JPH0713810Y2 - 遠心分離機 - Google Patents

遠心分離機

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JPH0713810Y2
JPH0713810Y2 JP1990043998U JP4399890U JPH0713810Y2 JP H0713810 Y2 JPH0713810 Y2 JP H0713810Y2 JP 1990043998 U JP1990043998 U JP 1990043998U JP 4399890 U JP4399890 U JP 4399890U JP H0713810 Y2 JPH0713810 Y2 JP H0713810Y2
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JP
Japan
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basket
casing
electric motor
motor
main
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JP1990043998U
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JPH045249U (ja
Inventor
松本  孝
Original Assignee
株式会社松本機械製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、電動機を駆動源として用いた遠心分離機に関
するものである。
[従来の技術] 遠心分離機は、一般にケーシング内に配置されて該ケー
シングに対して回転自在に支持されたバスケットと、該
バスケットを回転駆動する駆動源と、バスケット内に形
成された固形物を掻取る掻取装置とを備えている。従来
の遠心分離機においては、駆動源として油圧モータが用
いられていたが、最近では種々の制御を容易にするた
め、インバータにより制御される誘導電動機が用いられ
るようになった。
第4図はインバータ制御電動機を駆動源とした従来の遠
心分離機を示したもので、同図において、1はショック
アブソーバを備えた支持脚2により支持されたケーシン
グである。第4図には図示してないが、ケーシング1内
にはバスケットが配置され、該バスケットの回転軸はケ
ーシング1の上部に取り付けられた軸受装置3により回
転自在に支持されている。軸受装置3の上部にインバー
タにより制御される電動機4が取付けられ、該電動機4
の出力軸が軸受装置3により支持された回転軸に結合さ
れている。ケーシング1の上にはまた固形物掻取装置5
が取り付けられている。6は掻取装置の掻取刃を上下動
させる掻取刃上下動用電動機、7は該掻取刃を旋回させ
る掻取刃旋回用電動機である。
上記の遠心分離機による原液の処理は例えば次のように
行われる。
バスケットを高速回転させながら図示しない給液装置か
らバスケット内に原液を供給する。原液は遠心分により
液分と固形物とに分離され、固形物はバスケットの内周
に溜まっていく。バスケットの内周の固形物が所定量に
達したときに給液を停止させ、脱液工程を十分に行った
後バスケットを減速する。バスケットを十分低い回転速
度で回転させながら、掻取装置5に設けられた掻取刃を
バスケット内周の固形物内に進入させ、固形物を掻き取
ってバスケットの底部に落下させる。バスケットの底部
に落下した固形物は固形物排出管により吸い出すなどの
方法により外部に取り出す。
[考案が解決しようとする課題] 上記のように、バスケットを上部て駆動する遠心分離機
において、バスケットの駆動源として電動機4を用いる
場合、該電動機としては、掻取工程においてバスケット
を低速回転させる際に十分なトルクを発生するものでな
ければならない。
そのため電動機4が大形になり、遠心分離機の重心が高
くなって実用上問題があった。
本考案の目的は、上記の問題を解決した遠心分離機を提
供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、ケーシングと、該ケーシング内に配置されて
該ケーシングの上部に設けられた軸受装置により回転軸
が回転自在に支持されたバスケットとを備えた遠心分離
機に係わるものである。
本考案においては、ケーシングの側面側に配置されて該
ケーシングに対して固定された高速駆動用の主電動機
と、主電動機の回転を軸受装置から上方に突出したバス
ケットの回転軸に伝達するベルトまたはチェーン伝達機
構と、軸受装置の上端に取り付けられたフレームの上に
