する。こ
の第2の実施例では発光素子動作検出部19a〜19n
から、LED部30の個々のLEDの印加電圧を検出し
てMPU32に送出する。図4はこの第2の実施例にお
ける発光素子動作検出部19a〜19nの構成を示すブ
ロック図である。図4において、この例は図3中に示し
た抵抗器R1と抵抗器R2で分圧した電圧、すなわちL
ED部30の個々のLEDへの通電電流に対応した分圧
電圧をデジタル信号化してMPU32に送出するA/D
変換器43が設けられている。
【0057】次に、この第2の実施例の構成における動
作について説明する。通信処理部17a〜17n及び表
示部15a〜15nの動作は第1の実施例と基本的に同
様である。まずMPU32が表示部15a〜15n内の
LED部30における全LEDを消灯し、次にLED部
30における個々のLEDを順次点灯させるデータをシ
フトレジスタ22から駆動回路23に送出する制御を行
う。
【0058】このLEDを順次点灯した際の抵抗器R1
の電圧降下をA/D変換器43でデジタル信号化してM
PU32に送出する。MPU32はデジタル信号化した
抵抗器R1の電圧降下から、LED部30におけるLE
Dが正常の点灯又は点灯しない障害の発生を認識する。
この場合、電圧降下の絶対値を認識できるため、LED
の正常又は点灯しない障害の発生の中間状態、例えば、
LEDがコネクタ等で駆動回路23に接続する際のコネ
クタの接続端子(コンタクト)の接触不良(抵抗値の増
加)などを判別できる利点がある。
【0059】次に、第3の実施例について説明する。こ
の第3の実施例は発光素子動作検出部19a〜19nに
ウインドウコンパレータを用いてLED部30の個々の
LEDの印加電圧を検出してMPU32に送出してい
る。図5はこの第3の実施例における発光素子動作検出
部19a〜19nの構成を示す回路図である。図5にお
いて、この例は図3中に示したLED部30への通電電
流を抵抗器R1,R2で分圧(電圧降下)した検出電圧
が一方の入力端に印加され、かつ、表示用の電源電圧を
抵抗器R6,R7,R8で分圧した二つの基準電圧(し
きい値)が他方の入力端に印加される差動増幅素子44
a,44bが設けられている。
【0060】次に、この第3の実施例の構成における動
作について説明する。通信処理部17a〜17n及び表
示部15a〜15nの動作は第1の実施例と基本的に同
様である。まずMPU32が表示部15a〜15n内の
LED部30における全LEDを消灯し、次にLED部
30におけるLEDを順次点灯させるデータをシフトレ
ジスタ22から駆動回路23に送出する制御を行う。
【0061】このLEDを順次点灯した際の抵抗器R1
の電圧降下が発光素子動作検出部19a〜19nにおけ
る差動増幅素子44a,44b(ウインドウコンパレー
タ)で、二つの基準電圧の範囲内か否かを比較し、二つ
の基準電圧の範囲内の場合にLED部30におけるLE
Dが正常点灯であることを示す検出信号を、MPU32
に送出する。MPU32は、この検出信号を通じてLE
D部30におけるLEDの正常点灯又は点灯しない障害
発生を認識する。この場合、抵抗器R1の電圧降下が二
つの基準電圧の範囲内か否かを比較しているため、LE
D部30における個々のLEDの特性誤差、例えば、正
常な点灯時の消費電流の差で生じる抵抗器R1の電圧降
下の変動範囲を、正常動作範囲として識別できる利点が
ある。
【0062】次に、第4の実施例について説明する。こ
の第4の実施例では、第1〜第3の実施例が、LED部
30の個々のLEDの印加電圧を順次検出してMPU3
2に送出しているのに対して、LED部30の個々のL
EDの印加電圧を同時に検出している。図6はこの第4
の実施例におけるLED部30と発光素子動作検出部1
9a〜19nの構成を一部ブロックで示す回路図であ
る。図6において、この例は図3中に示した比較回路4
0と同様の比較回路46a,46b,46c…46nが
LED部30の個々のLEDに設けられている。LED
部30の個々のLEDの点灯時の消費電流による降下電
圧を抵抗器11a,11b,11c…11nを通じて比
較回路46a〜46nに入力している。さらに、この例
には比較回路46a〜46nから同時に出力する検出信
号を直列信号に変換してMPU32に送出するパラレル
/シリアル変換回路47が設けられている。
【0063】次に、この第4の実施例の構成における動
作について説明する。通信処理部17a〜17n及び表
示部15a〜15nの動作は第1の実施例と基本的に同
様である。まずMPU32が表示部15a〜15n内の
