JPH07135796A - 負荷制御装置 - Google Patents

負荷制御装置

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JPH07135796A
JPH07135796A JP5279564A JP27956493A JPH07135796A JP H07135796 A JPH07135796 A JP H07135796A JP 5279564 A JP5279564 A JP 5279564A JP 27956493 A JP27956493 A JP 27956493A JP H07135796 A JPH07135796 A JP H07135796A
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JP
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load
signal line
control signal
current
control
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JP5279564A
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English (en)
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Tatsuo Yokoyama
達夫 横山
Masaaki Sato
雅昭 佐藤
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車載用の負荷制御装置において、ECUと負
荷とを接続する信号線に流れる電流の通電/非通電制御
に起因して生じるノイズを抑制する。 【構成】 負荷制御装置1は、大略的に制御装置(EC
U)2と負荷3とが制御信号線L1で接続されて構成さ
れており、前記ECU2は、中央演算処理回路(CP
U)6と、入力インタフェイス5と、定電圧回路4とを
備えて構成され、また前記負荷3は、負荷素子8と駆動
素子7とを備えて構成される。前記負荷素子8へ駆動電
流を出力する駆動素子7は前記負荷3内に一体で設けら
れるので、ECU2から制御信号線L1を流れる制御信
号は、数mA〜十数mAの微弱な電流でよい。したがっ
て、前記制御電流の通電/非通電制御に伴って生じるノ
イズを抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車載用に好適に実施さ
れ、電磁ソレノイドやモータなどの負荷を制御する負荷
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、車載用として用いられる典型的
な従来技術である負荷制御装置81の構成を示すブロッ
ク図である。燃料噴射量および点火時期、あるいは自動
変速機の変速段などの各種制御装置には、電気的エネル
ギーを機械的エネルギーに変換するソレノイド、DCモ
ータ、ステッピングモータなどの負荷82が備えられて
おり、該負荷82の動作状態は、制御装置83(以下
「ECU」と略す)の通電/非通電によって制御され
る。
【0003】車室内に設けられるECU83は、ハイレ
ベルの+Bライン88からの電源電圧が入力される定電
圧回路84と、センサ等から出力された信号の波形整形
などを行う入力インタフェイス85と、前記入力インタ
フェイス85から出力された信号が入力され、所望とす
る各種演算を行う中央演算処理回路86(以下「CP
U」と略す)と、前記CPU86の演算結果に基づい
て、該CPU86が出力する制御信号に対応して前記負
荷82を連続あるいは断続通電駆動する駆動素子87と
などを備えて構成される。
【0004】前記ECU83と、たとえばエンジンルー
ムに設けられる負荷素子82との間の駆動電流のやりと
りは、駆動信号線L81,L82を介して行われ、前記
駆動電流の大きさは、いわゆる流し出しおよび吸込みと
もに数百mA以上である。
【0005】図8は、故障診断機能を備える他の従来技
術の負荷制御装置91の構成を示すブロック図である。
CPU92は、制御信号線L91を介して駆動素子93
へ制御信号を出力し、前記駆動素子93は、前記制御信
号を受けて駆動信号線L95,L96を介して負荷94
へ駆動電流を出力する。このとき、前記負荷94と駆動
素子93との間の駆動電流を、ダイアグ信号線L92,
L93を介してCPU92へフィードバックする。これ
らのCPU92への入力によって、前記駆動信号線L9
5,L96の断線・天絡・地絡などが検出される。ま
た、ダイアグ信号線L94を介してCPU92へ入力さ
れるダイアグ信号によって、駆動素子93のショートま
たはオープンなどの異常が検出される。
【0006】このように、典型的な従来技術では、駆動
素子87,93はECU83,95に内蔵されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術では、
駆動信号線L81,L82;L95,L96は、数百m
A以上の駆動電流の通電/非通電が繰返され、それに伴
って発生するノイズがECU83,95の+Bライン8
8および接地ライン89に混入し、前記ECU83,9
5の誤動作を招いたり、ノイズがラジオのアンテナケー
ブルに輻射してラジオの放送が聞きづらくなることがあ
る。
【0008】したがって、各駆動素子の電力損失を考慮
に入れた放熱板や筺体寸法の設定、ならびにECU内の
温度上昇に対応した部品の選定が必要とされるので、設
計の手間およびコストがかかる。
【0009】また、駆動電流に起因して、電圧降下や、
接地ラインの接地電位の上昇を生じることがあり、たと
えば排ガス中の酸素濃度を検出するための酸素濃度セン
サから出力された1V程度の小信号を処理するために、
ECUの接地ラインと負荷の接地ラインとを別個に設定
しなければならず、配線が複雑化してしまうという問題
もある。さらにまた、負荷素子あるいは駆動信号線の天
絡・地絡に起因するECUの破壊を防ぐために、前記負
荷素子に対応した各駆動素子毎の過電流対策が必要とさ
れる。
【0010】本発明の目的は、負荷素子の通電/非通電
制御に起因する不具合の発生を抑えることができる負荷
制御装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、制御回路から
の制御出力に応答して駆動素子が負荷へ電源からの電力
を供給する負荷制御装置において、前記駆動素子を負荷
に一体で設け、該駆動素子と前記制御回路とを信号線で
接続することを特徴とする負荷制御装置である。
【0012】また本発明は、前記負荷には、さらに該負
荷の動作状態を診断する故障診断回路を一体で設け、該
故障診断回路の診断結果を信号線で前記制御回路に入力
することを特徴とする。
【0013】さらにまた本発明は、複数の各負荷毎の診
断結果を論理和もしくは論理積で前記信号線に出力する
ことを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明に従えば、たとえばソレノイドやインジ
ェクタなどの負荷素子を駆動するトランジスタなどの駆
動素子は、ECUなどの制御回路からの制御出力に応答
して前記負荷素子へ電源からの電力を供給する。このよ
うに構成される負荷制御装置において、前記駆動素子は
負荷内に一体で設けられ、また該駆動素子と前記制御回
路とは制御信号線を介して接続される。
【0015】したがって、前記制御信号線に流れる電流
は、前述の先行技術で述べた負荷の駆動電流のような大
電流ではなく微弱な電流であるので、前記制御回路にお
ける耐ノイズ対策などを省略または簡略化することがで
きる。
【0016】また好ましくは、前記負荷と一体で故障診
断回路を設け、該故障診断回路は前記負荷素子の動作状
態を診断し、その診断結果は信号線を介して前記制御回
路に入力される。したがって前述の従来技術では、制御
回路側でしか故障を検知できないので、制御回路と負荷
とを接続する制御信号線の天絡・地絡・断線ならびに駆
動素子および負荷素子の短絡・断線などの故障箇所を正
確に検出することができなかったけれども、本発明で
は、前記故障箇所を正確に検出することができる。
【0017】また好ましくは、複数の負荷素子毎の診断
結果は、論理和もしくは論理積で信号線に出力される。
したがって、前記信号線の削減が可能となる。
【0018】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例である車載用の
負荷制御装置1の構成を示すブロック図である。この負
荷制御装置1は、ECU2と負荷3とが制御信号線L1
で接続されて構成される。前記ECU2は、定電圧回路
4と、入力インタフェイス5と、CPU6とを備えて構
成され、車室内に設けられる。また前記負荷3は、リレ
ーやモータなどで実現される負荷素子8と、パワートラ
