JPH0714356U - サンプル採取機 - Google Patents

サンプル採取機

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JPH0714356U
JPH0714356U JP5056993U JP5056993U JPH0714356U JP H0714356 U JPH0714356 U JP H0714356U JP 5056993 U JP5056993 U JP 5056993U JP 5056993 U JP5056993 U JP 5056993U JP H0714356 U JPH0714356 U JP H0714356U
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JP
Japan
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valve
rod
storage chamber
sample
processing apparatus
Prior art date
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Pending
Application number
JP5056993U
Other languages
English (en)
Inventor
昌良 神谷
Original Assignee
ホソカワミクロン株式会社
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Publication date
Application filed by ホソカワミクロン株式会社 filed Critical ホソカワミクロン株式会社
Priority to JP5056993U priority Critical patent/JPH0714356U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 混合・造粒・乾燥等を行う粉粒体処理装置の
運転中において、該装置内が高圧または減圧状態であっ
てもサンプルの取り出しを可能にする。 【構成】 粉粒体処理装置の容器壁面1に設けたサンプ
ル取出口2に気密可能なバルブ4を取付けてサンプル貯
留室6とこれに通じる通路5内を気密可能にし、かつ貯
留室6には減圧バルブ15と大気導入バルブ16とを設
けて圧力調整を行わせると共に、前記通路5内に先端部
にスクリュー羽根9aなどの取出部材9を具備させたロ
ッド7を回転可能に、かつバルブ4を貫通して当該処理
装置内に引き出し可能にする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、混合、造粒、乾燥等の粉粒体の各種処理を行う装置または容器内よ り粉粒体をサンプルとして取り出すためのサンプル採取機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、粉粒体処理装置(以下単に処理装置という)から粉粒体をサンプルとし て採取するものとしては実開昭57−179146号(図3に示す)がある。こ れは、流動層型の乾燥機において当該装置の壁面に取付け、乾燥処理中の粉粒体 を筒状の管内を通して取り出すもので、ピストン式の弁によって取出し操作を行 わせるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の処理装置においては、原料の粉粒体が流動性や分散性の良い場 合は問題ないが、凝集性が強く塊状になったものや粘稠物などは管に入りにくい ため、採取できなかった。また、処理装置内の圧力が異常に高かったり、低かっ たりと、取り出す側(大気圧)との圧力差が大きいほど、取出しは難しく、安定 かつ十分な採取が困難であった。 本考案は、このような状態であっても、また、どのような性状の原料であって もサンプルとして採取可能にするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、処理装置の壁面に設けられたサンプル取出口に気密可能なバルブを 取付け、該バルブの他端に貯留室と該貯留室からバルブを貫通しサンプル取出口 に通じる通路を形成し、該通路内を移動して処理装置内に突出するロッドを配設 すると共に、ロッドの先端部分にサンプルの取出部材を具備させることにある。 また、ロッドを回転可能に構成すると共に、ロッド先端部分にスクリュー羽根 などを具備させたり、更に貯留室に圧力調整用の減圧バルブと大気導入バルブと を設けて貯留室内と処理装置内との圧力調整を行うようにしたことにあり、その 作用は次のとおりである。
【0005】
【作用】
サンプル取出口に設けられた気密バルブは、処理装置内からサンプルを取り出 す時以外は閉じられている。そして、サンプルを採取する時には、先ずサンプル 採取機側の大気導入バルブを閉じて貯留室内を気密状態にした上で、減圧バルブ を開いて該貯留室内を処理装置内と同一の圧力状態にする。次に、取出口のバル ブを開き、ロッドの先端部分の取出部材をサンプル取出口より処理装置内または 容器内に突出させるようにする。
【0006】 なお、ロッドを回転可能にし、該ロッドの先端部分の取出部材にスクリュー羽 根を具備させた場合には、ロッド端部に取付けたハンドルを回すことによってス クリュー羽根を回転させ、処理装置内の粉粒体を取出口よりサンプルとして貯留 室内に送り込ませることができるので、貯留室のサンプルが所定量になるまでハ ンドルを回し続ければよい。
【0007】 また、別の取出部材として、例えばロッド先端部にサンプル用の受皿を設けた ものでは処理装置内ではロッドを回転させず、サンプルを受皿上に載せた状態に して置き、ロッドの先端部が貯留室内に引き込んだ時点で反転させてサンプルを 落し込むもので、ロッドの押し込みと引き下げ、及び反転との一連の運動を繰り 返し行わせることで貯留室に所定量のサンプルを送り込むことができる。
【0008】 このようにして、取出口から取り込まれたサンプルは通路を通って貯留室に送 り込まれるが、貯留室内は検視窓から確認することができる。そして、貯留室内 に略所定量の原料が入ったことを確認した上で、ロッドを引き下げて取出し用バ ルブを閉じる。次に、貯留室の減圧バルブを閉じ、代わって大気導入バルブを開 いて貯留室内の圧力を大気圧に戻したのち、貯留室を開いて中のサンプル原料を 取り出せばよい。
【0009】
【考案の効果】
本考案によれば、相当圧力差のある処理装置および容器内よりのサンプルの取 り出しも可能になり、その結果、真空乾燥あるいは酸化防止の目的から不活性ガ ス雰囲気中での粉粒体処理を行う際などにも利用できる。また、ロッドの先端部 分にスクリュー羽根を具備させた場合には半ば強制的に取出口からサンプルを取 り込むことができるため、凝集塊やスラリー、繊維状のものなど原料粉粒体の性 状や種類に関わりなくサンプルの採取ができるようになった。
