JPH07142338A - 像投影方法及びそれを用いた露光装置 - Google Patents

像投影方法及びそれを用いた露光装置

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JPH07142338A
JPH07142338A JP5168709A JP16870993A JPH07142338A JP H07142338 A JPH07142338 A JP H07142338A JP 5168709 A JP5168709 A JP 5168709A JP 16870993 A JP16870993 A JP 16870993A JP H07142338 A JPH07142338 A JP H07142338A
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pattern
light
pupil
image
optical system
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JP5168709A
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Yasuyuki Unno
靖行 吽野
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70058Mask illumination systems
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70483Information management; Active and passive control; Testing; Wafer monitoring, e.g. pattern monitoring
    • G03F7/7055Exposure light control in all parts of the microlithographic apparatus, e.g. pulse length control or light interruption
    • G03F7/70566Polarisation control

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パターンを最適な偏光状態の光束を用いて高
解像度で投影するようにした像投影方法及びそれを用い
た露光装置を得ること。 【構成】 照明系からの光束でパターンを照明し、該パ
ターンから生じる回折光を利用して投影光学系により該
パターンを所定面上に投影する際、前記投影光学系の瞳
面で前記回折光の偏光状態を制御し、該パターンを投影
していること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は像投影方法及びそれを用
いた露光装置に関し、特に半導体素子の製造装置である
ステッパーにおいてレチクル又はマスク(以下「レチク
ル」と称する。)面上の線幅の小さい電子回路パターン
(パターン)を適切なる光束で照明し、ウエハ面上に高
い解像力で投影することができる像投影方法及びそれを
用いた露光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体素子の高集積化に対する要
求は益々高まっており、露光光として紫外光を用いて回
路パターンの縮小転写を行う所謂ステッパー(縮小投影
露光装置)においても解像力の向上のために様々な改良
がなされている。
【0003】従来、より解像力を高める方法として縮小
投影レンズのNAを大きくする方法、及び露光用の光の
波長を短くする方法等が採られてきた。又最近ではこれ
らの方法とは別に所謂位相シフト法や斜入射照明方法等
の適用により解像力を高める方法が種々と提案されてい
る。
【0004】この位相シフト法や、斜入射照明法の原理
の説明をする前に、まず周期性のある微細なパターンの
像を照明系と投影レンズ(投影光学系)を用いて形成す
る光学的作用について説明する。
【0005】図25はパターンとして3本の微細なスリ
ットからなる1次元パターンの振幅透過率を縦軸に、パ
ターン幅を横軸にとったときを表す。図中、透過率1の
部分は光が透過し、透過率0の部分は光が遮られること
を示す。
【0006】このような振幅透過率をもつパターンをコ
ヒーレントな光で照明すると、回折の効果によって入射
光は0次,+1次,−1次、及び更に高次の回折光へと
分かれる。このうち像の形成に寄与するのは投影光学系
の瞳に入射する成分のみであるが、一般には0次,+1
次,−1次の成分によって像が形成される。
【0007】図26はそれら3つの成分の瞳上における
振幅の説明図である。図中100,101,102はそ
れぞれ0次,+1次,−1次の回折光成分のピーク位置
IAは振幅の大きさを表す。
【0008】図27はそこから最終的に形成される像面
上のパターンの強度分布を示している。縦軸は強度Iを
示している。ここで例えば、投影するパターンのスリッ
ト幅が更に狭くなって0次の回折光成分しか投影レンズ
に入射できなくなると、もはや像は形成されなくなって
しまう。
【0009】これに対して所謂位相シフト法では、光が
パターンを透過する際、隣合うスリットからの回折光の
位相が180度ずれるようにパターンに細工をして、投
影レンズの瞳上で0次の回折光成分が現れないようにし
ている。そして最終的なパターンの像は+1次と−1次
の回折光成分によって形成している。
【0010】3本の微細スリットから成るパターンを、
位相シフト法を用いて投影した際に投影レンズの瞳上に
できる振幅分布を図28に示す。図中103,104は
それぞれ+1次,−1次の回折光成分のピーク位置を表
す。
【0011】ここで注目すべきことは、それらの位置が
図26の対応する成分の位置に比べて座標として半分に
なっていることである。投影レンズの瞳上の座標はパタ
ーンの空間周波数に対応するため、位相シフト法を用い
ると、より微細なパターンからの回折光成分も投影レン
ズの瞳上に到達でき、解像度が向上することがわかる。
【0012】一方、斜入射照明による解像度の向上も、
原理的には位相シフト法に良く似ている。
【0013】図26の瞳上の振幅分布は、光をパターン
が描かれた平面に対して垂直な方向から入射させた場合
のものであるが、これを斜めから入射させることによっ
て、瞳上にできる回折光成分の位置を横方向にずらして
いる。
【0014】図29は瞳上に0次と+1次の成分が入る
