JPH07141439A - グループ作業支援システム - Google Patents

グループ作業支援システム

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JPH07141439A
JPH07141439A JP5288997A JP28899793A JPH07141439A JP H07141439 A JPH07141439 A JP H07141439A JP 5288997 A JP5288997 A JP 5288997A JP 28899793 A JP28899793 A JP 28899793A JP H07141439 A JPH07141439 A JP H07141439A
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浩幸 垂水
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子メールを利用して業務依頼を行うグルー
プ作業支援システムにおいて、予め業務手順が定義され
ている場合、個々の業務依頼の電子メールにはスケジュ
ールに関する情報が直接存在していなくても、電子メー
ル受信者のスケジュール情報ファイルにそのスケジュー
ルを反映できる。さらに将来のスケジュールをスケジュ
ール情報ファイルに反映させることや、スケジュール重
複時のスケジュール調整の判断材料となる業務優先度の
値を利用者の手をわずらわせることなく求める方式も提
供する。 【構成】 業務手順管理手段3が、業務の手順と優先度
を単位業務生成手段4に渡す。単位業務生成手段4は、
業務依頼の電子メールに記載されている内容と業務手順
管理手段3から受け取った手順と優先度の情報とを材料
にして、具体的なスケジュールやその優先度、将来のス
ケジュール等を単位業務管理手段5に渡す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の作業者が各々端
末を操作しつつ互いに連携して行うグループ作業を支援
するグループ作業支援システム(いわゆるグループウェ
ア、以後グループウェアと称する)に関し、特に電子メ
ールを利用して業務の依頼を行う種類のグループウェア
において、業務管理とスケジュール管理を支援する機能
を持つ端末装置におけるスケジュール管理方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】複数の作業者が各々端末を操作しつつ互
いに連携して行うグループ作業を支援するグループウェ
アには、電子メールを利用して業務を依頼する種類のも
のがある。このようなグループウェアの端末装置におい
て、利用者の依頼される個々の業務と、該利用者のスケ
ジュールの管理とを連係させる試みは以前よりなされて
きた。
【0003】例えば、特開昭62−155652号公報
に記載の発明では、電子メール中の特定領域にスケジュ
ールレコードを埋め込み、電子メール受信者の端末で該
スケジュールレコードを抽出して受信者のスケジュール
管理ファイルに登録する方式が開示されている。この方
式によれば、例えば、電子メールの特定の領域に「3月
3日に会議」との意味内容に相当するスケジュールレコ
ードがあれば、受信者のスケジュール管理ファイルの3
月3日の欄に「会議」というスケジュールが登録され
る。
【0004】このような、電子メールの着信によってス
ケジュール管理ファイルを書き換えるような方式のグル
ープウェアにおいては、スケジュール管理に関する他の
技術を組み合わせることによってさらに高度な機能を提
供できることが予想できる。例えば、以下に述べる技術
のグループウェアへの応用が可能となればより効果的で
あろう。
【0005】特開平4−358263号公報に記載の発
明では、図3に、スケジュールがキャンセル可能か、シ
フト可能か、調整可能か、分割可能かの四つの観点から
16段階にスケジュールの優先度を決定する方式が示さ
れている。
【0006】また、特開平1−171060号公報に記
載の発明では、「確定した会議出席」「出席可能な確定
