JPH0714126A - 録再分離型の磁気ヘッドおよび磁気記録装置 - Google Patents

録再分離型の磁気ヘッドおよび磁気記録装置

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JPH0714126A
JPH0714126A JP15382793A JP15382793A JPH0714126A JP H0714126 A JPH0714126 A JP H0714126A JP 15382793 A JP15382793 A JP 15382793A JP 15382793 A JP15382793 A JP 15382793A JP H0714126 A JPH0714126 A JP H0714126A
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JP
Japan
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magnetic
recording
magnetoresistive effect
effect element
magnetic pole
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JP15382793A
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English (en)
Inventor
Masaaki Futamoto
正昭 二本
Yoshihiro Hamakawa
佳弘 濱川
Ryoichi Nakatani
亮一 中谷
Mikio Suzuki
幹夫 鈴木
Matahiro Komuro
又洋 小室
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のようなバイアス機構専用の構成が不要
で構成を簡略化できる録再分離型の磁気ヘッドを提供す
る。 【構成】 録再分離型の磁気ヘッド10において、コア
11の主磁極12より発生する記録磁界の磁力線の通り
道で、補助磁極13の近傍に磁気抵抗効果素子15を配
置する。再生時に、記録時に供給する電流レベルより低
いレベルの電流をコイル14に供給して、記録磁界より
も弱い磁界を主磁極12より発生させ、その磁界を磁気
抵抗効果素子15のバイアス磁界とする。 【効果】 従来のようなバイアス機構専用の構成が不要
で構成を簡略化できる。数Gb/in2の高密度磁気記
録が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、記録部と再生部とが
分離された磁気ヘッドと、その磁気ヘッドを用いた磁気
記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置では、従来より、情報
の記録と再生を単一素子で行なう「自己録再型」の磁気
ヘッドが用いられて来たが、近年の記録密度の高度化に
伴い、情報記録用の素子と情報再生用の素子とを別個に
形成した「録再分離型」の磁気ヘッドが用いられ始めて
いる。
【0003】録再分離型の磁気ヘッドでは通常、記録部
にはコアとコイルからなる誘導型素子が用いられ、再生
部には流入磁界が変化したときにその電気抵抗が変化す
る磁気抵抗効果素子が用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】録再分離型の磁気ヘッ
ドでは、磁気抵抗効果素子にバイアス磁界を印加するた
めの機構が必要である。このバイアス機構には、シャン
トバイアス方式、電流バイアス方式などの種々の方式が
ある。シャントバイアス方式では、磁気抵抗効果素子に
絶縁層を介さずに導体を被着し、磁気抵抗効果素子に供
給される検出電流の一部を前記導体に分流させることに
よってバイアス磁界を発生させる。電流バイアス方式で
は、磁気抵抗効果素子に近接して導体を配置し、磁気抵
抗効果素子に供給される検出電流とは別にバイアス電流
を前記導体に流すことによってバイアス磁界を発生させ
る。
【0005】このように、いずれの方式においてもバイ
アス機構専用の構成を設けることが必要である。このた
め、従来の録再分離型の磁気ヘッドでは、バイアス機構
の分だけ構成が複雑になっているという問題がある。
【0006】そこで、この発明の目的は、構成を簡略化
することができる録再分離型の磁気ヘッドを提供するこ
とにある。
【0007】この発明の他の目的は、従来のようなバイ
アス機構専用の構成が不要である録再分離型の磁気ヘッ
ドを提供することにある。
【0008】この発明のさらに他の目的は、例えば数G
