JPH07134911A - 基材並びにその製造装置及び製造方法 - Google Patents

基材並びにその製造装置及び製造方法

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JPH07134911A
JPH07134911A JP30236293A JP30236293A JPH07134911A JP H07134911 A JPH07134911 A JP H07134911A JP 30236293 A JP30236293 A JP 30236293A JP 30236293 A JP30236293 A JP 30236293A JP H07134911 A JPH07134911 A JP H07134911A
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隆 寺尾
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隆俊 四十宮
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複雑な形状であっても細部に亘って電磁シー
ルド効果を付与することができ、且つシールド効果が高
く、しかも、安価にて汎用性の高い基材並びにその製造
装置及び製造方法を提供すること。 【構成】 微細な導電性物質7をベース5上に高密度分
布させることとし、以て上記の効果を得ている。特に、
ベース5として樹脂が選定される場合、あらゆる種類の
樹脂に対応可能であると共に、電子機器のハウジング等
を製品として製作する際にその設計者が当該発明の技術
内容を十分に把握していなくとも実施し得、容易に、し
かも広範に利用することができるものである。また、比
較的安価にて実施可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばコンピュータ等
の電子機器が筐体として備えるケースやシャーシなどの
構成材について、筐体内にて発生した電磁波が外部に漏
洩することを防止したり、あるいは外部から筐体内部へ
の影響を防止するようにした基材と、その製造装置及び
製造方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子機器等から発生する電磁波が
様々な問題を引き起こすことが知られている。具体的に
は、ある電子機器から生じた電磁波が原因でテレビ画面
が乱れたり、ラジオ放送で突然雑音が入り込んだりす場
合や、他の電子機器が誤動作を起こすことが挙げられ
る。これらの問題は、電子機器等のケースやシャーシの
素材として樹脂が大量に使用されるようになった頃から
特に顕在化し、社会的な問題になっている。
【0003】すなわち、樹脂は、それ以前に素材として
使用されていた金属と比較して軽量で大量生産が容易、
複雑な形状のものを低コストで製造し得るなどの特徴を
有することから多用されるに至ったものであるが、電磁
波を透過させてしまうという欠点をもっている。
【0004】そこで、電磁波を遮蔽する必要が起り、そ
のために種々の試みがなされ、実用化されている。例え
ば、導電塗装、蒸着、スパッタリング及び無電解めっき
等、樹脂を表面処理する方法や、樹脂自体に金属繊維な
どを混入させることにより導電化する方法、樹脂を金属
ホイル、板金で覆う方法などが知られている。
【0005】これら各方法の中で無電解めっきについて
着目すると、樹脂の物性をほとんど変化させることなく
高い電磁シールド効果を与えることができることや、入
り組んだ品物でも細部に亘ってシールド膜を形成し得る
こと等において、他の方法に比して優れており、有用視
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、無電解
めっき法は、これを実際に使用する上で下記のような欠
点を有している。
【0007】第1に、比較的高価であると共に、めっき
可能な樹脂が限定されることである。第2に、樹脂の種
類によってめっき処理方法が異なり、これを考慮しない
と良好な電磁シールド効果が得られない点が挙げられ
る。第3には、電子機器のハウジングなどの設計者が無
電解めっきについて十分に理解して設計する必要があ
り、又逆に、無電解めっきを担当している技術者も電子
機器の機能、目的等を理解していなければならないとい
う点である。このように、無電解めっき法による電磁シ
