JPH07140979A - 過渡識別高調波発生器 - Google Patents

過渡識別高調波発生器

Info

Publication number
JPH07140979A
JPH07140979A JP6123645A JP12364594A JPH07140979A JP H07140979 A JPH07140979 A JP H07140979A JP 6123645 A JP6123645 A JP 6123645A JP 12364594 A JP12364594 A JP 12364594A JP H07140979 A JPH07140979 A JP H07140979A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
generator
input signal
harmonics
harmonic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6123645A
Other languages
English (en)
Inventor
Donn Werrbach
ドン・ウェルバック
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
APHEX SYST Ltd
Aphex Systems Ltd
Original Assignee
APHEX SYST Ltd
Aphex Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by APHEX SYST Ltd, Aphex Systems Ltd filed Critical APHEX SYST Ltd
Publication of JPH07140979A publication Critical patent/JPH07140979A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03BGENERATION OF OSCILLATIONS, DIRECTLY OR BY FREQUENCY-CHANGING, BY CIRCUITS EMPLOYING ACTIVE ELEMENTS WHICH OPERATE IN A NON-SWITCHING MANNER; GENERATION OF NOISE BY SUCH CIRCUITS
    • H03B19/00Generation of oscillations by non-regenerative frequency multiplication or division of a signal from a separate source
    • H03B19/16Generation of oscillations by non-regenerative frequency multiplication or division of a signal from a separate source using uncontrolled rectifying devices, e.g. rectifying diodes or Schottky diodes
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/02Means for controlling the tone frequencies, e.g. attack or decay; Means for producing special musical effects, e.g. vibratos or glissandos
    • G10H1/06Circuits for establishing the harmonic content of tones, or other arrangements for changing the tone colour
    • G10H1/16Circuits for establishing the harmonic content of tones, or other arrangements for changing the tone colour by non-linear elements
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H2230/00General physical, ergonomic or hardware implementation of electrophonic musical tools or instruments, e.g. shape or architecture
    • G10H2230/045Special instrument [spint], i.e. mimicking the ergonomy, shape, sound or other characteristic of a specific acoustic musical instrument category
    • G10H2230/251Spint percussion, i.e. mimicking percussion instruments; Electrophonic musical instruments with percussion instrument features; Electrophonic aspects of acoustic percussion instruments, MIDI-like control therefor
    • G10H2230/271Spint gong, i.e. mimicking circular flat, nippled or bowl-shaped metallic percussion instruments