b/in2以上の高密度記録に適した磁気記録装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(1) この発明の磁気ヘッドは、記録磁界を発生させ
る誘導型素子を有する記録部と、磁気抵抗効果素子を有
する再生部とを備えてなる磁気ヘッドにおいて、再生時
に前記記録磁界よりも弱い磁界を前記誘導型素子より発
生させ、その磁界を前記磁気抵抗効果素子のバイアス磁
界として用いることを特徴とする。
【0010】前記誘導型素子としては、コアの磁極より
磁界を発生できるものであれば、任意のものを使用でき
る。また、前記磁気抵抗効果素子としても、印加磁界の
変化に応じてその電気抵抗値が変化するものであれば、
任意のものを使用できる。前記磁気抵抗効果素子の配置
位置も任意であり、前記誘導型素子より発生する磁界の
内部にあれば足りる。
【0011】前記誘導型素子のコアは、主磁極と補助磁
極を有しており、且つ前記磁気抵抗効果素子が前記補助
磁極の近傍に配置されているのが好ましい。前記補助磁
極の近傍では、磁界強度が前記主磁極の近傍に比べて弱
くなっているので、この発明にとって好都合である。ま
た製造も容易となる。
【0012】前記誘導型素子のコアは、第1および第2
の磁極を有するリング型であってもよい。この場合、前
記第2の磁極の近傍の磁界強度が前記第1の磁極の近傍
の磁界強度よりも小さくなるように設定されており、前
記磁気抵抗効果素子が前記第2の磁極の近傍に配置され
ているのが好ましい。
【0013】磁気シ−ルド層が、前記磁気抵抗効果素子
に近接して設けてあるのが好ましい。この場合、ノイズ
を低減することが可能となる。
【0014】前記磁気シ−ルド層は、前記磁気抵抗効果
素子が近接して配置されている前記磁極の一部により形
成されているのが好ましい。こうすると、構成がいっそ
う簡略化される。
【0015】前記磁気抵抗効果素子が近接して配置され
ている前記磁極の先端面の高さは、前記磁気抵抗効果素
子が近接して配置されていない前記磁極の先端面の高さ
よりも低くなっていてもよいし、実質的に同じであって
もよい。後者の場合は、前記磁気抵抗効果素子がそれが
近接している前記磁極の内部に埋設されているのが好ま
しい。
【0016】前記磁気抵抗効果素子が、磁性膜と非磁性
膜とを積層して形成した多層膜からなるのが好ましい。
【0017】前記磁気抵抗効果素子は、磁性膜と非磁性
膜を積層して形成した多層膜からなるのが好ましい。こ
のような多層膜は極めて大きな磁気抵抗変化率を持つの
で、極めて大きな再生出力が得られ、その結果、記録密
度が大幅に向上する利点がある。
【0018】(2) この発明の磁気記録装置は、前記
(1)のいずれかの磁気ヘッドと磁気記録媒体とを備え
てなることを特徴とする。
【0019】前記磁気ヘッドの先端面と前記磁気記録媒
体の表面との距離は、0.1μm以下であるのが好まし
い。この範囲であれば、この発明の磁気ヘッドの特徴を
生かしてよりいっそうの高密度磁気記録(例えば500
Mb/in2〜1Gb/in2前記距離は0.03〜0.
08μmの範囲がより好ましい。0.03μm未満であ
れば、前記磁気ヘッドの浮上特性が不安定であり、0.
08μmを越えると、スペーシング損失により再生出力
が減少するからである。
【0020】前記磁気記録媒体は、垂直磁気記録媒体で
あってもよいし、面内磁気記録媒体であってもよい。垂
直磁気記録媒体の場合、軟磁性膜と垂直磁化膜とを有す
る記録媒体であるのが好ましい。
【0021】前記記録部の記録トラック幅は、0.1μ
m以上、2μm以下の範囲にあるのが好ましい。0.1
μm未満とすれば製造歩留りと信頼性が低下する。2μ
mを越えると、十分なトラック密度が達成されない。
【0022】
【作用】この発明の磁気ヘッドでは、再生時に記録磁界
よりも弱い磁界を記録部の誘導型素子より発生させ、そ
の磁界を再生部の磁気抵抗効果素子のバイアス磁界とし
て用いるので、従来のようなバイアス機構専用の構成を
省略することが可能となる。その結果、磁気ヘッドの構
造が簡略化される。
【0023】他方、再生時にも記録部の誘導型素子に電
流が供給され、その際の電流値を記録時のそれとは異な
らせる必要がある。しかし、このような電流値の変更
は、磁気ヘッドの駆動電流供給用の電気回路をわずかに
修正するだけで実現することができる。
【0024】この発明の磁気記録装置では、上記のよう
な磁気ヘッドを用いるので、例えば、磁気ヘッドの先端
と媒体表面のスペ−シングを0.1μm以下とすること
により、線記録密度を数十kFCI以上、トラック密度
を数kTPI以上にすることができるので、例えば数G
b/in2以上の高密度磁気記録が可能となる。
