JPH0713593A - 音声処理システム - Google Patents

音声処理システム

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Publication number
JPH0713593A
JPH0713593A JP5150615A JP15061593A JPH0713593A JP H0713593 A JPH0713593 A JP H0713593A JP 5150615 A JP5150615 A JP 5150615A JP 15061593 A JP15061593 A JP 15061593A JP H0713593 A JPH0713593 A JP H0713593A
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JP
Japan
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voice
speech
unit
input
decoding
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JP5150615A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Matsuda
俊幸 松田
Ryujiro Muramatsu
隆二郎 村松
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 音声符号部と音声認識部の共通処理と音声合
成部と音声復号部の共通処理を見出し、簡略化すること
で装置規模の増大を防ぐことと、伝送路側の入力に対し
ても簡単に音声認識ができるようにする。 【構成】 音声入力部200,音声符号化部210,音
声復号化部230,音声出力部240,音声認識処理部
220とスイッチS1,S2,S3から音声処理システ
ムを構成する。音声入力部200は、利得補正回路20
1,LPF202,A/D変換器203から構成され
る。音声符号化部210は、短期予測分析部211,音
源推定部212符号化部213から構成される。音声復
号化部230は、復号化部231,音源再生部232、
合成部233から構成される。音声出力部240は、D
/A変換器241,LPF242,利得補正回路243
から構成される。音声認識処理部220は音声認識部2
22、制御部223、音声符号生成部224、記憶回路
225から構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車電話装置、携帯
電話装置及び通信機器等に利用される音声符号化手段、
音声復号化手段及び音声認識処理手段等を備えた音声処
理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の音声符号化システムと音声認識シ
ステムを備えた音声処理システムの一例を図7のブロッ
ク図に示す。
【0003】図7において、従来の音声処理システム
は、音声入力部100、音声符号化部110、音声認識
処理部120、音声復号化部130及び音声出力部14
0から基本的に構成されている。さらに、音声入力部1
00は、利得補正回路101、低域フィルタ(以下、L
PFと称する。)102及びアナログ・ディジタル変換
器(以下、A/D変換器と称する。)103とからな
り、音声符号化部110は、短期予測分析部111、音
源推定部112、符号化部113及び音声検出部114
とからなっている。
【0004】また、音声認識処理部120は、短期予測
分析部121、音声認識部122、制御部123、音声
合成部124、記憶回路125及び音声検出部126か
らなり、音声復号化部130は、復号化部131、音源
再生部132及び音声合成部133とからなり、音声出
力部140は、ディジタル・アナログ変換器(以下、D
/A変換器と称する。)141、LPF142及び利得
補正回路143からなり、さらに、音声認識処理部12
0と音声復号化部130からの入力を切り換えるスイッ
チS1を備えている。
【0005】このように大略構成された音声処理システ
ムでは、Sinから音声入力部100にアナログ音声信
号が入力され、入力されたアナログ音声信号は、音声入
力部100で利得補正回路101、LPF102、A/
D変換器103を介し、ディジタル信号に変換されて、
音声符号化部110の短期予測分析部111と音声検出
部114、及び音声認識処理部120の短期予測分析部
121と音声検出部126にそれぞれ入力する。音声符
号化部110では、入力された音声信号の短期予測分析
とエネルギ算出を短期予測分析部111で行ない、音源
推定部112でこの分析部の出力である分析パラメータ
を用いて音源推定し、これらの符号化を符号化部113
で行ない、この符号をSoutへ出力する。また音声検
