JPH0714443A - 酸化物超電導電力ケーブル - Google Patents

酸化物超電導電力ケーブル

Info

Publication number
JPH0714443A
JPH0714443A JP5150907A JP15090793A JPH0714443A JP H0714443 A JPH0714443 A JP H0714443A JP 5150907 A JP5150907 A JP 5150907A JP 15090793 A JP15090793 A JP 15090793A JP H0714443 A JPH0714443 A JP H0714443A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
superconducting
tube body
tape
refrigerant
central tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5150907A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3363948B2 (ja
Inventor
Tsukasa Kono
宰 河野
Mikio Nakagawa
三紀夫 中川
Kazutomi Kakimoto
一臣 柿本
Mikiyuki Ono
幹幸 小野
Kazuo Ohata
和夫 大畑
Shigeo Nagaya
重夫 長屋
Naoki Hirano
直樹 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Chubu Electric Power Co Inc
Original Assignee
Fujikura Ltd
Chubu Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd, Chubu Electric Power Co Inc filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP15090793A priority Critical patent/JP3363948B2/ja
Publication of JPH0714443A publication Critical patent/JPH0714443A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3363948B2 publication Critical patent/JP3363948B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

Landscapes

  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、1本1本の超電導テープユニット
を管体外周面に固定していた従来方法よりも超電導テー
プに歪を与えることがないとともに、超電導テープの巻
き付けと固定が容易にできる超電導電力ケーブルの提供
を目的とする。 【構成】 本発明は、シース18の内部に酸化物超電導
コア17を備えてなる超電導テープ16を複数枚積層し
て相互に固着し超電導テープユニット15が構成される
一方、金属材料からなる管体の外周面と内周面の少なく
とも一方に螺旋溝12が複数形成されるとともに内部に
冷媒の往路13が形成されて中央管体11が構成され、
前記中央管体11の各螺旋溝12に前記超電導テープユ
ニット15が非固定状態で遊挿される一方、前記中央管
体11の外面に内部遮蔽層20が被覆され、その外部に
スペーサ23を介して外部被覆層29が設けられて内部
遮蔽層20と外部被覆層29の間に冷媒の復路28が形
成されてなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力輸送用あるいは超
電導マグネット用などとしての応用開発が進められてい
る酸化物超電導導体および酸化物超電導電力ケーブルに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、臨界温度の高い酸化物超電導導体
を用いて電力輸送用の電力ケーブル、超電導マグネット
あるいは超電導発電機の界磁巻線用超電導電力ケーブル
などを製造しようとする試みがなされている。このよう
な超電導導体の一従来例として、図12に示すように、
複数の長尺の酸化物系の超電導テープユニット1(図1
2の例では16本)を銅などからなるパイプ2の周囲に
それぞれ螺旋状に隣接配置するように半田固定してなる
超電導導体3が知られている。この超電導導体3の超電
導テープユニット1は、図11に断面構造を示すよう
に、酸化物超電導コア4を銀などからなる軟質金属製の
シース5で覆って形成された超電導テープ6を半田など
の金属接着材で複数枚積層一体化してなるものである。
図12に示す構造の超電導導体3にあっては、中央のパ
イプ2の内部に液体窒素を冷媒として流し、この液体窒
素により周囲の酸化物超電導コア4を冷却する構成にな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、図12に示す構
造の超電導導体3を製造するには、超電導テープ6を複
数枚積層して1つの超電導テープユニット1を構成し、
この超電導テープユニット1を複数本用意してそれぞれ
パイプ2の外周面に螺旋状に巻き付けてから半田付けに
より固定する方法を行なっている。ところがこの方法で
超電導導体3を製造すると、超電導テープユニット1を
直接曲げながら巻き付けることになるために、個々の超
電導テープ6に歪がかかり易く、また、巻き付け方によ
っては超電導テープ6に局所的に大きな歪を付加しやす
い問題がある。即ち、酸化物超電導コア4は、Bi2
2Ca2Cu3x、Bi2Sr2Ca1Cu2y、Bi1.6