【0025】
【実施例】以下、添付図面に基づいてこの発明の実施例
を説明する。
【0026】[第1実施例]図1および図2はこの発明
の第1実施例の磁気ヘッドを示す。この磁気ヘッド10
は録再分離型であり、ジルコニア焼結体よりなるスライ
ダ基板17上に形成してある。スライダ基板17は、滑
走浮上用のスライダレール(図示せず)を有している。
【0027】磁気ヘッド10の記録部は、コア11にコ
イル14が巻き付けられた誘導型素子を備えている。パ
−マロイ膜よりなるコア11は、図1に示すように断面
略U字状で、両側にそれぞれ主磁極12と補助磁極13
とを有している。コア11の補助磁極13の部分は厚さ
20μmであり、主磁極12の部分は先端部を除き、厚
さ2μmである。主磁極12の先端部の厚さは0.2μ
m、幅は1.7μmである。
【0028】補助磁極13側の部分は、図2に示すよう
に、主磁極12側の部分よりも短く(低く)形成されて
いる。このため、この磁気ヘッド10を磁気記録媒体2
0に近接して配置すると、補助磁極13の先端面と磁気
記録媒体20の表面との距離が、主磁極12の先端面と
垂直磁気記録媒体20の表面との距離よりも大きくな
る。
【0029】Cu膜(厚さ3μm)よりなるコイル14
は、コア11の主磁極12の部分に巻き付けてあり、し
たがってこの磁気ヘッドは主磁極励磁型である。コイル
14の周りはAl23の電気絶縁膜(図示せず)で覆わ
れている。
【0030】磁気ヘッド10の再生部は、磁気抵抗効果
素子15と、その磁気抵抗効果素子15の両端にそれぞ
れ接続された一対の電極16とを備えている。これら電
極16を通じて、磁気抵抗効果素子15に所定の検出電
流が供給される。
【0031】磁気抵抗効果素子15は、図2に明瞭に示
すように、スライダ基板17の上で補助磁極13の先端
面とスライダ基板17の端面との間の領域に取り付けて
ある。主磁極12の先端面の位置は、磁気抵抗効果素子
15の端面の位置にほぼ一致し、またスライダ基板17
の端面の位置にもほぼ一致する。
【0032】磁気抵抗効果素子15と電極16の周り
は、Al23の電気絶縁膜(図示せず)で覆われてい
る。磁気抵抗効果素子15は、厚さ15nmのパ−マロ
イ(Ni−Fe合金)膜からなり、1.5μm x 5μ
mの矩形状である。磁気抵抗変化率は2.5%であ
る。、一対の電極16は、厚さ2μmのCu膜よりな
り、それら電極16間の距離は1.5μmに規定してあ
る。
【0033】記録部および再生部の表面は、さらにパッ
シベ−ション保護膜(図示せず)により覆われている。
【0034】以上の構成を持つ磁気ヘッド10は、次の
ようにして製造される。まず、スライダ基板17として
のジルコニア焼結体の上に、磁気抵抗効果素子13とし
てパ−マロイ(Ni−Fe合金)膜をスパッタ法で15
nmの厚さに形成する。その後、フォトリソグラフィ−
法によりそのパ−マロイ膜の形を1.5μm x 5μm
の矩形に成形した後、マスクを用いたスパッタ法により
電極16としてのCu膜を2μmの厚さ形成する。この
とき、前記パ−マロイ膜の両端に形成したCu電極19
の間の距離が1.5μmとなるように規定する。
【0035】次に、磁気抵抗効果素子13の後方におい
て、ジルコニア焼結体の上に補助磁極13としてのパ−
マロイ膜をスパッタ法で20μmの厚さに形成する。そ
して、磁気抵抗効果素子13および電極16をAl23
の電気絶縁膜で覆った後、スパッタ法とフォトリソグラ
フィ法により厚さ3μmのCu膜を形成してコイル14
とする。
【0036】続いて、コイル14をAl23の電気絶縁
膜で覆った後、その上に主磁極22となるパ−マロイ膜
を2μmの厚さに形成する。そして、このパ−マロイ膜
をフォトリソグラフィ−法により先端部の幅が1.7μ
mになるように規定すると同時に、先端部付近の厚さが
0.2μmになるようにエッチングする。
【0037】その後、この上にパッシベ−ション保護膜
を形成してから、スライダ−基板17より切り出し、上
記構成の磁気ヘッドを得る。
【0038】この磁気ヘッド10と組み合わせて使用さ
れるディスク状の磁気記録媒体20は、2層膜型の垂直
磁気記録媒体であり、図1に示すように、直径2.5イ
ンチのガラス基板21の上に順に積層・形成された、下
地となる軟磁性膜22と、垂直磁気記録を行なう垂直磁
化膜23と、垂直磁化膜23を保護するための保護膜2
4とから構成されている。
【0039】軟磁性膜22は厚さ2μmのFe−Ni合
金膜よりなり、垂直磁化膜23は飽和磁束密度680e
mu/ccで厚さ150nmのCoCr膜よりなり、保
護膜24は厚さ10nmのC膜よりなっている。保磁力
は1.2kOeである。この磁気記録媒体20は、例え
