JPH07141427A - 番組項目構成表作成装置 - Google Patents

番組項目構成表作成装置

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Publication number
JPH07141427A
JPH07141427A JP30724193A JP30724193A JPH07141427A JP H07141427 A JPH07141427 A JP H07141427A JP 30724193 A JP30724193 A JP 30724193A JP 30724193 A JP30724193 A JP 30724193A JP H07141427 A JPH07141427 A JP H07141427A
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JP
Japan
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item
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program
time
input
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Application number
JP30724193A
Other languages
English (en)
Inventor
Keizo Nagaishi
敬三 長石
Kazuhiko Kasai
一彦 笠井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH07141427A publication Critical patent/JPH07141427A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 緊急ニュースが発生した場合に、新たに項目
を作成することなく、項目の追加/変更のみの操作だけ
でそのまま送出処理を行えるようにする。 【構成】 放送局から放送される各放送番組を構成する
複数の項目に関する情報がその番組の進行順に応じて項
目毎に配置された番組項目構成表を作成する番組項目構
成表作成装置において、放送番組を構成する各項目の少
なくとも項目時間を含むのデータを入力するための入力
手段9と、この入力手段9からの入力データ及びデータ
加工された作成データを記憶手段104の所定領域に番
組項目構成表に関するデータとして格納するデータ処理
手段121と、上記入力データの入力前に、予備項目デ
ータを番組項目構成表に関するデータに付加する予備項
目付加手段151と、番組項目構成表に関するデータを
表示用データに変換して表示装置106に表示する表示
手段110とを設けて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放送局から放送される
各放送番組を構成する複数の項目に関する開始時刻、所
要時間、放送素材などがその番組の進行順に応じて項目
毎に配置された番組項目構成表を作成する番組項目構成
表作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、放送番組の送出は、例えばニュ
ース番組を例にとって説明すると、まず、案出された番
組イメージから項目、送出順、項目構成(映像,コンピ
ュータ・グラフィク,文字スーパーなど)、VTR仕上
がり時間、担当者等が決められ、この決定された事項に
沿って、デスク担当者がデータを打ち込んで、あるいは
手書きで1つの番組項目表と項目毎の項目構成表を作り
上げる。
【0003】デスク担当者によって作成された番組項目
表と項目毎の項目構成表に基づいて、取材及び取材結果
に基づいての原稿(取材原稿)の作成並びに取材テープ
の編集が行なわれ、同時にコンピュータ・グラフィク及
び文字スーパーの作成等も行なわれる。
【0004】そして、取材原稿がアナウンサにまわさ
れ、編集テープが送出用の機器である例えばVTRや多
数のビデオカセットを収容できるビデオカートマシン等
にセットされ、更にコンピュータ・グラフィック及び文
字スーパーの各データがそれぞれCG装置及び文字スー
パー出力装置に入力されることになる。
【0005】並行して上記番組項目表と項目毎の項目構
成表に基づいて、オン・エア用の進行合図一覧表(一般
に、キュー・シート(Cue Sheet) と称されている)を
作成する。このキュー・シートは、手書きで作成する場
合や専用のデータ処理プログラムによって電子的に作成
される場合がある。後者の場合は、送出コンソール(操
作卓)のモニタにキュー・シートが表示されることにな
る。
【0006】そして、このキュー・シートに基づいて、
オペレータが合図を送ることにより、被制御機器(VT
RやCG装置など)からその項目内容が送出されて番組
が進行することになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ニュース番
組などの番組を自動送出する場合には、予め送出プラン
を作成しておく必要があるが、例えば緊急ニュースが発
生したなどの理由により、番組の内容の変更を余儀なく
されることがある。
【0008】従来は、緊急ニュースが発生した際、まず
対応の仕方を決定し、決定後、新しいニュース項目を作
り、追加する場所を決定し、その後、キュー・シートの
変更をかけて、全てのオペレータに指示をするという作
業を行なっていた。
【0009】この従来の方法では、現場での混乱が発生
し、緊急ニュースのスムーズな送出ができないという問
題があった。
【0010】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、緊急ニュースが発生し
た場合などのように、新しい番組項目を作成してその追
加を余儀なくされた場合においても、新たに項目を作成
することなく、項目の追加/変更のみの操作だけでその
まま送出処理を行なうことができ、現場での混乱の排除
及び緊急ニュースなどの送出をスムーズに行なうことが
できる番組項目構成表作成装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、放送局から放
送される各放送番組を構成する複数の項目に関する情報
がその番組の進行順に応じて項目毎に配置された番組項
目構成表を作成する番組項目構成表作成装置において、
放送番組を構成する各項目の少なくとも項目時間を含む
のデータを入力するための入力手段9と、この入力手段
9からの入力データ及びデータ加工された作成データを
記憶手段104の所定領域に番組項目構成表に関するデ
ータとして格納するデータ処理手段121と、上記入力
データの入力前に、予備項目データを番組項目構成表に
関するデータに付加する予備項目付加手段151と、番
組項目構成表に関するデータを表示用データに変換して
表示装置106に表示する表示手段110とを設けて構
成する。
【0012】この場合、上記予備項目データとしては、
放送予定外の緊急の項目であって、少なくとも個々に項
目時間が異なる複数の項目パターンにて構成するように
してもよい。
【0013】また、データ処理手段121によって記憶
手段104に格納される番組項目構成表に関するデータ
としては、作成された番組項目構成表に関するデータを
それぞれデータファイルとして多数保持する保持手段
(ホスト・コンピュータ5)から供給されたデータとし
てもよい。
【0014】この場合、保持手段5とデータ処理手段1
21とを、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)
を介して接続して構成してもよい。
【0015】
【作用】本発明に係る番組項目構成表作成装置において
は、まず、データ処理手段121によって、記憶手段1
04の所定領域に番組項目構成表に関するデータが格納
された段階で、予備項目付加手段151によって、入力
手段9による入力データの入力前に、予備項目データが
番組項目構成表に関するデータに付加される。
【0016】そして、表示手段110にて、予備項目デ
ータが付加された番組項目構成表に関するデータが表示
データに変換されて、表示装置106に表示されること
になる。即ち、最初に番組項目構成表が表示された段階
において、一つあるいは複数の予備項目の内容も一緒に
表示されることになる。
【0017】特に、予備項目データが放送予定外の緊急
の項目である場合は、例えば、緊急ニュース発生時に、
その対応の仕方が決定した時点で、緊急項目を作成する
ことになるが、本発明に係る番組項目構成表作成装置に
おいては、表示装置106に番組項目構成表を表示した
段階で、複数の少なくとも個々の項目時間が異なる緊急
項目パターンが表示されるため、作成者はその複数のパ
ターンから最適なパターンを選んで、項目の追加/変更
を行うだけで済む。
【0018】このように、緊急時になってはじめて項目
を作成するという作業を行う必要がなくなり、しかも緊
急項目の追加/変更が迅速に行うことができるため、緊
急時における現場での混乱が排除され、緊急ニュースを
スムーズに送出することが可能となる。この番組項目構
成表における追加/変更の内容は、番組を放送するため
の送出リスト(キュー・シート)に反映されることにな
るため、全てのオペレータに、即座に変更指示がかか
り、その指示が徹底されることになる。
【0019】
【実施例】以下、本発明に係る番組項目表作成装置の実
施例を図1〜図44を参照しながら説明する。
【0020】まず、この実施例に係る番組項目表作成装
置の構成を説明する前に、この番組項目表作成装置を有
する全体の番組送出システムについて図1を参照しなが
ら説明する。
【0021】この番組放送システムは、例えば報道制作
デスクに設置された本実施例に係る番組項目構成表作成
装置(端末)1と、例えば編集ブースに設置された複数
台(図示の例では3台)のビデオ編集装置2と、オペレ
ータ室に設置された送出コンソール3と、サブコントロ
ールルームに設置された放送用素材を送出するための再
生装置(VTR,光ディスク再生装置等)や各種再生装
置を切り換えるスイッチャーなどの被制御機器群4と、
例えば報道制作部に設置され、例えばLAN(ローカル
・エリア・ネットワーク)を通して上記各種装置を集中
監視制御するホスト・コンピュータ5とを有する。
【0022】ホスト・コンピュータ5は、LANを介し
て供給された番組項目構成表作成装置1からの番組項目
表に関するデータファイルを必要に応じてハードディス
クなどの外部記憶装置6に蓄積するファイルサーバとし
ても機能するようになっており、蓄積されたデータファ
イルは、キーボード等の入力手段7を用いて簡単に検索
したり、変更できるようになっている。また、番組項目
構成表作成装置1からの読出し要求によって選択的に読
み出されてLANを通じて番組項目構成表作成装置1に
供給されるようになっている。これは、定型的な構成を
もつ番組等の番組項目表を、番組項目構成表作成装置1
にて作成する際に有効であり、一度作成した構成表を読
み出して過去の番組項目表を再利用することができ、作
成作業の効率を向上させることができる。
【0023】また、このホスト・コンピュータ5は、番
組項目構成表作成装置1にて作成された番組項目表及び
項目構成表に関するデータに基づいて、オン・エア用の
進行合図一覧表(キュー・シート)を作成し、例えば開
始時刻をキーとしたデータファイルとして外部記憶装置
6に格納するようになっている。
【0024】ホスト・コンピュータ5は、作成されたキ
ュー・シートの開始時刻を常時検索して、現在時刻から
3分後に開始時刻となっているキュー・シートのデータ
ファイルを送出コンソール3側にLANを介して送出す
る。即ち、開始時刻が3分後に迫ったキュー・シートの
データファイルが送出コンソール3に自動的に供給され
ることになる。このキュー・シートは、送出コンソール
3に設置されているモニタ上に表示され、オペレータの
番組進行、特に合図を出すタイミング(この場合、操作
スイッチの操作タイミング)の把握及び番組の全体の流
れの把握に供される。キュー・シートの具体例は後述す
る。
【0025】また、このホスト・コンピュータ5は、接
続されているキーボード等の入力手段7を操作すること
により、蓄積されている番組項目表に関するデータファ
イル群のうち、選択されたデータファイルをプリンタ8
に出力して、そのデータファイルに応じた番組項目表を
プリント用紙に所定の印字フォーマットに沿って印刷で
きるようになっている。
【0026】番組項目構成表作成装置1は、放送番組を
構成する複数の項目に関する開始時刻、所要時間、放送
素材などがその番組の進行順に応じて項目毎に配置され
た番組項目表と、各項目の放送内容に関する具体的な映
像種別や音声種別などの構成表(項目構成表)を作成す
る装置である。
【0027】まず、番組項目表に関しては、作成者が、
モニタ画面に表示されている例えば空白枠の番組項目表
に、番組イメージと放送順序に沿って、図2に示すよう
に、番組名、作成者名、放送日時、番組を構成する各項
目の項目名、開始時刻、所要時間(項目時間)、素材、
担当者名、VTR送出時間、文字スーパーのタイトルの
個数、静止画の出力枚数をキーボードやマウス等の入力
手段9を操作して入力することにより、1つの番組項目
表が作成できるようになっている。
【0028】一方、項目構成表については、図3に示す
ように、項目番号表示エリアZ1、項目名表示エリアZ
2、担当者名表示エリアZ3及び該当項目の番組進行順
に沿った具体的な処理順序が表示される内訳表示エリア
Z4から構成され、いずれも入力手段9からのデータ入
力によって各エリアに入力データに応じた文字や数値並
びにアイコン(絵文字)等が表示されるようになってい
る。上記内訳表示エリアZ4は、図示するように、アナ
ウンサの実写映像,VTRの映像等の映像の種別、映像
の放送時間、効果、音声、音声MIX、文字スーパーの
個数及び具体的なタイトル並びに静止画の内容等が表示
されるようになっている。そして、これらの事項を、上
記番組項目表と同様に、キーボードやマウス等の入力手
段9を操作して入力することにより、1つの項目構成表
が作成できるようになっている。
【0029】これら番組項目表及び項目構成表の作成に
あたっては、LANを通じてホスト・コンピュータ5か
ら供給された放送済みの番組項目表及び項目構成表を参
考に作成できるようになっている。この装置にて作成さ
れた番組項目表及び項目構成表は、LANを通じてホス
ト・コンピュータ5に供給されてそれぞれデータファイ
ルとして外部記憶装置6に格納される。
【0030】また、この番組項目構成表作成装置1での
番組項目表の作成段階において、素材の欄にVTRを用
いるという指示の入力を行なったとき、あるいは項目構
成表の作成段階において、映像種別の欄にVTRを用い
るという指示の入力を行なったとき、同時にVTRのI
D番号が発行される。このとき、この装置の例えばIC
カードドライバに挿入・装着されているICカード10
に、上記入力された番組名と、放送日時、素材としてV
TRが使用される項目名及び上記発行されたID番号が
データとして登録される。
【0031】ビデオ編集装置2は、ビデオ編集者が操作
パネルにある各種操作ボタン等を操作して、取材班が持
ち帰ったビデオカセット11に収納されているビデオテ
ープを再生しながらその収録内容を放送用に編集して編
集用ビデオテープに記録する装置である。特に、この装
置は、上記番組項目構成表作成装置1から持ち込まれた
ICカード10が編集対象となっているビデオ編集装置
2の前段に接続されているコントローラ12の一つに挿
入されると、当該コントローラ12を通じてビデオ編集
装置2に挿入・装着されているビデオカセット11内の
編集用ビデオテープの例えば先頭の映像トラック(空
白)に、上記ICカード10に登録されているデータ
(即ち、登録データ)中、番組名、放送日時及び項目名
のデータが一覧表示データとして書き込み、更に発行さ
れたID番号のデータが所定トラック(例えばキュート
ラック)に書き込むように構成されている。
【0032】ビデオ編集者は、上記ICカード10の登
録データが編集用ビデオテープに書き込まれたことを確
認した後、取材テープの内容を編集しながら編集用ビデ
オテープに記録していく。
【0033】そして、上記ICカード10のデータが書
き込まれた編集済みビデオテープが収納されているビデ
オカセット11は、その後、例えばビデオ編集者によっ
て、サブコントロールルームにある例えばビデオカート
マシン21に収納される、あるいは単体の送出用VTR
22(22A又は22B)に挿入・装着される。
【0034】送出コンソール(操作台)3は、そのコン
ソールパネルの操作側面中央に2つのモニタ23及び2
4が設置され、操作者が操作しやすい位置に各種操作を
行なうためのキーボードや操作ボタン及びジョイ・ステ
ィック等の入力手段25が配置されている。
【0035】また、この送出コンソール3は、その内部
に、入力手段25からの入力信号に応じた制御と、モニ
タ23及び24に対する表示データの送出と、インター
フェース回路26を介してのデータの受渡しを行なうメ
イン・コントローラ27が設置されている。このインタ
ーフェース回路26には、メイン・コントローラ27か
らのローカルバスと、LAN及びサブコントロールルー
ム内の被制御機器群4に通じるシリアルバスが接続され
ている。
【0036】上記2つのモニタ23及び24は、両者と
もオペレータが画面に直接タッチ(人差指などを画面に
接触させること)してメイン・コントローラ27に座標
信号を供給することができるタッチパネル方式となって
いる。そして、一方のモニタ23は、ホスト・コンピュ
ータ5からLANを通して送られてくるオン・エア3分
前の番組に関するキュー・シートをその画面上に表示す
るためのものである。このキュー・シートの内容は、オ
ペレータが直接画面に触れて、画面上に表示されている
機能キーを接触選択することにより、項目変更などの操
作が行えるようになっている。
【0037】ここで、キュー・シートの表示例を図4に
基づいて説明すると、このキュー・シートは、その上部
に、番組名表示エリアZ11,放送日時表示エリアZ1
2が配置され、その下段に各項目の予定開始時刻表示エ
リアZ13が配置され、その下段に番組の項目毎の内訳
が表示される内訳表示エリアZ14が配置されて構成さ
れる。番組の項目毎の内訳は、番組項目表(図2参照)
に登録された項目順に沿って、各項目の内訳(図3参
照)が表示されるようになっている。
【0038】具体的に説明すると、内訳表示エリアZ1
4の最上段に各項目の項目時間の表示エリアZ15が配
置され、その下段に項目名の表示エリアZ16が配置さ
れ、最下段に項目番号の表示エリアZ17が配置されて
いる。そして、上記項目時間表示エリアZ16と上記項
目番号表示エリアZ17の間に、各項目を構成する枠に
関する多数事項の表示エリアが配置されている。枠に関
する事項は、枠時間,バックグラウンド映像種別,効果
の種別,文字スーパーのタイトル及び3種類の音声種別
である。また、このキュー・シートの最右端には、番組
を構成する項目に関する事項(項目番号,項目名及び項
目時間)が一覧表として表示されるエリアZ18が配置
されている。
【0039】他方のモニタ24は、16面のマルチ表示
ができるようになっており、緊急ニュースの飛び込みな
どのように、放送予定が急に変更されるなど、番組項目
表をワークステーションを介して変更する余裕のないと
きに、16面にそれぞれ割り当てられた被制御機器群4
のシンボルマークを表示し、直接オペレータが画面にタ
ッチすることにより、メイン・コントローラ27を介し
て接触選択された被制御機器から放送用データを送出で
きるようになっている。
【0040】被制御機器群4は、その一例を示すと、図
5に示すように、アナウンサやスタジオ内にいる番組進
行係りに対して番組の進行状況を知らせるために用いら
れる報知用スピーカや報知用モニタ並びにアナウンサの
耳に装着されるイヤホーン等の報知手段31、放送用カ
メラ32、プリセットスイッチャ33、VTR34、静
止画再生装置(静止画データの記録媒体として例えばビ
デオテープや光磁気ディスク等が使用されている)3
5、コンピュータ・グラフィック送出装置36、第1の
音声出力装置(音声データの記録媒体として例えばビデ
オテープや光磁気ディスク等が使用されている)37、
VTRスイッチャ38、DME39、第2の音声出力装
置40、操作スイッチ41、ビデオカートマシン21、
第1の送出用VTR22A、第2の送出用VTR22
B、局内時計42、アラームメッセージ印字用プリンタ
43などである。
【0041】これら被制御機器群4は、それぞれ個別の
リモート・コントローラ(51〜66)を介してリアル
タイムネットワークを構成するシリアルバスに接続され
ている。
【0042】ここで、プリセットスイッチャ33は、リ
モート・コントローラ53に入力される送出コンソール
3のメイン・コントローラ27からの制御信号に基づい
て、予めプリセットされているスイッチングパターンに
従って他の被制御機器へのスイッチの切換えを行なっ
て、その後にメイン・コントローラ27から供給される
データをスイッチャにて選択された被制御機器に送る、
あるいは選択された被制御機器からのデータを電波信号
として変調する放送機器(例えば放送用変調装置)に送
出するように構成されている。
【0043】VTRスイッチャ38は、リモート・コン
トローラ58に入力されるメイン・コントローラ27か
らの制御信号に基づいて、ビデオカートマシン21、第
1の送出VTR22A及び第2の送出VTR22Bから
の各映像データを順次切り換えて、選択的に上記放送機
器に送出するように構成されている。
【0044】操作スイッチ41は、送出コンソール3に
向かって操作するオペレータが番組の進行に従って適宜
操作されるもので、オペレータが操作するたびに番組進
行のトリガーパルスをリモート・コントローラ61を介
してメイン・コントローラ27に与えるスイッチであ
る。
【0045】ビデオカートマシン21は、その内部に複
数個のビデオカセット11が装着できる棚と、この棚か
ら1つのビデオカセット11を取り出して搬送機構に移
動させる取り出し機構と、搬送機構によって搬送された
ビデオカセット11を内部の再生装置に装着させるロー
ディング機構と、サーボ制御や上記各種機構を制御する
システムコントローラとを有する。
【0046】局内時計42は、リモート・コントローラ
65を介してメイン・コントローラ27に局内の基準時
計信号を送出するためのものであり、現在時刻の把握や
番組進行等の調整において基になるものである。