Pb0.4Sr2Ca2Cu3x、Tl2Ba2Ca2Cu
3y、Tl2Ba2Ca1Cu2y、あるいは、Y1Ba2
Cu3xなどで示される組成のセラミックスであるがた
めに、セラミックスとしての脆性を有しており、曲げ力
や引張力に対して非常に弱い問題がある。また、銀から
なるシース5は非常に軟らかいので、外部からの小さな
力によっても酸化物超電導コア4が損傷を受け易い問題
がある。
【0004】次に、前記複数の超電導テープユニット1
を順次パイプ2に巻き付けて1本ずつ半田付けにより固
定すると、既に半田付けした超電導テープ6を固定して
いた半田が、他の超電導テープ6を半田付けする際の熱
で再溶融し、既に半田付けした超電導テープ6…が剥が
れるおそれがある。また、複数の超電導テープユニット
1を順次半田付けで固定する際に、超電導テープユニッ
ト1の全体を同時に正確な位置に固定することは難しい
問題がある。
【0005】次に、図12に示す構造の超電導導体3を
用いて超電導電力ケーブルを製造するには、超電導導体
3の上に電界均一化のための銅テープや半導電テープ
(カーボンテープなど)を巻回し、その上に電気絶縁テ
ープを巻回するなどして必要なテープを順次巻回して製
造することが考えられる。従って前記超電導テープユニ
ット1の超電導テープ6にあっては、その外側に別の部
材が巻き付けられることになるとともに、巻回時の取り
扱いなどの際に外傷を受けて損傷する可能性があり、超
電導特性の劣化を引き起こし易い問題がある。即ち、各
超電導テープ6が裸導体として管体2の外周部に固定さ
れているために、外傷を受け易くなっている問題があ
る。
【0006】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、1本1本の超電導テープユニットを管体外周面に固
定していた従来方法よりも超電導テープに歪を与えるこ
とがないとともに、超電導テープの巻き付けと固定が容
易にでき、超電導特性劣化の少ない酸化物超電導電力ケ
ーブルの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は前
記課題を解決するために、導電性金属材料からなるテー
プ状のシースの内部に酸化物超電導コアを備えてなる超
電導テープを複数枚積層して相互に固着し超電導テープ
ユニットが構成される一方、金属材料からなる管体の外
周面と内周面の少なくとも一方に螺旋溝が複数形成され
るとともに内部に冷媒の往路が形成されて中央管体が構
成され、前記中央管体の各螺旋溝に前記超電導テープユ
ニットが非固定状態で遊挿される一方、前記中央管体の
外面に内部遮蔽層が被覆され、その外部にスペーサを介
して外部被覆層が被覆されて内部遮蔽層と外部被覆層と
の間に冷媒の復路が形成されてなるものである。
【0008】請求項2記載の発明は前記課題を解決する
ために、請求項1記載の内部遮蔽層が、その外方の冷媒
往路を通過する冷媒を中央管体の超電導テープユニット
側に染み込み自在とするようにテープ体の巻き付けによ
って形成されてなるものである。
【0009】請求項3記載の発明は前記課題を解決する
ために、導電性金属材料からなるテープ状のシースの内
部に酸化物超電導コアを備えてなる超電導テープを複数
枚積層して相互に固着し超電導テープユニットが構成さ
れる一方、金属材料からなる管体の外周面と内周面の少
なくとも一方に螺旋溝が複数形成されるとともに内部に
冷媒の往路が形成されて中央管体が構成され、前記中央
管体の各螺旋溝に前記超電導テープユニットが非固定状
態で遊挿される一方、前記中央管体の外面に、超電導シ
ールド層を具備する内部遮蔽層が被覆され、その外部に
スペーサを介して外部被覆層が設けられて内部遮蔽層と
外部被覆層との間に冷媒の復路が形成されてなるもので
ある。
【0010】
【作用】中央管体の螺旋溝に超電導テープユニットが収
納され、超電導テープユニットは螺旋状に中央管体に巻
回されているので、中央管体の内部に液体窒素などの冷
媒を流すことにより超電導テープユニットを冷却するこ
とができ、超電導テープユニットの酸化物超電導コアを
超電導状態としてそれを通電用に使用できる。更に、1
本の中央管体に対して複数本の超電導テープユニットが
備えられるので、電流容量が大きくなる。
【0011】また、中央管体外面の螺旋溝に超電導テー
プユニットが非固定状態で遊挿されているので、中央管
体の外方に巻回される遮蔽層などの他の部材が超電導テ
ープユニットに接触しない構成となる。よって、超電導
電力ケーブルの製造時に他の部材により超電導テープユ
ニットが損傷されることがなく、超電導特性の劣化が生
じない。また、布設時などにおいて超電導電力ケーブル
に曲げ力などが作用しようとしても、中央管体の螺旋溝
内で超電導テープユニットが若干移動できるので、超電
導テープユニットの一部分に応力や歪が集中することが
ない。更にまた、中央管体の複数の螺旋溝に収納された
超電導テープユニットのうちの1本、あるいは、複数本
に何等かの原因により超電導特性の劣化現象を生じた場
合、それらの超電導テープユニットを中央管体から引き
抜いて新規のものと交換することができる。
【0012】一方、超電導テープユニットを中央管体の
螺旋溝に挿入することで超電導テープユニットの固定が
完了するので、超電導テープユニットを固定した半田付
け部分などの固定部分を再溶融させるおそれがない。更
に、本発明の酸化物超電導電力ケーブルにあっては、中
央管体内部に冷媒往路を中央管体外部に冷媒復路をそれ
ぞれ設けているので、冷媒の循環を行なうことができ、
効率良く超電導テープユニットを冷却することができ、
超電導特性の安定化に寄与する。
【0013】更にまた、内部遮蔽層層がテープの巻き付
けにより形成されていると、内部遮蔽層の外方の冷媒の
流路を流れる冷媒が、内部遮蔽層を介して超電導テープ
ユニット側に染み込み冷却性の向上に寄与する。なお、
超電導シールド層を設けることにより、超電導コアに通
