JPH07146035A - 油分離装置 - Google Patents

油分離装置

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JPH07146035A
JPH07146035A JP29103293A JP29103293A JPH07146035A JP H07146035 A JPH07146035 A JP H07146035A JP 29103293 A JP29103293 A JP 29103293A JP 29103293 A JP29103293 A JP 29103293A JP H07146035 A JPH07146035 A JP H07146035A
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JP
Japan
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oil
gas
container
gas inlet
separation device
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Application number
JP29103293A
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English (en)
Inventor
Shigeto Yamada
繁人 山田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/02Centrifugal separation of gas, liquid or oil

Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷媒ガスが通過する容器1内に油分離具4を
配設してなる油分離装置の油分離性能を向上させる。 【構成】 一端側が容器1のガス入口2に接続された筒
状の金網8と、この金網8の内部に長さ方向に沿って配
設された螺旋状の油拡散部材9とにより油分離具4を構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば冷凍装置等に
おける冷媒中の油分離に使用される油分離装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図24は例えば実開昭59−19156
9号公報に示された従来の油分離装置を示す断面図であ
り、図において、1は容器、2はこの容器1の上面部に
形成された管状の冷媒ガス入口(ガス入口)、3は容器
1の側面部に設けられた管状の冷媒ガス出口(ガス出
口)、4は容器1上面に冷媒ガス入口2と連通して個着
された筒状金網からなる油分離具、5は容器1内の下部
に設けられた自動返油装置、6は冷媒ガス、7は冷媒ガ
ス6より分離された冷凍機油からなる油である。
【0003】次に動作について説明する。冷媒ガス入口
2より吹込まれた冷媒ガス6は、油分離具4の中で流れ
速度が遅くなり油分離具4を通過する。この際冷媒ガス
6に含まれていた冷凍機油7の微粒子は、油分離具4の
金網に付着、分離され油滴となって容器1の底部に落下
して留る。冷媒ガス6は冷媒ガス出口3より図示しない
凝縮器へ流れる。また容器1の底部へ溜まった冷凍機油
7は一定油面以上になるとフロート作用により自動返油
装置5により図示しない冷凍圧縮器へ返油される。
【0004】また、油分離具の他の作用としては、冷媒
ガス6が上記冷凍圧縮機の圧縮工程で圧縮され、液化さ
れて図示しない熱交換器で例えば冷房動作した後気化状
態となり、再び冷凍圧縮機の圧縮工程に戻るところに使
用される場合には、気化した冷媒ガス6中に残っている
液状の冷媒液を完全に気化させて上記冷媒液が冷凍圧縮
機の圧縮工程に入って急激な気化膨張により機器を損傷
するのを防止する機能がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の油分離装置は以
上のように構成されているので、冷媒ガス入口2より流
入した冷媒ガス6は冷媒ガス出口3より流出する前に単
なる金網よりなる油分離具4を通過するだけであり、十
分に油が分離されず、また僅かに分離されたとしても、
金網より落下する小さな油滴および金網に付着した油の
微粒子の一部が冷媒ガス6の流れに再度吸込まれて冷媒
ガス出口3より流出してしまうため、油分離性能が悪い
という問題点を有していた。また、このような簡単な経
路で冷媒ガスが入口2から出口3へと流れるため、冷媒
ガス中に液状の冷媒が含まれていたとしても、その一部
が液状のまま出口3から流出して冷凍圧縮器での圧縮工
程に入り爆発状態となって機器を損傷する恐れがあるな
どの問題点があった。
【0006】なお、本発明に関連する従来技術として
は、例えば特開平1−210011号公報,特開平3−
288507号公報に示されたものがある。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、ガス中に含まれた油の分離ある
いはガスの気化が十分にできる油分離装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る油
分離装置は、一端側がガス入口に接続された筒状の金網
と、この金網の内部に長さ方向に沿って配設された螺旋
状の油拡散部材とにより油分離具を構成したものであ
る。
【0009】請求項2の発明に係る油分離装置は、ガス
入口の軸線方向に交差する姿勢とされて前記軸線に沿っ
て複数並んで配設された第1の金網と、一端側がガス入
口に接続され第1の金網を覆って設けられた筒状の第2
の金網と、この第2の金網をさらに覆って設けられ第2
の金網より細い網目を有する第3の金網とにより油分離
具を構成したものである。
【0010】請求項3の発明に係る油分離装置は、上端
側がガス入口に接続された筒状の金網と、この金網の下
端側外周を覆うように配設され、下端にガス出口に向っ
て傾斜する開口縁部が形成されるとともに、この開口縁
部の端面にこの開口縁部に沿って連続する溝が形成され
たろうと状の油受け器とにより油分離具を構成したもの
である。
【0011】請求項4の発明に係る油分離装置は、上端
側がガス入口に接続された筒状の金網と、この金網の下
端側外周を覆うように配設され、下端の開口縁部には金
網の底部下方の前記底部外径よりも内側の位置まで張出
す油溜り部が形成されるとともに、この油溜り部の底面
から下方伸びる通油管が設けられたろうと状の油受け器
とにより油分離具を構成したものである。
【0012】請求項5の発明に係る油分離装置は、上端
側がガス入口に接続された筒状の金網と、この金網の外
周を覆うように配設された筒状部材と、この筒状部材の
下端側及び前記金網の底部を覆うように配設され、底面
中央には頂が前記金網の底部中央近傍に伸びる円錐部が
突設され、底面隅部には全周にわたる油溜り部が形成さ
れるとともに、この油溜り部の底面から下方伸びる通油
管が設けられた油受け器とにより油分離具を構成したも
のである。
【0013】請求項6の発明に係る油分離装置は、上端
側がガス入口に接続された筒状の金網と、この金網の外
周を覆うように配設された筒状部材と、前記金網の底部
中央近傍に頂が位置するよう前記金網の下方に配設さ
れ、円錐面に周方向に連続する溝が形成された円錐状の
油受け器と、この油受け器の溝の下側縁部に沿って立設
された金網とにより油分離具を構成したものである。
【0014】請求項7の発明に係る油分離装置は、上端
側がガス入口に接続された筒状の金網と、この金網の外
周を覆うように配設された筒状部材と、前記金網の底部
中央近傍に頂が位置するよう前記金網の下方に配設さ
れ、円錐面に複数の増径段部が形成されるとともに、こ
の増径段部に周方向に連続する溝が形成された多段円錐
状の油受け器とにより油分離具を構成したものである。
【0015】請求項8の発明に係る油分離装置は、上端
側がガス入口に接続された筒状の金網と、この金網の外
周を覆うように配設された筒状部材と、前記金網の底部
中央近傍に頂が位置するよう前記金網の下方に配設さ
れ、円錐面に螺旋状の溝が形成された円錐状の油受け器
とにより油分離具を構成したものである。
【0016】請求項9の発明に係る油分離装置は、一端
側がガス入口に接続された筒状の金網と、この金網の外
周を覆うように配設され、外周面側に突出する長さ方向
の切り起こし部が周方向に複数設けられた筒状部材と、
この筒状部材の外周面を覆うように配設され、前記切り
起こし部により形成された前記筒状部材の開口とそれぞ
れ相対する油受け板部が内面に複数突設された外筒とに
より油分離具を構成したものである。
【0017】請求項10の発明に係る油分離装置は、ガ
ス入口の内側軸線方向に交互に層状に接続された筒状の
金網と細孔を有する円錐板とにより油分離具を構成した
ものである。
【0018】請求項11の発明に係る油分離装置は、一
端側がガス入口に接続された筒状の金網と、この金網の
外周を覆うように配設された蛇腹状の油受け器と、この
油受け器の内表面に層状に設けられた多孔質部材とによ
り油分離具を構成したものである。
【0019】請求項12の発明に係る油分離装置は、一
端側がガス入口に接続された筒状の金網と、この金網の
外周面に沿って巻回され、終端の開口に金網が設けられ
たねじ山状の油受け器とにより油分離具を構成したもの
である。
