JPH0713681Y2 - 医療用鏡鈎 - Google Patents

医療用鏡鈎

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Publication number
JPH0713681Y2
JPH0713681Y2 JP1992083216U JP8321692U JPH0713681Y2 JP H0713681 Y2 JPH0713681 Y2 JP H0713681Y2 JP 1992083216 U JP1992083216 U JP 1992083216U JP 8321692 U JP8321692 U JP 8321692U JP H0713681 Y2 JPH0713681 Y2 JP H0713681Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medical
hook
mirror surface
mirror
light source
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1992083216U
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English (en)
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JPH0646707U (ja
Inventor
祐治 井田
要次郎 関
Original Assignee
日本エー・シー・ピー株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日本エー・シー・ピー株式会社 filed Critical 日本エー・シー・ピー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は医療用鏡鈎に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】医療用鏡鈎は、外科手術等において、術
部の組織、筋肉等を圧定したり、拡張する為に使用さ
れ、掴持部の先端に比較的長尺な連絡部(棒材)を連結
し、その連絡部先端に鏡体を配設した構造にしてなり、
掴持部を掴持した状態で連絡部(棒材)に沿って目線を
位置させることで、傾斜鏡面に写される観察対象部位を
視野内に捕らえる方法で使用される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、鏡鈎は、外
部からの光を鏡体で反射させて術部の組織、筋肉等を観
察する仕組みであること、及びその鏡体自体が3乃至5
mm径(直径)と極めて小形であること、更には鏡鈎の
向きによっては外部の光源が鏡体を介して視野に入るこ
と等を理由として、光が届かなかったり、観察対象部位
が見えにくかったり、更には眩しくなることがあり安全
を帰す手術用器具としては信頼性が乏しい問題があっ
た。また、組織の裏側等光が届かない暗部については、
全く観察できない性能上の問題もあり、改良が切望され
ていた。
【0004】本考案は、上記従来事情に鑑みてなされた
もので、その技術的課題は、視線方向と同一方向接近位
置から傾斜鏡面に光を当て、その反射光で観察対象部位
を照明することができるようにすることによって、如何
なる観察対象箇所でも鮮明に観察できる医療用鏡鈎を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた技術的手段は、掴持部、その掴持部に連設した
連絡部、その連絡部先端に配設した傾斜鏡面からなる医
療用鏡鈎本体と、その医療用鏡鈎本体の連絡部に取着さ
れ出口を上記傾斜鏡面に接近して開口し且つ入口を光源
手段に連絡する光ファイバー群とを有していることを要
旨とする。
【0006】
【作用】上記技術的手段によれば、光ファイバー群から
の光を、視線方向と同一方向で且つ接近した位置から連
絡部先端の傾斜鏡面に向けて照射し、その反射光で観察
対象部位を照明する。
【0007】
【考案の効果】本考案は、光ファイバー群からの光を、
視線方向と同一方向で且つ接近した位置から連絡部先端
の傾斜鏡面に向けて照射するようにした医療用鏡鈎であ
るから、如何なる時でも光を傾斜鏡面に正確且つ確実に
照射して観察を可能にし、組織の裏側の暗部でも鮮明な
観察が行える医療用鏡鈎を提供できる。しかも、傾斜鏡
面への視線と、傾斜鏡面に照射する光軸とが同軸状であ
り、照明光を鏡面に照射し、反射光により観察対象部位
を照明することになることから、反射光を使用せずに直
接観察対象部位を照明する場合に起こる照明光の全部ま
たは一部が視野内に入ることによる眩惑を確実に防止で
きる。また、傾斜鏡面への照明光は拡散乱反射するか
ら、傾斜鏡面自体を照明用の反射体とすることで、視野
に対して必要充分な最適照明を得ることができる。