ンジスタなどで実現される駆動素子7とが一体化して構
成され、たとえばエンジンルームに設けられる。
【0019】前記負荷制御装置1に関連して設けられる
各種のセンサから出力された信号は、前記入力インタフ
ェイス5へ入力されて波形整形を受けた後、CPU6へ
出力される。前記CPU6は、前記信号に基づいて負荷
3の制御量を演算し、その演算結果に対応した制御信号
を制御信号線L1を介して前記負荷3へ出力する。前記
制御信号の通電/非通電の周期、すなわちデューティ
は、前記負荷3の制御量に対応して変化される。駆動素
子7は前記制御信号に応答して負荷素子8に対して、た
とえば数百mA以上の駆動電流を出力し、これによって
前記負荷素子8の制御を行う。
【0020】このように本実施例では、数百mA以上の
大電流を出力する駆動素子7が負荷3内に設けられるの
で、ECU2と負荷3とを接続する制御信号線L1を流
れる制御信号は、数mA〜十数mA程度の微弱な電流で
よく、したがって負荷素子8の駆動電流の通電/非通電
制御時に伴って発生するノイズがハイレベルの+Bライ
ン9または接地ライン10に混入することを抑制するこ
とができる。
【0021】また、+Bライン9と負荷素子8とは最短
距離で接続される。すなわち、負荷素子8は+Bライン
9からの電力によって直接駆動されるので、前記ECU
2における+Bライン9aの電圧降下や、接地電位の上
昇が抑制される。したがって、負荷素子8の動作電圧範
囲を拡大して、制御性を向上することができるととも
に、+Bライン9,9aに電力を供給するバッテリの電
圧変動にも対応することができる。
【0022】図2は、本発明の第2実施例である負荷制
御装置11の構成を示す回路図である。この負荷制御装
置11は、大略的に、ECU12と負荷13とが制御信
号線L11で接続されて構成されている。前記ECU1
2は、演算処理を行うCPU14と、トランジスタQ1
1,Q12と、抵抗R11〜R16とを備えて構成され
る。前記トランジスタQ11のベースはプルアップ抵抗
R11と分圧抵抗R12とを介して基準電源ライン16
に接続され、エミッタは接地され、コレクタは抵抗R1
4,R15を介してハイレベルの+Bライン15に接続
される。また、前記トランジスタQ12のベースは前記
抵抗R14,R15との接続点P11に接続され、エミ
ッタは+Bライン17に接続され、コレクタは電流制限
用抵抗R16を介して制御信号線L11に接続され、負
荷13に対して制御電流を流し出して出力する。
【0023】前記負荷13は、ソレノイドS11と、ト
ランジスタQ13と、電界効果トランジスタ(FET)
Q14と、逆起電力吸収用ダイオードD11とを備えて
構成される。前記トランジスタQ13のベースは、電流
制限用抵抗R17と抵抗R18との接続点P12に接続
され、エミッタは接地され、コレクタは抵抗R19を介
して+Bライン15に接続される。
【0024】CPU12の端子P10がローレベルであ
るときにはトランジスタQ11のベースがローレベルと
なって該トランジスタQ11は遮断しており、端子P1
0がハイレベルとなると、分圧抵抗R12,R13を介
してトランジスタQ11のベースがハイレベルとなっ
て、該トランジスタQ11が導通する。トランジスタQ
11が導通すると、該トランジスタQ11がトランジス
タQ12のベース電流を引張り込み、かつ抵抗R14の
端子間に電位差が生じて、前記トランジスタQ12が導
通する。トランジスタQ12が導通すると、電流制限用
抵抗R16で制限された制御電流が、制御信号線L11
を介して負荷13に与えられる。
【0025】前記制御電流は、さらにR17で制限さ
れ、トランジスタQ13のベースおよび抵抗R18に与
えられる。これによって、抵抗R18の端子間に生じる
電位差によってトランジスタQ13が導通する。トラン
ジスタQ13が導通すると、FETQ14のゲート電圧
がローレベルとなり、該FETQ14が導通し、ソレノ
イドS11に+Bライン15からの励磁電流が供給され
る。たとえば、電流制限用抵抗R16,R17はそれぞ
れ2.4KΩ、+Bライン17の電位が14Vであると
すると、前記制御電流は2.9mAとなる。
【0026】また、トランジスタQ12が遮断すると、
トランジスタQ13が遮断し、FETQ14のゲート電
圧がハイレベルとなるので、ソレノイドS11への励磁
電流の供給が遮断される。このとき、ソレノイドに発生
した逆起電力は、ダイオードD11を介してバイパスさ
れて除去される。
【0027】このように本実施例では、ECU12から