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Power Conversion In General (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Control Of Eletrric Generators (AREA)
  • Rectifiers (AREA)
  • Networks Using Active Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オーディオ入力信号を受取り、入力信号の高
調波を含む出力信号を出力する過渡識別高調波発生器を
提供する。 【構成】 過渡識別高調波発生器(5)は、制御パラメ
ータを決定するための制御回路と、制御回路によって規
制され、入力信号の高調波を含む出力信号を出力するた
めの高調波発生回路とを含み、過渡識別高調波発生器は
入力信号の始めに比較的高いレベルの高調波を発生し、
入力信号に応じた制御パラメータによって決定される期
間の間発生する高調波のレベルを漸次的に減少させて、
最終的に比較的低いレベルの高調波を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】本発明は一般に電子オーディオ装置に関
する。より特定的には、本発明は高調波発生器の分野に
関する。
【0002】
【先行技術の説明】高調波発生器は音響効果を作り出し
かつ音質を向上させるために行なわれるオーディオ信号
処理のさまざまな分野で幅広く用いられている。たとえ
ば、米国特許第4,150,253 号の下の「音声励起装置(Aur
al Exciter) 」と呼ばれるアフェックス・システムズ・
リミテッド( Aphex Systems Ltd.)製造の製品は、一
部、高調波発生器の使用に基づいている。一般に、高調
波発生器は、入力信号の高調波を意図的に生成するため
に用いられる装置として規定することができる。係る装
置はまた、高調波発生器の明せき度を冒すことなく、た
とえばうなり周波数などのスプリアス周波数を生成し得
る。単純な高調波発生器は全波整流器回路から作ること
ができる。全波整流器回路からの出力信号は入力信号の
高調波を含むだけではなく、もし入力信号が多数の周波
数成分から作られる典型的なオーディオ波形からなって
いれば、うなり周波数も含む。
【0003】先行技術では、対数増幅器、整流器、およ
び乗算器などの非線形回路が高調波発生器として用いら
れる。これらの回路はどれも各々の入力−出力伝達関数
によって異なる高調波発生の法則に従っている。しかし
ながら、一般的には、出力信号中の高調波の振幅は主と
して、時間に関係なく、入力信号の振幅の関数である。
この結果、発生した高調波は入力信号の歪み成分にのみ
似通っている。したがって、音の向上および音楽のため
の先行技術の高調波発生器の利用法は限られており、こ
れはなぜなら生成される高調波が一般的には自然の音の
高調波と似ておらず、したがって人間の耳に不快に響く
ためである。
【0004】入力信号の振幅の関数であるだけでなく、
時間の関数でもある高調波を発生し、それによって音の
向上や音楽のために自然の音の高調波により近づけるこ
とが可能な高調波発生器を提供することが望まれる。
【0005】
【発明の概要】本発明は、過渡識別高調波発生器に関す
る。本発明は、自然の音の高調波により近い、時間およ
び振幅の関係を有する高調波を発生する。
【0006】本発明は以下のように自然の事象をモデル
化することによってよりよく理解される。自然の高調波
が真鍮のゴングをスチールハンマーで打つことによって
作られる場合について考える。最初の瞬間には、ゴング
の音には非常に豊富な高調波成分が含まれる。音が減衰
するにつれて、高調波の相対的なレベルが基本音周波
数、つまり基本的な周波数のレベルよりも早く減衰す
る。最後には音は高調波のない純音にまで減衰する。ス
チールハンマーで打つことは急な立上り波面を有する過
渡励起力を表わす。もし後でこのゴングを、フォームラ
バーで包んだ同じハンマーで打てば、より緩やかな波面
を有する過渡励起力が表われ、その後音に含まれる高調
波の相対的な量ははるかに少なくなり、ゴングのトーン
は純音により近づく。このモデルから観察できるポイン
トは2つある。第1に音に含まれる高調波の量はどのぐ
らい鋭くゴングが打たれるかに依存する。第2に、高調
波は基本的なトーンよりも早く減衰する。
【0007】本発明では新しく独自の高調波発生器が提
供され、これは入力信号の過渡事象の始まりでより高い
レベルの高調波を生成し、かつ過渡事象の後でより低い
レベルの高調波を生成する。さらに、本発明の高調波発
生器は、入力信号が安定して過渡的ではない場合は相対
的に低レベルの高調波を出力信号中に生成する。これに
より耳により快く響く高調波効果を作り出し、したがっ
てこれは先行技術の高調波発生器が発生する高調波より
も音楽や音の向上に用いるにはより有用である。
【0008】本発明の1つの好ましい実施例において
は、本発明の入力信号の高調波を発生するための過渡識
別高調波発生器は以下のものを含む。(a)入力信号を
受けるための第1の端部と第2の端部とを有する、時定
数を設定するための抵抗−キャパシタ回路。この抵抗−
キャパシタ回路は第1の端部と第2の端部との間に平行
に接続されるキャパシタと第1の抵抗とを含む。(b)
抵抗−キャパシタ回路の第2の端部に接続されて入力信
号を整流するための、陽極と陰極とを有するダイオー
ド。(c)負の電圧を抵抗回路を介してダイオードの陰
極に供給するための負の電源。抵抗回路は負の電源とダ
イオードの陰極との間に接続される第2の抵抗を含む。
(d)ダイオードの陽極に接続されて入力信号の高調波
を含む出力信号を生成するための電流−電圧変換器。こ
の電流−電圧変換器は、正の入力ピンと負の入力ピンと
出力ピンとを有するオペアンプと、ダイオードの陽極と
オペアンプの負の入力ピンとの間に接続される第3の抵
抗と、オペアンプの負の入力ピンと出力ピンとの間に接
続される第4の抵抗とを含む。(e)高調波発生器は、
入力信号の最初の発生時に相対的に高レベルの高調波を
生成し、入力信号の最初の発生に続く、時定数によって
決定される時間期間の間に発生する高調波のレベルを漸
次的に減じ、かつこの時間期間の後に相対的に低レベル
の高調波を生成する。
【0009】本発明の代替の実施例においては、本発明
の入力信号の高調波を発生するための過渡識別高調波発
生器は以下のものを含む。(a)出力信号を生成するた
めの乗算器回路。この乗算器回路はXチャネルとYチャ
ネルとを有し、出力信号はXチャネル入力信号とYチャ
ネル入力信号との積に比例する。(b)乗算器回路を変
調するために制御信号を生成するための自動利得制御回
路。この自動利得制御回路は入力端部および出力端部
と、制御信号を調整するための可変抵抗回路とを有す
る。(c)乗算器回路および自動利得制御回路は双対演
算相互コンダクタンス増幅器チップを用いる。自動利得
制御回路は双対演算相互コンダクタンス増幅器チップの
機能上の一方の半分を用い、かつ乗算器回路は双対演算
相互コンダクタンス増幅器チップの機能上の他方の半分
を用いる。(d)乗算器回路のYチャネルと自動利得制