した約束」「不在」「休暇」等の分類に基づいて、特定
の分類に該当するスケジュール情報を表示したり交換し
たりする方式が示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】第一に、特開昭62−
155652号公報に記載されている方法では、電子メ
ールの特定の領域にスケジュールレコードが具体的に埋
め込まれていなければスケジュール管理ファイルに登録
されない。従って、業務手順(ワークフローとも呼ばれ
る場合がある)を予め定義しておいて、手順に従って業
務を遂行するような定型的なグループ作業を支援する場
合であっても、その都度業務依頼の電子メールにスケジ
ュールレコードを設定しなければならず、煩雑であっ
た。例えば、ある種の電子メールを受信した場合には3
日以内に返信しなければならないという手順が予め定義
されている場合であっても、3日後の日付がスケジュー
ルレコードとして電子メールの特定領域に記入されてい
なければならなかった。
【0008】第二に、依頼された単位業務と関連する別
の単位業務が近い将来に発生することがわかっている場
合にも問題が生ずる。例えば甲がある文書を電子メール
で受け取って3日以内に添削し、その文書をいったん電
子メールで乙に渡し、それは乙から2日後に甲に電子メ
ールで戻され、さらに甲が1日以内に査閲するという業
務手順が予め定義されている場合を考えると、甲が第一
の電子メールを受け取った時、その文書を添削するとい
う第一の単位業務が発生するが、添削してから2日後に
は第二の電子メールを乙から受け取り、その文書を再び
査閲するという第二の単位業務が発生することが明らか
であるにも関わらず、第二の単位業務に関するスケジュ
ールは第二の電子メールを受け取るまでスケジュールフ
ァイルには登録されないという問題点がある。
【0009】第三に、特開昭62−155652号公報
に記載されている方法では、単位業務は依頼された順に
すべてスケジュール管理ファイルに登録されるため、業
務の優先度に関わらず依頼順にスケジュールが決定され
るという問題点がある。
【0010】このような問題点を解決するためには、特
開平4−358263号公報あるいは特開平1−171
060号公報に示されているような方式によるスケジュ
ールの優先度判断基準に基づいて、特開昭62−155
652号公報に示されているような方式で、取得した単
位業務のスケジュールを処理するという方式が考えられ
る。
【0011】しかしながら、この場合、スケジュールデ
ータ個々の優先度を判断するためには、そのスケジュー
ルがキャンセル可能かどうか、シフト可能かどうか、確
定した約束なのかどうか等、利用者に問い合わせなけれ
ば得られないような情報を判断基準として優先度を決定
しなければならない。即ち、特開平4−358263号
公報あるいは特開平1−171060号公報に示されて
いる方式を利用するならば、利用者は着信した電子メー
ルのすべてに関して、それが業務依頼の電子メールであ
るならば、依頼された業務のスケジュールとしての性格
(キャンセル可能かどうか、等)を入力しなければなら
ないことになる。もしくは、電子メールの送信者側で依
頼する業務のスケジュールとしての性格を入力しなけれ
ばならないことになる。いずれの入力方式をとるにせ
よ、利用者にとってはたいへん煩雑である。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のグループ作業支
援システムは、電子メール着信機能を有する複数の端末
と、複数の単位業務からなる業務手順の定義を有する業
務手順定義手段とを具備し、前記端末が、前記業務手順
定義手段を参照し、業務手順の優先度を管理する業務手
順管理手段と、電子メールを受信し、該受信した電子メ
ールから業務に関する情報を抽出する電子メール受信・
解析手段と、前記業務手順管理手段から業務手順定義と
その優先度を受け取り、前記電子メール受信・解析手段
から前記電子メールから抽出された前記業務に関する情
報を受け取って、該端末を操作する端末操作者が行うべ