出器114では分析パラメータを用い入力音声の有音無
音検出を行い、その結果をUVoutへ出力する。
【0006】音声認識処理部120では、同じく短期予
測分析部121は入力された音声信号を短期予測分析し
て分析パラメータを抽出する。音声検出部126では分
析パラメータを用いて入力された音声信号の有音区間を
検出し、音声認識部122へ通知する。音声認識部12
2は、この区間の音声信号の分析パラメータのみを使用
し、この分析パラメータと予め記憶回路125に記憶さ
せてある単語音声の分析パラメータを照合させることに
より近似の単語音声を選択し、その結果を制御部123
に通知する。制御部123では、音声認識部122から
の音声認識結果を受け、使用者に対して音声認識結果、
もしくは他のメッセージを伝える音声を出力するため音
声合成部124へ合成音出力を指示し、音声合成部12
4では、この指示にしたがって合成音声を出力する。こ
のとき制御部123の制御によりスイッチS1をa側に
倒して音声合成部124と音声出力部140とを接続
し、使用者から一致しているという応答がされると、制
御部123から上位制御部へ認識結果を通知する。これ
により、上位システムは本結果を用いてダイヤル発信な
どを行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
技術では、音声符号化部110、音声認識処理部12
0、音声復号化部130がそれぞ独立しているため、例
えば音声符号化部110における短期予測分析部111
と音声検出部114、音声認識処理部120における短
期予測分析部121と音声検出部126、音声認識処理
部120における音声合成部124と音声復号化部13
0における音声合成部133が重複するので必然的に装
置規模が増大し、装置が効果になっていた。また、音声
認識は、Sinから入力される外部からの音声情報から
のみ可能であって、符号化された音声情報、すなわち伝
送路側から入力された符号化された音声情報の音声認識
を行うことができなた。
【0008】本発明は、このような従来技術の実状に鑑
みてなされたもので、その目的は、共通処理可能なもの
は共通処理できるようにして回路要素を簡略化し、これ
によって装置規模の増大を防ぐことができる音声処理シ
ステムを提供するにある。また、他の目的は、伝送路側
から入力される符号化された音声信号についても簡単に
音声認識ができる音声処理システムを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、音声符号化手段と音声認識処理手段に
おける共通な処理と、音声認識処理手段と音声復号化手
段における共通な処理を共用化させ、さらに、音声符号
化手段で短期予測分析して得られた分析パラメータ、ま
たは音声復号化手段で復号された分析パラメータのいず
れかを音声認識処理手段に入力して音声認識処理するよ
うに構成されている。
【0010】さらに具体的には、入力音声信号を予め定
められた時間間隔毎に短期予測分析を行って分析パラメ
ータを抽出し、さらに、この分析パラメータを用いて入
力音声信号を符号化して符号出力を送出する音声符号化
手段と、この音声符号化手段からの符号出力を受信し、
復号化された分析パラメータを用いて合成音声を生成す
る音声復号化手段と、音声符号化手段より得られた分析
パラメータ、または音声復号化手段の入力符号から復号
した分析パラメータのいずれかを用いて音声認識を行う
音声認識手段とから音声処理システムを構成した。
【0011】
【作用】上記手段によれば、音声符号化手段と音声認識
処理手段における共通な処理と、音声認識処理手段と音
声復号化手段における共通な処理を共用化させているの
で、同一の処理を行うため、回路要素が重複することが
なくなり、その分、回路要素の簡略化を図ることができ
る。
【0012】また、音声認識処理手段には、入力された
音声情報を短期予測分析して得られた分析パラメータ、
もしくは音声符号化手段から出力された符号出力を受信
して復号化された分析パラメータのいずれかの分析パラ
メータが入力され、音声認識処理手段は、入力されたい
ずれかの分析パラメータに基づいて音声認識を行う。こ
れにより音声認識処理手段は、例えば使用者に音声ディ
ジタルメッセージを伝えるため音声メッセージ用の符号
を音声復号化部または伝送路等に送出するという処理を
行うことが可能になる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0014】図1は第1の実施例に係る音声処理システ
ムの機能ブロック図である。図1において、音声処理シ
ステムは、音声入力部200と、音声符号化部210
と、音声認識処理部220と、音声復号化部230と、
音声出力部240とから基本的に構成され、入出力を切
り換えるためのスイッチS1,S2,S3を備えてい
る。
【0015】音声入力部200は、従来例と同様にSi