【0010】
【実施例】
以下に、実施例を図1により説明する。 粉粒体の混合,造粒・乾燥などを行う処理装置の壁面1に設けられた取出口2 に対してサンプル採取機3が取付けられている。該サンプル採取機3は取出口2 側にボールバルブ4を取付け、該ボールバルブ4の他端には貯留室6を設け、取 出口2からボールバルブ4を貫通して貯留室6に通じる通路5を形成し、サンプ ル原料の通路5と貯留室6および貯留室6を貫通して通路5内を移動するロッド 7の軸受部8とにより構成されている。
【0011】 ロッド7は軸受部8の外側に突出する十分な長さを有し、端部にはロッド7を 回転させるためのハンドル10が取付けられ、他方、ロッド7の先端部側にはス クリュー羽根9aが具備され、ロッド7を押し込むことによって該スクリュー羽 根9aが取出口2より処理装置内に突出するようになっている。つまり、サンプ ルを採取する時にはロッド7を処理装置内に押し込んで回転させ、所定量のサン プルが採取できたらロッド7の先端をボールバルブ4の手前まで引き抜き、ボー ルバルブ4を閉じるように構成している。
【0012】 これに伴い、ボールバルブ4の開口はロッド7およびスクリュー羽根9aが通 過するのに十分な大きさを有するものである。また、ロッド7には取出口2から の突出長さと引き込み長さとを規制するためのスナップリング11が軸受部8を 挟む両側に各々の移動量に見合う位置にそれぞれ具備されており、処理装置内の 撹拌部材などに当たらない程度に突出量は設定される。なお、軸受部8はロッド 7のスライドによっても気密が保持できる程度のシール性を有するものである。
【0013】 貯留室6は上部に検視窓12を設け、下部に採取カップ13をクランプ14に より着脱自在に、かつ気密可能に取付けている。また、貯留室6の側面上部には 減圧バルブ15と大気導入バルブ16とを配設し、減圧バルブ15の他端は図示 省略の真空ポンプの管路に接続したり、あるいは処理装置内にフイルタなどを介 して接続させてもよい。
【0014】
【別の実施例】
前記取出口3のボールバルブ4は気密可能なものであれば別の形式のバルブで あってもよい。貯留室6の採取カップ13に代えて貯留室6の下部に着脱可能な 蓋を設け、貯留室6からのサンプルを別の容器で受けてもよい。また、上部の検 視窓12をクランプ等により取外し可能とするほか、貯留室6の側面全体あるい は一部を透視可能な部材で構成させてもよい。
【0015】 ロッド7先端部のスクリュー羽根9aはリボン状のほか、種々の形状のものが 適用可能である。また、スクリュー羽根9aに代えて図2(a)、(b)に示す ようにロッド7先端部分に受皿部9bを形成したり、掻き寄せ部9cを形成した ものであってもよい。そのほか、ロッド7の先端部に取外し可能な受皿を設けて 貯留室6の上部より取り出すようにしてもよい。
【0016】 更に、ロッド7端部のハンドル10に代えてプーリ又は直接モータを取付けた り、ロッド7を押し込むのに電動・空気圧・油圧などのシリンダを連結させて自 動的に行わせてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】 本実施例の要部断面図である。
【図2】 別の実施例を示す。
【図3】 従来例を示す断面図である。
【0018】
【符号の説明】
1 粉粒体処理装置の壁面 2 取出口 3 サンプル採取機 4 ボールバルブ 5 通路 6 貯留室 7 ロッド 9 スクリュー羽根 12 検視窓 13 採取カップ 15 減圧バルブ 16 大気導入バルブ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉粒体処理装置の壁面1に設けたサンプ
    ル取出口2に気密可能なバルブ4を取付け、該バルブ4
    の他端に貯留室6を設け、取出口2からバルブ4を貫通
    し貯留室6に通じる通路5を形成し、該通路5内を移動
    して粉粒体処理装置内に突出するロッド7を配設すると
    共に、該ロッド7の先端部分に取出部材9を具備させた
    ことを特徴とするサンプル採取機。
  2. 【請求項2】 前記ロッド7を回転可能に構成すると共
    に、ロッド7先端部分にスクリュー羽根9aを具備させ
    たことを特徴とする請求項1記載のサンプル採取機。
  3. 【請求項3】 前記貯留室6には圧力調整用の減圧バル
    ブ15と大気導入バルブ16とを設けた請求項1又は2
    記載のサンプル採取機。
JP5056993U 1993-08-09 1993-08-09 サンプル採取機 Pending JPH0714356U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5056993U JPH0714356U (ja) 1993-08-09 1993-08-09 サンプル採取機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5056993U JPH0714356U (ja) 1993-08-09 1993-08-09 サンプル採取機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0714356U true JPH0714356U (ja) 1995-03-10

Family

ID=12862642

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5056993U Pending JPH0714356U (ja) 1993-08-09 1993-08-09 サンプル採取機

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JP (1) JPH0714356U (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011053164A (ja) * 2009-09-04 2011-03-17 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 粉体サンプリング装置
KR20160127902A (ko) * 2015-04-27 2016-11-07 한국에너지기술연구원 가압조건에서 연속적 석탄 반응성 측정을 위한 회분 샘플링 장치, 그 샘플링 장치를 이용한 고체연료 반응성 측정 장치, 측정방법 및 분석시스템
CN107063776A (zh) * 2017-04-20 2017-08-18 贵州电网有限责任公司电力科学研究院 一种电站锅炉除灰系统飞灰取样装置及方法
CN107132083A (zh) * 2017-04-20 2017-09-05 贵州电网有限责任公司电力科学研究院 一种便携式飞灰取样装置及方法

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