JPH07142687A - 適合性のある非金オーム接触を有するiii−v族相補形ヘテロ構造デバイス - Google Patents
適合性のある非金オーム接触を有するiii−v族相補形ヘテロ構造デバイスInfo
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- JPH07142687A JPH07142687A JP6164887A JP16488794A JPH07142687A JP H07142687 A JPH07142687 A JP H07142687A JP 6164887 A JP6164887 A JP 6164887A JP 16488794 A JP16488794 A JP 16488794A JP H07142687 A JPH07142687 A JP H07142687A
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Abstract
オーム接触を設ける同一形の材料を有する相補形半導体
デバイスを提供する。 【構成】 好適な実施例では、PソースおよびPドレイ
ン領域80,82はP形不純物81,83によって高濃
度にドーピングされ、N形不純物を有するオーム領域を
オーム接触として利用できる。利用可能なオーム材料の
一つにニッケル・ゲルマニウム・タングステンがある。
ニッケル・ゲルマニウム・タングステンは、エッチング
可能で、そのためリフトオフ処理を必要としない。さら
に、本発明により製造可能な好適な相補形半導体デバイ
スは、最新のアルミニウム・ベースのVLSI相互接続
プロセスと整合性がある。
Description
スに関し、さらに詳しくは、相補形半導体デバイスに関
する。
族相補形ヘテロ構造電界効果トランジスタ(CHFE
T)または相補形ヘテロ構造絶縁ゲート電界効果トラン
ジスタ(CHIGFET)は、低電力,低電圧,高速用
途で極めて有用であることがわかっている。例えば、米
国特許第4,729,000号"Low Power AlGaAs/GaAs
Complementary FETs Incorporating InGaAs N-channel
Gates," Abrokwah および米国特許第4,814,85
1号"High Transconductance Complementary (Al,Ga) A
s/GaAs Heterostructure Insulated Gate Field-Effect
Transistors," Abrokwah et alを参照されたい。従来
技術では、自己整合イオン注入技術を用いる相補形ガリ
ウム砒素(GaAs)ヘテロ構造デバイスが開示されて
いる。CHIGFETは、キャリア移動のため高移動度
の2次元電子または正孔ガスをチャネルに封じるため
に、アルミニウム・ガリウム砒素(AlGaAs)また
はアルミニウム・インジウム砒素(AlInAs)など
の広バンドギャップ絶縁体を利用するCMOSのような
デバイスである。2次元ガスは、広バンドギャップ材料
絶縁体と狭バンドギャップ材料チャネルとのヘテロ接合
に近接して形成される。一般的なチャネル材料は、仮晶
Inx Ga1-x Asである。しかし、従来技術では、デ
バイスの活性領域を電気接続するために用いられるオー
ム接触メタライゼーションについていくつかの欠点があ
る。
るということは、同一基板上にN形およびP形デバイス
を含むことを意味している。従来技術の一般的なオーム
接触メタライゼーションは、N形デバイスとP形デバイ
スとで異なる。N形の場合、金ゲルマニウム・ニッケル
(AuGeNi)が用いられる。P形の場合、金亜鉛ニ
ッケル(AuZnNi)または金亜鉛金(AuZnA
u)が用いられる。両方のオーム接触は、抵抗を低くす
るためAuメタライゼーションを利用し、その結果、い
くつかの欠点が生じる。Auベースのオーム接触はエッ
チングできない。そのため、リフトオフ処理によってデ
バイス上に形成しなければならない。当技術分野で周知
なように、リフトオフ法には比較的低い歩留りと不精細
なパターン形成が伴い、そのためデバイスの形状は比較
的大きな寸法に限定される。寸法が大きいので、与えら
れたスペースに装着できるデバイスの最大数が低下す
る。
多層集積回路相互接続で利用される最新のVLSIアル
ミニウムメタライゼーションと適合性がないという欠点
を有する。この非適合性は、Auベースのオーム接触は
