JPH0713791Y2 - 精米機における白度調節装置 - Google Patents
精米機における白度調節装置Info
- Publication number
- JPH0713791Y2 JPH0713791Y2 JP1991101342U JP10134291U JPH0713791Y2 JP H0713791 Y2 JPH0713791 Y2 JP H0713791Y2 JP 1991101342 U JP1991101342 U JP 1991101342U JP 10134291 U JP10134291 U JP 10134291U JP H0713791 Y2 JPH0713791 Y2 JP H0713791Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- whiteness
- mover
- rice
- standard
- polishing machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Adjustment And Processing Of Grains (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、精米機の搗精程度つま
り白度を任意に調整する装置に関する。
り白度を任意に調整する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】精米機の白米排出口に抵抗体を設けて排
出する白米に加える圧力を調節することにより白度を調
節することが、従来より行われているが、その場合、従
来は抵抗体に分銅やスプリングを取付けて圧力を調節し
ていた。
出する白米に加える圧力を調節することにより白度を調
節することが、従来より行われているが、その場合、従
来は抵抗体に分銅やスプリングを取付けて圧力を調節し
ていた。
【0003】この装置では分銅の位置やスプリングの強
度をいくらにすればどのような白度が得られるかが、必
ずしも明瞭でなく、多くは使用者の勘に頼らざるを得な
い状況であった。
度をいくらにすればどのような白度が得られるかが、必
ずしも明瞭でなく、多くは使用者の勘に頼らざるを得な
い状況であった。
【0004】これを改良するために、特開昭64−30
655号により、白度設定手段の出力に基づき移動子モ
ータの回転を制御して移動子を移動し、この移動子によ
り抵抗体の加圧力を変更して白度を調整する装置が提案
された。
655号により、白度設定手段の出力に基づき移動子モ
ータの回転を制御して移動子を移動し、この移動子によ
り抵抗体の加圧力を変更して白度を調整する装置が提案
された。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし上記従来の装置
では、精米機の運転終了時に、移動子は不定位置に停止
するので、所望位置から遠い位置に停止した場合には、
精米機の運転動作開始と共に素早く移動子が所望の位置
に到達できない。さらに、抵抗体により強く加圧されて
いる場合は、精米機の運転の始動時に米を破損してしま
うという欠点がある。
では、精米機の運転終了時に、移動子は不定位置に停止
するので、所望位置から遠い位置に停止した場合には、
精米機の運転動作開始と共に素早く移動子が所望の位置
に到達できない。さらに、抵抗体により強く加圧されて
いる場合は、精米機の運転の始動時に米を破損してしま
うという欠点がある。
【0006】本考案は、このような事情に鑑み、なされ
たもので、素早く移動子が所望の位置に到達でき、始動
時に米を破損しないことを目的とする。
たもので、素早く移動子が所望の位置に到達でき、始動
時に米を破損しないことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の白度調節装置
は、移動子の移動により弾性体を変形し、この弾性体に
より抵抗体の加圧力を加減することにより白度を調節す
る精米機において、精米機の運転終了後に移動子を標準
白度位置に復帰する移動子復帰手段を備える構成であ
る。
は、移動子の移動により弾性体を変形し、この弾性体に
より抵抗体の加圧力を加減することにより白度を調節す
る精米機において、精米機の運転終了後に移動子を標準
白度位置に復帰する移動子復帰手段を備える構成であ
る。
【0008】
【作用】精米機の運転を終了すると、移動子復帰手段に
より移動子が予め定めた標準白度位置に復帰する。移動
子は、精米機の運転再開までこの位置で待機する。
より移動子が予め定めた標準白度位置に復帰する。移動
子は、精米機の運転再開までこの位置で待機する。
【0009】運転が再開されると、移動子は標準白度位
置と所望の白度位置との差を求めただちに移動する。本
考案の装置は、不定位置に停止する従来の装置とちがい
移動子の移動距離が大きくならない。
置と所望の白度位置との差を求めただちに移動する。本
考案の装置は、不定位置に停止する従来の装置とちがい
移動子の移動距離が大きくならない。
【0010】
【実施例】次に本考案の実施例を図面に示して説明す
る。
る。
【0011】1は精白転子で、その外周を網製の除糠筒
2で覆う。3は吸引ファンでその吸引側は吸引パイプ4
を介して除糠筒2の下方に接続する。5は吸引ファン3
の排出側に接続する排出パイプで、先端排出口を機外の
空気分離器6に接続する。
2で覆う。3は吸引ファンでその吸引側は吸引パイプ4
を介して除糠筒2の下方に接続する。5は吸引ファン3
の排出側に接続する排出パイプで、先端排出口を機外の
空気分離器6に接続する。