電した場合に、超電導コアが発生させる磁場をマイスナ
ー効果により跳ね返す作用を奏する。特に、交流通電し
ている場合に交番磁界が作用すると交流損失を生じるお
それがあるので、それを超電導シールド層で防止するこ
とができる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明に係る酸化物超電導電力ケー
ブルの第1実施例を示すもので、この例の超電導電力ケ
ーブル10は、中心部に中央管体11を備え、その外方
に種々の被覆を行って構成されている。前記中央管体1
1は、銅あるいはアルミニウムなどの良導電性金属材料
からなる管体の外周に螺旋溝12を複数(本実施例の場
合10本)形成してなり、管体の内部空間は冷媒往路1
3とされていて、この冷媒往路13に液体窒素などの冷
媒が流されるようになっている。
【0015】また、前記各螺旋溝12の内部には、超電
導テープユニット15が、若干の遊びをもって螺旋溝1
2からはみ出さないように遊挿されている。前記超電導
テープユニット15は、図2に示すように複数枚の超電
導テープ16を積層し、これらを相互に半田などの金属
接着材により固着して構成されている。前記超電導テー
プ16は、Y-Ba-Cu-O系、Bi-Pb-Sr-Ca-
Cu-O系、Tl-Ba-Ca-Cu-O系、などに代表さ
れる酸化物超電導体からなるテープ状の超電導コア17
を銀などの貴金属からなるシース18で覆って構成され
ている。
【0016】ここで前記超電導テープユニット15は螺
旋溝12内で半田などにより固定されてはいない状態と
されている。これは、超電導テープユニット15が螺旋
溝内に半田で固定されていると、中央管体11に伝達さ
れた伸びや縮みなどの外力の影響を超電導テープユニッ
ト15が直接受けることになり、超電導特性が劣化する
ためである。即ち、外力が中央管体11まで作用した場
合は、中央管体11の伸縮があっても、超電導テープユ
ニット15が中央管体11の長さ方向に独立挙動できる
ために、伸びや歪の付加が緩和される結果、超電導特性
の劣化は少なくなる。また、超電導テープユニット15
が螺旋溝12内で若干の遊びをもって遊挿された状態で
あると、後述する外側の冷媒復路28からの冷媒の染み
込みにより、超電導テープユニット15が冷媒により直
接冷却される。
【0017】次に、前記中央管体11の外方には、内部
遮蔽層20と絶縁層21と外部遮蔽層22とが順次被覆
され、更に外部遮蔽層22の外方には、セパレータ23
を介して内部保護パイプ24と断熱層25と外部保護パ
イプ26と防食層27とからなる被覆層29が順次配置
されている。なお、前記内部保護パイプ24と外部保護
パイプ26は屈曲性を確保するため、コルゲート形状を
呈していることが好ましい。前記内部遮蔽層20は、中
央管体11の外面に巻回された銅テープ20aと銅テー
プ20aの外方にカーボンテープなどを巻回して構成さ
れた半導電層22bとから構成され、前記外部遮蔽層2
2は、絶縁層21の外方にカーボンテープなどを巻回し
て構成された半導電層22aと半導電層22aの外方に
巻回された銅テープ22bとから構成されている。前記
絶縁層21は、クラフト紙あるいは合成紙(ポリプロピ
レンラミネート紙:PPLP)などからなり、絶縁耐圧
を確保するために設けられている。なお、この電気絶縁
層21が絶縁テープを巻回して構成されたものであるの
で、その外側の後述する冷媒復路28を流れる冷媒の液
体窒素が半導電層22aを介してこの部分に染み込んで
きて絶縁特性の向上に寄与する。
【0018】前記内部遮蔽層20の外方には、この内部
遮蔽層20とセパレータ23と外部遮蔽層22とによっ
て冷媒復路28が区画されている。この冷媒復路28
は、液体窒素などの冷媒が流される流路であり、超電導
電力ケーブル10の一端側でこの冷媒復路28と前記中
央管体11内部の冷媒往路13とを接続し、他端側で冷
媒往路13と冷媒復路28を図示略の液体窒素などの冷
媒供給源に接続し、この冷媒供給源から冷媒往路13に
冷媒を供給し、冷媒復路28を介して冷媒を戻すこと
で、超電導電力ケーブル10の全長にわたり冷媒の循環
ができるようになっている。
【0019】前記セパレータ23は、外部遮蔽層22の
外部に巻回されるものであり、外部遮蔽層22とその外
方の内部保護パイプ24との間に冷媒往路28を形成す
るために設けられている。なお、このセパレータ23
は、ステンレス鋼製の金属線から、あるいは、CBN、
Al23、部分安定化ジルコニアなどのセラミックス、
あるいは、ポリテトラフルオロエチレン(テフロン)、
ポリエチレン、ナイロンなどの合成樹脂からなる線状体
あるいは条体などであっても差し支えない。前記の内部
保護管24と外部保護管26は、ステンレス鋼あるいは
アルミニウムなどからなるもので、この例では、屈曲性
を確保するためにコルゲート加工されており、防食層2
7は防食用の樹脂被覆層からなる。前記内部保護パイプ
24は、厚さ1.5〜2mm程度のステンレス鋼などの
金属材料からなり、断熱層25は、スーパーインシュー
ションなどを巻回して構成された厚さ10〜20mm程
度のものである。
【0020】前記超電導電力ケーブル10を製造するに
は、まず、超電導テープ16を1枚あるいは複数枚積層
した後に、長さ方向の途中部分の必要箇所を半田で固定
して超電導テープユニット15を形成し、この超電導テ
ープユニット15を複数枚用意し、これらを中央管体1
1の螺旋溝12に沿って個々に巻き付ける。次に、この
中央管体11の外方に、銅テープ22aと半導電テープ
を順次巻き付けて内部遮蔽層20を形成し、その上に絶
縁テープを巻き付けて絶縁層21を形成する。続いてそ
の上に半導電テープと銅テープ22bを巻き付けて外部
遮蔽層22を形成し、その外方にセパレータ23を必要
本数巻き付け、更にその外方に内部保護パイプ24を被
せ、スーパーインシュレーションを巻き付けて断熱層2