LED部30における全LEDを消灯し、次にLED部
30におけるLEDを同時に点灯させるデータをシフト
レジスタ22から駆動回路23に送出する制御を行う。
【0064】このLEDが同時に点灯した際の抵抗器1
1a〜11nの電圧降下を比較回路46a〜46nで基
準電圧と比較し、基準電圧を越える場合にLED部30
の個々のLEDが正常に点灯したことを示す検出信号が
パラレル/シリアル変換回路47に入力される。パラレ
ル/シリアル変換回路47では同時に入力された検出信
号をシリアルデータに変換してMPU32に送出する。
MPU32はシリアルデータを順次判断する。すなわち
LED部30におけるLEDが正常か障害発生したかを
順次判断して、障害が発生したLEDを切り分けて判断
する。この場合、LED部30における多数のLEDの
動作状態の判別時間を短縮できる利点がある。
【0065】図7は第4の実施例の構成における変形例
を一部ブロックで示す回路図である。図7において、こ
の例は図3に示す駆動回路23内の定電流用抵抗器の後
に、それぞれ定電流用抵抗器からのハイ(Hi)レベル
の表示データでオン(導通)するスイッチングトランジ
スタQ1,Q2,Q3…Qnが設けられている。このス
イッチングトランジスタQ1〜Qnのそれぞれのコレク
タが抵抗器Rを通じてLED部30における個々のLE
Dと接続されている。また、エミッタ側の抵抗器Rと比
較回路50a,50b,50c…50nの一方の入力端
に接続され、さらに、比較回路50a〜50nの他方の
入力端に抵抗器R1,R2で分圧した基準電圧(しきい
値)が印加して設定される。この場合の発光素子動作検
出部19a〜19nの動作は図6に示す構成と同様であ
る。
【0066】この変形例では図6に示す構成に対してL
ED部30の各LEDに基準電圧を得るための抵抗器を
設ける必要がない。すなわち比較回路50a〜50nに
抵抗器R1,R2のみで分圧した基準電圧(しきい値)
が設定でき、その接続及び配置の自由度が得られる利点
がある。
【0067】次に、第5の実施例について説明する。こ
の第5の実施例では図3に示す第1の構成におけるLE
D部30の各LEDに通電する抵抗器R1を通常表示動
作時に短絡して、通電電流を低減し、その発熱の阻止し
ている。図8は第5の実施例における構成を一部ブロッ
クで示す回路図である。図8において、シフトレジスタ
22、駆動回路23、LED部30、発光素子動作検出
部19a〜19nは図3に示す構成と同様である。ここ
では、抵抗器R1の両端を短絡又は開放するスイッチ5
2が設けられている。このスイッチ52の可動接点がM
PU32で駆動されて抵抗器R1の両端を短絡又は開放
となる。
【0068】この第5の実施例の動作について説明す
る。この第5の実施例は、図3に示す第1の実施例と同
様に動作する。そしてLED部30の各LEDに通電す
る抵抗器R1を通常表示動作時に短絡して、LED部3
0への通電電流を低減し、その発熱を阻止する。この動
作は主制御装置9からの表示データにおける通常表示動
作制御データをMPU32が送受信I/F回路36、ケ
ーブルFaを通じて取り込んだ場合、すなわち通常の表
示部15a〜15nにおける交通情報である文字、図形
を点灯又は消灯して表示する際にスイッチ52の可動接
点を駆動して抵抗器R1の両端を短絡する。これによっ
て文字、図形を表示している場合は、LED部30への
通電電流が抵抗器R1を流れなくなり電圧降下が発生し
ない。したがって、装置における発熱を阻止できる利点
がある。
【0069】図9は、この第5の実施例における変形例
を示す回路図である。図9において、この変形例は図8
に示すスイッチ52に代えて半導体スイッチ55を用い
ている。この半導体スイッチ55は、抵抗器R1にコレ
クタ及びエミッタを接続して短絡又は開放するパワート
ランジスタQ11と、このパワートランジスタQ11の
ベースに駆動電圧を印加して導通、非導通(短絡、開
放)するためのホォトカップラ56と、MPU32から
の駆動信号でホォトカップラ56をオン・オフするため
のトランジスタQ12とを有している。
【0070】この構成では、図8と同様に動作し、ホォ
トカップラ56による回路電位の切り離しが可能にな
り、接続構成の自由度が得られる利点がある。
【0071】次に、第6の実施例について説明する。こ
の第6の実施例ではLED部30の通電電流を磁気コ
ア、ホール素子を用いて検知している。図10は、この
第6の実施例の構成を示す回路図である。図10におい
て、この例はLED部30の表示用の電源電圧の接続線