制御信号を流し出して負荷を制御するので、前記制御信
号線L11が短絡または断線した場合には、前記制御信
号は負荷13に入力されないこととなって、該負荷13
は非動作状態となり、フェイルセーフを容易に実現する
ことができる。
【0028】また、前記制御信号は、+Bライン15の
リークや、電磁干渉による誘起電流にも誤動作を招かな
い程度の微弱電流であるので、少なくともECU12と
制御信号線L11とのコネクタ端子に金メッキ処理を施
す必要はなく、生産コストを削減することもできる。
【0029】図3は、本発明の第3実施例であるダイア
グノーシス機能を有する負荷制御装置21の構成を示す
ブロック図である。ダイアグノーシス機能は、制御信号
系統および負荷23などの故障を検出するための各種診
断機能である。図3に示される負荷制御装置21は、大
略的に、ECU22と負荷23とが制御信号線L21お
よびダイアグ信号線L22で接続されて構成されてい
る。前記ECU22は、CPU24、制御バッファ2
5、ダイアグバッファ26,27を備えて構成され、ま
た負荷23は、駆動素子28、負荷素子29および故障
検知回路30を備えて構成される。
【0030】前記CPU24の出力端子P20に接続さ
れる制御バッファ25からは、制御信号線L21を介し
て負荷23へ制御信号が出力され、この制御信号はま
た、ダイアグバッファ26を介して再びCPU24の入
力端子P21にフィードバックされる。これによって、
前記制御信号が正しく出力されているか否かを検出する
ことができる。また、前記負荷23は、該負荷23およ
び制御信号線L21の異常を検出するダイアグ信号を故
障検知回路30から出力し、ダイアグ信号線L22を介
してCPU24へ入力する。これによって、制御信号線
L21および負荷23に発生した異常を検出することが
できる。
【0031】図4は、フェイルセーフ機能を有する負荷
制御装置31の構成を示す回路図である。本実施例で
は、フェイルセーフ機能を実現するために、CPU34
内にはウインドコンパレータ35が設けられる。前記フ
ェイルセーフ機能は、ECU32内の接続点P31の電
位から、制御信号線L31の天絡・地絡・断線の状態が
検出されることによって実現される。前記ウインドコン
パレータ35による正常状態の判定電圧範囲は、たとえ
ば接続点P31の電位をVaとすると、Vcc/4<V
a<3Vcc/4で表される。
【0032】FETQ31の導通/遮断動作はCPU3
4によってデューティ制御されており、前記FETQ3
1が導通すると、制御信号線L31に基準電圧Vccが
印加されて制御電流が出力されるとともに、コンデンサ
C31が充電される。該コンデンサC31の端子間電圧
によって、前記デューティに対応した平均電圧を得るこ
とができる。前記コンデンサC31の端子電圧は、高入
力抵抗値を有する抵抗R32と、ダイオードD33,D
34を介してウインドコンパレータ35へ入力される。
【0033】前記制御電流は、電流制限用抵抗R31で
微弱電流に制限された後、電流検知用抵抗R33から制
御信号線L31を介して負荷33へ出力される。負荷3
3に入力された制御電流は、電流制限用抵抗R34によ
って制限された後、トランジスタQ32のベースおよび
抵抗R35に与えられ、該抵抗R35の端子間に生じる
電位差によって前記トランジスタQ32が導通する。ト
ランジスタQ32が導通すると、抵抗R37を介してF
ETQ33のゲート電圧がローレベルとなり、該FET
Q33が導通され、ソレノイド36に+Bライン35か
ら励磁電流が供給される。また、トランジスタQ32が
遮断するとソレノイド36への励磁電流の供給が遮断さ
れる。このときソレノイド36に発生した逆起電力は、
ダイオードD35を介してバイパスされて除去される。
【0034】たとえば、前記制御信号線L31が+Bラ
イン35へ天絡したときには、接続点P31の電位は+
Bとなり、+B>3Vcc/4であるので、前記ウイン
ドコンパレータ35は前記制御信号線L1の異常を検知
する。このとき、接続点P32および点P34の電位は
ともにVccで、+B>Vccであるので、ダイオード
D31,D33を介して天絡電流がバイパスされ、FE
TQ31およびウインドコンパレータ35が保護され
る。
【0035】また、接地ラインへ地絡したときには、接
続点P31の電位は0Vとなり、0<Vcc/4である
ので、ウインドコンパレータ35は前記制御信号線L3
1の異常を検知する。このとき、点P32および点P3
