JPH0713488Y2 - 動物飼育用クリーンラック - Google Patents

動物飼育用クリーンラック

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JPH0713488Y2
JPH0713488Y2 JP1990015941U JP1594190U JPH0713488Y2 JP H0713488 Y2 JPH0713488 Y2 JP H0713488Y2 JP 1990015941 U JP1990015941 U JP 1990015941U JP 1594190 U JP1594190 U JP 1594190U JP H0713488 Y2 JPH0713488 Y2 JP H0713488Y2
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breeding
rack
air supply
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chamber
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JP1990015941U
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誠造 川名
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は動物飼育用クリーンラックに関するものであ
る。
[従来の技術] 実験用動物などを飼育する場合、動物の疾病の相互感染
を防止するために清浄な環境(クリーンラック)で飼育
することが行われている。
第9、10図は従来の動物飼育用クリーンラックの一例を
示すもので、排気チャンバaの側面に固定飼育ラックb
を一体に有したクリーンラックcを飼育室d内に、作業
用通路eを開けるようにして所要数設置し、且つ前記作
業用通路eの上部(天井)には清浄な空気を供給するた
めの上部給気口fが設けてある。
前記固定飼育ラックbは、縦横に複数の動物飼育ケース
gを収容できるようにしたケース収容部hを有してお
り、又前記排気チャンバaの側面には前記固定飼育ラッ
クbの各ケース収容部hに連通する吸引排気口iが形成
されており、且つ排気チャンバaには排気管jが接続さ
れている。
又、図中kは清浄通路、lは汚染通路であり、夫々ドア
m,nを介して前記飼育室dに連通できるようになってい
る。
上記した従来のクリーンラックcに対しては、作業員が
作業用通路e内を移動して各動物飼育ケースg内に収容
されている動物の飼育、観察、動物飼育ケースgの清
掃、固定飼育ラックbの清掃などを行うようにしてい
る。
又、作業用通路eの上部に設けた上部給気口fから飼育
室d内に供給された清浄な空気が、動物飼育ケースgが
収められたケース収容部h及び吸引排気口iを介して排
気チャンバaに吸引されることにより、固定飼育ラック
b内を清浄に保ようにしている。
[考案が解決しようとする課題] しかし、上記従来装置においては、次のような種々の問
題を有していた。
(イ)クリーンラックcの固定飼育ラックbが固定であ
るために、該各固定飼育ラックbの前面に作業用通路e
を設ける必要があり、よって飼育室d内スペースの利用
率が悪く、飼育室dの飼育効率が低い。
(ロ)固定飼育ラックbは固定であるため、動物の一部
が発病したような場合に、その動物を動物飼育ケースg
ごと除去し、その部分のケース収容部hを清掃する必要
があるが、その場での完全な清掃は困難であり、又その
清掃時に他の動物に病気が感染する可能性が高い。
(ハ)清浄空気を上部給気口fから飼育室d内に供給す
るようにしているので、空気温度などの飼育条件が固定
飼育ラックbの上部と下部で変化したり、又空気が滞留
する部分が生じ易く(例えば床に近い部分)、このよう
な空気の滞留部分が生じると動物が発病した場合に他の
動物に感染する可能性が高い。
[課題を解決するための手段] 本考案は上下に複数段のケース収容部を有し且つキャス
ターを備えて走行が自在な移動式飼育ラックと、相互間
に該移動式飼育ラックが移動可能な間隔を有して交互に
配置された給気チャンバ及び排気チャンバと、該給気チ
ャンバ及び排気チャンバの間隔内に前記移動式飼育ラッ
クを案内して移動するよう配置したU字状のガイドレー
ルと、前記給気チャンバ及び排気チャンバ相互間に位置
した複数の移動式飼育ラックの各ケース収容部に連通す
る如く前記給気チャンバに形成した給気口及び排気チャ
ンバに形成した吸引排気口とを備えたことを特徴とする
動物飼育用クリーンラックにかかるものである。