に挿通したリング状の磁気コア60と、この磁気コア6
0の切り離し部に挿入して配置したホール素子61を有
している。さらに、ホール素子61からの検知信号を増
幅する増幅器62と、増幅器62からの検知信号のレベ
ルが、抵抗器Rの分圧電圧(基準電圧)を越える場合に
検出信号をMPU32に出力する比較機63とを有して
いる。
【0072】次に、この第6の実施例における動作につ
いて説明する。LED部30の通電電流を磁気コア6
0、ホール素子61を用いて検出し、この検知信号を増
幅器62で増幅して、比較器63の一方の入力端に入力
する。比較器63の他方の入力端には基準電圧が設定さ
れており、この基準電圧を検知信号のレベルと比較し、
検知信号のレベルが基準電圧を越える場合に検知信号を
MPU32に出力する。この他の動作は図3に示す第1
の実施例と同様である。この構成ではLED部30の通
電電流を、表示用の電源電圧の接続線に非接触で検知し
ているため、電流消費の増加を抑えることが出来る。
【0073】次に、第7の実施例について説明する。図
11は第7の実施例の構成を示すブロック図である。図
11において、この第7の実施例では図10に示す比較
器63に代えてA/D変換器65を用いている。他の構
成は図10に示す第6の実施例と同様である。すなわち
磁気コア60、ホール素子61、増幅器62を有してい
る。
【0074】次に、この第7の実施例における動作につ
いて説明する。LED部30の通電電流を磁気コア6
0、ホール素子61で検知し、かつ、増幅器62で増幅
した検知信号をA/D変換器65でデジタル信号化して
MPU32に出力している。他の動作は図4に示す第2
の実施例と同様である。すなわちLED部32の印加電
圧の絶対値が認識されて、LEDの正常又は点灯しない
障害の発生の中間状態、例えば、LEDがコネクタ等で
駆動回路23に接続する際のコネクタの接続端子(コン
タクト)の接触不良(抵抗値の増加)などを判別できる
とともに、接続線に非接触で検知しているため、電流消
費の増加を抑えることが出来る。
【0075】次に、第8の実施例について説明する。図
12は第8の実施例の構成を示すブロック図である。こ
の第8の実施例ではLED部30の通電電流を電流検出
器(カレントトランス)を用いて検出している。図12
において、この例はLED部30の表示用の接続線に挿
通した電流検出器66と、電流検出器66のコイルに接
続される整流回路67と、整流回路67からの検知信号
のレベルが、抵抗器Rの分圧電圧(基準電圧)を越える
場合に検出信号をMPU32に出力する比較器63とを
有している。
【0076】次に、この第8の実施例における動作につ
いて説明する。図13は、第8の実施例における動作の
処理波形とタイミングを示すタイミグチャートである。
図13中(a)に示すLED部30の通電電流を電流検
出器66で検出し、この検出した検知信号を図13中
(b)に示すように整流回路67に入力し、整流した微
分波形を得る。この整流した検知信号を比較器63の一
方の入力端に入力している。比較器63の他方の入力端
には基準電圧が設定されており、この基準電圧を検知信
号のレベルと比較して、越える場合に図13中(c)に
示す検出信号をMPU32に出力する。このパルスの検
出信号をMPU32で識る。比較器63の他方の入力端
には基準電圧が設定されており、この基準電圧を検知信
号のレベルと比較して、越える場合に図13中(c)に
示す検出信号をMPU32に出力する。このパルスの検
出信号をMPU32で識別して、LED部30への印加
電圧を判別する。この他の動作は図3に示す第1の実施
例と同様である。この構成ではLED部30の通電電流
を、接続線に非接触で検知しているため、電流消費が増
加せず、また、廉価な電流検出器66を利用できる利点
がある。
【0077】次に、第9の実施例について説明する。こ
の第9の実施例では、図12に示した第8の実施例で検
出しているLED動作経路における動作の正常又は障害
発生(動作不良)をより確実に検出している。
【0078】図14は、この第9の実施例の構成を示す
ブロック図である。図14において、この例は、表示ユ
ニット14a〜18nにおける通信処理部17a〜17
nには、ケーブルFa内のイネーブル信号伝送線路とコ
ネクタTaを通じて接続される受信インタフェース(I
/F)回路71が設けられている。他の構成は図2、図
3に示す第1の実施例と同様であり、MPU32、RO
M33、RAM34、タイミングゼネレータ35、送受
信I/F回路36を有している。また、表示部15a〜