き単位業務情報を生成する単位業務生成手段と、前記端
末操作者の業務スケジュールを管理するスケジュール管
理手段と、前記単位業務生成手段から前記単位業務情報
を受け取って蓄積し、前記スケジュール管理手段の管理
する前記端末操作者のスケジュールを参照し、該単位業
務の優先度に基づいて該単位業務のスケジュールを決定
して前記スケジュール管理手段に該単位業務のスケジュ
ールを登録する単位業務管理手段と、前記単位業務管理
手段に蓄積された単位業務情報と、前記スケジュール管
理手段で管理されているスケジュール情報とを画面表示
可能な形式に変換する画面管理手段とを少なくとも有す
ることを特徴とする。
【0013】また、本発明のグループ作業支援システム
は、前記単位業務管理手段が、業務依頼者の意志による
単位業務優先度を計算する依頼者側優先度計算手段と、
該端末操作者の意志による単位業務優先度を計算する被
依頼者側優先度計算手段と、前記依頼者側優先度計算手
段によって計算された依頼者側優先度と前記被依頼者側
優先度計算手段によって計算された被依頼者側優先度と
を受け取り単位業務優先度を決定する単位業務優先度決
定手段とを少なくとも有することを特徴とする。
【0014】更に、本発明のグループ作業支援システム
は、前記単位業務管理手段が、前記単位業務優先度決定
手段の優先度決定方式を変更する優先度決定戦略変更手
段を有することを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明によるグループウェアでは、業務手順を
参照する業務手順管理手段を備えており、定型業務にお
けるスケジュール制約(例えば、ある種の電子メールに
関しては着信後3日以内に回答しなければならないとい
う制約)を電子メール受信者の端末において知ることが
できる。このため、電子メール中に、業務名と、該業務
中の今回依頼する単位業務名とを示す内容が含まれてい
れば、単位業務生成手段は業務手順管理手段を参照して
該業務の業務手順を参照し、該依頼された単位業務に関
するスケジュール上の制約を得ることができる。よっ
て、スケジュールレコードが含まれていない電子メール
からは例えそれが定型業務であってもスケジュールが抽
出できないという前記第一の問題点を解決できる。しか
も、この業務手順管理手段は、複数の業務手順定義の参
照が可能であるため、スケジュール管理手段においては
複数の業務に関するスケジュールを統一的に管理でき
る。
【0016】また、本発明によるグループウェアでは、
単位業務生成手段は、直接依頼された単位業務だけでな
く、該単位業務に関連して将来発生する別の単位業務に
関する単位業務情報も同時に生成できる。なぜならば、
単位業務生成手段は、業務手順管理手段から業務手順に
関する情報を受け取り、該依頼された単位業務と同一の
業務手順に属する将来の単位業務についても知ることが
できるからである。よって、本発明によるグループウェ
アは、従来技術に関する前記第二の問題点も解決する。
【0017】さらに、本発明によるグループウェアで
は、単位業務生成手段は、各単位業務が所属する業務の
優先度を業務手順管理手段から知ることができるため、
単位業務の優先度に関する情報を業務手順の優先度に基
づいて決定し、生成する単位業務情報に加えることがで
きる。この優先度は事前に定義しておくことができるた
め、業務が依頼される度にその優先度を利用者に問い合
わせなければ優先度を決定できないという前記第三の問
題点を解決する。
【0018】また、本発明によるグループウェアでは、
単位業務管理手段は、単位業務のスケジュール優先度決
定に際して、業務手順に固有の優先度や依頼者の定義す
る至急度等の、依頼者側の意志による優先度を計算する
依頼者側優先度計算手段と、被依頼者(すなわち電子メ
ール受信者)のスケジュールや、被依頼者の業務別の好
み等の被依頼者側の意志による優先度を計算する被依頼
者側優先度計算手段を有し、この二つの優先度から単位
業務の優先度を決定する単位業務優先度決定手段を有し
ている。この場合も優先度の決定に必要なパラメータは
すべて事前に設定可能であって、被依頼者がその都度判
