JPH07135258A - 半導体装置及びその駆動方法 - Google Patents

半導体装置及びその駆動方法

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JPH07135258A
JPH07135258A JP5280923A JP28092393A JPH07135258A JP H07135258 A JPH07135258 A JP H07135258A JP 5280923 A JP5280923 A JP 5280923A JP 28092393 A JP28092393 A JP 28092393A JP H07135258 A JPH07135258 A JP H07135258A
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JP
Japan
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electrode
semiconductor device
potential
driving
work function
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JP5280923A
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English (en)
Inventor
Yoshio Abe
良夫 阿部
Takuya Fukuda
琢也 福田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 静電容量が大きく、リーク電流の小さな容量
素子を形成した半導体装置とその駆動方法を提供するこ
と。 【構成】 容量素子を構成する一方の電極101とし
て、酸化物が誘電率20以上の絶縁膜102となる金属
を用い、他方の電極103には仕事関数の大きな材料を
用い容量素子を構成する。更に仕事関数の小さな電極1
01に対して仕事関数の大きな電極103の電位が高い
場合の電位差は、仕事関数の小さな電極101に対して
仕事関数の大きな電極103の電位が低い場合の電位差
よりも小さい条件で駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高誘電率絶縁体を容量素
子に用いた半導体装置及びその駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ダイナミックランダムアクセスメモリ
(DRAM)はコンピュータの記憶素子として大容量、
高集積化が進んできた。現在用いられているDRAMメ
モリセル部の基本的な回路は、1組のMOSトランジス
タとコンデンサから構成され、コンデンサに蓄積された
電荷の量によって1ビットのデータを記憶する。このコ
ンデンサの容量はα線によって作り出される電荷による
エラー(ソフトエラー)に対する耐性を備えるためには
100fC以上の電荷が蓄積されていなければならな
い。仮に±1.5Vの電圧で動作させるとすると、コン
デンサの容量は60f..F以上必要となる。
【0003】コンデンサの容量Cは、真空の誘電率をε
0、絶縁膜の比誘電率をεr、絶縁膜の膜厚をd、コンデ
ンサの電極面積をSとすると、 C=ε0・εr・S/d である。従って、コンデンサの容量を大きくするために
は電極の面積を大きくし、絶縁膜の膜厚を薄くすれば良
い。最近のDRAMの高集積化により、メモリセル1個
当りの占める面積が縮小するため、例えばIEEE T
ransactions on Electron D
evices, vol.38, No.2,pp.2
55−261 (1991)に記載してあるように、複
雑なプロセスを経て電極面積の増大が図られている。
【0004】一方、例えば第8回強誘電体応用会議予稿
集pp.3−29に記載してあるように、絶縁膜に比誘
電率の大きな物質を用いようとする研究が進められてい
る。比誘電率の大きな物質としては、五酸化タンタル
(Ta25)、二酸化チタン(TiO2)、チタン酸ス
トロンチウム(SrTiO3)、PZT(PbZr1-x
x3)などがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】コンピュ−タの小型
化、高速化のためにはコンピュ−タ内部の記憶装置の大
容量化が必要である。代表的な内部記憶装置であるDR