ように横ずらししたときの瞳面上の振幅分布の説明図で
ある。図中105,106はそれぞれ0次,+1次の回
折光成分のピーク位置を表す。
【0015】ここでこの2つの回折光成分によって像を
形成することを考えれば、位相シフト法の場合と同様
に、より微細なパターンからの回折光成分も投影レンズ
の瞳上に到達でき、解像度が向上する。このとき0次と
+1次の回折光の代わりに0次と−1次の回折光成分を
用いて像を形成するようにしても結果は全く同じであ
る。
【0016】以上のように従来の像の再生には主に0
次,+1次,−1次の3つの回折光成分を用い、所謂位
相シフト法及び斜入射照明法による像の再生には0次,
+1次,−1次のうちの2つの回折光成分を用いてい
る。
【0017】一方、瞳フィルタリング法は、投影レンズ
の瞳を透過する光の振幅透過率を制御することによって
解像度の向上を実現するものであり、投影するパターン
の種類によって幾つかの方法が提案されている。またこ
の方法は、前述の位相シフト法、或は斜入射照明法と組
み合わせて使用することができるのが特徴である。
【0018】それでここでは、斜入射照明法と瞳フィル
ター法を組み合わせて解像度の向上を実現する公知の方
法について詳しく説明を行う。尚、この方法は例えば
“月刊Semiconductor World”誌 1992年 3月号 P.50〜
に開示されているものである。
【0019】まず、図36は投影露光装置の主要構成部
を摸式的に描いたものであり、図中300はレチクル、
301は投影レンズ、302はウエハを表す。
【0020】図36に示すようにレチクル300を垂直
方向からの光で照明すると、投影レンズ301にはレチ
クル300上のパターンからの回折光のうち主に0次,
+1次,−1次の成分が取り込まれてウエハ302上に
前記パターンの像が形成される。
【0021】しかしパターンが微細になって回折角が大
きくなり、+1次,−1次の回折光が投影レンズ301
内に入れなくなるとウエハ302上に前記パターンの像
は形成されなくなってしまう。
【0022】そこで図37のように照明光を垂直方向か
ら傾けてレチクル300を照明し、0次の回折光が投影
レンズ301の瞳の周辺部を通るようにして、0次と+
1次(又は−1次)の回折光によって結像を行うように
したのが、所謂“斜入射照明法”と呼ばれるものであ
る。
【0023】この方法では図36の通常の照明法に比べ
て、より微細なパターンの像を転写することが可能にな
るが、投影レンズ301の瞳の周辺部を通過する0次の
回折光の振幅が他の回折光成分(+1次又は−1次)に
比べて大きいため像のコントラストが低下するという問
題がある。
【0024】この問題に対して、図38に示すように投
影レンズ301の瞳の位置にフィルター303を挿入
し、0次の回折光成分の振幅を低減させて結像を行い、
像のコントラストを向上させるというのが上記の文献に
開示されている技術の内容である。
【0025】このように、瞳面上で光の振幅透過率を制
御することは、投影露光装置の解像度を向上させる上で
非常に有効な手段である。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】前述した位相シフト法
や斜入射照明法による解像度の向上の効果には結像に寄
与する光の偏光状態が大きくかかわっていることが本発
明者の行ったシュミレーションの結果から明らかになっ
た。そのため、結像に寄与する光の偏光状態を最適な状
態にしないと、位相シフト法や斜入射照明法等を用いて
も大きな解像度の向上が得られないという問題点が生じ
てくる。
【0027】ここで、一般的な結像特性のシュミレーシ
ョンに用いられる所謂スカラー回折理論と、本発明者が
シュミレーションに用いた上記スカラー回折理論よりも
精度の高い理論について説明する。
【0028】まずスカラー回折理論では、物体パターン
が照明されるとそのパターンのフーリエ変換像が投影レ
ンズの入射瞳上に形成され、それを投影レンズのNAの
範囲内で再びフーリエ変換して像面上での振幅分布が求
まるとされる。これを式で表現すると、像面上の点
(x,y)における振幅A(x,y)は
【0029】
【数1】 と書ける。
【0030】式中F(U(x1 ,y1 ))はパターンの
振幅透過率U(x1 ,y1 )のフーリエ変換であり、そ
れを投影レンズのNAから決まる瞳面の範囲内で再びフ
ーリエ変換している。但し式中(α,β)は瞳面上の座
標であり、F(U(x1 ,y1 ))は(α,β)の関数
になっている。
【0031】この式は照明光がコヒーレントの場合のも
のであるが、光源が有限の面積をもって照明光の扱いを
部分コヒーレントとする場合にも、扱いは多少複雑にな
るが基本的には同じである。
【0032】上に述べた式を用いたシュミレーションで
は、投影レンズのNAが小さい場合は正しい結果が得ら
れるが、NAが大きくなってくるといくつかの問題が生
じることが本発明者の行った検討により明らかになっ
た。
【0033】詳細は省略するが、上式の一番の問題点は
結像に寄与する光の偏光状態が扱われていないことであ
る。このことを図を用いて説明する。説明には前述の1
次元の3本のスリットより成るパターンの例を用いる。
【0034】図30は図26で示した瞳上の振幅分布と
同じものを、投影レンズのガウス像点(図中110)を
基準とした参照球面(図中111)上に描いている。像
面112上の点110における振幅は、上記参照球面1
11上の振幅の積分によって、又像面112上で点11
0から距離xだけずれた点における振幅は、距離xと参
照球面111上の座標から決まる、ある位相差を考えて
上記参照球面111上の振幅を積分することによって計
算される。
【0035】ここから先は話を簡単にするために、上記
点110における振幅の計算に議論を限ることにする。
又ここで便宜上座標軸の定義を行っておく。
【0036】図30に示すように光軸をz軸とし、紙面
内でz軸に垂直な軸をx軸、及び紙面に垂直な方向の軸
をy軸とする。上に述べたスカラー回折理論による考え
方では、上記点110における振幅は上記参照球面11
1上の振幅をそのまま足し合わせた形で計算される。
【0037】ところで光には偏光というものがあり、例
え完全にコヒーレントな光同士であっても、その偏光方
向が異なっていると完全には干渉しないし、それが例え
ば直交していると干渉は全く起こらない。
【0038】パターンを構成するスリットがy軸に平行
でx軸方向に周期を持つとして、z軸に平行な光で上記
