JPH0713628U - 車両洗浄用パイプ・ノズル装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目 的】 この考案は、自動車や鉄道用車両等のホイ
ールハウス内部やボディー下部等必要な部分に、ノズル
２をつけたパイプ１を配管し、そのパイプ１に送水する
事で、付着した泥や雪などを洗浄する装置に関するもの
である。 【構 成】 パイプ１にノズル２を必要数必要な方向に
設け、そのパイプ１を車両のホイールハウス内部やボデ
ィー下部等、必要な部位に配管する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、自動車や鉄道用車両等のホイールハウス内部やボディー下部 及びサスペンション部分等必要な部分に、ノズル２をつけたパイプ１を配管 し、そのパイプ１に送水する事で、付着した泥や雪などを洗浄する装置に関 するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、自動車等を洗車する場合、ホース等で水をかけ泥や雪を落とすのが 通常であった。しかし、汚れのひどいホイールハウス内部やサスペンション 部分及びボディー下部を洗浄するのは非常に労力を要する作業であった。特 に冬季、雪の多い地方は塩分を多量に含む凍結防止剤を道路に用いるため、 車体に付着した泥や雪が車体に錆びを発生させる大きな原因となっている。 また、海岸地帯を走行後も塩分が車体に悪影響を与えている。 車体を錆の発生からまもり、防錆するためには早急に洗浄するのが望まし いが、寒さが厳しい時期に洗車するのは、身体に水が掛かる等極めて大変な 作業であり、また時間もとれないのが実情である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、自動車等のホイールハウス内部やサスペンション部分及びボデ ィー下部等、汚れの著しい部分に洗浄用のノズルを設けたパイプを配管し、 そのパイプに給水口から送水する事で、ノズルから水を勢いよく噴射させる 事により、手を煩わすことなく洗浄することができる装置に関するものであ る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

いま、その構成を説明すると、 （イ）パイプ１にノズル２を必要数必要な方向に設ける。 （ロ）パイプ１を車両のホイールハウス内部やボディー下部及びサスペンシ ョン部分等、必要な部位に配管する。 以上のように装置する。

【０００５】

【作 用】

次に本考案の作用を述ベると、水道の蛇口６にホース５を接続し、そのホ ースの他端をパイプ１の給水口３あるいは４に接続する。 蛇口６を開け送水すると、水道水は給水口３からコック７及び８を経て、 多数のノズル２から勢いよく噴射される。（この場合、コック９及び１０は 閉じておく）この噴射された水の作用でボディーに付着した泥や雪が洗い流 される。したがって、ホースを接続し送水した後は、手を煩わすことなく車 両から離れた所で短時間に洗浄することができる。さらに、手では届かない 部分も配管をする事で無理なく洗浄することができる。

【０００６】

【実施例】

なお、水道水の水圧が弱い場合は、ウォーターポンプを装着し、エンジン あるいはモーターにより駆動する事で水を勢いよく噴射させることも従来の 技術で可能である。また、水圧が弱い場合や水量が少ない場合にはコック７ ・８及び９・１０を調節する事により、左右半分ずつに分けて洗浄する事も 可能である。それにパイプ１には、排水孔１１を設けているので冬季にパイ プ内に残った水が凍結する心配もない。 また、パイプ１を自動車等のルーフレール内部に設ける車により、デザイ ンを崩すことなく、ボディー上部に積もった雪や埃などを洗浄する事ができ る。さらに、本考案は、鉄道用車両の雪を洗い流したり、二輪車や船舶及び 農業用機械（トラクター・コンパイン・田植え機等）や土木建設用機械等・ 産業用機械等の洗浄用としても利用が考えられる。

【０００７】

【考案の効果】

したがって、本装置を自動車等に装着する事により、ホースを接続し送水 をすれば、後は手を煩わすことなく必要な部位を短時間に洗浄することがで きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の取り付け下方図

【図２】本考案の斜視図

【図３】本考案の実施図

【符合の説明】

１はパイプ ２はノズル ３・４は給水口 ５は
ホース ７・８・９・１０はコック

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】（イ）パイプ１にノズル２を必要数設け
   る。 （ロ）パイプ１を車両のホイールハウス内部やボディー
   下部等、必要な部位に配管する。 以上のように構成された、車両洗浄用パイプ・ノズル装
   置。