【0008】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1乃至図3は本実施例医療用鏡鈎を示してい
る。
【0009】医療用鏡鈎Aは、医療用鏡鈎本体1と、そ
の医療用鏡鈎本体1に取着され、光源手段Bに連絡する
光ファイバー群2とから構成されている。
【0010】医療用鏡鈎本体1は、掴持部11とその掴持
部11先端の比較的長尺な連絡部21とその連絡部21先端に
一体化した傾斜鏡面31とからなる周知の医療用鏡鈎と同
様な態様に構成してある。
【0011】光ファイバー群2は、集束すると共に、一
端、即ち入口側に後述する光源手段Bに接続するコネク
タ51を連結してなり、他端である出口を上記傾斜鏡面31
に接近させた状態で、図1、図2、図3に示す具体的な
配線構造をもって前記医療用鏡鈎本体1に取着されてい
る。
【0012】次に各図に基づいて説明すると、図1は、
前記掴持部11と、連絡部21と、掴持部11とコネクタ51と
を連絡する可撓性の合成樹脂製、ゴム製等のフレキシブ
ル部41を全て内部中空状に形成し、該掴持部11、連絡部
21、フレキシブル部41内に光ファイバー群2を挿通状に
内設し、出口を傾斜鏡面31に接近させ、光源手段Bから
供給される光が斜め方向からその傾斜鏡面31に照射する
ようにしてある。
【0013】図2、図3は、連絡部21に光ファイバー群
2を添着した場合を示している。詳細には、図2では、
光ファイバー群2を収容したフレキシブル部41を連絡部
21、掴持部11に添着した場合を示し、図3では、連絡部
21の側面に隣接するフレキシブル部41の出口側の端部か
ら光ファイバー群2の端部所定範囲を内部中空な連絡部
21内に挿入させた場合を示している。
【0014】光源手段Bは、詳述しないが光源用のラン
プ(例えばハロゲンランプ)を内蔵した市販のファイバ
ー光源装置やミラーコンデンサ付き光源用のランプ(例
えばハロゲンランプ)を内蔵した市販のファイバー光源
装置である。
【0015】従って、本実施例においては、コネクタ51
を光源手段Bに接続し、同光源手段Bを作動させるだけ
で、光源手段Bから供給される光が光ファイバー群2を
通って接近した位置から先端の傾斜鏡面31に照射され、
組織、筋肉100 等の鮮明な観察を可能にする。その際、
図1に示すように、光ファイバー群2からの照明光が傾
斜鏡面31で反射される反射光の照射範囲Xは広く、その
照射範囲X内に、光軸3と同一方向を向く視線4の視野
範囲Yを確保できる。
【0016】本実施例医療用鏡鈎の特長は、光源手段B
と医療用鏡鈎本体1とをフレキシブル部41を使用して接
続している為、医療用鏡鈎本体1の移動性を全く阻害し
ないこと、不使用時には、光源手段Bから取り外せて、
コンパクトに丸められ、収納スペースを無用に占有しな
いこと等である。
【0017】また、図1に示す光ファイバー群2の配線
構造を採用した場合には、医療用鏡鈎本来の掴み易さを
維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例医療用鏡鈎の正面図で中間省略して示
す。
【図2】他の実施例の要部の拡大断面図。
【図3】更に他の実施例の要部の拡大平面図。
【符号の説明】
A:医療用鏡鈎 1:医療用鏡鈎本
体 2:光ファイバー群 B:光源手段 11 :掴持部 21:連絡部 31 :傾斜鏡面 41:フレキシブ
ル部 51 :コネクタ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掴持部、その掴持部に連設した連絡部、
    その連絡部先端に配設した傾斜鏡面からなる医療用鏡鈎
    本体と、その医療用鏡鈎本体の連絡部に取着され出口を
    上記傾斜鏡面に接近して開口し且つ入口を光源手段に連
    絡する光ファイバー群とを有していることを特徴とする
    医療用鏡鈎。
JP1992083216U 1992-12-02 1992-12-02 医療用鏡鈎 Expired - Lifetime JPH0713681Y2 (ja)

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JPH0646707U JPH0646707U (ja) 1994-06-28
JPH0713681Y2 true JPH0713681Y2 (ja) 1995-04-05

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ID=13796127

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JPH0646707U (ja) 1994-06-28

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