【0020】請求項13の発明に係る油分離装置は、一
端側がガス入口に接続された筒状の金網と、この金網の
外周を覆うように前記金網の長さ方向に交互に配設され
たろうと状金網及びろうと状板材とにより油分離具を構
成したものである。
【0021】請求項14の発明に係る油分離装置は、上
端側がガス入口に接続された筒状の金網と、この金網の
外周を覆うように前記金網の長さ方向に複数配設された
ろうと状板材と、これらろうと状板材の外周側及び前記
金網の底部を覆うように配設され、底面に下方に伸びる
通油管が形成された油受け器とにより油分離具を構成し
たものである。
【0022】請求項15の発明に係る油分離装置は、一
端側がガス入口に接続された筒状の金網と、この金網の
外周を覆うように配設されたろうと状金網とにより油分
離具を構成したものである。
【0023】請求項16の発明に係る油分離装置は、上
端側がガス入口に接続された筒状の金網と、この金網の
外周を覆うように配設された油受け器と、通液方向を外
側としてこの油受け器の内面に沿って配設された一方向
通液部材とにより油分離具を構成したものである。
【0024】請求項17の発明に係る油分離装置は、一
端側がガス入口に接続された筒状の金網と、通液方向を
内側としてこの金網の内面に沿って配設された一方向通
液部材とにより油分離具を構成したものである。
【0025】請求項18の発明に係る油分離装置は、一
方向通液部材を通液方向を内側としてガス出口の内側を
覆うように配設したものである。
【0026】請求項19の発明に係る油分離装置は、上
端側がガス入口に接続された筒状の金網と、この金網の
下端側外周を覆うように配設され、下端にガス出口に向
って傾斜する開口縁部が形成されるとともに、内面に前
記開口縁部と略平行に傾斜する溝が形成されたろうと状
の油受け器とにより油分離具を構成したものである。
【0027】請求項20の発明に係る油分離装置は、一
端側がガス入口に接続された筒状の金網と、この金網内
のガス入口近傍に回転自在に配設されて、ガス入口から
流入するガスによって駆動される風車状の回転翼とによ
り油分離具を構成したものである。
【0028】
【作用】請求項1の発明における油分離具は、ガス入口
から流入したガスを、螺旋状の油拡散部材で周方向に拡
散し、ガス入口に接続された筒状の金網の各部を偏り無
く通過させ接触させることで油を分離する。
【0029】請求項2の発明における油分離具は、第1
の金網によりガス入口から流入し軸方向に流れるガス中
の油を分離し、第2の金網により周方向に流れるガス中
の油を分離し、さらに第3の金網で残った油を分離す
る。
【0030】請求項3の発明における油分離具は、ガス
入口に接続された筒状金網及び油受け器内面へのガスの
接触により、ガス入口から流入したガス中の油を分離
し、この分離した油を、油受け器で受けて他端に流し、
この油受け器の下端の開口縁部と溝によりガス出口方向
と反対方向に移動させて滴下させる。
【0031】請求項4の発明における油分離具は、ガス
入口に接続された筒状金網及び油受け器内面へのガスの
接触により、ガス入口から流入したガス中の油を分離
し、この分離した油を、油受け器で受けて下端の油溜り
部と通油管を介して確実に容器底部に滴下させる。な
お、油溜り部は金網の底部外径よりも内側の位置まで張
出しているので、金網の下端外周部から滴下する油もこ
の油溜り部に受けて通油管により確実に容器底部に滴下
させることができる。
【0032】請求項5の発明における油分離具は、ガス
入口に接続された筒状金網,筒状部材内面さらには油受
け器内面へのガスの接触により、ガス入口から流入した
ガス中の油を分離し、この分離した油を、筒状部材内面
と油受け器底面中央の円錐部等により油受け器底面隅の
油溜り部に流し、通油管を介して確実に容器底部に滴下
させる。
【0033】請求項6の発明における油分離具は、ガス
入口に接続された筒状金網,筒状部材内面,油受け器の
溝が形成された表面さらには油受け器上に立設された金
網へのガスの接触により、ガス入口から流入したガス中
の油を分離する。
【0034】請求項7の発明における油分離具は、ガス
入口に接続された筒状金網,筒状部材内面,油受け器の
増径段部が形成された表面へのガスの接触により、ガス
入口から流入したガス中の油を分離する。特に、油受け
器の表面においては増径段部によりガスを乱流化しなが
ら効率良く油を分離する。
【0035】請求項8の発明における油分離具は、ガス
入口に接続された筒状金網,筒状部材内面さらには油受
け器の表面へのガスの接触により、ガス入口から流入し
たガス中の油を分離し、この分離した油を、筒状部材内
面及び油受け器表面の螺旋状の溝等により確実に油受け
器の下端縁に流し滴下させる。
【0036】請求項9の発明における油分離具は、ガス
入口に接続された筒状金網,筒状部材内面さらには外筒
内面へのガスの接触により、ガス入口から流入したガス
中の油を分離する。特に、金網を周方向に通過して流出
したガスは、筒状部材内面に接触した後、筒状部材の切
り起こし部により方向性を付与されて外筒内面の油受け
板に強制的に吹き付けられることにより、残った油が効
率的に除去される。
【0037】請求項10の発明における油分離具は、筒
状の金網によりガス入口から流入し軸方向に流れるガス
中の油を分離し、円錐板により周方向に流れるガス中の
油を分離する。
【0038】請求項11の発明における油分離具は、ガ
ス入口に接続された筒状金網,この金網の外方に設けた
蛇腹状の油受け器の内面へのガスの接触により、ガス入
口から流入したガス中の油を分離する。特に、油受け器
の内面においては、蛇腹状部分によりガスを乱流化しな
がら効率良く油を分離し、内表面に設けられた多孔質部
材で確実に下端に導き滴下させる。
【0039】請求項12の発明における油分離具は、ガ
ス入口に接続された筒状金網,この金網の外周に巻回さ
れた油受け器の内面又は金網へのガスの接触により、ガ
ス入口から流入したガス中の油を分離する。特に、油受
け器においては、そのねじ山形状により筒状金網から流
出したガスを螺旋状に旋回させてその終端に導き、終端
開口の金網に集中させて吹き付けることにより、残りの
油を効率良く分離させる。
【0040】請求項13の発明における油分離具は、ガ
ス入口に接続された筒状金網,ろうと状金網及びろうと
状板材表面への接触により、ガス入口から流入したガス
中の油を分離し、ろうと状板材表面によりこの分離した
油を下方に導いて確実に滴下させる。
【0041】請求項14の発明における油分離具は、ガ
ス入口に接続された筒状金網,ろうと状板材表面及び油
受け器内面への接触により、ガス入口から流入したガス
中の油を分離し、この分離した油を油受け器で受けてそ
の通油管により確実に容器底部に滴下させる。
【0042】請求項15の発明における油分離具は、ガ
ス入口に接続された筒状金網,油受け器への接触によ
り、ガス入口から流入したガス中の油を分離する。特
に、油受け器が金網状であるので、ガスが拡散され油分
離が効率良く行なわれる。
【0043】請求項16の発明における油分離具は、ガ
ス入口に接続された筒状金網及び油受け器内面へのガス
の接触により、ガス入口から流入したガス中の油を分離
し、この分離した油を、油受け器で受けて下端の油溜り
部と通油管を介して確実に容器底部に滴下させる。な
お、油受け器内面に沿って配設された一方向通液部材
は、分離されて油受け器内面上を流れ落ちる油が再度ガ
ス中に吸込まれることを確実に防止する。
【0044】請求項17の発明における油分離具は、ガ
ス入口に接続された筒状金網及び筒状金網の内面に沿っ
て配設された一方向通液部材により、ガス入口から流入
したガス中の油を分離する。特に、ガス入り口から流入
して周方向に流れるガス中の油は一方向通液部材により
確実に捕えられ下方に流れ落ちる。
【0045】請求項18の発明における一方向通液部材
は、ガス出口を通過する直前においてガス中の残りの油
を分離する。
【0046】請求項19の発明における油分離具は、ガ
ス入口に接続された筒状金網及び油受け器内面へのガス
の接触により、ガス入口から流入したガス中の油を分離
し、この分離した油を、油受け器で受けてこの油受け器
内面の傾斜する溝と下端の開口縁部とによりガス出口方
向と反対方向に移動させて滴下させる。
【0047】請求項20の発明における油分離具は、ガ
ス入口から流入したガスを、風車状の回転翼で周方向に
拡散し、ガス入口に接続された筒状の金網の各部を偏り
無く通過させ接触させることで油を分離する。
【0048】
【実施例】
実施例1.以下、請求項1の発明の一実施例を図1につ
いて説明する。なお、図24に示す従来の油分離装置と
同一類似要素については同一符号を付して説明を省略す
る。図1において、8は油分離具4を構成する円筒状の
細目からなる有底筒状の金網で、上端が容器1の冷媒ガ
ス入口(ガス入口)2に接続されている。9は板材から
なり長手方向に螺旋状で形成された油拡散部材で、金網
8内に長手方向に沿って設けられ、油分離具4の一部を
構成している。
【0049】次に動作について説明する。冷媒ガス(ガ
ス)6は冷媒ガス入口2から金網8内に流入すると、螺
旋状の油拡散部材9の曲面に沿って流れながら一部が金
網8から周方向外方へ流出する。この際、細目に設けら
れた網部でガス中に包含されている油が除去される。こ
のように螺旋状の油拡散部材9で進行方向に付勢させな
がら、金網8の各部を偏り無く通過させ接触させること