Al多層技術で必要とされる温度範囲で安定したオーム
接触を提供できないという事実に起因する。具体的に
は、一般的なAlベースの相互接続処理は約500°C
またはそれ以上で行われるが、Auベースのオーム接触
は約470°C以上では安定したオーム接触を提供でき
ない。そのため、従来のAuベースのオーム接触では、
相補形デバイスの商用利用が制限される。さらに、時間
とともにAuはAlと反応する傾向があり、紫斑(purpl
e plaque) と呼ばれる問題を生じ、これは最終的にデバ
イスの故障の原因となる。
aAsとの複雑な反応によって接点の構造が不適切にな
るということである。
とP形デバイスに用いられるという点で従来のオーム接
触では明白な欠点が生じる。周知なように、個別の材料
を用いることはデバイス処理の複雑さを増し、これは高
コスト,サイクル時間の増加,安全性リスクの増加,歩
留りの低下などにつながる。
利用でき、かつ最新のVLSI多層アルミニウム相互接
続と適合性があり、しかも従来技術の前述のすべての問
題を回避するIII−V族相補形デバイスに適したオー
ム接触が必要とされる。さらに、このようなオーム接触
を利用する相補形ヘテロ構造電界効果デバイスを設ける
ことが望ましい。
のあるオーム接触を用いるIII−V族相補形半導体デ
バイスを含む。具体的には、好適な実施例は、Nデバイ
ス・ゲートを含むNチャネル・デバイスを含む。Nチャ
ネル・デバイスは、Nデバイス・ゲートの下の第1ヘテ
ロ構造絶縁領域と、この第1ヘテロ構造絶縁領域の下の
第1ヘテロ構造チャネル領域とを含む。さらに、Nソー
スおよびNドレイン領域はNデバイス・ゲートの側面に
設けられる。Nソース領域およびNドレイン領域は、第
1ヘテロ構造チャネル領域まで延在する。500〜60
0°Cの温度範囲で実質的に安定したオーム接触を与え
る第1材料からなる第1オーム領域は、Nソース領域と
接触し、同様な第2オーム領域はNドレイン領域と接触
する。
・ゲートを有するPチャネル・デバイスを含む。Pチャ
ネル・デバイスは、Pデバイス・ゲートの下の第2ヘテ
ロ構造絶縁領域と、この第2ヘテロ構造絶縁領域の下の
第2ヘテロ構造チャネル領域とを含む。Pソースおよび
Pドレイン領域は、Pデバイス・ゲートの側面に設けら
れる。PドレインおよびPソース領域は、第2ヘテロ構
造チャネルまで延在する。第1材料からなる第3オーム
領域は、Pソース領域と接触し、第1材料からなる第4
オーム領域はPドレイン領域と接触する。
造デバイスを製造する方法を含む。ヘテロ構造チャネル
領域が形成される。ヘテロ構造絶縁領域は、チャネル領
域の上に形成される。Nデバイス・ゲートおよびPデバ
イス・ゲートは、ヘテロ構造絶縁領域の上に形成され
る。NソースおよびNドレイン領域は、Nデバイス・ゲ
ートの両側に形成され、チャネル領域まで延在する。P
ソースおよびPドレイン領域は、Pデバイス・ゲートの
両側に形成され、チャネル領域まで延在する。500〜
600°Cの温度範囲でオーム接触を提供するのに適し
た材料からなる第1,第2,第3および第4オーム領域
はそれぞれ、Nソース領域,Nドレイン領域,Pソース
領域およびPドレイン領域と接触するために形成され
る。相補形デバイスは、シリコン集積回路産業で周知な
方法を用いて標準的なVLSIアルミニウム相互接続メ
タライゼーションで相互接続される。
の欠点を克服し、最新のVLSI相互接続技術と適合性
のある製造可能なデバイスおよび方法を確立する相補形
GaAsヘテロ構造電界効果トランジスタである。この
好適な実施例は、N形デバイスおよびP形デバイスの両
方のオーム接触となるニッケル・ゲルマニウム・タング
ステン(NiGeW)である同一オーム接触材料によっ
て構成される。
していることがわかっている。NiGeWをオーム接触
として利用することは、例えば、同時係属出願である米
国特許出願第07/902,244号および第07/9
02,245号において示されている。しかし、一般的
な相補形GaAsヘテロ構造デバイスは、Al濃度が高
いAlGaAsなどの材料からなる絶縁層を有する。こ
の絶縁層が、従来の相互形デバイスの場合のように、約
1018/ccのレベルまでP形ドーピングされると、N
iGeWは一般に不適切になる。このようなP形デバイ
スに対するNiGeW接触は、Geが相殺するN形不純
物となるので、不適切である。そのため、例えば、従来
技術では、P形領域に対するオーム接触としてAuZn