【0012】7は穀粒ホッパで、シャッタ8を有するそ
の底部排出口を精白転子1の始端部に連通する。精白転
子1の終端部の白米排出口9には、機壁に軸着した槓杆
10の下端に備える抵抗体11をのぞませる。
の底部排出口を精白転子1の始端部に連通する。精白転
子1の終端部の白米排出口9には、機壁に軸着した槓杆
10の下端に備える抵抗体11をのぞませる。
【0013】そして槓杆10の上端に縮小バネ12を介
し移動子13を連結する。移動子13は正逆転自在の移
動子モータ14により旋回する水平な螺杆15に螺通す
ると共に、移動子13の上部を螺杆15に平行な回転防
止用の案内溝16に摺動自在に挿入する。
し移動子13を連結する。移動子13は正逆転自在の移
動子モータ14により旋回する水平な螺杆15に螺通す
ると共に、移動子13の上部を螺杆15に平行な回転防
止用の案内溝16に摺動自在に挿入する。
【0014】案内溝16の両端部には移動子モータ逆転
オーバロード位置検出器18−1,移動子モータ正転オ
ーバロード位置検出器18−2を相対して設置する。さ
らに、案内溝16の中央部の標準白度を示す位置に、標
準白度位置検出器17を設ける。実施例では各位置検出
器17,18−1,18−2は、マイクロスイッチであ
るが、位置検出できるものであればよく光センサなどで
もよい。
オーバロード位置検出器18−1,移動子モータ正転オ
ーバロード位置検出器18−2を相対して設置する。さ
らに、案内溝16の中央部の標準白度を示す位置に、標
準白度位置検出器17を設ける。実施例では各位置検出
器17,18−1,18−2は、マイクロスイッチであ
るが、位置検出できるものであればよく光センサなどで
もよい。
【0015】19は縮小バネ12の弾力調整用の係止孔
で、必要に応じバネ12を掛け換える。
で、必要に応じバネ12を掛け換える。
【0016】20は精白転子1の回転用の入力プーリで
動力源20−1とベルト伝動する。
動力源20−1とベルト伝動する。
【0017】図2は精米機の機壁に設けた操作パネルP
の正面図で、21〜25は白度設定押ボタンスイッチを
示し、順次、上白、白、標準、7分搗きおよび3分搗き
に対応する。26は各押ボタンスイッチ21〜25に対
応する表示ランプ、27,28は始動ボタンスイッチ、
停止ボタンスイッチをそれぞれ示す。
の正面図で、21〜25は白度設定押ボタンスイッチを
示し、順次、上白、白、標準、7分搗きおよび3分搗き
に対応する。26は各押ボタンスイッチ21〜25に対
応する表示ランプ、27,28は始動ボタンスイッチ、
停止ボタンスイッチをそれぞれ示す。
【0018】そして、白度設定押ボタンスイッチ21〜
25,標準白度位置検出器17及び移動子モータ逆転オ
ーバロード位置検出器18−1,移動子モータ正転オー
バロード位置検出器18−2を図3に示すマイコン29
の入力インターフェース30に、また移動子モータ14
をその出力インターフェース31にそれぞれ接続する。
32はマイコン29のCPU、33はメモリを示す。
25,標準白度位置検出器17及び移動子モータ逆転オ
ーバロード位置検出器18−1,移動子モータ正転オー
バロード位置検出器18−2を図3に示すマイコン29
の入力インターフェース30に、また移動子モータ14
をその出力インターフェース31にそれぞれ接続する。
32はマイコン29のCPU、33はメモリを示す。
【0019】しかして運転終了時に、運転終了直前の現
位置と標準白度位置との方向性と時間差をCPU32が
自動的に割出し、移動子13を標準白度位置に復帰す
る。
位置と標準白度位置との方向性と時間差をCPU32が
自動的に割出し、移動子13を標準白度位置に復帰す
る。
【0020】具体的動作は、以下のとおりである。まず
移動子モータ14を正転し、この間に標準白度位置信号
が入力されればその場で停止する。入力されなければ、
移動子モータ正転オーバロード位置検出器18−2に接
触するまで移動させたのち、移動子モータ14を逆転す
る。そして、標準白度位置信号が入力されればその場で
停止する。この制御により、運転開始時には移動子13
は常に標準白度位置にある。
移動子モータ14を正転し、この間に標準白度位置信号
が入力されればその場で停止する。入力されなければ、
移動子モータ正転オーバロード位置検出器18−2に接
触するまで移動させたのち、移動子モータ14を逆転す
る。そして、標準白度位置信号が入力されればその場で
停止する。この制御により、運転開始時には移動子13
は常に標準白度位置にある。
【0021】運転開始前に押しボタンスイッチ21〜2
5を押して所望の白度を設定する。次に始動ボタンスイ
ッチ27を押す。これにより精白転子1が回転し、流入
するホッパ7の玄米を精白し白米排出口9より排出する
のであるが、スイッチ27を押すと同時に移動子復帰信
号が出力して、CPU32が標準白度位置とユーザーに
よる所望の白度位置との方向、時間差を割出し、ダイレ
クトに目的位置まで移動子13を移動する。
5を押して所望の白度を設定する。次に始動ボタンスイ
ッチ27を押す。これにより精白転子1が回転し、流入
するホッパ7の玄米を精白し白米排出口9より排出する
のであるが、スイッチ27を押すと同時に移動子復帰信
号が出力して、CPU32が標準白度位置とユーザーに
よる所望の白度位置との方向、時間差を割出し、ダイレ
クトに目的位置まで移動子13を移動する。
【0022】さらに、精米用モータ20−1の動力回路
内に電流検出器CT20−2を設ける。そして、電流検
出器CT20−2のデータをCPU32に伝送する。あ
らかじめ、ユーザが設定する押ボタン21〜25に対応
した比較値をデータとしてマイコン29のメモリ33に