御回路の入力端部とは共に接続されて入力信号を受け
る。(e)自動利得制御回路の入力端部は時定数を設定
するための抵抗−キャパシタ回路をさらに含む。(f)
自動利得制御回路の出力端部は双対演算相互コンダクタ
ンス増幅器チップのダーリントン部を用い、かつ乗算器
回路のXチャネルに接続され、その結果、乗算器回路の
出力信号は、入力信号と自動利得制御回路からの制御信
号との積に比例する高調波を含む。(g)自動利得制御
回路と乗算器回路とに給電するための電源。(h)この
高調波発生器は、入力信号の最初の発生時に相対的に高
レベルの高調波を生成し、入力信号の最初の発生に続
く、時定数によって決定される時間期間の間に発生する
高調波のレベルを漸次的に減じ、かつこの時間期間の後
に相対的に低レベルの高調波を生成する。
【0010】本発明のさらなる新規な特徴および他の目
的は以下の詳細な説明、議論および前掲の特許請求の範
囲を図面と共に考慮すれば明白となるであろう。
【0011】
【好ましい実施例の詳細】本発明の具体的実施例は図面
を参照しながら以下に説明されるが、これらの実施例は
一例であって、本発明の原理の応用を表わす多くの可能
な具体的実施例のほんのいくつかだけを示している。当
業者にとって自明である、本発明に係る種々の変更およ
び変形は、前掲の特許請求の範囲に記載される、本発明
の精神、範囲および理解内にある。
【0012】図1を参照すると、本発明の好ましい実施
例の1つの概略図として、ダイオード整流器を用いる過
渡識別高調波発生器5が示される。入力信号が点10で
与えられる。点10の入力信号はオペアンプ出力のよう
な低いインピーダンスから与えられてもよい。入力信号
は零ボルトDCで休止しているACオーディオ波形を表
してもよい。抵抗器R1およびキャパシタC1は、後で
説明されるように時定数回路として働く。一例として、
抵抗器R1は270KΩであり、キャパシタC1は0.
1μFである。点60で負の電圧−Eが与えられ、抵抗
器R2が用いられて、この負電圧−Eから小さい負の電
流をダイオードD1に与える。この小さい電流によっ
て、ダイオードD1の順方向電圧降下をオフセットさせ
て、ダイオードD1を順方向導通に移行させることがで
きる。一例として、負電圧−Eは−15Vであり、抵抗
器R2は2.2MΩである。オペアンプU1は、抵抗器
R3およびR4とともに電流電圧変換器として構成され
る。一例として、抵抗器R3は4.7KΩであり、抵抗
器R4は10KΩである。負電流が点30に与えられる
と、正の電圧が点50に現れる。図面からわかるよう
に、抵抗器R3に与えられる電流はダイオードD1を通
らなければならない。ダイオードD1は負電流のみを抵
抗器R3に渡すよう配向されるので、点50の出力は負
電流が流れる場合のみ存在する、すなわち抵抗器R3に
は正電流が流れない。これは、回路の点20に現れるA
C電圧に整流効果を与える。この整流効果は、点50に
正の極性の半波出力信号をもたらし、これは点20のA
C信号の負極性の半波を表わす。この出力信号は入力信
号の高調波を含む。
【0013】入力トーンが、入力信号として点10に突
然与えられると、トーンの最初の数サイクルの間、ダイ
オードD1は負の半サイクルから電流を流して、点50
に正極性の出力をもたらす。ダイオードD1から抵抗器
R3へのハーフサイクルの導通ごとに、キャパシタC1
が少しずつ充電される。キャパシタC1の充電時間は、
抵抗器−キャパシタ(R3−C1)時定数の関数であ
る。キャパシタC1が充電を始めると、正のDC電圧が
点10に比例して点20で発生し始める。点10は信号
源によってDC接地電位近くに保たれるので、DC電荷
は、抵抗器R2が与える順方向バイアスを逆転させるダ
イオードD1のカソードに正のバイアスとして現れ、ダ
イオードD1を逆バイアス状態にする。点20で現れる
各後続のオーディオサイクルは、キャパシタC1の発生
するDCバイアス電圧によって、ダイオードD1の導通
から離れる。最終的に、キャパシタC1のDCバイアス
は、入力トーンバーストのピークレベルになり、ハーフ
サイクルの頂点の小さな部分しか電流をダイオードD1
に与えることができない。この結果、トーンバーストは
点50に出力信号をもたらし、この信号は大きな振幅で
始まり、比較的小さな振幅になるまで各連続するハーフ
サイクルごとに振幅が連続的に小さくなり、その小さい
振幅で保たれる。これは図2の(a)および(b)に示
され、入力トーンは図2(a)で示され、結果の出力信
号は図2(b)で示される。
【0014】図2(b)で示される高調波出力信号の振
幅は、入力信号を最初に与えた場合に大きく、徐々によ
り小さいレベルに減小するまたは「ランプダウン」す
る。これは、高調波発生器5の「アタック」パラメータ
と呼ばれる。この「アタック」時定数は、特定応用にお
ける最適な音波的利点を得るよう選択されるべきであ
る。図1で示される回路では、抵抗器R3およびキャパ
シタC1の時定数が、アタックパラメータの傾きを決定
する。抵抗器R1の主要な働きは、入力信号が取除かれ
た後で、C1に対して適切な放電経路を与えることであ
る。
【0015】図1に示される本発明は、高調波発生器回
路においてダイオード整流器を用いる。しかし、本発明
は出力高調波の整形が行なわれる限り、高調波を作成す
るいかなる具体的な手段に限定されない。たとえば、本
発明はその回路内に乗算器を用いてもよい。
【0016】図3を参照すると、本発明の好ましい実施
例のさらなるブロック図において、乗算器回路に加え
て、自動利得制御(AGC)回路を用いる、過渡識別高
調波発生器95が示される。本発明の高調波発生器回路
95に用いられる乗算器130は、(XY)/Kの伝達
関数を有する線形乗算器であってもよい。さらに、信号
入力、信号出力および利得制御入力を有する、いかなる
種類の電圧制御増幅器(VCA)であってもよい。VC
Aが用いられるのなら、信号入力を「Y」チャネル入力
および利得制御入力を「X」チャネル入力として、それ
をXY乗算器として定義することができる。線形乗算器
と乗算器として用いられるVCAとの唯一の違いは、V
CAの「X」入力の伝達関数は普通指数的であり、それ
ゆえ出力伝達関数は一般に(Y)(exp X)/Kで
ある。しかしながら、線形乗算器または乗算器として用
いられるVCAの出力は、入力信号の高調波を含み、図
3に示される回路は有効である。
【0017】乗算器130が線形乗算器である場合、そ
の出力関数は(XY)/Kであり、ここでXはX入力の
信号、YはY入力の信号、およびKは定数である。X入
力およびY入力に等しい信号が与えられた場合、すなわ
ち自動利得制御(AGC)回路110が取除かれると、
点150の乗算器出力はy2 /Kであり、先行技術の高
調波発生器の典型的な回路を表わす。入力信号が正弦で
あるのなら、これはsin2 /Kに変換され、入力信号
の第2の高調波である周波数を含む。前に述べたよう
に、高調波出力は入力信号の歪み積のみに似ており、も
たらされる高調波は自然音の高調波と一般に似ていない
ので、このような先行技術の高調波発生器を音向上およ
び音楽に使用することは限定される。
【0018】本発明において、AGC回路110の追加
は、乗算器高調波発生器の特性を大きく変える。たとえ