で油を効果的に分離する。また、冷媒ガス6を周方向に
拡散することで、冷媒ガス6中の液状冷媒を冷媒ガス出
口(ガス出口)3から流出する前に気化させる性能も高
まる。
【0050】なお上記実施例においては、冷媒ガス入口
2が容器1の上面に設けられ、油分離具4が上下方向に
配設された場合を示したが、本発明は必ずしもこの態様
に限られない。例えば、冷媒ガス入口2が一側面(冷媒
ガス出口3とは異なる側面)に設けられ、油分離具4が
横方向に配設される場合でも、油分離具が単なる金網に
より構成されている場合に比し油分離等の機能が向上す
る。また、冷媒ガス出口3は、必ずしも容器1の側面に
設けられる必要はなく、容器1の上面における冷媒ガス
入口2と異なる位置に設けられていてもよい。
【0051】実施例2.次に、請求項2の発明の一実施
例を図2について説明する。図2において、10は第1
の金網で、油分離具4の長さ方向(冷媒ガス入口2の軸
方向)に配設された軸部11から周方向に断続的に突出
して複数設けられている。12は第1の金網10を覆っ
て設けられた有底筒状の第2の金網、13はこの第2の
金網12の外周面側に設けられ、この第2の金網12よ
り細い網目で形成された第3の金網である。
【0052】第1の金網10は、この場合水平よりも若
干先端側が下方に傾斜した姿勢とされ、冷媒ガス入口2
の軸方向に交差する向きに配設されている。第2の金網
12は、上端において冷媒ガス入口2に接続されて配設
され、軸部11はこの第2の金網12の底面上に立設さ
れている。またこの場合、油分離具4は、第1の金網1
0、第2の金網12および第3の金網13で構成されて
いる。
【0053】次に動作について説明する。冷媒ガス6は
冷媒ガス入口2から油分離具4内に直進流入すると、ま
ず、突出した第1の金網10に衝突又は通過し、次に第
2の金網12で周方向に分流し、更に細い網目の第3の
金網13を通過して冷媒ガス出口3から流出する。この
際冷媒ガス6に含まれていた油7は第1の金網10に付
着して軸部11から下方へ滴下し、さらに、第2,第3
の金網12,13で順次除去されて滴下し、容器1の底
部に溜められる。このため、流入した冷媒ガスが複雑に
分流拡散され多箇所で網状部材に複数回接触して、冷媒
ガス中の油が効果的に分離されて油分離性能が向上する
とともに、冷媒ガス中の液状冷媒も気化され易くなる。
【0054】なお、例えば冷媒ガス入口2が一側面(冷
媒ガス出口3とは異なる側面)に設けられ、油分離具4
が横方向に配設される場合でも、油分離具が単なる金網
8により構成されている場合に比し油分離等の機能が向
上する。また、冷媒ガス出口)は、容器1の上面におけ
る冷媒ガス入口2と異なる位置に設けられていてもよ
い。
【0055】実施例3.次に、請求項3の発明の一実施
例を図3について説明する。図3において、8は円筒状
の細目からなる有底筒状の金網で、上端が容器1の冷媒
ガス入口2に接続されている。14は金網8の外周面側
に配設されたろうと状の油受け器で、下端の小径部には
冷媒ガス出口3方向に向けて傾斜する開口縁部15が形
成され、この開口縁部15の端面にこの開口縁部15に
沿って連続する溝16が設けられている。この場合、金
網8と油受け器14が油分離具4を構成している。な
お、金網8の底部は板状とし金網状としない構成が好ま
しい。また油受け器14は、例えば図示省略したリブ等
により容器1に固定支持されている。
【0056】次に動作について説明する。金網8でほぼ
脱油された冷媒ガス6は、ろうと状の油受け器14の円
錐状内面に衝突して残っていた油7を付着させる。この
油7は油受け器14の円錐状内面に沿って小径側の下方
へと流れ、開口縁部15に達するとこの開口縁部15の
傾斜に沿って油受け器14の下端尖端部へ流れる。この
尖端部は冷媒ガス出口3と反対方向となるように形成さ
れているので、このように分離され流れ落ちてきた油
が、再び冷媒ガス出口3に向う冷媒ガス6に吸込まれて
運び去られることはない。また、上記尖端部に至るまで
に冷媒ガス6の流れに沿って下降した油7は開口縁部1
5に設けられた溝16内に収納され、この溝16内を伝
って、上記尖端部へ冷媒ガス6に影響されることなく流
れることができて下方へ滴下する。このため、流入した
冷媒ガスが金網8と油受け器14への複数回の接触によ
り効果的に油を分離され、しかもこの油が確実に容器底
部に滴下されることになり、油分離性能が向上する。ま
た、冷媒ガスの流れも油受け器14に衝突することで複
雑かつ長距離となり、冷媒ガス中の液状冷媒の気化性能
も向上する。
【0057】実施例4.次に、請求項4の発明の一実施
例を図4について説明する。図4において、8は円筒状
の細目からなる有底筒状の金網で、上端が容器1の冷媒
ガス入口2に接続されている。18は金網8の外周面側
に配設されたろうと状の油受け器で、小径側の下端部が
内側上方へ湾曲して湾曲部19が形成され、この湾曲部
19上の凹状空間として油溜り部20が構成されてい
る。なお、湾曲部19の端縁(即ち油溜り部20)は、
金網8の底板径より内側まで張出している。また、21
は油溜り部20から下方に伸びて容器1の底部近傍に達
する通油管である。この場合、金網8と油受け器18が
油分離具4を構成している。なお、金網8の底部は板状
とし金網状としない構成が好ましい。また油受け器18
は、例えば図示省略したリブ等により容器1に固定支持
されている。
【0058】次に動作について説明する。金網8でほぼ
脱油された冷媒ガス6はろうと状の油受け器18の円錐
状内面に衝突して残っていた油7を付着させ、さらに湾
曲部19に沿って上方の金網8の底部に突き当って下方
から流出する。この際、油受け器18に付着した油7は
油溜り部20から通油管21を通じて下方へ滴下し、ま
た、金網8の外周および底部に付着した油7は、外周の
縁部から下方へ滴下して油受け器18の油溜り部20に
一旦収容され、Yはり通油管21を介して容器1の底部
へ導かれる。このため、流入した冷媒ガスが金網8と油
受け器18への複数回の接触により効果的に油を分離さ
れ、しかもこの油が確実に容器底部に滴下されることに
なり、油分離性能が向上する。また、冷媒ガスの流れが
油受け器に衝突することで複雑かつ長距離となり、冷媒
ガス中の液状冷媒の気化性能も向上する。
【0059】なお、油分離具4の底部形状を下端側が大
径となる円錐状にすると、上記油溜り部20への油7の
滴下がより確実となる効果がある。
【0060】実施例5.次に、請求項5の発明の一実施
例を図5について説明する。図5において、8は円筒状
の細目からなる有底筒状の金網で、上端が容器1の冷媒
ガス入口(ガス入口)2に接続されている。22は上端
が容器1の上内面に固定されて金網8の外周面側に配設
された筒状部材、23は筒状部材22の下端側外周及び
金網8の底部を覆うように配設された油受け器で、金網
8の底部近傍に頂が位置する円錐部24を底面中央に有
し、底面隅には凹状に湾曲してなる油溜り部25が形成
され、上方に伸びて筒状部材22の外周を覆う胴部26
がこの油溜り部25から立上がるように連続して形成さ
れたものである。また、21は油溜り部20から下方に
伸びて容器1の底部近傍に達する通油管である。この場
合、金網8と筒状部材22と油受け器23が油分離具4
を構成している。また油受け器23は、例えば図示省略
したリブ等により容器1に固定支持されている。
【0061】次に動作について説明する。金網8でほぼ
脱油された冷媒ガス6は、筒状部材22,油受け器23
の円錐部24および胴部26等へ接触し、さらに脱油さ
れる。そして、これら接触による付着により除去された
油7は油溜り部25に流れ落ち通油管21を介して確実
に容器1の底部に滴下される。このため、油分離性能が
向上するとともに、冷媒ガスの流れが複雑かつ長距離と
なることで、冷媒ガス中の液状冷媒の気化性能も向上す
る。
【0062】実施例6.次に請求項6の発明の一実施例
を図6について説明する。図6において、8は円筒状の
細目からなる有底筒状の金網で、上端が容器1の冷媒ガ
ス入口2に接続されている。22は、金網8の外周面側
に配設された筒状部材であり、27は金網8の底面中央
近傍に頂を位置させて設けられた円錐状の油受け器で、
円錐面に周方向に沿った溝28と、この溝28の下方側
縁部に沿って直立する金網29と、さらに溝28には上
下に貫通する複数個の油穴30が設けられている。この
場合、金網8と筒状部材22と油受け器27等が油分離
具4を構成している。また油受け器27は、例えば図示
省略したリブ等により容器1に固定支持されている。
【0063】次に動作について説明する。金網8でほぼ
脱油された冷媒ガス6は、筒状部材22,油受け器27
の円錐面,溝28および金網29等へ接触し、さらに脱
油される。そして、これら接触による付着により除去さ
れた油7は溝28に流れ落ち油穴30を介して確実に容
器1の底部に滴下される。このため、油分離性能が向上
するとともに、冷媒ガスの流れが複雑かつ長距離となる
ことで、冷媒ガス中の液状冷媒の気化性能も向上する。
【0064】実施例7.次に、請求項7の発明の一実施
例を図7について説明する。図7において、8は円筒状
の細目からなる有底筒状の金網で、上端が容器1の冷媒
ガス入口2に接続されている。22は、金網8の外周面
側に配設された筒状部材であり、31は、金網8の底面
中央近傍に頂を位置させて設けられた多段円錐状の油受
け器で、円錐面に沿って複数の増径段部32が形成さ
れ、この増径段部32の下方向に設けられた溝33には