断しなければ優先度が決定できないということはない。
【0019】そのうえ、単位業務のスケジュールの優先
度の決定に際して、依頼者と被依頼者の両者の意志を反
映できる方式になっているため、決められた業務手順や
上司の指示を含んだ電子メールに強制的に服従させられ
てしまうという、単純に構成されたグループウェアにあ
りがちな非人間性という問題点を解決する手段も提供す
る。
【0020】さらに、本発明のグループウェアでは、グ
ループウェアの単位業務優先度決定手段の決定基準やア
ルゴリズムを変更可能とする優先度決定戦略変更手段を
有している。この優先度決定戦略変更手段を利用して優
先度決定戦略を変更することにより、本発明のグループ
ウェアは、命令やスケジュールには強制的に従わせるよ
うな強制力の強いものになったり、グループのメンバが
あまり強制されずに自由にスケジュールを設定できる強
制力の弱いものになったりする。すなわち、本発明によ
れば強制力の調整が可能なグループウェアシステムを構
成でき、応用範囲がよりいっそう広いものとなる。
【0021】
【実施例】図1は、本発明のグループウェアの一実施例
の構成を示すブロック図である。グループウェアの端末
装置10は、業務手順管理手段2,電子メール受信・解
析手段3、単位業務生成手段4、単位業務管理手段5、
スケジュール管理手段6、画面管理手段7、画面表示手
段8を備えている。以下、各手段について図を用いなが
ら説明する。
【0022】業務手順管理手段2は、グループウェアの
端末装置10の外部に提供される複数の業務手順定義手
段1a,1b,...,1n から複数の業務手順定義
を受け取る。この、業務手順定義とは、関連する複数の
単位業務の実行手順を、そのスケジュールとともに示し
たものである。業務手順定義の記述例を図2に示す。業
務手順定義20は、業務名定義21と、業務手順定義表
22と、優先度定義23からなっている。業務手順定義
表22の各行が単位業務である。例えば、図2の業務手
順定義表22の第2段階の単位業務を例にとって説明す
ると、この第2段階の単位業務は作業者が「起案者上
司」、単位業務名が「起案査閲添削」、期限・スケジュ
ールが「起案作成後2日以内」である。
【0023】図1の電子メール受信・解析手段3は、ネ
ットワーク9と接続されており、ネットワーク9から電
子メールを受信する。電子メール受信・解析手段3の受
信する電子メールには業務依頼に関する情報が例えば図
3のような形式で内蔵されている。
【0024】図3は電子メールの構造の例を示す図であ
る。電子メール30には、業務名定義部31,役割分担
定義部32,業務開始日定義部33,業務段階定義部3
4,メール本文35が少なくとも含まれている。電子メ
ール受信解析手段3は、電子メール30から業務に関す
る情報、すなわちメール本文以外の定義部(31,3
2,33,34)を抽出して、該業務情報を単位業務生
成手段4に渡す。
【0025】なお、本実施例では役割分担定義部32を
電子メール30中に含めたが、同等の定義を電子メール
以外の手段、例えばファイルによって別途作成し、直接
単位業務生成手段4に渡すという方式も考えられる。
【0026】単位業務生成手段4は、電子メール受信・
解析手段3から業務情報を受け取るが、業務情報の中に
示される業務名(図3の例の場合、「起案作成業務」)
に対応する業務手順定義を、業務手順管理手段2から参
照し、単位業務情報を生成する。例えば、この端末装置
10が山田太郎氏のものであるならば、図2及び図3か
ら明らかなように、業務段階2の起案者上司による起案
査閲添削が単位業務であり、その期限は起案作成後2日
以内、すなわち12月10日であることがわかる。この
場合、単位業務名の「起案査閲添削」と優先度の10
と、期限の「12月10日」の組が単位業務情報として
生成され、単位業務管理手段5に渡される。
【0027】さらに、この場合、図2から明らかなよう
に、起案者上司である山田太郎氏は業務段階4で再び同
一の業務に関して「起案承認」を行い、その期限は起案
作成後5日以内の12月13日であることがわかる。よ