ばAGCの具体的圧縮率、アタックおよびリリース時間
のようなAGC回路110のパラメータは、特定の応用
において最良の効果を得るよう決定される。しかし、ア
タック時間は有限値でなければならない。たとえば、A
GC回路110は有限の圧縮率、約20msのアタック
時間、および入力信号レベル以下のしきい値10dBを
有することができる。
【0019】図4(a)を参照すると、点100の入力
信号の波形が示されており、これは乗算器130のY入
力である。図4(b)を参照すると、点120のAGC
出力で予期される波形が示されており、これは乗算器1
30のX入力である。図4(c)を参照すると、点14
0の乗算器高調波出力の波形が示されている。AGC回
路110は、AGCアタック時間の間、初期出力オーバ
シュートをもたらすことがわかる。このAGCオーバシ
ュートは、オーバシュート期間の間はより大きいXY積
を出力し、AGC出力レベルが安定した後はより小さい
XY積を出力することによって、乗算器130からの整
形された高調波出力となる。
【0020】図5を参照すると、図3のブロック図に基
づく機能的回路195が示される。高調波発生器回路1
95は、図3に示されるブロック図の実施可能な例示的
かつ見本の回路であることが理解される。高調波発生器
回路195は、乗算器回路およびAGC回路の2つの機
能的回路を含む。この2つの回路は、LM13700双
対演算相互コンダクタンス増幅器(OTA)チップに基
づいており、一方半分のU100Bが乗算器として、お
よび他方半分U100AがAGC増幅器として用いられ
る。図示されるピン番号(1ないし16)は、LM13
700デュアルOTAチップのピン番号である。乗算器
回路はさらに、キャパシタC101、抵抗器R106、
R107およびR108、ならびに可変抵抗器VR10
1およびVR102を含む。一例として、キャパシタC
101は22μFであり、抵抗器R106およびR10
7は10KΩであり、抵抗器R108は5KΩであり、
可変抵抗器VR101は50KΩであり、可変抵抗器V
R102は1KΩである。AGC回路はさらにキャパシ
タ100、抵抗器R100、R101、R102、R1
03、R104、R105およびR106、ならびに可
変抵抗器VR100およびVR103を含む。点線のブ
ロック197は、LM13700デュアルOTAチップ
のダーリングトン部分であり、この部分は乗算器の出力
をバッファするのに用いられるのではなく、AGC増幅
器の出力をバッファするために用いられる。一例とし
て、キャパシタC100は4.7μFであり、抵抗器R
100は250KΩであり、抵抗器R101は30KΩ
であり、抵抗器R102、R103およびR104は1
0KΩであり、抵抗器R105は100KΩであり、抵
抗器R109は10MΩであり、可変抵抗器VR100
は25KΩであり、可変抵抗器VR103は50KΩで
ある。LM13700デュアルOTAチップを用いる回
路装置における改良は、以下の回路構成要素を含む。A
GC増幅器の制御フィードスルーをよりよくヌルするた
めに可変抵抗器VR103およびR109が加えられて
いる。キャパシタC101は、乗算器回路のDC入力オ
フセット電圧を分離するために加えられている。さら
に、正電圧+Eおよび負電圧−Eが回路に与えられる。
一例として、正電圧+Eは15Vであり、負電圧−Eは
−15Vである。
【0021】図3および図4を参照して、高調波発生器
回路195は以下のように動作する。図3に示されるA
GC回路110はU100Aの回路によって与えられ
る。図3の点120のAGC出力は、LM13700の
第2のダーリングトントランジスタのピン9の出力に等
価である。図3に示される乗算器130はU100Bの
回路によって与えられる。図3のX入力は、可変抵抗器
VR101の入力抵抗によって、U100Bのピン16
での電流入力として変換される。図3のY入力は、抵抗
器R100の信号入力として表される。図3のAGC入
力は、キャパシタC101の信号入力として表される。
図3の点140の高調波出力は、U100Bピン12出
力に等価である。これは高いインピーダンス出力であ
り、正しい動作のためにいかなる外部インピーダンスに
よってもロードされてはならない。
【0022】図5で示される回路は、本発明の過渡識別
高調波発生器の実施例を限定するものではないことが強
調される。本発明が多様な方法で実施されることを示し
ているだけである。本発明の教示に従うよう適用でき
る、高調波を発生する多様な手段を含む多くの回路があ
る。したがって、本発明はここで示される実施例に限定
されるものではない。さらに、本発明の教示は等価の有
効性でもってデジタル信号処理において実施することが
できる。
【0023】詳細に定義すると、本発明は、入力信号の
高調波を発生するための過渡識別高調波発生器であっ
て、この発生器は次のものを含む。(a)前記入力信号
を受けるための第1の端部と第2の端部とを有する、時
定数を設定するための抵抗−キャパシタ回路。この抵抗
−キャパシタ回路は、第1の端部と第2の端部との間に
並行に接続されるキャパシタと第1の抵抗とを含む。
【0024】(b)前記抵抗−キャパシタ回路の前記第
2の端部に接続されて前記入力信号を整流するための、
陽極と陰極とを有するダイオード。(c)負の電圧を抵
抗回路を介して前記ダイオードの前記陰極に供給するた
めの負の電源。抵抗回路は負の電源と前記ダイオードの
前記陰極との間に接続される第2の抵抗を含む。(d)
前記ダイオードの前記陽極に接続されて、前記入力信号
の高調波を含む出力信号を生成するための電流−電圧変
換器。この電流−電圧変換器は、正の入力ピンと負の入
力ピンと出力ピンとを有するオペアンプと、前記ダイオ
ードの前記陽極とオペアンプの負の入力ピンとの間に接
続される第3の抵抗と、オペアンプの負の入力ピンと出
力ピンとの間に接続される第4の抵抗とを含む。(e)
前記高調波発生器は、前記入力信号の最初の発生時に相
対的に高レベルの高調波を生成し、前記入力信号の最初
の発生に続く、前記時定数によって決定される時間期間
の間に発生する高調波のレベルを漸次的に減じ、かつ前
記時間期間の後に相対的に低レベルの高調波を生成す
る。
【0025】広義に定義すると、本発明は、入力信号の
高調波を発生するための過渡識別高調波発生器であっ
て、この発生器は以下のものを含む。(a)前記入力信
号を受けるための第1の端部と第2の端部とを有する、
時定数を設定するための抵抗−キャパシタ回路。(b)
前記抵抗−キャパシタ回路の前記第2の端部に接続され
て前記入力信号を整流するための、陽極と陰極とを有す
るダイオード。(c)負の電圧を抵抗回路を介して前記
ダイオードの前記陰極に供給するための負の電源。
(d)前記ダイオードの前記陽極に接続されて、前記入
力信号の高調波を含む出力信号を生成するための電流−
電圧変換器。(e)前記高調波発生器は、前記入力信号
の最初の発生時に相対的に高レベルの高調波を生成し、
前記入力信号の最初の発生に続く、前記時定数によって
決定される時間期間の間に発生する高調波のレベルを漸
次的に減じ、かつ前記時間期間の後に相対的に低レベル
の高調波を生成する。
【0026】より広義に定義すると、本発明は、過渡識