油穴30が設けられている。この場合、金網8と筒状部
材22と油受け器31が油分離具4を構成している。ま
た油受け器31は、例えば図示省略したリブ等により容
器1に固定支持されている。
【0065】次に動作について説明する。金網8でほぼ
脱油された冷媒ガス6は、筒状部材22,油受け器31
の円錐面,増径段部32及び溝33へ接触し、さらに脱
油される。そして、これら接触による付着により除去さ
れた油7は溝33に流れ落ち油穴30を介して確実に容
器1の底部に滴下される。このため、油分離性能が向上
するとともに、冷媒ガスの流れが複雑かつ長距離となる
ことで、冷媒ガス中の液状冷媒の気化性能も向上する。
【0066】実施例8.次に、請求項8の発明の一実施
例を図8について説明する。図8において、8は円筒状
の細目からなる有底筒状の金網で、上端が容器1の冷媒
ガス入口2に接続されている。22は、金網8の外周面
側に配設された筒状部材であり、34は金網8の底面中
央近傍に頂を位置させて設けられた円錐状の油受け器
で、円錐面の周方向に沿って螺旋状の溝部35が設けら
れている。この場合、金網8と筒状部材22と油受け器
34が油分離具4を構成している。また油受け器34
は、例えば図示省略したリブ等により容器1に固定支持
されている。
【0067】次に動作について説明する。金網8でほぼ
脱油された冷媒ガス6は、筒状部材22,油受け器34
の円錐面,溝35へ接触し、さらに脱油される。そし
て、これら接触による付着により除去された油7は溝3
5に流れ落ちて油受け器34の下端に導かれ、確実に容
器1の底部に滴下する。このため、油分離性能が向上す
るとともに、冷媒ガスの流れが複雑かつ長距離となるこ
とで、冷媒ガス中の液状冷媒の気化性能も向上する。
【0068】実施例9.次に、請求項9の発明の一実施
例を図9,図10について説明する。図9,図10にお
いて、8は円筒状の細目からなる有底筒状の金網で、上
端が容器1の冷媒ガス入口2に接続されている。36は
金網8の外周面側に設けられた筒状部材で、外周面側に
突出する長さ方向の切り起こし部37が周方向に複数形
成されている。38は筒状部材36のさらに外周を覆う
ように配設された外筒であり、切り起こし部37により
形成される筒状部材36の開口とそれぞれ周方向に相対
する油受け板39が内周面に複数立設されている。この
場合、金網8と筒状部材36と外筒38が油分離具4を
構成している。なお、金網8の底部は板状とし金網状と
しない構成が好ましい。また、筒上部材36と外筒38
は上端が容器1の上内面に固定されて支持されている。
【0069】次に動作について説明する。金網8でほぼ
脱油された冷媒ガス6は、筒状部材36,外筒38へ接
触し、さらに脱油される。特に、金網8を周方向に通過
して流出した冷媒ガス6は、筒状部材36内面に接触し
た後、筒状部材36の切り起し部37により方向性を付
与されて外筒38の油受け板39に強制的に吹き付けら
れることにより、残った油が効率的に除去される。そし
て、これら接触による付着により除去された油7は各部
材の下端に流れ落ちて容器1の底部に滴下する。このた
め、油分離性能が向上するとともに、冷媒ガスの流れが
複雑かつ長距離となることで、冷媒ガス中の液状冷媒の
気化性能も向上する。
【0070】なお、例えば冷媒ガス入口2が一側面(冷
媒ガス出口3とは異なる側面)に設けられ、油分離具4
が横方向に配設される場合でも、油分離具が単なる金網
により構成されている場合に比し油分離等の機能が向上
する。また、冷媒ガス出口3は、容器1の上面における
冷媒ガス入口2と異なる位置に設けられていてもよい。
【0071】実施例10.次に、請求項10の発明の一
実施例を図11について説明する。図11において、4
0aは上端が冷媒ガス入口2に接続された円筒状の金
網、40bは金網40aの下側に接続された円筒状の金
網、40cは金網40bの下側に接続された有底円筒状
の金網、41は多数の細穴42が形成された円錐状の円
錐板で、金網40aと金網40bの間、あるいは金網4
0bと金網40cの間に水平に介装されている。すなわ
ちこの場合、油分離具4は、金網40a,40b,40
cと円錐板41とを交互に層状に接続して構成されてい
る。
【0072】次に動作について説明する。冷媒ガス入口
2から流入した冷媒ガス6の一部は円筒状の金網40a
を通過して外方へ流出し、残りの冷媒ガス6は上側の円
錐板41の細穴42から次の円筒状の金網40b内に流
れ、金網40bを通過して流出するか、あるいは下側の
円錐板41及び金網40cを通過して流出する。この際
冷媒ガス6に含まれていた油7は、金網40aに付着し
て下方へ流れ、円錐板41に付着して周方向に流れ、あ
るいは他の金網40b,40cに付着して下方に流れ、
最終的には最下端の金網40cの下端縁から滴下する。
このため、流入した冷媒ガスが複雑に分流拡散され多箇
所で網状部材に接触して、冷媒ガス中の油が効果的に分
離されて油分離性能が向上するとともに、冷媒ガス中の
液状冷媒も気化され易くなる。
【0073】なお、例えば冷媒ガス入口2が容器1の一
側面(冷媒ガス出口3とは異なる側面)に設けられ、油
分離具4が横方向に配設される場合でも、油分離具が単
なる金網により構成されている場合に比し油分離等の機
能が向上する。また、金網と円錐板をさらに複数積層さ
せて油分離具4を構成してもよい。
【0074】実施例11.次に、請求項11の発明の一
実施例を図12,図13について説明する。図12,図
13において、8は円筒状の細目からなる有底筒状の金
網で、上端が容器1の冷媒ガス入口2に接続されてい
る。45は例えばアコーデオンの胴部のような蛇腹状の
油受け器で、上端が容器1の上内面に固定される等によ
り支持されている。この油受け器45の内面には、図1
3に示すように例えばスポンジ等の多孔質部材46が層
状に設けられている。この場合、金網8と油受け器45
が油分離具4を構成している。なお、金網8の底部は板
状とし金網状としない構成が好ましい。
【0075】次に動作について説明する。金網8でほぼ
脱油された冷媒ガス6は油受け器45の内面に衝突し
て、蛇腹状の大径部で拡散し、小径部で収束しながら、
通過速度も遅速に変化することにより流れが乱流とな
り、残っていた油7をこの内面に効率的に付着させる。
そしてこの油7は、油受け器45の内面の多孔質部材4
6により再度冷媒ガスに吸込まれることなく確実に油受
け器45の下端に導かれ滴下する。このため、流入した
冷媒ガスが効果的に油を分離され、しかもこの油が確実
に容器底部に滴下されることになり、油分離性能が向上
する。また、冷媒ガスの流れが油受け器45に衝突して
複雑かつ長距離となるから、冷媒ガス中の液状冷媒の気
化性能も向上する。
【0076】実施例12.次に、請求項12の発明の一
実施例を図14について説明する。図14において、8
は円筒状の細目からなる有底筒状の金網で、上端が容器
1の冷媒ガス入口2に接続されている。47は金網8の
外周面に巻回されたねじ山状の油受け器で、終端(最下
端)に冷媒ガス6を吐出する開口が形成され、この開口
を覆うように金網48が設けられている。この場合、金
網8と油受け器47が油分離具4を構成している。
【0077】次に動作について説明する。金網8でほぼ
脱油された冷媒ガス6は、油受け器47のねじ山状内面
で接触旋回を繰返しながら下端の開口から集中的に流出
し金網48に吹き付けられて通過する。このため、残っ
た油7がこれら油受け器47内面あるいは金網48への
接触により除去され、最終的に前記開口等から滴下する
ことになり、油分離性能が向上する。また、冷媒ガスの
流れが油受け器47により複雑かつ長距離となるから、
冷媒ガス中の液状冷媒の気化性能も向上する。
【0078】なお、例えば冷媒ガス入口2が容器1の一
側面(冷媒ガス出口3とは異なる側面)に設けられ、油
分離具4が横方向に配設される場合でも、油分離具が単
なる金網により構成されている場合に比し油分離等の機
能が向上する。また、冷媒ガス出口3は、必ずしも容器
1の側面に設けられる必要はなく、容器1の上面におけ
る冷媒ガス入口2と異なる位置に設けられていてもよ
い。
【0079】実施例13.次に、請求項13の発明の一
実施例を図15について説明する。図15において、8
は円筒状の細目からなる有底筒状の金網で、上端が容器
1の冷媒ガス入口2に接続されている。49は、金網8
の外周を覆うように上下に配設されたろうと状金網で、
例えば図示省略したリブ等により容器1に固定支持され
ている。50は、やはり金網8の外周を覆うようにして
上下に配設されたろうと状板材であり、例えば図示省略
したリブ等により容器1に固定支持されている。ろうと
状金網49とろうと状板材50は、金網8の長さ方向
(この場合上下方向)に沿って交互に配置されている。
なおこの場合、金網8とろうと状金網49及びろうと状
板材50が油分離具4を構成している。また、金網8の
底部は板状とし金網状としない構成が好ましい。
【0080】次に動作について説明する。金網8でほぼ
脱油され周方向に流出した冷媒ガス6は、上下いずれか
のろうと状金網49を通過し、次にこのろうと状金網4
9の下側のろうと状板材50の内面に接触する。この
際、冷媒ガス中に残った油は、ろうと状金網49あるい
はろうと状板材50内面に付着し、最終的にろうと状板
材50の表面を流れ落ちて滴下する。このため、油分離
性能が向上するとともに、冷媒ガスの流れが複雑かつ長