nから入力されたアナログ音声信号の利得を補正する利
得補正回路201と、アナログ・ディジタル変換時の帯
域制限のためのLPF202と、アナログ・ディジタル
変換を行うためのA/D変換器203とからなってい
る。
【0016】音声符号化部210は音声入力部200か
ら出力されたディジタル音声信号の情報量を圧縮するた
めのもので、ディジタル音声信号からあらかじめ定めら
れた時間間隔(以下、フレームと称する。)毎に短期予
測分析を行って分析パラメータとエネルギを算出する短
期予測分析部211と、この短期予測分析部211の出
力である分析パラメータを用いて声帯音源、摩擦音源及
び破裂音源(以下、音源情報という。)を推定する音源
推定部212と、前記分析パラメータや推定結果などを
量子化して符号に変換する符号化部213とからなる。
【0017】音声復号化部230は、音声符号化処理さ
れた符号を復号し、分析パラメータや音源情報を再生す
る復号化部231と、音源情報を基に音声合成部230
に入力する音源波形を生成する音源再生部232と、音
源波形と分析パラメータから音声を合成する音声合成部
233とからなる。
【0018】音声出力部240は、従来例と同様に音声
復号化部230からのディジタル音声信号をアナログ信
号に変換するD/A変換器241と、LPF242と、
利得補正回路243とからなる。
【0019】音声認識処理部220は、短期予測分析部
211の出力である分析パラメータまたは復号化部23
1の復号結果である分析パラメータのいずれかと、あら
かじめ用意してある照合用単語音声の分析パラメータを
照合することにより音声認識処理を行なう音声認識部2
22と、照合用単語音声の分析パラメータと音声メッセ
ージ出力用の符号を格納する記憶回路225と、使用者
側に音声でメッセージを伝えるための合成音声符号を記
憶回路225から選択する音声符号生成部224と、上
位制御部とのインターフェイスを持ち、各処理部を制御
する制御部223とからなる。
【0020】このように構成された音声処理システムで
は、通常の音声符号化処理を行う場合には、まず、制御
部223の制御でスイッチS2をa側に倒し、音声符号
化部210とSoutとを接続する。Sinからアナロ
グ音声信号が音声入力部200に入力されると、アナロ
グ音声信号は利得補正回路201で増幅され、LPF2
02で帯域を制限し、A/D変換器203でディジタル
信号に変換され、短期予測分析部211に入力される。
短期予測分析部211は、入力されたディジタル信号か
ら分析パラメータとエネルギを算出し、音源推定部21
2と符号化部213に出力する。音源推定部212で
は、入力された分析パラメータから音源の推定を行い、
推定された音源を示すインデックスを符号化部213に
入力する。符号化部213は、入力された短期予測分析
結果の分析パラメータ、エネルギ、推定された音源を示
すインデックスを符号化し、Soutへ符号として送信
する。
【0021】音声復号化処理の場合には、制御部223
の制御によりスイッチS3をb側に倒し、Rinと音声
復号化部230とを接続する。復号化部231は、Ri
nから入力された符号から短期予測分析の分析パラメー
タ、エネルギを復号化して音声合成部233へ入力し、
また、音源情報を復号化して音源情報を音源再生部23
2へ入力する。音源再生部232は、入力された音源情
報を基に音声合成部233へ入力する音源波形を生成す
る。音源合成部233は復号化部231から入力された
分析パラメータ、エネルギ、及び音源再生部232から
入力された音源波形からディジタル音声信号を合成す
る。このディジタル音声信号はD/A変換器241で変
換されてアナログ信号になりLPF242及び利得補正
回路243を経てRoutへ出力する。
【0022】Sinからの入力を用いて音声認識を行な
う場合には、制御部223の制御によりスイッチS1を
a側に倒し、音声符号化部210と音声認識処理部22
0とを接続し、短期予測分析部211で算出された分析
パラメータを音声認識部222に入力させる。音声認識
部222は、入力された分析パラメータと予め記憶回路
225に記憶させてある単語音声の照合用分析パラメー
タを照合し、最も近似した単語音声を選択し、その音声
を示すインデックスを制御部223に入力する。
【0023】Rinからの入力を用いて音声認識を行な
う場合には、制御部223の制御によりスイッチS1を
b側に倒し、音声復号化部230と音声認識処理部22
0とを接続し、復号化部231で復号された分析パラメ
ータを音声認識部222に入力する。音声認識部222
は、この分析パラメータとあらかじめ記憶回路225に
記憶させてある単語音声の照合用分析パラメータを照合
し、最も近似した単語音声を選択し、その音声を示すイ
ンデックスを制御部223に入力する。
【0024】音声認識結果または他のメッセージを使用
者に音声メッセージで伝えるための音声合成を行なう場