支持されて出力軸がクラッチ機構と歯車減速機構とを介
して回転軸に連結された低速駆動用の補助電動機とを設
けた。
[作用] 上記のように、バスケットを高速駆動するための主電動
機と、バスケットを低速回転させるための補助電動機と
を設けて、、補助電動機を歯車減速機構を介して回転軸
に結合すると、該補助電動機として小形のものを用いて
バスケットを十分なトルクで低速駆動することができ
る。したがってバスケットの上部に大形の電動機を配置
する必要が無いため、重心が高くなるのを防ぐことがで
きる。
また主電動機はケーシングの側面側に配置されるため、
該主電動機として比較的大形のものを用いても実用上支
障を来すほどに重心が高くなることがない。したがって
主電動機としてある程度大型のものを用いて原液の処理
工程においてバスケットを余裕をもって駆動することが
できる。
[実施例] 以下図面を参照して本考案の実施例を詳細に説明する。
第1図ないし第3図は本考案の実施例を示したもので、
第1図は一部を切り欠いて示した平面図、第2図は上面
図、第3図は本考案で用いることができるクラッチ機構
の一例を示す断面図である。これらの図において1は円
筒状に形成された本体101と、該本体の上端の開口部を
閉じる蓋板102とからなるケーシングで、このケーシン
グは、ショックアブソーバを内蔵した支持脚2によりベ
ースBの上に支持されている。蓋板102はリブ103により
補強されている。
ケーシング1内にはバスケット8が配置されている。バ
スケット8は多数の透過孔8a1を有する周壁部8aと、該
周壁部8aの下端側に設けられた底壁部8bと、周壁部8aの
上端から内側に突出させて設けられた環状の端部壁8cと
からなり、底壁部8bの中央に設けられたボス8dに取り付
けられた回転軸9が軸受装置3により回転自在に支持さ
れている。
ケーシング1の蓋板102に取付けられた掻取調整5は、
上下方向に延びるケース501を有し、該ケース501内に主
軸502が上下動自在かつ回転自在に支持されている。主
軸502の下端にアーム503が取付けられ、該アームの先端
に掻取刃504が取付けられている。主軸502は電動機6を
駆動源とする上下方向駆動機構により上下方向に駆動さ
れるとともに、電動機7を駆動源とする旋回機構により
回動させられ、主軸502の回動により、掻取刃504が旋回
させられる。
ケーシング1の側面側に主電動機10が配置されている。
主電動機10はインバータにより制御される誘導電動機か
らなっていて、回転軸を上方に向けた状態で配置され、
取付金具11によりケーシング1に対して固定されてい
る。
軸受装置3から上方に突出した回転軸9の端部9a及び電
動機10の回転軸10aにそれぞれプーリ12及び13が取付け
られ、プーリ12及び13にベルト14が掛け渡されている。
プーリ12,13とベルト14とにより主電動機10の回転を回
転軸9に伝達するベルト伝達機構15が構成されている。
原液の処理工程においては、主電動機10によりバスケッ
トが高速駆動される。
軸受装置3の上にプーリ12付近を覆うカバーを兼ねるフ
レーム16が取り付けられ、このフレームの上に歯車減速
機17を備えた補助電動機18が支持されている。補助電動
機18の出力軸は減速機17とクラッチ機構19とを介して回
転軸9の端部9aに連結され、固形物の掻取工程において
はこの補助電動機によりバスケットが低速駆動される。
補助電動機18の出力は減速されてバスケットに伝達され
るため、この補助電動機として小形の誘導電動機を用い
てもバスケットを充分なトルクで低速駆動することがで
きる。尚固形物掻取工程におけるバスケットの回転速度
の制御を容易にするため、この補助電動機18もインバー
タにより制御することが好ましい。
ベルト伝達機構15のベルト14及びプーリ13を含むベルト
部分を覆うようにカバー20が設けられている。
クラッチ機構19は例えば第3図に示すように構成され
る。この例では、減速機17の出力軸17aがプーリ12と中
心軸線を共有するように位置決めされ、該出力軸17aに
ラチェットホイール21が取付けられている。プーリ12の
上面にはラチェットホイール21の歯に噛み合う爪22が軸
23により回動自在に支持され、この爪はバネ24によりラ
チェットホイール21側に軽く付勢されている。
このクラッチ機構においては、補助電動機18が駆動され
たときに減速機17の出力軸17aが図示の矢印G方向(バ
スケットの回転方向Hと同じ方向)に回転する。減速機
の出力軸17aの回転速度がプーリ12(バスケット)の回
転速度よりも高いときには、出力軸17aがラチェットホ
イール21と爪22とを介してプーリ12に結合され、補助電