ばマグネトロンスパッタ法により製造される。
【0040】以上の構成を持つ磁気ヘッド10では、記
録部の誘導型素子より発生する磁界の様子は図1に示す
ようになる。すなわち、コア11の主磁極12の先端面
から記録媒体20に向かって出た磁力線は、ヘッド10
に近接して配置された磁気記録媒体20の保護膜24と
軟磁性膜22と垂直磁化膜23とを経由して補助磁極1
3に還流する。この磁力線は、保護膜24と垂直磁化膜
23に対してはそれらに垂直に通過し、軟磁性膜22に
対してはそれに平行(その膜面方向)に通過する。補助
磁極13の先端面の近傍では、磁力線は媒体20に対し
てほぼ垂直になる。
【0041】磁気抵抗効果素子15は、主磁極12から
発生する磁界の内部、換言すればその磁界の磁力線の通
り道に配置されているので、その磁界の影響を受ける。
主磁極12と補助磁極13の先端面の形状の相違および
それらの媒体20からの距離の相違から、補助磁極13
の先端面の近傍の磁界強度(磁束密度)は主磁極12の
先端面の近傍よりも小さくなるため、磁気抵抗効果素子
15が受ける磁界の強度は、主磁極12より発生する磁
界よりも弱く、その方向は媒体20に対して垂直であ
る。
【0042】記録時に主磁極12から発生する磁界(記
録磁界)は、磁気記録媒体20の保磁力を上回る強度
(例えば1〜数kOe)である必要がある。このため、
補助磁極13の近傍の磁界はその記録磁界の強度より弱
くなるが、それでも再生時における磁気抵抗効果素子5
のバイアス磁界としてそのまま利用するには強すぎる。
他方、このバイアス磁界の強度は、磁気記録媒体20に
記録されている情報が実質的に変化しない程度に弱いも
の(例えば、磁気記録媒体の保磁力の1/2以下)であ
ることが必要である。
【0043】磁気抵抗効果素子15のバイアス磁界とし
て適当な強度は、磁気抵抗効果素子15の種類にも依存
するが、一般に、記録用よりかなり低い磁界、例えば
0.1〜数百Oeで十分である。そこで、再生時に、使
用する磁気抵抗効果素子15に応じて、バイアス磁界と
して好適な強度の磁界が磁気抵抗効果素子15に印加さ
れるように、コイル14に供給する電流の大きさを記録
時のそれに比べて小さくする。
【0044】例えば、再生時には、コイル14に記録時
のそれの数十分の一以下の弱い電流を供給し、磁気抵抗
効果素子15に約数Oeのバイアス磁界が印加されるよ
うにすればよい。
【0045】このように、この磁気ヘッド10では、再
生時には記録部に供給する駆動電流のレベルを下げて供
給することにより、磁気抵抗効果素子15に好適なバイ
アス磁界を印加することが可能となる。したがって、こ
の磁気ヘッド10では、従来のような、磁気抵抗効果素
子15にバイアス磁界を供給する特別な機構は不要であ
る。記録時と再生時に記録部へ供給する駆動電流レベル
を変更することは、磁気ヘッド制御用の電気回路を変更
することにより、極めて容易に行なうことができる。
【0046】この磁気ヘッド10では、磁気抵抗効果素
子15用の特別のバイアス機構が不要となるので、構成
が簡略となるだけでなく、製造歩留まりの向上および製
造コストの低減も達成できる。
【0047】図5および図6は、この発明の一実施例の
磁気記録装置を示す。この磁気記録装置60では、ケー
シング内に、スピンドルに固定された複数のディスク状
磁気記録媒体61を備えており、それら記録媒体61が
磁気記録媒体駆動部62により回転駆動される。各磁気
記録媒体61の両面に近接して、一対の磁気ヘッド63
が配置してあり、それら磁気ヘッド63は磁気ヘッド駆
動部64によって駆動・制御される。この磁気記録装置
60に接続されている計算機(図示せず)から送られ
た、磁気記録媒体61に記録されるべき情報を表わす記
録信号は、記録再生信号処理系65において処理されて
から磁気ヘッド63に送られる。磁気ヘッド63により
磁気記録媒体61から読み出された再生信号は、記録再
生信号処理系65において処理されてから、前記計算機
に送られる。
【0048】磁気記録媒体61としては上記の磁気記録
媒体20が用いられ、各磁気ヘッド63としては上記の
磁気ヘッド10が用いられている。
【0049】この磁気記録装置60を用い、磁気ヘッド
10の主磁極12の先端面と磁気記録媒体20の保護膜
24の表面との間のスペーシングを変えて、記録再生特
性を測定したところ、図7に示す結果が得られた。再生
時には、磁気ヘッド10のコイル14に供給する電流レ
ベルを、記録時の数十分の一以下に設定し、磁気抵抗効
果素子15に約数Oeのバイアス磁界が印加されるよう
にした。
【0050】図7では、再生出力のグラフは、スペ−シ
ングが0.1μmで線記録密度が1kFCIの時の再生