合には、制御部223の制御によりあらかじめ記憶回路
225に記憶させてある単語音声または文書用音声の符
号を選択し、Rout側へ音声メッセージを送出すると
き制御部223の制御によりスイッチS3をa側に倒し
て音声メッセージ用符号を音声復号化部230へ入力す
る。またSoutへ音声メッセージ用符号出力するとき
には、制御部223の制御によりスイッチ2をb側に倒
し、符号をSoutへ出力する。したがって、スイッチ
S1,S2,S3の切り換えにより自由に処理を選択で
きる。
【0025】次に図2を参照し、本発明の第2の実施例
について説明する。
【0026】図2において、この第2の実施例に係る音
声処理システムは、第1の実施例における音声符号化部
210と音声認識処理部220を変形した例で、図示し
ない前記実施例と同様の音声入力部と、音声符号化部3
10と、音声認識処理部320と、図示しない音声復号
化部と音声出力部とから基本的に構成されている。音声
符号化部310は、入力音声信号から予め定められたフ
レーム毎に短期予測分析を行う短期予測分析部311
と、その出力である分析パラメータを用いて音源波形を
推定する音源推定部312と、これらの結果を符号化す
る符号化部313と、短期予測分析部311の出力であ
る分析パラメータを用いて音声の有無を判定する音声検
出部314とからなり、音声認識処理部320は、音声
符号化部310内の短期予測分析された分析パラメータ
とあらかじめ用意された照合用単語音声の分析パラメー
タとを照合し、近似した単語音声を選択する音声認識部
322と、音声認識処理部320全体を制御し上位シス
テムとのインターフェイスを有する制御部323と、照
合用単語音声の分析パラメータを格納する記憶回路32
5とからなる。
【0027】このように構成された音声処理システムで
は、Sinからの音声信号は音声符号化部310の短期
予測分析部311に入力され、さらに音源推定部31
2、符号化部313及び音声検出部314に入力され
る。短期予測分析部311では入力された音声信号を予
め定められたフレーム毎に分析して分析パラメータを抽
出し、またフレーム毎のエネルギを算出する。音源推定
部312では短期予測分析部311から入力された分析
パラメータに基づいて音源波形の推定を行い、その音源
波形と予め用意された音源波形を照合して最も近似した
音源波形のインデックスを選択する。符号化部313で
は、短期予測分析部311及び音源推定部312の両者
の出力結果を符号化してSoutへ出力する。音声検出
部314では入力信号から有音無音の判定を行い、有音
であることをUVoutに出力し、さらに音声認識部3
22の処理援助をするために音声認識部322へ通知す
る。
【0028】音声認識部322では短期予測分析部31
1で抽出した有音区間の分析パラメータとあらかじめ用
意された記憶回路325内の分析パラメータとを照合
し、最も近似した単語音声を選択して制御部323へ入
力する。そして、制御部323は音声認識の結果を上位
システムへ通知する。
【0029】以上のように構成された第1及び第2の実
施例によれば、音声符号化処理と音声認識処理の音声信
号の短期予測分析と音声検出を共通にし、Sin側の音
声信号と音声検出信号もしくは、Rin側音声信号と音
声検出信号を選択的に切り換えることで両方向の音声信
号の認識を簡単に行うことのできる音声認識機能と、音
声認識結果と音声メッセージをSoutまたはRout
に出力する音声符号出力機能とを備えることができ、か
つ装置規模を小型軽量化できる。
【0030】さらに、第3の実施例を図3に示す。この
実施例は、上記第1の実施例に係る音声処理システムを
ディジタル・シグナル・プロセッサ(以下、DSPと称
する。)を使用して1つのLSIモジュールとして搭載
したもので、図3はその機能ブロック図である。
【0031】この第3の実施例に係る音声処理システム
404は、音声入力部401と音声処理部(DSP)4
02と音声出力部403とからなる。DPS402は、
ROMとRAMとを内蔵し、SIO1TX,SIO1R
X、SIO2TX,SIO2RXで示される2組のシリ
アル入出力を備えている。
【0032】図1に示した第1の実施例における音声符
号化部210、音声復号化部230、音声認識処理部2
20、及びスイッチS1,S2はDSP402内のソフ
トウエアで構成される。また、DSP402は、全体制
御部とのインターフェースを有し、当該制御部との通信
処理も、本DSP402のソフトウエアで構成される。
なお、この実施例は、音声入力部401、音声出力部4
03、DSP402の個々のハードウエアを1つのモジ
ュールとして構成した例である。
【0033】引き続き第4の実施例を図4に示す。図4
は第4の実施例に係る音声処理システムの機能ブロック
図であって、同図において、音声処理システムは、音声
入力部501及び音声出力部502を備えた音声入出力