NiまたはAuZnAuが用いられ、Znが高濃度にド
ーピングされている。
NiGeWオーム接触を利用する。具体的には、好適な
実施例は、相補形構造のP形デバイスに対して低い接触
抵抗を実現するため、適切な注入材料からなる高濃度の
同時注入(co-implant)を利用して、P形接触領域におい
て浅い高ドーピング濃度を実現する。接触は、Al含有
量を必要に応じて高くできるAlGaAs/GaAsヘ
テロ構造に適する。
係属出願の米国特許出願第07/092,244号で開
示されている方法などによってエッチング可能である。
よって、リフトオフ法は必要でない。従って、高歩留り
およびデバイス形状の小型化が可能である。
バイスは、最新のAlベースのVLSI相互接続方法と
適合性がある。また、本発明のオーム接触は、鏡面のよ
うに滑らかであり、反射的で、隆起がない。さらに、同
一オーム材料を相補形デバイス全体で利用できるので、
従来技術に比べて大きな利点が得られる。従って、プロ
セスは大幅に簡略化される。本発明は、例えば、デジタ
ルおよびアナログIII−V族半導体や、FETを含む
相補形回路や、HBTや、半導体LEDおよびレーザな
どの光デバイスに適用できる。そのため、通信,演算お
よびディスプレイ用として用途は広い。
シャル半導体構造を示す断面図である。GaAs基板1
0が設けられる。GaAs基板10は、高抵抗材料であ
り、好ましくはLEC(liquid encapsulated Czocrolsk
i)法によって成長される種類の材料である。GaAs基
板10は、好ましくは約25ミル厚であり、約109〜
1010オーム/平方のシート抵抗を有する。ドーピング
されていないGaAsバッファ層12は、GaAs L
EC基板10上に、当技術分野で周知な方法でエピタキ
シャル成長される。GaAsバッファ層12は、好まし
くは約2,000Å厚である。GaAsバッファ層12
は、デバイスの能動層を形成するためのクリーンな結晶
格子を与えるものである。GaAsバッファ層12内で
は、極めて狭いデルタ・ドーピング層14が挿入され
る。デルタ・ドーピング層14は、好ましくはシリコン
(Si)からなり、2〜4×1011cm-2のキャリア濃
度を有する。好適な実施例では、デルタ・ドーピング層
14は、GaAsバッファ層12の上面から約30Å設
けられる。ドーピング層14は、Nチャネル・デバイス
にキャリアの一部を与え、NチャネルおよびPチャネル
・デバイス両方の閾値電圧を調整する働きをする。
ァ層12の上に形成される。チャネル層16は、モル比
が20%In,80%GaのドーピングされていないI
nGaAsによって構成されることが好ましい。好適な
実施例では、チャネル層16は約130Å厚である。
ピタキシャル成長される。好ましくは、この絶縁層18
はドーピングされていないAlGaAsによって構成さ
れる。好適なモル比は75%Al,25%Gaである。
この層は、約250Åの厚さを有する。
層20は、前記絶縁層の上に約30Åの厚さに成長され
る。このGaAsキャップ層は、AlGaAs絶縁層1
8の酸化を防ぐためのものである。
は、好適な相補形ヘテロ構造電界効果トランジスタ・デ
バイスを形成するためのヘテロ構造を提供する。明白な
ように、このヘテロ構造はGaAs/InGaAs/A
lGaAsによって構成される。
造電界効果トランジスタを製造する本発明の好適な方法
を示す。
0は、基板材料を保護するために設けられる。周知のリ
ソグラフ法および反応性イオン・エッチング(RIE)
法によって、フィールド絶縁体に窓(window)が開けられ
る。これらの窓は、能動デバイス領域32,33へのア
クセスを提供する。
よびPデバイス・ゲート42が領域32,33にそれぞ
れ形成される。具体的には、好適な実施例では、約3,
000〜4,000ÅのTiWN層が反応性RFスパッ
タリングで被着される。このTiWNは、電界効果デバ
イスのショットキ・コンタクト・ゲートとして機能す
る。ゲート40,42は、SF6 ,CHF3 およびHe
の混合物で、RIE法によって形成される。
ペーサ50,52の対を形成することを示す。側壁5
0,52を設けることは好適であるが、必要ではない。
側壁50,52は、デバイス全体の性能パラメータを向
上させるために、その後の段階でソース領域およびドレ
イン領域を整合させる働きをする。好適な実施例では、
側壁50,52はSiONまたはSiN/SiO2 から
なり、全厚は約4,000Åである。側壁50,52
