JPH071370A - ワーク移載装置 - Google Patents
ワーク移載装置Info
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- JPH071370A JPH071370A JP14817193A JP14817193A JPH071370A JP H071370 A JPH071370 A JP H071370A JP 14817193 A JP14817193 A JP 14817193A JP 14817193 A JP14817193 A JP 14817193A JP H071370 A JPH071370 A JP H071370A
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- JP
- Japan
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- work
- suction box
- suction
- switching valve
- box
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Specific Conveyance Elements (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ワークの着座動作を迅速、かつ適確に行える
とともに、サイクルタイムの短縮化を図れるようにす
る。 【構成】 吸着ボックス13に対する空気吸排流路に、
第1および第2の切換弁42,46ならびにターボブロ
ア41を設けて、ワーク吸着時には、ターボブロア41
により吸着ボックス13から吸引した空気を第2の切換
弁から上記ターボブロア41を経て第1の切換弁42の
大気開放口42cから排出させ、かつ、吸着ボックスに
よるワーク着座時には、ターボブロア41により第2の
切換弁46の大気開放口46cから吸引した空気を該タ
ービンブロア41および第1の切換弁42を経て上記吸
着ボックス13に強制的に付与するように構成してい
る。
とともに、サイクルタイムの短縮化を図れるようにす
る。 【構成】 吸着ボックス13に対する空気吸排流路に、
第1および第2の切換弁42,46ならびにターボブロ
ア41を設けて、ワーク吸着時には、ターボブロア41
により吸着ボックス13から吸引した空気を第2の切換
弁から上記ターボブロア41を経て第1の切換弁42の
大気開放口42cから排出させ、かつ、吸着ボックスに
よるワーク着座時には、ターボブロア41により第2の
切換弁46の大気開放口46cから吸引した空気を該タ
ービンブロア41および第1の切換弁42を経て上記吸
着ボックス13に強制的に付与するように構成してい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、壁材などの各種建材あ
るいは軟質材などのワークを吸着して、所定の箇所に搬
送する場合に用いられるワーク移載装置に関する。
るいは軟質材などのワークを吸着して、所定の箇所に搬
送する場合に用いられるワーク移載装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のワーク移載装置として、従来か
ら、図7に示すように、ワーク移送方向に沿って水平移
動可能な台車101にシリンダ102を取り付け、この
シリンダ102のピストンロッド102aの先端部に連
結されて、上記台車101に対する1対のガイドロッド
103,103を介して昇降可能に設定された支持フレ
ーム104に吸着ボックス105を支持させてなるもの
が知られている。このような構成のワーク移載装置で
は、上記シリンダ102により吸着ボックス105を吸
着位置まで下降させてワークWを吸着した後、台車10
1を所定箇所まで移動させ、その所定箇所において、シ
リンダ102により再び吸着ボックス105を着座位置
まで下降させて、ワークWを吸着ボックス105から離
脱させ着座させるように構成されている。
ら、図7に示すように、ワーク移送方向に沿って水平移
動可能な台車101にシリンダ102を取り付け、この
シリンダ102のピストンロッド102aの先端部に連
結されて、上記台車101に対する1対のガイドロッド
103,103を介して昇降可能に設定された支持フレ
ーム104に吸着ボックス105を支持させてなるもの
が知られている。このような構成のワーク移載装置で
は、上記シリンダ102により吸着ボックス105を吸
着位置まで下降させてワークWを吸着した後、台車10
1を所定箇所まで移動させ、その所定箇所において、シ
リンダ102により再び吸着ボックス105を着座位置
まで下降させて、ワークWを吸着ボックス105から離
脱させ着座させるように構成されている。
【0003】そして、上記ワークWの吸着時には、図8
に示すように、シリンダ106により駆動される切換弁
107の弁体108を実線で示す位置に移動させ、ブロ
アモータ109により吸着ボックス105内の空気を点
線で示すように吸引させて吸着面に負圧を生起させ、ま
た、ワーク着座時には、弁体108を仮想線で示す位置
に移動させることによって、切換弁107の大気開放口
107aと吸着面とを点線で示すように連通させ、吸着
面を大気圧(正圧)に復帰させてワークWの吸着を解除
させる。
に示すように、シリンダ106により駆動される切換弁
107の弁体108を実線で示す位置に移動させ、ブロ
アモータ109により吸着ボックス105内の空気を点
線で示すように吸引させて吸着面に負圧を生起させ、ま
た、ワーク着座時には、弁体108を仮想線で示す位置
に移動させることによって、切換弁107の大気開放口
107aと吸着面とを点線で示すように連通させ、吸着
面を大気圧(正圧)に復帰させてワークWの吸着を解除
させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したような構成の
従来のワーク移載装置は、吸着ボックス105に吸着さ
れたワークWを着座させる際には、切換弁107により
吸着ボックス105内を大気開放させるだけであるか
ら、吸着ボックス105が正圧に復帰するのに時間がか
かり、ワークWの一部が吸着ボックス105の吸着面に
吸着されたままとなって、ワークWが切り裂かれて損傷
しやすく、また、ワークWの吸着から着座までのサイク
ルタイムが長くなるという難点があった。
従来のワーク移載装置は、吸着ボックス105に吸着さ
れたワークWを着座させる際には、切換弁107により
吸着ボックス105内を大気開放させるだけであるか
ら、吸着ボックス105が正圧に復帰するのに時間がか
かり、ワークWの一部が吸着ボックス105の吸着面に
吸着されたままとなって、ワークWが切り裂かれて損傷
しやすく、また、ワークWの吸着から着座までのサイク
ルタイムが長くなるという難点があった。
【0005】また、上記台車101側に形成された案内
孔110,110に対し1対のガイドロッド103,1
03をそれぞれ挿通させて吸着ボックス105の昇降を
ガイドさせるだけの構成であるので、昇降時に吸着ボッ
クス105が両ガイドロッド103,103の平行移動
の同期がとれずにがたつくことがあり、これによって
も、ワークWを破損させる可能性があった。
孔110,110に対し1対のガイドロッド103,1
03をそれぞれ挿通させて吸着ボックス105の昇降を
ガイドさせるだけの構成であるので、昇降時に吸着ボッ
クス105が両ガイドロッド103,103の平行移動
の同期がとれずにがたつくことがあり、これによって
も、ワークWを破損させる可能性があった。
【0006】本発明は上記した従来の課題を解消するた
めになされたもので、ワーク着座動作を迅速、かつ適確
に行なうことができるとともに、サイクルタイムの短縮
化を図れ、さらに吸着ボックスの昇降時のがたつきを防
止して、ワークを損傷することなく吸着し着座させるこ
とができるワーク移載装置を提供することを目的として
いる。
めになされたもので、ワーク着座動作を迅速、かつ適確
に行なうことができるとともに、サイクルタイムの短縮
化を図れ、さらに吸着ボックスの昇降時のがたつきを防
止して、ワークを損傷することなく吸着し着座させるこ
とができるワーク移載装置を提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るワーク移載装置は、水平移動可能な台
車の下側に、該台車側に取り付けられたシリンダにより
昇降駆動される吸着ボックスを配設し、上記台車に対し
て吸着ボックスの昇降を案内する1対のガイドロッドを
上記吸着ボックス側に突設したワーク移載装置におい
て、上記吸着ボックスに対する空気の吸排流路に第1お
よび第2の切換弁ならびにターボブロアを設けて、吸着
ボックスによるワーク吸着時には、ターボブロアにより
吸着ボックスから吸引した空気を第2の切換弁から上記
ターボブロアを経て第1の切換弁の大気開放口から排出
させ、かつ、吸着ボックスによるワーク着座時には、上
記ターボブロアにより第2の切換弁の大気開放口から吸
引した空気を該タービンブロアから第1の切換弁を経て
上記吸着ボックスに付与するように構成したものであ
る。
め、本発明に係るワーク移載装置は、水平移動可能な台
車の下側に、該台車側に取り付けられたシリンダにより
昇降駆動される吸着ボックスを配設し、上記台車に対し
て吸着ボックスの昇降を案内する1対のガイドロッドを
上記吸着ボックス側に突設したワーク移載装置におい
て、上記吸着ボックスに対する空気の吸排流路に第1お
よび第2の切換弁ならびにターボブロアを設けて、吸着
ボックスによるワーク吸着時には、ターボブロアにより
吸着ボックスから吸引した空気を第2の切換弁から上記
ターボブロアを経て第1の切換弁の大気開放口から排出
させ、かつ、吸着ボックスによるワーク着座時には、上
記ターボブロアにより第2の切換弁の大気開放口から吸
引した空気を該タービンブロアから第1の切換弁を経て
上記吸着ボックスに付与するように構成したものであ
る。
【0008】また、上記1対のガイドロッドを連結シャ
フトで連結し、吸着ボックスの昇降時に両ガイドロッド
を上記昇降方向に沿って同期させて平行移動させる同期
保持機構を設けることが望ましい。
フトで連結し、吸着ボックスの昇降時に両ガイドロッド
を上記昇降方向に沿って同期させて平行移動させる同期
保持機構を設けることが望ましい。
【0009】
【作用】本発明によれば、吸着ボックスによるワーク吸
着時には、ターボブロアによる吸引力を介して吸着ボッ
クスから吸引される空気が第2の切換弁、ターボブロア
を経て第1の切換弁から大気に排出されるので、吸着ボ
ックスの吸着面が負圧となってワークが確実に吸着保持
されて所定位置への移載が可能となる。
着時には、ターボブロアによる吸引力を介して吸着ボッ
クスから吸引される空気が第2の切換弁、ターボブロア
を経て第1の切換弁から大気に排出されるので、吸着ボ
ックスの吸着面が負圧となってワークが確実に吸着保持
されて所定位置への移載が可能となる。
【0010】また、上記吸着ボックスによるワーク着座
時には、ターボブロアによる吸引力を介して第2の切換
弁からの大気が吸引され、この吸引空気(大気)が上記
ターボブロア、第1の切換弁を介して吸着ボックスに強
制的に付与されるので、吸着ボックスの吸着面は直ちに
正圧となり、ワークWをその全面同時に着座させること
が可能であり、したがって、ワークの切り裂かれなどの
損傷が防止されるとともに、吸着・着座のサイクルタイ
ムが短くなる。
時には、ターボブロアによる吸引力を介して第2の切換
弁からの大気が吸引され、この吸引空気(大気)が上記
ターボブロア、第1の切換弁を介して吸着ボックスに強
制的に付与されるので、吸着ボックスの吸着面は直ちに
正圧となり、ワークWをその全面同時に着座させること
が可能であり、したがって、ワークの切り裂かれなどの
損傷が防止されるとともに、吸着・着座のサイクルタイ
ムが短くなる。
【0011】また、上記1対のガイドロッドを連結シャ
フトに連結し、同期保持機構を設けた構成とすれば、吸
着ボックスの昇降時に両ガイドロッドが同期して平行移
動するので、吸着ボックスのがたつきがなくなり、吸着
ボックスのがたつきにともなうワークの損傷などが有効
に防止される。
フトに連結し、同期保持機構を設けた構成とすれば、吸
着ボックスの昇降時に両ガイドロッドが同期して平行移
動するので、吸着ボックスのがたつきがなくなり、吸着
ボックスのがたつきにともなうワークの損傷などが有効
に防止される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。図1〜図3はそれぞれ本発明の一実施例による
ワーク移載装置を示す正面図、平面図および右側面図で
ある。
明する。図1〜図3はそれぞれ本発明の一実施例による
ワーク移載装置を示す正面図、平面図および右側面図で
ある。
【0013】図1〜図3において、1は水平面に沿って
前後方向に移動可能な台車であり、その前後には、前後
方向に沿って延びる1対のレール2A,2Bに支持され
る左右一対の走行用ローラ3A,3B、4A,4Bのシ
ャフト5,6がそれぞれ軸受7A,7B、8A,8Bを
介して支承されており、また、この台車1の左側部に
は、チェーン9やスプロケットホイール10などからな
る鎖伝動機構11を介して台車1を走行させる駆動モー
タ12が取り付けられている。
前後方向に移動可能な台車であり、その前後には、前後
方向に沿って延びる1対のレール2A,2Bに支持され
る左右一対の走行用ローラ3A,3B、4A,4Bのシ
ャフト5,6がそれぞれ軸受7A,7B、8A,8Bを
介して支承されており、また、この台車1の左側部に
は、チェーン9やスプロケットホイール10などからな
る鎖伝動機構11を介して台車1を走行させる駆動モー
タ12が取り付けられている。
【0014】上記台車1の下側には、その吸着面13a
に多数の小孔(図示せず)を有する吸着ボックス13が
昇降可能に配設されており、この吸着ボックス13の上
側に配設された支持フレーム14に対して左右1対のば
ね機構15A,15Bにより連結・支持されている。1
6は上記台車1の上面に下向きに固定されたシリンダで
あり、そのピストンロッド16aの先端には、連結部材
17を介してフレーム14が連結されている。
に多数の小孔(図示せず)を有する吸着ボックス13が
昇降可能に配設されており、この吸着ボックス13の上
側に配設された支持フレーム14に対して左右1対のば
ね機構15A,15Bにより連結・支持されている。1
6は上記台車1の上面に下向きに固定されたシリンダで
あり、そのピストンロッド16aの先端には、連結部材
17を介してフレーム14が連結されている。
【0015】つまり、上記吸着ボックス13によるワー
クWの吸着や着座を行なう時には、シリンダ16により
支持フレーム14を介して吸着ボックス13を所定位置
まで下降変位させ、ワークWを搬送させる時には、上記
シリンダ16により吸着ボックス13を上昇変位させて
から、上記駆動モータ12により鎖伝動機構11を駆動
させれば、台車1がレール2に沿って移動することにな
る。なお、図中の18A,18Bは台車1に取り付けら
れてレール2に転接ガイドされるガイドローラである。
クWの吸着や着座を行なう時には、シリンダ16により
支持フレーム14を介して吸着ボックス13を所定位置
まで下降変位させ、ワークWを搬送させる時には、上記
シリンダ16により吸着ボックス13を上昇変位させて
から、上記駆動モータ12により鎖伝動機構11を駆動
させれば、台車1がレール2に沿って移動することにな
る。なお、図中の18A,18Bは台車1に取り付けら
れてレール2に転接ガイドされるガイドローラである。
【0016】上記支持フレーム14の上面には、左右両
端部に位置して1対のガイドロッド19A,19Bがそ
れぞれ立設されており、それぞれの上端側は上記台車1
の孔部20A,20Bを貫通し、かつ台車1側の支持筒
体21A,21Bに挿通・支持されている。22は上記
ガイドロッド19A,19Bの各先端部に軸受23A,
23Bを介して支持されて両ガイドロッド19A,19
Bを互いに連結する連結シャフトであり、この連結シャ
フト22の両端部には、ピニオン24A,24Bが固定
されている。上記ガイドロッド19の前側に位置して上
記台車1には、それぞれ支柱25A,25Bが固定され
ており、各支柱25A,25Bには、上記ピニオン24
A,24Bに噛合して上記ガイドロッド19A,19B
の昇降を同期させるラック26A,26Bが設けられて
いる。これらピニオン24A,24Bおよびラック26
A,26Bにより、上記一対のガイドロッド19A,1
9Bに対する同期保持機構27が構成されている。
端部に位置して1対のガイドロッド19A,19Bがそ
れぞれ立設されており、それぞれの上端側は上記台車1
の孔部20A,20Bを貫通し、かつ台車1側の支持筒
体21A,21Bに挿通・支持されている。22は上記
ガイドロッド19A,19Bの各先端部に軸受23A,
23Bを介して支持されて両ガイドロッド19A,19
Bを互いに連結する連結シャフトであり、この連結シャ
フト22の両端部には、ピニオン24A,24Bが固定
されている。上記ガイドロッド19の前側に位置して上
記台車1には、それぞれ支柱25A,25Bが固定され
ており、各支柱25A,25Bには、上記ピニオン24
A,24Bに噛合して上記ガイドロッド19A,19B
の昇降を同期させるラック26A,26Bが設けられて
いる。これらピニオン24A,24Bおよびラック26
A,26Bにより、上記一対のガイドロッド19A,1
9Bに対する同期保持機構27が構成されている。
【0017】したがって、上記ワーク吸着および着座時
にシリンダ16により吸着ボックス13が昇降する際、
1対のガイドロッド19A,19Bが連結シャフト22
を介して一体に昇降方向に平行移動し、しかも、ピニオ
ン24A,24Bとラック26A,26Bの噛合によっ
て平行移動の同期がとられるので、上記ガイドロッド1
9A,19Bはがたつくことなく、上記吸着ボックス1
3の昇降を案内させることができ、したがって、ワーク
Wの損傷などが防止される。勿論、上記同期保持機構2
7は、ピニオン24A,24Bおよびラック26A,2
6Bに依るものに限らず、他の構成であってもよい。
にシリンダ16により吸着ボックス13が昇降する際、
1対のガイドロッド19A,19Bが連結シャフト22
を介して一体に昇降方向に平行移動し、しかも、ピニオ
ン24A,24Bとラック26A,26Bの噛合によっ
て平行移動の同期がとられるので、上記ガイドロッド1
9A,19Bはがたつくことなく、上記吸着ボックス1
3の昇降を案内させることができ、したがって、ワーク
Wの損傷などが防止される。勿論、上記同期保持機構2
7は、ピニオン24A,24Bおよびラック26A,2
6Bに依るものに限らず、他の構成であってもよい。
【0018】図4は上記吸着ボックス13に対する空気
の給排ルートを示す展開図であり、同図において、41
は上記台車1に搭載されたターボブロアで、吸気口41
aおよび排気口41bを有する。42は吸入口42a、
排出口42bおよび大気開放口42cを有する第1の切
換弁で、エアシリンダ43のピストンロッド43aに取
り付けられて上記吸入口42aに対して排出口42bお
よび大気開放口42cを選択的に連通させる弁体44を
内蔵しており、上記大気開放口42cは図5に示すサイ
レンサ45を介して大気に開放されている。46は吸入
口46a、排出口46bおよび大気開放口46cを有す
る第2の切換弁で、エアシリンダ47のピストンロッド
47aに取り付けられて排気口46bに対して吸入口4
6aおよび大気開放口46cを選択的に連通させる弁体
48を内蔵しており、上記大気開放口46cは周方向へ
変位可能な絞り板49(図6)により開口面積を調節可
能とされている。
の給排ルートを示す展開図であり、同図において、41
は上記台車1に搭載されたターボブロアで、吸気口41
aおよび排気口41bを有する。42は吸入口42a、
排出口42bおよび大気開放口42cを有する第1の切
換弁で、エアシリンダ43のピストンロッド43aに取
り付けられて上記吸入口42aに対して排出口42bお
よび大気開放口42cを選択的に連通させる弁体44を
内蔵しており、上記大気開放口42cは図5に示すサイ
レンサ45を介して大気に開放されている。46は吸入
口46a、排出口46bおよび大気開放口46cを有す
る第2の切換弁で、エアシリンダ47のピストンロッド
47aに取り付けられて排気口46bに対して吸入口4
6aおよび大気開放口46cを選択的に連通させる弁体
48を内蔵しており、上記大気開放口46cは周方向へ
変位可能な絞り板49(図6)により開口面積を調節可
能とされている。
【0019】50は下端側に上記吸着ボックス13に対
する分岐管51A,51Bが接続された主管であり、そ
の上端には上記第2の切換弁46の吸入口46aに接続
された主管であり、また、第2の切換弁46の排出口4
6bはターボブロア41の吸気口41aに接続されてい
る。そして、上記第2の切換弁46の弁体48はワーク
吸着時に吸入口46aを閉成し、ワーク着座時に大気開
放口46cを閉成する位置に設定されるようになってい
る。
する分岐管51A,51Bが接続された主管であり、そ
の上端には上記第2の切換弁46の吸入口46aに接続
された主管であり、また、第2の切換弁46の排出口4
6bはターボブロア41の吸気口41aに接続されてい
る。そして、上記第2の切換弁46の弁体48はワーク
吸着時に吸入口46aを閉成し、ワーク着座時に大気開
放口46cを閉成する位置に設定されるようになってい
る。
【0020】上記ターボブロア41の排気口41bは連
通管52を介して上記第1の切換弁42の吸入口42a
に接続され、また、この第1の切換弁42の排出口42
bは連通管53を介して上記主管50の上端側の連通口
50aに接続されている。そして、上記第1の切換弁4
2の弁体44は、ワーク吸着時に排出口42bを閉成
し、ワーク着座時に大気開放口46cを閉成するように
設定されている。
通管52を介して上記第1の切換弁42の吸入口42a
に接続され、また、この第1の切換弁42の排出口42
bは連通管53を介して上記主管50の上端側の連通口
50aに接続されている。そして、上記第1の切換弁4
2の弁体44は、ワーク吸着時に排出口42bを閉成
し、ワーク着座時に大気開放口46cを閉成するように
設定されている。
【0021】つぎに、上記吸着ボックス13に対する空
気の吸排動作について説明する。まず、ワーク吸着時に
は、第1の切換弁42の弁体44をエアシリンダ43に
より、図4の実線で示す位置に移動させて排出口42b
を閉成する。一方、第2の切換弁46の弁体48を実線
で示す位置に移動させて大気開放口46cを閉成する。
この状態でターボブロア41を作動させると、ターボブ
ロア41は、吸着ボックス13に対して空気を分岐管5
1A,51B、主管50、第2の切換弁46の吸入口4
6a、第2の切換弁46の排出口46bを経て吸気口4
1aから吸引して排気口41bから排出する。排気口4
1bからの空気は連通管52から、第1の切換弁42の
吸入口42aを経て大気開放口42cから排出される。
つまり、図4の一点鎖線で示すルートで空気が流れるこ
とにより、吸着ボックス13の吸着面13aには、負圧
が発生してワークWが吸着される。
気の吸排動作について説明する。まず、ワーク吸着時に
は、第1の切換弁42の弁体44をエアシリンダ43に
より、図4の実線で示す位置に移動させて排出口42b
を閉成する。一方、第2の切換弁46の弁体48を実線
で示す位置に移動させて大気開放口46cを閉成する。
この状態でターボブロア41を作動させると、ターボブ
ロア41は、吸着ボックス13に対して空気を分岐管5
1A,51B、主管50、第2の切換弁46の吸入口4
6a、第2の切換弁46の排出口46bを経て吸気口4
1aから吸引して排気口41bから排出する。排気口4
1bからの空気は連通管52から、第1の切換弁42の
吸入口42aを経て大気開放口42cから排出される。
つまり、図4の一点鎖線で示すルートで空気が流れるこ
とにより、吸着ボックス13の吸着面13aには、負圧
が発生してワークWが吸着される。
【0022】また、ワーク着座時には、第1の切換弁4
2の弁体44をエアシリンダ43により、図4の一点鎖
線で示す位置に移動させて大気開放口42cを閉成する
一方、第2の切換弁46の弁体48を一点鎖線で示す位
置に移動させて吸入口46aを閉成する。この状態でタ
ーボブロア41を作動させると、ターボブロア41は第
2の切換弁46の大気開放口46cからの空気を第2の
切換弁46の排出口46bから吸い込んで排気口41b
から排出させる。排気口41bからの空気は連通管5
2、第1の切換弁42の吸入口42a、排出口42b、
連通管53、主管50を経て分岐管51A,51Bから
吸着ボックス13に送られる。つまり、この時、図4の
点線で示すルートで空気が流れることにより、吸着ボッ
クス13の吸着面13aには正圧が生起され、ワークW
の着座が行なわれる。このワーク着座時の吸着ボックス
13に対してターボブロア41により空気が一気に供給
されるので、吸着ボックス13内に真空部分が残ること
はなくなり、ワーク着座に要する時間が短縮されるとと
もに、着座時にワークWが引き裂かれたりするおそれも
なくなる。
2の弁体44をエアシリンダ43により、図4の一点鎖
線で示す位置に移動させて大気開放口42cを閉成する
一方、第2の切換弁46の弁体48を一点鎖線で示す位
置に移動させて吸入口46aを閉成する。この状態でタ
ーボブロア41を作動させると、ターボブロア41は第
2の切換弁46の大気開放口46cからの空気を第2の
切換弁46の排出口46bから吸い込んで排気口41b
から排出させる。排気口41bからの空気は連通管5
2、第1の切換弁42の吸入口42a、排出口42b、
連通管53、主管50を経て分岐管51A,51Bから
吸着ボックス13に送られる。つまり、この時、図4の
点線で示すルートで空気が流れることにより、吸着ボッ
クス13の吸着面13aには正圧が生起され、ワークW
の着座が行なわれる。このワーク着座時の吸着ボックス
13に対してターボブロア41により空気が一気に供給
されるので、吸着ボックス13内に真空部分が残ること
はなくなり、ワーク着座に要する時間が短縮されるとと
もに、着座時にワークWが引き裂かれたりするおそれも
なくなる。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1によれ
ば、台車の下側に昇降可能に支持された吸着ボックスに
対する空気吸排流路に第1および第2の切換弁ならびに
ターボブロアを設け、ワーク着座時には、第2の切換弁
の大気開放口からターボブロアで吸引した空気を第1の
切換弁を経て吸着ボックスに付与するようにしたので、
吸着ボックスの吸着面は直ちに正圧状態となり、その全
面同時にワークを着座させることができるから、ワーク
の裂損を防止することができるとともに、着座までのサ
イクルタイムの短縮化を図ることができる。
ば、台車の下側に昇降可能に支持された吸着ボックスに
対する空気吸排流路に第1および第2の切換弁ならびに
ターボブロアを設け、ワーク着座時には、第2の切換弁
の大気開放口からターボブロアで吸引した空気を第1の
切換弁を経て吸着ボックスに付与するようにしたので、
吸着ボックスの吸着面は直ちに正圧状態となり、その全
面同時にワークを着座させることができるから、ワーク
の裂損を防止することができるとともに、着座までのサ
イクルタイムの短縮化を図ることができる。
【0024】また、本発明の請求項2によれば、上記吸
着ボックス側に設けられて台車に対して吸着ボックスの
昇降をガイドする1対のガイドロッドを連結シャフトで
連結し、両ガイドロッドを同期させて平行移動させる同
期保持機構を設けたので、両ガイドロッドのがたつきが
生じにくくなり、したがって、1対のガイドロッドの非
同期移動やがたつきにともなうワークの破損のおそれも
確実に解消することができる。
着ボックス側に設けられて台車に対して吸着ボックスの
昇降をガイドする1対のガイドロッドを連結シャフトで
連結し、両ガイドロッドを同期させて平行移動させる同
期保持機構を設けたので、両ガイドロッドのがたつきが
生じにくくなり、したがって、1対のガイドロッドの非
同期移動やがたつきにともなうワークの破損のおそれも
確実に解消することができる。
【図1】本発明の一実施例によるワーク移載装置を示す
正面図である。
正面図である。
【図2】同実施例におけるワーク移載装置を示す平面図
である。
である。
【図3】同実施例におけるワーク移載装置を示す右側面
図である。
図である。
【図4】同実施例における吸着ボックスに対する空気吸
排流路を展開して示す構成図である。
排流路を展開して示す構成図である。
【図5】第1の切換弁の大気開放口に接続されたサイレ
ンサを示す正面図である。
ンサを示す正面図である。
【図6】第2の切換弁の大気開放口を示す正面図であ
る。
る。
【図7】従来のワーク移載装置を示す正面図である。
【図8】従来のワーク移載装置における空気吸排流路を
示す概略構成図である。
示す概略構成図である。
1 台車 13 吸着ボックス 16 シリンダ 19A,19B ガイドロッド 22 連結シャフト 27 同期保持機構 41 ターボブロア 42 第1の切換弁 42c 第1の切換弁の大気開放口 46 第2の切換弁 46c 第2の切換弁の大気開放口
Claims (2)
- 【請求項1】 水平移動可能な台車の下側に、該台車側
に取り付けられたシリンダにより昇降駆動されるワーク
吸着用の吸着ボックスを配設し、上記台車に対して吸着
ボックスの昇降を案内する1対のガイドロッドを上記吸
着ボックス側に突設したワーク移載装置において、上記
吸着ボックスに対する空気の吸排流路に第1および第2
の切換弁ならびにターボブロアを設けて、吸着ボックス
によるワーク吸着時には、ターボブロアにより吸着ボッ
クスから吸引した空気を第2の切換弁から上記ターボブ
ロアを経て第1の切換弁の大気開放口から排出させ、か
つ、吸着ボックスによるワーク着座時には、上記ターボ
ブロアにより第2の切換弁の大気開放口から吸引した空
気を該タービンブロアから第1の切換弁を経て上記吸着
ボックスに付与するように構成したことを特徴とするワ
ーク移載装置。 - 【請求項2】 上記1対のガイドロッドが連結シャフト
で連結され、吸着ボックスの昇降時に両ガイドロッドを
上記昇降方向に沿って同期させて平行移動させる同期保
持機構を具備してなる請求項1記載のワーク移載装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14817193A JPH071370A (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | ワーク移載装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14817193A JPH071370A (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | ワーク移載装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH071370A true JPH071370A (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=15446839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14817193A Pending JPH071370A (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | ワーク移載装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH071370A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0853285A (ja) * | 1994-08-10 | 1996-02-27 | Natl House Ind Co Ltd | 吸着装置 |
CN107472904A (zh) * | 2017-08-11 | 2017-12-15 | 上海凯思尔电子有限公司 | 用于pcb翻板输送机构的负压吸附系统 |
-
1993
- 1993-06-21 JP JP14817193A patent/JPH071370A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0853285A (ja) * | 1994-08-10 | 1996-02-27 | Natl House Ind Co Ltd | 吸着装置 |
CN107472904A (zh) * | 2017-08-11 | 2017-12-15 | 上海凯思尔电子有限公司 | 用于pcb翻板输送机构的负压吸附系统 |
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