部503と、DSPで実現する音声処理システム504
で構成される。
【0034】この第4の実施例は、前記第3の実施例に
おける音声入力部401及び音声出力部403がDPS
504を搭載したLSIモジュールとは別体のモジュー
ルに搭載される例である。これによって、アナログ信号
を用いる音声入出力部503のLSIが音声処理部50
4のDSPのノイズに影響されるおそれはなくなる。図
5は第5の実施例に係る音声処理システムの機能ブロッ
ク図である。この実施例における音声処理システムは、
音声符号化を行う音声符号化専用ハードウエア600と
音声認識専用ハードウエア601とから構成される。な
お、ここで言うハードウエアとは、DSPを搭載したも
のであり、この実施例では、音声符号化処理と音声認識
処理とが独立したハードウエアで構成された例である。
【0035】図5において、音声符号化専用ハードウエ
ア600は、音声入力部602、音声符号化部603、
音声復号化部606、音声出力部607、スイッチ60
4,605,606を備え、音声入力部602、音声出
力部607はハードウエアで構成され、他の処理部は搭
載されたDSP内のソフトウエアとして構成される。音
声認識専用ハードウエア601は音声認識処理部609
を有し、その処理は搭載されたDSP内のソフトウエア
で実現され、その機能として音声認識処理と全体制御部
からの指示で音声符号化専用ハードウエア601内のス
イッチ604,605,608の制御を行う。
【0036】図6は第6の実施例を示す機能ブロック図
で、本発明に係る音声処理システムを搭載した応用シス
テムの例であって、具体的には音声ダイヤルを用いた携
帯電話に適用した例である。
【0037】図6において、実施例に係る携帯電話は、
マイク701、スピーカ702、本発明に係る音声処理
システムを搭載した音声処理モジュール700、その他
ベースバンド部・高周波部704、及び全体制御部70
5からなる。なお、音声処理モジュール700は、LS
Iモジュールからなるが、DSPによって構成すること
もできる。その他ベースバンド部は、通話チャンネルの
制御を行うチャネルコーデック、高周波変調及び復調を
行うモデムなどの処理を行い、高周波部は電波の送受信
を行う。全体制御部705は携帯電話全体を制御し、ユ
ーザインターフェースについても制御を行う。
【0038】このように構成すると、マイク701から
入力された音声信号は、音声処理モジュール700に入
力される。この音声処理モジュール700に対し全体制
御部705から音声認識処理の指示が出ていれば、この
指示にしたがって前述の実施例で説明した音声認識処理
を実行する。この音声認識処理によって認識された認識
結果は、音声処理モジュール700から全体制御部70
5に送信される。音声認識結果を受けた全体制御部70
5は、この結果に対応した電話番号にしたがってダイヤ
ル発信を行う。また、音声を発した使用者に対して音声
認識結果を知らせるため、音声認識結果を受けた全体制
御部705は、この結果に対応した音声番号を音声処理
モジュール700に送り、さらに音声出力指示を送出す
る。そして、この指示を受けた音声処理モジュール70
0は音声合成処理を行う。その後、全体制御部705
は、使用者からキーパッド706などから入力された情
報から音声認識結果の合否の判定を受け、不合格の場
合、再度、音声認識処理を行い、合格の場合、音声認識
結果に対応する電話番号にしたがってダイヤル発信を行
う。
【0039】
【発明の効果】これまでの説明で明らかなように、本発
明によれば、音声認識処理手段が短期予測分析を行う必
要も、合成音声を生成する必要もなくなり、音声認識処
理荷必要な回路要素を重複させることなく音声処理シス
テムを構築できるようにしたので、回路の簡略化が図ら
れ、これによって装置規模の増大を防ぐことができる。
また、音声符号化処理と音声認識処理の音声信号特徴抽
出部の演算を共通にし、選択的に切り換えることで送信
側の音声信号もしくは受信側音声信号を認識する音声認
識機能を備えたので、伝送路側からの入力に対しても簡
単に音声認識ができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る音声処理システム
の機能ブロック図である。
【図2】第2の実施例に係る音声処理システムの機能ブ
ロック図である。
【図3】第3の実施例に係る音声処理システムの機能ブ
ロック図である。
【図4】第4の実施例に係る音声処理システムの機能ブ
ロック図である。
【図5】第5の実施例に係る音声処理システムの機能ブ
ロック図である。
【図6】第6の実施例に係る携帯電話の機能ブロック図
である。
【図7】従来例に係る音声処理システムの機能ブロック
図である。
【符号の説明】