【0047】アラームメッセージ印字用プリンタ43
は、メイン・コントローラ27での処理においてソフト
ウェア上の異常が発生したときや、ある被制御機器にシ
ステムエラーが発生したとき、あるいはオン・エア制御
用の内部バスに異常が発生したときなどに、メイン・コ
ントローラ27からのエラー発生信号及びそのメッセー
ジデータのリモート・コントローラ66への入力に基づ
いて、供給されたメッセージデータをプリント用紙に印
字するためのものである。これによって、システム全体
の集中監視を行なうことができ、異常発生をすばやく検
出することが可能となる。
【0048】上記のように、被制御機器群4がそれぞれ
リモート・コントローラ(51〜66)を介してシリア
ルバスに接続することにより、リアルタイムネットワー
クを構成させ、更に被制御機器毎にリモート・コントロ
ーラ(51〜66)を分散させて配置するようにしてい
るため、リモート・コントローラを追加するだけで、簡
単にシステムの拡張を行なうことができる。
【0049】そして、本実施例に係る番組項目構成表作
成装置1は、図6に示すように、キーボードやマウス及
びジョイ・スティックなどの上記入力手段9と、各種プ
ログラムが登録されたプログラムROM101と、予め
設定された固定データが登録されるデータROM102
と、プログラムROM101から読み出されたプログラ
ムの動作用領域として使用される動作用RAM103
と、入力手段9からの数値データや文字データ並びにプ
ログラムにて作成された可変データが格納されるデータ
RAM104と、データRAM104に格納されたデー
タを画像データに変換する画像処理回路105と、この
画像処理回路105からの画像データをアナログの映像
信号に変換して後段のモニタ106に送出してモニタ画
面上に画像データに基づく映像を表示させる映像出力回
路107と、挿入・装着されたICカード10に対して
データを書き込むICカードドライバ108と、これら
各各種回路を制御するCPU(制御回路と演算回路)1
09とを有して構成されている。ここで、上記画像処理
回路105、映像出力回路107及びモニタ106にて
表示手段110が構成される。
【0050】上記各種回路は、CPU109から導出さ
れたデータバスDBを介して各回路間のデータの受渡し
が行なわれ、更にCPU109から導出された制御バス
(図示せず)を介してそれぞれCPU109にて制御さ
れるように構成されている。
【0051】入力手段9からの入力データは、第1の入
力ポート111を介してデータバスDBに供給されるよ
うになっており、ホスト・コンピュータ5からの番組項
目表や項目構成表等に関するデータファイルは、途中イ
ンターフェース回路112を経由し、第2の入力ポート
113を介してこのデータバスDBに供給されるように
なっている。
【0052】一方、この番組項目構成表作成装置1から
の番組項目表及び項目構成表に関するデータファイル
は、第1の出力ポート114及びインターフェース回路
112を介してホスト・コンピュータ5に供給されるよ
うになっている。また、データRAM104に格納され
たデータは、第2の出力ポート115を介して画像処理
回路105あるいはICカードドライバ108に供給さ
れるようになっている。
【0053】次に、この番組項目構成表作成装置の動作
について図7の機能ブロック図及び図8のフローチャー
トも参照しながら説明する。
【0054】まず、電源ONと同時に初期動作、例え
ば、装置内のシステムチェックやメモリチェック等が行
なわれ、モニタ上にメイン・メニューが表示される(ス
テップS1)。
【0055】次に、ステップS2において、メイン・メ
ニューから、この場合、「番組項目表作成」を選択す
る。この「番組項目表作成」を選択した時点で、プログ
ラムROMから番組項目表の作成手段121である番組
項目表作成プログラムと、所要時間累積手段122であ
る累積演算プログラムと、減算手段123である減算プ
ログラムが読み出されて、動作用RAM103に書き込
まれると同時に、これらプログラムの動作中において生
成されたデータを一時的に保存するためやプログラム間
のパラメータの受渡しなどに用いられる作業領域が動作
用RAM103中に割り付けられる。
【0056】上記プログラムの書込みが済んだ時点で、
まず、表作成プログラム121が起動することによっ
て、モニタ上の画面表示がかわり、すべて空白枠とされ
た番組項目表(初期設定画面)が表示手段110を介し
て表示される(ステップS3)。
【0057】これは、表作成プログラム121が、例え
ばデータROMに登録されている初期設定画面に関する
データを読み出して画像処理回路105に出力する、あ
るいはホスト・コンピュータ5側の外部記憶装置6内に
格納されている初期設定画面に関するデータを読み出し
て画像処理回路105に出力する、あるいは図示しない
フロッピー・ディスク・ドライバに挿入,装着されてい
るフロッピー・ディスク若しくはハード・ディスクから
初期設定画面に関するデータを読み出して画像処理回路
105に出力することにより行なわれる。
【0058】このとき、今回作成する番組項目表の参考
として、例えば、ホストコンピュータ5に接続された外
部記憶装置6に蓄積されているデータファイル群から、
今回作成する番組項目表のとほぼ同じ構成内容を有する
データファイルを読み出してモニタ106上に表示した
い場合は、入力手段9であるキーボードに配列されてい
るファンクション・キーを操作してデータ読出しを選択
し、更にデータファイル番号を入力することにより行な
うことができるようになっている(ステップS4)。
【0059】次に、ステップS5において、入力手段9
からの入力データ待ちとなり、データが入力された時点
で次のステップS6に進む。ステップS6においては、
入力されたデータが項目時間に関するものかどうかが判
別される。入力データが項目時間に関するものであると
きの処理は後述し、ここでは、入力データが項目時間に
関するもの以外の場合について説明する。
【0060】まず、ステップS7において、入力データ
が設定時間に関するものかどうかが判別される。入力デ
ータが設定時間に関するものであれば、次のステップS
8に進み、この入力データをデータRAM104に格納
する。
【0061】一方、入力データが設定時間に関するもの
でない場合は、ステップS9に進み、入力データに応じ
た処理を行なう。即ち、入力データが番組名に関するも
のであれば、番組名の表示エリアZ21に入力データが
示す番組名を表示し、更にこの入力データをデータRA
M104に格納する。同様に、入力データが作成者名、
放送日時、項目名、開始時刻、素材、担当者名、VTR
時間、文字スーパーの個数、静止画の枚数などに関する
ものであれば、その入力データが示す内容を、対応した
表示エリアに表示し、更にその入力データをデータRA
M104に格納する。
【0062】ここで、ステップS6に戻り、入力データ
が項目時間に関するものであれば、次のステップS10
に進み、項目時間の表示エリアZ22に入力データが示
す項目時間を表示し、更にこの入力データをデータRA
M104に格納する。次に、ステップS11において、
入力された項目時間の累積を行なう。この処理は、例え
ば入力された項目時間に関するデータが格納されたデー
タRAM104上のアドレス(便宜的に、データ読出し
アドレスと記す)と累積結果を格納するアドレス(便宜
的に、累積結果格納アドレスと記す)をパラメータとし
て累積演算プログラム122を起動することにより行な
われる。
【0063】累積演算プログラム122は、その起動
後、パラメータのデータ読出しアドレスで示す領域及び
累積結果格納アドレスで示す領域からそれぞれ入力デー
タ(即ち、項目時間データ)及び累積時間データを読み
出して、これらデータの和をとり、この和データをパラ
メータの累積結果格納アドレスで示す領域に再び格納す
る。これによって、累積結果格納アドレスで示す領域に
いままで入力された項目時間データと今回の項目時間デ
ータの累積時間データが格納されることになる。
【0064】次に、ステップS12において、設定時間
から項目毎の累積時間の差分を演算して、以後登録でき
る項目時間の残時間を求める。この処理は、例えば設定
時間データと累積時間データが格納された領域のアドレ
ス(データ読出しアドレス)と減算結果を格納するアド
レス(減算結果格納アドレス)をパラメータとして減算
プログラム123を起動することにより行なわれる。
【0065】減算プログラム123は、その起動後、パ
ラメータのデータ読出しアドレスで示す領域からそれぞ
れ設定時間データと累積時間データを読み出して、これ
らデータの差分をとり、この差分データをパラメータの
減算結果格納アドレスで示す領域に格納する。これによ
って、減算結果格納アドレスで示す領域に設定時間から
累積時間を差し引いた残時間データが格納されることに
なる。
【0066】そして、次のステップS13において、上
記求めた残時間データを番組項目表の右上にある残時間
表示エリアZ23に表示する。
【0067】次に、ステップS14において、今回作成
した番組項目表のデータ登録(データファイル登録)要
求が行なわれたかどうかの判別が行なわれる。登録要求
があった場合、次のステップS15に進み、今回作成し
た番組項目表のデータをデータファイルとしてホスト・
コンピュータ5側に転送する。一方、登録要求がない場
合は、再びステップS5に戻って入力データ待ち状態と
なる。
【0068】上記番組項目表のホスト・コンピュータ5
側への転送後、次のステップS16において、「終了」
が選択されたかどうかの判別が行なわれる。「終了」が
選択された場合は、この番組項目構成表作成装置の処理
動作が終了し、一方、「終了」が選択されない場合は、
再びステップS5に戻って入力データ待ち状態となる。
【0069】次に、項目構成表を作成する場合につい
て、図9の機能ブロック図及び図10のフローチャート
を参照しながら説明する。
【0070】まず、モニタ上にメイン・メニューが表示
される段階で、このメイン・メニューから、この場合、
「項目構成表作成」を選択する。この「項目構成表作
成」を選択した時点で、プログラムROMから項目構成
表の作成手段131である構成表作成プログラムと、対
象項目の各種事項の読出しを行なう手段132である項
目事項読出しプログラムと、表示アイコンを選択する手
段133であるアイコン選択プログラムと、ID番号を
発行する手段134であるID番号発行プログラムが読
み出されて、動作用RAM103に書き込まれると同時
に、これらプログラムの動作中において生成されたデー
タを一時的に保存するためやプログラム間のパラメータ
の受渡しなどに用いられる作業領域が動作用RAM10
3中に割り付けられる(ステップS101)。
【0071】上記プログラムの書込みが済んだ時点で、
まず、構成表作成プログラム131が起動することによ
って、モニタ106上の画面表示がかわり、すべて空白
枠とされた項目構成表(初期設定画面)が表示手段11
0を介して表示される(ステップS102)。
【0072】これは、構成表作成プログラム131が、
例えばデータROM102に登録されている初期設定画
面に関するデータを読み出して画像処理回路に送出す
る、あるいはホスト・コンピュータ5側の外部記憶装置
6内に格納されている初期設定画面に関するデータを読
み出して画像処理回路105に出力する、あるいは図示
しないフロッピー・ディスク・ドライバに挿入,装着さ
れているフロッピー・ディスク若しくはハード・ディス
クから初期設定画面に関するデータを読み出して画像処
理回路105に送出することにより行なわれる。
【0073】このとき、今回作成する項目構成表の参考
として、例えば、ホストコンピュータ5に接続された外
部記憶装置6に蓄積されているデータファイル群から、
今回作成する項目構成表のとほぼ同じ構成内容を有する
データファイルを読み出してモニタ106上に表示した
い場合は、入力手段9であるキーボードに配列されてい
るファンクション・キーを操作してデータ読出しを選択
し、更にデータファイル番号を入力することにより行な
うことができるようになっている(ステップS3)。
【0074】次に、ステップS104において、入力手
段9からの入力データ待ちとなり、データが入力された
時点で次のステップS105に進む。ステップS105
においては、入力されたデータが項目番号に関するもの
かどうかが判別される。項目番号に関するデータである
場合、ステップS106に進んで、項目番号に対応する
各種事項を読み出す。この処理は、構成表作成プログラ
ム131から項目事項読出しプログラム132が起動さ
れることにより行なわれる。
【0075】即ち、項目事項読出しプログラム132
は、まず、入力された項目番号に関するデータに基づい
て、データRAM104に格納されている番組項目表の
データファイルから、あるいはホスト・コンピュータ5
側の外部記憶装置6に登録された当該番組項目表のデー
タファイルから、項目名,項目時間及び担当者名を読み
出す(ステップS106)。そして、構成表作成プログ
ラム131は、次のステップS107において、上記項
目事項読出しプログラム132が読み出した各種事項を
表示手段110を介してモニタ106に表示し、更にデ
ータRAM104の所定領域、即ち項目構成表が作成さ
れる領域に格納する。
【0076】一方、上記ステップS105において、入
力データが項目番号に関するデータでない場合は、ステ
ップS108に進み、入力データがアイコン表示事項
(映像種別,音声種別など)に関するデータかどうかが
判別される。アイコン表示事項に関するデータである場
合は、次のステップS109に進んで、アイコン選択サ
ブルーチンに入る。
【0077】このサブルーチンは、図11に示すよう
に、まず、ステップS110において、現在表示されて
いる項目構成表の例えば右端にその事項に応じた複数の
アイコンのメニューがウェンドウ表示される。この処理
は、構成表作成プログラム131からアイコン選択プロ
グラム133が起動されることにより行なわれる。即
ち、アイコン選択プログラム133は、データROM1
02に登録されているアイコンテーブル(選択事項別に
アイコン用のデータが配置されているテーブル)から今
回の入力データの内容(映像種別に関するデータ,音声
種別に関するデータ等)に応じたアイコン表示データを
読み出し、該データを表示手段110を介してモニタ1
06に表示する。
【0078】次に、ステップS111において、アイコ
ン選択に関するデータの入力待ち状態となる。アイコン
選択に関するデータが入力された段階で、次のステップ
S112に進み、その入力データ(アイコン選択)に応
じたアイコン表示データをデータROM102から読み
出す。次に、ステップS113において、この読み出さ
れたアイコン表示データを、今回選択操作された事項に
対応する表示エリアに表示手段110を介して表示し、
更にデータRAM104に格納する。
【0079】その後、ステップS114において、選択
したアイコンが「VTR」に関するものかどうかが判別
される。「VTR」に関するものである場合は、次のス
テップS115に進み、ID番号の発行処理を行なう。
この処理は、アイコン選択プログラムからID番号発行
プログラム134が起動されることにより行なわれる。
即ち、まず、ステップS115において、例えば所定の
英数字列から構成されるID番号を生成する。次に、ス
テップS116において、生成されたIC番号データを
データRAM104の所定領域に格納する。
【0080】その後、ステップS117において、デー
タRAM104から番組名,放送日時及び項目名に関す
るデータを読み出す。その後、ステップS118におい
て、読み出した上記番組名,放送日時及び項目名に関す
るデータをIC番号データとともに第2の出力ポート1
15を介してICカードドライバ108に出力し、現在
挿入・装着されているICカード10にこれらデータを
登録する。
【0081】一方、図10の上記ステップS108にお
いて、アイコン選択事項でない場合は、ステップS11
9に進み、入力データに応じた処理を行なう。即ち、入
力データが映像の放送時間に関するものであれば、内訳
表示エリアZ4のうち、放送時間の表示エリアZ41に
入力データが示す時間を表示し、更にこの入力データを
データRAM104に格納する。同様に、入力データが
アイコン選択事項以外の事項に関するもの、例えば文字
スーパーの個数及び具体的なタイトル並びに静止画の内
容等であれば、その入力データが示す内容を、対応した
表示エリアに表示し、更にその入力データをデータRA
M104に格納する。
【0082】次に、ステップS120において、今回作
成した項目構成表のデータ登録(データファイル登録)
要求が行なわれたかどうかの判別が行なわれる。登録要
求があった場合、次のステップS121に進み、今回作
成した項目構成表のデータをデータファイルとしてホス
ト・コンピュータ5側に転送する。一方、登録要求がな
い場合は、再びステップS104に戻って入力データ待
ち状態となる。
【0083】上記項目構成表のホスト・コンピュータ5
側への転送後、次のステップS122において、「終
了」が選択されたかどうかの判別が行なわれる。「終
了」が選択された場合は、この番組項目構成表作成装置
1の処理動作が終了し、一方、「終了」が選択されない
場合は、再びステップS104に戻って入力データ待ち
状態となる。
【0084】このように、上記実施例に係る番組項目構
成表作成装置1においては、番組項目表に項目時間が入
力されるたびに、確定した番組の放送時間枠(設定時
間)に対する残り時間、即ちこれから入力することがで
きる項目時間の許容範囲を自動的に計算し、残時間デー
タとして画像処理回路105に出力して、番組項目表の
所定箇所、図2の例では右上の部分に配置された残時間
表示エリアZ23にするようにしたので、項目の追加/
削除、項目時間の変更、項目順の入れ替えなどの編集作
業が行なわれた場合でも、即座に残時間が表示されるこ
とになり、その結果、番組項目表の作成作業の作業効率
が向上し、時間的余裕のない場合での項目変更等にもす
ばやく対応でき、非常に便利なものとなる。
【0085】次に、上記実施例に係る番組項目構成表作
成装置の変形例を図12に示す番組項目表の概略図,図
13に示す機能ブロック図及び図14のフローチャート
に基づいて説明する。
【0086】この変形例に係る番組項目表作成装置は、
そのハード構成としては、図6で示す上記実施例に係る
番組項目表作成装置と同じであるため、その詳細説明は
省略するが、図12に示すように、作成される番組項目
表に確定項目、即ち開始時刻と項目時間を変更できない
項目(例えばコマーシャルの項目等)が複数配されるこ
とで上記実施例に係る番組項目表作成装置1と異なる。
【0087】従って、追加,変更,削除等が行える項目
は、番組の開始時刻から最初の確定項目までの期間(第
1の設定可能期間)T1における項目、2つの確定項目
で挟まれた期間(第2の設定可能期間)T2における項
目及び最後の確定項目から番組の終了時刻までの期間
(第3の設定可能期間)T3における項目である。な
お、番組によっては、最後の第3の設定可能期間T3が
ない場合も有り得る。
【0088】次に、この変形例に係る番組項目表作成装
置の処理動作について図13の機能ブロック図及び図1
4のフローチャートを参照しながら説明する。なお、項
目構成表の作成手順においては、上記実施例に係る番組
項目構成表作成装置と同じであるため、該項目構成表の
作成についての説明は省略する。
【0089】まず、ステップS201からステップS2
04までは、上記実施例に係る番組項目表作成装置の処
理動作におけるステップS1からステップS4と同じで
あり、最初に初期動作が行なわれ、その後、プログラム
ROM101から番組項目表の作成手段121である表
作成プログラムと、所要時間の累積手段122である累
積演算プログラムと、減算手段123である減算プログ
ラムと、第1,第2及び第3の設定可能期間(T1,T
2及びT3)における各所要時間を決定する手段142
である所要時間決定プログラムと、入力された項目がど
の設定可能期間に属するかを検出する手段142である
期間検出プログラムがそれぞれ読み出されて、動作用R
AM103に書き込まれると同時に、これらプログラム
の動作中において生成されたデータを一時的に保存する
ためやプログラム間のパラメータの受渡しなどに用いら
れる作業領域が動作用RAM103中に割り付けられ
る。その後、表作成プログラム121が起動され、初期
設定画面の表示が表示手段110を介して行なわれる。
【0090】次に、ステップS205において、入力手
段9からのデータ入力待ちとなり、データが入力された
時点で次のステップS206に進む。このステップS2
06においては、入力されたデータが確定項目に関する
データかどうかが判別される。入力データが確定項目に
関するものであるときの処理は後述し、ここでは、入力
データが項目時間に関するもの以外の場合について説明
する。
【0091】まず、ステップS207において、入力デ
ータが入力されたデータが項目時間に関するものかどう
かが判別される。項目時間に関するものでない場合は、
ステップS208に進み、入力データに応じた処理を行
なう。即ち、入力データが番組名に関するものであれ
ば、番組名の表示エリア(図示せず)に入力データが示
す番組名を表示手段110を介してモニタ106の画面
に表示し、更にこの入力データをデータRAM104に
格納する。同様に、入力データが作成者名、放送日時、
確定項目以外の項目に関する事項(即ち、項目名、開始
時刻、素材、担当者名、VTR時間、文字スーパーの個
数、静止画の枚数)などに関するものであれば、その入
力データが示す内容を、対応した表示エリアに表示手段
110を介して表示し、更にその入力データをデータR
AM104に格納する。
【0092】ここで、ステップS206に戻り、入力デ
ータが確定項目に関するものであれば、次のステップS
209に進み、入力データがその確定項目における開始
時刻に関するものかが判別される。開始時刻に関するも
のであれば、次のステップS210に進み、その確定項
目の開始時刻の表示エリア(図示せず)にその入力デー
タが示す開始時刻を表示手段110を介して表示し、更
にその入力データをデータRAM104に格納する。
【0093】次に、ステップS211において、所要時
間決定サブルーチンに入る。このサブルーチンにおける
処理は、この表作成プログラム121から所要時間決定
プログラム141を起動し、入力されたデータに基づい
て第1,第2又は第3の設定可能期間(T1,T2又は
T3)における所要時間を決定するものである。即ち、
図15に示すように、まず、ステップS212におい