別高調波発生器であって、時定数を設定するための抵抗
−キャパシタ回路と、入力信号の高調波を含む出力信号
を生成するためのダイオード整流回路とを含み、この高
調波発生器は、入力信号の最初の発生時に相対的に高レ
ベルの高調波を生成し、入力信号の最初の発生に続く、
時定数によって決定される時間期間の間に発生する高調
波のレベルを漸次的に減じ、かつ前記時間期間の後に相
対的に低レベルの高調波を生成することが可能である。
【0027】代替的に詳細に定義すると、本発明は、入
力信号の高調波を発生するための過渡識別高調波発生器
であり、この発生器は次のものを含む。(a)出力信号
を生成するための乗算器回路。この乗算器回路はXチャ
ネルとYチャネルとを有し、出力信号はXチャネル入力
信号とYチャネル入力信号との積に比例する。(b)前
記乗算器回路を変調するために制御信号を生成するため
の自動利得制御回路。この自動利得制御回路は、入力端
部および出力端部と、制御信号を調整するための可変抵
抗回路とを有する。(c)前記乗算器回路および前記自
動利得制御回路は、双対演算相互コンダクタンス増幅器
チップを用い、前記自動利得制御回路は双対演算相互コ
ンダクタンス増幅器チップの機能上の一方の半分を用
い、前記乗算器回路は双対演算相互コンダクタンス増幅
器チップの機能上の他方の半分を用いる。(d)前記乗
算器回路の前記Yチャネルと前記自動利得制御回路の前
記入力端部とはともに接続されて前記入力信号を受け
る。(e)前記自動利得制御回路の前記入力端部は、時
定数を設定するための抵抗−キャパシタ回路をさらに含
む。(f)前記自動利得制御回路の前記出力は、前記双
対演算相互コンダクタンス増幅器チップのダーリントン
部を用い、かつ前記乗算器回路の前記Xチャネルに接続
され、この結果、前記乗算器回路の前記出力信号は前記
入力信号と前記自動利得制御回路からの前記制御信号と
の積に比例する高調波を含む。(g)前記自動利得制御
回路と前記乗算器回路とに給電するための電源。(h)
前記高調波発生器は、前記入力信号の最初の発生時に相
対的に高レベルの高調波を生成し、前記入力信号の最初
の発生に続く、前記時定数によって決定される時間期間
の間に発生する高調波のレベルを漸次的に減じ、かつ前
記時間期間の後に相対的に低レベルの高調波を生成する
ことが可能である。
【0028】代替的かつ広義に定義すると、本発明は、
入力信号の高調波を発生するための過渡識別高調波発生
器であって、この発生器は次のものを含む。(a)出力
信号を生成するための乗算器回路。この乗算器回路はX
チャネルとYチャネルとを有し、出力信号はXチャネル
入力信号とYチャネル入力信号との積に比例する。
(b)前記乗算器回路を変調するために制御信号を生成
するための自動利得制御回路。この自動利得制御回路
は、入力端部と出力端部とを有する。(c)前記乗算器
回路の前記Yチャネルと前記自動利得制御回路の前記入
力端部とはともに接続されて前記入力信号を受ける。
(d)前記自動利得制御回路の前記出力端部は、前記乗
算器回路の前記Xチャネルに接続され、その結果、前記
乗算器回路の前記出力信号は前記入力信号と前記自動利
得制御回路からの前記制御信号との積に比例する高調波
を含む。(e)前記高調波発生器は、前記入力信号の最
初の発生時に相対的に高レベルの高調波を生成し、前記
入力信号の最初の発生に続く、前記制御信号によって決
定される時間期間の間に発生する高調波のレベルを漸次
的に減じ、かつ前記時間期間の後に相対的に低レベルの
高調波を生成する。
【0029】代替的かつより広義に定義すると、本発明
は、過渡識別高調波発生器であって、この発生器は、入
力信号の高調波を含む出力信号を生成するための高調波
発生回路と、高調波発生回路の利得制御入力に接続さ
れ、かつ前記高調波発生回路を変調するために制御信号
を生成する自動利得制御回路とを含み、この高調波発生
器は、入力信号の最初の発生時に相対的に高レベルの高
調波を生成し、入力信号の最初の発生に続く、制御信号
によって決定される時間期間の間に発生する高調波のレ
ベルを漸次的に減じ、かつ前記時間期間の後に相対的に
低レベルの高調波を生成することが可能である。
【0030】より広義に定義すると、本発明は、過渡識
別高調波発生器であって、この発生器は次のものを含
む。(a)高調波発生回路に結合されて入力信号を受け
るための手段。(b)前記高調波発生手段は前記入力信
号の高調波を含む出力信号を生成することが可能であ
る。(c)前記高調波発生器は前記入力信号の最初の発
生時に相対的に高レベルの高調波を発生する。(d)前
記高調波発生器は、前記入力信号の最初の発生に続く時
間期間の間に発生する高調波のレベルを漸次的に減じ
る。(e)前記高調波発生器は、前記時間期間が終わっ
た後に相対的に低レベルの高調波を生成する。さらに広
義に定義すると、本発明は、過渡識別高調波発生器であ
って、制御パラメータを決定するための制御回路と、制
御回路によって調整されて入力信号の高調波を含む出力
信号を生成する高調波発生回路とを含む。過渡識別高調
波発生器はまず、入力信号の最初の発生時に相対的に高
レベルの高調波を発生し、その後、入力信号の最初の発
生に続く、制御パラメータによって決定される時間期間
の間に発生する高調波のレベルを漸次的に減じ、かつ最
終的に、時間期間が終わった後に相対的に低レベルの高
調波を生成する。
【0031】当然ながら本発明は、ここに開示される任
意の具体的形状もしくは配列、または実施例、または任
意の具体的用途に限定されるものではない。なぜなら本
発明は、上に示しかつ説明したクレームされた発明の精
神および範囲を逸脱することなくさまざまな具体例また
は関係において修正可能であり、示される装置は動作上
の実施例を示しかつ開示するためのみであって、本発明
が実施されまたは動作され得るさまざまな形状または変
更をすべて示すものではない。
【0032】本発明は、少なくとも1つの形式で完全な
開示を与えることによって特許法に従うために詳細に説
明されている。しかしながら、係る詳細な説明は本発明
の広範な特徴もしくは原理、または付与される特許独占
の範囲をどのようにも限定すると意図するものではな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】ダイオード整流器を用いる過渡識別高調波発生
器を示す、本発明の好ましい実施例の1つの概略図であ
る。
【図2】(a)は図1の点10における信号入力の波形
図であり、(b)は図1の点50における高調波出力の
波形図である。
【図3】乗算器回路に加えて、自動利得制御(AGC)
回路を用いる、過渡識別高調波発生器を示す、本発明の
好ましい実施例のさらなる別のブロック図である。
【図4】(a)は図3の点100における信号入力の波
形図であり、(b)は図3の点120における自動利得
制御回路の出力信号の波形図であり、(c)は図3の点
140における高調波出力の波形図である。
【図5】図3のブロック図に示される本発明の好ましい
実施例の詳細な回路図である。
【符号の説明】
5 過渡識別高調波発生器 R1 抵抗器 C1 キャパシタ D1 ダイオード R2 抵抗器 R3 抵抗器 R4 抵抗器 10 点 20 点 30 点 40 点 50 点