AMでも、セルサイズの縮小による高集積化が図られて
きたが、コンデンサの容量不足が問題になってきた。す
なわち、小さな面積で十分大きな容量を得るために、実
効的な電極面積を大きくする種々のセル構造が検討され
ているが構造が非常に複雑になり、1ビット当りのコス
トの上昇や製造時に不良が発生する割合が大きくなるな
どの問題が生じる。
【0006】一方、絶縁膜の実効的な膜厚を減少させて
容量を増やすため高誘電率の誘電体材料の適用も検討さ
れているが、上記従来技術においては、誘電率が20以
上の酸化物絶縁体を成膜し良好な結晶性を得るためには
酸素雰囲気下で基板温度を500℃以上の高温とする必
要がある。下地電極が高温の状態で酸素雰囲気中に置か
れるために、アルミニウム(Al)等の卑貴金属や、ポ
リシリコン(poly−Si)等の半導体を下地電極と
して用いた場合にはこれら金属や半導体の表面が酸化さ
れ絶縁体が形成される。このような金属や半導体が酸化
されて形成された物質の比誘電率は例えば二酸化シリコ
ン(SiO2)で約4、酸化アルミニウム(Al23
で約9程度であり、比誘電率が20未満である。また、
このような表面が酸化されて形成される酸化物の膜厚は
数nm程度である。
【0007】この結果、絶縁膜は堆積された高誘電率膜
と表面が酸化されて形成された低誘電率膜との直列接合
となり、高誘電率膜の膜厚を薄くしても、容量の大きな
コンデンサを得ることはできない。
【0008】このような低誘電率の酸化物を形成しない
物質として、これまで白金やパラジウムのような貴金属
が用いられてきた。これら貴金属を電極に用いた場合、
電極の酸化は生じないが、電極との界面付近での絶縁膜
の組成ずれによる低誘電率層が生成される問題がある。
例えば、スパッタリング法あるいはCVD(化学的気相
成長)法によりPbZr1-xTix3膜を作製する場
合、成膜時の基板温度が高いため、絶縁膜中のPbはP
t電極内に拡散しやすい。この結果、絶縁膜中でPbが
欠乏し、TiO2やZrO2が析出する。特に、ZrO2
は誘電率が10以下と小さいためコンデンサの容量が低
下する。さらに、このような組成ずれはリーク電流の原
因ともなる。
【0009】また次世代のメモリである64MビットD
RAMの蓄積容量に用いる絶縁膜は、単位面積当りの静
電容量が11fF/μm2以上、SiO2膜に換算すると
膜厚3nm以下の薄膜化が必要とされている。しかし、
従来用いられているSiO2/Si34複合膜では高電
界によるトンネル電流による絶縁性の低下により薄膜化
はSiO2膜換算で4nm程度が限界である。トンネル
電流を減少させるためには、膜厚を厚くしても十分大き
な容量が得られるように、誘電率の大きな絶縁膜を用い
る必要がある。
【0010】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、静電容量が大きく、かつリーク電流が小さ
な容量素子を形成した半導体装置及びその駆動方法を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の駆
動方法は、半導体基板上に、酸化物絶縁体と該絶縁体の
両面に接する電極とから構成された容量素子が形成され
た半導体装置の駆動方法において、該電極の一方をA、
他方をBとし、Aの仕事関数がBよりも大きいとき、電
極Bに対して電極Aの電位が高い場合の電位差は、電極
Bに対して電極Aの電位が低い場合の電位差よりも小さ
い条件で駆動することを特徴とする。
【0012】本発明の半導体装置は、半導体基板上に、
酸化物絶縁体と該絶縁体の両面に接する電極とから構成
された容量素子が形成された半導体装置において、酸化
物絶縁体は、一方の電極に用いた金属の酸化物で比誘電
率は20以上の高誘電率絶縁体であり、他の電極は前記
電極よりも仕事関数の大きな材料であることを特徴とす
る。
【0013】本発明の半導体装置の駆動方法は、前記半
導体装置の駆動方法において、仕事関数の小さな電極に
対して仕事関数の大きな電極の電位が高い場合の電位差
は、仕事関数の小さな電極に対して仕事関数の大きな電
極の電位が低い場合の電位差よりも小さい条件で駆動す
ることを特徴とする。
【0014】本発明の半導体装置の駆動方法は、前記半
導体装置の駆動方法において、電極のうち仕事関数の小
さな電極の電位に対し、仕事関数の大きな電極の電位が
高くならない条件で駆動することを特徴とする。
【0015】本発明の半導体装置は、前記一方の電極と