て、入力されたデータが最初の確定項目に関するものか
どうかが判別される。最初の確定項目に関するものであ
る場合は、次のステップS213に進み、第1の設定可
能期間T1の所要時間(以下、第1の所要時間t1と記
す)が算出される。この処理は、入力データが示す開始
時刻からすでに入力されている放送日時の時刻を差し引
くことによって算出される。具体的には、例えば放送日
時の時刻データと最初の確定項目に関する時刻データが
格納された領域のアドレス(データ読出しアドレス)と
減算結果を格納するアドレス(減算結果格納アドレス)
をパラメータとして減算プログラム123を起動するこ
とにより行なわれる。
【0094】減算プログラム123は、その起動後、パ
ラメータのデータ読出しアドレスで示す領域からそれぞ
れ時刻データを読み出して、これらデータの差分をと
り、この差分データをパラメータの減算結果格納アドレ
スで示す領域に格納する。これによって、減算結果格納
アドレスで示す領域に入力データが示す開始時刻からす
でに入力されている放送日時の時刻を差し引いた時間デ
ータ(即ち、第1の所要時間t1)が格納されることに
なる。
【0095】一方、ステップS212において、入力さ
れたデータが最初の確定項目に関するものでない場合
は、ステップS214に進み、入力データが、今度は、
最後の確定項目かどうかが判別される。最後の確定項目
に関するものである場合は、次のステップS215に進
み、第3の設定可能期間T3の所要時間(以下、第3の
所要時間t3と記す)が算出される。この処理は、予め
決定されている終了時刻から上記入力データが示す開始
時刻を差し引くことによって算出される。この場合も、
上記第1の所要時間t1を求めた方法と同様の方法で算
出される。
【0096】上記ステップS214において、入力デー
タが最後の確定項目に関するものでない場合は、ステッ
プS216に進み、第2の設定可能期間T2の所要時間
(以下、第2の所要時間t2と記す)が算出される。こ
の処理は、入力データが示す開始時刻からすでに入力さ
れている前の確定項目の開始時刻を差し引くことによっ
て算出される。この場合も、上記第1の所要時間t1を
求めた方法と同様の方法で算出される。この第2の所要
時間t2の個数は、番組項目表に登録される確定項目の
数によって決まり、確定項目が2つであれば1つの第2
の所要時間が決定され、確定項目が3つであれば2つの
第2の所要時間が決定され、一般的には、確定項目がn
個であればn−1個の第2の所要時間が決定される。従
って、最初の確定項目及び最後の確定項目以外の確定項
目に関する開始時刻が入力されるたびに、第2の所要時
間t2が算出されて、それぞれ対応する領域に格納され
る。
【0097】図14のルーチンに戻り、ステップS20
9において、入力データが開始時刻でない場合は、ステ
ップS217に進み、入力データに応じた処理を行な
う。即ち、入力データが項目名に関するものであれば、
項目名の表示エリアに入力データが示す項目名を表示
し、更にこの入力データをデータRAM104に格納す
る。同様に、入力データが項目時間、素材、担当者名、
VTR時間、文字スーパーの個数、静止画の枚数などに
関するものであれば、その入力データが示す内容を、対
応した表示エリアに表示し、更にその入力データをデー
タRAM104に格納する。
【0098】そして、上記ステップS207において、
入力データが項目時間に関するデータである場合は、ス
テップS218に進み、項目時間の表示エリアに入力デ
ータが示す項目時間を表示し、更にこの入力データをデ
ータRAM104に格納する。その後、ステップS21
9において、期間検出・残時間処理サブルーチンに入
る。このサブルーチンにおける処理は、図16に示すよ
うに、まず、ステップS220において、表作成プログ
ラム121から期間検出プログラム142が起動され、
入力に係る項目が第1の設定可能期間T1にあるのか、
あるいは第2の設定可能期間T2にあるのか、あるいは
第3の設定可能期間T3にあるのかが検出される。この
検出は、入力に係る項目の開始時刻に基づいて行なわれ
る。
【0099】次に、ステップS221において、検出さ
れた設定可能期間内での項目時間の累積を行なう。この
処理は、例えば入力された項目時間に関するデータが格
納されたデータRAM104上のアドレス(データ読出
しアドレス)と累積結果を格納するアドレス(累積結果
格納アドレス)をパラメータとして累積演算プログラム
122を起動することにより行なわれる。
【0100】累積演算プログラム122は、その起動
後、パラメータのデータ読出しアドレスで示す領域及び
累積結果格納アドレスで示す領域からそれぞれ入力デー
タ(即ち、項目時間データ)及び累積時間データを読み
出して、これらデータの和をとり、この和データをパラ
メータの累積結果格納アドレスで示す領域に再び格納す
る。これによって、累積結果格納アドレスで示す領域に
いままで入力された項目時間データと今回の項目時間デ
ータの累積時間データが格納されることになる。
【0101】次に、ステップS222において、上記ス
テップS220にて検出された設定可能期間に対応する
所要時間(第1,第2又は第3の所要時間t1,t2又
はt3)から項目毎の累積時間の差分を演算して、以後
登録できる項目時間の残時間を求める。この処理は、例
えば該当する所要時間データと累積時間データが格納さ
れた領域のアドレス(データ読出しアドレス)と減算結
果を格納するアドレス(減算結果格納アドレス)をパラ
メータとして減算プログラム123を起動することによ
り行なわれる。
【0102】減算プログラム123は、その起動後、パ
ラメータのデータ読出しアドレスで示す領域からそれぞ
れ該当する所要時間データと累積時間データを読み出し
て、これらデータの差分をとり、この差分データをパラ
メータの減算結果格納アドレスで示す領域に格納する。
これによって、減算結果格納アドレスで示す領域に該当
する所要時間から累積時間を差し引いた残時間データが
格納されることになる。
【0103】そして、次のステップS223において、
上記求めた残時間データを番組項目表の右上にある残時
間表示エリアZ23に表示する。
【0104】次に、図14のルーチン戻り、ステップS
224において、今回作成した番組項目表のデータ登録
(データファイル登録)要求が行なわれたかどうかの判
別が行なわれる。登録要求があった場合、次のステップ
S225に進み、今回作成した番組項目表のデータをデ
ータファイルとしてホスト・コンピュータ5側に転送す
る。一方、登録要求がない場合は、再びステップS20
5に戻って入力データ待ち状態となる。
【0105】上記番組項目表のホスト・コンピュータ側
への転送後、次のステップS226において、「終了」
が選択されたかどうかの判別が行なわれる。「終了」が
選択された場合は、この番組項目構成表作成装置1の処
理動作が終了し、一方、「終了」が選択されない場合
は、再びステップS205に戻って入力データ待ち状態
となる。
【0106】このように、上記変形例に係る番組項目構
成表作成装置1においては、番組項目表における第1の
設定可能期間T1、第2の設定可能期間T2又は第3の
設定可能期間T3に選択的に項目時間が入力されるたび
に、確定した第1の設定可能期間T1、第2の設定可能
期間T2又は第3の設定可能期間T3のうち、該当する
設定可能期間の所要時間に対する残り時間、即ち、現在
入力の対象となっている設定可能期間に、これから入力
することができる項目時間の許容範囲を自動的に計算
し、残時間データとして画像処理回路105に出力し
て、番組項目表の所定箇所、図示の例では右上の部分の
残時間表示エリアZ23に表示するようにしたので、現
在入力の対象となっている設定可能期間内において、項
目の追加/削除、項目時間の変更、項目順の入れ替えな
どの編集作業が行なわれた場合でも、即座に残時間が表
示されることになり、その結果、番組項目表の作成作業
の作業効率が向上し、時間的余裕のない場合での項目変
更等にもすばやく対応でき、非常に便利なものとなる。
【0107】なお、上記変形例においては、現在入力の
対象となっている設定可能期間の残時間を表示するよう
にしたが、その他、全ての設定可能期間における残時間
を表示させるようにしてもよい。
【0108】ところで、ニュース番組などの報道に関す
る番組は、緊急ニュースの飛び込みによって、予め設定
していた番組内容の変更を余儀なくされることがある。
この場合、通常は、まず、緊急ニュースの対応の仕方を
決定し、決定後、その決定事項に沿って新しいニュース
項目を作成し、更に、現在放送中の番組のどの項目に入
れるかを決定し、その決定後、キュー・シートの変更を
かけて、すべてのオペレータに指示をするという作業を
行なっている。
【0109】しかし、この方法では、現場での混乱が生
じやすく、緊急ニュースのスムーズな送出ができない。
【0110】そこで、本実施例においては、番組項目構
成表作成装置1において番組項目表を作成する際、考え
られる複数の緊急パターンを予め番組項目表の予備項目
に登録しておき、緊急時に、その対応の仕方が決定した
時点で、項目追加を行なうことにより、緊急時のすばや
い対応が可能になるようにしたものである。
【0111】以下、その具体例を図7,図17及び図1
8に基づいて説明する。まず、番組項目構成表作成装置
1のハード構成については、図6で示す上記実施例に係
る番組項目構成表作成装置1と同じであるため、その詳
細説明は省略する。また、この番組項目構成表作成装置
1における機能ブロックは、図7の機能ブロック図に示
す構成とほぼ同じであるため、この番組項目構成表作成
装置1の説明においては、上記図7で示す機能ブロック
図を用いて行い、追加される機能ブロックを括弧書きに
て図7上に記す。
【0112】この番組項目構成表作成装置1は、図7の
機能ブロック及び図18のフローチャートに示すよう
に、まず、ステップS301からステップS304まで
は、上記実施例に係る番組項目構成表作成装置1の処理
動作におけるステップS1からステップS4と同じであ
り、最初に初期動作が行なわれ、その後、プログラムR
OM101から番組項目表の作成手段である表作成プロ
グラム121と、残時間を算出するための各種プログラ
ム(累積演算プログラム122及び減算プログラム12
3)がそれぞれ読み出されて、動作用RAM103に書
き込まれる。また、このとき、プログラムROM101
から緊急項目読出し手段151である緊急項目読出しプ
ログラムが読み出されて動作用RAM103に書き込ま
れる。これらプログラム群の書込みと同時に、これらプ
ログラムの動作中において生成されたデータを一時的に
保存するためやプログラム間のパラメータの受渡しなど
に用いられる作業領域が動作用RAM103中に割り付
けられる。その後、表作成プログラム121が起動さ
れ、初期設定画面の表示が表示手段110を介して行な
われる。
【0113】その後、ステップS305において、緊急
ニュースに対応した複数の緊急項目が、上記初期設定画
面の予備項目に表示される。この処理は、例えば表作成
プログラム121から緊急項目読出しプログラム151
が起動されることで行なわれる。即ち、この緊急項目読
出しプログラム151が起動されることによって、ま
ず、データROM101の所定の登録領域から複数の緊
急項目に関するデータが読み出され、データRAM10
4に格納される。
【0114】その後、表作成プログラム121がデータ
RAM104に格納された複数の緊急項目に関するデー
タを読み出して、該データを表示手段110を介してモ
ニタ106に表示する。このとき、モニタ106上に
は、図18に示すように、表示されている初期設定画面
中、予備項目の表示エリアZ31に、複数の緊急項目が
表示されることになる。図18の例では、項目番号1か
ら項目番号6までの項目が、緊急ニュースが無い場合の
ニュース番組の項目を示し、項目番号8から項目番号1
0までの項目が、緊急時の対応パターンとして予め登録
される項目を示す。
【0115】この例での緊急項目は、例えば、項目時間
が異なる3つのパターンが設定され、最も項目時間の短
い緊急パターン1(アナウンサのしゃべりのみ)と、こ
の緊急パターン1よりも比較的項目時間が長い緊急パタ
ーン2(フリップ)と、最も項目時間が長い緊急パター
ン3(取材班が収録した取材テープの放送)である。こ
こで、フリップとは、手書きでニュース内容を記録した
情報板を放送用カメラで写し、更にアナウンサが緊急ニ
ュースの内容を説明するというものである。
【0116】ここで、例えば、1例として緊急パターン
3の項目構成表の具体例を図3に示す。この項目構成表
によれば、緊急パターン3の内訳は、最初に例えば男性
アナウンサのバストショットを30秒間送出し、続い
て、現場の取材テープ(ビデオテープ)の収録内容を1
分間送出するということを示している。
【0117】その後、ステップS306において、入力
データ待ちとなり、データが入力された時点で次のステ
ップS307に進む。このステップS307において
は、入力データに基づいて実際の番組項目表の作成が行
なわれる。この作成手順については、すでに説明したの
で、ここでは、その詳細説明を省略する。もちろん、こ
の場合も作成中の番組項目表における右上の残時間表示
エリアZ23に登録できる項目時間の残時間が表示され
る。
【0118】次に、ステップS308において、今回作
成した番組項目表及び項目構成表のデータ登録(データ
ファイル登録)要求が行なわれたかどうかの判別が行な
われる。登録要求があった場合、次のステップS309
に進み、今回作成した番組項目表及び項目構成表のデー
タをそれぞれデータファイルとしてホスト・コンピュー
タ5側に転送する。一方、登録要求がない場合は、再び
ステップS306に戻って入力データ待ち状態となる。
【0119】上記番組項目表及び項目構成表のホスト・
コンピュータ5側への転送後、次のステップS310に
おいて、「終了」が選択されたかどうかの判別が行なわ
れる。「終了」が選択された場合は、この番組項目構成
表作成装置1の処理動作が終了し、一方、「終了」が選
択されない場合は、再びステップS306に戻って入力
データ待ち状態となる。
【0120】次に、緊急ニュースが発生した場合の処理
について説明する。緊急ニュースが発生した場合におい
ては、まず、現在オン・エア中の番組に関する番組項目
表のデータファイルが番組項目構成表作成装置1に読み
込まれて、モニタ106上に表示される。このとき、オ
ン・エア中の番組に関する各種項目が表示されるととも
に、予備項目の欄に緊急ニュースに対応した複数の緊急
項目が表示される。この例では、上述したように、3つ
のパターン(緊急パターン1,緊急パターン2及び緊急
パターン3)が表示される。
【0121】これらのパターンのうち、どれを選択する
かは、緊急ニュースが入ってきたときの時間的余裕度な
どの状況によって異なるが、「この対応でいこう。」と
決定した時点で、この決定された対応に適合する緊急パ
ターンを、例えば挿入モードで決定された項目間に挿
入、あるいは変更モードで今回の決定で変更対象となっ
た項目を今回の緊急パターンに変更する。
【0122】その後、番組項目構成表作成装置1から今
回追加/変更された番組項目表のデータ登録をホスト・
コンピュータ5に対して行なう。ホスト・コンピュータ
5は、番組項目構成表作成装置1から転送された番組項
目表のデータを緊急データファイルとして外部記憶装置
6に格納するとともに、すでに格納されている項目構成
表に基づいてキュー・シートを編成し直して送出コンソ
ール3に送出する。
【0123】送出コンソール3のメイン・コントローラ
27は、ホスト・コンピュータ5から転送されてきたキ
ュー・シートをモニタ23上に表示する。このモニタ2
3上に表示されるキュー・シートは、予め設定された番
組を構成する項目間に今回決定された緊急パターンに関
する事項が挿入された、あるいは変更された表示形態と
なる。
【0124】このように、上記番組項目構成表作成装置
1においては、番組項目構成表作成装置1において番組
項目表及び項目構成表を作成する際、考えられる複数の
緊急パターンを予め番組項目表の予備項目に登録するよ
うにしたので、緊急ニュースの発生時に、その対応の仕
方が決定した時点で、項目の追加/変更を行なうことが
迅速に、かつ容易になり、緊急時のすばやい対応が可能
になる。
【0125】当然、番組項目構成表作成装置1にて変更
された内容は、ホスト・コンピュータ5側に転送されて
キュー・シートに反映されることになるため、全てのオ
ペレータに、即座に変更指示がかかり、指示が徹底され
ることになる。
【0126】このことから、緊急時になってはじめて項
目をつくるという作業を行なう必要がなく、しかも緊急
項目の追加/変更が迅速に行なうことができるため、緊
急時における現場での混乱が排除され、緊急ニュースを
スムーズに送出することが可能となる。
【0127】次に、ICカードに登録されたID番号に
基づいてビデオテープを管理するシステム、特に、ビデ
オ編集装置2、被制御機器群4におけるビデオカートマ
シン21及び単体のVTR22(第1の送出用VTR2
2A,第2の送出用VTR22B)、ホスト・コンピュ
ータ5並びに各種リモート・コントローラの構成につい
て図19〜図32を参照しながら説明する。
【0128】まず、ビデオ編集装置2は、上記番組項目
構成表作成装置1から持ち込まれたICカード10が、
編集対象となっているビデオ編集装置2の前段に接続さ
れているコントローラ12の一つに挿入されると、当該
コントローラ12を通じてビデオ編集装置2に挿入・装
着されているビデオカセット11内の編集用ビデオテー
プの例えば先頭の映像トラック(空白)に、上記ICカ
ード10に登録されているデータ(即ち、登録データ)
中、番組名、放送日時及び項目名のデータが一覧表示デ
ータとして書き込み、更に発行されたID番号のデータ
が所定トラック(例えばキュートラック)に書き込むよ
うに構成されている。
【0129】具体的には、上記コントローラ12は、図
19に示すように、各種プログラムが登録されたプログ
ラムROM201と、予め設定された固定データが登録
されるデータROM202と、プログラムROM201
から読み出されたプログラムの動作用領域として使用さ
れる動作用RAM203と、このコントローラ12に供
給されたデータ並びにプログラムにて作成された可変デ
ータが格納されるデータRAM204と、データRAM
204に格納されたデータを画像データに変換する画像
処理回路205と、この画像処理回路205からの画像
データをアナログの映像信号に変換して後段のモニタ2
06に送出してモニタ画面上に画像データに基づく映像
を表示させる映像出力回路207と、挿入・装着された
ICカード10からデータを読み出すICカードドライ
バ208と、これら各各種回路を制御するCPU(制御
回路と演算回路)209とを有して構成されている。こ
こで、上記画像処理回路205、映像出力回路207及
びモニタ206にて表示手段210が構成され、上記パ
ラレル/シリアル変換器及びタイムコード発生器にてI
D番号記録手段219が構成される。
【0130】上記各種回路は、CPU209から導出さ
れたデータバスDBを介して各回路間のデータの受渡し
が行なわれ、更にCPU209から導出された制御バス
(図示せず)を介してそれぞれCPU209にて制御さ
れるように構成されている。
【0131】ICカードドライバ208からの読出しデ
ータは、第1の入力ポート211を介してデータバスD
Bに供給されるようになっており、また、後段に接続さ
れたビデオ編集装置2からの各種応答信号が第2の入力
ポート212を介してデータバスDBに供給されるよう
になっている。一方、データRAM204に格納された
データは、第1の出力ポート213を介して画像処理回
路205に、あるいは第2の出力ポート214を介して
後段に接続されたパラレル・シリアル変換器215に供
給されるようになっている。このパラレル・シリアル変
換器215は、供給されたディジタルデータをシリーズ
なパルス信号に変換する回路であり、該変換器にてシリ
アル変換されたパルス信号が後段のビデオ編集装置2内
に組み込まれたタイムコード発生器216の外部入力端
子に供給されるように配線接続されている。
【0132】また、映像出力回路207とビデオ編集装
置装置2間には、CPU209からの制御信号の入力に
基づいて開閉制御されるゲート回路217が接続されて
いる。これは、映像出力回路207に供給された映像信
号をモニタ206のほかにビデオ編集装置2にも供給す
るためのものであり、被編集ビデオテープの空きトラッ
クに上記映像信号をクレジットとして録画できるように
するためのものである。また、このゲート回路217に
は、音声出力回路218が接続されている。この音声出
力回路218はCPU209からの制御信号の入力に基
づいてゲート回路217に例えば周波数1kHz程度の
音声信号を出力する。
【0133】次に、このコントローラ12の処理動作に
ついて図20の機能ブロック図及び図21のフローチャ
ートに基づいて説明する。
【0134】まず、電源ONと同時に初期動作、例え
ば、コントローラ12内のシステムチェックやメモリチ
ェック等が行なわれ、次いで、プログラムROMからI
Cカードに登録されたデータを処理する手段221であ
るデータ処理プログラムと、ID番号データをタイムコ
ード発生器216の外部入力端子に出力する手段である
ID番号出力プログラム222と、頭出しパターンをビ
デオ編集装置側に出力する手段である頭出しパターン出
力プログラム223が読み出されて、動作用RAMに書
き込まれると同時に、これらプログラムの動作中におい
て生成されたデータを一時的に保存するためやプログラ
ム間のパラメータの受渡しなどに用いられる作業領域が
動作用RAM中に割り付けられる(ステップS40
1)。
【0135】次に、ステップS402においてデータ処
理プログラム221が起動され、ICカード10がIC
カードドライバ208に挿入・装着されたかどうかの判
別が行なわれる。ICカードドライバ208にICカー
ド10が挿入・装着された場合、次のステップS403
に進み、ICカードドライバ208に登録されているデ
ータ群を読み出して、データRAM204の所定領域に
格納する(ステップS403)と同時に、この読み出し
たデータ群を表示手段210を介してモニタ206の画
面に表示する(ステップS404)。このとき、図22
に示すように、モニタ206上に番組名、放送日時及び
項目名が表示されることから、ICカード10に登録さ
れているデータをモニタ206上で簡単に確認すること
ができる。
【0136】次に、ステップS405において、ビデオ
編集装置2のモードがフォーマット(初期化)モードに