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号の高調波を発生するための過渡
    識別高調波発生器であって、 a.前記入力信号を受けるための第1の端部と第2の端
    部とを有する、時定数を設定するための抵抗−キャパシ
    タ回路と、 b.前記抵抗−キャパシタ回路の前記第2の端部に接続
    されて前記入力信号を整流するための、陽極および陰極
    を有するダイオードと、 c.抵抗回路を介して前記ダイオードの前記陰極に負の
    電圧を供給するための負の電源と、 d.前記ダイオードの前記陽極に接続されて前記入力信
    号の高調波を含む出力信号を生成するための電流−電圧
    変換器とを含み、 e.前記高調波発生器は、前記入力信号が最初に発生し
    たときに相対的に高レベルの高調波を生成し、前記入力
    信号の最初の発生に続く、前記時定数によって決定され
    る時間期間の間に発生する高調波のレベルを漸次的に減
    じ、さらに前記時間期間の後に相対的に低レベルの高調
    波を生成することが可能な、発生器。
  2. 【請求項2】 前記抵抗−キャパシタ回路は、前記抵抗
    −キャパシタ回路の前記第1の端部と前記第2の端部と
    の間に平行に接続されるキャパシタと第1の抵抗とを含
    む、請求項1に記載の発生器。
  3. 【請求項3】 前記抵抗回路は、前記負の電源と前記ダ
    イオードの前記陰極との間に接続される第2の抵抗を含
    む、請求項1に記載の発生器。
  4. 【請求項4】 前記電流−電圧変換器は、正の入力ピン
    と、負の入力ピンと、出力ピンとを有するオペアンプ
    と、前記ダイオードの前記陽極と前記オペアンプの前記
    負の入力ピンとの間に接続される第3の抵抗と、前記オ
    ペアンプの前記負の入力ピンと前記出力ピンとの間に接
    続される第4の抵抗とを含む、請求項1に記載の発生
    器。
  5. 【請求項5】 入力信号の高調波を発生するための過渡
    識別高調波発生器であって、 a.前記入力信号を受けるための第1の端部と第2の端
    部とを有する、時定数を設定するための抵抗−キャパシ
    タ回路を含み、前記抵抗−キャパシタ回路は、前記第1
    の端部と前記第2の端部との間に平行に接続されるキャ
    パシタと第1の抵抗とを含み、さらに b.前記抵抗−キャパシタ回路の前記第2の端部に接続
    されて前記入力信号を整流するための、陽極および陰極
    を有するダイオードと、 c.負の電圧を抵抗回路を介して前記ダイオードの前記
    陰極へ供給するための負の電源とを含み、前記抵抗回路
    は、前記負の電源と前記ダイオードの前記陰極との間に
    接続される第2の抵抗を含み、さらに d.前記ダイオードの前記陽極に接続されて前記入力信
    号の高調波を含む出力信号を生成するための電流−電圧
    変換器を含み、前記電流−電圧変換器は、正の入力ピン
    と、負の入力ピンと、出力ピンとを有するオペアンプ
    と、前記ダイオードの前記陽極と前記オペアンプの前記
    負の入力ピンとの間に接続される第3の抵抗と、前記オ
    ペアンプの前記負の入力ピンと前記出力ピンとの間に接
    続される第4の抵抗とを含み、 e.前記高調波発生器は、前記入力信号の最初の発生時
    に相対的に高レベルの高調波を生成し、前記入力信号の
    最初の発生に続く、前記時定数によって決定される時間
    期間の間に発生する高調波のレベルを漸次的に減じ、さ
    らに前記時間期間の後に相対的に低レベルの高調波を生
    成することが可能な、発生器。
  6. 【請求項6】 前記キャパシタは0.1μFである、請
    求項5に記載の発生器。
  7. 【請求項7】 前記第1の抵抗は270KΩである、請
    求項5に記載の発生器。
  8. 【請求項8】 前記第2の抵抗は2.2MΩである、請
    求項5に記載の発生器。
  9. 【請求項9】 前記第3の抵抗は4.7KΩである、請
    求項5に記載の発生器。
  10. 【請求項10】 前記第4の抵抗は10KΩである、請
    求項5に記載の発生器。
  11. 【請求項11】 前記負の電源は−15Vである、請求
    項5に記載の発生器。
  12. 【請求項12】 過渡識別高調波発生器であって、 時定数を設定するための抵抗−キャパシタ回路と、入力
    信号の高調波を含む出力信号を生成するためのダイオー
    ド整流回路とを含み、 前記高調波発生器は、前記入力信号の最初の発生時に相
    対的に高レベルの高調波を生成し、前記入力信号の最初
    の発生に続く、前記時定数によって決定される時間期間
    の間に発生する高調波のレベルを漸次的に減じ、さらに
    前記時間期間の後に相対的に低レベルの高調波を生成す
    ることが可能な、発生器。
  13. 【請求項13】 前記ダイオード整流回路は、前記入力
    信号を整流するためのダイオードと、電流−電圧変換器
    として用いられるオペアンプとを含む、請求項12に記
    載の発生器。
  14. 【請求項14】 負の電圧を抵抗回路を介して前記ダイ
    オードの前記陰極に供給するための負の電源をさらに含
    む、請求項12に記載の発生器。
  15. 【請求項15】 入力信号の高調波を発生するための過
    渡識別高調波発生器であって、 a.出力信号を生成するための乗算器回路を含み、前記
    乗算器回路はXチャネルとYチャネルとを有し、前記出
    力信号はXチャネル入力信号とYチャネル入力信号との
    積に比例し、さらに b.前記乗算器回路を変調するための制御信号を生成す
    るための自動利得制御回路を含み、前記自動利得制御回
    路は入力端部と出力端部とを有し、 c.前記乗算器回路の前記Yチャネルと前記自動利得制
    御回路の前記入力端部とは共に接続されて前記入力信号
    を受け、 d.前記自動利得制御回路の前記出力端部は前記乗算器
    回路の前記Xチャネルに接続され、その結果、前記乗算
    器回路の前記出力信号は、前記入力信号と前記自動利得
    制御回路からの前記制御信号との積に比例する高調波を
    含み、 e.前記高調波発生器は、前記入力信号の最初の発生時
    に相対的に高レベルの高調波を生成し、前記入力信号の
    最初の発生に続く、前記制御信号によって決定される時
    間期間の間に発生する高調波のレベルを漸次的に減じ、
    さらに前記時間期間の後に相対的に低レベルの高調波を
    生成することが可能な、発生器。
  16. 【請求項16】 前記乗算器回路および前記自動利得制
    御回路は双対演算相互コンダクタンス増幅器チップを用
    い、前記自動利得制御回路は前記双対演算相互コンダク
    タンス増幅器チップの機能上の一方の半分を用い、かつ
    前記乗算器回路は前記双対演算相互コンダクタンス増幅
    器チップの機能上の他方の半分を用いる、請求項15に
    記載の発生器。
  17. 【請求項17】 前記自動利得制御回路の前記入力端部
    は、前記高調波のレベルが漸次的に減じられる前記時間
    期間を決定する時定数を設定するための抵抗−キャパシ
    タ回路を含む、請求項15に記載の発生器。
  18. 【請求項18】 前記自動利得制御回路の前記出力端部
    は、前記双対演算相互コンダクタンス増幅器チップのダ
    ーリントン部を用いる、請求項16に記載の発生器。
  19. 【請求項19】 前記自動利得制御回路は、前記自動利
    得制御回路から前記乗算器回路へ出力される前記制御信
    号を調整するための可変抵抗回路を含む、請求項15に
    記載の発生器。