ールドは、実用段階に達してはいるものの、広範に亘る
活用には未だ困難を伴うというのが現状である。
【0008】本発明は上記した点に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、複雑な形状であっ
てもその細部に亘って電磁シールド効果を付与すること
ができ、且つシールド効果が高く、しかも、安価にして
汎用性の高い基材並びにその製造装置及び製造方法を提
供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による基材は、微
細な導電性物質をベース上に高密度分布してなるもので
ある。また、本発明による基材製造装置は、微細な導電
性物質をベースに対して供給する供給手段と、該物質に
静電気を印加する静電気印加手段とを備えるように構成
したものである。また、本発明による基材の製造方法
は、ベースに微細な導電性物質を静電気を印加すること
により固着させるようにしたものである。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例について添付図面を参
照しつつ説明する。
【0011】図1及び図2に、本発明に係る基材として
のケース1を示す。当該ケース1は、例えばコンピュー
タの表示部としてのディスプレイであり、ブラウン管2
を含む内部機構(ブラウン管2以外は図示せず)を囲撓
する。図3及び図4から明らかなように、このケース1
は、射出成形等により形成された樹脂を素材とするベー
ス5と、該ベース5の一方の主面上、この場合、ケース
1の内面側となる主面上に高密度分布された多数の微細
な物質7とからなる。
【0012】上記物質7は例えば、導電性を有する炭素
を素材として極細な短繊維状に形成されており、図4か
ら特に明らかなようにベース5の主面に対して略垂直と
なされ、その一端にて該ベース5に接着剤9を用いて固
着されている。物質7は、具体的にはその直径が例えば
約10μm、長さが約0.5〜5mmとなされている。
そして、本実施例の場合2〜3万本/cm2 の密度にて
分布されている。但し、このように短繊維状に形成され
た炭素の直径及び長さ並びに分布密度については適宜可
変であることは勿論である。
【0013】上記ベース5の素材である樹脂としては、
ABS、ポリカーボネート、変性PPO、PPE、ポリ
カーボネート/ABSアロイ、ポリアセタール、ナイロ
ン、ポリエステル(PET、PBT)、ポリエーテルイ
ミド、ポリスルホン等は勿論のこと、その他あらゆる種
類のものが適用可能である。また、接着剤9について
も、これらベース5の材質や該ベース5に固着されるべ
き物質7の材質等に基づいて適宜選定される。また、接
着剤9については、この場合、弾性を有するものが使用
される。すなわち、上記のようにベース5に固着された
短繊維状の炭素を使用者が指などで擦った場合、摩擦に
よって該短繊維の根本に加わる引張力及び曲げ力を吸収
するように該根元部分を支えている接着剤9が自在に弾
性変形し、それ故に該炭素繊維が抜けたり折れたりする
ことが防止される。
【0014】ところで、上記実施例においては、ベース
5上に高密度分布される物質7について、これを短繊維
状に形成された炭素としているが、この他、炭素とそれ
以外のものを混合したり、アルミニウム、鉄又はこれら
の合金等の導電性金属を素材として用いてもよい他、そ
の形状についても短繊維状の他に微細な粉状、粒状等に
形成してもよい。但し、上記のように短繊維状に形成す
ることにより、ベース5上における単位面積あたりの総
分布量が飛躍的に増大した高い電磁シールド効果が得ら
れる。また、炭素を用いることによって、脱臭効果も奏
される。特に多孔質の活性炭素を用いることとすれば脱
臭効率が著しく増加する。なお、鉄など、酸化が懸念さ
れる素材を使用する場合には、ステンレス鋼等の合金化
を行い、酸化防止可能な物質として適宜用いればよい。
【0015】上記のように構成された基材としてのケー
ス1においては、該ケース1がいかに複雑な形状であっ
てもその細部に亘って物質7を分布させることができ、
充分な電磁シールド効果を得ることが可能となってい
る。また、ベース5の素材としての樹脂がどのような種
類のものであろうとも、物質7を自在にこれに固着させ
ることが出来ると共に、該ケース1の設計者が物質7の
付着方法について充分な知識を持っていなくとも実施し
得る。また、短繊維状の炭素は比較的安価であることか