出力を1とし、それに対する相対値として示している。
出力半減記録密度D50のグラフは、その再生出力が(1
/2)になる時の線記録密度をkFCIの単位で示して
いる。
【0051】図7より、スペ−シングが減少するにつ
れ、再生出力と出力半減記録密度D50がいずれも上昇し
ていることが分かる。特に、スペ−シングが0.1μm
以下の領域では、出力半減記録密度D50が50kFCI
を越えており、高密度磁気記録に好適であることが確認
された。
【0052】具体的には、線記録密度 数十kFCI以
上(例えば60〜70kFCI)、トラック密度 数k
TPI以上(例えば6〜7kTPI)の磁気記録に好適
である。この場合、記録密度は例えば約500Mb/i
2以上となる。
【0053】線記録密度 数十kFCI以上で磁気記録
を行なう場合、記録ビット長さは0.5μm以下となる
ため、有効に磁気記録を行なうには、磁気ヘッド先端と
媒体表面のスペ−シングを0.1μm以下とすることが
必要となる。また、磁気記録のトラック幅は5μm以
下、できれば2μm以下、0.1μm以上とすることが
望まれる。
【0054】トラック幅が5μmを越えると、トラック
密度6kTPIを実現するのが不可能となる。2μm以
下にすると、ガードバンド幅を例えば1μmに設定して
も、高密度磁気記録を実現するのに望ましい8kTPI
以上のトラック密度を実現可能となる。
【0055】トラック幅が0.1μm以下になると磁気
ヘッドを再現性よく製造することが困難になる。
【0056】なお、図1に破線で示すように、補助磁極
13に近接して、磁気ヘッド10と磁気記録媒体20の
相対移動方向において、磁気抵抗効果素子15の片側に
磁気シールド層S1またはS2をさらに設けてもよい
し、その両側に磁気シールド層S1およびS2を設けて
もよい。こうすると、再生信号のノイズが低減される効
果がある。
【0057】[第2実施例]図3は、この発明の第2実
施例の磁気ヘッドを示す。この磁気ヘッド30も録再分
離型であるが、その形状が第1実施例とは異なりリング
型となっている。
【0058】磁気ヘッド30の記録部は、パ−マロイ膜
よりなるコア31にCu膜よりなるコイル34が巻き付
けられた誘導型素子を備えている。コア31は、断面が
一部を切欠したリング状で、両端にそれぞれ磁極32、
33を有している。コイル34は、コア31の略中央部
に巻き付けてある。
【0059】磁極33側の部分は、磁極32に近接する
部分を除き、磁極32側の部分よりも短く(低く)形成
されている。このため、この磁気ヘッド30を磁気記録
媒体40に近接して配置すると、磁極33の先端面と磁
気記録媒体40の表面との距離が、磁極32の先端面と
磁気記録媒体40の表面との距離よりも大きくなる。磁
極33側の磁極32に近接する突出部分は、磁極32側
の部分とほぼ同じ長さ(高さ)に形成されている。
【0060】磁極32は、磁力線が集中して出入りする
ように先端が鋭利に形成されているが、磁極33は、磁
極32に比べて磁力線の出入りする部分が広く形成して
ある。磁極33の磁極32に近接する突出部分の後方は
切欠されており、その切欠部に再生部を構成する磁気抵
抗効果素子35が配置されている。パ−マロイ膜からな
磁気抵抗効果素子35は、実際には、ジルコニア焼結体
よりなるスライダ基板(図示せず)の上に取り付けてあ
る。磁極33の突出部分は、磁気抵抗効果素子35の磁
気シールドの作用をする。
【0061】記録部および再生部の表面は、さらにパッ
シベ−ション保護膜(図示せず)により覆われている。
【0062】この磁気ヘッド30のここで述べていない
部分の構成は、第1実施例とほぼ同様である。また、こ
の磁気ヘッド30は、第1実施例とほぼ同様にして製造
される。
【0063】磁気ヘッド30と組み合わせて使用される
ディスク状の磁気記録媒体40は、単層膜型である。こ
の単層膜型の媒体は、面内磁化膜あるいは垂直磁化膜の
いずれでもよい。面内磁化膜の場合は、磁極32から発
生する磁界の面内成分が用いられ、垂直磁化膜の場合は
その磁界の垂直成分が用いられる。垂直磁化膜の場合、
磁極32を主磁極と解することができるので、この磁気
ヘッド30は主磁極励磁型となる。
【0064】以上の構成を持つ磁気ヘッド30では、記
録部の誘導型素子より発生する磁界の様子は図3に示す
ようになる。すなわち、コア31の磁極32の先端面か
ら出た磁力線は、一部は磁気記録媒体40を通らずに磁
極33に環流し、残りは記録媒体40の内部を通って磁
極33に環流する。記録媒体40の内部では、磁力線は
略円弧状になる。
【0065】この第2実施例においても、磁気抵抗効果
素子35は磁極32から発生する磁界の内部、換言すれ