って、単位業務生成手段4はもう一つの単位業務情報と
して、単位業務名「起案承認」、優先度10、期限「1
2月13日」の組を生成し、単位業務管理手段5に渡す
ことになる。
【0028】なお、本実施例の説明においては、説明を
簡単にするため、業務の休日の考慮は行っていない。し
たがって、12月8日の5日後は常に12月13日と考
える。休日を考慮する場合は、単位業務生成手段4の日
数計算の方式を改めれば良い。
【0029】単位業務管理手段5は、単位業務生成手段
4から受け取った単位業務情報を受け取り、同時にスケ
ジュール管理手段6を参照する。スケジュール管理手段
6に内蔵されて管理されているスケジュール表は例えば
図4のようなものである。スケジュール表40は、開始
時刻、終了時刻、単位業務名、優先度からなるレコード
の集合として実現できる。このうち、開始時刻の存在し
ないレコード(例えば図4では購入仕様書作成に関する
第2のレコード)は、単位業務遂行の締切のみを示す。
【0030】単位業務管理手段5は、スケジュール管理
手段6を参照した結果、単位業務生成手段4から受け取
った単位業務情報に関するスケジュールが既に登録済の
スケジュールと重複しない場合、スケジュール管理手段
6に該単位業務のスケジュールを登録する。図2,図3
の例の場合、登録すべき単位業務は締切のみ規定されて
いる単位業務、すなわち個人業務であるので、締切まで
の期間に多数のスケジュールや締切が集中していない限
り登録可能である。新たに登録しようとする単位業務の
スケジュールが既に登録されているスケジュールと重複
している場合や、新たに登録しようとする単位業務の締
切までの期間に多数のスケジュールや締切が集中してい
る場合、既にスケジュール表に登録されている単位業務
であっても、優先度の低い業務から順に削除するという
方式をとることができる。スケジュールが削除された場
合、その削除された事実は利用者に表示するなどして伝
達することが望ましいが、図1ではその伝達手段は省略
してある。
【0031】画面管理手段7は、スケジュール管理手段
6が管理しているスケジュール表の表示、および単位業
務管理手段5が蓄積している個々の単位業務情報の表示
を行う画面を作成し、画面表示手段8を通じて端末装置
10の画面に表示する。例えば、スケジュールについて
はバーグラフで示し、単位業務情報については優先度順
に表形式で示す等の方式が考えられる。
【0032】次に、本発明のグループウェアの単位業務
管理手段の一実施例について、説明する。図5は、単位
業務管理手段5の構成を示すブロック図である。
【0033】単位業務管理手段50は、単位業務受取手
段51,スケジュール参照手段52,依頼者側優先度計
算手段53,被依頼者側優先度計算手段54,単位業務
優先度決定手段55,優先度決定戦略変更手段56,単
位業務情報蓄積手段57,スケジュール登録・変更手段
58,スケジュール変更通知手段59を備えている。
【0034】単位業務受取手段51は、単位業務生成手
段4から単位業務情報を受け取り、依頼者側優先度計算
手段53と被依頼者側優先度計算手段54に渡す。ま
た、スケジュール参照手段52はスケジュール管理手段
6で管理しているスケジュール表を参照し、被依頼者側
優先度計算手段54に渡す。
【0035】依頼者側優先度計算手段53は、単位業務
受取手段51から単位業務情報を得て、その優先度を依
頼者側の意志に従って計算する。ここで、依頼者とは業
務を依頼する電子メールを送付して来た者や、業務手順
を定義した者等、端末装置10の利用者たる被依頼者以
外の作業者および管理者を指す。このような依頼者の意
志によって優先度を計算するためのパラメータとして
は、以下のようなものが考えられる。 ・図2の23で示したような業務手順自身の優先度 ・個々の業務依頼電子メールに記載された、単位業務の
優先度。(このパラメータは図3のような形式の電子メ
ールの中の1つの定義項目として、図3に示した各定義
欄に新たに加えて定義されているものとする。)等が考
えられる。依頼者側優先度計算手段53は、これらのパ
ラメータに対して、単純平均、加重平均、あるいは最大