15nの構成も第1の実施例と同様であり、シフトレジ
スタ22、駆動回路23、LED部30を有している。
【0079】さらに、この例には、図12に示す第8の
実施例と同様に、電流検出器(カレントトランス)66
と、整流回路67及び比較器68を備える検出回路72
を有する発光素子動作検出部19a,19b…19nが
設けられている。さらに、受信I/F回路71からのイ
ネーブル信号Saと、MPU32からの禁止信号Sdと
のOR出力信号Soを駆動回路23内のAND回路(図
8参照)にインバータを通じて入力するOR回路70と
を有している。
【0080】次に、この第9の実施例の構成における動
作について説明する。この第9の実施例では、第8の実
施例における表示素子の動作を点検する際の検出誤りに
対する改善を図るものである。図15はこの検出誤差を
説明するためのタイミングチャートである。図15
(a)はイネーブル信号である。図15(b)は表示素
子の電流であり、また、図5(c)は表示素子の動作を
点検する点灯と消灯T時の通流電流を検出した検出電流
である。この場合、検出電流は表示素子の通流電流の立
ち上がり及び立ち下がりで、微分した検出信号が図12
に示す比較器68から出力される。したがって、この表
示素子の消灯Tの動作を確認する場合にも、他の点灯の
検出信号をMPUが取り込んでしまい、その点検誤差が
発生し易い。
【0081】以下、この表示素子の動作を点検する際の
検出誤差に対する改善を図った動作について説明する。
図16は、第9の実施例の動作における処理信号のタイ
ミングチャートである。図14及び図16において、通
信処理部17a〜17n及び表示部15a〜15nの動
作は第1の実施例と基本的に同様である。ここでは図1
に示す主制御装置9からの図16(a)に示すイネーブ
ル信号Saが系統1,2…Nごとに受信I/F回路71
でケーブルFa、コネクタTaを通じて受信されてOR
回路70に入される。同時に、送受信I/F回路36を
通じて主制御装置9からの発光素子の動作を点検するM
PU32の検出期間である指示信号をMPU32が取り
込んで、図16(b)に示す禁止信号SdをOR回路7
0に出力する。
【0082】OR回路70からイネーブル信号Saと禁
止信号Sdのハイ(Hi)レベルのオアをとった図16
(c)に示すOR出力信号Soが駆動回路23内のAN
D回路(図8参照)にインバータを通じて入力される。
同時に主制御装置9からの発光素子の動作を順次点検す
る際の検出期間を示す指示信号をMPU32が取り込ん
た図16(d)に示す点灯、消灯指示信号Sfから、さ
らに、図16(e)に示すラッチ信号Shがシフトレジ
スタ22に送出される。このラッチ信号ShとOR出力
信号Soとで駆動回路23が動作して、LED部30の
発光素子に図16(f)に示す発光素子電流Siが流れ
る。発光素子電流Siでは、点灯、消灯指示信号Sfに
おける消灯指示信号Mに対応した消灯電流部分mは、そ
の電流値の変化によりLED及び駆動回路の故障を検出
するものである。
【0083】発光素子電流Siを電流検出器66で検出
し、この検出電流に対応した検出信号Smを検出回路7
2内の整流回路及び比較器(図12参照)を通じてMP
U32に出力する。MPU32は発光素子の動作を点検
する検出期間nで検出信号Smを取り込む。すなわち、
検出期間nの発光素子の消灯動作を点検する検出信号S
mのみを取り込んで、発光素子の消灯動作を識別する。
なお、この発光素子の消灯動作の点検と同様にして、発
光素子の点灯動作の確認も同様に行うことが出来る。
【0084】このように第9の実施例では、発光素子の
点検期間中に、イネーブル信号Saの変化による発光素
子の電流変移を検出しなくなり、確実に発光素子の不良
検出が出来るようになる。
【0085】次に、第10の実施例について説明する。
この第10の実施例も、第8の実施例における表示素子
の動作を点検する際の検出誤りに対する改善を図るもの
である。図17は、第10の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。図17において、この第10の実施例は、
図14に示した第9の実施例の構成におけるOR回路7
0をなくして、受信I/F回路71からのイネーブル信
号SaをMPU32に入力する構成となっている。他の
構成は図14に示した第9の実施例と同様である。
【0086】次に、この第10の実施例の動作について
説明する。図18は、この第10の実施例の動作におけ
る処理信号を示すタイミングチャートである。図18に
おいて、通信処理部17a〜17n及び表示部15a〜