ばその磁力線の通り道に配置されているので、その磁界
の影響を受ける。磁極33の先端面の近傍の磁界強度
(磁束密度)は磁極32の先端面の近傍よりも小さくな
るため、磁気抵抗効果素子35が受ける磁界の強度は、
磁極32より発生する磁界よりも弱く、その方向は媒体
30に対してほぼ垂直である。
【0066】再生時には、第1実施例と同様に、バイア
ス磁界として好適な強度の磁界が磁気抵抗効果素子35
に印加されるように、コイル34に供給する電流の大き
さを記録時のそれに比べて小さくされる。これにより、
記録部の誘導型素子の発生する磁界を利用して磁気抵抗
効果素子35に好適なバイアス磁界を印加することが可
能となる。
【0067】第1実施例と同じ構成の磁気記録装置を製
作し、磁気ヘッド30の磁極32の先端面と磁気記録媒
体24の保護膜44の表面との間のスペーシングを変え
て、記録再生特性を測定したところ、図7と同様の結果
が得られた。
【0068】[第3実施例]図4は、この発明の第3実
施例の磁気ヘッドを示す。この磁気ヘッド50も録再分
離型であり、Al23・TiC焼結体よりなるスライダ
基板57上に形成してある。
【0069】この磁気ヘッド50は、第1実施例の磁気
ヘッド10とほぼ同じ構成を有しているが、パーマロイ
膜よりなるコア51の補助磁極53側の部分を主磁極5
2の部分とほぼ同じ高さまで形成し、その補助磁極53
側の部分の内部にパーマロイ膜よりなる磁気抵抗効果素
子55が埋設されている点が異なる。補助磁極53の磁
気抵抗効果素子55を挟む部分は、磁気シールド膜58
として作用する、すなわち、補助磁極53自体が磁気シ
ールドの役目を果たすのである。
【0070】磁気抵抗効果素子55の周囲の隙間には、
非磁性材59すなわちAl23が充填されている。主磁
極52の部分には、Cu膜よりなるコイル54が巻き付
けてある。
【0071】磁気シ−ルド膜58は、補助磁極53と磁
気的に結合していてもよいし、結合していなくてもよ
い。磁気抵抗効果素子55の片側だけに設けてもよい。
【0072】以上の構成を持つ磁気ヘッド50は、第1
実施例と同様にして製造される。すなわち、まず、Al
23・TiC焼結体よりなるスライダ基板57の上に、
マグネトロンスパッタ法により、補助磁極53の一部と
なる厚さ5μmのパ−マロイ膜を形成した後、そのパ−
マロイ膜の下部をイオンビ−ムで深さ0.5μmだけエ
ッチングする。このエッチング部分は、磁気抵抗効果素
子55が埋設される部分である。
【0073】次に、前記パ−マロイ膜のエッチング部分
の上に、非磁性材59としてのAl2O3膜を厚さ0.1
5μmに形成した後、その上に厚さ20nmのパ−マロ
イ膜を形成し、矩形に成形して磁気抵抗効果素子55と
する。
【0074】次に、非磁性材59と磁気抵抗効果素子5
5の上に、厚さ2nmのCr膜を介して膜厚200nm
のCu膜を形成した後、成形して磁気抵抗効果素子55
の一対の電極(図示せず)を形成する。このとき、電極
間の距離が0.7μmになるように規定する。
【0075】さらに、その上に非磁性材59として厚さ
0.15μmのAl23膜を形成した後、その上に、後
方部(磁極52、53の先端面とは反対側)において補
助磁極53となる前記パ−マロイ膜に連続になるよう
に、さらにパ−マロイ膜を厚さ0.5μmに形成する。
こうして、図4のように、切欠部に磁気抵抗効果素子5
5が埋設された補助磁極53が得られる。
【0076】次いで、第1実施例と同様にして、Cu膜
よりなるコイル54およびパ−マロイ膜よりなる主磁極
部52を形成すると、磁気ヘッド50が得られる。
【0077】この第3実施例においても、磁気抵抗効果
素子55は主磁極52から発生する磁界の内部、換言す
ればその磁力線の通り道に配置されているので、その磁
界の影響を受ける。補助磁極53の先端面は主磁極52
のそれよりも広くなっているので、補助磁極53の先端
面の近傍の磁界強度(磁束密度)は主磁極52の先端面
の近傍よりも小さくなる。このため、磁気抵抗効果素子
55が受ける磁界の強度は、主磁極52より発生する磁
界よりも弱く、その方向は媒体に対してほぼ垂直であ
る。
【0078】再生時には、第1実施例と同様に、バイア
ス磁界として好適な強度の磁界が磁気抵抗効果素子55
に印加されるように、コイル54に供給する電流の大き
さを記録時のそれに比べて小さくされる。これにより、
記録部の誘導型素子の発生する磁界を利用して磁気抵抗
効果素子55に好適なバイアス磁界を印加することが可
能となる。
【0079】磁気ヘッド50に第1実施例と同様の垂直
磁気記録媒体を組み合わせて、図5および図6に示す磁
気記録装置を製作し、磁気ヘッド50の端面と磁気記録