は、一般的な処理方法によって形成される。高圧異方性
RIEプロセスがエッチングに用いられる。その結果得
られる側壁50,52は、RIEによってそれぞれのゲ
ートの両側に約3,000Åの大きさを有する。
デバイス領域32,33,ゲート40,42ならびにス
ペーサ50,52を被覆する保護SiN層60の被着を
示す。SiN層60は、ウェハ表面をその後の処理段階
から保護する働きをする。層60は、標準的なCVD法
によって約500Åの厚さまで被着されることが好まし
い。
能動デバイス領域32にNソース領域70およびNドレ
イン領域72を形成することを示す。領域70,72
は、約350オーム/平方のシート抵抗を得るためSi
注入を用いた周知の処理方法で形成される。注入は、S
iN層60を介して行われる。Nソース領域70および
Nドレイン領域72それぞれは、好ましくは基板内部ま
で約2,000Å延在し、少なくともチャネル層16ま
で、好ましくはバッファ層12内部まで延在する。ある
いは、NチャネルFETのアクセス直列抵抗を改善する
ため、側壁形成の前に低濃度のSi注入を用いて、低濃
度にドーピングされた領域をNデバイスゲート40に直
接自己整合させて設けてもよい。
る能動領域33にPソース領域80およびPドレイン領
域82を形成することを示す。P領域80,82は、約
1,000〜2,000オーム/平方のシート抵抗を与
えるため、フッ素(F)およびベリリウム(Be)の同
時注入を利用して形成される。Pソース領域80および
Pドレイン領域82それぞれは、好ましくは基板内部ま
で約2,000Å延在し、少なくともチャネル層16ま
で、好ましくはバッファ層12内部まで延在する。
ン領域82を本発明の好適な実施例で用いられるオーム
接触用に適合性を持たせるため、これらの領域80,8
2をさらにドーピングすることを示す。具体的には、G
aAsのN形ドーパントであるGeを含むため、NiG
eWはN形オーム接触金属としてのみ通常用いられる。
しかし、本発明は、NiGeWをP形オーム接触として
も利用する。そのため、図8に示す段階では、P形ソー
ス領域80およびP形ドレイン領域82は、浅い高濃度
P形領域81,82をそれぞれ与えるため、さらに高濃
度ドーピングが施される。それによって250〜400
オーム/平方のシート抵抗が得られることが好ましい。
Be,AsとBe,PとBe,NとBeまたはKrとB
eの同時注入(co-implantation) を利用して達成でき
る。この同時注入は、Beの活性化を改善し、Beの拡
散率を低減する。FとBeの場合、5 ×1019cc-1
のピーク・ドーピングは、1014cm-2以上の注入濃度
および50keV以下のエネルギで、以下で述べるよう
に700°〜850°Cの高速アニール温度によって達
成される。従って、N形オーム金属を用いても、P形接
触は得られる。
次の段階は、PおよびNソースおよびドレインを活性化
するために用いられる高速熱アニールである。アニール
条件は、好ましくは、温度700°〜850°Cであ
り、大型ウェハにおける滑り線(slip-line) の発生を最
小限に抑え、かつP形HFET閾値下電流(sub-thresho
ld current) を低減することを意図する。
ル・デバイスとの間で、エピタキシャル基板における酸
素分離(oxygen isolation:ISO)領域90の形成を
示す。ISO領域90は、それぞれのデバイスを絶縁す
る働きをする。図示のNデバイスおよびPデバイスは、
特定のダイに形成される多くの同一のデバイスのうちの
2つであることが理解される。従って、領域90は、図
示されていない近傍のデバイスからの分離を示すため、
図の両端部に示されている。ISOは、高速熱アニール
法を利用し、これは550°Cで6秒間行われることが
好ましい。
体キャップ100を示す。キャップ100は、その後の
処理段階における保護のために設けられる。絶縁体キャ
ップ100は、従来の処理法法を利用して約3,500
Åの厚さまで形成される。
接触を示す。図示されていないが、絶縁体層100およ
び絶縁体層60は、オーム接触の被着のためのアクセス
を設けるため、Nソース,Nドレイン,Pソースおよび
Pドレイン領域70,72,80,82の上の領域でエ
ッチング除去されている。Ni層120,Ge層122
およびW層124は、デバイス全体上にスパッタリング
被着され、コンタクト領域が定められる。説明の便宜