なっているかどうかが判別される。この判別は、ビデオ
編集装置2へのフォーマット操作に基づいて第2の入力
ポート212を介して入力されるフォーマット要求信号
に基づいて判別される。フォーマットモードである場合
は、次のステップS406に進んで、フォーマット開始
信号をビデオ編集装置2に与え、更に次のステップS4
07において、ID番号データの送出処理を行なう。こ
の処理は、データ処理プログラム221からID番号出
力プログラム222が起動されることにより行なわれ
る。
【0137】即ち、該プログラム222の起動によっ
て、まず、データRAM204の所定領域から今回格納
されたID番号データが読み出され、第2の出力ポート
214を介してID番号記録手段219に供給される。
この該記録手段219のタイムコード発生器216に供
給されたID番号データは、タイムコードのフォーマッ
ト上、ユーザーズ・ビットに割り付けられることにな
り、図23に示すように、編集用ビデオテープVTの所
定トラック、例えばビデオテープVTに沿って長手方向
に延びる例えばキュートラックTにタイムコードととも
に書き込まれて、編集用ビデオテープVTのフォーマッ
トが行なわれる。
【0138】そして、次のステップS408において、
編集用ビデオテープVTに対するフォーマットが終了し
たかどうかの判別が行なわれる。フォーマットが終了し
た場合、次のステップS409に進んで、ビデオ編集装
置2に対して巻戻し要求信号を出力する。ビデオ編集装
置2は、コントローラ12からの巻戻し要求信号の入力
に基づいて編集用ビデオテープVTの巻戻しを開始す
る。このとき、同時にキュートラックTに記録されてい
るタイムコードがビデオ編集装置2内のタイムコード読
取り器(図示せず)にて読み取られ、コントローラ12
に返送される。
【0139】次に、ステップS410において、現在の
タイムコードが所定値であるかどうかが判別される。こ
の判別は、ビデオ編集装置2内のタイムコード読取り器
から第2の入力ポート212を介して入力されたタイム
コードの内容に基づいて判別され、所定値として例えば
00:59:00:00 が選ばれる。
【0140】入力されたタイムコードが所定値になった
時点で次のステップS411に進み、頭出しパターンを
出力する。この処理は、データ処理プログラムから頭出
しパターン出力プログラムが起動されることにより行な
われる。
【0141】即ち、図21に示すように、該プログラム
の起動によって、まず、ステップS411において、デ
ータROM202からカラーバーに関するデータが読み
出され、第1の出力ポート213を介して画像処理回路
205に供給される。このとき、CPU209に対して
音声出力要求信号とゲート開要求信号を出力する。CP
U209は、音声出力要求信号とゲート開要求信号に基
づいて音声出力回路218(周波数1kHz程度の音声
信号を出力する回路)とゲート回路217にそれぞれ制
御信号を出力する。
【0142】これによって、映像出力回路207からの
カラーバーに関する映像信号と音声出力回路218から
の音声信号がゲート回路217を通して後段のビデオ編
集装置2に供給され、図23に示すように、編集用ビデ
オテープVTの映像トラック中、タイムコード=00:59:
00:00 のポイントを始点、00:59:45:00 のポイントを終
点とする映像トラック上にカラーバーに関する映像信号
が記録され、同様に、編集用ビデオテープVTの音声ト
ラック中、タイムコード=00:59:00:00 のポイントを始
点、00:59:45:00 のポイントを終点とする音声トラック
上に周波数1kHz程度の音声信号が記録される。
【0143】続いて、次のステップS412において、
データRAM204からクレジットに関するデータ(モ
ニタ206に表示されている画像データ)が読み出さ
れ、第1の出力ポート213を介して画像処理回路20
5に供給される。このとき、CPU209に対してゲー
ト開要求信号を出力する。CPU209は、ゲート開要
求信号に基づいてゲート回路217に制御信号を出力す
る。これによって、映像出力回路207からのクレジッ
トに関する映像信号のみがゲート回路217を通して後
段のビデオ編集装置2に供給され、図23に示すよう
に、編集用ビデオテープVTの映像トラック中、タイム
コード=00:59:45:00 のポイントを始点、00:59:58:00
のポイントを終点とする映像トラック上にクレジットに
関する映像信号が記録される。この場合、音声信号は記
録されない。
【0144】続いて、次のステップS413において、
データROM202からブラックバーストに関するデー
タが読み出され、第1の出力ポート213を介して画像
処理回路205に供給される。この場合もCPU209
に対してゲート開要求信号が出力され、CPU209は
このゲート開要求信号に基づいてゲート回路217に制
御信号を出力する。
【0145】これによって、映像出力回路207からの
ブラックバーストに関する映像信号のみがゲート回路2
17を通して後段のビデオ編集装置2に供給され、図2
3に示すように、編集用ビデオテープVTの映像トラッ
ク中、タイムコード=00:59:58:00 のポイントを始点、
01:00:00:00 のポイントを終点とする映像トラック上に
ブラックバーストに関する映像信号が記録される。この
場合も、音声信号は記録されない。
【0146】この頭出しパターンの出力処理が終了した
時点で、このコントローラ12の処理動作が終了し、以
後、編集者によるビデオ編集装置2を用いてのビデオ編
集が行なわれる。このビデオ編集においては、編集用ビ
デオテープVTの映像トラック及び音声トラック中、タ
イムコード=01:00:00:00 のポイント以降の各トラック
に編集された映像信号及び音声信号(即ち、プログラ
ム)が書き込まれることになる。
【0147】上記ビデオ編集装置2において編集された
ビデオテープが収納されたビデオカセット11は、その
後、例えばビデオ編集者によって、サブコントロールル
ームにある例えばビデオカートマシン21に収納され
る、あるいは第1の送出用VTR22A又は第2の送出
用VTR22Bに挿入・装着される。
【0148】特に、ビデオカートマシン21は、2種類
の搬送方式があり、一方の方式は、カセット挿入口が1
つだけあり、この挿入口にビデオカセット11を挿入す
ることにより、搬送機構が上記挿入口に挿入されたビデ
オカセット11を内部の複数の棚のうち、空き状態とな
っている棚に搬送するという方式であり、他方の方式
は、複数の棚のうち、空いた棚に使用者が直接ビデオカ
セット11をセットするという方式である。
【0149】このシステムにおけるビデオカートマシン
21は、いずれの方式でも採用できる。そして、このビ
デオカートマシン21は、その前段に接続されているリ
モート・コントローラ62によって、各棚にセットされ
たビデオカセット11が管理されるようになっている。
【0150】ここで、上記リモート・コントローラ62
の構成について図24〜図28を参照しながら説明す
る。このリモート・コントローラ62は、図24に示す
ように、各種プログラムが登録されたプログラムROM
301と、予め設定された固定データが登録されるデー
タROM302と、プログラムROM301から読み出
されたプログラムの動作用領域として使用される動作用
RAM303と、このリモート・コントローラ62に供
給されたデータ並びにプログラムにて作成された可変デ
ータが格納されるデータRAM304と、これら各種回
路を制御するCPU(制御回路と演算回路)305とを
有して構成されている。
【0151】上記各種回路は、CPU305から導出さ
れたデータバスDBを介して各回路間のデータの受渡し
が行なわれ、更にCPU305から導出された制御バス
(図示せず)を介してそれぞれCPU305にて制御さ
れるように構成されている。
【0152】ビデオカートマシン21からのデータは、
第1の入力ポート306を介してデータバスDBに供給
されるようになっており、また、ホスト・コンピュータ
5及び送出コンソール3のメイン・コントローラ27か
らインターフェース回路26を通して供給されるデータ
は、第2の入力ポート307を介してデータバスDBに
供給されるようになっている。一方、データRAM30
4に格納されたデータは、第1の出力ポート308を介
してビデオカートマシン21に、あるいは第2の出力ポ
ート309及びインターフェース回路26を通してホス
ト・コンピュータ5あるいはメイン・コントローラ27
に供給されるようになっている。
【0153】次に、このリモート・コントローラ62の
処理動作について図25の機能ブロック図及び図26の
フローチャートに基づいて説明する。
【0154】まず、電源ONと同時に初期動作、例え
ば、リモート・コントローラ内のシステムチェックやメ
モリチェック等が行なわれ、次いで、プログラムROM
301からビデオカートマシン21の制御を行なう手段
321であるマシン制御プログラムと、ID番号と棚番
号の照合テーブルを作成する手段322であるテーブル
作成プログラムと、ビデオカートマシン21のビデオテ
ープに対する再生動作に伴って入力される所定トラック
の再生データからID番号を検出する手段323である
ID番号検出プログラムと、入力されたID番号データ
に基づいてデータRAM304に登録された照合テーブ
ルから棚番号を検出する手段324である棚番号検出プ
ログラムと、ビデオテープの頭出しを行なう手段325
である頭出し用プログラムと、ID番号の照会を行なう
手段326である照会処理プログラムが読み出されて、
動作用RAM303に書き込まれると同時に、これらプ
ログラムの動作中において生成されたデータを一時的に
保存するためやプログラム間のパラメータの受渡しなど
に用いられる作業領域が動作用RAM303中に割り付
けられる(ステップS501)。
【0155】次に、ステップS502においてマシン制
御プログラム321が起動され、ビデオカートマシン2
1にビデオカセット11が空いた棚にセットされたかど
うかの判別が行なわれる。この判別は、新たにビデオカ
セット11が空いた棚にセットされることによってビデ
オカートマシン21にて発生するセット信号の入力に基
づいて行なわれる。新たなビデオカセット11がセット
された場合、次のステップS503に進んで、ビデオカ
セット11の再生装置への装着要求を出力する。
【0156】即ち、カートマシン21の搬送機構及びロ
ーディング機構に対してカセット搬送要求信号及びカセ
ット装着要求信号を出力する。搬送機構は、リモート・
コントローラからのカセット搬送要求信号の入力に基づ
いて、新たにセットされたビデオカセットをカートマシ
ン内の再生装置(VTR)の挿入口まで搬送し、搬送終
了を示す信号をリモート・コントローラに返送する。ロ
ーディング機構は、リモート・コントローラからのカセ
ット装着要求信号の入力に基づいて、ビデオカセットを
再生装置の挿入口から挿入し、再生装置内に装着する。
その後、ローディング機構は、装着完了を示す信号をリ
モート・コントローラ62に返送する。
【0157】次に、ステップS504において、リモー
ト・コントローラ62は、上記ローディング機構からの
装着完了を示す信号の入力に基づいて、再生装置に対し
て再生要求信号を出力する。再生装置は、リモート・コ
ントローラ62からの再生要求信号の入力に基づいて、
ビデオカセットに収納されている編集済みビデオテープ
に対して情報信号の再生を行なう。再生データ中、ID
番号データが書き込まれているトラック(この例では、
キュートラック)からの再生データは棚番号に関するデ
ータとともにリモート・コントローラ62に送出され
る。
【0158】次に、ステップS505において、再生装
置から送られてきた再生データにID番号データがある
かどうかの判別が行なわれる。この判別処理は、マシン
制御プログラム321からID番号検出プログラム32
3を起動することにより行なわれる。
【0159】即ち、該プログラム323の起動によっ
て、まず、第1の入力ポート306を介して供給される
再生データを取り込み、この取り込んだ再生データのう
ち、タイムコードのユーザーズ・ビットに書き込まれて
いるデータを検出し、この検出したデータが無効か有効
かで判別される。すべて「0」であれば無効と処理され
る。有効であれば、次のステップS506に進んでID
番号の照会を行なう。この処理は、マシン制御プログラ
ム321から照会処理プログラム326を起動すること
により行なわれる。即ち、該プログラムの起動によっ
て、上記ユーザーズ・ビットから取り出されたID番号
データをホスト・コンピュータ5に第2の出力ポート3
09を介して通知する。
【0160】ホスト・コンピュータ5は、通知されたI
D番号データが今回のキュー・シートに登録されている
かを照会し、その照会結果を返送する。また、ホスト・
コンピュータ5は、照会結果が「登録あり」の場合、キ
ュー・シートに関するデータ、特に、バックグラウンド
として「VTR」を指定している項目のうち、照会要求
のあったID番号に対応する項目の「VTR」の文字デ
ータをID番号に対応したVTR番号の文字データに書
き換える。この書き換えられたキュー・シートの例を図
4に示す。この図4で示す例では、項目番号4及び5に
おける各2枠目のバックグラウンドの枠表示が「VT
R]からそれぞれ「E1」及び「E2」に書き換えられ
た状態を示す。
【0161】そして、次のステップS507において、
ホスト・コンピュータ5から返送されてきた照会結果が
「登録あり」を示すものかどうかが判別される。照会結
果が「登録あり」の場合、次のステップS508に進
み、今回のID番号データをデータRAM304の所定
領域に格納する。
【0162】一方、照会結果が「登録なし」の場合、及
び上記ステップS505においてID番号データが無効
と判別された場合は、ステップS509に進む。ID番
号データが無効となる例としては、例えば、ビデオ編集
が行なわれていないビデオテープが収納されたビデオカ
セット11がビデオカートマシン21にセットされた場
合である。この場合は、ステップS509において、リ
モート・コントローラから搬送機構に対して搬出要求信
号を出力する。搬送機構は、リモート・コントローラ6
2からの搬出要求信号の入力に基づいて、セットされた
棚から今回のビデオカセット11を取り出し、更にオン
・エア用のビデオカセット11がセットされない予備の
棚に搬送してオペレータにID番号が付与されていない
ビデオカセット11がセットされたことを知らせる。オ
ペレータは、この予備の棚に搬送されたビデオカセット
11を取り出して、例えば単体の第1又は第2の送出用
VTR22A又は22Bに装着することになる。
【0163】次に、ステップS510において、リモー
ト・コントローラ62は、カートマシン21のローディ
ング機構及び搬送機構に対してビデオカセット11を元
の棚に戻すための要求信号(カセット抜き出し要求信号
及びカセット搬送要求信号)を出力する。ローディング
機構は、リモート・コントローラ62からのカセット抜
き出し要求信号の入力に基づいて、ビデオカセット11
を再生装置から抜き出し、抜き出し完了を示す信号をリ
モート・コントローラ62に返送する。搬送機構は、リ
モート・コントローラ62からのカセット搬送要求信号
の入力に基づいて、抜き出されたビデオカセット11を
元の棚まで搬送し、該棚にセットする。その後、搬送機
構は、セット完了を示す信号をリモート・コントローラ
62に返送する。
【0164】次に、ステップS511において、リモー
ト・コントローラ62は、上記搬送機構からのセット完
了を示す信号の入力に基づいて、照合テーブルの作成処
理を行なう。この照合テーブルは、ID番号と棚番号と
が一対一対応となるような配列を有するテーブル構成と
なっている。このテーブル作成処理は、マシン制御プロ
グラム321からテーブル作成プログラム322が起動
されることにより行なわれる。即ち、該プログラムの起
動によって、今回データRAM304に登録されたID
番号データと棚番号データを読み出して、データRAM
304の所定領域に作成されている照合テーブルの空い
た領域に今回のID番号データと棚番号データを一対一
対応の関係となるように格納する。
【0165】次に、ステップS512において、オン・
エア3分前かどうかの判別が行なわれる。この判別は、
ホスト・コンピュータ5からのカートマシン21にセッ
トされたビデオテープのデータ送出(オン・エア)まで
3分であることを示す指示信号と対象ビデオテープのI
D番号データが入力されたかどうかによって行なわれ
る。
【0166】上記指示信号と対象ビデオテープのID番
号データが入力された場合、次のステップS513に進
み、入力されたID番号データに対応する棚番号を照合
テーブルから検索する。この処理は、マシン制御プログ
ラム321から棚番号検出プログラム324を起動する
ことにより行なわれる。即ち、該プログラム324の起
動によって、まず、ホスト・コンピュータ5から供給さ
れたID番号データに基づいて、データRAM304内
に登録されている照合テーブルから棚番号データを検索
する。
【0167】その後、ステップS514において、検索
した棚番号データをビデオカートマシン21の搬送機構
に対して搬送要求信号と棚番号データを出力し、更にロ
ーディング機構に対してカセット装着要求信号を出力す
る。搬送機構は、供給された棚番号データに対応する棚
から該当ビデオカセットを取り出して再生装置まで搬送
し、搬送終了を示す信号をリモート・コントローラ62
に返送する。ローディング機構は、リモート・コントロ
ーラ62からのカセット装着要求信号の入力に基づい
て、ビデオカセット11を再生装置の挿入口から挿入
し、再生装置内に装着する。その後、ローディング機構
は、装着完了を示す信号をリモート・コントローラ62
に返送する。
【0168】次に、ステップS515において、リモー
ト・コントローラ62は、上記ローディング機構からの
装着完了を示す信号の入力に基づいて、再生装置に対し
て巻戻し要求信号を出力する。再生装置は、リモート・
コントローラ62からの巻戻し要求信号の入力に基づい
てビデオカセット11内のビデオテープの巻戻しを開始
する。このとき、同時にキュートラックに記録されてい
るタイムコードが再生装置のタイムコード読取り器にて
読み取られ、リモート・コントローラ62に供給され
る。
【0169】次に、ステップS516において、現在の
タイムコードが所定値であるかどうかが判別される。こ
の判別は、マシン制御プログラム321から頭出し処理
プログラム325を起動することによって行なわれる。
即ち、該プログラムの起動によって、まず、第1の入力
ポート306を介して順次入力されるタイムコードの内
容を読み出し、この内容が所定値、例えば01:00:00:00
となった時点(図23で示すプログラムが記録されてい
る先頭の部分)で、次のステップS517に進み、再生
装置に対して停止要求信号を出力する。再生装置は、リ
モート・コントローラ62からの停止信号の入力に基づ
いてビデオテープに対する巻戻し動作を停止する。この
時点で、オン・エアの対象となっているビデオテープの
頭出しが完了する。
【0170】その後、ステップS518において、ビデ
オテープの変更要求があるかどうかの判別が行なわれ
る。この変更要求は、番組を構成する項目に変更が生じ
た場合などにおいて行なわれるもので、番組項目構成表
作成装置1での項目変更に応じて、ホスト・コンピュー
タ5による変更データファイルの送出コンソールへの転
送と同時に、変更要求信号がリモート・コントローラ6
2に供給されることによって行なわれる。
【0171】このステップS518において、変更要求
があったと判別された場合、次のステップS519に進
んで、変更処理サブルーチンに入る。
【0172】変更処理サブルーチンは、図ADに示すよ
うに、まず、ステップS520において、カートマシン
21のローディング機構及び搬送機構に対して現在再生
装置に装着されているビデオカセット11を元の棚に戻
すための要求信号(カセット抜き出し要求信号及びカセ
ット搬送要求信号)を出力する。ローディング機構は、
リモート・コントローラ62からのカセット抜き出し要
求信号の入力に基づいて、ビデオカセット11を再生装
置から抜き出し、抜き出し完了を示す信号をリモート・
コントローラ62に返送する。搬送機構は、リモート・
コントローラ62からのカセット搬送要求信号の入力に
基づいて、抜き出されたビデオカセット11を元の棚ま
で搬送し、該棚にセットする。その後、搬送機構は、セ
ット完了を示す信号をリモート・コントローラ62に返
送する。
【0173】次に、ステップS521において、搬送機
構及びローディング機構に対してカセット搬送要求信号
及びカセット装着要求信号を出力する。搬送機構は、リ
モート・コントローラからのカセット搬送要求信号の入
力に基づいて、新たにセットされたビデオカセット11
をカートマシン21内の再生装置の挿入口まで搬送し、
搬送終了を示す信号をリモート・コントローラ62に返
送する。ローディング機構は、リモート・コントローラ
62からのカセット装着要求信号の入力に基づいて、ビ
デオカセット11を再生装置の挿入口から挿入し、再生
装置内に装着する。その後、ローディング機構は、装着
完了を示す信号をリモート・コントローラ62に返送す
る。
【0174】次に、ステップS522において、リモー
ト・コントローラ62は、上記ローディング機構からの
装着完了を示す信号の入力に基づいて、再生装置に対し
て再生要求信号を出力する。再生装置は、リモート・コ
ントローラ62からの再生要求信号の入力に基づいて、
ビデオカセット11に収納されている編集済みビデオテ
ープに対して情報信号の再生を行なう。再生データ中、
ID番号データが書き込まれているトラック(この例で
は、キュートラック)からの再生データは棚番号に関す
るデータとともにリモート・コントローラ62に送出さ
れる。
【0175】次に、ステップS523において、ID番
号の照会を行なう。この処理は、上述したように、マシ
ン制御プログラム321から照会処理プログラムを起動
することにより行なわれる。即ち、該プログラムの起動
によって、上記ユーザーズ・ビットから取り出されたI
D番号データをホスト・コンピュータに出力ポートを介
して通知する。ホスト・コンピュータ523は、キュー
・シートに関するデータ、特に、バックグラウンドとし
て「VTR」を指定している項目のうち、照会要求のあ
ったID番号に対応する項目の「VTR」の文字データ
をID番号に対応したVTR番号の文字データに書き換
える。
【0176】次に、ステップS524において、リモー
ト・コントローラ62は、再生装置に対して巻戻し要求
信号を出力する。再生装置は、リモート・コントローラ
62からの巻戻し要求信号の入力に基づいてビデオカセ
ット11内のビデオテープの巻戻しを開始する。このと
き、同時にキュートラックに記録されているタイムコー
ドが再生装置のタイムコード読取り器にて読み取られ、
リモート・コントローラ62に供給される。
【0177】次に、ステップS525において、現在の
タイムコードが所定値であるかどうかが判別される。こ
の判別は、マシン制御プログラム321から頭出し処理
プログラム325を起動することによって行なわれる。
即ち、該プログラム325の起動によって、まず、第1
の入力ポート306を介して順次入力されるタイムコー
ドの内容を読み出し、この内容が所定値、例えば01:00:
00:00 となった時点(図23で示すプログラムが記録さ
れている先頭の部分)で、次のステップS526に進
み、再生装置に対して停止要求信号を出力する。再生装
置は、リモート・コントローラ62からの停止信号の入
力に基づいてビデオテープに対する巻戻し動作を停止す
る。この時点で、オン・エアの対象となっているビデオ
テープの頭出しが完了する。
【0178】その後、図26のルーチンに戻り、次のス
テップS527において、リモート・コントローラ62
は、上記ビデオテープ(又は変更に係るビデオテープ)
の頭出しが完了したことを示す信号(頭出し完了信号)
を第2の出力ポート309を介して送出コンソール3の
メイン・コントローラ27に出力する。この頭出し完了
信号の入力に基づくメイン・コントローラ27の処理動
作については後述する。
【0179】次に、ステップS528において、オン・
エア指示待ちとなる。ここで、オン・エア指示は、該当
するビデオテープの映像を送出する時刻になったとき
に、オペレータが操作スイッチ41を操作することによ
って発生するトリガーパルスがメイン・コントローラ2
7に入力されることに基づいて、該メインコントローラ
27から制御信号が当該リモート・コントローラ62に
供給することによって行なわれる。
【0180】このステップS528において、オン・エ
ア指示があったと判別された場合は、次のステップS5
29に進み、再生装置に対して再生要求信号を出力す
る。再生装置は、リモート・コントローラ62からの再
生要求信号の入力に基づいて、ビデオカセット11に収
納されている頭出し済みのビデオテープに対して情報信
号の再生を行なって、該再生データを送出コンソール3
にて別に選択されたVTRスイッチャ38を介して送出
する。
【0181】次に、ステップS530において、送出終
了指示があったかどうかの判別が行なわれる。この送出
終了指示も、上記オン・エア指示と同様に、該当するビ
デオテープの映像の送出を終了させる時刻になったとき
に、オペレータが操作スイッチ41を操作することによ
って行なわれる。
【0182】このステップS530において、送出終了
指示があったと判別された場合は、次のステップS53
1に進み、この番組の放送がすべて終了したかどうかが
判別される。番組の放送が終了した場合は、このリモー
ト・コントローラ62の処理動作が終了する。一方、番
組が終了していない場合は、現在、番組放送が進行し
て、項目が順次に消化されている期間であり、次の項目
におけるビデオテープの映像送出を待機するために、上
記ステップS512に戻って、該ステップS512以降
の処理を行なう。
【0183】他方、このステップS512において、オ
ン・エア3分前の指示信号がまだ入力されていない場合
は、上記ステップS502まで戻り、カートマシン21
への次の新たなビデオカセット11のセットを待つ。
【0184】次に、単体の送出用VTR22(第1又は
第2の送出用VTR22A又は22B)にビデオカセッ
ト11が装着された場合について説明する。ここで、代
表的に第1の送出用VTR22Aを対象として該VTR
22Aとその前段に接続されたリモート・コントローラ
63の構成について図29〜図33を参照しながら説明
する。
【0185】まず、VTR22Aは、図2に示すよう
に、ビデオカセット11が装着されるVTR本体71
と、このVTR本体71の上部に設置され、かつ装着さ
れたビデオカセット11に収納されているビデオテープ
が使用される番組項目名が選択的にカラー表示される表
示パネル72とから構成されている。VTR本体71と
表示パネル72はそれぞれ個別のバスにてリモート・コ
ントローラ63に接続されている。また、表示パネル7
2は、その前面にシフトキー73,決定キー74等が配
置されている。
【0186】一方、リモート・コントローラ63は、図
30に示すように、各種プログラムが登録されたプログ
ラムROM401と、予め設定された固定データが登録
されるデータROM402と、プログラムROM401
から読み出されたプログラムの動作用領域として使用さ
れる動作用RAM403と、このリモート・コントロー
ラ63に供給されたデータ並びにプログラムにて作成さ
れた可変データが格納されるデータRAM404と、こ
れら各種回路を制御するCPU(制御回路と演算回路)
405とを有して構成されている。
【0187】上記各種回路は、CPU405から導出さ
れたデータバスDBを介して各回路間のデータの受渡し
が行なわれ、更にCPU405から導出された制御バス
(図示せず)を介してそれぞれCPU405にて制御さ
れるように構成されている。
【0188】表示パネル72及びVTR本体からのデー
タは、それぞれ第1及び第2の入力ポート406及び4
07を介してデータバスDBに供給されるようになって
おり、また、ホスト・コンピュータ5及び送出コンソー
ル3のメイン・コントローラ27からインターフェース
回路26を通して供給されるデータは、第3の入力ポー
ト408を介してデータバスDBに供給されるようにな
っている。一方、各プログラムにて生成されたデータ及
びデータRAM402に格納されたデータは、第1及び
第2の出力ポート409及び410を介して表示パネル
72に、あるいは第3の出力ポート411及びインター
フェース回路26を通してホスト・コンピュータ5又は
メイン・コントローラ27に供給されるようになってい
る。
【0189】次に、このリモート・コントローラ63の
処理動作について図31の機能ブロック図及び図32の
フローチャートに基づいて説明する。
【0190】まず、電源ONと同時に初期動作、例え
ば、リモート・コントローラ内のシステムチェックやメ
モリチェック等が行なわれ、次いで、プログラムROM
からVTRの制御を行なう手段421であるVTR制御
プログラムと、ID番号の照会を行なう手段422であ
る照会処理プログラムと、VTR本体71のビデオテー
プに対する再生動作に伴って入力される所定トラックの
再生データからID番号を検出する手段423であるI
D番号検出プログラムと、表示パネル72への表示色を
選定する手段424である表示色選定プログラムと、ビ
デオテープの頭出しを行なう手段425である頭出し処
理プログラムと、表示パネル72の各種キーに応じた処
理を行なう手段426であるキー種別処理プログラム
と、ID番号が記録されていないビデオテープの照会処
理を行なう手段427である未照会処理プログラムが読
み出されて、動作用RAM403に書き込まれると同時
に、これらプログラムの動作中において生成されたデー
タを一時的に保存するためやプログラム間のパラメータ
の受渡しなどに用いられる作業領域が動作用RAM40
3中に割り付けられる(ステップS1)。
【0191】次に、ステップS602においてVTR制
御プログラムが起動され、VTR本体にビデオカセット
が装着されたかどうかの判別が行なわれる。この判別
は、VTR本体71にビデオカセット11が装着される
ことによってVTR本体71にて発生する装着完了信号
の入力に基づいて行なわれる。
【0192】次に、ステップS603において、VTR
本体71に対して再生要求信号を出力する。VTR本体
71は、リモート・コントローラ63からの再生要求信
号の入力に基づいて、ビデオカセット11に収納されて
いる編集済みビデオテープに対して情報信号の再生を行
なう。再生データ中、ID番号データが書き込まれてい
るトラック(この例では、キュートラック)からの再生
データは、リモート・コントローラ63に送出される。
【0193】次に、ステップS604において、VTR
本体71から送られてきた再生データにID番号データ
があるかどうかの判別が行なわれる。この判別処理は、
VTR制御プログラム421からID番号検出プログラ
ム423を起動することにより行なわれる。即ち、該プ
ログラム423の起動によって、まず、第2の入力ポー
ト407を介して供給される再生データを取り込み、こ
の取り込んだ再生データのうち、タイムコードのユーザ
ーズ・ビットに書き込まれているデータを検出し、この
検出したデータが無効か有効かで判別される。すべて
「0」であれば無効と処理される。有効であれば、次の
ステップS605に進んでID番号の照会を行なう。
【0194】この処理は、VTR制御プログラム421
から照会処理プログラム422を起動することにより行
なわれる。即ち、該プログラム422の起動によって、
上記ユーザーズ・ビットから取り出されたID番号デー
タをホスト・コンピュータ5に第3の出力ポート411
を介して通知する。ホスト・コンピュータ5は、通知さ
れたID番号データが今回のキュー・シートに登録され
ているかを照会し、その照会結果を項目名データととも
に返送する。また、ホスト・コンピュータ5は、照会結
果が「登録あり」の場合、キュー・シートに関するデー
タ、特に、バックグラウンドとして「VTR」を指定し
ている項目のうち、照会要求のあったID番号に対応す
る項目の「VTR」の文字データをID番号に対応した
VTR番号の文字データに書き換える。
【0195】そして、次のステップS606において、
ホスト・コンピュータ5から返送されてきた照会結果が
「登録あり」を示すものかどうかが判別される。照会結
果が「登録あり」の場合、次のステップS607に進
み、今回のID番号データ及び返送されてきた項目名デ
ータをデータRAM404の所定領域に格納する。
【0196】一方、照会結果が「登録なし」の場合、即
ち、例えばキュー・シートから該当項目が削除された場
合は、ステップS608に進み、VTR本体71に対し
て取出し要求信号を出力する。VTR本体71は、リモ
ート・コントローラ63からの取出し要求信号の入力に
基づいて、現在装着されているビデオカセット11を抜
き出す。
【0197】他方、上記ステップS607において、I
D番号データ及び項目名データのデータRAM404へ
の格納が終了した後、次のステップS609に進み、項
目名データを選定した色データとともに表示パネル72
に出力する。この処理は、VTR制御プログラム421
から表示色選定プログラム424を起動することにより
行なわれる。即ち、該プログラム424は、上記「登録
あり」の情報に基づいて、データRAM404から項目
名データを読み出し、更にデータROM402から第1
の表示色、例えばアンバー(琥珀色)のデータを読み出
して、これらデータを第1の出力ポート409を介して
表示パネル72に出力する。
【0198】表示パネル72は、入力された項目名デー
タを前面に設置されたディスプレイ装置に表示するとと
もに、入力された表示色データに対応する色表示をおこ
なう。即ち、ディスプレイ装置には、アンバー色で項目
名が表示されることになる。
【0199】次に、ステップS610において、リモー
ト・コントローラ63は、VTR本体71に対して巻戻
し要求信号を出力する。VTR本体71は、リモート・
コントローラ63からの巻戻し要求信号の入力に基づい
てビデオカセット11内のビデオテープの巻戻しを開始
する。このとき、同時にキュートラックに記録されてい
るタイムコードがVTR本体71のタイムコード読取り
器にて読み取られ、リモート・コントローラ63に供給
される。
【0200】次に、ステップS611において、現在の
タイムコードが所定値であるかどうかが判別される。こ
の判別は、VTR制御プログラム421から頭出し処理
プログラム425を起動することによって行なわれる。
即ち、該プログラム425の起動によって、まず、第2
の入力ポート407を介して順次入力されるタイムコー
ドの内容を読み出し、この内容が所定値、例えば01:00:
00:00 となった時点(図23で示すプログラムが記録さ
れている先頭の部分)で、次のステップS612に進
み、VTR本体71に対して停止要求信号を出力する。
VTR本体71は、リモート・コントローラ63からの
停止信号の入力に基づいてビデオテープに対する巻戻し
動作を停止する。この時点で、オン・エアの対象となっ
ているビデオテープの頭出しが完了する。
【0201】一方、上記ステップS604において、I
D番号データが無効、即ち、装着されているビデオカセ
ット11内のビデオテープは放送用の編集が施されてい
ないと判別された場合は、ステップS613に進み、未
照会処理サブルーチンに入る。この場合としては、例え
ば緊急ニュースが発生して現場から持ち込まれた取材テ
ープが直接VTR本体71に装着された場合などであ
る。
【0202】この未照会処理サブルーチンは、図33に
示すように、まず、最初のステップS614において、
ホスト・コンピュータ5に対し未照会項目の確認を行な
う。この処理は、VTR制御プログラム421から未照
会処理プログラム427を起動することにより行なわれ
る。即ち、該プログラム427の起動によって、まず、
ホスト・コンピュータ5に対して確認信号を出力する。
ホスト・コンピュータ5は、リモート・コントローラ6
3から入力された確認信号に基づいて、キュー・シート
に登録されている項目から、まだID番号の照会を行な
っていない項目を番組進行順に検索する。検索の結果、
未照会の項目がある場合、検索結果とこの検索によって
抽出された項目名データを返送する。未照会の項目がな
い場合は、検索結果のみ返送する。
【0203】次に、ステップS615において、未照会
項目があるかどうかが判別される。この判別は、ホスト
・コンピュータ5から返送されてきた検索結果を判別す
ることによって行なわれる。検索結果が「項目あり」の
場合、次のステップS616に進み、検索結果とともに
返送されてきた未照会の項目名データを選定した色デー
タとともに表示パネル72に出力する。この処理は、V
TR制御プログラム421から表示色選定プログラム4
24を起動することにより行なわれる。即ち、該プログ
ラム424は、上記「ID番号無効」の情報に基づい
て、データROM402から第2の表示色、例えば緑色
のデータを読み出して、上記未照会の項目名データとと
もに表示パネル72に出力する。
【0204】表示パネル72は、入力された未照会の項
目名データを前面に設置されたディスプレイ装置に表示
するとともに、入力された表示色データに対応する色表
示をおこなう。即ち、ディスプレイ装置には、緑色で項
目名が表示されることになる。
【0205】次に、ステップS617において、「決
定」キーあるいは「シフト」キーが操作されたかどうか
の判別が行なわれる。この判別は、オペレータが表示パ
ネル72にある「決定」キー74又は「シフト」キー7
3を操作することによって、そのキー操作に応じた入力
信号がリモート・コントローラ63に供給されることに
よって判別される。
【0206】いずれかのキーを操作された場合は、次の
ステップS618に進んで、操作されたキーに応じた処
理が行なわれる。この処理は、VTR制御プログラム4
21からキー種別処理プログラム426を起動すること
により行なわれる。即ち、該プログラム426の起動に
よって、まず操作されたキーが「決定」キー74かどう
かが判別される。「決定」キー74である場合は、次の
ステップS619に進み、ホスト・コンピュータ5に対
して通知を行なう。ホスト・コンピュータ5は、疑似的
にID番号の登録があったとして、キュー・シートに関
するデータ、特に、バックグラウンドとして「VTR」
を指定している項目のうち、通知のあった項目の「VT
R」の文字データを対象のVTR番号の文字データに書
き換える。そして、リモート・コントローラ53に対し
て書換え完了を示す信号を返送する。
【0207】次に、ステップS620において、ホスト
・コンピュータからの書換え完了を示す信号の返送を待
ち、返送があった場合、次のステップS621に進み、
選定した色データを表示パネル72に出力する。この処
理は、VTR制御プログラム421から表示色選定プロ
グラム424を起動することにより行なわれる。即ち、
該プログラム424は、上記ホスト・コンピュータ5か
らの返送に基づいて、データROM402から第1の表
示色、例えばアンバー(琥珀色)のデータを読み出し
て、表示パネル72に出力する。
【0208】表示パネル72は、入力された表示色デー
タに対応する色表示を行なう。即ち、ディスプレイ装置
において緑色に表示されていた項目名が、アンバー色で
表示されることになる。
【0209】次に、ステップS622において、VTR
本体71からの頭出し完了を待つ。この未照会の項目に
関しては、ビデオ編集が行なわれていないことから、頭
出し処理プログラム425による頭出しを行なうことが
できない。従って、この場合、オペレータが直接手動で
頭出しを行なうことになる。オペレータは、VTR本体
71に装着されているビデオカセット11内のビデオテ
ープに対する頭出しが完了したとき、頭出し完了を示す
キーを操作する。この操作によって、リモート・コント
ローラ63に頭出し完了信号が供給されることになる。
【0210】一方、上記ステップS618において、
「決定」キー74ではなく「シフト」キー73であるこ
とが判別された場合は、再度ステップS614以降の処
理に戻り、ホスト・コンピュータ5から次の未照会項目
に関するデータを返送してもらい、「決定」キー74が
操作されるまでステップS614〜ステップS618の
処理を繰り返す。
【0211】他方、上記ステップS615において、検
索結果が「項目なし」の場合は、強制的にオペレータが
VTR本体71に対して再生操作を行い、手動での映像
送出を行ない強制終了となる。
【0212】次に、図32のルーチンに戻り、上記ステ
ップS612又は図33のステップS622において、
ビデオテープに対する頭出しが終了した場合は、次のス
テップS624に進み、オン・エア指示があったかどう
かが判別される。ここで、オン・エア指示は、上述した
ように、該当するビデオテープの映像を送出する時刻に
なったときに、オペレータが操作スイッチ41を操作す
ることによって発生するトリガーパルスがメイン・コン
トローラ27に入力されることに基づいて、該メイン・
コントローラ27から制御信号が当該リモート・コント
ローラ63に供給することによって行なわれる。
【0213】このステップS624において、オン・エ
ア指示があったと判別された場合は、次のステップS6
25に進み、再生装置に対して再生要求信号を出力す
る。再生装置は、リモート・コントローラ63からの再
生要求信号の入力に基づいて、ビデオカセット11に収
納されている頭出し済みのビデオテープに対して情報信
号の再生を行なって、該再生データを送出コンソール3
にて別に選択されたVTRスイッチャ38を介して送出
する。
【0214】次に、ステップS626において、送出終
了指示があったかどうかの判別が行なわれる。この送出
終了指示も、上記オン・エア指示と同様に、該当するビ
デオテープの映像の送出を終了させる時刻になったとき
に、オペレータが操作スイッチ41を操作することによ
って行なわれる。
【0215】このステップS626において、送出終了
指示があったと判別された場合は、次のステップS62
7に進み、VTR本体71に対して停止要求信号を出力
する。VTR本体71は、リモート・コントローラ63
からの停止要求信号の入力に基づいて、ビデオテープの
再生動作を停止し、このリモート・コントローラ63及
び送出用VTR22での処理が終了する。
【0216】このように、ICカードに登録されたID
番号に基づいてビデオテープを管理するシステムにおい
ては、ビデオ編集装置2にて編集されたビデオテープが
収納されたビデオカセット11をビデオカートマシン2
1や単体の第1又は第2の送出用VTR22A又は22
Bに装着することにより、ビデオカートマシン21とそ
のリモート・コントローラ62若しくはホスト・コンピ
ュータ5、あるいは送出用VTR22A及び22Bとリ
モート・コントローラ63及び64若しくはホスト・コ
ンピュータ5とのデータのやりとりが行なわれ、カート
マシン21の場合は、その中に収納されている再生装置
に一度ビデオカセット11を装着した後、ビデオテープ
を再生して、ビデオテープの所定トラックに記録されて
いるID番号を読み、予め作成されたキュー・シートを
参照してID番号の照会を行い、何番目に送出されるべ
きビデオテープであるかが特定される。
【0217】一方、単体の送出用VTR22の場合は、
ID番号の照会を行なった結果として、VTR本体71
に併設された表示パネル72に項目名が色分け表示され
る。
【0218】また、このとき、所定トラックに記録され
ているタイムコードに基づいて、ビデオテープの頭出し
を行い、カートマシン21又は送出用VTR22をスタ
ンバイさせる。こうして送出するVTRが特定される
と、そのVTR番号がキュー・シート上に反映されるこ
とになる。
【0219】更に、ここで、送出順番を変更する指示が
送られてきた場合は、カートマシン21においては、自
動的にビデオカセット11の入れ替えを行い、自動送出
を実行するとともに、キュー・シート上にVTR番号の
書き換えを行なう。
【0220】ところで、実際のニュース送出では、時間
の関係によって取材テープの編集を行なわずに送出した
り、他の部門で編集したビデオテープの映像を送出する
ことが行なわれる。この場合は、ビデオテープ上にID
番号が記録されないため、ID番号照会による自動送出
ができなくなる。
【0221】しかし、上記システムにおいては、上記の
ようにID番号が記録されていないビデオテープが収納
されたビデオカセット11を単体の送出用VTR22に
装着することにより、自動送出が可能となる。即ち、リ
モート・コントローラ63又は64は、送出用VTR2
2にビデオカセット11が装着されたことを検知して、
ビデオテープ上に記録されたID番号を読みにいく。と
ころが、ビデオテープには、ID番号が記録されていな
いため、ID番号を読めず、頭出しもできない。
【0222】そこで、上記システムにおいては、予め作
成したキュー・シートを参照し、ID番号がまだ照会さ
れていない項目をチェックする。そして、このチェック
によって検索された未照会項目の項目名を送出VTRの
表示パネルに色分け表示して、「どの項目で送出するビ
デオテープであるのか?」の選択をオペレータに促す。
順次表示された項目名の中から、オペレータがテープの
映像を送出する項目を選択すると、ホスト・コンピュー
タ5は、送出用VTRに装着されたビデオカセット11
のビデオテープを、選択された項目のビデオテープとし
て認識し、そのVTR番号をキュー・シートに反映す
る。
【0223】オペレータは、その後、ビデオテープの頭
出しを手動で行なっておくだけで、オン・エア時に送出
が実行される。
【0224】このように、上記システムにおいては、ど
のVTR又はカートマシンのどの棚にビデオカセット1
1を入れるか、といったことは全く気にすることなく、
スケジュールされた通りに確実な送出が行えるととも
に、急な送出順番の変更も自動的に行なうため、すばや
い対応が保証される。また、ID番号が記録されていな
いビデオテープについても、簡単な操作で項目を決定
し、頭出しするだけで、あたかもこのビデオテープにI
D番号が書き込まれた編集済みのビデオテープであるか
のごとく、その自動送出が可能となる。
【0225】また、ビデオ編集時にID番号がビデオテ
ープの所定トラックに記録され、このID番号の照会に
よって送出順番を自動的に決定するようにしているた
め、ビデオテープ又は該ビデオテープを収納したビデオ
カセット11に識別のためのバーコード・ラベル等を貼
付する必要がなくなり、オペレータの送出作業を簡略化
させることができる。
【0226】なお、上記例においては、ビデオテープに
ID番号データを記録するための記録媒体としてICカ
ード10を用いたが、その他フロッピー・ディスクや光
磁気ディスクその他の記録媒体を用いることができる。
【0227】また、ID番号を記録する対象素材とし
て、ビデオテープを例にとって説明したが、その他光磁
気ディスク等の書込み可能な光ディスクでもよい。
【0228】次に、送出コンソール3の具体的構成、特
にキュー・シートの表示形態を主体とした具体的構成に
ついてホスト・コンピュータ5の動作と併せて図34〜
図44を参照しながら説明する。
【0229】まず、ホスト・コンピュータ5は、番組項
目構成表作成装置1にて作成され、外部記憶装置6に格
納された番組項目表のデータファイル群及び項目構成表
のデータファイル群から3分後にオン・エアされる番組
に関する番組項目表のデータファイル及び項目構成表の
データファイルを読み出して、その番組に適合したキュ
ー・シートの画面表示データを作成するとともに、キュ
ー・シートを構成するバックグラウンド等の各種データ
から、オペレータが操作する操作スイッチ41からのト
リガーパルスの入力タイミングに応じて番組進行に準じ
た被制御機器への制御信号の送り先のテーブルデータ
(制御用テーブルデータ)を作成する。
【0230】その後、ホスト・コンピュータ5は、上記
作成したキュー・シートの画像表示データとテーブルデ
ータをLANを通して送出コンソール3に転送する。
【0231】送出コンソール3は、ホスト・コンピュー
タ5からの上記キュー・シートの画像表示データとテー
ブルデータをインターフェース回路26を通じて取り込
むことになる。この送出コンソール3は、図34に示す
ように、キーボードやマウス及びジョイ・スティックな
どの入力手段25と、各種プログラムが登録されたプロ
グラムROM501と、予め設定された固定データが登
録されるデータROM502と、プログラムROM50
1から読み出されたプログラムの動作用領域として使用
される動作用RAM503と、入力手段25からの数値
データや文字データ並びにプログラムにて作成された可
変データが格納されるデータRAM504と、データR
AM504に格納されたデータを画像データに変換する
画像処理回路505と、画像処理回路505からの画像
データをアナログの映像信号に変換して後段のモニタ5
06に送出してモニタ画面上に画像データに基づく映像
を表示させる映像出力回路507と、これら各各種回路
を制御するCPU(制御回路と演算回路)508とを有
して構成されている。ここで、上記画像処理回路50
5、映像出力回路507及びモニタ506にて表示手段
509が構成される。
【0232】上記各種回路は、CPU508から導出さ
れたデータバスDBを介して各回路間のデータの受渡し
が行なわれ、更にCPU508から導出された制御バス
(図示せず)を介してそれぞれCPU508にて制御さ
れるように構成されている。
【0233】入力手段25からの入力データは、第2の
入力ポート511を介してデータバスDBに供給される
ようになっており、また、ホスト・コンピュータ5から
LAN及びインターフェース回路26を介して転送され
たキュー・シートに関するデータやアンサーデータ並び
に被制御機器群4からシリアルバス及びインターフェー
ス回路26を介して転送されたトリガーパルスやアンサ
ーデータは、第1の入力ポート510を介してデータバ
スDBに供給されるようになっている。
【0234】一方、データRAM504に格納されたデ
ータは、第1の出力ポート512を介して画像処理回路
505に供給されるようになっており、また、各種プロ
グラムにて作成された被制御機器群4に対する制御デー
タ及びホスト・コンピュータ5への問合わせデータは、
第2の出力ポート513及びインターフェース回路26
を介して出力されるようになっている。
【0235】また、第1の入力ポート510とデータバ
スDB間には第1の入力ポート510に供給された被制
御機器群4の特に局内時計42と接続されたリモート・
コントローラ65からの基準時計信号を計数するカウン
タ514が接続されている。
【0236】次に、この送出コンソール3の特にキュー
・シート表示の処理動作について図35の機能ブロック
図及び図37のフローチャートに基づいて説明する。
【0237】まず、電源ONと同時に初期動作、例え
ば、装置内のシステムチェックやメモリチェック等が行
なわれる(ステップS701)。その後、プログラムR
OM501からキュー・シートの表示データの処理手段
521であるデータ処理プログラム521と、カウンタ
514からの計数値に基づいて実際に合図を出した現在
時刻(実時刻)を計算する手段522である実時刻計算
プログラムと、項目の予定開始時刻と実時刻との誤差時
間を計算する手段523である誤差時間計算プログラム
と、誤差時間を「遅れ」と「進み」で色分け表示する手
段524である誤差時間表示プログラムと、誤差時間に
応じたメッセージ表示データを出力する手段525であ
るメッセージ処理プログラムと、誤差時間に応じて項目
の移動表示を行なう手段526である項目移動プログラ
ムと、後述するクッション項目を誤差時間に応じて、項
目時間を変更表示し、更にその表示枠を伸縮表示させる
手段527であるクッション項目処理プログラムと、表
示されているキュー・シートをシフト表示させる手段5
28であるシフト表示プログラムと、上記データ処理プ
ログラム521と時分割方式にて実行され、被制御機器
群4からの応答に従ってキュー・シート上のバックグラ
ウンド枠内の背景色を選定して表示する手段529であ
るバックグラウンド(BG)色表示プログラムとが読み
出されて、動作用RAM503に書き込まれると同時
に、これらプログラムの動作中において生成されたデー
タを一時的に保存するためやプログラム間のパラメータ
の受渡しなどに用いられる作業領域が動作用RAM50
3中に割り付けられる。
【0238】ここで、上記クッション項目について説明
すると、このクッション項目は、アナウンサーのアドリ
ブ的なしゃべり等を送出する項目であり、コマーシャル
放送項目などの確定項目の前に予め配置され、番組進行
の遅れや進みに応じて、その項目時間を短くしたり長く
したりして、後の確定項目の放送開始時刻がずれないよ
うに調整する項目である。
【0239】そして、上記プログラムの書込みが済んだ
時点で、データ処理プログラム521とBG色表示プロ
グラム529が起動される。ここでは、最初にデータ処
理プログラム521の動作について説明し、その後、B
G色表示プログラム529の動作を説明する。
【0240】データ処理プログラム521は、ステップ
S702において、ホスト・コンピュータ5からのオン
・エア3分前におけるキュー・シートに関するデータの
転送待ちとなる。転送があった場合、次のステップS7
03に進み、ホスト・コンピュータ5から転送されてき
たキュー・シートに関するデータをデータRAM504
に格納し、次のステップS704において、キュー・シ
ートに関するデータのうち、表示データを第1の出力ポ
ート512を介して画像処理回路505に供給し、表示
手段509を介してモニタ506上にキュー・シートを
表示する。
【0241】次に、ステップS705において、ホスト
・コンピュータ5からのオン・エア指示待ちとなる。オ
ン・エア指示があった場合、次のステップS706に進
み、トリガーパルスの入力待ちとなる。このトリガーパ
ルスは、オペレータが各項目の送出開始の合図のかわり
に操作スイッチ41を操作することによって発生し、操
作スイッチ41のモート・コントローラ61からシリア
ルバスを介してこの送出コンソール3のメイン・コント
ローラ27に供給される。
【0242】トリガーパルスが入力されると、次のステ
ップS707に進み、現在終了項目があるかどうかが判
別される。終了項目があった場合、次のステップS70
8に進んで、現在表示されているキュー・シート画面に
当該終了項目が表示されているかどうかが判別される。
当該終了項目が表示されている場合は、次のステップS
709に進み、表示されているキュー・シート画面を横
方向にシフト表示させる。この処理は、データ処理プロ
グラム521からシフト表示プログラム528を起動す
ることにより行なわれる。
【0243】即ち、まず、データRAM504に格納さ
れているキュー・シートの表示データから当該終了項目
に関する表示データを無効にし、表示されていない次の
項目に関する表示データを有効にして、このキュー・シ
ートに関する表示データを表示手段509を介してモニ
タ506上に表示する。これによって、モニタ画面に
は、左端に位置していた終了項目が削除されて、表示さ
れていなかった次の項目が右端に表示されることにな
る。
【0244】次に、ステップS710において、合図を
出した実際の現在時刻(実時刻)Nを算出する。この処
理は、データ処理プログラム521から実時刻計算プロ
グラム522を起動することにより行なわれる。即ち、
該プログラム522の起動によって、カウンタ514内
の値が読み出され、この計数値に基づいて現在時刻を算
出する。このカウンタ514は、リモート・コントロー
ラ65を介して供給される局内時計42からの基準時計
信号のパルスを計数するため、この計数値から簡単に現
在時刻(実時刻)を割り出すことができる。
【0245】次に、ステップS711において、合図対
象の項目における予定開始時刻MをデータRAM504
から読み出す。その後、次のステップS712におい
て、上記読み出した予定開始時刻Mから実時刻Nを差し
引いて誤差時間を求める(M−N)。この誤差時間デー
タはデータRAMの所定領域に格納される。この処理
は、データ処理プログラム521から誤差時間計算プロ
グラム523を起動することにより行なわれる。
【0246】次に、ステップS713において、予定開
始時刻と現在時刻との間に誤差があるかどうかが判別さ
れる。この判別は、X≠0かX=0かで行なわれる。X
≠0である場合、即ち、誤差がある場合は、次のステッ
プS714に進み、現在、予定開始時刻に対して「遅
れ」が生じているか、又は「進み」が生じているかが判
別される。この判別は、X<0かX>0かで行なわれ
る。X<0である場合、即ち、予定開始時刻に対して
「遅れ」が生じている場合は、次のステップS715に
進み、オペレータが報知手段(報知用スピーカ,報知用
モニタ,アナウンサの耳に装着されるイヤホーン等)3
1を介してスタジオ内のアナウンサや進行係りに遅れ時
間を知らせる。その後、ステップS716において遅れ
処理サブルーチンに入る。
【0247】この遅れ処理サブルーチンは、図38に示
すように、まず、ステップS717において、誤差時間
を表示する。この処理は、データ処理プログラム521
から誤差時間表示プログラム524を起動することによ
り行なわれる。即ち、該プログラム524の起動によっ
て、データRAM504から誤差時間データを読み出
し、この誤差時間データを「遅れ」を示す文字データと
ともに、画像処理回路505に出力して、現在表示され
ているキュー・シートの右上にある誤差時間表示エリア
Z51に、誤差時間を示す数値と「遅れ」の文字を表示
させる。
【0248】次に、ステップS718において、データ
ROM502から遅れを示す色表示データ、この例では
赤色データを読み出し、該データを画像処理回路505
に出力して、上記誤差時間表示エリアZ51の背景を赤
色に表示させる。
【0249】次に、制御をデータ処理プログラム521
に移し、次のステップS719以降の処理を行なう。こ
の処理については、図41のキュー・シートの概略図に
基づいて説明を行なう。まず、ステップS719におい
て、データRAM504から次のクッション項目bの項
目時間Bを読み出す。その後、ステップS720におい
て、データRAM504からクッション項目一つ前の項
目aの項目時間Aを読み出す。ここで、各時間の単位を
秒として説明を行なう。
【0250】次に、図39に示すステップS721にお
いて、X≠Bであるかどうかが判別される。X≠Bであ
る場合は、次のステップS722において、X>Bであ
るかどうかが判別される。一方、X=Bである場合はス
テップS723に進み、パラメータPとして「2」が定
義される。
【0251】上記ステップS722において、X>Bで
ある場合は、次のステップS724において、X≠(A
+B)であるかどうかが判別される。一方、X<Bであ
る場合はステップS725に進み、パラメータPとして
「1」が定義される。
【0252】上記ステップS724において、X≠(A
+B)である場合は、次のステップS726において、
X<(A+B)であるかどうかが判別される。一方、X
=(A+B)である場合はステップS727に進み、パ
ラメータPとして「4」が定義される。
【0253】上記ステップS726において、X<(A
+B)である場合はステップS728に進み、パラメー
タPとして「3」が定義される。一方、X>(A+B)
である場合はステップS729に進み、パラメータPと
して「5」が定義される。
【0254】次に、ステップS730において、メッセ
ージ表示及びクッション項目の変更処理サブルーチンに
入る。
【0255】このサブルーチンは、図40に示すよう
に、定義されたパラメータPの数値に基づいて、メッセ
ージ表示及びクッション項目の変更を行なう。即ち、ま
ず、ステップS801において、パラメータPの数値に
応じたメッセージを表示する。具体的には、パラメータ
Pが「1」の場合(遅れ時間XがB秒より小さい場
合)、「クッションは(B−X)秒です」というメッセ
ージを表示する。同様に、パラメータPが「2」の場合
(遅れ時間XがB秒の場合)、「クッションは0秒で
す」というメッセージを表示し、パラメータPが「3」
の場合(遅れ時間XがB秒より大きく(A+B)秒より
小さい場合)、「項目aは(X−B)秒放送できませ
ん。項目aを移動しますか?」というメッセージを表示
し、パラメータPが「4」の場合(遅れ時間Xが(A+
B)秒の場合)、「項目aはすべて放送できません。項
目aを移動しますか?」というメッセージを表示し、パ
ラメータPが「5」の場合(遅れ時間Xが(A+B)秒
より大きい場合)、「項目kは(X−(A+B))秒放
送できません。項目k及びaを移動しますか?」という
メッセージを表示する。
【0256】これらの処理は、データ処理プログラム5
21からメッセージ処理プログラム525を起動するこ
とにより行なわれる。即ち、該プログラム525の起動
によって、データROM502に登録されている遅れ用
メッセージデータテーブルからパラメータPをインデッ
クスとして該当するメッセージデータを読み出し、該メ
ッセージデータを画像処理回路505に出力することに
より、図4に示すように、現在表示されているキュー・
シートの右下にあるメッセージ表示エリアZ52に、該
当するメッセージを表示させる。
【0257】次に、ステップS802において、パラメ
ータの内容が項目移動を対象とした値(この遅れ処理に
おいては、P≧3)かどうかが判別される。パラメータ
Pの値がP≧3である場合、次のステップS803に進
み、キー入力待ちとなる。キー入力があった場合、次の
ステップS804において、移動を示すキー入力である
かどうかが判別される。移動を示すキー入力であれば、
次のステップS805に進み、該当項目の移動を行な
う。この処理は、データ処理プログラム521から項目
移動プログラム526を起動することにより行なわれ
る。即ち、該プログラム526の起動によって、データ
RAM504に格納されているキュー・シートに関する
表示データ及び制御データのうち、パラメータPの値が
3又は4であれば項目aに関するデータを、パラメータ
Pの値が5であれば項目k及び項目aに関するデータを
確定項目の後ろに移動させる。その後に、移動が完了し
た表示データを画像処理回路505に出力して、再度キ
ュー・シートをモニタ506の画面に表示させる。この
とき、モニタ506に表示されるキュー・シートの内容
は、項目a(あるいは項目k及びa)が確定項目の前で
はなくその後ろに配置されたものとなる。
【0258】次に、ステップS806において、現在表
示されているキュー・シートの右下にあるメッセージ表
示エリアZ52に、今度は、項目移動に伴うメッセージ
を表示する。即ち、パラメータPが「3」の場合、「ク
ッションは(A−(X−B))秒です」というメッセー
ジを表示する。同様に、パラメータPが「4」の場合、
「クッションは0秒です」というメッセージを表示し、
パラメータPが「5」の場合、「クッションは(K−
(X−(A+B)))秒です」というメッセージを表示
する。これらの処理も、上記と同様に、データ処理プロ
グラム521からメッセージ処理プログラム525を起
動することにより行なわれる。
【0259】次に、ステップS807において、クッシ
ョン項目の変更処理を行なう。この処理は、データ処理
プログラム521からクッション項目処理プログラム5
27を起動することにより行なわれる。即ち、該プログ
ラム527の起動によって、まず、クッション項目の項
目時間が、上記ステップS804において、移動要求が
あった場合は、移動後のクッション項目の時間に、移動
要求がなかった場合は、移動前のクッション項目の時間
にそれぞれ変更される。
【0260】即ち、移動要求があった場合において、パ
ラメータが「1」の場合は(B−X)秒に、パラメータ
が「2」の場合は0秒に、パラメータが「3」の場合は
A−(X−B)秒に、パラメータが「4」の場合は0秒
に、パラメータが「5」の場合はK−(X−(A+
B))秒にそれぞれ変更され、移動要求がなかった場合
において、パラメータが「1」の場合は(B−X)秒
に、パラメータが「2」の場合は0秒に、パラメータが
「3」の場合は−(X−B)秒に、パラメータが「4」
の場合は−A秒に、パラメータが「5」の場合は−(X
−B)秒にそれぞれ変更される。
【0261】次に、ステップS808において、データ
RAM504に格納されているクッション項目の枠表示
データを、クッション項目の変更時間に応じて伸縮させ
たデータにし、更に、データRAM504に格納されて
いるクッション項目の項目時間の表示データを変更時間
データに書き換える。そして、これら変更したクッショ
ン項目に関する表示データを画像処理回路505に出力
する。これによって、図41で示すクッション項目の項
目時間表示エリアZ53に変更時間が表示され、更に、
表示枠Z54が変更時間に応じて横方向に伸縮して表示
されることになる。一方、変更時間が0又は負の値であ
れば、当該クッション項目のデータを無効にする。これ
によって、表示されているキュー・シートから当該クッ
ション項目の表示が消去された表示形態となる。
【0262】一方、ステップS804において移動要求
のキー入力でなかった場合、あるいは上記ステップS8
02においてパラメータが「1」又は「2」である場合
は、直接ステップS807以降の処理に進んで、クッシ
ョン項目の変更処理を行なう。
【0263】そして、図36の処理ルーチンに戻り、ス
テップS714において、X>0で「進み」と判別され
た場合は、ステップS731に進み、オペレータが報知
手段(報知用スピーカ,報知用モニタ,アナウンサの耳
に装着されるイヤホーン等)31を介してスタジオ内の
アナウンサや進行係りに進み時間を知らせる。その後、
ステップS732において進み処理サブルーチンに入
る。
【0264】この進み処理サブルーチンは、図42に示
すように、まず、ステップS733において、誤差時間
を表示する。この処理は、データ処理プログラム521
から誤差時間表示プログラム524を起動することによ
り行なわれる。即ち、該プログラム524の起動によっ
て、データRAM504から誤差時間データを読み出
し、この誤差時間データを「進み」を示す文字データと
ともに、画像処理回路505に出力して、図4に示すよ
うに、現在表示されているキュー・シートの右上にある
誤差時間表示エリアZ51に、誤差時間を示す数値と
「進み」の文字を表示させる。
【0265】次に、ステップS734において、データ
ROM502から進みを示す色表示データ、この例では
緑色データを読み出し、該データを画像処理回路505
に出力して、上記誤差時間表示エリアZ51の背景を緑
色に表示させる。
【0266】次に、制御をデータ処理プログラム521
に移し、次のステップS735以降の処理を行なう。こ
の処理についても、図41のキュー・シートの概略図に
基づいて説明を行なう。まず、ステップS735におい
て、データRAM504から次のクッション項目bの項
目時間Bを読み出す。次にステップS736において、
データRAM504から確定項目の次の項目cの項目時
間Cを読み出す。その後、ステップS737において、
データRAM504から項目cの次の項目dの項目時間
Dを読み出す。ここで、各時間の単位を秒として説明を
行なう。
【0267】次に、図43に示すステップS738にお
いて、X≠Cであるかどうかが判別される。X≠Cであ
る場合は、次のステップS739において、X>Cであ
るかどうかが判別される。一方、X=Cである場合はス
テップS740に進み、パラメータPとして「2」が定
義される。
【0268】上記ステップS739において、X>Cで