スリットを照明すれば参照球面上では図30の振幅分布
が形成される。
【0039】パターンが、特別な偏光方向をもたない所
謂非偏光の光で照明されている場合に、図30の振幅分
布によって像面112上にできる光の強度分布を計算す
るには、参照球面111上の光をy軸に平行な方向に偏
光面を有する直線偏光成分とy軸に直交する方向(xz
面内)に偏光面を有する直線偏光成分に分解して考える
ことができる。
【0040】そしてその際の像面112上の光強度は、
分解したそれぞれの成分による光強度分布を平均したも
のになる。
【0041】まず、参照球面111上で偏光面がy軸に
平行な直線平行成分の場合は、像面112上でもy軸方
向の偏光成分のみを持つため、点110における振幅は
参照球面111上の振幅をそのまま積分することによっ
て求まり、光強度はそれを自乗すれば計算できる。
【0042】一方、参照球面111上で偏光面がy軸と
直交する直線偏光成分の場合は図31に示すように、参
照球面111から点110に向けた代表的な光線120
〜124を考えた場合、偏光方向と光の進行方向は直交
するという条件から、それらの光線の偏光方向はそれぞ
れ図中125〜129の矢印のようになる。この場合偏
光はx,z両成分を持っており、点110における振幅
はそれぞれの成分毎に考える必要がある。そして点11
0における光の強度はそれぞれの偏光成分による振幅か
ら得られる強度の合計となる。
【0043】次にこの考え方を適用してシュミレーショ
ンを行った結果について説明する。まず図26で説明し
た0次,+1次,−1次の回折光成分を用いる結像で
は、参照球面111の2つの偏光方向に対して最終的な
強度分布はそれぞれ図32,図33のようになる。
【0044】図32は参照球面111上での偏光がy軸
に平行な場合であり、像は偏光のy成分のみで形成され
る。一方図33は参照球面111上での偏光がy軸に垂
直(xz面内)な場合であり、像は偏光のx成分及びz
成分の合計として形成される。
【0045】両図から分かるようにこの場合は、参照球
面111上の光の偏光方向によって結果に余り大きな違
いは、生じない。
【0046】尚照明光が非偏光の場合の像面上の光強度
分布は図32,図33の強度分布を平均することによっ
て計算される。
【0047】同様のシュミレーションによって、位相シ
フト法や斜入射照明法のように上記0次,+1次,−1
次の3つの回折光成分のうちの2つの回折光成分を用い
る結像を評価したものを次に示す。
【0048】像面上の強度分布の結果のみを示すと、参
照球面111上の偏光がy軸に平行な方向の場合には図
34、偏光がy軸に垂直な方向の場合には図35とな
る。
【0049】ここでは偏光方向がy軸に垂直な場合に
は、偏光のz成分の影響で偏光方向がy軸に平行な場合
に比べて像のコントラストがかなり悪化してしまってい
る。照明光が非偏光とすると像面上の強度分布は図3
4,図35の強度分布を平均したものになるが、その場
合でも図34の強度分布に比べてコントラストが劣化し
ていることは明らかである。
【0050】このように位相シフト法や斜入射照明法を
用いて像を形成する際には、結像に寄与する光の偏光状
態が結像特性に大きな影響を与えることが本発明者の行
った精度の高いシミュレーションの結果から明らかにな
った。
【0051】以上説明したように解像度を高めるたるめ
に位相シフト法又は斜入射照明法を適用した場合に結像
に寄与する光の偏光を適切に制御しないと期待通りの解
像度が得られなくなるという問題点が生じてくる。
【0052】本発明の第1の目的は原板上のパターンを
投影光学系で所定面上に投影する際、結像に寄与する光
束の偏光状態を適切に設定することにより、高い解像力
を維持しつつ高いコントラストで投影することができる
半導体素子の製造に好適な像投影方法及びそれを用いた
露光装置の提供にある。更には高集積度の半導体素子の
製造方法の提供を目的とする。
【0053】一方前述したように投影レンズの瞳面で光
の振幅透過率を一様でなくしてしまう方法は、ある種の
照明条件、パターンに対しては非常に有効であるが、他
の照明条件、パターンに対しては解像度向上の効果が得
られないばかりか逆に解像度の劣化を招いてしまう場合
もある。
【0054】言い換えれば、解像度の向上に最適な瞳の
透過率分布は、照明条件、パターンの形状、パターンの
大きさ等に大きく依存するということである。
【0055】そのため、露光の際の照明条件、投影を行
うパターンに応じて透過率が一様なフィルターを用い
る、或は異なった振幅透過率を持つフィルターを入れ換
えて使用する、という必要性がでてくる。
【0056】しかし実際の投影レンズの構造を考える
と、瞳位置におかれたフィルターを交換するという作業
は非常に困難を伴うことが多い。
【0057】本発明の第2の目的は投影光学系の瞳面上
での振幅透過率を連続的に容易に変えることにより、ス
ループットの向上を図りつつ、高い解像力を有したパタ
ーン像が得られる像投影方法及びそれを用いた露光装置
の提供にある。
【0058】
【課題を解決するための手段】本発明の像投影方法は、 (1−1)照明系からの光束でパターンを照明し、該パ
ターンから生じる回折光を利用して投影光学系により該
パターンを所定面上に投影する際、該回折光の偏光状態
を制御して該パターンを投影していることを特徴として
いる。
【0059】特に、前記投影光学系の瞳面で前記回折光
の偏光状態を制御していることや、前記投影光学系の瞳
面の中心に対する同心円の接線方向に偏光面を有する回
折光成分を主として透過させていること等を特徴として
いる。
【0060】(1−2)照明系からの光束でパターンを
照明し、該パターンから生じる回折光を利用して投影光
学系により該パターンを所定面上に投影する際、該投影
光学系の瞳面近傍に設けた光学手段により、該瞳面の所
定領域を通過する光束の振幅分布を連続的に変化させて
いることを特徴としている。
【0061】特に、前記光学手段は2つの偏光部材の相
対的位置を制御して前記瞳面の所定領域を通過する光束
の振幅分布を連続的に変化させていることや、前記光学
手段は前記パターンの形状・大きさ及び前記照明系の配
置に応じて前記投影光学系の瞳面の所定領域を通過する
光束の振幅透過率を制御していること等を特徴としてい
る。
【0062】本発明の露光装置は、 (2−1)照明系からの光束でレチクル面上のパターン
を照明し、該パターンから生じる回折光を投影光学系の
瞳に入射させて、該パターンの像をウエハ面上に投影す
る際、該投影光学系の瞳面近傍に偏光制御装置を設け、