  20. 【請求項20】 前記自動利得制御回路および前記乗算
    器回路を付勢するための正の電圧源と負の電圧源とをさ
    らに含む、請求項15に記載の発生器。
  21. 【請求項21】 入力信号の高調波を発生するための過
    渡識別高調波発生器であって、 a.出力信号を生成するための乗算器回路を含み、前記
    乗算器回路はXチャネルとYチャネルとを有し、前記出
    力信号はXチャネル入力信号とYチャネル入力信号との
    積に比例し、さらに b.前記乗算器回路を変調するために制御信号を生成す
    るための自動利得制御回路を含み、前記自動利得制御回
    路は、入力端部および出力端部と前記制御信号を調整す
    るための可変抵抗回路とを有し、 c.前記乗算器回路および前記自動利得制御回路は双対
    演算相互コンダクタンス増幅器チップを用い、前記自動
    利得制御回路は前記双対演算相互コンダクタンス増幅器
    チップの機能上の一方の半分を用い、かつ前記乗算器回
    路は前記双対演算相互コンダクタンス増幅器チップの機
    能上の他方の半分を用い、 d.前記乗算器回路の前記Yチャネルおよび前記自動利
    得制御回路の前記入力端部は共に接続されて前記入力信
    号を受け、 e.前記自動利得制御回路の前記入力端部は、時定数を
    設定するための抵抗−キャパシタ回路をさらに含み、 f.前記自動利得制御回路の前記出力端部は、前記双対
    演算相互コンダクタンス増幅器チップのダーリントン部
    を用い、かつ前記乗算器回路の前記Xチャネルに接続さ
    れ、その結果、前記乗算器回路の前記出力信号は前記入
    力信号と前記自動利得制御回路からの前記制御信号との
    積に比例する高調波を含み、さらに g.前記自動利得制御回路および前記乗算器回路を付勢
    するための電源を含み、 h.前記高調波発生器は、前記入力信号の最初の発生時
    に相対的に高レベルの高調波を生成し、前記入力信号の
    最初の発生に続く、前記時定数によって決定される時間
    期間の間に発生する高調波のレベルを漸次的に減じ、か
    つ前記時間期間の後に相対的に低レベルの高調波を生成
    することが可能な、発生器。
  22. 【請求項22】 前記電源は、前記自動利得制御回路と
    前記乗算器回路とを付勢するための、正の電圧源と負の
    電圧源とを含む、請求項21に記載の発生器。
  23. 【請求項23】 前記自動利得制御回路の前記可変抵抗
    回路は、25KΩの第1の可変抵抗を含む、請求項21
    に記載の発生器。
  24. 【請求項24】 前記自動利得制御回路の前記可変抵抗
    回路は、前記正の電圧源と前記負の電圧源との間に接続
    されて前記双対演算相互コンダクタンス増幅器チップに
    調整可能な稼働電流を与えるための第2の可変抵抗をさ
    らに含む、請求項22に記載の発生器。
  25. 【請求項25】 前記乗算器は、前記自動利得制御回路
    の前記入力端部と前記乗算器回路の前記Yチャネルとの
    間に接続されて、前記入力信号のどの直流(DC)成分
    も分離するためのキャパシタをさらに含む、請求項24
    に記載の発生器。
  26. 【請求項26】 過渡識別高調波発生器であって、 入力信号の高調波を含む出力信号を生成するための高調
    波発生回路と、前記高調波発生回路の利得制御入力に接
    続され、かつ前記高調波発生回路を変調するための制御
    信号を生成する自動利得制御回路とを含み、 前記高調波発生器は、前記入力信号の最初の発生時に相
    対的に高レベルの高調波を生成し、前記入力信号の最初
    の発生に続いて、前記制御信号によって決定される時間
    期間の間に発生する高調波のレベルを漸次的に減じ、か
    つ前記時間期間の後に相対的に低レベルの高調波を生成
    することが可能な、発生器。
  27. 【請求項27】 前記高調波発生回路および前記自動利
    得制御回路は双対演算相互コンダクタンス増幅器チップ
    を用い、前記自動利得制御回路は前記双対演算相互コン
    ダクタンス増幅器チップの機能上の一方の半分を用い、
    かつ前記高調波発生回路は前記双対演算相互コンダクタ
    ンス増幅器チップの機能上の他方の半分を用いる、請求
    項26に記載の発生器。
  28. 【請求項28】 前記自動利得制御回路は、前記高調波
    のレベルが漸次的に減じられる前記時間期間を決定する
    時定数を設定するために抵抗−キャパシタ回路を含む、
    請求項26に記載の発生器。
  29. 【請求項29】 前記自動利得制御回路は、前記自動利
    得制御回路から前記高調波発生回路に出力される前記制
    御信号を調整するための可変抵抗回路を含む、請求項2
    6に記載の発生器。
  30. 【請求項30】 前記自動利得制御回路と前記高調波発
    生回路とを付勢するための電源をさらに含む、請求項2
    6に記載の発生器。
  31. 【請求項31】 過渡識別高調波発生器であって、 a.高調波発生回路に結合されて入力信号を受けるため
    の手段を含み、 b.前記高調波発生回路は前記入力信号の高調波を含む
    出力信号を生成することが可能であり、 c.前記高調波発生器は前記入力信号の最初の発生時に
    相対的に高レベルの高調波を発生し、 d.前記高調波発生器は、前記入力信号の最初の発生に
    続く時間期間の間に発生する高調波のレベルを漸次的に
    減じ、 e.前記高調波発生器は、前記時間期間が終わった後に
    相対的に低レベルの高調波を生成する、発生器。
  32. 【請求項32】 前記高調波発生回路はダイオード整流
    回路である、請求項31に記載の発生器。
  33. 【請求項33】 前記高調波発生回路は線形乗算器回路
    である、請求項31に記載の発生器。
  34. 【請求項34】 前記高調波発生回路は電圧制御増幅器
    回路である、請求項31に記載の発生器。
  35. 【請求項35】 過渡識別高調波発生器であって、 制御パラメータを決定するための制御回路と、前記制御
    回路によって調整されて、入力信号の高調波を含む出力
    信号を生成するための高調波発生回路とを含み、 前記過渡識別高調波発生器は、まず前記入力信号の最初
    の発生時に相対的に高レベルの高調波を発生し、その
    後、前記入力信号の最初の発生に続く、制御パラメータ
    によって決定される時間期間の間に発生する高調波のレ
    ベルを漸次的に減じ、最後に、前記時間期間が終わった
    後に相対的に低レベルの高調波を生成する、発生器。
  36. 【請求項36】 前記高調波発生回路はダイオード整流
    回路である、請求項35に記載の発生器。
  37. 【請求項37】 前記高調波発生回路は線形乗算器回路
    である、請求項35に記載の発生器。
  38. 【請求項38】 前記高調波発生回路は電圧制御増幅器
    回路である、請求項35に記載の発生器。
  39. 【請求項39】 前記制御回路は抵抗−キャパシタ回路
    である、請求項35に記載の発生器。
  40. 【請求項40】 前記制御回路は自動利得制御回路であ
    る、請求項35に記載の発生器。
JP6123645A 1993-06-07 1994-06-06 過渡識別高調波発生器 Pending JPH07140979A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/072,995 US5424488A (en) 1993-06-07 1993-06-07 Transient discriminate harmonics generator
US072995 1993-06-07