酸化物絶縁体との組合せがチタンと二酸化チタン、ニオ
ブと五酸化ニオブ、タンタルと5酸化タンタル、ハフニ
ウムと二酸化ハフニウム、イットリウムと三酸化イット
リウムのいずれかであり、前記他の電極は白金、パラジ
ウム、イリジウム、レニウムのいずれかであることを特
徴とする。
【0016】本発明の半導体装置の駆動方法は、前記半
導体装置の駆動方法において、容量素子の一方の電極で
あるチタン、ニオブ、タンタル、ハフニウム、イットリ
ウムのいずれかの電極の電位に対し、他の電極である白
金、パラジウム、イリジウム、レニウムのいずれかの電
極の電位が高くならない条件で駆動することを特徴とす
る。
【0017】本発明の半導体装置は、半導体基板上に、
酸化物絶縁体と該絶縁体の両面に接する電極とから構成
された容量素子が形成された半導体装置において、酸化
物絶縁体は、一方の電極に用いた金属の酸化物で比誘電
率は20以上の高誘電率絶縁体であり、他の電極は酸化
性の導電体材料であることを特徴とする。
【0018】本発明の半導体装置の駆動方法は、前記半
導体装置の駆動方法において、前記酸化性電極の電位が
高くならない条件で駆動することを特徴とする。
【0019】本発明の半導体装置は、前記半導体装置に
おいて、前記一方の電極はチタン、前記酸化物絶縁体は
二酸化チタン、前記酸化性電極は二酸化マンガン、二酸
化鉛、酸化銀、酸化銅のいずれかであることを特徴とす
る。
【0020】本発明の半導体装置の駆動方法は、前記半
導体装置の駆動方法において、チタン電極の電位に対
し、二酸化マンガン、二酸化鉛、酸化銀、酸化銅のいず
れかである酸化性電極の電位が高くならない条件で駆動
することを特徴とする。
【0021】本発明の半導体装置は、半導体基板上に、
酸化物絶縁体と該絶縁体の両面に接する電極とから構成
された容量素子が形成された半導体装置において、酸化
物絶縁体は比誘電率は20以上の高誘電率絶縁体であ
り、電極は仕事関数が4eVよりも大きな材料であるこ
とを特徴とする。
【0022】本発明の半導体装置の駆動方法は、前記半
導体装置の駆動方法において、仕事関数の小さな電極に
対して仕事関数の大きな電極の電位が高い場合の電位差
は、仕事関数の小さな電極に対して仕事関数の大きな電
極の電位が低い場合の電位差よりも小さい条件で駆動す
ることを特徴とする。
【0023】本発明の半導体装置は、半導体基板上に、
酸化物絶縁体と該絶縁体の両面に接する電極とから構成
された容量素子が形成された半導体装置において、電極
は白金、パラジウム、イリジウム、レニウムのいずれ
か、酸化物絶縁体は二酸化チタンであることを特徴とす
る。
【0024】本発明の半導体装置の駆動方法は、前記半
導体装置の駆動方法において、仕事関数の小さな電極に
対して仕事関数の大きな電極の電位が高い場合の電位差
は、仕事関数の小さな電極に対して仕事関数の大きな電
極の電位が低い場合の電位差よりも小さい条件で駆動す
ることを特徴とする。
【0025】本発明のダイナミックランダムアクセスメ
モリ装置は、前記半導体装置または半導体装置の駆動方
法を用いたことを特徴とする。
【0026】本発明の半導体メモリカードは、前記ダイ
ナミックランダムアクセスメモリ装置を用いたことを特
徴とする。
【0027】本発明の半導体ディスク装置は、前記ダイ
ナミックランダムアクセスメモリ装置を用いたことを特
徴とする。
【0028】本発明のコンピュータシステムは、前記ダ
イナミックランダムアクセスメモリ装置、半導体メモリ
カード及び半導体デイスク装置のうちすくなくとも一つ
を用いて構成したことを特徴とする。
【0029】すなわち、本発明においては、容量素子を
構成する電極として、酸化物が比誘電率20以上の比較
的誘電率の大きな絶縁膜となる金属を用い、絶縁膜と電
極との界面での低誘電率層の発生を防止する。
【0030】また、容量素子を構成するもう一方の電極
として、仕事関数の大きな金属を用い、電極から絶縁膜
への電子注入を防止し、リーク電流を低減する。
【0031】更に仕事関数の小さな電極に対して仕事関
数の大きな電極の電位が高い場合の電位差は、仕事関数
の小さな電極に対して仕事関数の大きな電極の電位が低
い場合の電位差よりも小さい条件で駆動し、容量素子の
電流−電圧特性の非対称性を補う。
【0032】上記容量素子を用いてダイナミックランダ
ムアクセスメモリを構成する。
【0033】
【作用】以下に、上記構成からなる本発明の作用につい
て説明する。
【0034】酸化物の比誘電率が20以上の絶縁体とな