ら、製造コストの低減を図ることも容易である。
【0016】なお、本実施例においてはケース1の内面
側に物質7を分布させる構成を示しているが、これは該
ケース1内にて発生した電磁波を遮蔽して外部への漏洩
を防止することを主目的とするものである。この他、ケ
ース1の外面に物質7を分布させて主に外部よりの電磁
波が該ケース1内に侵入することを防止してもよいし、
内外両面に物質7を設けるようにしてもよい。
【0017】続いて、上述したケース1などの基材を製
造すべく、ベースに対して導電性物質を付着させるため
の製造装置及び製造方法について説明する。なお、当該
製造装置は、図1及び図2に示した複雑な形状のケース
1のベース5に対して物質7を一度に付着させるもので
はなく、図5及び図6に示すうよな小型にして単純な矩
形板状の基材11を製造するものである。上記ケース1
のように複雑な形状かつ大型な品物について電磁シール
ド層を形成する場合、装置をそれに応じて大型とする方
法の他、該ケース1をいくつかに分割して比較的小型の
装置によって該各分割体個々について電磁シールド層を
形成する方法を採用することが挙げられる。
【0018】図5において、当該基材11の長さをL、
幅をB、厚さをtとすると、例えば、L≒200mm、
B≒100mm、t=2.5mmに設定される。但し、
図6から明らかなように、この厚さtは、該基材11の
ベース5、接着剤9及び導電性物質7の総てを含めた寸
法である。なお、当該基材11は基本的に前述したケー
ス1と同様に構成されており、該ケース1の構成部分と
同一の構成部分については同じ参照符号を付して示して
いる。
【0019】図7及び図8に上記基材11を製造するた
めの製造装置を示す。図示のように、当該製造装置は、
装置本体の基体部分を構成するフレーム15を備えてお
り、該フレーム上にはパネル16がほぼ全面に亘って覆
設されている。該パネル16によって、後述する静電気
印加手段より発生する静電界が外部空間から隔離され
る。このパネル16は導電性が全く無いか若しくは極め
て低い材質、例えば木材あるいは樹脂からなり、該パネ
ル16を含む装置本体が、上記静電気印加手段の陽極に
対する陰極として作用してしまうことが防止される。こ
のように構成したことによって静電界が安定し、該装置
本体側に静電気によって物質7が向うことがなくなり、
上記基材11のベース5に対する物質7の付着分布密度
が該ベース5の全面に亘って均一となるなどの効果が奏
される。また、このように静電界が安定すると高い電圧
の静電気を印加させることが可能となり、扱う物質7が
比較的重量の大きなものであってもベース5に対して充
分に付着させることができる。なお、上記フレーム15
は本実施例の場合、金属製のものを使用しているが、該
フレームについても非導電性若しくは低導電性の部材に
て構成してもよいし、金属製フレームを非導電性若しく
は低導電性の部材を用いて被覆するようにしてもよい。
また、図示のように、フレーム15の下端にはキャスタ
17が設けられており、当該製造装置の運搬を自由に行
うことができる。
【0020】装置本体の中央上部には、上記物質7を貯
留する収容手段として、略直方体状のケース18が配置
されており、且つ、パネル16に対して取り付けられて
いる。このケース18は上面が開放されており、該ケー
ス18内への物質7の補充は該開放部を通じて行われ
る。但し、ケース18内に収容された物質7が外部に飛
散しないように、補充時以外は図示しない蓋によって該
開放部は閉塞される。
【0021】図9から特に明らかなように、ケース18
の底面は3枚の網部材20、21及び22を設けること
とし、網目状に形成されている。図示のように各網部材
20、21、22は所定幅離間配置されている。詳しく
は、上段に配置された網部材20は銅板からなり、直径
が約5mm程度の円形貫通孔20aが多数形成されてい
る。中段の網部材21は例えばステンレス鋼製の細い線
材を縦横に編んだもので、その網目の寸法は約2mm程
度となっている。下段に配置された網部材23は樹脂製
にて、更に細かい網目寸法を有するように編まれてい
る。ケース18の底面をこのように構成したことによ
り、その貯留した物質7が該底面の全面に亘って均一に
分散し、下方に向けて撒かれる。
【0022】図7及び図8に示すように、上記ケース1
8の上端には、励振手段としての加振機25がブラケッ
ト26を介して取り付けられている。詳述はしないが、