5を形成し、最後に外部保護パイプ26を被せて防食層
27を形成し、図1に示す酸化物超電導電力ケーブル1
0を得る。
【0021】次に、前記構造の酸化物超電導電力ケーブ
ル10を使用する場合について説明する。前記の超電導
電力ケーブル10にあっては、冷媒往路13と冷媒復路
28を介して液体窒素などの冷媒を循環させて超電導テ
ープユニット15…を冷却し、超電導テープユニット1
5の超電導コア17を超電導状態に遷移させて通電用と
して使用する。この場合に超電導コア17を冷媒往路1
3内の冷媒で冷却できるので、超電導状態で通電した場
合に超電導コア17の安定性を確保できる。
【0022】更に、外部遮蔽層22と絶縁層21と内部
遮蔽層20がいずれもテープを巻き付けて構成されてい
るので、それらの外側の冷媒復路28を流れる冷媒の液
体窒素は、巻き付けたテープの隙間部分からその内側の
超電導テープユニット15側に染み込んで直接超電導テ
ープユニット15…を冷却する。なおここで、液体窒素
が染み込んだ絶縁層21は絶縁耐圧が向上するので、超
電導電力ケーブル10の絶縁耐圧を向上させることがで
きる。また、超電導電力ケーブル10に通電している場
合に、何等かの原因によって超電導テープユニット15
が常電導状態に遷移した場合、電力供給源から供給され
る大電力を一時的に逃がす必要がある。このような場合
に前記構造の超電導電力ケーブル10にあっては、中央
管体11が前記電流を逃がす地絡用のアース導体とな
る。
【0023】図4と図5は、本発明の第2実施例に用い
られる中央管体の一例を示すもので、この例の中央管体
30は、螺旋溝31が横断面等脚台形状をなす蟻溝状に
形成され、この螺旋溝31に収容される超電導テープユ
ニット32が横断面等脚台形状に形成されている。この
例の超電導テープユニット32は、螺旋溝31に挿入さ
れた場合に、中央管体30の径方向に抜け出さないよう
に工夫されたものである。
【0024】図6と図7は、本発明の第3実施例に用い
られる中央管体の一例を示すもので、この例の中央管体
33は、螺旋溝34が横断面矩形状に形成され、更にそ
の開口部の内側に係止溝35、35が形成されている。
そして、超電導テープユニット36は前記係止溝35、
35の内側の螺旋溝35内に挿入可能なように横断面矩
形状に形成されている。そして、前記係止溝35、35
に嵌め込まれて螺旋溝34の開口部を閉じる蓋板36が
設けられている。この例の超電導テープユニット36
は、螺旋溝34に挿入された場合に、蓋板36で螺旋溝
34の開口部を閉じることで中央管体33の径方向に抜
け出さないようになっている。なお、蓋板36は超電導
テープユニット36を保護する保護部材ともなってい
る。
【0025】図8は、本発明の第4実施例に用いられた
中央管体の一例を示すもので、この例の中央管体40
は、中央管体40の径方向に複数の貫通孔41…、42
…が形成され、これを備えて超電導電力ケーブル10’
が構成されたものである。前記貫通孔41…は、中央管
体40の内周面と螺旋溝43の内底面とに開口するもの
で、他の貫通孔42…は、中央管体40の内周面と中央
管体40の外周面とに開口するものである。前記の構造
とすることで、中央管体40の内部の冷媒往路44を流
れる冷媒を貫通孔41…と42…を介して超電導テープ
ユニット15側に導くことができ、これにより効率良く
超電導テープユニット15を冷却できる。この際、貫通
孔41…を通過する冷媒は超電導テープユニット15に
直接到達してこれを冷却し、貫通孔42…を通過する冷
媒は超電導テープユニット15の周囲に染み出して超電
導テープユニット15をその周囲側から冷却する。
【0026】図9は、本発明の第5実施例に用いられた
中央管体の一例を示すもので、この中央管体45におい
ては、管体内周面に複数の螺旋溝46が形成され、これ
らの螺旋溝46の内部に超電導テープユニット15が収
納されて超電導電力ケーブル10’’が構成されてい
る。このような構造とすることで、中央管体45の内部
の冷媒往路47を流れる冷媒で超電導テープユニット1
5を直接冷却することができる特徴がある。
【0027】図10は、本発明の第6実施例の酸化物超
電導電力ケーブル50を示すものである。この超電導電
力ケーブル50においては、先に説明した超電導電力ケ
ーブル10における外部遮蔽層22の銅テープ22bの
代わりに超電導テープを巻回して超電導シールド層51
を設けるものとする。前記超電導シールド層51は、ハ
ステロイテープなどの金属テープ基材上に、厚さ0.1
〜1μm程度のY-Ba-Cu-O系などの薄膜状の超電
導層が形成された超電導テープを巻回したもの、あるい
は、前記の酸化物超電導導体10を構成する超電導テー
プ16を巻回したものから構成されている。ここで、前
記金属テープ基材上に超電導層を形成するには、レーザ
蒸着法、CVD法(化学気相法)、MBE法(分子線エ
ピタキシー法)などの成膜法を実施すれば良い。また、
前記金属テープ基材の上にドクターブレード法により厚
さ5〜50μmの厚膜を塗布し、酸素気流中において熱
処理してY-Ba-Cu-O系などの厚膜状の超電導層を
形成して超電導テープを作成し、それを巻回しても良
い。
【0028】この巻回の際に、外側に金属テープ基材を
向け内側に超電導層を向けて超電導テープを巻回するこ
とが好ましい。これにより、超電導電力ケーブル50を
交流用として使用した場合に、常電導部分の金属テープ
基材で交流使用時に発生する渦電流損を低く抑えること
ができ、また、超電導電力ケーブル50の布設などを行
った場合でも超電導層の超電導特性劣化を低くすること
ができる。
【0029】なお、超電導シールド層51の好ましい一
例として、ハステロイなどのNi基合金あるいはステン
レステープなどからなる金属テープ基材の内面に、YS
Z(イットリウム安定化ジルコニア)、MgOあるいは
SrTiO3などからなる中間層と、超電導薄膜を形成
したものを例示することができる。この構造を採用する
ことによって前記の如く超電導特性の劣化を防止でき、
所望の磁気遮蔽効果を得ることができる。
【0030】なお、超電導シールド層51は、超電導コ
ア17に通電した場合に、超電導コア17が発生させる
磁場をマイスナー効果により跳ね返す作用を奏する。特
に、交流通電している場合に交番磁界が作用すると交流
損失を生じるおそれがあるので、それを超電導シールド
層51で防止することができる。
【0031】「製造例」Bi:Pb:Sr:Ca:Cu
=1.8:0.4:2.0:2.2:3.0の組成比になる
ようにBi23、PbO、CuO、SrCO3、CaC
3の各粉末を配合し、800〜840℃×74時間の
仮焼処理を大気中で4回実施して仮焼粉末を得た。この
仮焼粉末を静水圧プレスで成形し、外径40mm、肉厚
2.5mmの銀パイプに挿入し、直径2.4mmになるま
で冷間加工を施した。その後、圧延加工と830〜84
0℃×50時間の熱処理を3回繰り返し施して最終的に
厚さ0.1mm×幅4.0mmの銀シースBi系テープを
得た。この銀シースBi系テープを45枚重ねて半田固
定して幅4.2mm×高さ4.8mmの超電導テープユニ
ットを作製した。この超電導テープユニットを液体窒素
で冷却し、外部磁場0Tの条件で通電したところ、22
5Aを流すことができた。
【0032】また、管体として、外径40mm、内径2
0mm、長さ10mの銅パイプを用意し、その外周に3
6度毎に幅6mm、深さ6mmの矩形型の螺旋溝(螺旋
ピッチ1m)を10本形成して中央管体を作製した。こ
れらの各螺旋溝に、前記超電導テープユニットを挿入し
て中央導体を得た。この中央導体の上に厚さ0.1mm
の銅テープを巻回し、更にカーボンを含有した半導電テ
ープを巻回して内部遮蔽層を形成し、その上にクラフト
紙を巻回して絶縁層を形成した。この時の絶縁層の厚さ
は6〜7mmとして7万Vの電気絶縁にも耐え得る構造
とした。そして、前記絶縁層の上に、半導電テープと厚
さ0.1mmの銅テープを巻回し、直流用ケーブルとし
た。
【0033】次に銅テープの上に、直径5mmのポリテ
トラフルオロエチレン(テフロン)製ワイヤーを数本巻
回し、更に、外径82mm、内径75mmのステンレス
鋼からなる内部保護パイプに挿入し、コルゲート加工し
て外径82mm、内径65mmとした。この内部保護パ
イプの内側が冷媒復路となる。更にこの内部保護パイプ
の上にスーパーインシュレーションを巻き付け、その外
部にステンレス鋼製の外部保護パイプを被せ、コルゲー
ト加工し、その外側にビニル防食を施して超電導電力ケ
ーブルを得た。
【0034】この超電導電力ケーブルについて、中央管
体内部の冷媒往路と冷媒復路を用いて液体窒素の循環を
行い、全体を77Kに冷却し、外部磁場0Tにおいて通
電試験を行った。その結果、先の超電導テープユニット
で得られた225Aの10倍に近い値の2200Aを超
電導電力ケーブルに流すことができた。従って、超電導
テープユニットを10本まとめてケーブル化した場合の
超電導特性の劣化現象はほとんど見られなかった。ま
た、前記超電導電力ケーブルの絶縁耐圧について測定し
たところ、液体窒素の冷媒を流す前は、80kVであっ
たものが、液体窒素を流した後においては、100kV
に向上した。これは、冷媒として使用した液体窒素が、
絶縁層に染み込んだ結果によるものと思われる。
【0035】なお、比較のために、中央管体の代わりに
螺旋溝のない通常の管体を用い、その周囲に超電導テー
プユニットを10本螺旋状に巻き付けてそれらを本半田
固定し、それを基本として前記と同等の被覆層を有する
超電導電力ケーブルを製造したが、この超電導電力ケー
ブルは、1000Aの通電を行うことができる程度であ
り、超電導特性の劣化現象が見られた。これは、超電導
テープユニットを管体の外周に巻き付けて半田付けする
際のハンドリングにより、超電導テープユニットに歪や
付加をかけてしまったためであると思われる。また、超
電導テープユニットの外部に銅テープなどを巻き付けて
ゆく場合にも超電導テープユニットに付加や歪などが作
用したものと思われる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、超電導テ
ープユニットを中央管体外周の螺旋溝に収納しているの
で、管体の内部に液体窒素などの冷媒を流すことにより
超電導テープユニットを冷却することができ、超電導テ
ープユニット内の超電導コアを超電導状態としてそれを
通電用に使用することができる。更に、1本の中央管体
に複数本の超電導テープユニットが巻回されているの
で、電力容量を大きくできる。
【0037】また、超電導テープユニットが中央管体の
螺旋溝内に非固定状態で収納されるので、常温から液体
窒素温度への冷却時に作用する熱収縮や曲げなどに起因
する外力が超電導テープユニットに作用しようとした場
合、超電導テープユニットが螺旋溝内で独立性を保持
し、螺旋溝内でずれることができるので、超電導テープ
ユニットに歪などの付加を集中させるおそれが少なく、
超電導特性の劣化が起こり難い構成になっている。
【0038】また、超電導テープユニットを螺旋溝に挿
入することで超電導テープユニットの配置が完了するの
で、超電導テープユニットの半田付け部分を再溶融させ
ることはなくなる。よって、超電導テープユニットの取
り付け時に超電導テープがテープ基材から剥離すること
がない。
【0039】更に、本発明の酸化物超電導電力ケーブル
にあっては、管体内部の冷媒流路と管体外部の冷媒流路
とが設けられているので、管体内部の冷媒通路を冷媒の
往路として利用し、管体外部の冷媒流路を冷媒の復路と
して使用するならば、冷媒の循環を行えるので、効率良
く超電導テープユニットを冷却することができ、超電導
特性の安定化に寄与する。
【0040】更に、電気絶縁層が絶縁テープの巻き付け
により形成され、超電導シールド層が超電導テープの巻