る金属を電極としているため、絶縁膜と電極との界面で
の低誘電率層の生成を防止することができる。低誘電率
層による静電容量の低下がないので、静電容量の大きな
容量素子を提供できる。
【0035】TiO2、SrTiO3等の高誘電率の酸化
物絶縁体は酸素欠損が生じるとn型の半導体となり、抵
抗率が低下する。
【0036】さらに、電極として仕事関数の小さな材料
を用いた場合、電極と絶縁膜界面にはほとんど障壁が生
じないため、電子が注入され易く、大きなリーク電流が
流れてしまう。
【0037】これに対し、電極として仕事関数の大きな
材料を用いると、電極と絶縁膜界面にショットキー障壁
が形成され、電極からの電子注入が防止でき、リーク電
流は低下する。したがって仕事関数の大きな電極の電位
を仕事関数の小さな電極の電位に対して高くならない条
件で駆動することで、漏れ電流の小さな容量素子を利用
することができる。
【0038】このような静電容量が大きく、かつリーク
電流が小さい容量素子をダイナミックランダムアクセス
メモリの蓄積容量として用いると、メモリセルの面積を
縮小させることができ、高集積化できる。
【0039】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0040】〔実施例1〕本発明の一つの実施例である
容量素子は、シリコン基板上に下部電極としてチタン
(Ti)、絶縁体層として二酸化チタン(TiO2)、
上部電極として白金(Pt)を用いている。
【0041】本実施例の容量素子の作製方法を図3に示
す。まず、図3(a)に示したように表面に酸化膜2の
形成されたシリコン基板1の上に、図3(b)に示した
ようにスパッタリング法によりTi薄膜を形成する。ス
パッタリングの際は、Tiをターゲットとして用い、ア
ルゴンをスパッタガスとし、スパッタ圧力1Pa、基板
温度300℃としてTi膜を形成した。
【0042】次に、絶縁体層形成のため、図4に示すE
CRプラズマ処理装置を用いて、Ti薄膜表面を酸化し
た。この結果、図3(c)に示したようにTi膜の表面
は酸化されTiO2絶縁体層4となるが、内部はTiの
まま残り下部電極3となる。
【0043】上部電極5としては、図3(d)に示した
ようにTiO2絶縁体層4の上に、Pt電極をスパッタ
リング法により形成し、上部電極とする。
【0044】プラズマ酸化に用いたECRプラズマ処理
装置は図4に示すように、基板の設置される基板ホルダ
402を備えた真空容器401とこの真空容器に石英製
のマイクロ波導入窓412を介してマイクロ波導波管4
04が接続され、さらにマイクロ波発生装置403が連
結されている。
【0045】マイクロ波発生装置403からは2.45
GHzのマイクロ波電界が発生し、マイクロ波導波管4
04を伝搬し、マイクロ波導入窓412を透過して真空
容器内に導入される。マイクロ波導波管404にはマイ
クロ波チュ−ナ407が備えられ、基板上でマイクロ波
の電界方向が基板に対し平行となるように予めチュ−ニ
ングされている。
【0046】また真空容器401とゲ−トバルブ410
を介して基板搬入ロボット室406を備え、基板搬送ロ
ボットにより基板が真空容器401内に搬入される。
【0047】更に基板搬入ロボット室406は他の成膜
装置等とやはりゲ−トバルブ410を介して接続され、
基板を他の処理を含め連続的に処理することができる。
真空容器401に、反応ガス導入口409を通して酸素
ガスを導入した後、真空容器401の周囲に設置した磁
界コイル405により基板上で磁力線の方向が基板と垂
直向きになるように制御し、磁束密度875ガウスの位
置で電子サイクロトロン共鳴が生じ、酸素プラズマが発
生すると同時に高密度の励起酸素が生成される。この電
子サイクロトロン共鳴領域が広がり、励起酸素密度が低
下するのを防ぐマイクロ波発散防止筒411がマイクロ
波導入窓412と基板ホルダ402の間に設置されてい
る。この他、基板に高周波バイアスを印加しイオンを効
率的に基板に入射させるための高周波電源408が設置
されている。
【0048】上述したECRプラズマ処理装置を用い
て、Ti薄膜を酸化する際は、真空容器を1×10~6Torr
まで排気した後、100ml/minの流量の酸素ガスを真空容
器内に導入し圧力を0.1Paとした。ここでマイクロ波を
真空容器内に導入すると、真空容器内の酸素ガスはマイ
クロ波の電界と磁界との作用により電子サイクロトロン