この加振機25は振動発生部と該振動発生部を駆動する
モータとを備え、図8において矢印Fにて示す方向の振
動を発生し、上記ケース18を励振する。すなわち、ケ
ース18を励振することによって物質7の散布を促す訳
である。散布を促す手段としてはこの他、ケース18内
に攪拌機(図示せず)を装備し、これによって物質7を
攪拌する構成が挙げられる。しかしながら、このように
攪拌機を用いると物質7が特に短繊維状のものである場
合、折れたり曲がったりするという不都合が生ずる。上
記のような振動を印加すれば、このようなことが生ずる
ことはなく、物質7は損傷することなく散布される。な
お、図7において、参照符号25aは上記加振機25が
給電を受けるための入力端子を示す。該入力端子25a
が該図の左方に示した変圧器27の出力端子27aと図
示せぬケーブルを通じて接続されており、該変圧器27
を経て給電される。この変圧器27としては可変変圧器
が使用され、そのつまみを操作して供給電圧を変化さ
せ、加振機25の振動振幅を変化させることが行われ
た。その結果、該振動振幅が、発生させ得る最大振幅及
び最小振幅の間のある一定の値となったときにケース1
8からの物質7の散布効率が最良となることが判明し
た。
【0023】なお、上述したケース18(各網部材2
0、21、22を含む)と、加振機25と、これらに関
連する周辺の部材とによって、物質7を供給する供給手
段が構成されている。図7及び図8から明らかなよう
に、この供給手段は、半製品としてのベース5の上方に
配設されている。このようにベース5に対して上方から
物質7を散布する方式はダウン式と称され、量産性が高
い方式とされている。また、この供給手段は、その長手
方向がベース5の搬送方向と平行となるように配置され
ているので、ベース5が該供給手段の下を搬送される通
過時間を長くできるので、効率よく分布される構成とな
っている。
【0024】ところで、上記のようにケース18が加振
機25によって励振されることから、パネル16に対し
て下記のように取り付けられている。
【0025】図10は図7における部分Eを拡大した状
態を示すものであるが、該図から明らかなように、ケー
ス18はパネル16に形成された開口部16a内に遊挿
されており、パネル16に対して接触してはいない。ケ
ース18の側部には断面形状がL字状の取付部材28が
固着されている。そして、該取付部材28との間にゴム
等の弾性部材30を介在させ、パネル16上に載置して
いる。これら取付部材28、弾性部材30及びパネル1
6には挿通孔28a、30a、16bが同心的に形成さ
れ、該挿通孔に対して上方からボルト32が挿通されて
いる。なお、該ボルト32の頭部と取付部材28との間
にはワッシャ33とゴム等の弾性部材34とが介装され
ている。かかる構成を踏え、ボルト32の下端ねじ部に
対してナット36が螺合され、締結されている。
【0026】すなわち、上記の弾性部材30は吸振手段
として作用し、加振機25により励振されるケース18
の振動がパネル16を含む装置本体に直接伝達しないよ
う緩衝作用を行うようになされているのである。なお、
本実施例においてはケース18が該装置本体に対して取
り付けられているが、例えば作業場の柱や天井の梁に取
り付けるようにしてもよい。この場合も、上記のような
吸振手段を該柱又は梁との間に設けることにより、該
柱、梁への振動の伝達を抑止することができる。
【0027】次いで、上記ケース18より散布される物
質7に静電気を印加する静電気印加手段について説明す
る。
【0028】図7、図8及び図9に示すように、上記ケ
ース18の下面から所定距離Sだけ離間して、陽極部材
41が配置されている。図9から明らかなように、この
陽極部材41は、銅管を矩形環状に屈曲成形してなる枠
体41aと、該枠体41aの対応する2辺間に互いに平
行に張設された銅線41bとからなり、静電気発生部の
陽極として作用する。図7に示すように、この陽極部材
41は、パネル16により、柱状の結合部材42を介し
て吊支されるように取り付けられている。該結合部材4
2は非導電性若しくは低導電性の材質、例えば樹脂から
なる。
【0029】一方、陰極として作用するのは、上記陽極
部材41と対向して位置するケース18がその底部に具
備する網部材20及び21である。これら陽極及び陰極
からなる静電気発生部は、図7に示す静電気発生制御器
44によって、その発生する静電気の強さ等が制御され