媒体の表面とのスペ−シングを0.04μmとして記録
再生特性を測定したところ、線記録密度が200kFC
Iでも100μV/μm以上の高い再生出力が得られ、
トラックピッチ1μmでも磁気記録が十分可能なことが
分かった。その結果、数Gb/in2以上の高密度磁気
記録が可能となることが確認された。
【0080】[第4実施例]第4実施例の磁気ヘッド
は、第1実施例において、磁気抵抗効果素子15として
パ−マロイ膜の代わりに、以下の構成を持つ多層膜を用
いたものである。それ以外は第1実施例と同じ構成を持
ち、同じ方法で製造される。
【0081】この実施例に用いた磁気抵抗効果素子の構
成を図8に示す。図8において、スライダ基板77の上
には、Fe膜(厚さ5nm)のよりなるバッファ層75
aが形成され、その上にNi−16at%Fe−17a
t%Co膜(厚さ1.5nm)よりなる磁性層75bが
形成され、さらにその上にCu膜(厚さ1.0nm)よ
りなる非磁性層75cが形成されている。磁性層75b
と非磁性層75cは、15周期だけ積層されている。
【0082】以上の構成を持つ多層膜は、イオンビ−ム
スパッタ法により、次のようにして製造される。膜形成
時のスパッタリング用のAr圧力は、例えば0.02P
a、膜形成速度は、例えば0.01−0.02nm/s
とする。
【0083】まず、スライダ基板77の上に、バッファ
層75aとしてのFe膜を厚さ5nmに形成した後、そ
の上に磁性層75bとして厚さ1.5nmのNi−16
at%Fe−17at%Co膜を形成する。その後、磁
性層75bの上に、非磁性層75cとして厚さ1.0n
mのCu膜を形成する。続いて、非磁性層75cの上に
さらに磁性層75bを、というように、磁性層75bと
非磁性層75cを15周期、交互に積層する。そして、
こうして得た多層膜を矩形に生成し、磁気抵抗効果膜と
する。この膜の磁気抵抗変化率は例えば23%、飽和磁
界は例えば730Oeである。この磁気抵抗効果膜の磁
気抵抗変化率は、第1実施例で用いたパ−マロイ膜の約
10倍である。
【0084】第1実施例と同様にして記録再生特性を測
定したところ、高い磁気抵抗変化率を反映して、第1実
施例よりも数倍以上の高い再生出力が得られることが分
かった。なお、再生時に磁気抵抗効果膜からなる素子に
加えるバイアス磁界を、飽和磁界が大きいことに対応し
て200−500Oeと大きめに設定する必要があっ
た。
【0085】
【発明の効果】この発明の磁気ヘッドによれば、録再分
離型の磁気ヘッドの構成を簡略化することができる。ま
た、従来のような再生部のバイアス機構専用の構成が不
要である。
【0086】この発明の磁気記録装置によれば、例えば
数Gb/in2以上の高密度磁気記録が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の磁気ヘッドの使用状態
を示す概念図である。
【図2】図1の磁気ヘッドの詳細構成を示す要部斜視図
である。
【図3】この発明の第2実施例の磁気ヘッドの使用状態
を示す概念図である。
【図4】この発明の第3実施例の磁気ヘッドの構成を示
す概念図である。
【図5】この発明の磁気記録装置の実施例の全体構成を
示す平面図である。
【図6】図5の磁気記録装置の全体構成を示す、図5の
A−A’線に沿った断面図である。
【図7】図1の磁気ヘッドを用いた場合の磁気ヘッド−
磁気記録媒体間のスペ−シングと、再生出力および出力
半減記録密度との関係を示すグラフである。
【図8】磁気抵抗効果素子に用いる多層膜の構成を示す
要部断面図である。
【符号の説明】
10 磁気ヘッド 11 コア 12 主磁極 13 補助磁極 14 コイル 15 磁気抵抗効果素子 16 電極 17 スライダ基板 20 磁気記録媒体 21 基板 22 軟磁性膜 23 垂直磁化膜 24 保護膜 F 磁束 30 磁気ヘッド 31 コア 32、33 磁極 34 コイル 35 磁気抵抗効果素子 40 磁気記録媒体 41 基板 44 保護膜 45 下地膜 46 単層磁性膜 50 磁気ヘッド 51 コア 52 主磁極 53 補助磁極 54 コイル 55 磁気抵抗効果素子 57 スライダ基板 58 磁気シールド膜 59 非磁性材 60 磁気記録装置 61 磁気記録媒体 62 磁気記録媒体駆動部 63 磁気ヘッド 64 磁気ヘッド駆動部 65 記録再生信号処理系 75 磁気抵抗効果素子 77 スライダ基板 75a バッファ層 75b 磁性層 75c 非磁性層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 幹夫 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 小室 又洋 茨木県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録磁界を発生させる誘導型素子を有す