共鳴をおこしプラズマ状態となる。励起状態の酸素及び
酸素イオンによりTi薄膜を酸化する。 TiO2
は、金属Tiのプラズマ酸化により形成したが、スパッ
タリング法あるいは化学的気相成長法(CVD法)等に
よる形成も可能である。これらの方法を用いた場合も、
TiO2膜形成後にECR酸素プラズマ処理を行うこと
は、リーク電流の低減に効果がある。
【0049】次に、下部電極にTi、上部電極にPtを
用いたTiO2容量素子のリーク電流と電圧との関係を
図5に示す。リーク電流は電極に印加する電圧の極性に
より非対称な特性となり、Ti電極側に正電圧を印加し
た方がリーク電流が小さい。これは、TiO2膜では酸
素欠損が生じると、ドナー準位を形成し、n型半導体化
するためとして説明できる。即ち、Ti電極に負電圧を
印加した場合は、Tiの仕事関数が4eVと小さくTi
/TiO2界面はオーミック的な接触となりTi電極か
らTiO2膜への電子注入がされやすいのに対し、Ti
電極に正電圧を印加した場合は、Ptの仕事関数が5.
5eVと大きくPt/TiO2界面はショットキー的な
接触となり、Pt電極からTiO2膜への電子注入が妨
げられる。電極からTiO2膜への電子注入を防止する
には、電極/酸化膜界面にショトキー障壁を形成するの
が良い。ショトキー障壁を形成する電極材料としては、
Tiよりも仕事関数の大きな金属、例えば白金Pt、金
Au、パラジウムPd、イリジウムIr、レニウムRe
などを用いることができる。
【0050】尚、上記実施例では容量素子の一方の電極
と酸化物絶縁体との組合せとしてチタンTiと二酸化チ
タンTiO2が選択されているが、これに限定されな
い。すなわち、金属酸化物として比誘電率が20以上で
あるものとして二酸化チタンの他に五酸化ニオブ、五酸
化タンタル、二酸化ハフニウム、三酸化イットリウムが
あり、これらの酸化物をプラズマ酸化法で形成するには
電極材料としてニオブNb、タンタルTa、ハフニウム
Hf、イットリウムYの金属が選択される。
【0051】したがって、容量素子の一方の電極と酸化
物絶縁体との組合せとしてニオブと五酸化ニオブ、タン
タルと五酸化タンタル、ハフニウムと二酸化ハフニウ
ム、イットリウムと三酸化イットリウムのいずれかを選
択しても同様の効果が得られる。
【0052】Pt/TiO2界面のショットキー的な接
触による低リーク特性を利用するためには、Ti電極に
負の大きな電圧を印加しない条件で駆動するのが良い。
より好適な駆動条件としては、Ti電極に負電圧が印加
されない条件で容量素子を動作させるのが良い。
【0053】上記の非対称の駆動方法は、本実施例のP
t/TiO2/Ti容量素子に限定されない。容量素子
の二つの電極をA、Bとし、Aの仕事関数がBと等しい
かまたはBよりも大きいとき、その電流−電圧特性は図
2に示すように、仕事関数の大きい電極Aに正負電圧を
印加する場合に比べ、電極Aに負電圧を印加した方がも
れ電流が小さい非対称性を示すことが多い。従って、図
1に示すように、高仕事関数電極103に負電圧が印加
される場合の駆動電圧を大きく、正電圧が印加される場
合の駆動電圧を小さくれば良い。
【0054】〔実施例2〕容量素子の上部電極として、
実施例1のPtの代わりに二酸化マンガンMnO2を用
いた。MnO2は酸化力が強く、TiO2の還元による酸
素欠損を防止し、抵抗率の低下を防ぐことができる。こ
の場合も、仕事関数の小さいTi電極側に負電圧を印加
すると、TiO2の陰極還元が生じ、もれ電流が増加す
る。従って、Ti電極側に負電圧が印加されない条件で
駆動する。
【0055】MnO2の代わりに、酸化性の強い、二酸
化鉛PbO2、酸化銀AgO、酸化銅CuOなどを用い
ても同様の効果がある。
【0056】〔実施例3〕実施例1の容量素子の下部電
極として、Tiの代わりにPtを用いる。
【0057】作製方法は、まず下部電極としてスパッタ
リング法によりPt薄膜を形成する。次に、スパッタリ
ング法によりTi薄膜を形成後、これをプラズマ酸化す
ることでTiO2絶縁膜を形成する。このあと、上部電
極としてスパッタ法によりPt薄膜を形成する。
【0058】本実施例の容量素子は、上部電極、下電極
ともに仕事関数の大きなPtであるので、電極からの電
子注入は印加電圧の極性によらず低減できる。
【0059】電極材料としては、白金Ptのほか金A
u、パラジウムPd、イリジウムIr、レニウムReな
どのTiよりも仕事関数の大きな金属を用いることがで
きる。
【0060】〔実施例4〕上記容量素子を、DRAMの
蓄積容量に適用した実施例の断面図を図6に示す。この
図において1はp型Si基板、7と8はMOSトランジ
スタのソース電極及びドレイン電極を構成するn型ドー
プ層、9はポリSiゲート電極、10はビット線、11
はTi蓄積ノード電極、12はTiO2絶縁体層、13
はポリSiプレート電極、14は酸化膜、15はゲート
絶縁膜である。
【0061】なお、MOSトランジスタのソース電極と
キャパシタのTi蓄積ノード電極11との間のコンタク
ト抵抗を低減するために、ソース電極界面にはチタンシ
リサイド(TiSi2)を形成する。また、Si基板ま
たはSiO2膜から下部電極を通してキャパシタ絶縁膜
中にSiが拡散し、低誘電率のSiO2が形成されるの
を防ぐため、Si基板と下部電極の間にバリアメタルと
してTiNを形成することが望ましい。
【0062】ダイナミックランダムアクセスメモリの基
本的な回路構成を図7に示す。メモリは1組のMOSト
ランジスタ(1101)と蓄積容量(1102)から構
成され、蓄積容量に蓄積された電荷の量によって1ビッ
トのデータを記録する。MOSトランジスタのゲート電
極はワード線(1103)に接続され、さらにワード線
は周辺回路のデコーダドライバに連結されている。ま
た、MOSトランジスタのドレイン電極はビット線(1
104)に接続され、さらにこのビット線はセンスアン
プ(1105)、読み出し回路(1106)、書き込み
回路(1107)などの周辺回路に接続されている。ま
た、MOSトランジスタのソース電極は蓄積容量の一方
の電極に接続されており、蓄積容量のもう一方の電極は
各ビット共通のプレート線に接続されている。
【0063】データの書き込みは、プレート電極13側
を接地(0V)とし、ビット線1104からMOSトラ
ンジスタを通して蓄積容量のノード電極に0Vを印加す
ると、蓄積容量に蓄えられる電荷は0となり、状態”
0”が書き込まれる。一方、蓄積ノードに電源電圧Vc
cを印加すると、蓄積容量には電荷Q(蓄積容量の静電
容量と電源電圧との積)が蓄えられ、状態”1”が書き
込まれる。データの読みだしには、ビット線電圧をVc
cまでプリチャージした後、ワード線1103に信号を
加えた時のビット線1104の電圧変化を検出すれば良
い。この方法によれば、Ti蓄積ノード電極側の電位は
0Vか正となるのでPt/TiO2/Ti容量素子の低
リーク電流側の特性を利用することができる。
【0064】従来のDRAMセルでは、蓄積容量の絶縁
体層にSiO2とSi34の複合膜、電極にポリSiを
用いている。しかし、絶縁体層の誘電率が10以下と小
さいため、高集積化のためセル面積を縮小すると十分な
容量を確保することが困難になっている。これに対し、
本発明のDRAMセルでは、高誘電率のTiO2を絶縁
膜に用いることで、電極の酸化による低誘電率層の生成
を防止しているので十分な容量を得ることができる。ま
た、リーク電流も十分小さい。従って、高集積度のDR
AMを構成できる。
【0065】〔実施例5〕本発明のDRAMは、従来の
DRAMと同様に、半導体メモリカード、半導体ディス
ク装置、コンピュータシステムなどの電子装置に応用す
ることができる。図8は本発明のDRAM、および本発
明のDRAMを用いた半導体メモリカード、半導体ディ
スク装置により構成したコンピュータシステムのブロッ
ク図である。本発明のDRAMは、小型大容量であるた
め、システム全体が小型化すると同時に、処理能力も向
上する。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、電極と絶縁体層の界面
における低誘電率層の生成がなく、大きな静電容量が得
られる、また電極からの電子注入が少なく、リーク電流
の小さな容量素子の形成された半導体装置及びその駆動
方法を提供できる。本発明の半導体装置及びその駆動方
法をメモリセルに適用することで高集積大容量のDRA
Mを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体装置に形成された容量素子
の駆動方法を示す概念図である。
【図2】本発明に係る半導体装置に形成された容量素子
の電流電圧特性図である。
【図3】本発明に係る半導体装置の一実施例の作製方法
を示す図である。
【図4】ECRプラズマ処理装置の構成を示す断面図で
ある。
【図5】本発明に係る半導体装置に形成された容量素子
のリーク電流と電圧の関係を示す特性図である。
【図6】本発明が適用されるダイナミックランダムアク
セスメモリの一実施例の構成を示す断面図である。
【図7】ダイナミックランダムアクセスメモリの基本的
な構成を示す回路図である。
【図8】本発明が適用されるコンピュ−タシステムの構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 酸化膜 3 Ti膜(下部電極) 4 TiO2絶縁体層 5 Pt電極(上部電極) 7 ソース電極 8 ドレイン電極 9 ゲート電極 10 ビット線 11 蓄積ノード電極 12 絶縁体層 13 プレート電極 14 酸化膜 15 ゲート電極 101 低仕事関数電極 102 絶縁膜 103 高仕事関数電極 401 真空容器 402 基板ホルダ 403 マイクロ波発生装置 404 マイクロ波導波管 405 磁界コイル 406 基板搬入ロボット室 407 マイクロ波チューナ 408 高周波電源 409 反応ガス導入口 410 ゲートバルブ 411 マイクロ波発散防止筒 412 マイクロ波導入窓 1101 MOSトランジスタ 1102 蓄積容量 1103 ワード線 1104 ビット線 1105 センスアンプ 1106 読み出し回路 1107 書き込み回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/822

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に、酸化物絶縁体と該絶縁
    体の両面に接する電極とから構成された容量素子が形成
    された半導体装置の駆動方法において、該電極の一方を
    A、他方をBとし、Aの仕事関数がBよりも大きいと
    き、電極Bに対して電極Aの電位が高い場合の電位差
    は、電極Bに対して電極Aの電位が低い場合の電位差よ
    りも小さい条件で駆動することを特徴とする半導体装置
    の駆動方法。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に、酸化物絶縁体と該絶縁
    体の両面に接する電極とから構成された容量素子が形成
    された半導体装置において、酸化物絶縁体は、一方の電
    極に用いた金属の酸化物で比誘電率は20以上の高誘電
    率絶縁体であり、他の電極は前記電極よりも仕事関数の
    大きな材料であることを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の半導体装置の駆動方法
    において、仕事関数の小さな電極に対して仕事関数の大
    きな電極の電位が高い場合の電位差は、仕事関数の小さ
    な電極に対して仕事関数の大きな電極の電位が低い場合
    の電位差よりも小さい条件で駆動することを特徴とする
    半導体装置の駆動方法。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の半導体装置の駆動方法
    において、 電極のうち仕事関数の小さな電極の電位に対し、仕事関
    数の大きな電極の電位が高くならない条件で駆動するこ
    とを特徴とする半導体装置の駆動方法。
  5. 【請求項5】 前記一方の電極と酸化物絶縁体との組合
    せがチタンと二酸化チタン、ニオブと五酸化ニオブ、タ
    ンタルと五酸化タンタル、ハフニウムと二酸化ハフニウ
    ム、イットリウムと三酸化イットリウムのいずれかであ
    り、前記他の電極は白金、パラジウム、イリジウム、レ
    ニウムのいずれかであることを特徴とする請求項2に記
    載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の半導体装置の駆動方法
    において、 容量素子の一方の電極であるチタン、ニオブ、タンタ
    ル、ハフニウム、イットリウムのいずれかの電極の電位
    に対し、他の電極である白金、パラジウム、イリジウ
    ム、レニウムのいずれかの電極の電位が高くならない条
    件で駆動することを特徴とする半導体装置の駆動方法。
  7. 【請求項7】 半導体基板上に、酸化物絶縁体と該絶縁
    体の両面に接する電極とから構成された容量素子が形成
    された半導体装置において、酸化物絶縁体は、一方の電
    極に用いた金属の酸化物で比誘電率は20以上の高誘電
    率絶縁体であり、他の電極は酸化性の導電体材料である
    ことを特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の半導体装置の駆動方法
    において、前記酸化性電極の電位が高くならない条件で
    駆動することを特徴とする半導体装置の駆動方法。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の半導体装置において、
    前記一方の電極はチタン、前記酸化物絶縁体は二酸化チ
    タン、前記酸化性電極は二酸化マンガン、二酸化鉛、酸
    化銀、酸化銅のいずれかであることを特徴とする半導体
    装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の半導体装置の駆動方
    法において、チタン電極の電位に対し、二酸化マンガ
    ン、二酸化鉛、酸化銀、酸化銅のいずれかである酸化性
    電極の電位が高くならない条件で駆動することを特徴と
    する半導体装置の駆動方法。
  11. 【請求項11】 半導体基板上に、酸化物絶縁体と該絶
    縁体の両面に接する電極とから構成された容量素子が形
    成された半導体装置において、酸化物絶縁体は比誘電率
    は20以上の高誘電率絶縁体であり、電極は仕事関数が
    4eVよりも大きな材料であることを特徴とする半導体
    装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の半導体装置の駆動
    方法において、 仕事関数の小さな電極に対して仕事関数の大きな電極の
    電位が高い場合の電位差は、仕事関数の小さな電極に対
    して仕事関数の大きな電極の電位が低い場合の電位差よ
    りも小さい条件で駆動することを特徴とする半導体装置
    の駆動方法。
  13. 【請求項13】 半導体基板上に、酸化物絶縁体と該絶
    縁体の両面に接する電極とから構成された容量素子が形
    成された半導体装置において、電極は白金、パラジウ
    ム、イリジウム、レニウムのいずれか、酸化物絶縁体は
    二酸化チタンであることを特徴とする半導体装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の半導体装置の駆動
    方法において、 仕事関数の小さな電極に対して仕事関数の大きな電極の
    電位が高い場合の電位差は、仕事関数の小さな電極に対
    して仕事関数の大きな電極の電位が低い場合の電位差よ
    りも小さい条件で駆動することを特徴とする半導体装置
    の駆動方法。
  15. 【請求項15】 請求項1から14のいずれかに記載の
    半導体装置または半導体装置の駆動方法を用いたことを
    特徴とするダイナミックランダムアクセスメモリ装置。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載のダイナミックラン
    ダムアクセスメモリ装置を用いたことを特徴とする半導
    体メモリカード。
  17. 【請求項17】 請求項15に記載のダイナミックラン
    ダムアクセスメモリ装置を用いたことを特徴とする半導
    体デイスク装置。
  18. 【請求項18】 請求項15に記載のダイナミックラン
    ダムアクセスメモリ装置、請求項16記載の半導体メモ
    リカード及び請求項17に記載の半導体デイスク装置の
    うちすくなくとも一つを用いて構成したことを特徴とす
    るコンピュータシステム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012256884A (ja) * 2011-06-07 2012-12-27 Samsung Electronics Co Ltd 不揮発性メモリセル、不揮発性メモリ装置、及び不揮発性メモリ装置の製造方法
KR20210013455A (ko) * 2019-07-25 2021-02-04 브이메모리 주식회사 변동 저저항 영역 기반 전자 소자 및 이의 제어 방법
KR20210052413A (ko) * 2019-07-25 2021-05-10 브이메모리 주식회사 변동 저저항 영역 기반 전자 소자 및 이의 제어 방법

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