距離となるから、冷媒ガス中の液状冷媒の気化性能も向
上する。
【0081】なお、上記実施例においては、ろうと状金
網49と交互に設けられるろうと状板材50をそれぞれ
別体に構成したが、図16に示すように一体的に設ける
こともできる。また、ろうと状金網49とろうと状板材
50をさらに多段に配設してもよい。
【0082】実施例14.次に、請求項14の発明の一
実施例を図17について説明する。図17において、8
は円筒状の細目からなる有底筒状の金網で、上端が容器
1の冷媒ガス入口2に接続されている。51は金網8の
外周面側に長さ方向に沿って複数配設されたろうと状板
材で、52はこれらろうと状板材51の外周面と金網8
の底面を覆うように配設され、底部に下方への通油管2
1を有する油受け器である。この場合、金網8とろうと
状板材51と油受け器52が油分離具4を構成してい
る。
【0083】次に動作について説明する。金網8でほぼ
脱油され周方向に流出した冷媒ガス6は、いずれかのろ
うと状板材51に接触し、さらに上方へ方向転換しなが
ら油受け器52の内面に接触する。この際、冷媒ガス中
に残った油は、ろうと状板材51あるいは油受け器52
内面に付着し、最終的に油受け器52の底部に流れ落ち
て通油管21を介して容器1の底部に確実に滴下する。
このため、油分離性能が向上するとともに、冷媒ガスの
流れが複雑かつ長距離となるから、冷媒ガス中の液状冷
媒の気化性能も向上する。
【0084】実施例15.次に、請求項15の発明の一
実施例を図18について説明する。図18において、8
は円筒状の細目からなる有底筒状の金網で、上端が容器
1の冷媒ガス入口2に接続されている。53は金網8の
外周を覆うように配設され、微細な網目を有するろうと
状金網であり、複数積層されている。この場合、金網8
とろうと状金網53が油分離具4を構成している。ま
た、ろうと状金網53は、例えば図示省略したリブ等に
より容器1に固定支持されている。なお、金網8の底部
は板状とし金網状としない構成が好ましい。
【0085】次に動作について説明する。金網8でほぼ
脱油され周方向に流出した冷媒ガス6は、ろうと状金網
53の微細な網目を通過し乱流化しながら残った油7を
付着させる。そして、この油はろうと状金網53の下端
に流れ落ちて滴下する。このため、油分離性能が向上す
るとともに、冷媒ガスの流れが複雑となるから、冷媒ガ
ス中の液状冷媒の気化性能も向上する。
【0086】実施例16.次に、請求項16の発明の一
実施例を図19について説明する。図19において、8
は円筒状の細目からなる有底筒状の金網で、上端が容器
1の冷媒ガス入口2に接続されている。18は金網8の
外周を覆うように配設されたろうと状の油受け器で、下
端の湾曲部19には油溜り部20が形成され、この油溜
り部20の下面には下方に伸びる通油管21が形成され
ている。この油受け器18は、例えば図示省略したリブ
等により容器1に固定支持されている。54は、例えば
ドライメッシュとしてよく知られている通気性を有する
一方向通液部材で、表面からのみ液体を通過させ、裏面
からは通過させないもので、裏面を油受け器18の内面
に向けて油受け器18の内面に沿って配設されている。
この場合、金網8と油受け器18及び一方向通液部材5
4が油分離具4を構成している。なお、金網8の底部は
板状とし金網状としない構成が好ましい。
【0087】次に動作について説明する。金網8でほぼ
脱油された冷媒ガス6は、ろうと状の油受け器18の円
錐状内面に衝突して残っていた油7を付着させる。この
際、油受け器18に付着した油7は油受け器18の表面
を流れ落ち油溜り部20から通油管21を通じて下方へ
滴下する。なお、油受け器18内面に沿って配設された
一方向通液部材54は、分離されて油受け器18内面上
を流れ落ちる油が再度ガス中に吸込まれることを確実に
防止する。このため、流入した冷媒ガスが金網8と油受
け器18への複数回の接触により効果的に油を分離さ
れ、しかもこの油が確実に容器底部に滴下されることに
なり、油分離性能が向上する。また、冷媒ガスの流れが
油受け器に衝突することで複雑かつ長距離となり、冷媒
ガス中の液状冷媒の気化性能も向上する。
【0088】実施例17.次に、請求項17の発明の一
実施例を図20について説明する。図20において、8
は円筒状の細目からなる有底筒状の金網で、上端が容器
1の冷媒ガス入口2に接続され、下端には下方に伸びる
通油管21が接続されている。55は一方向通液部材
で、金網8の内周面に沿って裏面を内側にして装着され
ている。
【0089】次に動作について説明する。冷媒ガス入口
2から流入した冷媒ガス6は一方向通液部材55を通過
して外方へ流出する。この際、冷媒ガス6中含まれてい
る油7は通過することなく、一方向通液部材55の内面
に溜まり、下方へ流れて通油管21によって容器1の底
部に確実に滴下する。このため、油分離性能が向上する
とともに、冷媒ガスの流れが一方向通液部材55に衝突
することで複雑となり、冷媒ガス中の液状冷媒の気化性
能も向上する。
【0090】なお、上記実施例17の金網8の外周面に
一方向通液部材55の裏面を当接させて装着すると冷媒
ガス6からの脱油がさらに有効となる。
【0091】実施例18.次に、請求項18の発明の一
実施例を図21について説明する。図21において、8
は油分離具4を構成する円筒状の細目からなる有底筒状
の金網で、上端が容器1の冷媒ガス入口2に接続されて
いる。56は、冷媒ガス出口3の内側を覆う椀上金網5
7の表面に裏面を表にして装着された一方向通液部材で
ある。
【0092】次に動作について説明する。油分離具4か
ら流出した冷媒ガス6は冷媒ガス出口3に導入される
が、その際、油分離具4で分離されず残った油が一方向
通液部材56で通過を阻まれて付着し、やがては下方に
滴下する。このため、油分離性能が向上するとともに、
冷媒ガスの流れが一方向通液部材56に衝突することで
複雑となり、冷媒ガス中の液状冷媒の気化性能も向上す
る。
【0093】なお、例えば冷媒ガス入口2が容器1の一
側面(冷媒ガス出口3とは異なる側面)に設けられ、油
分離具4が横方向に配設される場合でも、冷媒ガス出口
3が単に開口している場合に比し油分離等の機能が向上
する。また、冷媒ガス出口3は、必ずしも容器1の側面
に設けられる必要はなく、容器1の上面における冷媒ガ
ス入口2と異なる位置に設けられていてもよい。
【0094】実施例19.次に、請求項19の発明の一
実施例を図22について説明する。図22において、8
は円筒状の細目からなる有底筒状の金網で、上端が容器
1の冷媒ガス入口2に接続されている。58は金網8の
外周面側に配設されたろうと状の油受け器で、下端の小
径部には冷媒ガス出口3方向に向けて傾斜する開口縁部
15が形成され、内面にはこの開口縁部15と略平行な
溝59が設けられている。この場合、金網8と油受け器
58が油分離具4を構成している。なお、金網8の底部
は板状とし金網状としない構成が好ましい。また油受け
器58は、例えば図示省略したリブ等により容器1に固
定支持されている。
【0095】次に動作について説明する。金網8でほぼ
脱油された冷媒ガス6は、ろうと状の油受け器58の円
錐状内面に衝突して残っていた油7を付着させる。この
油7は、油受け器58の円錐状内面の溝59あるいは下
端の開口縁部15の傾斜に沿って油受け器58の下端尖
端部へ流れて滴下する。この尖端部は冷媒ガス出口3と
反対方向となるように形成されているので、このように
分離され流れ落ちてきた油が、再び冷媒ガス出口3に向
う冷媒ガス6に吸込まれて運び去られることはない。こ
のため、流入した冷媒ガスが金網8と油受け器58への
複数回の接触により効果的に油を分離され、しかもこの
油が確実に容器底部に滴下されることになり、油分離性
能が向上する。また、冷媒ガスの流れも油受け器58に
衝突することで複雑かつ長距離となり、冷媒ガス中の液
状冷媒の気化性能も向上する。
【0096】実施例20.次に、請求項20の発明の一
実施例を図23について説明する。図23において、8
は円筒状の細目からなる有底筒状の金網で、上端が容器
1の冷媒ガス入口2に接続されている。60は、金網8
内における冷媒ガス入口2の近傍に水平回転自在に配設
された風車状の回転翼である。この場合、金網8と回転
良く60が油分離具4を構成している。
【0097】次に動作について説明する。冷媒ガス入口
2から金網8内に流入した冷媒ガス6は回転翼60に衝
突し拡散されて金網8を通過する。この際、冷媒ガス6
は回転翼60に突き当って回動力を与えるとともに、含
油している油7を回転翼60に付着させる。また、回転
翼60は回転することで冷媒ガス6を周方向に均等に方
向転換させて金網8に偏りなく接触させる。回転翼60
又は金網8に付着した油は最終的に下方へ滴下して容器
1の底部に貯油される。このため、金網8の全体が利用
されて効果的に油分離が行なわれることにより、油分離
性能が向上するとともに、冷媒ガス6を周方向に拡散す
ることで、冷媒ガス6中の液状冷媒を冷媒ガス出口3か
ら流出する前に気化させる性能も高まる。
【0098】なお、例えば冷媒ガス入口2が容器1の一
側面(冷媒ガス出口3とは異なる側面)に設けられ、油
分離具4が横方向に配設される場合でも、油分離具が単
なる金網により構成されている場合に比し油分離等の機
能が向上する。また、冷媒ガス出口3は、必ずしも容器
1の側面に設けられる必要はなく、容器1の上面におけ
る冷媒ガス入口2と異なる位置に設けられていてもよ
い。
【0099】また、以上実施例1乃至実施例20におい
ては、油分離装置を冷凍機に使用した場合を想定して記
述したが、本出願の各発明は、各種ガス中の油分離等に
使用して同様の効果を奏することはいうまでもない。
【0100】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれば
一端側がガス入口に接続された筒状の金網と、この金網
の内部に長さ方向に沿って配設された螺旋状の油拡散部
材とにより油分離具を構成したので、金網全体を均等に
利用して油を効果的に分離し油分離機能を向上させるこ
とができるとともに、ガスを周方向に拡散することで、
ガス中の液体を気化させる性能も高まるなどの効果があ
る。
【0101】また、請求項2の発明によればガス入口の
軸線方向に交差する姿勢とされて前記軸線に沿って複数
並んで配設された第1の金網と、一端側がガス入口に接
続され第1の金網を覆って設けられた筒状の第2の金網
と、この第2の金網をさらに覆って設けられ第2の金網
より細い網目を有する第3の金網とにより油分離具を構
成したので、流入したガスが複雑に分流拡散され多箇所
で網状部材に複数回接触させられて、ガス中の油が効果
的に分離されて油分離性能が向上するとともに、ガス中
の液体も気化され易くなるなどの効果がある。
【0102】また、請求項3の発明によれば上端側がガ
ス入口に接続された筒状の金網と、この金網の下端側外
周を覆うように配設され、下端にガス出口に向って傾斜
する開口縁部が形成されるとともに、この開口縁部の端
面にこの開口縁部に沿って連続する溝が形成されたろう
と状の油受け器とにより油分離具を構成したので、筒状
金網により分離されなかった残った油も油受け器への接
触により分離され、しかも分離された油が確実に容器底
部に滴下されることになり、油分離性能が向上するとと
もに、ガスの流れが油受け器に衝突することで複雑かつ
長距離となり、ガス中の液体の気化性能も向上するなど
の効果がある。
【0103】また、請求項4の発明によれば上端側がガ
ス入口に接続された筒状の金網と、この金網の下端側外
周を覆うように配設され、下端の開口縁部には金網の底
部下方の前記底部外径よりも内側の位置まで張出す油溜
り部が形成されるとともに、この油溜り部の底面から下
方伸びる通油管が設けられたろうと状の油受け器とによ
り油分離具を構成したので、筒状金網により分離されな
かった残った油も油受け器への接触により分離され、し
かも分離された油が確実に容器底部に滴下されることに
なり、油分離性能が向上するとともに、ガスの流れが油
受け器に衝突することで複雑かつ長距離となり、ガス中
の液体の気化性能も向上するなどの効果がある。
【0104】また、請求項5の発明によれば上端側がガ
ス入口に接続された筒状の金網と、この金網の外周を覆
うように配設された筒状部材と、この筒状部材の下端側
及び前記金網の底部を覆うように配設され、底面中央に
は頂が前記金網の底部中央近傍に伸びる円錐部が突設さ
れ、底面隅部には全周にわたる油溜り部が形成されると
ともに、この油溜り部の底面から下方伸びる通油管が設
けられた油受け器とにより油分離具を構成したので、筒
状金網により分離されなかった残った油も筒状部材及び
油受け器への接触により分離され、しかも分離された油
が確実に容器底部に滴下されることになり、油分離性能
が向上するとともに、ガスの流れが油受け器等に衝突す
ることで複雑かつ長距離となり、ガス中の液体の気化性
能も向上するなどの効果がある。
【0105】また、請求項6の発明によれば、上端側が
ガス入口に接続された筒状の金網と、この金網の外周を
覆うように配設された筒状部材と、前記金網の底部中央
近傍に頂が位置するよう前記金網の下方に配設され、円
錐面に周方向に連続する溝が形成された円錐状の油受け
器と、この油受け器の溝の下側縁部に沿って立設された
金網とにより油分離具を構成したので、筒状金網により
分離されなかった残った油も筒状部材及び油受け器等へ
の接触により分離され、しかも分離された油が確実に容
器底部に滴下されることになり、油分離性能が向上する
とともに、ガスの流れが油受け器等に衝突することで複
雑かつ長距離となり、ガス中の液体の気化性能も向上す
るなどの効果がある。
【0106】また、請求項7の発明によれば、上端側が
ガス入口に接続された筒状の金網と、この金網の外周を
覆うように配設された筒状部材と、前記金網の底部中央
近傍に頂が位置するよう前記金網の下方に配設され、円
錐面に複数の増径段部が形成されるとともに、この増径
段部に周方向に連続する溝が形成された多段円錐状の油
受け器とにより油分離具を構成したので、筒状金網によ
り分離されなかった残った油も筒状部材及び油受け器へ
の接触により分離され、しかも分離された油が確実に容
器底部に滴下されることになり、油分離性能が向上する
とともに、ガスの流れが油受け器等に衝突することで複
雑かつ長距離となり、ガス中の液体の気化性能も向上す
るなどの効果がある。
【0107】また、請求項8の発明によれば、上端側が
ガス入口に接続された筒状の金網と、この金網の外周を
覆うように配設された筒状部材と、前記金網の底部中央
近傍に頂が位置するよう前記金網の下方に配設され、円
錐面に螺旋状の溝が形成された円錐状の油受け器とによ
り油分離具を構成したので、筒状金網により分離されな
かった残った油も筒状部材及び油受け器への接触により
分離され、しかも分離された油が確実に容器底部に滴下
されることになり、油分離性能が向上するとともに、ガ
スの流れが油受け器等に衝突することで複雑かつ長距離
となり、ガス中の液体の気化性能も向上するなどの効果
がある。
【0108】また、請求項9の発明によれば、一端側が
ガス入口に接続された筒状の金網と、この金網の外周を
覆うように配設され、外周面側に突出する長さ方向の切
り起こし部が周方向に複数設けられた筒状部材と、この
筒状部材の外周面を覆うように配設され、前記切り起こ
し部により形成された前記筒状部材の開口とそれぞれ相
対する油受け板部が内面に複数突設された外筒とにより
油分離具を構成したので、筒状金網により分離されなか
った残った油も筒状部材及び外筒への接触により分離さ
れることになり、油分離性能が向上するとともに、ガス
の流れが筒状部材等に衝突することで複雑かつ長距離と
なり、ガス中の液体の気化性能も向上するなどの効果が
ある。
【0109】また、請求項10の発明によれば、ガス入
口の内側軸線方向に交互に層状に接続された筒状の金網
と細孔を有する円錐板とにより油分離具を構成したの
で、流入したガスが複雑に分流拡散され多箇所で網状部
材に接触して、ガス中の油が効果的に分離されて油分離
性能が向上するとともに、ガス中の液体も気化され易く
なるなどの効果がある。
【0110】また、請求項11の発明によれば、一端側
がガス入口に接続された筒状の金網と、この金網の外周
を覆うように配設された蛇腹状の油受け器と、この油受
け器の内表面に層状に設けられた多孔質部材とにより油
分離具を構成したので、金網により分離されなかった残
った油も油受け器への接触により分離されることにな
り、油分離性能が向上するとともに、ガスの流れが油受
け器に衝突することで複雑かつ長距離となり、ガス中の
液体の気化性能も向上するなどの効果がある。
【0111】また、請求項12の発明によれば、一端側
がガス入口に接続された筒状の金網と、この金網の外周
面に沿って巻回され、終端の開口に金網が設けられたね
じ山状の油受け器とにより油分離具を構成したので、筒
状金網により分離されなかった残った油も油受け器及び
その開口の金網への接触により分離されることになり、
油分離性能が向上するとともに、ガスの流れが油受け器
等に衝突することで複雑かつ長距離となり、ガス中の液
体の気化性能も向上するなどの効果がある。
【0112】また、請求項13の発明によれば、一端側
がガス入口に接続された筒状の金網と、この金網の外周
を覆うように前記金網の長さ方向に交互に配設されたろ
うと状金網及びろうと状板材とにより油分離具を構成し
たので、筒状金網により分離されなかった残った油もろ
うと状金網及びろうと状板材への接触により分離される
ことになり、油分離性能が向上するとともに、ガスの流
れがろうと状板材等に衝突することで複雑かつ長距離と
なり、ガス中の液体の気化性能も向上するなどの効果が
ある。
【0113】また、請求項14の発明によれば、上端側
がガス入口に接続された筒状の金網と、この金網の外周
を覆うように前記金網の長さ方向に複数配設されたろう
と状板材と、これらろうと状板材の外周側及び前記金網
の底部を覆うように配設され、底面に下方に伸びる通油
管が形成された油受け器とにより油分離具を構成したの
で、筒状金網により分離されなかった残った油もろうと
状板材及び油受け器への接触により分離され、しかも分
離された油は確実に容器底部に滴下することになり、油
分離性能が向上するとともに、ガスの流れが筒状部材等
に衝突することで複雑かつ長距離となり、ガス中の液体
の気化性能も向上するなどの効果がある。
【0114】また、請求項15の発明によれば、一端側
がガス入口に接続された筒状の金網と、この金網の外周
を覆うように配設されたろうと状金網とにより油分離具
を構成したので、筒状金網により分離されなかった残っ
た油もろうと状金網への接触により分離されることにな
り、油分離性能が向上するとともに、ガスの流れがろう
と状金網に衝突することで複雑となり、ガス中の液体の
気化性能も向上するなどの効果がある。