該瞳面の中心に対する同心円の接線方向に偏光面を有す
る回折光成分を主として透過させていることを特徴とし
ている。
【0063】(2−2)照明系からの光束で原板上のパ
ターンを照明し、該パターンを投影光学系により所定面
上に投影露光する際、該投影光学系の瞳面近傍に光学手
段を設け、該瞳面の所定領域を通過する光束の振幅分布
を連続的に変化させていることを特徴としている。
【0064】特に、前記光学手段は前記投影光学系の瞳
面への入射光のうち、特定方向の偏光成分を透過させる
第1偏光部材と該第1偏光部材を透過した光のうち特定
方向の偏光成分を透過させる第2偏光部材とを有してい
ることや、前記第1偏光部材と第2偏光部材との相対的
位置を変えることにより、前記投影光学系の瞳面の所定
領域を通過する光束の振幅分布を連続的に変化させてい
ること等を特徴としている。
【0065】又本発明の半導体素子の製造方法として
は、 (3−1)回路パターンを持った原板とウエハとを用意
する工程と、前述の像投影方法(1−1)又は(1−
2)の何れかの方法によって原板の回路パターンをウエ
ハに露光転写する工程を有することを特徴としている。
【0066】
【実施例】図1は本発明の像投影方法を半導体素子の製
造用のステッパー(投影露光装置)に適用したときの実
施例1の要部概略図である。
【0067】図中1は超高圧水銀灯等の光源である。光
源1から出た光はオプティカルインテグレータ52によ
って光量分布を均一化した後、アパーチャー8と偏光装
置9を介して照明レンズ3によりレチクル4面上のパタ
ーン(回路パターン)4aを照明している。そしてレチ
クル4のパターン4aで回折された光は、投影レンズ
(投影光学系)5に入射し、これによってステージ7の
上に載った半導体ウエハー6上にパターンを投影してい
る。
【0068】ここでオプティカルインテグレータ52か
ら射出した光は、その全ての光束が照明レンズ3に到達
するのではなく、オプティカルインテグレータ52に接
近して置かれたアパーチャー8によって照明に適した部
分のみが選択される。
【0069】更にレチクル4面上のパターン4aで回折
され、投影レンズ5に入射した光は投影レンズ5内の瞳
位置に設けられた偏光制御装置9によって、所定の偏光
方向を有する光成分のみが透過され、半導体ウエハ6上
でのパターン形成に寄与するようになっている。
【0070】図1において10〜18は各々光線であ
り、レチクル4のパターン4aで回折され半導体ウエハ
6上に達する光の経路を摸式的に描いている。
【0071】ここで、本実施例のステッパーとして各要
素について説明する。
【0072】レチクル4には、転写を行うための線幅の
小さい回路パターン(パターン)4aが描かれており、
照明レンズ3を介した照明光は上記回路パターン4aに
応じてレチクル4を透過する。半導体ウエハ6上にはレ
ジスト等の感光材料が塗布されており、光によってパタ
ーン4aを投影転写することが可能になっている。
【0073】投影レンズ5はレチクル4上の回路パター
ン4aの像を半導体ウエハ6上に所定の倍率に縮小(一
般に1/5又は1/10)して投影している。その際、
レチクル4と半導体ウエハ6はステージ7を駆動するこ
とによって所定の位置関係に調整されている。更に1回
の露光が終了すると、半導体ウエハ6はステージ7によ
って水平方向に所定量移動され、そこで、又、露光を行
うことを繰り返す所謂ステップ&リピート方式を適用し
ている。
【0074】以上のようにしてステッパーではレチクル
4上のパターン4aを半導体ウエハ6上に正確にかつ効
率良く投影転写している。
【0075】次に本実施例においてレチクル4面上のパ
ターン4aが図2に示すようにx方向に周期性を有する
スリット状のパターンである場合について説明する。
【0076】図2において20〜24が開口であり、光
はこの部分のみを透過している。又一点鎖線25はスリ
ット状の開口20〜14の繰り返し方向(x方向)に引
いた基準線であり、後の説明で用いる。
【0077】ここでパターン4aが微細になり、通常の
照明法では前記パターンを高コントラストで半導体ウエ
ハ6上に転写できない場合でも、主光線がレチクル4に
対して鉛直な方向から傾いた光束で照明すること、所謂
斜入射照明法により像のコントラストが向上することは
前述した通りである。
【0078】図3は図2のパターン4aの一点鎖線25
上の要部断面図である。斜入射照明法により光束30,
31を傾ける方向としては、同図に示すようにパターン
が繰り返している面内で光束の主光線が斜めになるよう
にする。その条件を満たすには、図1のアパーチャー8
の開口を図4に示すような開口33,34にしている。
【0079】図4において斜線部分32は光が通らない
ように遮光されている遮光領域である。2つの円形開口
33,34は透過領域であり、この領域33,34から
の光が結像に寄与している。図中、35は円形開口3
3,34の中心を通るように引いた基準線であり、レチ
クル4上の基準線25とアパーチャー8上の基準線35
はお互いに平行になるように設定されている。
【0080】本実施例では以上のような構成によりレチ
クル4面上のパターン4aをウエハ面6上に投影露光す
ると投影レンズ5内の瞳の位置(図1中で偏光制御装置
9の描かれている位置)には、光がパターン4aで回折
される効果により、露光波長及びパターン周期から決ま
る振幅分布が形成される。更にその振幅分布はレチクル
4に平行な瞳の面内で考えると、図5に示す太線40で
示した位置になる。
【0081】ここで図5は投影レンズ5の瞳を摸式的に
描いたものであり、41はその外周である。また太線4
0は図5に示すレチクル4上の基準線25、及び図4に
示すアパーチャー8上の基準線35とは同一の面内に存
在する。
【0082】そのようにして形成された瞳上の振幅分布
は、例えば図30を用いて説明したように、参照球面1
11を介して像面上に達し、そこにレチクル4上の元の
パターン4aの像を形成する。その際、前述したよう
に、本実施例の斜入射照明を用いた結像では結像に寄与
する光の偏光状態でパターン像のコントラストが大きく
影響される。光が瞳面(または図30の参照球面11
1)を透過する際、図5のy軸方向、即ち両矢印42〜
48の方向の偏光成分からは高コントラストの像が得ら
れる。
【0083】しかしながらそれと直交する方向の偏光成
分によるパターン像はコントラストが大きく劣化するこ
とは前に図34及び図35を用いて示した通りである。
【0084】本実施例では投影レンズ5の瞳面上におい
て結像に寄与する光の偏光を制御することを特徴として
いる。即ち高コントラストの像が得られる偏光成分のみ
を透過させてパターン像を形成するようにしている。
【0085】具体的には投影レンズ5の瞳面上に図5の
両矢印42〜48で示される偏光成分のみを透過させる
ことができる偏光板等の偏光制御装置9を設けて露光を
行っている。
【0086】ここまでの説明はレチクル4上のパターン
が図2に示すようにx方向に周期性をもつパターンとし
て扱っていたが、実際の回路パターンは様々な方向のパ
ターンから構成されている。そこでそれらの様々な方向
のパターンに対して斜入射照明の条件を満たすには図1
のアパーチャー8として、例えば図6に示したものが用
いられる。
【0087】図中斜線部50,51が遮光部、52が開
口である。これは一般に輪帯照明と呼ばれる斜入射照明
法の一種で任意の方向のパターンに対して解像度向上の
効果がある。
【0088】図4に示したアパーチャー8の代わりに図
6に示したアパーチャー8を用い、様々な方向を持った
レチクル4上のパターンを照明すると、投影レンズ5中
の瞳面上には図5の太線40で示した部分以外にも光の
振幅分布が形成されるが、それらは瞳の中心に対して対
称なものになることは明らかである。
【0089】そこでそのような分布全てに対して、上で
述べたように高コントラストのパターン像が得られるよ
うに偏光成分を選択するには、投影レンズ5内の瞳の位
置に設置され図1で示された偏光制御装置9は図7に示
すように中心に対する同心円の接線方向(図中両矢印で
示してある)の偏光成分のみを透過することができるも
のであれば良いことが分かる。
【0090】更に図7に示した偏光制御装置9は図8に
示すように瞳面を複数の部分に分割し、近似的に図7に
示したものと同様の効果を持たせたものを使用すること
も可能である。
【0091】ここで図8中、両矢印はその部分を透過で
きる光の偏光方向を表しており、図7の構成のものに比
べて作成が簡単になっている。
【0092】本実施例では以上のような構成により、レ
チクル4上のパターンで回折され投影レンズ5の瞳に入
射した光のうち偏光制御装置9により瞳の中心に対する
同心円の接線方向の偏光成分のみを透過させてパターン
像を形成することにより常にコントラストの高いパター
ン像を得ている。
【0093】本実施例ではレチクル4上のパターン4a
は5本のライン&スペースで形成されているとして説明
を行ったが、5本以外のライン&スペースパターンにつ
いても同様に適用可能である。又、ライン&スペースの
幅の比は1対1に限られるものではなく、更にパターン
の周期性がある程度不規則になった場合でも本発明は同
様に適用可能である。
【0094】次に本発明の実施例2について説明する。
実施例2の装置構成は図1の実施例1と略同じである。
実施例2が実施例1と異なる点はレチクル4上のパター
ンに位相シフト法を適用していることである。
【0095】図9は本実施例のレチクル4面上のパター
ン4aの説明図である。同図に示すようにパターン4a
が5本のスリット状の開口60〜64から成っている点
では図2の実施例1と同じであるが、図9のパターンで
は斜線部分60,62,64に透過する光の位相を18
0度変化させる位相シフターが設けられている点に特徴
がある。
【0096】又、この場合のアパーチャー8は、照明光
をレチクル4に対して鉛直な方向から入射させる必要が
あるので、アパーチャー8の形状としては図10のよう
に斜線部分65は遮光されていて、中心の円形部分66
からの光のみが透過できるものを用いている。
【0097】レチクル4上のパターン4aが図9に示す
ようにx方向に周期を持つ場合には投影レンズ5の瞳上
では図5中太線40で示される部分に光の振幅分布が形
成される。その場合は瞳上で図5中の両矢印42〜48
で示される方向の偏光成分の光のみを用いれば高いコン
トラストのパターン像が得られることは実施例1と同様
であり、図34,図35等を用いて説明した通りであ
る。
【0098】更にレチクル4上に様々な方向のパターン
が存在し、それらのパターンに位相シフト法を用いて解
像度の向上を図る場合には、偏光制御装置9として図7
又は図8に示したものを用いていれば、よりコントラス
トの高いパターン像が得られることは実施例1の場合と
同様である。
【0099】以上のように、本実施例ではレチクル4上
の位相シフターを付加したパターンで回折され、投影レ
ンズ5の瞳に入射した光のうち瞳の中心に対する同心円
の接線方向の偏光成分のみを透過させてパターン像を形
成することにより位相シフト法の効果が充分に生かされ
たコントラストの高いパターン像を得ることができる。
【0100】実施例2ではレチクル上のパターンが5本
のライン&スペースで形成されている場合を例にとり示
したが、5本以外のライン&スペースパターンについて
も同様に適用可能である。
【0101】又、ラインとスペースの幅の比は1対1に
限られるものではなく、更にパターンの周期性がある程
度不規則になった場合でも同様に適用可能である。
【0102】以上のように実施例1,2によれば原板上
のパターンを投影光学系で所定面上に投影する際、投影
光学系の瞳位置でパターンで回折された光のうち瞳中心
に対する同心円の接線方向の偏光成分のみを選択して透
過させ、パターン像を形成することにより、高い解像力
を維持しつつ高コントラストで投影することができる半
導体素子の製造に好適な像投影方法及び露光装置更には
製造方法を達成することができる。
【0103】図11は本発明を半導体素子製造用のステ
ッパー(投影露光装置)に適用したときの実施例3の要
部概略図である。
【0104】図中1は超高圧水銀灯等の光源、2は光源
1から出た光を均一する為のオプティカルインテグレー
タ、3は照明レンズ、4は転写を行う回路パターンの描
かれたレチクル、5は投影レンズ、6は半導体ウエハ、
7はステージ、8はアパーチャー、9aは光学手段とし
ての瞳フィルター部である。
【0105】ここで図11の構成をとるステッパーと呼
ばれる投影露光装置の一般的な動作について図1と一部
重複するが順次説明を行う。
【0106】光源1から射出された紫外光はオプティカ
ルインテグレータ2によって光量分布が均一化される。
オプティカルインテグレータ2から出た光は、その全て
が照明レンズ3に到達するのではなく、オプティカルイ
ンテグレータ2に接近しておかれたアパーチャー8によ
って照明に適した部分のみが選択される。そのように選
択された光は照明レンズ3を介してレチクル4を照明す
る。レチクル4上には半導体素子用の回路パターン4a
が描かれており、前記回路パターンで回折された光は、
投影レンズ5に入射する。投影レンズ5はレチクル4上
の前記回路パターンの像を半導体ウエハ6上に所定の倍
率に縮小(一般に1/5又は1/10)して投影を行
う。
【0107】半導体ウエハ6上にはレジスト等の感光材
料が塗布されており、光によってパターンを転写するこ
とが可能になっている。実際に露光を行う際には、ま
ず、レチクル4と半導体ウエハ6はステージ7を駆動す
ることによって所定の位置関係に調整される。そして1
回の露光が終了すると半導体ウエハ6はステージ7によ
って水平方向に所定量移動され、そこで又露光を繰り返
すという所謂ステップ&リピート方式が適用される。
【0108】以上のようにして、ステッパーではレチク
ル4上のパターンを半導体ウエハ6上に正確にかつ効率
よく転写できるようにしている。
【0109】尚図11中の瞳のフィルター部9aは所定
の振幅透過率分布を有しており、投影レンズ5の瞳に入
射する光の振幅分布を変換する働きをもつものである。
更に後で詳しく説明するように、瞳フィルター部9aは
本発明によって前記振幅透過率分布を容易に変化させる
ことが可能となったものである。
【0110】本実施例では前述の“斜入射照明法”の効
果を実現するために、アパーチャー8の形状は図12に
示すものとする。
【0111】図中斜線部220,222が遮光部で22
1が開口部である。これは所謂“輪帯照明”と呼ばれる
配置で、開口部221から射出した光はレチクル4を斜
め方向から照明することになるので微細なパターンまで
転写することが可能になる。ただこのままでは、0次回
折光の振幅が他の回折光成分(−1次又は+1次)の振
幅に比べて大きくなるので高いコントラストの像が得ら
れない。
【0112】そこで従来から、投影レンズ5内でアパー
チャー8と光学的に共役となる瞳の位置にフィルターを
挿入して0次回折光の振幅を低減させるようにしてい
る。
【0113】図13は投影レンズ5の瞳面を摸式的に描
いたものであり、図中網線部223はアパーチャー8と
して図12に示す輪帯状のものを用いた場合に、開口部
221の像ができる部分である。
【0114】従ってレチクル4上のパターンで回折され
た0次の回折光成分は網線部223を通過することにな
る。そのため網線部223の振幅透過率を他の部分より
所定の値だけ低くすることにより像のコントラストが向
上する。その際、図13中破線224に沿った断面の振
幅透過率は図14に示すものになる。図14中の横軸は
瞳の径方向の座標であり、点0が瞳の中心に対応する。
また縦軸が振幅透過率であり、瞳の中心と周辺部で1、
図13中の網線部223に対応する部分では1より低い
所定の値になっている。
【0115】ここで網線部223の振幅透過率を変化さ
せたい場合、或は瞳面の振幅透過率を一様にしたい場
合、従来は瞳フィルターを交換する以外に方法が全く存
在しなかった。
【0116】しかし本実施例の露光装置では、本発明を
用いた瞳フィルター部9aを以下の構成にすることによ
ってフィルターを交換することなく瞳の振幅透過率分布
を変化させることが可能になっている。
【0117】そこで次に瞳フィルター部9aについて詳
しい説明を行う。まず図15は本発明で用いた瞳フィル
ター部9aの要部断面図である。ここで瞳フィルター部
9aは図中それぞれ230,231で示された第1偏光
部材としてのフィルターAと、第2偏光部材としてのフ
ィルターBの2枚のフィルターで構成されていること、
そしてフィルターA230は投影レンズ5内に固定され
ているが、フィルターBは231は駆動部232によっ
て面内方向に回転可能になっていることが特徴である。
【0118】次に図16はフィルターA230の瞳面内
方向の構成を表したものである。図16に示すようにフ
ィルターA230は3つの部分240,241,242
から構成されており、部分240,242はそこに入射
する光をそのまま透過させ、一方部分241はそこに入
射する光のうち、図中両矢印で示した方向の偏光成分の
みを透過させる偏光フィルターになっている。
【0119】図中の座標軸はこの後の説明のために用い
るもので、軸の決め方は、部分241を透過する光の偏
光の方向、つまり両矢印と平行な方向をy軸とし、面内
で前記y軸と直交する方向をx軸としてある。
【0120】図17はフィルターB231の瞳面内方向
の構成を表したものである。この場合フィルターB23
1はそこに入射する光のうち図中両矢印で示した方向の
偏光成分のみを透過させる偏光フィルターから成ってい
る。ここでθは、図中両矢印、即ちフィルターB231
を透過できる光の偏光方向とy軸のなす角度を表したも
ので、この後の説明を用いる。
【0121】投影露光装置では、通常特別に偏光してい
ない非偏光の光でパターンを照明するため、瞳フィルタ
ー部9aに入射する光も当然、非偏光と考えることがで
きる。非偏光の光が図16に示したフィルターA230
を透過すると、図中部分240,242を通った光は非
偏光のままであるが、部分241を通った光はx軸方向
の偏光成分がカットされ、y軸方向の直線偏光光とな
る。
【0122】そのような光が引き続いて偏光フィルター
であるフィルターB231を透過すると、光の振幅分布
は図17に示した角度θによって図18(A)〜(C)
のようになる。
【0123】図18は図14と同様に瞳中心Oを通る断
面上での瞳の径方向の振幅透過率分布を表したものであ
る。
【0124】まずθ=0度の場合は、フィルターA23
0の部分241で直線偏光になった光は全てフィルター
B231を透過でき、フィルターA230で変換を受け
なかった光はフィルターB231で直線偏光に変換され
るだけなので、フィルターA230,B231の両者を
透過した光の振幅分布は図18(A)に示すように瞳面
内で一様になる。
【0125】一方、θ=90度の場合は、フィルターA
230の部分241で直線偏光になった光はフィルター
B231を全く透過することができないので、フィルタ
ーA230,B231の両者を透過した光の振幅分布は
図18(C)に示すようになる。
【0126】最後にθが0度と90度の間にある場合
は、フィルターA230の部分241で直線偏光になっ
た光は、その一部分がフィルターB231を透過するこ
とができるので、フィルターA230,B231の両者
を透過した光の振幅分布は図18(B)に示すようにな
る。
【0127】但しここで、振幅透過率が1に満たない部
分の透過率の値はθの値を変化させることによって、即
ち偏光フィルターB231を駆動部232によって面内
方向で回転させることによって、0から1の間の任意の
値に調整することができる。その為図14に示した振幅
透過率分布もこの構成で実現が可能になる。
【0128】以上説明したように、本発明に係るフィル
ター部9aを用いれば、投影レンズ5内の瞳の透過率分
布を瞳内で完全に均一な状態からの瞳内の一部で透過率
が0になる状態まで連続的に変化させることが可能にな
る。
【0129】よって本発明を適用した以上の構成の投影
露光装置を用いて、パターン又は照明条件に最適な透過
率分布を持った瞳フィルターを容易に実現することがで
きるので、微細な像を常に高コントラストで転写するこ
とが可能になる。
【0130】本実施例ではアパーチャー8として図12
に示したものを用い、所謂“輪帯照明”の場合について
話を進めたが、本発明がそれ以外の様々な照明条件につ
いて適用可能である。
【0131】本実施例では瞳フィルター部9aは2枚の
フィルターA230,B231で構成され、そのうちの
1枚が瞳の面内で回転可能であるとしたが、その部分を
3枚以上のフィルターで構成することが可能である。ま
た回転可能な部分が2つ以上となる構成が可能である。
【0132】本実施例では瞳フィルター部9aを構成す
るフィルターは全て投影レンズの瞳の位置にあるとした
が、その一部が前記瞳の位置以外の光学系中の何れかの
位置に置かれるような構成が可能である。
【0133】次に実施例3と同様の構成で、瞳フィルタ
ー部9aを構成するフィルターA230を別のものに置
き換えることで実現可能な、瞳の振幅透過率分布につい
て説明を行う。尚フィルターB231としては図17に
示した実施例3と同様のものを用いるとする。
【0134】まずフィルターA230として図16に示
すものの代わりに、図19に示すものを用いる場合につ
いて説明する。
【0135】図19中で部分250はそこに入射する光
をそのまま通過させ、部分251はそこに入射する光を
図中両矢印で示した方向(y軸方向)に偏光面を持つ直
線偏光光に変換させる。
【0136】そのようにしてフィルターA230を通過
して更に図17に示すフィルターB231を通過した光
の振幅分布は、実施例3の場合と同様、図17中に示し
た角度θに依存する。そこでθを変化させることによっ
て得られる瞳の振幅透過率分布を図20に示す。
【0137】図20(A)はθ=0度の場合であり、図
18(A)の分布が得られるのと同様の理由で瞳面内で
均一な透過率分布が得られる。図19(C)はθ=90
度の場合であり、瞳中心で透過率が0になる分布が得ら
れる。θが0度と90度の間に位置する場合は、図20
(B)に示す透過率分布が得られ、中央部の透過率の値
はθを変えることで連続的に変化させることができる。
【0138】次にフィルターA230として図21に示
すものを用いる場合について説明を行う。
【0139】図中、部分260はそこに入射する光を両
矢印で示した方向(y軸方向)の直線偏光光に変換し、
部分261はそこに入射する光を同様に両矢印で示した
方向(x軸方向)の直線偏光光に変換する。
【0140】このようにして上の例と同様にθを変化さ
せた場合に得られる瞳の振幅透過率分布を図22に示
す。θの値によって図に示すような透過率分布が得られ
る理由は前述の通りなのでここでは詳しい説明は省略す
る。
【0141】尚本発明を用いることにより、ここに述べ
た以外にも転写を行うパターン、照明条件に最適な瞳の
振幅透過率分布を容易に実現できる。
【0142】次に上記説明した露光を利用した半導体デ
バイスの製造方法の実施例を説明する。
【0143】図23は半導体デバイス(ICやLSI等
の半導体チップ、或いは液晶パネルやCCD等)の製造
のフローを示す。ステップ1(回路設計)では半導体デ
バイスの回路設計を行なう。ステップ2(マスク製作)
では設計した回路パターンを形成したマスクを製作す
る。
【0144】一方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリ
コン等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4
(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記用意したマ
スクとウエハを用いてリソグラフィ技術によってウエハ
上に実際の回路を形成する。
【0145】次のステップ5(組立て)は後工程と呼ば
れ、ステップ4によって作製されたウエハを用いて半導
体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシ
ング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封
入)等の工程を含む。ステップ6(検査)ではステップ
5で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久
性テスト等の検査を行なう。こうした工程を経て半導体
デバイスが完成し、これが出荷(ステップ7)される。
【0146】図24は上記ウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸
化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶
縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)ではウエハ
上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオ
ン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ1
5(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。
【0147】ステップ16(露光)では上記説明した露
光装置によってマスクの回路パターンをウエハに焼付露
光する。ステップ17(現像)では露光したウエハを現
像する。ステップ18(エッチング)では現像したレジ
スト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト
剥離)ではエッチングが済んで不要となったレジストを
取り除く。これらのステップを繰り返し行なうことによ
って、ウエハ上に多重に回路パターンが形成される。
【0148】本実施例の製造方法を用いれば、従来は製