値選択などの計算手段を用いて、依頼者側優先度を計算
する。
【0036】被依頼者側優先度計算手段54は、単位業
務受取手段51から受け取った単位業務情報と、スケジ
ュール参照手段52から受け取ったスケジュール表の情
報から、該単位業務の優先度を被依頼者の意志に基づい
て計算する。ここで、被依頼者とは、該単位業務管理手
段50の属する端末装置10の利用者その人である。被
依頼者の意志によって優先度を計算するためのパラメー
タとしては以下のようなものが考えられる。 ・登録済みのスケジュールとの重複状況。このパラメー
タを利用して優先度を変更する例としては、例えば優先
度の高い単位業務の締切直前の時間帯の、優先度の比較
的低い会議は、優先度をさらに低く設定するというもの
が考えられる。 ・業務に対して被依頼者が個人的な基準で設定する優先
度。図2の23にて定義されている業務優先度は、作業
グループの誰に対しても同じ値であるが、実際には各作
業者はそれぞれの業務に対して相対的に異なる優先度を
持っている。例えば一般には起案作成業務の優先度が1
0であっても、企画・計画担当の管理者は他の管理者よ
りもさらに高い優先度で起案を処理する方が望ましいだ
ろう。 ・依頼者の好み。個々の業務に対する好みや依頼者個人
に対する好意などを数値化したもの。 以上のようなパラメータに基づき、被依頼者側優先度計
算手段は54は、単純平均、加重平均、最大値選択等の
計算手段を用いて、被依頼者側優先度を計算する。
【0037】単位業務優先度決定手段55は、依頼者側
優先度計算手段53から得た依頼者側優先度と、被依頼
者側優先度計算手段54から得た被依頼者側優先度か
ら、新しい単位業務の優先度値を決定する。この計算方
法は単純平均、加重平均、依頼者側優先、被依頼者側優
先、最大値選択等の方法が考えられる。
【0038】優先度戦略変更手段56は、単位業務優先
度決定手段55に対して優先度計算方法の変更、加重平
均の場合のパラメータ変更等を指示する。図5には示し
ていないが、優先度決定戦略変更手段56を単位業務優
先度決定手段55に作用せしめるには、優先度決定戦略
変更手段56に対して外部から何らかの信号が必要であ
る。例えばそれは被依頼者からの指示であっても良い
し、管理者からの指示であっても良い。
【0039】単位業務情報蓄積手段57は、単位業務優
先度決定手段55によって優先度の決定された単位業務
情報を蓄積する。蓄積された単位業務情報は、画面管理
手段7によって参照される。
【0040】スケジュール登録・変更手段58は、単位
業務優先度決定手段55によって優先度の決定された単
位業務情報に関するスケジュールをスケジュール管理手
段6に登録する。特に、登録済の優先度の低いスケジュ
ールを排除しなければ該単位業務情報の登録が不可能な
とき、排除されたスケジュールは抹消され、抹消された
事実がスケジュール変更通知手段59を通じて利用者に
通知される。この場合、スケジュール変更通知手段59
は単位業務情報蓄積手段57にも作用し、排除されたス
ケジュールに対応する単位業務情報を単位業務情報蓄積
手段57からも削除する。
【0041】以上、本発明のグループウェアの実施例に
ついて説明したが、単位業務管理手段50における優先
度決定戦略変更手段56が省略されたグループウェアも
考えられる。
【0042】
【発明の効果】本発明によるグループウェアには、以下
の効果がある。 ・業務手順の定められた定型的な業務を支援する場合、
単位業務を依頼する電子メールにスケジュールに関する
情報を付加しなくとも、被依頼者のスケジュール管理フ
ァイルにスケジュールが登録される。 ・依頼された単位業務と関連する単位業務がさらに将来
発生する場合、業務手順に基づいて将来のスケジュール
も求め、被依頼者のスケジュール管理ファイルに登録す
ることができる。 ・スケジュールの重複が発生した場合、業務相互の優先
度の違いに基づいて、スケジュールを選択できる。この
優先度は、その都度利用者に問い合わせることなく計算
することが可能である。 ・単位業務のスケジュールの優先度の決定に際して、依