記憶させる。
内に電流検出器CT20−2を設ける。そして、電流検
出器CT20−2のデータをCPU32に伝送する。あ
らかじめ、ユーザが設定する押ボタン21〜25に対応
した比較値をデータとしてマイコン29のメモリ33に
記憶させる。
【0023】そして、米が精白転子1内に挿入される
と、ユーザが設定する押ボタンに対応した比較値と電流
検出器CT20−2とのデータの比較を行い、両者が一
致するまで移動子モータ14を正逆転する。
と、ユーザが設定する押ボタンに対応した比較値と電流
検出器CT20−2とのデータの比較を行い、両者が一
致するまで移動子モータ14を正逆転する。
【0024】これにより、更に微調整が可能で、所望の
精白度の米が得やすくなる。
精白度の米が得やすくなる。
【0025】さらに、上記実施例では標準白度位置検出
器17を設ける位置を案内溝16の中央部としたが、こ
れに限定されず任意の位置に移動できるようにする。任
意の位置に設定可能とすることにより、使用者の最もよ
く利用する白度位置に標準白度位置検出器17を移動設
定することができ、所望の白度位置への移動がより短時
間に達成できる。
器17を設ける位置を案内溝16の中央部としたが、こ
れに限定されず任意の位置に移動できるようにする。任
意の位置に設定可能とすることにより、使用者の最もよ
く利用する白度位置に標準白度位置検出器17を移動設
定することができ、所望の白度位置への移動がより短時
間に達成できる。
【0026】
【考案の効果】このように、精米機の運転終了後は移動
子を常に標準白度位置に置くことにより、精米機の運転
開始時に所望の白度位置への移動が短時間に達成でき
る。また、運転開始直前に移動子の位置が標準位置にあ
り精米動力の大きい移動子モータ正転オーバロード位置
にないので、多大な負荷による米の破損がなく精米動力
の削減が図れるという効果を奏する。
子を常に標準白度位置に置くことにより、精米機の運転
開始時に所望の白度位置への移動が短時間に達成でき
る。また、運転開始直前に移動子の位置が標準位置にあ
り精米動力の大きい移動子モータ正転オーバロード位置
にないので、多大な負荷による米の破損がなく精米動力
の削減が図れるという効果を奏する。
【図1】本考案の実施例の精米機の全体図でその一部を
断面で示す。
断面で示す。
【図2】操作パネルの正面図である。
【図3】操作パネルのブロック図である。
【図4】移動子を標準白度位置に復帰する制御のフロー
チャートである。
チャートである。
10 槓杆 11 抵抗体 12 縮小バネ 13 移動子 14 移動子モータ 17 標準白度位置検出器 18−1 移動子モータ逆転オーバロード位置検出器 18−2 移動子モータ正転オーバロード位置検出器
Claims (2)
- 【請求項1】移動子の移動により弾性体を変形し、この
弾性体により抵抗体の加圧力を加減することにより白度
を調節する精米機において、 精米機の運転終了後に移動子を標準白度位置に復帰する
移動子復帰手段を備えることを特徴とする白度調節装
置。 - 【請求項2】標準白度位置を任意の位置に変更可能とし
たことを特徴とする請求項1に記載の白度調節装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991101342U JPH0713791Y2 (ja) | 1991-11-14 | 1991-11-14 | 精米機における白度調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991101342U JPH0713791Y2 (ja) | 1991-11-14 | 1991-11-14 | 精米機における白度調節装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0611843U JPH0611843U (ja) | 1994-02-15 |
JPH0713791Y2 true JPH0713791Y2 (ja) | 1995-04-05 |
Family
ID=14298172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991101342U Expired - Lifetime JPH0713791Y2 (ja) | 1991-11-14 | 1991-11-14 | 精米機における白度調節装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0713791Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0757323B2 (ja) * | 1986-05-26 | 1995-06-21 | 井関農機株式会社 | 精米装置 |
JPS6430655A (en) * | 1987-07-24 | 1989-02-01 | Marumasu Kikai Kk | Whiteness control apparatus in rice refining machine |
-
1991
- 1991-11-14 JP JP1991101342U patent/JPH0713791Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0611843U (ja) | 1994-02-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980519 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |