JP5167999B2 - 基板移送システム及び基板移送方法 - Google Patents

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本発明は、第1基板処理装置から該第1基板処理装置にY軸方向に離隔した第2基板処理装置へガラス基板等の基板(薄板基板)を移送(搬送)する基板移送システム及び基板移送方法に関する。
クリーン搬送の分野で用いられる基板移送システムの先行技術として特許文献1に示すものがあり、この先行技術に係る基板移送システムの構成等は、次のようになる。
先行技術に係る基板移送システムは、台車(走行フレーム)を具備しており、この台車は、第1基板処理装置に隣接する第1隣接位置と第2基板処理装置に隣接する第2隣接位置との間で一対のガイドレールを介してY軸方向へ移動可能である。また、台車には、支持台が設けられており、この支持台には、第1基板処理装置から基板を受け取る複数の受取ローラが水平な軸心周りに回転可能に設けられている。更に、台車には、第2基板処理装置へ基板を送り出す複数の送出アームが設けられており、複数の送出アームは、複数の受取ローラから基板を受け取ることができるように構成されている。なお、第1基板処理装置の一部である固定フレームには、第1基板処理装置から基板を送り出す複数の補助ローラ(送出ローラ)が水平な軸心周りに回転可能に設けられている。
従って、台車を第1基板処理装置に接近するY軸方向へ移動させて、第1隣接位置に位置させる。次に、複数の受取ローラ及び複数の補助ローラを回転させて、第1基板処理装置から送り出した基板を複数の受取ローラによって受け取る。更に、複数の送出アームによって複数の受取ローラから基板を受け取ると共に、台車を第1隣接位置から第2隣接位置までY軸方向へ移動させる。そして、複数の送出アームによって第2基板処理装置へ基板を送り出す。以上により、第1基板処理装置から第2基板処理装置へ基板を移送(搬送)することができる。
特開2005−64431号公報
ところで、前述のように、先行技術に係る基板移送システムにあっては、第1基板処理装置から第2基板処理装置へ基板を移送するには、台車を第1隣接位置から第2隣接位置までY軸方向へ移動させる必要がある。一方、台車に作用する重量(台車、支持台、複数の受取ローラ、送出アーム等の総重量)は大きく、それに伴い、台車の移動加速度、換言すれば、基板移送システムにおける基板の移送加速度(搬送加速度)を十分に高めることができない。そのため、第1基板処理装置から第2基板処理装置へ基板を移送するまでの移送時間(搬送時間)が長くなり、基板移送システムを液晶パネル等の製品の生産ラインに用いても、生産性を向上させることが困難であるという問題がある。
そこで、本発明は、前述の問題を解決することができる、新規な構成の基板移送システム及び基板移送方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、第1基板処理装置から該第1基板処理装置に対してY軸方向に離隔した第2基板処理装置へ基板を浮上させた状態で搬送する基板移送システムにおいて、前記第1基板処理装置にX軸方向に隣接する第1隣接領域、及び前記第2基板処理装置にX軸方向に隣接する第2隣接領域を有し、Y軸方向へ延びたシステムベースと、前記システムベースにおける前記第1隣接領域から前記第2隣接領域にかけて設けられ、基板を基準浮上高さ位置まで浮上させる浮上ユニットと、前記システムベースの前記第1隣接領域にX軸方向へ移動可能かつY軸方向に間隔を置いて設けられ、X軸方向へそれぞれ延びてあって、先端側に基板の裏面又は表面を吸着する引出用吸着パッドをそれぞれ有し、前記第1基板処理装置から前記第1隣接領域に基板を引き出す複数の引出アームと、前記システムベースの前記第2隣接領域にX軸方向へ移動可能かつY軸方向に間隔を置いて設けられ、X軸方向へそれぞれ延びてあって、先端側に基板の裏面又は表面を吸着する送出用吸着パッドをそれぞれ有し、前記第2隣接領域から前記第2基板処理装置へ基板を送り出す複数の送出アームと、前記システムベースのX軸方向の一端側に鉛直な軸心周りに回転可能かつ前記第1隣接領域から前記第2隣接領域にかけてY軸方向に間隔を置いて設けられた複数の規制ローラと、前記システムベースのX軸方向の他端側に鉛直な軸心周りに回転可能かつ前記第1隣接領域から前記第2隣接領域にかけてY軸方向に間隔を置いて設けられ、それぞれX軸方向へ移動可能であって、複数の前記規制ローラと協働して基板のX軸方向側の両端面を挟持する複数の押えローラと、を具備し、複数の前記規制ローラ及び複数の前記押えローラのうち、前記第1基板処理装置側寄りのローラ及び前記第2基板処理装置側寄りのローラは、前記基準浮上高さ位置に対して出没可能に構成され、前記第1基板処理装置から前記第1隣接領域に基板を引き出す前に前記第1基板処理装置側寄りのローラを前記基準浮上高さ位置に対して没入させ、かつ前記第1隣接領域から前記第2隣接領域へ基板を浮上させた状態で搬送する前に前記第1基板処理装置側寄りのローラ及び前記第2基板処理装置側寄りのローラを前記基準浮上高さ位置に対して突出させ、かつ前記第2基板処理装置から前記第2隣接領域に基板を送り出す前に前記第2基板処理装置側寄りのローラを前記基準浮上高さ位置に対して没入させるように構成され、各引出アームがそのX軸方向の移動によってY軸方向に隣接する前記第1基板処理装置側寄りのローラの間を通って進退可能に構成され、各送出アームがそのX軸方向の移動によってY軸方向に隣接する前記第2基板処理装置側寄りのローラの間を通って進退可能に構成されたことを要旨とする。
なお、本願の特許請求の範囲及び明細書において、「設けられ」とは、直接的に設けられたことの他に、介在部材を介して間接的に設けられたことを含む意である。また、「第1基板処理装置」及び「第2基板処理装置」は、基板に対して保管処理、プロセス処理、搬送処理等の処理を行う装置であって、プロセス処理には、エッチング処理、CVD処理、PVD処理等が含まれる。
第1の特徴によると、複数の前記引出アームを前記第1基板処理装置のポートに接近するX軸方向へ移動させて、複数の前記引出用吸着パッドによって前記第1基板処理装置の所定位置に位置した基板を裏面又は表面を吸着する。また、前記第1基板処理装置側寄りのローラを前記基準浮上高さ位置に対して没入させる。そして、前記浮上ユニットを動作(浮上動作)させつつ、複数の前記引出アームを前記第1基板処理装置のポートに離反するX軸方向へ移動させて、前記第1基板処理装置から前記第1隣接領域に基板を引き出す。
前記第1基板処理装置から前記第1隣接領域に基板を引き出した後に、前記第1基板処理装置側寄りのローラを前記基準浮上高さ位置に対して突出させて、複数の押えローラをX軸方向の一方側へ移動させて、複数の前記押えローラと複数の規制ローラによって基板のX軸方向側の両端面を挟持する。また、複数の前記引出用吸着パッドによる吸着状態を解除する。そして、複数の前記規制ローラ及び複数の前記押えローラを回転させて、前記第1隣接領域から前記第2隣接領域へ基板を浮上させた状態で搬送する。
前記第1隣接領域から前記第2隣接領域へ基板を搬送した後に、前記第2基板処理装置のポートにX軸方向に離反させた複数の前記送出用吸着パッドによって基板の裏面又は表面を吸着し、複数の前記押えローラをX軸方向の他方側へ移動させて、複数の前記押えローラと複数の前記規制ローラによる挟持状態を解除する。また、前記第2基板処理装置側寄りのローラを前記基準浮上高さ位置に対して没入させる。そして、複数の前記送出アームを前記第2基板処理装置のポートに接近するX軸方向へ移動させて、前記第2隣接領域から前記第2基板処理装置へ基板を送り出して、複数の前記送出用吸着パッドによる吸着状態を解除する。
以上により、前記第1基板処理装置から前記第2基板処理装置へ基板を浮上させた状態で移送することができる。
要するに、複数の前記引出アーム及び複数の前記送出アームをX軸方向へ移動させたり、複数の前記押えローラ及び複数の前記規制ローラを回転させたりすることにより、台車を用いることなく、前記第1基板処理装置から前記第2基板処理装置へ基板を浮上させた状態で移送することができる。また、前記引出用吸着パッド及び前記送出用吸着パッドによって基板の裏面又は表面を吸着することにより、基板の移送中における基板前記引出アーム間の滑り及び基板前記送出アーム間の滑りをほとんどなくすことができると共に、複数の前記押えローラと複数の前記規制ローラによって基板のX軸方向側の両端面を挟持することにより、基板の移送中における基板前記押えローラ間の滑り及び基板前記規制ローラ間の滑りを極力低減することができる。これにより、前記基板移送システムにおける基板の移送速度(搬送速度)及び移送加速度(搬送加速度)を十分に高めることができる。
前記システムベースのX軸方向の一端側に複数の前記規制ローラが前記第1隣接領域から前記第2隣接領域にかけてY軸方向に間隔を置いて設けられ、前記システムベースのX軸方向の他端側に複数の前記押えローラが前記第1隣接領域から前記第2隣接領域にかけてY軸方向に間隔を置いて設けられているため、前記第1隣接領域前記第2隣接領域間におけるY軸方向の間隔の大小に拘わらず、前記第1隣接領域から前記第2隣接領域へ基板を浮上させた状態で移送することができる。
本発明の第2の特徴は、第1の特徴からなる基板移送システムを用いて、第1基板処理装置から該第1基板処理装置に対してY軸方向に離隔した第2基板処理装置へ基板を浮上させた状態で搬送する基板移送方法において、複数の前記引出アームを前記第1基板処理装置のポートに接近するX軸方向へ移動させて、複数の前記引出用吸着パッドによって前記第1基板処理装置の所定位置に位置した基板を裏面又は表面を吸着すると共に、前記第1基板処理装置側寄りのローラを前記基準浮上高さ位置に対して没入させる第1ステップと、前記第1ステップの終了後に、前記浮上ユニットを動作させつつ、複数の前記引出アームを前記第1基板処理装置のポートに離反するX軸方向へ移動させて、前記第1基板処理装置から前記第1隣接領域に基板を引き出す第2ステップと、前記第2ステップの終了後に、前記第1基板処理装置側寄りのローラを前記基準浮上高さ位置に対して突出させて、複数の前記押えローラをX軸方向の一方側へ移動させて、複数の前記押えローラと複数の規制ローラによって基板のX軸方向側の両端面を挟持すると共に、複数の前記引出用吸着パッドによる吸着状態を解除する第3ステップと、前記第3ステップの終了後に、複数の前記規制ローラ及び複数の前記押えローラを回転させて、前記第1隣接領域から前記第2隣接領域へ基板を浮上させた状態で搬送する第4ステップと、前記第4ステップの終了後に、前記第2基板処理装置のポートにX軸方向に離反させた複数の前記送出用吸着パッドによって基板の裏面又は表面を吸着し、複数の前記押えローラをX軸方向の他方側へ移動させて、複数の前記押えローラと複数の前記規制ローラによる挟持状態を解除すると共に、前記第2基板処理装置側寄りのローラを前記基準浮上高さ位置に対して没入させる第5ステップと、前記第5ステップの終了後に、複数の前記送出アームを前記第2基板処理装置のポートに接近するX軸方向へ移動させて、前記第2隣接領域から前記第2基板処理装置へ基板を送り出して、複数の前記引出用吸着パッドによる吸着状態を解除する第6ステップと、を具備したことを要旨とする。
第2の特徴によると、第1の特徴による作用と同様の作用を奏する。
本発明によれば、前記基板移送システムにおける基板の移送速度及び移送加速度を十分に高めることができるため、前記第1基板処理装置から前記第2基板処理装置へ基板を搬送するまでの移送時間(搬送時間)を大幅に短縮することができ、前記基板移送システムを製品の生産ラインに用いた場合において、生産性を十分に向上させることができる。
また、前記第1隣接領域前記第2隣接領域間におけるY軸方向の間隔の大小に拘わらず、前記第1隣接領域から前記第2隣接領域へ基板を浮上させた状態で移送することができるため、前記第1基板処理装置前記第2基板処理装置間のY軸方向のスペースを小さくして、工場のスペースの有効利用を図ることができる。
本発明の実施形態について図1から図10を参照して説明する。
ここで、図1は、本発明の実施形態に係る基板移送システムの概略的な平面図、図2は、図1におけるII-II線に沿った図、図3は、図1におけるIII-III線に沿った図、図4は、図1におけるIV-IV線に沿った図、図5は、図1におけるV-V線に沿った図、図6は、図1におけるVI-VI線に沿った図、図7から図10は、本発明の実施形態に係る基板移送方法を説明する図である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る基板移送システム1は、第1基板処理装置3から該第1基板処理装置3にY軸方向に離隔した第2基板処理装置5へガラス基板等の基板(薄板基板)Wを浮上させた状態で搬送(移送)するシステムである。基板移送システム1の具体的な構成を説明する前に、第1基板処理装置3及び第2基板処理装置5の構成について簡単に説明する。
第1基板処理装置3は、基板Wに対して保管処理を行う装置であって、装置本体(装置フレーム)7を具備している。また、装置本体7には、例えば特開平11−79388号公報及び特開2005−64431号公報に示すような公知の収納ケージ9が昇降可能に設けられており、この収納ケージ9は、基板Wを収納可能な複数段の収納部(図示省略)を有してあって、基板Wを取出し可能な取出高さ位置に最下段の収納部から順次位置決めできるように構成されている。更に、装置本体7には、取出高さ位置に位置決めした収納部において基板Wを基準浮上高さ位置(図2参照)まで浮上させる複数の浮上ユニット11が設けられており、各浮上ユニット11の上面には、エアを噴出する複数の孔状のノズル11nがそれぞれ形成されている。
第2基板処理装置5は、第1基板処理装置3と同様に、基板Wに対して保管処理を行う装置であって、装置本体(装置フレーム)13を具備している。また、装置本体13には、収納ケージ15が昇降可能に設けられており、この収納ケージ15は、収納ケージ9と同様に、基板Wを収納可能な複数段の収納部(図示省略)を有してあって、基板Wを取入れ可能な取入高さ位置に最上段の収納部から順次位置決めできるように構成されている。更に、装置本体13には、取入高さ位置に位置決めした収納部において基板Wを基準浮上高さ位置まで浮上させる複数の浮上ユニット17が設けられており、各浮上ユニット17の上面には、エアを噴出する複数の孔状のノズル17nがそれぞれ形成されている。
なお、第1基板処理装置3及び第2基板処理装置5は、基板Wに対して保管処理を行う代わりに、基板Wに対してプロセス処理、搬送処理等の処理を行う装置であっても構わない。
続いて、本発明の実施形態に係る基板移送システム1の具体的な構成について説明する。
基板移送システム1は、Y軸方向へ延びたシステムベース(システム本体)19を具備しており、このシステムベース19は、第1基板処理装置3にX軸方向に隣接する第1隣接領域A1、第2基板処理装置5にX軸方向に隣接する第2隣接領域A2、及び第1隣接領域A1と第2隣接領域A2の中間に位置する中間領域Amを有している。なお、システムベース19は、Y軸方向に並んだ複数の固定フレームからなるものであっても構わない。
システムベース19には、基板Wをエアの圧力によって基準浮上高さ位置まで浮上させる複数の浮上ユニット21がX軸方向及びY軸方向に沿って設けられており、各浮上ユニット21の上面には、エアを噴出する複数の孔状のノズル21nがそれぞれ形成されている。なお、各浮上ユニット21の上面に複数の孔状のノズル21nがそれぞれ形成される代わりに、特開2006−182563号公報に示すように、鉛直方向に対してユニット中心側へ傾斜した枠状のノズルが形成されるようにしても構わない。
図2及び図1に示すように、システムベース19の第1隣接領域A1には、X軸方向へ延びた一対の支持ブラケット23がY軸方向に離隔して設けられており、各支持ブラケット23には、X軸スライダ25がX軸方向へ移動可能にそれぞれ設けられている。また、各X軸スライダ25には、第1基板処理装置3から第1隣接領域A1に基板Wを引き出す引出アーム27が昇降ガイド機構29を介して昇降可能にそれぞれ設けられている。換言すれば、システムベース19の第1隣接領域A1には、一対の引出アーム27が支持ブラケット23等を介してX軸方向へ移動可能及び昇降可能かつY軸方向に離隔して(Y軸方向に間隔を置いて)設けられている。そして、各引出アーム27は、X軸方向へ延びてあって、先端側(X軸方向の一端側)に、基板Wの裏面を吸着する引出用吸着パッド31をそれぞれ有している。更に、各X軸スライダ25には、対応関係にある引出アーム27を昇降させる引出アーム昇降用エアシリンダ(引出アーム昇降用アクチュエータの一例)33がそれぞれ設けられている。
各支持ブラケット23には、X軸方向へ延びたエンドレス状のタイミングベルト35が複数のプーリ37を介して走行可能にそれぞれ設けられており、各X軸スライダ25は、対応関係にあるタイミングベルト35の適宜位置にそれぞれ連結されている。そして、片方の支持ブラケット23の適宜位置には、一対の引出アーム27をX軸スライダ25と一体的にX軸方向へ移動させる引出アーム移動用モータ(引出アーム移動用アクチュエータの一例)39が設けられており、この引出アーム移動用モータ39の出力軸(図示省略)は、連結機構(図示省略)を介して一対のタイミングベルト35に連動連結してある。
図3及び図1に示すように、システムベース19の第2隣接領域A2には、X軸方向へ延びた一対の支持ブラケット41がY軸方向に離隔して設けられており、各支持ブラケット41には、X軸スライダ43がX軸方向へ移動可能にそれぞれ設けられている。また、各X軸スライダ43には、第2隣接領域A2から第2基板処理装置5へ基板Wを送り出す送出アーム45が昇降ガイド機構47を介して昇降可能にそれぞれ設けられている。換言すれば、システムベース19の第2隣接領域A2には、一対の送出アーム45が支持ブラケット41等を介してX軸方向へ移動可能及び昇降可能かつY軸方向に離隔して(Y軸方向に間隔を置いて)設けられている。そして、各送出アーム45は、X軸方向へ延びてあって、先端側(X軸方向の一端側)に、基板Wの裏面を吸着する送出用吸着パッド49をそれぞれ有している。更に、各X軸スライダ43には、対応関係にある送出アーム45を昇降させる送出アーム昇降用エアシリンダ(送出アーム昇降用アクチュエータの一例)51がそれぞれ設けられている。
各支持ブラケット41には、X軸方向へ延びたエンドレス状のタイミングベルト53が複数のプーリ55を介して走行可能にそれぞれ設けられており、各X軸スライダ43は、対応関係にあるタイミングベルト53の適宜位置にそれぞれ連結されている。そして、片方の支持ブラケット41の適宜位置には、一対の送出アーム45をX軸スライダ43と一体的にX軸方向へ移動させる送出アーム移動用モータ(送出アーム移動用アクチュエータの一例)57が設けられており、この送出アーム移動用モータ57の出力軸(図示省略)は、連結機構(図示省略)を介して一対のタイミングベルト53に連動連結してある。
図4及び図1に示すように、システムベース19のX軸方向の一端側には、第1昇降バー59が一対の昇降ガイド機構61を介して昇降可能に設けられており、この第1昇降バー59は、第1隣接領域A1から中間領域Amに沿うようにY軸方向へ延びている。また、第1昇降バー59には、複数の第1規制ローラ(第1基板処理装置3側寄りの規制ローラ)63が鉛直な軸心周りに回転可能かつY軸方向に間隔を置いて設けられている。換言すれば、システムベース19のX軸方向の一端側には、複数の第1規制ローラ63が一対の第1昇降バー59等を介して鉛直な軸心周りに回転可能かつ第1隣接領域A1から中間領域AmにかけてY軸方向に間隔を置いて設けられており、各第1規制ローラ63は、第1昇降バー59の昇降によって基準浮上高さ位置に対して出没可能にそれぞれ構成されている。そして、第1昇降バー59の適宜位置には、複数の第1規制ローラ63を同期して回転させる第1ローラ回転用モータ(第1ローラ回転用アクチュエータの一例)65が設けられており、この第1ローラ回転用モータ65の出力軸(図示省略)は、連結機構(図示省略)を介して複数の第1規制ローラ63の回転軸に連動連結してあって、各第1規制ローラ63は、それぞれ駆動ローラになっている。更に、システムベース19の適宜位置には、複数の第1規制ローラ63を基準浮上高さ位置に対して出没させる一対の第1ローラ出没用エアシリンダ(第1ローラ出没用アクチュエータの一例)67が設けられている。
図5及び図1に示すように、システムベース19のX軸方向の一端側には、第2昇降バー69が一対の昇降ガイド機構71を介して昇降可能に設けられており、この第2昇降バー69は、中間領域Amから第2隣接領域A2に沿うようにY軸方向へ延びている。また、第2昇降バー69には、複数の第2規制ローラ(第2基板処理装置5側寄りの規制ローラ)73が鉛直な軸心周りに回転可能かつY軸方向に間隔を置いて設けられている。換言すれば、システムベース19のX軸方向の一端側には、複数の第2規制ローラ73が一対の第2昇降バー69等を介して鉛直な軸心周りに回転可能かつ中間領域Amから第2隣接領域A2にかけてY軸方向に間隔を置いて設けられており、各第2規制ローラ73は、第2昇降バー69の昇降によって基準浮上高さ位置に対して出没可能にそれぞれ構成されている。そして、第2昇降バー69の適宜位置には、複数の第2規制ローラ73を同期して回転させる第2ローラ回転用モータ(第2ローラ回転用アクチュエータの一例)75が設けられており、この第2ローラ回転用モータ75の出力軸(図示省略)は、連結機構(図示省略)を介して複数の第2規制ローラ73の回転軸に連動連結してあって、各第2規制ローラ73は、それぞれ駆動ローラになっている。更に、システムベース19の適宜位置には、複数の第2規制ローラ73を基準浮上高さ位置に対して出没させる一対の第2ローラ出没用エアシリンダ(第2ローラ出没用アクチュエータの一例)77が設けられている。
図6及び図1に示すように、システムベース19のX軸方向の他端側には、複数のブラケット79が第1隣接領域A1から第2隣接領域A2にかけてY軸方向に間隔を置いて設けられており、各ブラケット79には、ローラ移動用エアシリンダ(ローラ移動用アクチュエータの一例)81がそれぞれ設けられている。また、各ローラ移動用エアシリンダ81は、システムベース19に固定されたシリンダ本体83と、このシリンダ本体83にX軸方向へ移動可能に設けられたピストンロッド85とを備えている。そして、各ローラ移動用エアシリンダ81におけるシリンダ本体83には、ローラ支持部材87がX軸方向へ移動可能にそれぞれ設けられており、各ローラ移動用エアシリンダ81におけるピストンロッド85の先端部は、対応するローラ支持部材87の適宜位置に連結されている。更に、各ローラ支持部材87には、基板WのX軸方向側の片端面を押える押えローラ89が鉛直な軸心周りに回転可能にそれぞれ設けられてあって、各押えローラ89は、それぞれフリーローラになっている。
つまり、システムベース19のX軸方向の他端側には、複数の押えローラ89が複数のブラケット79等を介して鉛直な軸心周りに回転可能かつ第1隣接領域A1から第2隣接領域A2にかけてY軸方向に間隔を置いて設けられている。また、各押えローラ89は、対応するローラ移動用エアシリンダ81の駆動によりそれぞれX軸方向へ移動するものであって、複数の押えローラ89は、複数の規制ローラ(複数の第1規制ローラ63及び複数の第2規制ローラ73)と協働して基板WのX軸方向側の両端面を挟持するものである。
続いて、本発明の実施形態に係る基板移送方法について図6から図10を参照して説明する。
本発明の実施形態に係る基板移送方法は、第1基板処理装置3から第2基板処理装置5へガラス基板等の基板(基板基板)Wを浮上させた状態で搬送(移送)する方法であって、第1ステップから第6ステップを備えている。そして、本発明の実施形態に係る基板移送方法の各ステップの具体的な内容は、次のようになる。
(i)第1ステップ
図7に示すように、引出アーム移動用モータ39の駆動により一対の引出アーム27を第1基板処理装置3のポート3pに接近するX軸方向(X軸方向の一方側)へ移動させることにより、一対の引出用吸着パッド31を第1基板処理装置3の所定位置(取出位置に位置決めした収納ケージ9の収納部)に位置した基板Wの下方に位置させる。そして、一対の引出用吸着パッド31の吸着面が基準浮上高さ位置に位置するように、一対の引出アーム昇降用エアシリンダ33の駆動により一対の引出アーム27を上昇させて、一対の引出用吸着パッド31によって基板Wの裏面を吸着する。また、一対の第1ローラ出没用エアシリンダ67の駆動により複数の第1規制ローラ63を基準浮上高さ位置に対して没入させる。
なお、一対の引出アーム27を第1基板処理装置3のポート3pに接近するX軸方向へ移動させる前に、複数の浮上ユニット11のノズル11nからエアを噴出させておく。
(ii)第2ステップ
第1ステップの終了後に、複数の浮上ユニット21のノズル21nからエアを噴出させつつ、引出アーム移動用モータ39の駆動により一対の引出アーム27を第1基板処理装置3のポート3pに離反するX軸方向(X軸方向の他方側)へ移動させることにより、図8に示すように、第1基板処理装置3から第1隣接領域A1に基板Wを浮上させた状態で引き出す。
(iii)第3ステップ
第2ステップの終了後に、一対の第1ローラ出没用エアシリンダ67の駆動により複数の第1規制ローラ63を基準浮上高さ位置に対して突出させて、複数のローラ移動用エアシリンダ81の駆動により複数の押えローラ89をX軸方向の一方側へ移動させることにより、複数の押えローラ89と複数の規制ローラ63,73によって基板WのX軸方向側の両端面を挟持する。また、一対の引出用吸着パッド31による吸着状態を解除して、一対の引出アーム昇降用エアシリンダ33の駆動により一対の引出アーム27を下降させる。
(iv)第4ステップ
第3ステップの終了後に、複数の浮上ユニット21のノズル21nからエアを噴出させつつ、第1ローラ回転用モータ65及び第2ローラ回転用モータ75の駆動により複数の第1規制ローラ63及び複数の第2規制ローラ73を回転させかつ複数の押えローラ89を併せて回転(連動して回転)させることにより、図9に示すように、第1隣接領域A1から第2隣接領域A2へ基板Wを浮上させた状態で搬送する。
(v)第5ステップ
第4ステップの終了後に、第2基板処理装置5のポート5pにX軸方向に離反させた一対の送出用吸着パッドの吸着面が基準浮上高さ位置に位置するように、一対の送出アーム昇降用エアシリンダ51の駆動により一対の送出アーム45を上昇させて、一対の送出用吸着パッド49によって基板Wの裏面を吸着する。そして、複数のローラ移動用エアシリンダ81の駆動により複数の押えローラ89をX軸方向の他方側へ移動させることにより、複数の押えローラ89と複数の規制ローラ63,73による挟持状態を解除する。また、一対の第2ローラ出没用エアシリンダ77の駆動により複数の第2規制ローラ73を基準浮上高さ位置に対して没入させる。
(vi)第6ステップ
第5ステップの終了後に、複数の浮上ユニット21のノズル21nからエアを噴出させつつ、送出アーム移動用モータ57の駆動により一対の送出アーム45を第2基板処理装置5のポート5pに接近するX軸方向へ移動させることにより、図10に示すように、第2隣接領域A2から第2基板処理装置5の所定位置(取入位置に位置決めした収納ケージ15の収納部)に位置した基板Wを送り出す。そして、送出用吸着パッド49による吸着状態を解除して、送出アーム昇降用エアシリンダ51の駆動により一対の送出アーム45を下降させる。
なお、送出アーム移動用モータ57の駆動により一対の送出アーム45を第2基板処理装置5のポート5pに接近するX軸方向へ移動させる前に、複数の浮上ユニット17のノズル17nからエアを噴出させておく。
以上により、第1基板処理装置3の所定位置から第2基板処理装置5の所定位置へ基板Wを浮上させた状態で移送することができる。
続いて、本発明の実施形態の作用及び効果について説明する。
要するに、複数の引出アーム27及び複数の送出アーム45をX軸方向へ移動させたり、複数の押えローラ89及び複数の規制ローラ(複数の第1規制ローラ63及び複数の第2規制ローラ73)を回転させたりすることにより、台車を用いることなく、第1基板処理装置3から第2基板処理装置5へ基板Wを浮上させた状態で移送することができる。
また、引出用吸着パッド31及び送出用吸着パッド49によって基板Wの裏面を吸着することにより、基板Wの移送中における基板W引出アーム27間の滑り及び基板W送出アーム45間の滑りをほとんどなくすことができると共に、複数の押えローラ89と複数の規制ローラ63,73によって基板WのX軸方向側の両端面を挟持することにより、基板Wの移送中における基板W押えローラ89間の滑り及び基板W規制ローラ63,73間の滑りを極力低減することができる。これにより、基板移送システム1における基板Wの移送速度(搬送速度)及び移送加速度(搬送加速度)を十分に高めることができる。
システムベース19のX軸方向の一端側に複数の規制ローラ63,73が第1隣接領域A1から第2隣接領域A2にかけてY軸方向に間隔を置いて設けられ、システムベース19のX軸方向の他端側に複数の押えローラ89が第1隣接領域A1から第2隣接領域A2にかけてY軸方向に間隔を置いて設けられているため、中間領域AmにおけるY軸方向の長さの長短(第1隣接領域A1第2隣接領域A2間におけるY軸方向の間隔の大小)に拘わらず、第1隣接領域A1から第2隣接領域A2へ基板Wを浮上させた状態で移送することができる。
従って、本発明の実施形態によれば、基板移送システム1における基板Wの移送速度及び移送加速度を十分に高めることができるため、第1基板処理装置3から第2基板処理装置5へ基板を搬送するまでの移送時間(搬送時間)を大幅に短縮することができ、基板移送システム1を液晶パネル等の製品の生産ラインに用いた場合において、生産性を十分に向上させることができる。
また、中間領域AmにおけるY軸方向の長さの長短に拘わらず、第1隣接領域A1から第2隣接領域A2へ基板Wを浮上させた状態で移送することができるため、第1基板処理装置3第2基板処理装置5間におけるY軸方向のスペースを小さくして、工場のスペースの有効利用を図ることができる。
最後に、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、例えば、次のように種々の変更が可能である。
即ち、規制ローラ63,73を駆動ローラとしかつ押えローラ83をフリーローラとする代わりに、規制ローラ63,73をフリーローラとしかつ押えローラ83を駆動ローラにしたり、又は規制ローラ63,73及び押えローラ83を駆動ローラにしたりしても構わない。また、基板移送システム1、第1基板処理装置3、第2基板処理装置5を1組具備する代わりに、基板移送システム1、第1基板処理装置3、第2基板処理装置5をY軸方向に沿って複数組具備することによって、基板移送システム群を構成しても構わない。更に、第1ステップから第6ステップに移行させる代わりに、第6ステップから第1ステップに移行させることにより、第2基板処理装置5の所定位置から第1基板処理装置3の所定位置へ基板Wを浮上させた状態で移送しても構わない。
なお、本発明に包含される権利範囲は、これらの実施形態に限定されないものである。
本発明の実施形態に係る基板移送システムの概略的な平面図である。 図1におけるII-II線に沿った図である。 図1におけるIII-III線に沿った図である。 図1におけるIV-IV線に沿った図である。 図1におけるV-V線に沿った図である。 図1におけるVI-VI線に沿った図である。 本発明の実施形態に係る基板移送方法を説明する図である。 本発明の実施形態に係る基板移送方法を説明する図である。 本発明の実施形態に係る基板移送方法を説明する図である。 本発明の実施形態に係る基板移送方法を説明する図である。
符号の説明
W 基板
A1 第1隣接領域
A2 第2隣接領域
Am 中間領域
1 基板移送システム
3 第1基板処理装置
5 第2基板処理装置
19 システムベース
21 浮上ユニット
21n ノズル
27 引出アーム
31 引出用吸着パッド
39 引出アーム移動用モータ
45 送出アーム
49 送出用吸着パッド
57 送出アーム移動用モータ
63 第1規制ローラ
65 第1ローラ回転用モータ
67 第1ローラ出没用エアシリンダ
73 第2規制ローラ
75 第2ローラ回転用モータ
77 第2ローラ出没用エアシリンダ
81 ローラ移動用エアシリンダ
89 押えローラ

Claims (3)

  1. 第1基板処理装置から該第1基板処理装置に対してY軸方向に離隔した第2基板処理装置へ基板を浮上させた状態で搬送する基板移送システムにおいて、
    前記第1基板処理装置にX軸方向に隣接する第1隣接領域、及び前記第2基板処理装置にX軸方向に隣接する第2隣接領域を有し、Y軸方向へ延びたシステムベースと、
    前記システムベースにおける前記第1隣接領域から前記第2隣接領域にかけて設けられ、基板を基準浮上高さ位置まで浮上させる浮上ユニットと、
    前記システムベースの前記第1隣接領域にX軸方向へ移動可能かつY軸方向に間隔を置いて設けられ、X軸方向へそれぞれ延びてあって、先端側に基板の裏面又は表面を吸着する引出用吸着パッドをそれぞれ有し、前記第1基板処理装置から前記第1隣接領域に基板を引き出す複数の引出アームと、