【0115】また、請求項16の発明によれば、上端側
がガス入口に接続された筒状の金網と、この金網の外周
を覆うように配設された油受け器と、通液方向を外側と
してこの油受け器の内面に沿って配設された一方向通液
部材とにより油分離具を構成したので、筒状金網により
分離されなかった残った油も油受け器への接触により分
離され、しかも分離された油は確実に容器底部に滴下す
ることになり、油分離性能が向上するとともに、ガスの
流れが油受け器に衝突することで複雑となり、ガス中の
液体の気化性能も向上するなどの効果がある。
【0116】また、請求項17の発明によれば、一端側
がガス入口に接続された筒状の金網と、通液方向を内側
としてこの金網の内面に沿って配設された一方向通液部
材とにより油分離具を構成したので、ガス中含まれてい
る油は金網を通過することなく、一方向通液部材の内面
に溜まり下方へ流れて確実に滴下する。このため、油分
離性能が向上するとともに、冷媒ガスの流れが一方向通
液部材に衝突することで複雑となり、冷媒ガス中の液状
冷媒の気化性能も向上するなどの効果がある。
【0117】また、請求項18の発明によれば、一方向
通液部材を通液方向を内側としてガス出口の内側を覆う
ように配設した構成としたので、油分離具において分離
されず残った油も、ガスがガス出口に導入される際に、
一方向通液部材で通過を阻まれて付着し、やがては下方
に滴下するため、油分離性能が向上するとともに、冷媒
ガスの流れが一方向通液部材に衝突することで複雑とな
り、冷媒ガス中の液状冷媒の気化性能も向上するなどの
効果がある。
【0118】また、請求項19の発明によれば、上端側
がガス入口に接続された筒状の金網と、この金網の下端
側外周を覆うように配設され、下端にガス出口に向って
傾斜する開口縁部が形成されるとともに、内面に前記開
口縁部と略平行に傾斜する溝が形成されたろうと状の油
受け器とにより油分離具を構成したので、筒状金網によ
り分離されず残った油も油受け器への接触により分離さ
れ、しかも分離された油が確実に容器底部に滴下される
ことになり、油分離性能が向上するとともに、ガスの流
れが油受け器に衝突することで複雑かつ長距離となり、
ガス中の液体の気化性能も向上するなどの効果がある。
【0119】また、請求項20の発明によれば、一端側
がガス入口に接続された筒状の金網と、この金網内のガ
ス入口近傍に回転自在に配設されて、ガス入口から流入
するガスによって駆動される風車状の回転翼とにより油
分離具を構成したので、ガスを周方向に拡散すること
で、金網全体を均等に利用して油を効果的に分離し油分
離機能を向上させることができるとともに、ガス中の液
体を気化させる性能も高まるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施例による油分離装置を
示す側断面図である。
【図2】請求項2の発明の一実施例による油分離具を示
す側断面図である。
【図3】請求項3の発明の一実施例による油分離装置を
示す部分側断面図である。
【図4】請求項4の発明の一実施例による油分離装置を
示す部分側断面図である。
【図5】請求項5の発明の一実施例による油分離装置を
示す部分側断面図である。
【図6】請求項6の発明の一実施例による油分離装置を
示す部分側断面図である。
【図7】請求項7の発明の一実施例による油分離装置を
示す部分側断面図である。
【図8】請求項8の発明の一実施例による油分離装置を
示す部分側断面図である。
【図9】請求項9の発明の一実施例による油分離装置を
示す部分側断面図である。
【図10】請求項9の発明の一実施例による油分離具を
示す水平断面図である。
【図11】請求項10の発明の一実施例による油分離装
置を示す部分側断面図である。
【図12】請求項11の発明の一実施例による油分離装
置を示す部分側断面図である。
【図13】請求項11の発明の一実施例による油受け器
の構造を示す部分断面図である。
【図14】請求項12の発明の一実施例による油分離装
置を示す部分側断面図である。
【図15】請求項13の発明の一実施例による油分離装
置を示す部分側断面図である。
【図16】請求項13の発明の他の実施例による油分離
装置を示す部分側断面図である。
【図17】請求項14の発明の一実施例による油分離装
置を示す部分側断面図である。
【図18】請求項15の発明の一実施例による油分離装
置を示す部分側断面図である。
【図19】請求項16の発明の一実施例による油分離装
置を示す部分側断面図である。
【図20】請求項17の発明の一実施例による油分離装
置を示す部分側断面図である。
【図21】請求項18の発明の一実施例による油分離装
置を示す部分側断面図である。
【図22】請求項19の発明の一実施例による油分離装
置を示す部分側断面図である。
【図23】請求項20の発明の一実施例による油分離装
置を示す部分側断面図である。
【図24】従来の油分離装置を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 容器 2 冷媒ガス入口(ガス入口) 3 冷媒ガス出口(ガス出口) 4 油分離具 6 冷媒ガス(ガス) 7 油 8 金網 9 油拡散部材 10 第1の金網 12 第2の金網 13 第3の金網 14,18,23,27,31,34,45,47,5
2,58 油受け器 15 開口縁部 16,28,33,35,59 溝 20,25 油溜り部 21 通油管 22,36 筒状部材 24 円錐部 28,35,5a 溝 29,40a,40b,40e,48 金網 32 増径段部 37 切り起し部 38 外筒 39 油受け板 41 円錐板 42 細穴 46 多孔質部材 49,53 ろうと状金網 50,51 ろうと状板材 54,55,56 一方向通液部材 60 回転翼

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス入口及びガス出口を有する容器と、
    前記ガス入口から導入されたガス中の油を、ガスが前記
    ガス出口から流出する前に分離して前記容器底部に滴下
    させるため、前記容器内に配設された油分離具とを備え
    た油分離装置において、前記油分離具が、一端側が前記
    ガス入口に接続された筒状の金網と、この金網の内部に
    長さ方向に沿って配設された螺旋状の油拡散部材とを具
    備することを特徴とする油分離装置。
  2. 【請求項2】 ガス入口及びガス出口を有する容器と、
    前記ガス入口から導入されたガス中の油を、ガスが前記
    ガス出口から流出する前に分離して前記容器底部に滴下
    させるため、前記容器内に配設された油分離具とを備え
    た油分離装置において、前記油分離具が、前記ガス入口
    の軸線方向に交差する姿勢とされて前記軸線に沿って複
    数並んで配設された第1の金網と、一端側が前記ガス入
    口に接続され前記第1の金網を覆って設けられた筒状の
    第2の金網と、この第2の金網をさらに覆って設けられ
    前記第2の金網より細い網目を有する第3の金網とを具
    備することを特徴とする油分離装置。
  3. 【請求項3】 ガス入口及びガス出口を有する容器と、
    前記ガス入口から導入されたガス中の油を、ガスが前記
    ガス出口から流出する前に分離して前記容器底部に滴下
    させるため、前記容器内に配設された油分離具とを備え
    た油分離装置において、前記油分離具が、上端側が前記
    ガス入口に接続された筒状の金網と、この金網の下端側
    外周を覆うように配設され、下端に前記ガス出口に向っ
    て傾斜する開口縁部が形成されるとともに、この開口縁
    部の端面にこの開口縁部に沿って連続する溝が形成され
    たろうと状の油受け器とを具備することを特徴とする油
    分離装置。
  4. 【請求項4】 ガス入口及びガス出口を有する容器と、
    前記ガス入口から導入されたガス中の油を、ガスが前記
    ガス出口から流出する前に分離して前記容器底部に滴下
    させるため、前記容器内に配設された油分離具とを備え
    た油分離装置において、前記油分離具が、上端側が前記
    ガス入口に接続された筒状の金網と、この金網の下端側
    外周を覆うように配設され、下端の開口縁部には前記金
    網の底部下方の前記底部外径よりも内側の位置まで張出
    す油溜り部が形成されるとともに、この油溜り部の底面
    から下方伸びる通油管が設けられたろうと状の油受け器
    とを具備することを特徴とする油分離装置。
  5. 【請求項5】 ガス入口及びガス出口を有する容器と、
    前記ガス入口から導入されたガス中の油を、ガスが前記
    ガス出口から流出する前に分離して前記容器底部に滴下
    させるため、前記容器内に配設された油分離具とを備え
    た油分離装置において、前記油分離具が、上端側が前記
    ガス入口に接続された筒状の金網と、この金網の外周を
    覆うように配設された筒状部材と、この筒状部材の下端
    側及び前記金網の底部を覆うように配設され、底面中央
    には頂が前記金網の底部中央近傍に伸びる円錐部が突設
    され、底面隅部には全周にわたる油溜り部が形成される
    とともに、この油溜り部の底面から下方伸びる通油管が
    設けられた油受け器とを具備することを特徴とする油分
    離装置。