き付けにより形成されていると、超電導シールド層の外
方の冷媒の流路を流れる冷媒が、超電導テープの巻き付
け部分の隙間を介して電気絶縁層側に染み込み、更に、
絶縁テープの巻き付け部分の隙間にも染み込むので、電
気絶縁層の絶縁性の向上に寄与する。
【0041】なお、超電導シールド層を設けることによ
り、超電導コアに通電した場合に、超電導コアが発生さ
せる磁場をマイスナー効果により跳ね返す作用を奏す
る。特に、交流通電している場合に交番磁界が作用する
と交流損失を生じるおそれがあるので、それを超電導シ
ールド層で防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る超電導電力ケーブルの第1実施例
を示す断面図である。
【図2】図1に示す超電導ケーブルに適用される中央管
体を示す斜視図である。
【図3】図2に示す中央管体の一部を拡大して示す断面
図である。
【図4】本発明の第2実施例に用いられる中央管体を示
す断面図である。
【図5】図4に示す中央管体に装着される超電導テープ
ユニットの断面図である。
【図6】本発明の第3実施例に用いられる中央管体を示
す断面図である。
【図7】図6に示す中央管体に装着される超電導テープ
ユニットの断面図である。
【図8】本発明の第4実施例に用いられる中央管体を示
す断面図である。
【図9】本発明の第5実施例に用いられる中央管体を示
す断面図である。
【図10】本発明の第6実施例に用いられる中央管体を
示す断面図である。
【図11】従来の超電導電力ケーブルに備えられるテー
プユニットを示す斜視図である。
【図12】従来の超電導電力ケーブルの一例を示す断面
図である。
【符号の説明】
10、10’、10’’ 酸化物超電導電力
ケーブル、11、30、33、40、45、 中央管
体、12、31、34、43、46、 螺旋溝、13
冷媒往路、15 超電導テープユニット、 16
超電導テープ、17 超電導コア、
18 シース、20 内部遮蔽層、 2
1 絶縁層、22 外部遮蔽層、 28
冷媒復路、29 外部被覆層、51 超電導シールド
層、
フロントページの続き (72)発明者 柿本 一臣 東京都江東区木場一丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 (72)発明者 小野 幹幸 東京都江東区木場一丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 (72)発明者 大畑 和夫 東京都江東区木場一丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 (72)発明者 長屋 重夫 愛知県名古屋市緑区大高町字北関山20番地 の1 中部電力株式会社電力技術研究所内 (72)発明者 平野 直樹 愛知県名古屋市緑区大高町字北関山20番地 の1 中部電力株式会社電力技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性金属材料からなるテープ状のシー
    スの内部に酸化物超電導コアを備えてなる超電導テープ
    を複数枚積層して相互に固着し超電導テープユニットが
    構成される一方、金属材料からなる管体の外周面と内周
    面の少なくとも一方に螺旋溝が複数形成されるとともに
    内部に冷媒の往路が形成されて中央管体が構成され、前
    記中央管体の各螺旋溝に前記超電導テープユニットが非
    固定状態で遊挿される一方、前記中央管体の外面に内部
    遮蔽層が被覆され、その外部にスペーサを介して外部被
    覆層が設けられて内部遮蔽層と外部被覆層の間に冷媒の
    復路が形成されてなることを特徴とする酸化物超電導電
    力ケーブル。
  2. 【請求項2】 内部遮蔽層が、その外方の冷媒復路を通
    過する冷媒を中央管体の超電導テープユニット側に染み
    込み自在とするようにテープ体の巻き付けによって形成
    されてなることを特徴とする請求項1記載の酸化物超電
    導電力ケーブル。
  3. 【請求項3】 導電性金属材料からなるテープ状のシー
    スの内部に酸化物超電導コアを備えてなる超電導テープ
    を複数枚積層して相互に固着し超電導テープユニットが
    構成される一方、金属材料からなる管体の外周面と内周
    面の少なくとも一方に螺旋溝が複数形成されるとともに
    内部に冷媒の往路が形成されて中央管体が構成され、前
    記中央管体の各螺旋溝に前記超電導テープユニットが非
    固定状態で遊挿される一方、前記中央管体の外面に、超
    電導シールド層を具備する内部遮蔽層が被覆され、その
    外部にスペーサを介して外部被覆層が設けられて内部遮
    蔽層と外部被覆層の間に冷媒の復路が形成されてなるこ
    とを特徴とする酸化物超電導電力ケーブル。
JP15090793A 1993-06-22 1993-06-22 酸化物超電導電力ケーブル Expired - Lifetime JP3363948B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15090793A JP3363948B2 (ja) 1993-06-22 1993-06-22 酸化物超電導電力ケーブル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15090793A JP3363948B2 (ja) 1993-06-22 1993-06-22 酸化物超電導電力ケーブル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0714443A true JPH0714443A (ja) 1995-01-17
JP3363948B2 JP3363948B2 (ja) 2003-01-08