上、Nソース領域70へのオーム接触は、オーム領域1
17として表される。同様に、Pソース領域80へのオ
ーム接触はオーム領域119として表される。これら
は、すべてのオーム接触を例示する。
は、次のように形成される。コンタクト領域を定めるた
めリフトオフ法を利用する実施例では、金属として薄い
層が必要である。この場合、Ni層120は100〜3
00Åであり、Ge層122は100〜300Åであ
る。最後に、W層124は約1,000Å厚まで被着さ
れる。
利用することも望ましいことに留意されたい。コンタク
トがエッチング法によって定められる場合、例えばWお
よびGeのRIEや、ニッケルについての緩衝酸化物エ
ッチング剤(BOE:buffered oxide etchant)または
塩酸(HCl)のような周知の溶剤の場合、Wは任意の
適切な厚さにすることができる。適切な方法について
は、同時係属出願の米国特許出願第07/902,24
4号において開示されているが、他の方法も利用でき
る。
は、シート抵抗が1,000オーム/平方以下である限
り、SiドーピングされたN形ソースおよびドレイン領
域で有効である。オーム接触は、BOEおよびHClで
湿式エッチングを利用してあらかじめ洗浄した後、注入
されアニールされた半導体上にスパッタリング被着され
る。
すると、安定したNiGeおよびNiAs化合物がオー
ム金属と半導体材料の界面を形成する。NiAs化合物
は低い温度で形成し、NiGeマトリクス内に散在させ
ることができる。これら両方の化合物は、半導体に対し
て低い障壁を形成して、トンネル導通を可能にする。P
形デバイスでNiGeWオーム接触を利用するため、図
8で説明したような浅いイオン注入法によって高濃度の
P形ドーピングがP形III−V族ヘテロ構造に施され
る。これにより、NiGeW金属は、N形Geドーパン
トが半導体に拡散するにも関わらず、高濃度ドーピング
されたP形領域と接触する。
WまたはTiWNなどの別の安定した耐火金属でもよ
い。耐火キャップは、前述のようにVLSI相互接続で
用いられるAlメタライゼーションへのAsの拡散に対
する障壁となる。
n.20 Ga.80 As構造におけるNiGeWオーム接触
の一般的な接触抵抗を示す。抵抗は、同時注入されたF
/BeのP領域81,83のシート抵抗に対して示され
ている。0.22〜0.85オーム・mmの接触抵抗値
は、P形ドーピングの表面濃度を変えることによって達
成できる。従って、本発明により、従来はN形接触にの
み用いられていた同じNiGeWオーム接触を、P接触
も必要とする相補形III−V族デバイスにおいても有
用に利用できることがわかる。
についての利点を示す。このグラフは、NiGeWオー
ム接触は500〜600°Cの温度範囲内で有効なオー
ム接触抵抗を維持するが、従来のAuベースのオーム接
触は500°C以下でも急速に劣化することを示す。最
新のアルミニウムVLSI相互接続プロセスは、500
°C以上の温度で行われる。従って、従来のAuオーム
接触は利用できないが、本発明によるオーム接触は利用
できる。
イスおよびその製造方法が提供されたことが理解され
る。このデバイスは、最新のVLSIアルミニウム相互
接続方法で利用する際に特に有利である。さらに、Nデ
バイスとPデバイスの両方で同じ形のオーム接触を提供
することは処理を大幅に簡略化する。
ある。
明の好適な方法を示す断面図である。
好適な方法を示す断面図である。
好適な方法を示す断面図である。
の好適な方法を示す断面図である。
後の本発明の好適な方法を示す断面図である。
後の本発明の好適な方法を示す断面図である。
グされた直後の本発明の好適な方法を示す断面図であ
る。
法を示す断面図である。
な方法を示す断面図である。
抗値との関係を示すグラフである。
従来のオーム接触と好適なオーム接触とを比較するグラ
フである。
Claims (3)
- 【請求項1】 Nデバイス・ゲート(40)と、前記N
デバイス・ゲート(40)の下の第1ヘテロ構造絶縁領
域(18)と、前記第1ヘテロ構造絶縁領域(18)の
下の第1ヘテロ構造チャネル領域(16)と、前記Nデ
バイス・ゲートの第1側面に設けられ、前記第1ヘテロ
構造チャネル領域(16)まで延在するNソース領域
(70)と、前記Nデバイス・ゲートの第2側面に設け
られ、前記第1ヘテロ構造チャネル領域(16)まで延
在するNドレイン領域(72)と、500〜600°C
の温度範囲で実質的に安定したオーム接触を設ける第1