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07140979A true JPH07140979A (ja) 1995-06-02

Family

ID=22111047

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6123645A Pending JPH07140979A (ja) 1993-06-07 1994-06-06 過渡識別高調波発生器

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5424488A (ja)
EP (1) EP0629039B1 (ja)
JP (1) JPH07140979A (ja)
AT (1) ATE180363T1 (ja)
DE (1) DE69418530T2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6335973B1 (en) 1996-01-11 2002-01-01 Qwest Communications International Inc. System and method for improving clarity of audio systems
US6023513A (en) * 1996-01-11 2000-02-08 U S West, Inc. System and method for improving clarity of low bandwidth audio systems
EP1964438B1 (en) * 2005-12-13 2010-02-17 Nxp B.V. Device for and method of processing an audio data stream
US8290169B1 (en) * 2009-12-09 2012-10-16 Aphex Llc Time shifted harmonics generator
US9060223B2 (en) 2013-03-07 2015-06-16 Aphex, Llc Method and circuitry for processing audio signals

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3189674A (en) * 1960-03-31 1965-06-15 Nihon Gakki Seizo Kabushiki Ka Apparatus for producing pedal sounds in electric musical instruments
US3321567A (en) * 1965-10-20 1967-05-23 Baldwin Co D H Wave shaping system for electrical musical instruments
US3495021A (en) * 1966-06-29 1970-02-10 Baldwin Co D H Chiff and tone generator
JPS501748B1 (ja) * 1970-03-20 1975-01-21
JPS506777B1 (ja) * 1970-12-29 1975-03-18
JPS5030446B1 (ja) * 1971-03-23 1975-10-01
US4044643A (en) * 1974-01-09 1977-08-30 Chase Willis E Musical instrument circuit providing celeste and vibrato effects
US4018121A (en) * 1974-03-26 1977-04-19 The Board Of Trustees Of Leland Stanford Junior University Method of synthesizing a musical sound
US3937115A (en) * 1974-08-01 1976-02-10 The Wurlitzer Company Electronic piano circuit arrangement
US4150253A (en) * 1976-03-15 1979-04-17 Inter-Technology Exchange Ltd. Signal distortion circuit and method of use
US4198891A (en) * 1978-04-11 1980-04-22 Cbs Inc. Circuit for simulating sounds of percussive instruments
US4175465A (en) * 1978-05-01 1979-11-27 Cbs Inc. Circuit for simulating string bass sound
US4442745A (en) * 1980-04-28 1984-04-17 Norlin Industries, Inc. Long duration aperiodic musical waveform generator
US4425515A (en) * 1981-11-16 1984-01-10 Hewlett-Packard Company Method and means to minimize risetime of a microwave pulse modulated signal from a frequency multiplier circuit
JPH03293935A (ja) * 1990-04-10 1991-12-25 Shimadzu Corp 充電検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE69418530T2 (de) 2000-02-10
EP0629039A1 (en) 1994-12-14
US5424488A (en) 1995-06-13
EP0629039B1 (en) 1999-05-19
DE69418530D1 (de) 1999-06-24
ATE180363T1 (de) 1999-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0843951B1 (en) Circuit, audio system and method for processing signals
US5032796A (en) Solid state amplifier simulating vacuum tube distortion characteristics
US6792119B1 (en) Audio system
US4567806A (en) Sound generator
JPH07140979A (ja) 過渡識別高調波発生器
US4175465A (en) Circuit for simulating string bass sound
US5422602A (en) Frequency discriminate leveler
US6678380B2 (en) Audio system
US4195544A (en) Electronic musical instrument with external sound control function
US4397210A (en) Rhythm sound generator
JP2001507912A (ja) オーディオ信号処理回路を有するオーディオシステム
AU2003269366A1 (en) Method and apparatus for generating audio components
US3444306A (en) Electronic musical instrument producing piano effects
US4290053A (en) Sound effects producer
US3254336A (en) Sound simulation system
US4315452A (en) Electronic organ percussive modulator
US4205578A (en) Electronic musical instrument signal generator
US4141270A (en) Modulated keyer supply sampling circuit
JPS5837115Y2 (ja) 電子楽器の包絡線検出処理回路
US4233875A (en) Electronic musical instrument with automatic trill performance function
JPH06204749A (ja) 環境改善用ゆらぎ雑音発生法
JPS6491192A (en) Musical sound signal generator
RU2051426C1 (ru) Имитатор шума морского прибоя
KR20040034710A (ko) 주기 신호의 저조파를 생성하기 위한 방법 및 회로
JPS5950993B2 (ja) 電気弦楽器

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041116

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20050215

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20050218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050628

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20050927

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20050930

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060404