    る記録部と、磁気抵抗効果素子を有する再生部とを備え
    てなる磁気ヘッドにおいて、 再生時に前記記録磁界よりも弱い磁界を前記誘導型素子
    より発生させ、その磁界を前記磁気抵抗効果素子のバイ
    アス磁界として用いることを特徴とする磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記誘導型素子のコアが主磁極と補助磁
    極を有しており、前記磁気抵抗効果素子が前記補助磁極
    の近傍に配置されている請求項1に記載の磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記誘導型素子が主磁極励磁型である請
    求項2に記載の磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記誘導型素子のコアが第1および第2
    の磁極を有するリング型であって、前記第2の磁極の近
    傍の磁界強度が前記第1の磁極の近傍の磁界強度よりも
    小さくなるように設定されており、前記磁気抵抗効果素
    子が前記第2の磁極の近傍に配置されている請求項1〜
    3のいずれかに記載の磁気ヘッド。
  5. 【請求項5】 磁気シ−ルド層が前記磁気抵抗効果素子
    に近接して設けてある請求項1〜4のいずれかに記載の
    磁気ヘッド。
  6. 【請求項6】 前記磁気シ−ルド層が、前記磁気抵抗効
    果素子が近接して配置されている前記磁極の一部により
    形成されている請求項5に記載の磁気ヘッド。
  7. 【請求項7】 前記磁気抵抗効果素子が近接して配置さ
    れている前記磁極の先端面の高さが、前記磁気抵抗効果
    素子が近接して配置されていない前記磁極の先端面の高
    さよりも低くなっている請求項1〜6のいずれかに記載
    の磁気ヘッド。
  8. 【請求項8】 前記磁気抵抗効果素子が近接して配置さ
    れている前記磁極の先端面の高さが、前記磁気抵抗効果
    素子が近接して配置されていない前記磁極の先端面の高
    さと実質的に同じであり、前記磁気抵抗効果素子がそれ
    が近接している前記磁極の内部に埋設されている請求項
    1〜6のいずれかに記載の磁気ヘッド。
  9. 【請求項9】 前記磁気抵抗効果素子が、磁性膜と非磁
    性膜とを積層して形成した多層膜からなる請求項1〜8
    のいずれかに記載の磁気ヘッド。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載の磁気
    ヘッドと、磁気記録媒体とを備えてなる磁気記録装置。
  11. 【請求項11】 前記磁気ヘッドの先端面と前記磁気記
    録媒体の表面との距離が0.1μm以下である請求項1
    0に記載の磁気記録装置。
  12. 【請求項12】 前記磁気記録媒体が、垂直磁気記録媒
    体である請求項10または11に記載の磁気記録装置。
  13. 【請求項13】 前記磁気記録媒体が、面内磁気記録媒
    体である請求項10〜12のいずれかに記載の磁気記録
    装置。
  14. 【請求項14】 前記記録部の記録トラック幅が、0.
    1μm以上、2μm以下の範囲にある請求項10〜13
    のいずれかに記載の磁気記録装置。
JP15382793A 1993-06-24 1993-06-24 録再分離型の磁気ヘッドおよび磁気記録装置 Pending JPH0714126A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100425575B1 (ko) * 1999-10-19 2004-04-01 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 자기기록장치, 자기헤드의 조절방법, 및 자기기록매체

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100425575B1 (ko) * 1999-10-19 2004-04-01 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 자기기록장치, 자기헤드의 조절방법, 및 자기기록매체

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