  6. 【請求項6】 ガス入口及びガス出口を有する容器と、
    前記ガス入口から導入されたガス中の油を、ガスが前記
    ガス出口から流出する前に分離して前記容器底部に滴下
    させるため、前記容器内に配設された油分離具とを備え
    た油分離装置において、前記油分離具が、上端側が前記
    ガス入口に接続された筒状の金網と、この金網の外周を
    覆うように配設された筒状部材と、前記金網の底部中央
    近傍に頂が位置するよう前記金網の下方に配設され、円
    錐面に周方向に連続する溝が形成された円錐状の油受け
    器と、この油受け器の溝の下側縁部に沿って立設された
    金網とを具備することを特徴とする油分離装置。
  7. 【請求項7】 ガス入口及びガス出口を有する容器と、
    前記ガス入口から導入されたガス中の油を、ガスが前記
    ガス出口から流出する前に分離して前記容器底部に滴下
    させるため、前記容器内に配設された油分離具とを備え
    た油分離装置において、前記油分離具が、上端側が前記
    ガス入口に接続された筒状の金網と、この金網の外周を
    覆うように配設された筒状部材と、前記金網の底部中央
    近傍に頂が位置するよう前記金網の下方に配設され、円
    錐面に複数の増径段部が形成されるとともに、この増径
    段部に周方向に連続する溝が形成された多段円錐状の油
    受け器とを具備することを特徴とする油分離装置。
  8. 【請求項8】 ガス入口及びガス出口を有する容器と、
    前記ガス入口から導入されたガス中の油を、ガスが前記
    ガス出口から流出する前に分離して前記容器底部に滴下
    させるため、前記容器内に配設された油分離具とを備え
    た油分離装置において、前記油分離具が、上端側が前記
    ガス入口に接続された筒状の金網と、この金網の外周を
    覆うように配設された筒状部材と、前記金網の底部中央
    近傍に頂が位置するよう前記金網の下方に配設され、円
    錐面に螺旋状の溝が形成された円錐状の油受け器とを具
    備することを特徴とする油分離装置。
  9. 【請求項9】 ガス入口及びガス出口を有する容器と、
    前記ガス入口から導入されたガス中の油を、ガスが前記
    ガス出口から流出する前に分離して前記容器底部に滴下
    させるため、前記容器内に配設された油分離具とを備え
    た油分離装置において、前記油分離具が、一端側が前記
    ガス入口に接続された筒状の金網と、この金網の外周を
    覆うように配設され、外周面側に突出する長さ方向の切
    り起こし部が周方向に複数設けられた筒状部材と、この
    筒状部材の外周面を覆うように配設され、前記切り起こ
    し部により形成された前記筒状部材の開口とそれぞれ相
    対する油受け板部が内面に複数突設された外筒とを具備
    することを特徴とする油分離装置。
  10. 【請求項10】 ガス入口及びガス出口を有する容器
    と、前記ガス入口から導入されたガス中の油を、ガスが
    前記ガス出口から流出する前に分離して前記容器底部に
    滴下させるため、前記容器内に配設された油分離具とを
    備えた油分離装置において、前記油分離具が、前記ガス
    入口の内側軸線方向に交互に層状に接続された筒状の金
    網と細孔を有する円錐板とを具備することを特徴とする
    油分離装置。
  11. 【請求項11】 ガス入口及びガス出口を有する容器
    と、前記ガス入口から導入されたガス中の油を、ガスが
    前記ガス出口から流出する前に分離して前記容器底部に
    滴下させるため、前記容器内に配設された油分離具とを
    備えた油分離装置において、前記油分離具が、一端側が
    前記ガス入口に接続された筒状の金網と、この金網の外
    周を覆うように配設された蛇腹状の油受け器と、この油
    受け器の内表面に層状に設けられた多孔質部材とを具備
    することを特徴とする油分離装置。
  12. 【請求項12】 ガス入口及びガス出口を有する容器
    と、前記ガス入口から導入されたガス中の油を、ガスが
    前記ガス出口から流出する前に分離して前記容器底部に
    滴下させるため、前記容器内に配設された油分離具とを
    備えた油分離装置において、前記油分離具が、一端側が
    前記ガス入口に接続された筒状の金網と、この金網の外
    周面に沿って巻回され、終端の開口に金網が設けられた
    ねじ山状の油受け器とを具備することを特徴とする油分
    離装置。
  13. 【請求項13】 ガス入口及びガス出口を有する容器
    と、前記ガス入口から導入されたガス中の油を、ガスが
    前記ガス出口から流出する前に分離して前記容器底部に
    滴下させるため、前記容器内に配設された油分離具とを
    備えた油分離装置において、前記油分離具が、一端側が
    前記ガス入口に接続された筒状の金網と、この金網の外
    周を覆うように前記金網の長さ方向に交互に配設された
    ろうと状金網及びろうと状板材とを具備することを特徴
    とする油分離装置。
  14. 【請求項14】 ガス入口及びガス出口を有する容器
    と、前記ガス入口から導入されたガス中の油を、ガスが
    前記ガス出口から流出する前に分離して前記容器底部に
    滴下させるため、前記容器内に配設された油分離具とを
    備えた油分離装置において、前記油分離具が、上端側が
    前記ガス入口に接続された筒状の金網と、この金網の外
    周を覆うように前記金網の長さ方向に複数配設されたろ
    うと状板材と、これらろうと状板材の外周側及び前記金
    網の底部を覆うように配設され、底面に下方に伸びる通
    油管が形成された油受け器とを具備することを特徴とす
    る油分離装置。
  15. 【請求項15】 ガス入口及びガス出口を有する容器
    と、前記ガス入口から導入されたガス中の油を、ガスが
    前記ガス出口から流出する前に分離して前記容器底部に
    滴下させるため、前記容器内に配設された油分離具とを
    備えた油分離装置において、前記油分離具が、一端側が
    前記ガス入口に接続された筒状の金網と、この金網の外
    周を覆うように配設されたろうと状金網とを具備するこ
    とを特徴とする油分離装置。
  16. 【請求項16】 ガス入口及びガス出口を有する容器
    と、前記ガス入口から導入されたガス中の油を、ガスが
    前記ガス出口から流出する前に分離して前記容器底部に
    滴下させるため、前記容器内に配設された油分離具とを
    備えた油分離装置において、前記油分離具が、上端側が
    前記ガス入口に接続された筒状の金網と、この金網の外
    周を覆うように配設された油受け器と、通液方向を外側
    としてこの油受け器の内面に沿って配設された一方向通
    液部材とを具備することを特徴とする油分離装置。
  17. 【請求項17】 ガス入口及びガス出口を有する容器
    と、前記ガス入口から導入されたガス中の油を、ガスが
    前記ガス出口から流出する前に分離して前記容器底部に
    滴下させるため、前記容器内に配設された油分離具とを
    備えた油分離装置において、前記油分離具が、一端側が
    前記ガス入口に接続された筒状の金網と、通液方向を内
    側としてこの金網の内面に沿って配設された一方向通液
    部材とを具備することを特徴とする油分離装置。
  18. 【請求項18】 ガス入口及びガス出口を有する容器
    と、前記ガス入口から導入されたガス中の油を、ガスが
    前記ガス出口から流出する前に分離して前記容器底部に
    滴下させるため、前記容器内に配設された油分離具とを
    備えた油分離装置において、通液方向を内側として前記
    ガス出口の内側を覆うように配設された一方向通液部材
    を具備することを特徴とする油分離装置。
  19. 【請求項19】 ガス入口及びガス出口を有する容器
    と、前記ガス入口から導入されたガス中の油を、ガスが
    前記ガス出口から流出する前に分離して前記容器底部に
    滴下させるため、前記容器内に配設された油分離具とを
    備えた油分離装置において、前記油分離具が、上端側が
    前記ガス入口に接続された筒状の金網と、この金網の下
    端側外周を覆うように配設され、下端に前記ガス出口に
    向って傾斜する開口縁部が形成されるとともに、内面に
    前記開口縁部と略平行に傾斜する溝が形成されたろうと
    状の油受け器とを具備することを特徴とする油分離装
    置。
  20. 【請求項20】 ガス入口及びガス出口を有する容器
    と、前記ガス入口から導入されたガス中の油を、ガスが
    前記ガス出口から流出する前に分離して前記容器底部に
    滴下させるため、前記容器内に配設された油分離具とを
    備えた油分離装置において、前記油分離具が、一端側が
    前記ガス入口に接続された筒状の金網と、この金網内の
    前記ガス入口近傍に回転自在に配設されて、前記ガス入
    口から流入するガスによって駆動される風車状の回転翼
    とを具備することを特徴とする油分離装置。
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