4の電位はともに0であるので、ダイオードD32,D
34が作動して、FETQ31およびウインドコンパレ
ータ35が保護される。
【0036】さらにまた、断線したときには、接続点P
31の電位はVccとなり、ウインドコンパレータ35
は前記制御信号線L31の異常を検知する。
【0037】このように本実施例では、制御信号線L3
1と負荷33との異常を識別することができる。
【0038】図5は、本発明の第4実施例である負荷の
故障検出回路を備える負荷制御装置41の構成を示す回
路図である。前記負荷制御装置41は、大略的に、EC
U42と負荷43とが、制御信号線L41およびダイア
グ信号線L42を介して接続されており、前記負荷43
は、検知回路47と、トランジスタQ41と、抵抗R4
1〜R43とを備えて構成され、また前記ECU42は
トランジスタQ42と抵抗R44〜R46を備えて構成
されている。
【0039】前記検知回路47が異常を検知すると該検
知回路47からローレベルの電圧が出力され、抵抗R4
2の端子間に生じる電位差によってトランジスタQ41
が導通し、抵抗R43で電流量の制限を受けたダイアグ
信号がダイアグ信号線L42を介してECU42へ入力
される。ECU42に入力されたダイアグ信号は、抵抗
R44で制限された後、トランジスタQ42のベースお
よび抵抗R45に与えられ、該抵抗R45の端子間に生
じる電位差によって前記トランジスタQ42が導通す
る。これによって、CPU44のダイアグ入力端子P4
2がローレベルとなる。
【0040】このように本実施例では、負荷43に発生
した故障が検知回路47で検出され、ダイアグ信号線L
42を介してCPU44へダイアグ信号として出力され
ることによって、制御信号線L41のみならず、負荷4
3の異常までも検知することができる。また、ダイアグ
信号は微弱な電流であるので、電磁干渉による誘起電流
などによる誤検知を防止することができる。
【0041】図6は、本発明の第5実施例である負荷5
1の構成を示す回路図であり、該負荷51の負荷素子に
はステップモータ54が用いられる。前記負荷51は、
大略的に駆動バッファ52、検知回路53、ステップモ
ータ54、トランジスタQ51,Q52、FETQ53
〜Q56および抵抗R51〜54などを備えて構成され
る。
【0042】前記ステップモータ54は、相互にずれた
2つの位相、たとえばA相、B相の駆動電流で駆動され
る。前記FETQ53,Q55は、前記A相の駆動電流
を導出するために用いられ、また前記FETQ54,Q
56は、前記B相の駆動電流を導出するために用いられ
る。前記駆動バッファ52は、制御信号線L51を介し
て入力された制御信号に対応して、前記FETQ53,
Q54のスイッチング状態が、前記FETQ55,Q5
6のスイッチング状態とそれぞれ反対となるように、か
つ、前記FETQ53,Q55の切換タイミングと、前
記FETQ54,Q56の切換わりタイミングとが相互
にずれるように導通/遮断駆動される。
【0043】ECUから出力された制御信号は、駆動バ
ッファ52を介してFETQ53〜Q56に与えられ
る。たとえば、FETQ53が導通、かつFETQ55
が遮断の場合、前記FETQ53を介して、+Bライン
55から抵抗R52を介する励磁電流がコイルC1に与
えられ、該コイルC1に磁界を発生させる。このよう
に、C1〜C4のコイルにそれぞれ与えられる励磁電流
によって発生する磁界が、前記モータ54の回転子を回
転駆動する。
【0044】しかしながら、前記コイルC1〜C4のう
ち少なくともいずれか1つ、たとえばコイルC1に励磁
電流が供給されている状態で、トランジスタQ53がオ
ープン状態となると、コイルC1で発生した逆起電力が
接続点P51からダイオードD51および抵抗R52を
介して+Bラインへ還流される。このとき抵抗R52の
端子間に生じる電位差によってトランジスタQ51が導
通し、該トランジスタQ51のコレクタ電流が抵抗R5
3に与えられる。これによって抵抗R53の端子電圧が
上昇して検知回路53が故障の発生を検知し、トランジ
スタQ52のベースをローレベルとし、該トランジスタ
Q52を導通する。トランジスタQ52が導通すると、
該トランジスタQ52のコレクタ電流が抵抗R54で制
限されてダイアグ信号としてダイアグ信号線L52を介
してECUへ出力される。
【0045】このように本実施例では、駆動素子である
トランジスタQ51〜Q56や負荷素子であるコイルC
51〜C54にそれぞれ対応して、ダイアグ信号線L5