る。因に、当該装置において発生する静電気は2.5乃
至5万ボルトであり、実用上は2.5乃至3万ボルトに
設定される。また、陽極と陰極との距離S(上記)につ
いては陽、陰両極間の放電が生じないこと、有効な静電
界を発生させることなどを考慮し、当該装置においては
7cm乃至15cmとされるが、約10cmとした時に
最も効率的な静電界が発生することが確認された。図7
において、参照符号46及び47は夫々上記陽極部材4
1及び網部材20、21に一端にて接続されたケーブル
を示し、該各ケーブル46、47の他端の端子46a、
47aが静電気発生制御器44の出力端子44aに接続
されている。図7及び図11に示すように、該ケーブル
46、47の所要部位、すなわち、静電気印加に際して
静電界に悪影響を及ぼす部位等が非導電性の樹脂製パイ
プ48により被覆されている(但し、図11にはケーブ
ル46についてのみ示す)。これにより安定した静電界
が得られ、ベース5に対する物質7の付着分布が乱され
ること等が防止される。
【0030】なお、図7に示すように、該静電気発生制
御器44には可変可能なタイマー49が接続されてお
り、上記陽極及び陰極による静電気の発生を断続的に行
えるようになっている。具体的には、例えば1秒の間隔
をおいて1秒間ずつ静電気を発生させることが行われ
る。このように、静電気を断続的に印加させることによ
り、ベース5及び物質7の焼きつき等が防止されるが、
このタイマ49を用いない場合には静電界中の物質7が
焼失することがあるということが確認された。
【0031】上記した陽極部材41及び陰極としての各
網部材20、21からなる静電気発生部と、静電気発生
制御器44と、タイマー49と、これらに関連するケー
ブル等の周辺部材とを、静電気印加手段と総称する。
【0032】続いて、上記静電気印加手段による静電界
に対するベース5の搬入、搬出を行う搬送手段について
説明する。
【0033】図7及び図8に示すように、当該製造装置
のフレーム15の左右両側部に例えば4つずつ、合計8
つのスプロケット53及び54が左右で同じ配置にて設
けられており、且つ、該フレーム15に対して回転自在
に取り付けられている。これら4つずつのスプロケット
53、54には夫々、チェーン56、57が掛け回され
ている。図7から明らかなように、該各チェーンは当該
製造装置の略全長に亘って延在するようになされてい
る。図示のように、該製造装置の一端側に位置するスプ
ロケット53が嵌着された回転シャフト59の一端には
他のスプロケット60が嵌着されている。そして、該ス
プロケット60の下方にモータ62が配置されており、
該モータ62の出力軸にもスプロケット63が嵌着さ
れ、該両スプロケット60及び63にチェーン65が掛
け回されている。また、図8に示すように、上記シャフ
ト59の他端は対応するスプロケット54に嵌着してい
る。すなわち、モータ62が作動すると、その動力がス
プロケット63、チェーン65、スプロケット60を順
次介してシャフト59に伝達され、これによって左右の
スプロケット53、54が回転せられ、両側のチェーン
56及び57が同期して駆動される訳である。なお、図
8に示すように、安全上等の観点から、上記スプロケッ
ト60、63及びチェーン65を覆うカバー部材67が
設けられている。該カバー部材67も木製若しくは樹脂
製である。
【0034】図7及び図8に示すように、上述した左右
のチェーン56及び57間には、所定のピッチP(図7
に図示)にて多数の搬送シャフト69が架設されてお
り、該両チェーン56、57と共に該各搬送シャフト6
9が移動するようになされている。図示のように、物質
7が付着されるべきベース5及び付着されることにより
得られる基材11はこれら搬送シャフト69により担持
されて搬送される。
【0035】上述した各スプロケッット53、54、6
0及び63と、各チェーン56、57及び65と、シャ
フト59と、モータ62と、各搬送シャフト69とによ
って、静電気印加手段(前述)による静電界に対するベ
ース5の搬入、搬出を行う搬送手段が構成される。但
し、前述のように、この搬出の際にはベース5上には物
質7が付着せられて基材11となっている。なお、該搬
送手段に対するベース5の供給は図7に示すエリア71
において作業者又は作業ロボットにより行われ、同じく
回収は該図に示すエリア72において行われる。また、
図示してはいないが、該供給側のエリア71の近傍に