200,401,501,602 音声入力部 201,243 利得補正回路 202,242 低域フィルタ(LPF) 203 アナログ・ディジタル(A/D)変換器, 210,310,603 音声符号化部 211,311 短期予測分析部 212,312 音源推定部 213,313 符号化部 220,320,609 音声認識処理部 222,322 音声認識部 223,323 制御部 224 音声符号生成部 225,325 記憶回路 230,606 音声復号化部 231 復号化部 233 音声合成部 240,403,502,607 音声出力部 241 ディジタル・アナログ(D/A)変換器 504 音声処理部 600 音声符号化専用ハードウエア 601 音声認識専用ハードウエア 700 音声処理モジュール 701 マイク 702 スピーカ S1,S2,S3,604,605,606 スイッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声入力手段から入力された音声情報を
    符号化する音声符号化手段と、符号化された音声情報を
    復号化する音声復号化手段と、これらの手段からの出力
    に基づいて音声を認識し、所定の処理を行う音声認識処
    理手段とからなる音声処理システムにおいて、 上記音声符号化手段は、入力音声信号を予め定められた
    時間間隔毎に短期予測分析を行って分析パラメータを抽
    出し、該分析パラメータを用いて入力音声信号を符号化
    して符号出力を送出し、 上記音声復号化手段は、上記音声符号化手段からの符号
    出力を受信し、復号化された分析パラメータを用いて合
    成音声を生成し、 上記音声認識処理手段は、上記音声符号化手段より得ら
    れた分析パラメータ、または上記音声復号化手段の入力
    符号から復号した分析パラメータのいずれかを用いて音
    声認識を行うように構成されていることを特徴とする音
    声処理システム。
  2. 【請求項2】 上記音声認識処理手段の認識出力に基づ
    いて音声復号化手段に対して合成音声を出力するための
    音声符号送出手段をさらに備えていることを特徴とする
    請求項1記載の音声処理システム。
  3. 【請求項3】 上記音声符号化手段より得られた分析パ
    ラメータを用いて音声信号の有無を判定する音声区間検
    出手段をさらに備え、上記音声認識処理手段は、上記音
    声区間検出手段からの検出出力を用いて当該音声認識手
    段における認識区間を定めることを特徴とする請求項1
    記載の音声処理システム。
  4. 【請求項4】 上記音声復号化手段で復号化処理され、
    音声合成された音声信号を音声情報として出力させる音
    声出力手段をさらに備え、上記音声符号化手段、上記音
    声復号化手段及び上記音声認識処理手段を構成する回路
    手段と、上記音声入力手段を構成する回路手段と、上記
    音声出力手段を構成する回路手段とが1つのモジュール
    として構成され、さらにそのモジュールが2組のシリア
    ル入出力端子を備えていることを特徴とする請求項1記
    載の音声処理システム。
  5. 【請求項5】 上記音声復号化手段で復号化処理され、
    音声合成された音声信号を音声情報として出力させる音
    声出力手段をさらに備え、上記音声符号化手段、上記音
    声復号化手段及び上記音声認識処理手段を構成する回路
    手段が1つのモジュールとして構成され、上記音声入力
    手段を構成する回路手段と、上記音声出力手段を構成す
    る回路手段とが1つのモジュールとして構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の音声処理システム。
  6. 【請求項6】 上記音声復号化手段で復号化処理され、
    音声合成された音声信号を音声情報として出力させる音
    声出力手段をさらに備え、上記音声認識処理手段を構成
    する回路手段が1つのモジュールとして構成され、上記
    音声入力手段、上記音声出力手段、上記音声符号化手段
    及び上記音声復号化手段が1つのモジュールとして構成
    されていることを特徴とする請求項1記載の音声処理シ
    ステム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0984128A (ja) * 1995-09-20 1997-03-28 Nec Corp 音声認識機能を有する通信機器
KR100386264B1 (ko) * 2000-12-29 2003-06-02 엘지전자 주식회사 음성인식 가입자 장치
JP2006099124A (ja) * 1998-11-30 2006-04-13 Lucent Technol Inc デジタル無線チャネル上の自動音声/話者認識

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