JPH0714572Y2 - 煙 突 - Google Patents

煙 突

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Publication number
JPH0714572Y2
JPH0714572Y2 JP3950391U JP3950391U JPH0714572Y2 JP H0714572 Y2 JPH0714572 Y2 JP H0714572Y2 JP 3950391 U JP3950391 U JP 3950391U JP 3950391 U JP3950391 U JP 3950391U JP H0714572 Y2 JPH0714572 Y2 JP H0714572Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chimney
lining
lining portion
pipe
work
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP3950391U
Other languages
English (en)
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JPH04132161U (ja
Inventor
康夫 清水
傅 定光
Original Assignee
株式会社エイチイーシー
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社エイチイーシー filed Critical 株式会社エイチイーシー
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、煙突、特にそのライニ
ング部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、煙突の筒身の内面に形成されるラ
イニング部は、ライニング材の脱落を防止するため、ラ
イニング材を鉄筋などで強度的に補強した構造となって
いる。そして、このようなライニング部を解体するに際
しては、全てのライニング部をカッターや高水圧で細切
れに切断してはぎ取るか、機械工具を用いてライニング
部を全部破壊して解体する工法が採られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来の煙
突のライニング部の解体工法では、 1.カッターや機械工具を用いて作業を行うため、作業
音が大きく騒音公害が発生する。
【0004】 2.狭い場所での作業のため、作業環境が悪く、衛生的
によくない。 3.作業者の肉体的負担が大きい。 4.高所作業となるため危険であり、作業能率も悪い。 などの問題があった。
【0005】本考案は上記問題を解決するものであり、
騒音公害もなく、作業者の負担も少なく、能率よくライ
ニング部を解体しやすい構造とした煙突を提供すること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
本考案の煙突は、煙突のライニング部の内部に、破砕材
流入用の連通路を全周に渡って設け、前記連通路に複数
の煙突内面に開口した開口通路を設けたことを特徴とす
るものである。
【0007】
【作用】上記構成により、開口通路より、連通路へ破砕
材を注入することで、破砕材によりライニング部が破砕
され、煙突の筒身より落下して解体される。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本考案の煙突の断面図、図2は同煙突の
ライニング部内の管の形状を示す斜視図、図3は同煙突
のライニング部の一部断面を示す斜視図である。
【0009】図1において、Aは本考案の煙突であり、
この煙突Aの鋼製筒身1の内面にはライニング部11が形
成されている。このライニング部11の内部には、図2に
示すように、薄肉の塩化ビニールや金属により格子型円
筒(円錐台)形状に連通して形成され、上部には破砕材
を注入する複数の注入口7が設けられた管2が複数(実
施例では3個)、前記注入口7を煙突A内面に開口させ
て全周に埋設されている。なお、複数の注入口7はどこ
からでも破砕材を注入でき、また注入に使用する以外は
破砕材注入時の空気抜きとして使用される。
【0010】ライニング部11の詳細な構造を図3により
説明する。ライニング部11は、筒身1の内面に所定間隔
で全体に渡って取り付けられたサポート3と、筒身1の
内面に沿って配置され、前記サポート3に固定された前
記格子型の管2と、管2の内面に沿ってサポート3に取
り付けられた鉄筋4と、この鉄筋4に取り付けられた金
網5を、ライニング材6の中に埋設して構成されてい
る。
【0011】上記構造のライニング部11は次の順でライ
ニングされる。 1.筒身1の内面にサポート3を所定間隔で全体に渡っ
て取り付ける。 2.複数の格子型の管2を、注入口7を煙突Aの内面に
向け、筒身1の内面に沿って所定の間隔で配置し、サポ
ート3に固定する。 3.管2の内面に沿って環状に鉄筋4をサポート3に取
り付ける。 4.この鉄筋4に金網5を取り付ける。5.ライニング
材6を所定の厚さに施工する。
【0012】このようなライニング部11の解体方法につ
いて説明する。注入口7から破砕材として、たとえば膨
張セメントを注入し、数時間置く。すると管2内の膨張
セメントは膨張して、管2とライニング材6が破砕さ
れ、同時にサポート3も破砕され、大半のライニング材
6は筒身1から外れ、鉄筋4、金網5とともに落下す
る。これは、鉄筋4に金網5を取り付けているため、管
2間のライニング材6も鉄筋4で引っ張られて剥離する
ためである。なお、サポート3の強度はライニング材6
と共に破砕される強度とする必要がある(もちろん、サ
ポートの機能を維持できる強度は必要である)。また、
管2が全てのサポート3に固定されない場合は、サポー
ト3は管2の近くに位置する必要がある。
【0013】また破砕材として、ある種の火薬と電気雷
管を使用することができる。このとき、ある種の火薬を
注入口7から管2内に充填し、電気雷管を使用して管2
を破壊してライニング材6を破砕することにより、ライ
ニング部11が解体される。
【0014】このように、上記ライニング部11の構造を
有する煙突Aは、ライニング部11の解体に際して、注入
口7から破砕材を注入すればよいことから、騒音公害を
少なくでき、また解体時の作業者の作業量を著しく減少
でき、作業が容易になり、作業能率を向上させることが
できる。
【0015】なお、本実施例では、管2を格子型として
いるが、管2の間隔を狭くすれば、縦あるいは横だけの
管としてもよく、また横方向の管を螺旋状にしてもよ
い。また、本実施例では、ライニング材6の中に管2を
埋め込んだ構造にしたが、管2を埋め込む代わりに、連
通路として図4に示すように、煙突4の内面に開口通路
として注入口7を有する格子状の穴9を設けてもよい。
このような穴は、たとえば比較的容易に溶融することが
できる物質で穴に相当する形状を作り、ライニング材6
に埋め込んだ後、加熱して溶かし排出することで形成す
ることができる。
【0016】
【考案の効果】以上のように本考案の構成によれば、ラ
イニング部の解体に際して、開口通路から破砕材を注入
することでライニング部を解体することができ、よって
解体時に発生する騒音公害を少なくでき、また作業者の
作業量を著しく減少することができ、さらに作業も容易
にでき、作業能率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における煙突の断面図であ
る。
【図2】同煙突のライニング部に埋設される管の形状を
示す斜視図である。
【図3】同煙突のライニング部の一部断面を示す斜視図
である。
【図4】本考案の他の実施例を示す煙突のライニング部
の一部断面を示す斜視図である。
【符号の説明】
A 煙突 1 筒身 2 管(連通路) 3 サポート 4 鉄筋 5 金網 6 ライニング材 7 注入口(開口通路) 9 穴(連通路) 11 ライニング部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 煙突のライニング部の内部に、破砕材流
    入用の連通路を全周に渡って設け、前記連通路に複数の
    煙突内面に開口した開口通路を設けたことを特徴とする
    煙突。
JP3950391U 1991-05-30 1991-05-30 煙 突 Expired - Lifetime JPH0714572Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3950391U JPH0714572Y2 (ja) 1991-05-30 1991-05-30 煙 突

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JP3950391U JPH0714572Y2 (ja) 1991-05-30 1991-05-30 煙 突

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04132161U JPH04132161U (ja) 1992-12-07
JPH0714572Y2 true JPH0714572Y2 (ja) 1995-04-10

Family

ID=31920775

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JPH04132161U (ja) 1992-12-07

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