は、物質7をベース5に固着させるための接着剤9(図
6参照)を該ベース5に自動的に塗布する接着剤塗布手
段が設けられている。但し、接着剤9の塗布は別工程で
行ってもよい。
【0036】上記のような搬送手段を設けたことによ
り、静電界に対するベース5の搬入及び搬出を円滑かつ
安全に行うことができる。
【0037】次に、前述した供給手段から供給されなが
らもベース5への付着を逸した物質7を回収する回収手
段につて説明する。
【0038】当該回収手段は、図8に示す吸引分離手段
75を含む。該吸引分離手段75は、上記のように静電
界中においてベース5への付着を逸した物質7を大気と
共に吸引して該物質7のみを分離して得るものである。
図示のように、該吸引分離手段75は、キャスタ77を
備えたフレーム78と、該フレーム78上に設けられた
遠心送風機80と、該遠心送風機80を駆動するモータ
81と、該遠心送風機80の送風口側に設けられて一緒
に吸引した物質7と大気とを濾し分ける濾し器83と、
該濾し器83により濾されて得られた物質7を貯留する
貯留袋85とを備えている。
【0039】図7乃至図9に示すように、前述した搬送
手段により搬送されている状態のベース5の下方近傍に
は、物質7及び大気を上記吸引分離手段75の吸入口に
向けて案内する案内手段としてのダクト87が設けられ
ている。このダクト87も上記回収手段に含まれるもの
で、例えば樹脂等の非導電性あるいは低導電性の材質か
らなり、全体として大きな椀状に形成され、その底部に
L字状に屈曲した排出口87aを有している。上記吸引
分離手段75が具備する遠心送風機80の吸入口80a
とこの排出口87aは可撓性を有する樹脂性パイプ89
により連通されている。
【0040】上記した構成の回収手段においては、モー
タ81の作動により遠心送風機80が駆動されると、ダ
クト87の底面に溜っていたり、あるいは静電界中に浮
遊している余剰の物質7が、大気と共に、該ダクト8
7、パイプ89を通じて吸引される。そして、該遠心送
風機80内を経ることにより加圧されつつ濾し器83内
に吐出される。そして、この濾し器83によって物質7
と大気とが濾し分けられ、物質7のみが該濾し器83の
内面に付着する。図示のように、濾し器83はハンドル
83aを具備しており、モータ81を停止させた後に作
業者が該ハンドル83aを回すことによってこの内面に
付着した物質7が掻き落とされ、下方の貯留袋85内に
落下する。作業者は、この貯留袋85内にある程度の量
の物質7が溜ったらこれを回収し、再使用に供する。こ
のように、物質7を無駄なく再使用することができるの
で、経済的である。
【0041】ところで、図7及び図8に示すように、チ
ェーン56、57等からなる前述の搬送手段により搬送
中の半製品としてのベース5及び完成品としての基材1
1(ベース5に物質7を付着して得られる製品)に対応
するように、4本の樹脂製パイプ91乃至94が設けら
れている。パイプ91及び92は当該製造装置に対して
ベース5を供給するためのエリア71の近傍に配置され
ており、他の2本のパイプ93、94は上記基材11を
回収するためのエリア72の近傍に配設されている。
【0042】上記各パイプ91乃至94はL字状に形成
されており、各々の下辺部91a乃至94aがベース5
及び基材11の上面に沿うように設けられている。該各
下辺部91a乃至94aにはその略全長に亘って多数の
孔(図死せず)が形成されている。そして、図7に示す
ように、最初のパイプ91と4本目のパイプ94は該孔
を通じて静電界中若しくはその近傍の雰囲気を吸引する
ようになされている。なお、図7において吸引方向を矢
印Vにて示している。また、2本目及び3本目のパイプ
92及び93は、これに形成された孔を通じて圧搾空気
を矢印Iにて示す方向に噴射するようになされている。
【0043】上記の各パイプのうち2本目のパイプ92
は、上記エリア71にて供給されて搬送されるベース5
の表面に圧搾空気を噴射し、以て該表面上の塵埃を除去
する噴射手段として作用するものである。また、3本目
のパイプ93は、上記ベース5に静電気が印加されて物
質7が固着されて得られる基材11に対して圧搾空気を
噴射し、該基材11上の余剰の物質7を除去する噴射手
段として作用する。なお、図7から明らかなように、こ
れらパイプ92及び93からの圧搾空気の噴射方向I
は、上記ベース5及び基材11の表面に対して例えば4
o の入射角度となるように設定されている。