15nの動作は第1の実施例と基本的に同様である。こ
こでは図1に示す主制御装置9からの図18(a)に示
すイネーブル信号Saが系統1,2…Nごとに受信I/
F回路71でケーブルFa、コネクタTaを通じて受信
されてMPU32及び駆動回路23に入力される。
【0087】このイネーブル信号Saの立ち上がり、か
つ、イネーブル信号Saのハイ(Hi)レベル区間でM
PU32の制御によって、シフトレジスタ22から図1
8(b)に示した発光素子の点灯、消灯を示すシリアル
データが駆動回路23に入力される。駆動回路23で
は、シフトレジスタ22からのシリアルデータと受信I
/F回路71からのイネーブル信号Saを処理し、その
駆動でLED部30の発光素子に図16(f)に示す発
光素子電流Siが流れる。この発光素子電流Siを電流
検出器66で検出し、この検出電流に対応した図18
(c)に示す検出信号Smを検出回路72内の整流回路
及び比較器(図12参照)を通じてMPU32が取り込
んで、発光素子の消灯動作を識別する。
【0088】この場合、イネーブル信号Saの点検信
号、例えば、伝送レートを1Mbpsとした場合のスタ
ート、アドレス、データをそれぞれ8ビット(bit)
とした際の点検信号を受信して、点灯、消灯を行う。し
たがって、点灯、消灯の点検期間より長いイネーブル信
号Saのハイ(Hi)レベル期間中に図1に示す主装置
9が点検信号の送出を行ようにする。
【0089】このように、第10の実施例でも発光素子
の点検期間中に、イネーブル信号Saの変化による発光
素子の電流変移を検出しなくなり、確実に発光素子の不
良検出が出来るようになる。
【0090】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1〜7記載の発明の表示制御監視装置は、複数の発光素
子における、個々の発光素子又は複数の発光素子全体で
の通電電流の検出値に基づいて、複数の発光素子の動作
経路の障害を判定し、この障害が生じた表示処理手段の
アドレスを含む障害発生情報から障害が発生した複数の
発光素子を有する表示処理手段を切り分けて識別してい
るため、障害が発生した表示ユニットとともに、この表
示ユニットにおける発光素子動作経路の障害発生を容易
かつ早期に切り分けて判別できるという効果を有する。
【0091】請求項8記載の発明の表示制御監視装置
は、時分割多重伝送で表示データが伝送された際に、ス
イッチング手段で検出器を短絡し、かつ、複数の発光素
子の動作経路の障害発生を判定する監視開始制御データ
が伝送された際に、スイッチング手段を開放しているた
め、表示動作中における発光素子における消費電力が低
減して、装置の発熱を阻止できるという効果を有する。
【0092】請求項9〜11記載の発明の表示制御監視
装置は、障害発生を識別した際に音で報知し、かつ、画
面表示するとともに記憶し、さらに、障害の発生情報を
上位装置に伝送している。したがって、障害が発生した
表示ユニットとともに、この表示ユニットにおける個々
の発光素子動作経路の障害発生が、遠隔地で容易かつ早
期に切り分けて判別される。
【0093】請求項12記載の表示制御監視装置は、表
示素子点検信号を受信した後に、さらに、受信した調光
信号による発光素子の点灯を禁止して、発光素子の電流
通流を検出している。したがって、障害が発生した表示
ユニットとともに、この表示ユニットにおける発光素子
動作経路の障害発生が、より確実かつ容易、早期に切り
分けて判別できるという効果を有する。
【0094】請求項13,14記載の表示制御監視装置
は受信した各表示素子の点灯における調光状態を示す調
光信号の区間に対応した点検信号に基づいて発光素子の
電流通流を検出している。したがって、障害が発生した
表示ユニットとともに、この表示ユニットにおける発光
素子動作経路の障害発生が、より確実かつ容易、早期に
切り分けて判別できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表示制御監視装置の第1の実施例の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1中の表示部、通信処理部及び発光素子動作
検出部の詳細な構成を示すブロック図である。
【図3】図2中のシフトレジスタ、駆動回路及び発光素
子動作検出部の比較回路の詳細な構成例を示す回路図で
ある。
【図4】第2の実施例の発光素子動作検出部の構成を示
すブロック図である。
【図5】第3の実施例の発光素子動作検出部の構成を示
す回路図である。