    前記システムベースの前記第2隣接領域にX軸方向へ移動可能かつY軸方向に間隔を置いて設けられ、X軸方向へそれぞれ延びてあって、先端側に基板の裏面又は表面を吸着する送出用吸着パッドをそれぞれ有し、前記第2隣接領域から前記第2基板処理装置へ基板を送り出す複数の送出アームと、
    前記システムベースのX軸方向の一端側に鉛直な軸心周りに回転可能かつ前記第1隣接領域から前記第2隣接領域にかけてY軸方向に間隔を置いて設けられた複数の規制ローラと、
    前記システムベースのX軸方向の他端側に鉛直な軸心周りに回転可能かつ前記第1隣接領域から前記第2隣接領域にかけてY軸方向に間隔を置いて設けられ、それぞれX軸方向へ移動可能であって、複数の前記規制ローラと協働して基板のX軸方向側の両端面を挟持する複数の押えローラと、を具備し、
    複数の前記規制ローラ及び複数の前記押えローラのうち、前記第1基板処理装置側寄りのローラ及び前記第2基板処理装置側寄りのローラは、前記基準浮上高さ位置に対して出没可能に構成され、前記第1基板処理装置から前記第1隣接領域に基板を引き出す前に前記第1基板処理装置側寄りのローラを前記基準浮上高さ位置に対して没入させ、かつ前記第1隣接領域から前記第2隣接領域へ基板を浮上させた状態で搬送する前に前記第1基板処理装置側寄りのローラ及び前記第2基板処理装置側寄りのローラを前記基準浮上高さ位置に対して突出させ、かつ前記第2基板処理装置から前記第2隣接領域に基板を送り出す前に前記第2基板処理装置側寄りのローラを前記基準浮上高さ位置に対して没入させるように構成され、
    各引出アームがそのX軸方向の移動によってY軸方向に隣接する前記第1基板処理装置側寄りのローラの間を通って進退可能に構成され、各送出アームがそのX軸方向の移動によってY軸方向に隣接する前記第2基板処理装置側寄りのローラの間を通って進退可能に構成されたことを特徴とする基板移送システム。
  2. 複数の前記引出アームをX軸方向へ移動させる引出アーム移動用アクチュエータと、
    複数の前記送出アームをX軸方向へ移動させる送出アーム移動用アクチュエータと、
    複数の前記押えローラをX軸方向へ移動させるローラ移動用アクチュエータと、
    複数の前記規制ローラと複数の前記押えローラのうち少なくともいずれかの複数のローラを回転させるローラ回転用アクチュエータと、
    前記第1基板処理装置側寄りのローラを前記基準浮上高さ位置に対して出没させる第1ローラ出没用アクチュエータと、
    前記第2基板処理装置側寄りのローラを前記基準浮上高さ位置に対して出没させる第2ローラ出没用アクチュエータと、を具備したことを特徴とする請求項1に記載の基板移送システム。
  3. 請求項1に記載の基板移送システムを用いて、第1基板処理装置から該第1基板処理装置に対してY軸方向に離隔した第2基板処理装置へ基板を浮上させた状態で搬送する基板移送方法において、
    複数の前記引出アームを前記第1基板処理装置のポートに接近するX軸方向へ移動させて、複数の前記引出用吸着パッドによって前記第1基板処理装置の所定位置に位置した基板を裏面又は表面を吸着すると共に、前記第1基板処理装置側寄りのローラを前記基準浮上高さ位置に対して没入させる第1ステップと、
    前記第1ステップの終了後に、前記浮上ユニットを動作させつつ、複数の前記引出アームを前記第1基板処理装置のポートに離反するX軸方向へ移動させて、前記第1基板処理装置から前記第1隣接領域に基板を引き出す第2ステップと、
    前記第2ステップの終了後に、前記第1基板処理装置側寄りのローラを前記基準浮上高さ位置に対して突出させて、複数の前記押えローラをX軸方向の一方側へ移動させて、複数の前記押えローラと複数の規制ローラによって基板のX軸方向側の両端面を挟持すると共に、複数の前記引出用吸着パッドによる吸着状態を解除する第3ステップと、
    前記第3ステップの終了後に、複数の前記規制ローラ及び複数の前記押えローラを回転させて、前記第1隣接領域から前記第2隣接領域へ基板を浮上させた状態で搬送する第4ステップと、
    前記第4ステップの終了後に、前記第2基板処理装置のポートにX軸方向に離反させた複数の前記送出用吸着パッドによって基板の裏面又は表面を吸着し、複数の前記押えローラをX軸方向の他方側へ移動させて、複数の前記押えローラと複数の前記規制ローラによる挟持状態を解除すると共に、前記第2基板処理装置側寄りのローラを前記基準浮上高さ位置に対して没入させる第5ステップと、
    前記第5ステップの終了後に、複数の前記送出アームを前記第2基板処理装置のポートに接近するX軸方向へ移動させて、前記第2隣接領域から前記第2基板処理装置へ基板を送り出して、複数の前記引出用吸着パッドによる吸着状態を解除する第6ステップと、を具備したことを特徴とする基板移送方法。
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