【0044】一方、他の2本のパイプ91及び94は、
前述したように静電界中若しくはその近傍の雰囲気を吸
引するもので、この吸引した雰囲気は図8に示す吸引分
離手段75に導かれるように排気することが行われる。
すなわち、該雰囲気中には物質7が多数浮遊しているの
で、これらを濾し分けて回収する訳である。なお、この
雰囲気の吸引に対し、上記した2本のパイプ92、93
からの圧搾空気の噴射は、新たな空気を供給することと
なる。
【0045】次に、上記した構成の製造装置の動作につ
いて簡単に説明する。
【0046】まず、図7に示す静電気発生制御器44等
を作動させて静電気を印加すると共に、加振機25を作
動させる。この後、図7に示すように、エリア71にて
搬送シャフト69上にベース5を載置し、モータ62を
作動させる。すると、該ベース5は一定速度にて搬送さ
れ、陽極部材41の下方に至る。加振機25の作動によ
ってケース18内の物質7が既に散布中であり、この散
布された物質7が静電気を印加されてベース5上に高密
度分布にて付着する。この時、ベース5の搬送を停止し
てもよいし、搬送しながら行ってもよい。ベース5には
予め接着剤9(図6参照)が塗布されている故、物質7
は該ベース5に固着する。かくして基材11(図5参
照)が得られ、該基材11は更に搬送されてエリア72
にて回収される。なお、エリア71におけるベース5の
供給、並びにエリア72における基材11の回収は連続
的に行われる。
【0047】上記のように、静電気を印加しつつ物質7
を散布するため、該物質は指向性を与えられてベース5
に向って飛び、図6に示すように該ベース5上に整然と
高密度にて分布することとなる。因に、静電気が印加さ
れることなく、単に重力の作用のみにて散布される場
合、散布される物質7は指向性を与えられず、図12に
示すように、整然とは分布せず、また、その分布密度も
極めて低いものとなり、シールド効果が弱くなる。
【0048】ところで、上記実施例においては、比較的
硬質にして板状のベース5上に物質7を分布させてなる
基材を示したが、下記のような構成の基材も可能であ
る。
【0049】まず、図13及び図14に示すように、ゴ
ム等の可撓性を有する簿膜部材をベース96として用
い、このベース96上に物質7を高密度分布させた基材
101である。かかる基材101の用途として、次のよ
うなことが考えられる。
【0050】すなわち、図1及び図2に示したような比
較的複雑にしてしかも大型のケース1を基材として得よ
うとする時、そのベース5をいくつかの分割体に分けて
該各分割体に対して個々に物質7を付着させた後、ケー
ス1として組み立てることを行うことは既に述べた。こ
の分割体相互の接合部に関しては僅かながらも隙間等が
生じ、この部分の電磁シールド効果が低下することが懸
念される。そこで、この接合部分に対し、上記の基材1
01を適当な長さに切断したものを補足的に接着するこ
とを行うのである。あるいは、両面接着剤として、一方
の面に基材101を接着するようにすれば一層利便性が
よい。
【0051】次に、図15及び図16に示すケーブル1
03、すなわち線材について、その芯線103aを被覆
すべく例えば二重に設けられた被覆部材103b及び1
03cのうち外側の被覆部材103cに電磁シールド効
果を付与するものである。
【0052】最近、例えばコンピュータ間等において、
あるデータを信号としてケーブルを通じて送受信する場
合、コンピュータ本体から生ずる電磁波によっては元よ
り、このケーブル自体から発せられる微弱な電磁波を検
出することによっても該データ信号を外部からキャッチ
できることが判明し、秘密保持等の観点から問題化され
ている。そこで、上記のように電磁シールド機能を付与
したケーブル103を使用することにより、この問題の
回避が可能となる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複雑な形状であってもその細部に亘って電磁シールド効
果を与えることができ、且つ、シールド効果が高い点に
加え、下記の効果が奏される。すなわち、ベースとして
樹脂が選定される場合、あらゆる種類の樹脂に対応可能
であると共に、電子機器のハウジング等を製品として製
作する際にその設計者が当該発明の技術内容を充分に把
握していなくとも実施し得、容易に、しかも広範に利用
することができるものである。また、比較的安価にて実
