JPH07142298A - アノーディックボンディング装置 - Google Patents

アノーディックボンディング装置

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JPH07142298A
JPH07142298A JP28669993A JP28669993A JPH07142298A JP H07142298 A JPH07142298 A JP H07142298A JP 28669993 A JP28669993 A JP 28669993A JP 28669993 A JP28669993 A JP 28669993A JP H07142298 A JPH07142298 A JP H07142298A
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bonding
wafer
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glass
pressurizing
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Akihiro Tomioka
昭浩 富岡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接合雰囲気を真空にすることなく、良好に接
合する。 【構成】 重ねられたシリコンウエハ11及びガラスウ
エハ12が配される共通電極25と、両ウエハ上にほぼ
均一に分布して対接される複数の加圧子27と、各加圧
子27と固定部29との間に介在され、加圧子27を共
通電極25側に偏倚する複数のコイルばね32とからな
る加圧手段を設ける。接合部23,24の各部はほぼ均
一に加圧されて接触間隔が狭く、かつ均一にされる。よ
って接触間隔の不均一さに基因する接合不良が解消す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はシリコンウエハとガラ
スウエハとを重ね、高温(300〜400℃)雰囲気中
において両ウエハ間に高電圧(0.5〜1.5KV)を
印加することにより、両ウエハを接合するアノーディッ
クボンディングに使用するボンディング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、シリコンウエハを使用して小型高
性能化を図った圧力センサや加速度センサなどが製造さ
れており、これらセンサにおいては一般にシリコンウエ
ハをエッチング加工して形成したセンサ可動部などの要
部を保護したり、あるいは可動部と協働する構造を構成
すべく、所要の形状を有するガラスウエハをシリコンウ
エハに接合して用いている。
【0003】シリコンウエハとガラスウエハとの接合
は、一般にアノーディックボンディング(陽極接合)に
よって行われており、従来使用されているアノーディッ
クボンディング装置は図2に示すような構成を有するも
のであった。即ち、重ねられたシリコンウエハ11とガ
ラスウエハ12との互いの外側面のほぼ中央部にそれぞ
れ電極13,14を対接させ、これら一対の電極13,
14間に電圧を印加して両ウエハをアノーディックボン
ディングするものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図2に示したアノーデ
ィックボンディング装置によって、シリコンウエハ11
とガラスウエハ12とを接合する場合、両ウエハを重ね
た時点で接合部に干渉縞が観察されることがある。これ
は接合面が完全に平らではなく、例えば接合面にうねり
等があって接合部各部の接触間隔(接合部の対向間隔の
こと、基本的には接触するためこう言う。)が均一でな
いためであり、このような状態でアノーディックボンデ
ィングを開始すると、その接触間隔の狭い部分より接合
が進行する。
【0005】接触間隔がある一定値より広い部分では静
電気力の減少によって接合が進行しにくく、例えば接触
間隔の狭い部分に囲まれた接触間隔の広い部分では空気
層が残り、その部分が静電気力によりそれ以上引きつけ
られなくなり、その結果その部分は接合されないという
状況も発生していた。図3はこの様子の一例を何も加工
していないシリコンウエハ11とガラスウエハ12との
接合の場合で示したものであり、図中15(ハッチング
を付した部分)は接合が完了した箇所、16は島状に残
った接合不良箇所を示す。なお、このような空気層残り
による接合不良に対して、従来は接合を真空中で行うこ
とによって対処していた。
【0006】一方、ウエハ自体に図4Aに示すようなそ
りが存在する場合、例えばシリコンウエハ11とガラス
ウエハ12とが良好な平面度を有し、何も加工されてい
ないものとすれば、静電気力が接触間隔の狭い部分に、
より強く作用してその部分が先に引きつけられ、それに
よってその周囲の間隔も狭くなるので徐々に接合が周囲
に進行していくという現象が確認されているが、図4B
に示すようにエッチング加工等で接合面に段差や穴が形
成されている場合には、静電気力による接合の進行がそ
の段差部や穴部で終了してしまい、それ以上接合できな
いという問題があった。
【0007】この発明の目的は従来の欠点を除去し、接
合雰囲気を真空にすることなく、接合面に段差や穴が形
成されているウエハにおいても良好に接合することがで
きるアノーディックボンディング装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は2枚のウエハ
状のシリコンとガラスとを接合するアノーディックボン
ディング装置に、接合部の各部をほぼ均一に加圧する加
圧手段を設けたものである。さらに、その加圧手段を2
枚の重ねられたウエハ状シリコン及びガラスが配される
共通の電極と、重ねられたウエハ状シリコン及びガラス
上にほぼ均一に分布して対接される複数の加圧子と、こ
れら各加圧子と固定部との間に介在され、加圧子を電極
側に偏倚する複数のコイルばねとにより構成したもので
ある。
【0009】
【作用】上記のように構成されたこの発明では、加圧手
段による加圧によって、接合面のうねりやそりを矯正す
ることができ、接合部各部の接触間隔をほぼ均一にする
ことができる。
【0010】
【実施例】この発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。図1はこの発明によるアノーディックボンディング
装置に、接合すべきシリコンウエハ11とガラスウエハ
12とが取付けられた状態を示したものである。この例
ではシリコンウエハ11及びガラスウエハ12の各接合
面にはそれぞれ凹部21,22が互いに対向して複数形
成されており、これら凹部21,22を除く部分が接合
される。
【0011】シリコンウエハ11とガラスウエハ12と
は対応する接合部23,24が位置決めされて重ねら
れ、共通電極25上に、シリコンウエハ11の外側面が
共通電極25と接して配置される。共通電極25は
(+)電極とされ、配線26により電源(図示せず)の
(+)端子と接続されている。共通電極25は両ウエハ
の大きさより大きな板状体とされる。
【0012】ガラスウエハ12の外側面に、その外側面
にほぼ均一に分布されて複数の加圧子27が対接され
る。この例では各加圧子27は両ウエハの各接合部2
3,24に対応する位置にそれぞれ位置決めされてほぼ
均一に分布されている。各加圧子27のガラスウエハ1
2との対接面と反対側の面には支持軸28がそれぞれ一
体に突設されており、これら支持軸28の遊端側は固定
部29に貫通形成されているガイド穴31にそれぞれ挿
通されている。
【0013】固定部29は共通電極25とほぼ平行に対
向する板状体とされ、この固定部29と各加圧子27と
の間にコイルばね32がそれぞれその軸心が支持軸28
に挿通されて介在される。各コイルばね32は加圧子2
7をそれぞれ共通電極25側に偏倚するように作用す
る。なお、この例は各加圧子27が(−)電極を兼ねる
構成としたものであり、即ち複数の(−)電極がガラス
ウエハ12の外側面にほぼ均一に分布した構造となって
いる。各加圧子27の支持軸28は配線33を介して電
源の(−)端子に接続されている。
【0014】共通電極25と固定部29とはその対向間
隔が調節可能とされて周縁部が互いに結合される。即
ち、図1に示すように、固定部29及び共通電極25に
は互いに対向する取付穴34,35がそれぞれ貫通形成
されており、ボルト36を取付穴34に絶縁スペーサ3
7を介して挿通し、さらにその先端を取付穴35に挿通
させて、ナット38を螺合させることにより、ボルト3
6を介して共通電極25と固定部29とが連結される。
ボルト36による連結は、共通電極25、固定部29が
例えば円板状の場合にはその円周上90°間隔の4点、
矩形状の場合にはその4隅とすればよい。
【0015】接合すべきシリコンウエハ11及びガラス
ウエハ12の共通電極25上への設置は、ナット38の
螺合をゆるめて共通電極25と固定部29との間隔を広
げることによって行うことができる。両ウエハを設置し
た後、ナット38の螺合を進めれば、共通電極25と固
定部29との間隔が狭くなり、コイルばね32の弾性力
によって各加圧子27に荷重が与えられて両ウエハが密
接され、よって接合部23,24各部を加圧することが
できる。
【0016】接合部23,24各部に干渉縞が観察され
なくなるまで加圧を進めることにより、接合部23,2
4各部の接触間隔を狭く、かつ均一にすることができ、
この状態でアノーディックボンディングを行えば全ての
接合部23,24が良好に接合される。なお、加圧子2
7に与える荷重は例えば2〜3Nとされる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
アノーディックボンディング装置に接合部の各部をほぼ
均一に加圧する加圧手段を設けたことにより、接合部各
部のうねりやそりを矯正して接合部各部の接触間隔を狭
く、かつほぼ均一にすることができるため、接合雰囲気
を真空にすることなく、接合面に段差や穴が形成されて
いるウエハにおいても各接合部を良好に接合することが
できる。
【0018】なお、図2に示した従来のアノーディック
ボンディング装置においては、一対の電極をウエハ中央
部に対接させるものであったため、電圧降下によってウ
エハ外周部における電界が減少するという問題があった
が、図1に示したこの発明による一実施例のように、各
加圧子が電極を兼ねるものとして、接合すべき両ウエハ
の互いの外側面の一方に複数の電極をほぼ均一に分布さ
せ、他方の外側面には他方の電極を全面対接させるよう
にすれば、各接合部におけるウエハ間の電界をほぼ均一
にすることができ、即ちウエハ外周部の電界不足を解消
することができるため、それによる接合不良を大幅に低
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるアノーディックボンディング装
置の一実施例を示す断面図。
【図2】従来のアノーディックボンディング装置の構成
を説明するための図。
【図3】従来のアノーディックボンディング装置による
接合不良を示す平面図。
【図4】Aは接合の進行を説明するための図、Bは接合
の進行が停止することを説明するための図。
【符号の説明】
11 シリコンウエハ 12 ガラスウエハ 23,24 接合部 25 共通電極 27 加圧子 29 固定部 32 コイルばね