2を設ける場合に比べて、該ダイアグ信号線の本数を削
減することができる。
【0046】たとえば、前記駆動素子がアンチスキッド
制御装置の油圧ユニットの場合、6〜8本必要であった
制御信号線L51ならびにダイアグ信号線L52をそれ
ぞれ2本に削減することができる。
【0047】また本発明において、負荷に内蔵される駆
動素子や故障検知回路は、負荷の発熱への対策として、
耐熱性、高温作動性が要求されるが、動作温度や接合温
度の高い半導体部品で構成することによって、該負荷を
エンジンルーム内に設置することが可能となる。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、駆動素子
が負荷素子と一体で設けられ、駆動素子は制御信号線を
介して制御回路から入力される微弱な制御信号によって
駆動されるので、制御回路における耐ノイズ対策などの
不具合対策を簡略化することができるとともに、前記負
荷素子の動作電圧範囲が広がり、制御性の向上が可能と
なり、また電源電圧の変動にも対応することができる。
【0049】また好ましくは、負荷素子の動作状態を診
断する故障診断回路を負荷に一体に設け、この診断結果
を信号線を介して前記制御回路に入力するので、制御信
号線だけでなく、駆動素子および負荷素子の故障も検知
することができる。
【0050】さらにまた好ましくは、複数の各負荷毎の
診断結果は、論理和もしくは論理積で信号線に出力され
るので、信号線を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である負荷制御装置1の構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2実施例である負荷制御装置11の
構成を示す回路図である。
【図3】本発明の第3実施例であるダイアグノーシス機
能を有する負荷制御装置21の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】フェイルセーフ機能を有する負荷制御装置31
の構成を示す回路図である。
【図5】本発明の第4実施例である負荷の故障検出回路
を有する負荷制御装置41の構成を示す回路図である。
【図6】本発明の第5実施例である負荷51の構成を示
す回路図である。
【図7】典型的な従来技術である負荷制御装置81の構
成を示すブロック図である。
【図8】他の従来技術である故障診断機能を有する負荷
制御装置91の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,11,21,31,41 負荷制御装置 2,12,22,32,42 ECU 3,13,23,33,43,51 負荷 4 定電圧回路 5 入力インタフェイス 6 CPU 7,28,45 駆動素子 8,29,46 負荷素子 L1,L11,L21,L31,L41,L51 制御
信号線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御回路からの制御出力に応答して駆動
    素子が負荷へ電源からの電力を供給する負荷制御装置に
    おいて、 前記駆動素子を負荷に一体で設け、該駆動素子と前記制
    御回路とを信号線で接続することを特徴とする負荷制御
    装置。
  2. 【請求項2】 前記負荷には、さらに該負荷の動作状態
    を診断する故障診断回路を一体で設け、該故障診断回路
    の診断結果を信号線で前記制御回路に入力することを特
    徴とする請求項1記載の負荷制御装置。
  3. 【請求項3】 複数の各負荷毎の診断結果を論理和もし
    くは論理積で前記信号線に出力することを特徴とする請
    求項2記載の負荷制御装置。
JP5279564A 1993-11-09 1993-11-09 負荷制御装置 Pending JPH07135796A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005253182A (ja) * 2004-03-03 2005-09-15 Denso Corp 制御装置
JP2018106367A (ja) * 2016-12-26 2018-07-05 アンデン株式会社 負荷駆動装置
CN112092642A (zh) * 2019-06-17 2020-12-18 株式会社电装 控制器

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