ある場合は、次のステップS741において、X≠(C
+D)であるかどうかが判別される。一方、X<Cであ
る場合はステップS742に進み、パラメータPとして
「1」が定義される。
【0269】上記ステップS741において、X≠(C
+D)である場合は、次のステップS743において、
X<(C+D)であるかどうかが判別される。一方、X
=(C+D)である場合はステップS744に進み、パ
ラメータPとして「4」が定義される。
【0270】上記ステップS743において、X<(C
+D)である場合はステップS745に進み、パラメー
タPとして「3」が定義される。一方、X>(C+D)
である場合はステップS746に進み、パラメータPと
して「5」が定義される。
【0271】次に、ステップS747において、メッセ
ージ表示及びクッション項目の変更処理サブルーチンに
入る。
【0272】このサブルーチンは、上記図40で示した
処理と同じ処理を行なうため、その処理動作を図40に
基づいて説明する。まず、ステップS801において、
パラメータの数値に応じたメッセージを表示する。具体
的には、パラメータPが「1」の場合(進み時間YがC
秒より小さい場合)、「クッションは(B+Y)秒で
す」というメッセージを表示する。同様に、パラメータ
Pが「2」の場合(進み時間YがC秒の場合)、「クッ
ションはB秒です。項目cを移動しますか?」というメ
ッセージを表示し、パラメータPが「3」の場合(進み
時間YがC秒より大きく(C+D)秒より小さい場
合)、「クッションは(B+Y)秒です。項目cを移動
しますか?」というメッセージを表示し、パラメータP
が「4」の場合(進み時間Yが(C+D)秒の場合)、
「クッションは(B+C+D)秒です。項目c及びdを
移動しますか?」というメッセージを表示し、パラメー
タPが「5」の場合(進み時間Yが(C+D)秒より大
きい場合)、「クッションはY秒です。項目c,d及び
jを移動しますか?」というメッセージを表示する。
【0273】これらの処理は、データ処理プログラム5
21からメッセージ処理プログラム525を起動するこ
とにより行なわれる。即ち、該プログラム525の起動
によって、データROM502に登録されている進み用
メッセージデータテーブルからパラメータPをインデッ
クスとして該当するメッセージデータを読み出し、該メ
ッセージデータを画像処理回路505に出力することに
より、図4に示すように、現在表示されているキュー・
シートの右下にあるメッセージ表示エリアZ52に、該
当するメッセージを表示させる。
【0274】次に、ステップS802において、パラメ
ータPの内容が項目移動を対象とした値(この進み処理
においては、P≧2)かどうかが判別される。パラメー
タPの値がP≧2である場合、次のステップS803に
進み、キー入力待ちとなる。キー入力があった場合、次
のステップS804において、移動を示すキー入力であ
るかどうかが判別される。移動を示すキー入力であれ
ば、次のステップS805に進み、該当項目の移動を行
なう。
【0275】この処理は、データ処理プログラム521
から項目移動プログラム526を起動することにより行
なわれる。即ち、該プログラム526の起動によって、
データRAM504に格納されているキュー・シートに
関する表示データ及び制御データのうち、パラメータP
の値が2又は3であれば項目aに関するデータを、パラ
メータPの値が4であれば項目c及び項目dに関するデ
ータを、パラメータPの値が5であれば項目c,項目d
及び項目jに関するデータを確定項目のクッション項目
bの前に移動させる。その後に、移動が完了した表示デ
ータを画像処理回路505に出力して、再度キュー・シ
ートをモニタ506の画面に表示させる。このとき、モ
ニタに表示されるキュー・シートの内容は、項目c(あ
るいは項目c及びd、あるいは項目c,d及びj)が確
定項目の後ろではなく、クッション項目の前に配置され
たものとなる。
【0276】次に、ステップS806において、現在表
示されているキュー・シートの右下にあるメッセージ表
示エリアZ52に、今度は、項目移動に伴うメッセージ
を表示する。即ち、パラメータPが「2」の場合、「ク
ッションはB秒です」というメッセージを表示する。同
様に、パラメータPが「3」の場合、「クッションは
(Y−C)+B秒です」というメッセージを表示し、パ
ラメータPが「4」の場合、「クッションはB秒です」
というメッセージを表示し、パラメータPが「5」の場
合、「クッションはB−(C+D+J−Y)秒です」と
いうメッセージを表示する。これらの処理も、上記と同
様に、データ処理プログラム521からメッセージ処理
プログラム525を起動することにより行なわれる。
【0277】次に、ステップS807において、クッシ
ョン項目の変更処理を行なう。この処理は、データ処理
プログラム521からクッション項目処理プログラム5
27を起動することにより行なわれる。即ち、該プログ
ラム527の起動によって、まず、クッション項目の項
目時間が、上記ステップS804において、移動要求が
あった場合は、移動後のクッション項目の時間に、移動
要求がなかった場合は、移動前のクッション項目の時間
にそれぞれ変更される。
【0278】即ち、移動要求があった場合において、パ
ラメータが「1」の場合は(Y+B)秒に、パラメータ
が「2」の場合はB秒に、パラメータが「3」の場合は
(Y−C)+B秒に、パラメータが「4」の場合はB秒
に、パラメータが「5」の場合はB−(C+D+J−
Y)秒にそれぞれ変更され、移動要求がなかった場合に
おいて、パラメータが「1」の場合はY+B秒に、パラ
メータが「2」の場合はB+C秒に、パラメータが
「3」の場合はY+B秒に、パラメータが「4」の場合
はB+C+D秒に、パラメータが「5」の場合はY秒に
それぞれ変更される。
【0279】次に、ステップS808において、データ
RAM504に格納されているクッション項目の枠表示
データを、クッション項目の変更時間に応じて伸縮させ
たデータにし、更に、データRAM504に格納されて
いるクッション項目の項目時間の表示データを変更時間
データに書き換える。そして、これら変更したクッショ
ン項目に関する表示データを画像処理回路505に出力
する。これによって、図41で示すクッション項目の項
目時間表示エリアZ53に変更時間が表示され、更に、
表示枠Z54が変更時間に応じて横方向に伸縮して表示
されることになる。
【0280】一方、ステップS804において移動要求
のキー入力でなかった場合、あるいは上記ステップS8
02においてパラメータが「1」である場合は、直接ス
テップS807以降の処理に進んで、クッション項目の
変更処理を行なう。
【0281】そして、図36の処理ルーチンに戻り、次
のステップSにおいて、番組終了であるかが判別され
る。番組が終了していない場合は、ステップS706以
降の処理に戻る。一方、番組が終了した場合は、この処
理ルーチンも終了することになる。
【0282】次に、BG色表示プログラム529の処理
動作について図44のフローチャートを参照しながら説
明する。
【0283】このプログラム529は、まず、ステップ
S901において、データROM502から半透明のグ
レー表示データを読み出し、該データを画像処理回路5
05に出力して、現在表示されているキュー・シートの
全てのバックグラウンドの枠内におけるカラー表示を半
透明のグレー表示にする。この表示処理によって、例え
ば図4のキュー・シートの表示例で示すと、バックグラ
ウンドの各枠内に表示されているアナウンサーの絵表示
やVTR番号等の英数字表示の前面に、半透明のグレー
がかかった表示形態となる。
【0284】次に、ステップS902において、ホスト
・コンピュータ5からのオン・エア指示待ちとなる。オ
ン・エア指示があった場合、次のステップS903に進
み、トリガーパルスの入力待ちとなる。
【0285】トリガーパルスが入力されると、次のステ
ップS904に進み、現在送出中の項目におけるバック
グラウンドの枠のカラー表示を赤色とする。即ち、デー
タROM502から赤色表示データを読み出し、該デー
タを画像処理回路505に出力して、現在送出中のバッ
クグラウンドにおける枠のカラー表示を赤色表示にす
る。
【0286】次に、ステップS905において、被制御
機器群4からの応答があったかどうかの判別が行なわれ
る。この被制御機器群4からの応答は、例えば、放送用
カメラ32への合図、例えば図4で示すキュー・シート
でみると、項目4における放送用カメラ32への指示、
この例では記号C1−4となっており、これは、第1カ
メラへのショット番号4を示すものである。ショット番
号は、例えば番号1がパン、番号2がティルト、番号3
がズーム、番号4がフォーカス等を示すものである。
【0287】従って、この場合は、第1カメラに対し、
男性アナウンサーへのフォーカスショットを指示するも
のである。そして、この項目4を操作スイッチ41の操
作によって合図を送ると、操作スイッチ41の操作に基
づいて、リモート・コントローラ61からトリガーパル
スがメイン・コントローラ27に入力され、メイン・コ
ントローラ27は、トリガーパルスとキュー・シートの
制御データに基づいて、放送用カメラ32に対してC1
ー4を示す制御信号を出力する。放送用カメラの第1カ
メラが男性アナウンサーに対するフォーカスショット動
作を終わらした段階でこの第1カメラから応答信号がメ
イン・コントローラ27に入力されることになる。
【0288】その他、ビデオカートマシン21や単体の
送出用VTR22においては、図26のフローチャート
におけるステップS527で示す頭出し完了信号がメイ
ン・コントローラ27からの制御信号に対する応答とし
てメイン・コントローラ27に入力されることになる。
【0289】また、スーパーインポーズ要求においてス
ーパーの文字列を出力した時点で、該当機器のリモート
・コントローラから応答がメイン・コントローラ27に
入力されることになる。
【0290】このステップS905においては、被制御
機器群4にて出力された応答信号のメイン・コントロー
ラ27への入力に基づいて、「応答有り」を判別する。
【0291】応答信号の入力があった場合、次のステッ
プS906に進み、応答のあった被制御機器に対応する
項目のバックグラウンドの枠内におけるカラー表示を半
透明の白表示にする。この表示処理によって、例えば図
4のキュー・シートの表示例で示すと、バックグラウン
ドの各枠内に表示されているアナウンサーの絵表示やV
TR番号等の英数字表示の前面が半透明の白色がかった
表示形態となる。
【0292】次に、ステップS907において、番組終
了であるかが判別される。番組が終了していない場合
は、ステップS903以降の処理に戻って、トリガーパ
ルスの入力待ちとなり、番組が終了した場合は、この処
理ルーチンも終了することになる。
【0293】このように、上記送出コンソールにおいて
は、局内時計からの基準時計信号をカウンタに取り込
み、トリガーパルスの入力に合わせて、カウンタ内の計
数値を読み出して合図のあった実際の現在時刻(実時
刻)を計測し、予めスケジュールされた予定開始時刻と
の誤差を計算して、この誤差時間から番組進行の遅れ又
は進みを検出し、この検出結果と誤差時間を、送出コン
ソールのモニタに表示されているキュー・シート上に反
映するようにしたので、オペレータは、その表示されて
いる誤差時間から番組の進行状況を正確に把握すること
ができ、その結果、いままで必要であったタイムキーパ
ーを不要にすることが可能となる。
【0294】特に、この例では、遅れ時間が、予め設定
されたクッション項目の項目時間より大きくなった場合
には、クッション項目より更に前の項目aを自動的に確
定項目の後ろに移動させることにより(番組が進行して
いる間に遅れ時間が小さくなれば再び確定項目の前に戻
される)、クッション項目の時間調整を行なってキュー
・シートに反映させるようにしたので、遅れ/進みの状
況に従って、自動的に時間調整が行なわれてキュー・シ
ートに反映されることになり、それにより、いままでオ
ペレータが行なっていたストップウォッチと手計算によ
る時間調整作業を不要にすることができ、その結果、送
出時の混乱がなくなり、番組の時間調整をスムーズに行
なうことができる。
【0295】また、この例では、モニタに誤差時間のほ
かに、クッション項目の送出時間に応じたメッセージが
表示されるため、クッション項目の時間配分をすばやく
把握でき、次に送出される確定項目への影響をなくすこ
とが可能となり、確実に確定項目を所定の開始時刻に送
出することができる。
【0296】上記項目の移動後において、再びクッショ
ン項目の送出時間を計算するようにし、その送出時間に
応じたメッセージを表示するようにしたので、項目移動
によってクッション項目の時間配分がどれだけ変わった
かをすばやく把握でき、次に送出される確定項目への影
響をなくすことが可能となり、確実に確定項目を所定の
開始時刻に送出することができる。
【0297】また、この例では、調整された送出時間に
応じてクッション項目の枠表示を伸縮させるようにした
ので、オペレータは、その伸縮の度合によってクッショ
ン項目の送出時間を直感的に知ることができるようにな
る。また、現在送出中の項目の枠のカラー表示を他の項
目と異なる赤色表示としたので、現在送出している項目
の内容を一目瞭然に知ることができる。
【0298】操作スイッチからのトリガーパルスの入力
に基づくメイン・コントローラによる被制御機器に対す
る制御に基づいて、該当項目における被制御機器からの
応答があったとき、上記該当項目のバックグラウンド枠
内の表示を半透明のグレー表示から半透明の白表示に変
化させるようにしたので、被制御機器のスタンバイ完了
や動作完了を一目瞭然に知ることができる。
【0299】また、この例では、モニタに表示されてい
るキュー・シート上から終了項目を削除し、次の新たな
項目をシフト表示するようにしたので、モニタにキュー
・シートの全項目を表示させる必要がなくなり、各項目
の表示内容を詳しいものとすることができ、きめ細かい
送出処理を行なうことができる。
【0300】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る番組項目構
成表作成装置によれば、放送局から放送される各放送番
組を構成する複数の項目に関する情報がその番組の進行
順に応じて項目毎に配置された番組項目構成表を作成す
る番組項目構成表作成装置において、上記放送番組を構
成する各項目の少なくとも項目時間を含むデータを入力
する入力手段と、上記入力手段により入力された項目時
間と、上記放送番組に与えられている番組時間との差を
演算する演算手段と、上記演算手段からの演算結果を残
時間として表示する表示手段とを設けるようにしたの
で、項目の追加/削除、項目時間の変更、項目順の入れ
替えなどの編集作業が行なわれた場合でも、即座に残時
間が表示されることになり、その結果、番組項目表の作
成作業の作業効率が向上し、時間的余裕のない場合での
項目変更等にもすばやく対応でき、非常に便利なものと
なる。
【0301】また、本発明に係る番組項目構成表作成装
置によれば、上記演算手段として、上記入力手段により
入力され、かつ決定された上記項目毎の項目時間を累積
する項目時間累積手段と、上記項目時間累積手段からの
累積項目時間を、上記放送番組に与えられている番組時
間から減算する減算手段とで構成するようにしたので、
この場合においても、項目の追加/削除、項目時間の変
更、項目順の入れ替えなどの編集作業が行なわれた場合
でも、即座に残時間が表示されることになり、その結
果、番組項目表の作成作業の作業効率が向上し、時間的
余裕のない場合での項目変更等にもすばやく対応でき、
非常に便利なものとなる。
【0302】また、本発明に係る番組項目構成表作成装
置によれば、上記放送番組内の項目に開始時刻及び項目
時間を変更できない確定項目が1つあるいは複数存在し
ている場合に、上記放送番組の最初の項目の開始時点か
ら最初の確定項目の直前までの期間を第1の期間、上記
確定項目と確定項目間を第2の期間、上記確定項目直後
から上記放送番組の終了時点までの期間を第3の期間と
したとき、上記項目時間累積手段にて、上記入力手段に
より入力され決定された上記第1の期間を埋める上記項
目毎の項目時間を累積することにより得られる第1の累
積項目時間と、上記入力手段により入力され決定された
上記第2の期間を埋める上記項目毎の項目時間を累積す
ることにより得られる第2の累積項目時間と、上記入力
手段により入力され決定された上記第3の期間を埋める
上記項目毎の項目時間を累積することにより得られる第
3の累積項目時間とを求め、上記減算手段にて、上記第
1の期間の所要時間から上記第1の累積項目時間を減算
することにより得られる第1の残時間と、上記第2の期
間の所要時間から上記第2の累積項目時間を減算するこ
とにより得られる第2の残時間と、上記第3の期間の所
要時間から上記第3の累積項目時間を減算することによ
り得られる第3の残時間とを求め、上記表示手段は、上
記減算手段からの減算結果である上記第1、第2又は第
3の残時間を順次に、あるいは全て表示するようにした
ので、現在入力の対象となっている期間内において、項
目の追加/削除、項目時間の変更、項目順の入れ替えな
どの編集作業が行なわれた場合でも、即座に残時間が表
示されることになり、その結果、番組項目表の作成作業
の作業効率が向上し、時間的余裕のない場合での項目変
更等にもすばやく対応でき、非常に便利なものとなる。
【0303】また、本発明に係る番組項目構成表作成装
置によれば、上記入力手段によって入力され決定された
確定項目の項目時間に基づいて、上記放送番組の最初の
項目の開始時点から最初の確定項目の直前までの第1の
期間における所要時間と、上記確定項目と確定項目まで
の第2の期間における所要時間と、上記確定項目直後か
ら上記放送番組の終了時点までの第3の期間における所
要時間とを決定する所要時間決定手段と、上記第1,第
2及び第3の期間のうち、上記入力手段から入力された
項目の該当期間を検出する期間検出手段を設け、上記項
目時間累積手段にて、上記期間検出手段にて検出された
上記該当期間を埋める上記項目毎の項目時間を累積する
ことにより得られる累積項目時間を求め、上記減算手段
にて、上記所要時間決定手段にて決定された第1,第2
及び第3の期間における各所要時間のうち、上記期間検
出手段にて検出された上記該当期間の所要時間から上記
累積項目時間を減算することにより得られる残時間を求
め、上記表示手段にて、上記減算手段からの減算結果で
ある残時間を表示するようにしたので、現在入力の対象
となっている期間内において、項目の追加/削除、項目
時間の変更、項目順の入れ替えなどの編集作業が行なわ
れた場合でも、即座に残時間が表示されることになり、
その結果、番組項目表の作成作業の作業効率が向上し、
時間的余裕のない場合での項目変更等にもすばやく対応
でき、非常に便利なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】番組送出システムの全体を示す構成図である。
【図2】番組項目表の表示例を示す図である。
【図3】項目構成表の表示例を示す図である。
【図4】キュー・シートの表示例を示す図である。
【図5】被制御機器群の内訳の一例を示す構成図であ
る。
【図6】番組項目構成表作成装置のハード構成を示すブ
ロック図である。
【図7】番組項目構成表作成装置における番組項目表作
成の機能ブロック図である。
【図8】番組項目構成表作成装置における番組項目表作
成の処理動作を示すフローチャートである。
【図9】番組項目構成表作成装置における項目構成表作
成の機能ブロック図である。
【図10】番組項目構成表作成装置における項目構成表
作成の処理動作を示すフローチャートである。
【図11】アイコン選択処理(サブルーチン)を示すフ
ローチャートである。
【図12】番組項目表の他の表示例を示す図である。
【図13】番組項目構成表作成装置の変形例における番
組項目表作成の機能ブロック図である。
【図14】番組項目構成表作成装置の変形例における番
組項目表作成の処理動作を示すフローチャートである。
【図15】所要時間決定手段による処理動作(サブルー
チン)を示すフローチャートである。
【図16】期間検出手段による処理動作及び残時間処理
(サブルーチン)を示すフローチャートである。
【図17】緊急パターン追加の処理動作を示すフローチ
ャートである。
【図18】番組項目表の他の表示例(緊急パターンの追
加例)を示す図である。
【図19】ビデオ編集装置におけるコントローラのハー
ド構成を示すブロック図である。
【図20】ビデオ編集装置におけるコントローラの処理
動作を示す機能ブロック図である。
【図21】ビデオ編集装置におけるコントローラの処理
動作を示すフローチャートである。
【図22】ビデオ編集装置におけるコントローラの前面
構成とその処理動作に伴うモニタ画面表示例を示す説明
図である。
【図23】ビデオテープの記録フォーマット例を示す説
明図である。
【図24】ビデオカートマシンにおけるリモート・コン
トローラのハード構成を示すブロック図である。
【図25】ビデオカートマシンにおけるリモート・コン
トローラの処理動作を示す機能ブロック図である。
【図26】ビデオカートマシンにおけるリモート・コン
トローラの処理動作を示すフローチャート(その1)で
ある。
【図27】ビデオカートマシンにおけるリモート・コン
トローラの処理動作を示すフローチャート(その1)で
ある。
【図28】ビデオカートマシンにおけるリモート・コン
トローラの変更処理(サブルーチン)を示すフローチャ
ートである。
【図29】単体の送出用VTRを構成するVTR本体と
表示パネルをリモート・コントローラとともに示す構成
図である。
【図30】単体の送出用VTRにおけるリモート・コン
トローラのハード構成を示すブロック図である。
【図31】単体の送出用VTRにおけるリモート・コン
トローラの処理動作を示す機能ブロック図である。
【図32】単体の送出用VTRにおけるリモート・コン
トローラの処理動作を示すフローチャートである。
【図33】未照会処理(サブルーチン)を示すフローチ
ャートである。
【図34】送出コンソールのメイン・コントローラのハ
ード構成を示すブロック図である。
【図35】送出コンソールのメイン・コントローラにお
けるキュー・シートに関するデータ処理を示す機能ブロ
ック図である。
【図36】送出コンソールのメイン・コントローラにお
けるキュー・シートに関するデータ処理(誤差時間処
理)を示すフローチャート(その1)である。
【図37】送出コンソールのメイン・コントローラにお
けるキュー・シートに関するデータ処理(誤差時間処
理)を示すフローチャート(その2)である。