【図6】第4の実施例のLED部と発光素子動作検出部
の構成を一部ブロックで示す回路図である。
【図7】第4の実施例の変形例を一部ブロックで示す回
路図である。
【図8】第5の実施例の構成を一部ブロックで示す回路
図である。
【図9】第5の実施例の変形例を示す回路図である。
【図10】第6の実施例の構成を示す回路図である。
【図11】第7の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図12】第8の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図13】第8の実施例の動作における処理波形とタイ
ミングを示すタイミングチャートである。
【図14】第9の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図15】第9の実施例にあって検出誤差を説明するた
めのタイミングチャートである。
【図16】第9の実施例の動作における処理信号のタイ
ミングチャートである。
【図17】第10の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図18】第10の実施例の動作における処理信号のタ
イミングチャートである。
【図19】従来の表示制御監視装置の概略構成を示すブ
ロック図である。
【図20】従来例における表示ユニットの詳細な構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
9…主制御装置 14a〜18n
…表示ユニット 15a〜15n…表示部 17a〜17n
…通信処理部 19a〜19n 発光素子動作検出部 22…シフトレ
ジスタ 23 駆動回路 30…LED部 32 MPU 36…送受信I
/F回路 40,46a〜46n,50a〜50n比較回路 43 A/D変換器 47…パラレル
/シリアル変換回路 52 スイッチ 55…半導体ス
イッチ 63 比較器 70…OR回路 71 受信I/F回路 72…検出回路

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送線路から時分割多重伝送で伝送され
    る表示データに基づいて複数の発光素子が点灯又は消灯
    する表示部を有するとともに自己アドレスを記憶する複
    数の表示処理手段と、 上記複数の発光素子への通電電流を検出し、この検出値
    に基づいて上記複数の発光素子の動作経路の障害を判定
    する障害検出判定手段と、 上記障害検出判定手段による判別で上記複数の発光素子
    の動作経路の障害が生じた表示処理手段のアドレスを含
    む障害発生情報を上記接続線路に送出する通信制御手段
    と、 上記接続線路を通じて受け取った上記障害発生情報のア
    ドレスに基づいて動作障害が生じた上記複数の発光素子
    を有する表示処理手段を識別する表示制御識別手段と、 を備える表示制御監視装置。
  2. 【請求項2】 障害検出判定手段は、上記複数の発光素
    子への通電電流に基づいた検出電圧を発生する検出器
    と、 上記検出器での検出電圧と基準電圧とを比較し、基準電
    圧を越える場合に発光素子の点灯を示す検出信号を送出
    する比較手段と、 上記比較手段からの検出信号に基づいて上記複数の発光
    素子の動作経路の障害を判定する判定手段と、 を備えることを特徴とする請求項1記載の表示制御監視
    装置。
  3. 【請求項3】 障害検出判定手段は、上記複数の発光素
    子への通電電流に基づいた検出電圧を発生する検出器
    と、 上記検出器での検出電圧をデジタル信号化するA/D変
    換器と、 デジタル信号化した検出電圧に基づいて上記複数の発光
    素子の動作経路の障害を判定する判定手段と、 を備えることを特徴とする請求項1記載の表示制御監視
    装置。
  4. 【請求項4】 障害検出判定手段は、上記複数の発光素
    子への通電電流に基づいた検出電圧を発生する検出器
    と、 上記検出器での検出電圧と二つの基準電圧の範囲とを比
    較し、この二つの基準電圧の範囲内の場合に発光素子の
    動作経路が正常であることを示す検出信号を送出するウ
    インドウコンパレータと、 を備えることを特徴とする請求項1記載の表示制御監視
    装置。
  5. 【請求項5】 障害検出判定手段は、上記複数の発光素
    子への個々の通電電流に基づいたそれぞれの検出電圧を