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚のウエハ状のシリコンとガラスとを
    接合するアノーディックボンディング装置において、 接合部の各部をほぼ均一に加圧する加圧手段が設けられ
    ているアノーディックボンディング装置。
  2. 【請求項2】 上記加圧手段は上記2枚の重ねられたウ
    エハ状シリコン及びガラスが配される共通の電極と、上
    記重ねられたウエハ状シリコン及びガラス上にほぼ均一
    に分布して対接される複数の加圧子と、これら各加圧子
    と固定部との間に介在され、加圧子を上記電極側に偏倚
    する複数のコイルばねとからなることを特徴とする請求
    項1記載のアノーディックボンディング装置。
JP28669993A 1993-11-16 1993-11-16 アノーディックボンディング装置 Expired - Fee Related JP3577547B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09283392A (ja) * 1996-04-10 1997-10-31 Seiko Epson Corp 基板の重ね合わせ方法及び装置
JP2011049324A (ja) * 2009-08-26 2011-03-10 Seiko Instruments Inc 陽極接合方法、及び圧電振動子の製造方法

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JPH09283392A (ja) * 1996-04-10 1997-10-31 Seiko Epson Corp 基板の重ね合わせ方法及び装置
JP2011049324A (ja) * 2009-08-26 2011-03-10 Seiko Instruments Inc 陽極接合方法、及び圧電振動子の製造方法

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