材料からなり、前記Nソース領域(70)に接触する第
1オーム領域(117)と、前記第1材料からなり、前
記Nドレイン領域(72)に接触する第2オーム領域と
によって構成されるNチャネル・デバイス;およびPデ
バイス・ゲート(42)と、前記Pデバイス・ゲートの
下の第2ヘテロ構造絶縁領域と、前記第2ヘテロ構造絶
縁領域(18)の下の第2ヘテロ構造チャネル領域(1
6)と、前記Pデバイス・ゲート(42)の第1側面に
設けられ、前記第2ヘテロ構造チャネル領域(16)ま
で延在するPソース領域(80)と、前記Pデバイス・
ゲート(42)の第2側面に設けられ、前記第2ヘテロ
構造チャネル領域(16)まで延在するPドレイン領域
(82)と、前記第1材料からなり、前記Pソース領域
(80)に接触する第3オーム領域(119)と、前記
第1材料からなり、前記Pドレイン領域(82)に接触
する第4オーム領域とによって構成されるPチャネル・
デバイス;によって構成されることを特徴とする適合性
のある非金オーム接触を有するIII−V族相補形ヘテ
ロ構造デバイス。 - 【請求項2】 適合性のある非金オーム接触を有するI
II−V族相補形ヘテロ構造デバイスを製造する方法で
あって:ヘテロ構造チャネル領域(16)を形成する段
階;前記ヘテロ構造チャネル領域の上にヘテロ構造絶縁
領域(18)を形成する段階;前記ヘテロ構造絶縁領域
(18)の上にNデバイス・ゲート(40)およびPデ
バイス・ゲート(42)を形成する段階;前記ヘテロ構
造チャネル領域(16)まで延在するNソース領域(7
0)を前記Nデバイス・ゲート(40)の第1側面に形
成する段階;前記ヘテロ構造チャネル領域(16)まで
延在するNドレイン領域(72)を前記Nデバイス・ゲ
ート(40)の第2側面に形成する段階;前記ヘテロ構
造チャネル領域(16)まで延在するPソース領域(8
0)を前記Pデバイス・ゲート(42)の第1側面に形
成する段階;前記ヘテロ構造チャネル領域(16)まで
延在するPドレイン領域(82)を前記Pデバイス・ゲ
ート(42)の第2側面に形成する段階;および前記N
ソース領域(70),Nドレイン領域(72),Pソー
ス領域(80)およびPドレイン領域(82)にそれぞ
れ接触し、500〜600°Cの温度範囲でオーム接触
を提供する適切に安定した第1材料からなる第1,第
2,第3および第4オーム領域(117,119)を形
成する段階;によって構成されることを特徴とする方
法。 - 【請求項3】 適合性のある非金オーム接触を有するI
II−V族相補形ヘテロ構造デバイスを製造する方法で
あって:オーム接触(117)を含むN形デバイスと、
オーム接触(119)を含むP形デバイスとによって構
成される相補形電界効果デバイスを形成する段階;およ
び前記N形デバイス用および前記P形デバイス用のオー
ム接触として同じ材料を設ける段階;によって構成され
ることを特徴とする方法。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US083751 | 1979-10-22 | ||
US083755 | 1993-06-25 | ||
US08/083,755 US5480829A (en) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | Method of making a III-V complementary heterostructure device with compatible non-gold ohmic contacts |
US08/083,751 US5444016A (en) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | Method of making ohmic contacts to a complementary III-V semiconductor device |
Publications (2)
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JP6164884A Pending JPH07142686A (ja) | 1993-06-25 | 1994-06-24 | 相補形半導体デバイスのオーム接触の形成方法 |
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