施可能であるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施例としての基材であ
るケースを具備したコンピュータ表示部の斜視図であ
る。
【図2】図2は、図1に示したコンピュータ表示部の縦
断面図である。
【図3】図3は、図2における部分Aの拡大図である。
【図4】図4は、図3における部分Cの拡大図である。
【図5】図5は、本発明の第2実施例としての平板状の
基材の斜視図である。
【図6】図6は、図5に示した基材の一部の縦断面図で
ある。
【図7】図7は、図5に示した基材を製造するための製
造装置の、一部断面を含む正面図である。
【図8】図8は、図7に関する、一部断面を含むD−D
矢視図である。
【図9】図9は、図7及び図8に示した製造装置の一部
の拡散分解斜視図である。
【図10】図10は、図7における部分Eの拡大図であ
る。
【図11】図11は、図7及び図8に示した製造装置に
係る配線関係の一部の拡大図である。
【図12】図12は、静電気を印加しないで物質をベー
ス上に散布したときの状態を示す斜視図である。
【図13】図13は、本発明の他の実施例としての基材
の斜視図である。
【図14】図14は、図13に示した基材の一部の縦断
面図である。
【図15】図15は、本発明の他の実施例としての基材
であるケーブルの、一部断面を含む斜視図である。
【図16】図16は、図15に示したケーブルの一部の
縦断面図である。
【符号の説明】
1 ケース(基材) 5 ベース 7 物質 9 接着剤 11、101 基材 15 フレーム 16 パネル 18 ケース(収容手段) 20、21、22 網部材 25 加振器 27 変圧器 30 弾性部材(吸振手段) 41 陽極部材 44 静電気発生制御器 49 タイマー 53、54、60、63 スプロット 56、57、65 チェーン 62 モータ 69 搬送シャフト 71 (ベースを供給する)
エリア 72 (収容する)エリア 75 吸引分離手段 87 ダクト(案内手段) 103 ケーブル(基材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 檜垣 満 東京都北区滝野川六丁目12番4号 山陽プ レス工業株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微細な導電性物質をベース上に高密度分
    布してなることを特徴とする基材。
  2. 【請求項2】 前記物質は極細な短繊維状に形成された
    ことを特徴とする請求項1記載の基材。
  3. 【請求項3】 前記物質は粉状、粒状又は柱状に形成さ
    れていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    基材。
  4. 【請求項4】 前記ベースは可撓性薄膜部材からなるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか1
    記載の基材。
  5. 【請求項5】 微細な導電性物質をベースに対して供給
    する供給手段と、該物質に静電気を印加する静電気印加
    手段とを備えたことを特徴とする基材製造装置。
  6. 【請求項6】 前記静電気印加手段は静電気を断続的に
    印加することを特徴とする請求項5記載の基材製造装
    置。
  7. 【請求項7】 前記供給手段は、底面が網目状に形成さ
    れて前記物質を貯留する収容手段を含み、該網目状部
    は、網目形状が互いに異なる複数の網部材を所定幅離間
    配置してなることを特徴とする請求項5又は請求項6記
    載の基材製造装置。
  8. 【請求項8】 前記収容手段を励振する励振手段を備
    え、且つ吸振手段を具備してなることを特徴とする請求
    項7記載の基材製造装置。
  9. 【請求項9】 装置所要部位を非導電性部材若しくは低
    導電性部材で構成したことを特徴とする請求項5乃至請
    求項8のうちいずれか1記載の基材製造装置。
  10. 【請求項10】 ベースに微細な導電性物質を静電気を
    印加することにより固着させることを特徴とする基材の
    製造方法。
  11. 【請求項11】 静電気を断続的に印加することを特徴
    とする請求項10記載の基材の製造方法。
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