動機18の出力によりバスケット8が駆動される。補助電
動機18の出力は減速機17により減速されているため、バ
スケット8は低い速度で駆動される。補助電動機18の出
力は減速機17により減速されてバスケットに伝達される
ため、補助電動機18として小型の電動機を用いても、バ
スケットを十分なトルクで低速駆動することができる。
主電動機10によりプーリ12が高速回転させられると、爪
22が遠心力により外側に振り出されるため、該爪22がラ
チェットホイール21の歯から外れる。したがってプーリ
12はラチェットホイール21になんら拘束されること無く
駆動され、バスケット8が高速回転させられる。
上記の例では、ラチェット機構によりクラッチ機構19を
構成したが、電磁クラッチなど、他のクラッチ機構を用
いても良いのはもちろんである。
上記の実施例では、主電動機10の出力をバスケットの回
転軸9に伝達するためにベルト伝達機構を用いたが、本
考案はこれに限定されるものではなく、ベルト伝達機構
に代えてチェーン伝達機構を用いることもできる。その
場合には、上記実施例においてプーリ12及び13をそれぞ
れスプロケットホイールで置き換えて、両スプロケット
ホイール間をチェーンで結合すればよい。
[考案の効果] 以上のように、本考案によれば、バスケットを高速駆動
するための主電動機と、バスケットを低速回転させるた
めの補助電動機とを設けて、補助電動機を歯車減速機構
を介して回転軸に結合するようにしたので、該補助電動
機として小形のものを用いてバスケットを十分なトルク
で低速駆動することができる。したがってバスケットの
上部に大形の電動機を配置する必要が無いため、重心が
高くなるのを防ぐことができる。
また本考案で主電動機をケーシングの側面側に配置した
ため、該主電動機として比較的大形のものを用いても実
用上支障を来すほどに重心が高くなることがない。した
がって主電動機としてある程度大型のものを用いて原液
の処理工程においてバスケットを余裕をもって駆動する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の実施例を示したもので、
第1図は一部を切り欠いて示した正面図、第2図は上面
図、第3図は本考案で用いることができるクラッチ機構
の一例を示す断面図である。第4図は従来の遠心分離機
の例を一部省略して示した正面図である。 1…ケーシング、2…支持脚、3…軸受装置、5…掻取
装置、6,7…掻取装置駆動用電動機、8…バスケット、
9…回転軸、10…主電動機、12,13…プーリ、14…ベル
ト、15…ベルト伝達機構、17…歯車減速機、18…補助電
動機、19…クラッチ機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシングと、前記ケーシング内に配置さ
    れて該ケーシングの上部に設けられた軸受装置により回
    転軸が回転自在に支持されたバスケットとを備えた遠心
    分離機において、 前記ケーシングの側面側に配置されて該ケーシングに対
    して固定された高速駆動用の主電動機と、 前記主電動機の回転を前記軸受装置から上方に突出した
    バスケットの回転軸に伝達するベルトまたはチェーン伝
    達機構と、 前記軸受装置の上端に取り付けられたフレームの上に支
    持されて出力軸がクラッチ機構と歯車減速機構とを介し
    て前記回転軸の上端に連結された低速駆動用の補助電動
    機とを具備してなる遠心分離機。
JP1990043998U 1990-04-26 1990-04-26 遠心分離機 Expired - Lifetime JPH0713810Y2 (ja)

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JPH045249U JPH045249U (ja) 1992-01-17
JPH0713810Y2 true JPH0713810Y2 (ja) 1995-04-05

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JP2007075727A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Hitachi Koki Co Ltd 遠心機

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55153147U (ja) * 1979-04-19 1980-11-05

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