Family

ID=15506997

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15090793A Expired - Lifetime JP3363948B2 (ja) 1993-06-22 1993-06-22 酸化物超電導電力ケーブル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3363948B2 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0955127A (ja) * 1995-08-11 1997-02-25 Fujikura Ltd 超電導電力ケーブル
US6194352B1 (en) 1994-01-28 2001-02-27 American Superconductor Corporation Multifilament composite BSCCO oxide superconductor
US6284712B1 (en) 1993-04-01 2001-09-04 Alexander Otto Processing of oxide superconductors
US6397454B1 (en) 1996-09-26 2002-06-04 American Superconductor Corp. Decoupling of superconducting elements in high temperature superconducting composites
KR100608478B1 (ko) * 2001-01-15 2006-08-09 스미토모덴키고교가부시키가이샤 초전도 케이블 제조 방법
JP2009170364A (ja) * 2008-01-18 2009-07-30 Sumitomo Electric Ind Ltd 超電導ケーブル
JP2011044437A (ja) * 2010-11-16 2011-03-03 Sumitomo Electric Ind Ltd 超電導ケーブル
JP2011071129A (ja) * 2010-11-16 2011-04-07 Sumitomo Electric Ind Ltd 超電導ケーブル
WO2013089219A1 (ja) * 2011-12-14 2013-06-20 株式会社前川製作所 超電導ケーブル、並びに超電導ケーブルの冷却装置及び冷却方法
CN104900319A (zh) * 2015-06-28 2015-09-09 黄浩 一种改进结构的中心管式线缆
JP2017084524A (ja) * 2015-10-26 2017-05-18 住友電気工業株式会社 超電導ケーブル
CN109637739A (zh) * 2018-12-20 2019-04-16 深圳供电局有限公司 一种准各向同性高载流超导电缆通电导体
CN113571253A (zh) * 2021-08-25 2021-10-29 北京智诺嘉能源科技有限公司 一种改进corc圆芯导体的多槽超导缆线
CN113674914A (zh) * 2021-08-24 2021-11-19 北京智诺嘉能源科技有限公司 一种新型堆叠方式的高散热结构超导电缆