【図38】遅れ処理(サブルーチン)を示すフローチャ
ート(その1)である。
【図39】遅れ処理(サブルーチン)を示すフローチャ
ート(その2)である。
【図40】メッセージ処理手段、項目移動手段,クッシ
ョン項目処理手段による処理動作(サブルーチン)を示
すフローチャートである。
【図41】誤差時間処理の説明で用いられるキュー・シ
ートの概略図である。
【図42】進み処理(サブルーチン)を示すフローチャ
ート(その1)である。
【図43】進み処理(サブルーチン)を示すフローチャ
ート(その2)である。
【図44】バックグラウンド色表示手段による処理動作
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 番組項目構成表作成装置(端末) 2 ビデオ編集装置 3 送出コンソール 4 被制御機器群 5 ホスト・コンピュータ 6 外部記憶装置 7,9,25 入力手段 10 ICカード 11 ビデオカセット 12 コントローラ 21 ビデオカートマシン 22 単体の送出用VTR 23 モニタ 26 インターフェース回路 27 メイン・コントローラ 41 操作スイッチ 42 局内時計 51〜66 リモート・コントローラ 121 表作成手段 122 累積演算手段 123 減算手段 131 構成表作成手段 132 項目事項読出し手段 133 アイコン選択手段 134 ID番号発行手段 141 所要時間決定手段 142 期間検出手段 151 緊急項目読出し手段 221 データ処理手段 222 ID番号出力手段 223 頭出しパターン出力手段 321 マシン制御手段 322 テーブル作成手段 323 ID番号検出手段 324 棚番号検出手段 325 頭出し処理手段 326 照会処理手段 421 VTR制御手段 422 照会処理手段 423 ID番号検出手段 424 表示色選定手段 425 頭出し処理手段 514 カウンタ 521 データ処理手段 522 実時刻計算手段 523 誤差時間計算手段 524 誤差時間表示手段 525 メッセージ処理手段 526 項目移動手段 527 クッション項目処理手段 528 シフト表示手段 529 バックグラウンド色表示手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年1月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、放送局から放
送される各放送番組を構成する複数の項目に関する情報
がその番組の進行順に応じて項目毎に配置された番組項
目構成表を作成する番組項目構成表作成装置において、
放送番組を構成する各項目の少なくとも項目時間を含
ータを入力するための入力手段9と、この入力手段9
からの入力データ及びデータ加工された作成データを記
憶手段104の所定領域に番組項目構成表に関するデー
タとして格納するデータ処理手段121と、上記入力デ
ータの入力前に、予備項目データを番組項目構成表に関
するデータに付加する予備項目付加手段151と、番組
項目構成表に関するデータを表示用データに変換して表
示装置106に表示する表示手段110とを設けて構成
する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】また、メイン・コントローラ27は、番組
項目構成表作成装置1にて作成された番組項目表及び項
目構成表に関するデータに基づいて、オン・エア用の進
行合図一覧表(キュー・シート)を作成し、例えば開始
時刻をキーとしたデータファイルとして外部記憶装置6
に格納するようになっている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】ホスト・コンピュータ5は、入力された
組項目構成データの開始時刻を常時検索して、現在時刻
から3分後に開始時刻となっている番組のデータファイ
ルを送出コンソール3側にLANを介して送出する。即
ち、開始時刻が3分後に迫った番組のデータファイルが
送出コンソール3に自動的に供給されることになる。
イン・コントローラ27はこのデータからキュー・シー
トを作成する。作成されたキュー・シートは、送出コン
ソール3に設置されているモニタ上に表示され、オペレ
ータの番組進行、特に合図を出すタイミング(この場
合、操作スイッチの操作タイミング)の把握及び番組の
全体の流れの把握に供される。キュー・シートの具体例
は後述する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】ここで、プリセットスイッチャ33は、リ
モート・コントローラ53に入力される送出コンソール
3のメイン・コントローラ27からの制御信号に基づい
て、主に放送局外から入力される信号(ネット回線や中
継回線など)を切り換えて、その信号をスイッチャーに
送るものである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0090
【補正方法】変更
【補正内容】
【0090】次に、ステップS205において、入力手
段9からのデータ入力待ちとなり、データが入力された
時点で次のステップS206に進む。このステップS2
06においては、入力されたデータが確定項目に関する
データかどうかが判別される。入力データが確定項目に
関するものであるときの処理は後述し、ここでは、入力
データが確定項目に関するもの以外の場合について説明
する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0172
【補正方法】変更
【補正内容】
【0172】変更処理サブルーチンは、図28に示すよ
うに、まず、ステップS520において、カートマシン
21のローディング機構及び搬送機構に対して現在再生
装置に装着されているビデオカセット11を元の棚に戻
すための要求信号(カセット抜き出し要求信号及びカセ
ット搬送要求信号)を出力する。ローディング機構は、
リモート・コントローラ62からのカセット抜き出し要
求信号の入力に基づいて、ビデオカセット11を再生装
置から抜き出し、抜き出し完了を示す信号をリモート・
コントローラ62に返送する。搬送機構は、リモート・
コントローラ62からのカセット搬送要求信号の入力に
基づいて、抜き出されたビデオカセット11を元の棚ま
で搬送し、該棚にセットする。その後、搬送機構は、セ
ット完了を示す信号をリモート・コントローラ62に返
送する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0196
【補正方法】変更
【補正内容】
【0196】一方、照会結果が「登録なし」の場合、即
ち、例えばキュー・シートから該当項目が削除された場
合は、ステップS608に進み、表示パネルに“該当項
目なし”の表示を行なう。この後の操作は、手動操作に
なり、手動での送出、取り出しなどの操作ができる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0209
【補正方法】変更
【補正内容】
【0209】の未照会の項目に関しては、ビデオ編集
が行なわれていないことから、頭出し処理プログラム4
25による頭出しを行なうことができない。従って、こ
の場合、オペレータが直接手動で頭出しを行なうことに
る。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0210
【補正方法】変更
【補正内容】
【0210】一方、上記ステップS618において、
「決定」キー74ではなく「シフト」キー73であるこ
とが判別された場合はステップS622に進み、次の未
照会項目を表示し、その後、ステップS618に戻り、
「決定」キー74が操作されるまでステップS622
処理を繰り返す。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0226
【補正方法】変更
【補正内容】
【0226】なお、上記例においては、ビデオテープに
ID番号データを記録するための記録媒体としてICカ
ード10を用いたが、その他フロッピー・ディスクや光
磁気ディスクその他の記録媒体を用いたり、オンライン
化したりすることができる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0238
【補正方法】変更
【補正内容】
【0238】ここで、上記クッション項目について説明
すると、このクッション項目は、アナウンサーのアドリ
ブ的なしゃべり等を送出する項目であり、コマーシャル
放送項目などの確定項目の前に予め配置され、番組進行
の遅れや進みに応じて、その項目時間を短くしたり長く
したりして、後の確定項目の放送開始時刻までの時間を
調整する項目である。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0250
【補正方法】変更
【補正内容】
【0250】次に、図39に示すステップS721にお
いて、Xは負であるので−XをXに置き換えて、X≠B
であるかどうかが判別される。X≠Bである場合は、次
のステップS722において、X>Bであるかどうかが
判別される。一方、X=Bである場合はステップS72
3に進み、パラメータPとして「2」が定義される。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0272
【補正方法】変更
【補正内容】
【0272】このサブルーチンは、上記図40で示した
処理と同じ処理を行なうため、その処理動作を図40に
基づいて説明する。まず、ステップS801において、
パラメータの数値に応じたメッセージを表示する。具体
的には、パラメータPが「1」の場合(進み時間がC
秒より小さい場合)、「クッションは(B+)秒で
す」というメッセージを表示する。同様に、パラメータ
Pが「2」の場合(進み時間がC秒の場合)、「クッ
ションは(B+C)秒です。項目cを移動しますか?」
というメッセージを表示し、パラメータPが「3」の場
合(進み時間がC秒より大きく(C+D)秒より小さ
い場合)、「クッションは(B+)秒です。項目cを
移動しますか?」というメッセージを表示し、パラメー
タPが「4」の場合(進み時間が(C+D)秒の場
合)、「クッションは(B+C+D)秒です。項目c及
びdを移動しますか?」というメッセージを表示し、パ
ラメータPが「5」の場合(進み時間が(C+D)秒
より大きい場合)、「クッションは(B+X)秒です。
項目c,d及びjを移動しますか?」というメッセージ
を表示する。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0276
【補正方法】変更
【補正内容】
【0276】次に、ステップS806において、現在表
示されているキュー・シートの右下にあるメッセージ表
示エリアZ52に、今度は、項目移動に伴うメッセージ
を表示する。即ち、パラメータPが「2」の場合、「ク
ッションはB秒です」というメッセージを表示する。同
様に、パラメータPが「3」の場合、「クッションは
−C)+B秒です」というメッセージを表示し、パ
ラメータPが「4」の場合、「クッションはB秒です」
というメッセージを表示し、パラメータPが「5」の場
合、「クッションはB−(C+D+J−)秒です」と
いうメッセージを表示する。これらの処理も、上記と同
様に、データ処理プログラム521からメッセージ処理
プログラム525を起動することにより行なわれる。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0278
【補正方法】変更
【補正内容】
【0278】即ち、移動要求があった場合において、パ
ラメータが「1」の場合は(+B)秒に、パラメータ
が「2」の場合はB秒に、パラメータが「3」の場合は
−C)+B秒に、パラメータが「4」の場合はB秒
に、パラメータが「5」の場合はB−(C+D+J−
)秒にそれぞれ変更され、移動要求がなかった場合に
おいて、パラメータが「1」の場合は+B秒に、パラ
メータが「2」の場合はB+C秒に、パラメータが
「3」の場合は+B秒に、パラメータが「4」の場合
はB+C+D秒に、パラメータが「5」の場合は(X+
B)秒にそれぞれ変更される。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0283
【補正方法】変更
【補正内容】
【0283】このプログラム529は、まず、ステップ
S901において、データROM502から半透明のグ
レー表示データを読み出し、該データを画像処理回路5
05に出力して、現在表示されているキュー・シートの
全てのバックグラウンド、効果、スーパー、音声の枠内
におけるカラー表示を半透明のグレー表示にする。この
表示処理によって、例えば図4のキュー・シートの表示
例で示すと、バックグラウンドの各枠内に表示されてい
るアナウンサーの絵表示やVTR番号等の英数字表示
び効果、スーパー、音声欄のVTR番号等の英数字表示
の前面に、半透明のグレーがかかった表示形態となる。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0284
【補正方法】変更
【補正内容】
【0284】次に、ステップS902において、ホスト
・コンピュータ5からのオン・エア指示待ちとなる。オ
ン・エア指示があった場合、次のステップS90に進
み、各機器に対してスタンバイ指示を出す。この指示
は、例えばカメラショットの場合は、ショット番号をリ
コールし、VTRであればテープを装填し、頭出しをす
るといった指示である。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0285
【補正方法】削除
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0286
【補正方法】変更
【補正内容】
【0286】次に、ステップS905において、被制御
機器群4からの応答があったかどうかの判別が行なわれ
る。この被制御機器群4からの応答は、例えば、放送用
カメラ32への合図、例えば図4で示すキュー・シート
でみると、項目4における放送用カメラ32への指示、
この例では記号C1−4となっており、これは、第1カ
メラへのショット番号4を示すものである。ショット番
号は、例えばパン、ティルト、ズーム、フォーカス等の
情報を持ったショットを示すものである。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0291
【補正方法】変更
【補正内容】
【0291】応答信号の入力があった場合、次のステッ
プS906に進み、応答のあった被制御機器に対応する
項目のバックグラウンドの枠内におけるカラー表示を半
透明の白表示にする。この表示処理によって、例えば図
4のキュー・シートの表示例で示すと、バックグラウン
ドの各枠内に表示されているアナウンサーの絵表示やV
TR番号等の英数字表示及び効果、スーパー、音声欄の
VTR番号等の英数字表示の前面が半透明の白色がかっ
た表示形態となる。ここで、次のステップS903に進
み、トリガーパルスの入力待ちとなる。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0292
【補正方法】変更
【補正内容】
【0292】トリガーパルスが入力されると、次のステ
ップS908に進み、現在送出中の構成イベントにおけ
るバックグラウンドの枠のカラー表示を赤色とし、次に
送出される構成イベントにおけるバックグランドの枠の
カラー表示を緑色とする。即ち、データROM502か
ら赤色表示データ及び緑色表示データを読み出し、該デ
ータを画像処理回路505に出力して、現在送出中のバ
ックグラウンドにおける枠のカラー表示を赤色表示に
し、次に送出される構成イベントにおけるバックグラウ
ンドの枠のカラー表示を緑色表示にする。次に、ステッ
プS907において、番組終了であるかが判別される。
番組が終了していない場合は、ステップS90以降の
処理に戻って、各機器に対してスタンバイ指示を出し、
番組が終了した場合は、この処理ルーチンも終了するこ
とになる。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0295
【補正方法】変更
【補正内容】
【0295】また、この例では、モニタに誤差時間のほ
かに、クッション項目の送出時間に応じたメッセージが
表示されるため、クッション項目の時間配分をすばやく
把握でき、次に送出される確定項目への影響をなくすこ
とが可能となり、確定項目の開始時刻までに、確実にそ
の項目を終了させることができる。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0296
【補正方法】変更
【補正内容】
【0296】上記項目の移動後において、再びクッショ
ン項目の送出時間を計算するようにし、その送出時間に
応じたメッセージを表示するようにしたので、項目移動
によってクッション項目の時間配分がどれだけ変わった
かをすばやく把握でき、次に送出される確定項目への影
響をなくすことが可能となり、確定項目の開始時刻まで
に、確実にその項目を終了させることができる。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0298
【補正方法】変更
【補正内容】
【0298】操作スイッチからのトリガーパルスの入力
に基づくメイン・コントローラによる被制御機器に対す
る制御に基づいて、該当項目における被制御機器からの
応答があったとき、上記該当項目のバックグラウンド
効果、スーパー、音声の枠内の表示を半透明のグレー表
示から半透明の白表示に変化させるようにしたので、被
制御機器のスタンバイ完了や動作完了を一目瞭然に知る
ことができる。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0300
【補正方法】変更
【補正内容】
【0300】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る番組項目構
成表作成装置によれば、放送局から放送される各放送番
組を構成する複数の項目に関する情報がその番組の進行
順に応じて項目毎に配置された番組項目構成表を作成す
る番組項目構成表作成装置において、上記放送番組を構
成する各項目の項目時間等のデータを入力するための入
力手段と、上記入力手段からの入力データ及びデータ加
工された作成データを記憶手段の所定領域に番組項目構
成表に関するデータとして格納するデータ処理手段と、
上記入力データの入力前に、予備項目データを上記番組
項目構成表に関するデータに付加する予備項目付加手段
と、上記番組項目構成表に関するデータを表示用データ
に変換して表示装置に表示する表示手段とを設けるよう
にしたので、緊急ニュースが発生した場合などのよう
に、新しい番組項目を作成してその追加を余儀なくされ
た場合においても、新たに項目を作成することなく、項
目の追加/変更のみの操作だけでそのまま送出処理を行
なうことができ、現場での混乱の排除及び緊急ニュース
などの送出をスムーズに行なうことができる。
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0301
【補正方法】削除
【手続補正28】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0302
【補正方法】削除
【手続補正29】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0303
【補正方法】削除

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送局から放送される各放送番組を構成
    する複数の項目に関する情報がその番組の進行順に応じ
    て項目毎に配置された番組項目構成表を作成する番組項
    目構成表作成装置において、 上記放送番組を構成する各項目の少なくとも項目時間を
    含むのデータを入力するための入力手段と、 上記入力手段からの入力データ及びデータ加工された作
    成データを記憶手段の所定領域に番組項目構成表に関す
    るデータとして格納するデータ処理手段と、 上記入力データの入力前に、予備項目データを上記番組
    項目構成表に関するデータに付加する予備項目付加手段
    と、 上記番組項目構成表に関するデータを表示用データに変
    換して表示装置に表示する表示手段とを有することを特
    徴とする番組項目構成表作成装置。
  2. 【請求項2】 上記予備項目データは、放送予定外の緊
    急の項目であって、少なくとも個々に項目時間が異なる
    複数の項目パターンからなることを特徴とする請求項1
    記載の番組項目構成表作成装置。
  3. 【請求項3】 上記データ処理手段によって上記記憶手
    段に格納される上記番組項目構成表に関するデータは、
    作成された番組項目構成表に関するデータをそれぞれデ
    ータファイルとして多数保持する保持手段から供給され
    たデータであることを特徴とする請求項1又は2記載の
    番組項目構成表作成装置。
  4. 【請求項4】 上記保持手段と上記データ処理手段は、
    ローカル・エリア・ネットワークを介して接続されてい
    ることを特徴とする請求項3記載の番組項目構成表作成
    装置。
JP30724193A 1993-11-13 1993-11-13 番組項目構成表作成装置 Pending JPH07141427A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998044664A1 (fr) * 1997-03-31 1998-10-08 Sony Corporation Systeme d'elaboration et de remise de programme

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998044664A1 (fr) * 1997-03-31 1998-10-08 Sony Corporation Systeme d'elaboration et de remise de programme
US6460018B1 (en) * 1997-03-31 2002-10-01 Sony Corporation Program production and transmission apparatus

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