造が難しかった高集積度の半導体デバイスを製造するこ
とができる。
【0149】
【発明の効果】本発明によれば以上のようにパターンを
投影光学系で所定面上に投影する際、投影に用いる光束
の偏光状態を適切に設定することにより、高い解像力を
維持しつつ高コントラストで投影することができる半導
体素子の製造に好適な像投影方法及び露光装置、更には
製造方法を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の像投影方法をステッパーに適用し
たときの実施例1の要部概略図
【図2】 図1のレチクルの説明図
【図3】 図1のレチクルの説明図
【図4】 斜入射照明の説明図
【図5】 瞳面上の偏光成分の説明図
【図6】 アパーチャーの説明図
【図7】 瞳を透過する偏光成分の説明図
【図8】 瞳を透過する偏光成分の説明図
【図9】 レチクルのパターンの説明図
【図10】 アパーチャーの説明図
【図11】 本発明の像投影方法をステッパーに適用し
たときの実施例3の要部概略図
【図12】 図11のアパーチャーの説明図
【図13】 図11の瞳面上の振幅透過率の説明図
【図14】 図11の瞳面上の振幅透過率の説明図
【図15】 図11の瞳フィルターの説明図
【図16】 図11の瞳フィルターの説明図
【図17】 図11の瞳フィルターの説明図
【図18】 図11の瞳面上の振幅透過率の説明図
【図19】 図11の瞳フィルターの説明図
【図20】 図11の瞳上の振幅透過率の説明図
【図21】 図11の瞳フィルターの説明図
【図22】 図11の瞳上の振幅透過率の説明図
【図23】 本発明の半導体素子の製造方法のフローチ
ャート
【図24】 本発明の半導体素子の製造方法のフローチ
ャート
【図25】 レチクルの振幅透過率を表す説明図
【図26】 瞳上の振幅分布を表す説明図
【図27】 像面上の強度分布を表す説明図
【図28】 位相シフト法を用いた場合の瞳上の振幅分
布を表す説明図
【図29】 斜入射照明を用いた場合の瞳上の振幅分布
を表す説明図
【図30】 射出瞳上の振幅分布を表す説明図
【図31】 光線の角度による偏光方向の違いを説明す
るための説明図
【図32】 通常結像による像面上の強度分布を表す説
明図(入射高偏光はスリットに平行)
【図33】 通常結像による像面上の強度分布を表す説
明図(入射高偏光はスリットに垂直)
【図34】 位相シフト法、斜入射照明による像面上の
強度分布の説明図(入射高偏光はスリットに平行)
【図35】 位相シフト法、斜入射照明による像面上の
強度分布の説明図(入射高偏光はスリットに垂直)
【図36】 従来の通常照明の説明図
【図37】 従来の斜入射照明の説明図
【図38】 従来の斜入射照明でフィルターを用いたと
きの説明図
【符号の説明】
1 光源 2 オプティカルインテグレータ 3 照明レンズ 4 レチクル 5 投影レンズ 6 半導体ウエハ 7 ステージ 8 アパーチャー 9 偏光制御装置 9a 瞳フィルター部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明系からの光束でパターンを照明し、
    該パターンから生じる回折光を利用して投影光学系によ
    り該パターンを所定面上に投影する際、該回折光の偏光
    状態を制御して該パターンを投影していることを特徴と
    する像投影方法。
  2. 【請求項2】 前記投影光学系の瞳面で前記回折光の偏
    光状態を制御していることを特徴とする請求項1の像投
    影方法。
  3. 【請求項3】 前記投影光学系の瞳面の中心に対する同
    心円の接線方向に偏光面を有する回折光成分を主として
    透過させていることを特徴とする請求項1の像投影方
    法。
  4. 【請求項4】 照明系からの光束でレチクル面上のパタ
    ーンを照明し、該パターンから生じる回折光を投影光学
    系の瞳に入射させて、該パターンの像をウエハ面上に投
    影する際、該投影光学系の瞳面近傍に偏光制御装置を設
    け、該瞳面の中心に対する同心円の接線方向に偏光面を
    有する回折光成分を主として透過させていることを特徴
    とする露光装置。
  5. 【請求項5】 照明系からの光束でパターンを照明し、
    該パターンから生じる回折光を利用して投影光学系によ
    り該パターンを所定面上に投影する際、該投影光学系の
    瞳面近傍に設けた光学手段により、該瞳面の所定領域を
    通過する光束の振幅分布を連続的に変化させていること
    を特徴とする像投影方法。
  6. 【請求項6】 前記光学手段は2つの偏光部材の相対的
    位置を制御して前記瞳面の所定領域を通過する光束の振
    幅分布を連続的に変化させていることを特徴とする請求
    項5の像投影方法。
  7. 【請求項7】 前記光学手段は前記パターンの形状・大
    きさ及び前記照明系の配置に応じて前記投影光学系の瞳
    面の所定領域を通過する光束の振幅透過率を制御してい
    ることを特徴とする請求項6の像投影方法。
  8. 【請求項8】 照明系からの光束で原板上のパターンを
    照明し、該パターンを投影光学系により所定面上に投影
    露光する際、該投影光学系の瞳面近傍に光学手段を設
    け、該瞳面の所定領域を通過する光束の振幅分布を連続
    的に変化させていることを特徴とする露光装置。
  9. 【請求項9】 前記光学手段は前記投影光学系の瞳面へ
    の入射光のうち、特定方向の偏光成分を透過させる第1
    偏光部材と該第1偏光部材を透過した光のうち特定方向
    の偏光成分を透過させる第2偏光部材とを有しているこ
    とを特徴とする請求項8の露光装置。
  10. 【請求項10】 前記第1偏光部材と第2偏光部材との
    相対的位置を変えることにより、前記投影光学系の瞳面
    の所定領域を通過する光束の振幅分布を連続的に変化さ
    せていることを特徴とする請求項8の露光装置。
  11. 【請求項11】 回路パターンを持った原板とウエハと
    を用意する工程と、請求項1,2,3,5,6,7の何
    れかの方法によって原板の回路パターンをウエハに露光
    転写する工程を有することを特徴とする半導体素子の製
    造方法。
  12. 【請求項12】 請求項11の製造方法によって製造さ
    れたことを特徴とする半導体素子。
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