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6284712B1 (en) 1993-04-01 2001-09-04 Alexander Otto Processing of oxide superconductors
US6436876B1 (en) 1993-04-01 2002-08-20 American Superconductor Corporation Processing of oxide superconductors
US6194352B1 (en) 1994-01-28 2001-02-27 American Superconductor Corporation Multifilament composite BSCCO oxide superconductor
JPH0955127A (ja) * 1995-08-11 1997-02-25 Fujikura Ltd 超電導電力ケーブル
US6397454B1 (en) 1996-09-26 2002-06-04 American Superconductor Corp. Decoupling of superconducting elements in high temperature superconducting composites
KR100608478B1 (ko) * 2001-01-15 2006-08-09 스미토모덴키고교가부시키가이샤 초전도 케이블 제조 방법
JP2009170364A (ja) * 2008-01-18 2009-07-30 Sumitomo Electric Ind Ltd 超電導ケーブル
JP2011071129A (ja) * 2010-11-16 2011-04-07 Sumitomo Electric Ind Ltd 超電導ケーブル
JP2011044437A (ja) * 2010-11-16 2011-03-03 Sumitomo Electric Ind Ltd 超電導ケーブル
WO2013089219A1 (ja) * 2011-12-14 2013-06-20 株式会社前川製作所 超電導ケーブル、並びに超電導ケーブルの冷却装置及び冷却方法
US10062478B2 (en) 2011-12-14 2018-08-28 Railway Technical Research Institute Superconducting cable having outgoing coolant inside a conductor and return coolant outside the conductor, and device and method for cooling superconducting cable
CN104900319A (zh) * 2015-06-28 2015-09-09 黄浩 一种改进结构的中心管式线缆
JP2017084524A (ja) * 2015-10-26 2017-05-18 住友電気工業株式会社 超電導ケーブル
CN109637739A (zh) * 2018-12-20 2019-04-16 深圳供电局有限公司 一种准各向同性高载流超导电缆通电导体
WO2020124757A1 (zh) * 2018-12-20 2020-06-25 深圳供电局有限公司 一种准各向同性高载流超导电缆通电导体
CN109637739B (zh) * 2018-12-20 2024-02-09 深圳供电局有限公司 一种准各向同性高载流超导电缆通电导体
CN113674914A (zh) * 2021-08-24 2021-11-19 北京智诺嘉能源科技有限公司 一种新型堆叠方式的高散热结构超导电缆
CN113571253A (zh) * 2021-08-25 2021-10-29 北京智诺嘉能源科技有限公司 一种改进corc圆芯导体的多槽超导缆线
CN113571253B (zh) * 2021-08-25 2022-11-04 北京智诺嘉能源科技有限公司 一种改进corc圆芯导体的多槽超导缆线

Also Published As

Publication number Publication date
JP3363948B2 (ja) 2003-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3342739B2 (ja) 酸化物超電導導体とその製造方法およびそれを備えた酸化物超電導電力ケーブル
US5932523A (en) Superconducting cable conductor
US7149560B2 (en) Superconducting cable and superconducting cable line
US7109151B2 (en) Superconducting articles, and methods for forming and using same
JP3363948B2 (ja) 酸化物超電導電力ケーブル
US7071148B1 (en) Joined superconductive articles
EP0423354B2 (en) Oxide superconductor wire, method of producing the same and article produced therefrom
KR101156972B1 (ko) 자기적으로 분리된 초전도 전도체를 포함하는 전류 전송시스템
US20080210454A1 (en) Composite Superconductor Cable Produced by Transposing Planar Subconductors
EP0623937A2 (en) High TC superconducting cable conductor employing oxide superconductor
US6414244B1 (en) Connection structure for superconducting conductors including stacked conductors
Tomita et al. Generation of 21.5 T by a superconducting magnet system using a Bi2Sr2CaCu2Ox/Ag coil as an insert magnet
WO2007080794A1 (ja) 超電導ケーブル
JP3283106B2 (ja) 酸化物超電導導体用電流供給端子の構造
JP3144990B2 (ja) 酸化物系超電導電力ケーブルの導体構造
WO2011129245A1 (ja) 超電導線材、超電導コイル、及び超電導保護装置
US3440336A (en) Web-shaped superconductor
EP0650206B1 (en) Superconducting conductor
JP3274026B2 (ja) 超電導電力ケーブルの構造
JPH06302233A (ja) 酸化物超電導電力ケーブル
US7879762B2 (en) Resistive current-limiter device with high-Tc superconductor track formed in a strip

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081025

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091025

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101025

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111025

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121025

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121025

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131025

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term