頼者と被依頼者の両者の意志を反映できる方式になって
いるため、決められた業務手順や上司の指示を含んだ電
子メールに強制的に服従させられてしまうということが
ない。 ・依頼者の意志と被依頼者の意志の調整方式を容易に変
更できるため、グループ作業の管理方式を柔軟に変更す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のグループ作業支援システムの一実施例
の構成を示すブロック図
【図2】業務手順定義の記述例を示す図
【図3】電子メールの構造の例を示す図
【図4】スケジュール表の例を示す図
【図5】単位業務管理手段の一実施例の構成を示すブロ
ック図
【符号の説明】
1 業務手順定義手段 2 業務手順管理手段 3 電子メール受信・解析手段 4 単位業務生成手段 5 単位業務管理手段 6 スケジュール管理手段 7 画面管理手段 8 画面表示手段 9 ネットワーク 10 グループ作業支援システムの端末装置 20 業務手順定義 21 業務名定義 22 業務手順定義表 23 優先度定義 30 電子メール 31 業務名定義部 32 役割分担定義部 33 業務開始日定義部 34 業務段階定義部 35 メール本文 40 スケジュール表 50 単位業務管理手段 51 単位業務受取手段 52 スケジュール参照手段 53 依頼者側優先度計算手段 54 被依頼者側優先度計算手段 55 単位業務優先度決定手段 56 優先度決定戦略変更手段 57 単位業務情報蓄積手段 58 スケジュール登録・変更手段 59 スケジュ・ル変更通知手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子メール着信機能を有する複数の端末
    と、複数の単位業務からなる業務手順の定義を有する業
    務手順定義手段とを具備し、 前記端末が、 前記業務手順定義手段を参照し、業務手順の優先度を管
    理する業務手順管理手段と、 電子メールを受信し、該受信した電子メールから業務に
    関する情報を抽出する電子メール受信・解析手段と、 前記業務手順管理手段から業務手順定義とその優先度を
    受け取り、前記電子メール受信・解析手段から前記電子
    メールから抽出された前記業務に関する情報を受け取っ
    て、該端末を操作する端末操作者が行うべき単位業務情
    報を生成する単位業務生成手段と、 前記端末操作者の業務スケジュールを管理するスケジュ
    ール管理手段と、 前記単位業務生成手段から前記単位業務情報を受け取っ
    て蓄積し、前記スケジュール管理手段の管理する前記端
    末操作者のスケジュールを参照し、該単位業務の優先度
    に基づいて該単位業務のスケジュールを決定して前記ス
    ケジュール管理手段に該単位業務のスケジュールを登録
    する単位業務管理手段と、 前記単位業務管理手段に蓄積された単位業務情報と、前
    記スケジュール管理手段で管理されているスケジュール
    情報とを画面表示可能な形式に変換する画面管理手段と
    を少なくとも有することを特徴とするグループ作業支援
    システム。
  2. 【請求項2】 前記単位業務管理手段が、業務依頼者の
    意志による単位業務優先度を計算する依頼者側優先度計
    算手段と、該端末操作者の意志による単位業務優先度を
    計算する被依頼者側優先度計算手段と、前記依頼者側優
    先度計算手段によって計算された依頼者側優先度と前記
    被依頼者側優先度計算手段によって計算された被依頼者
    側優先度とを受け取り単位業務優先度を決定する単位業
    務優先度決定手段とを少なくとも有することを特徴とす
    る請求項1に記載のグループ作業支援システム。
  3. 【請求項3】 前記単位業務管理手段が、前記単位業務
    優先度決定手段の優先度決定方式を変更する優先度決定
    戦略変更手段を有することを特徴とする請求項2に記載
    のグループ作業支援システム。
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