    発生する複数の検出器と、 上記それぞれの検出器での検出電圧と基準電圧とをそれ
    ぞれに比較し、この基準電圧を越える場合に複数の発光
    素子の動作経路がそれぞれに正常であることを示す検出
    信号を送出する複数の比較手段と、 複数の比較手段から同時に出力される検出信号をシリア
    ルデータに変換するパラレル/シリアル変換手段と、 上記パラレル/シリアル変換手段からのシリアルデータ
    に基づいて上記複数の発光素子の動作経路のそれぞれの
    障害を判定する判定手段と、 を備えることを特徴とする請求項1記載の表示制御監視
    装置。
  6. 【請求項6】 表示制御識別手段の制御で複数の表示素
    子の点灯及び消灯を行って、点灯の際に上記複数の発光
    素子への通電電流が発生しない場合は上記複数の発光素
    子の動作経路が断であり、かつ、消灯の際に上記複数の
    発光素子への通電電流が生じた際に上記複数の発光素子
    の動作経路の短絡を障害検出判定手段が判別するととも
    に、この判別を接続線路を通じて受け取った表示制御識
    別手段が、アドレスに基づいて障害発生した上記複数の
    発光素子を有する表示処理手段を識別することを特徴と
    する請求項1記載の表示制御監視装置。
  7. 【請求項7】 障害検出判定手段は、上記複数の発光素
    子の個々の発光素子又は上記複数の発光素子からなる表
    示部への通電電流を検出し、この検出値に基づいて上記
    複数の発光素子の個々の動作経路の障害を判定し、又は
    上記複数の発光素子からなる表示部の障害発生を判定す
    ることを特徴とする請求項1記載の表示制御監視装置。
  8. 【請求項8】 検出器の両端を短絡又は開放するスイッ
    チング手段と、 表示制御識別手段から時分割多重伝送で表示データが伝
    送された際に上記スイッチング手段を短絡させ、かつ、
    表示制御識別手段から表示部の複数の発光素子の動作経
    路の障害を検出する監視開始制御データが伝送された際
    に上記スイッチング手段を開放する制御を行う切替制御
    手段と、 を備えることを特徴とする請求項1記載の表示制御監視
    装置。
  9. 【請求項9】 表示制御識別手段は表示部における複数
    の発光素子の動作経路における障害発生を識別した際に
    音で報知し、及び/又は障害が発生した表示部を画面表
    示する報知表示手段とを備えることを特徴とする請求項
    1記載の表示制御監視装置。
  10. 【請求項10】 表示制御識別手段は、接続線路を通じ
    て受け取った障害発生情報を記憶する記憶手段を備える
    ことを特徴とする請求項1記載の表示制御監視装置。
  11. 【請求項11】 表示制御識別手段は、表示データかつ
    表示制御データを上位装置との間で伝送する伝送手段を
    備えることを特徴とする請求項1記載の表示制御監視装
    置。
  12. 【請求項12】 障害検出判定手段は、伝送線路からの
    各表示素子の点灯又は消灯を指示する表示素子点検信号
    を受信する第1の受信手段と、 伝送線路からの調光信号を受信する第2の受信手段と、 上記第1の受信手段で表示素子点検信号を受信した後
    に、第2の受信手段で受信した調光信号による発光素子
    の点灯を禁止して、発光素子の電流通流を検出する調光
    ・検出手段と、 を備えることを特徴とする請求項1記載の表示制御監視
    装置。
  13. 【請求項13】 障害検出判定手段は、伝送線路からの
    各表示素子の点灯における調光状態を示す調光信号の区
    間に対応した点検信号を受信する受信手段と、上記点検
    信号に基づいた発光素子の電流通流を検出する検出手段
    と、 を備えることを特徴とする請求項1記載の表示制御監視
    装置。
  14. 【請求項14】調光信号の立ち上がりを検出する立ち上
    がり検出手段を備え、この立ち上がり検出手段での立ち
    上がり検出後に検出手段が発光素子の電流通流を検出す
    ることを特徴とする請求項13記載の表示制御監視装
    置。
JP33682593A 1993-09-30 1993-12-28 表示制御監視装置 Withdrawn JPH07146665A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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