[作用] 給気チャンバと排気チャンバとの間に移動式飼育ラック
を移動させ、給気口及び吸引排気口に対応する位置に定
置させて動物の飼育を行う。これにより移動式飼育ラッ
クの各ケース収容部は個別に給排気されることになる。
移動式飼育ラックの洗浄を行う場合には、前記給気チャ
ンバ及び排気チャンバ相互間から外部の所要位置に移動
して行う。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図〜第3図は本考案の一実施例であり、動物飼育ケ
ース1を収容する通気性のケース収容部2を上下方向に
1列に複数段有し、且つ下部にキャスター3を備えて自
由に移動できるようにした移動式飼育ラック4を複数備
える。
又、飼育室5内に、給気チャンバ6と排気チャンバ7を
交互に、且つ相互間に前記移動式飼育ラック4が移動で
きる間隔を有して平行に配設する。
また、前記給気チャンバ6と排気チャンバ7の対向面の
夫々には、その相互間に複数の前記移動式飼育ラック4
を配置した状態において、各ケース収容部2に対応する
ように複数の給気口8と吸引排気口9が設けてあり、更
に給気チャンバ6には給気管10が、又排気チャンバ7に
は排気管11が夫々接続されている。また、飼育室5内は
別の図示しない換気装置で換気するようにしてある。
更に、第4〜6図に示すように、前記排気チャンバ7の
外周における床12面上には、排気チャンバ7の一端側に
おける前面操作部13を除いて排気チャンバ7の外側をU
字状に取り囲んで前記移動式飼育ラック4のキャスター
3の走行を案内するガイドレール14,15が設けてある。
又該ガイドレール14,15のU字状の各端部には夫々広が
り部16が形成されている。
更に、前記ガイドレール14,15間の床12面には、前記排
気チャンバ7を取り巻くように環状の駆動バー走行溝17
が形成されており、且つ該駆動バー走行溝17の下側には
水平環状を有するチェーン18が前記駆動バー走行溝17に
沿うように、駆動と案内を行うホイール19を介して移動
可能に配設されており、更にチェーン18の所要の等間隔
位置には、前記駆動バー走行溝17を通って上方に所要長
さ延びる駆動バー20が取付けてあり、又前記移動式飼育
ラック4の一側下部には、U字状の係合部21を有して前
記駆動バー20に係合する係合部材22が備えられて、走行
駆動装置23が構成されている。
又、第7、8図に示すように、ガイドレール14,15の広
がり部16間に着脱自在に接続してガイドレール14,15を
環状にすることができる補助レール24(一方のみ図示)
が備えてある。
図中25は清浄通路、26は汚染通路、27,28はドアを示
す。
上記構成の動物飼育用クリーンラックにおいては、動物
を収容した動物飼育ケース1が収められた移動式飼育ラ
ック4を押すことによりキャスター3を介して移動さ
せ、前面操作部13において、係合部材22が取付けられた
側のキャスター3がガイドレール14,15の一端広がり部1
6に向くように合わせてホイール19を駆動し、チェーン1
8を作動させると、駆動バー20が係合部材22に当接して
移動式飼育ラック4はキャスター3がガイドレール14,1
5に案内されながら給気チャンバ6と排気チャンバ7の
間に引込まれる。
ホイール19の駆動を駆動バー20の1ピッチ分だけ行って
停止し、次の移動式飼育ラック4の係合部材22を次の駆
動バー20に当接させ、前記と同様にして移動式飼育ラッ
ク4を給気チャンバ6と排気チャンバ7との間に引込
む。このとき、各駆動バー20の間隔は、移動式飼育ラッ
ク4の引込み移動方向長さより少し長い間隔を有してい
る。
第4図の場合、排気チャンバ7の両側に移動式飼育ラッ
ク4が5個ずつ並ぶ大きさを有しているが、奥側の回転
部Aでは移動式飼育ラック4を位置させて動物の飼育を
行うことができないので、前記したようにしてまず5個
の移動式ラック4を給気チャンバ6と排気チャンバ7間
に引込んだ後、駆動バー20の2本分を開けた状態で再び
5個の移動式飼育ラック4を引込むことにより、排気チ
ャンバ7の両側に5個ずつ整列させることができるよう
に予め各寸法が定められている。
上記第4図の状態で、給気管10から供給された清浄空気
は、給気チャンバ6の各給気口8から移動式飼育ラック
4の各ケース収容部2に供給され、更に各ケース収容部
2内の空気は吸引排気口9、排気チャンバ7、排気管11
を介して外部に排出されることにより、各ケース収容部
2内は清浄に保たれる。
このとき、各ケース収容部2ごとに独立して給排気を行
うようにしているので、各ケース収容部2の温度などの
飼育条件を一定に保つことができ、且つ各ケース収容部
2間での病気感染の問題を防止できる。
各移動式飼育ラック4内の動物の飼育、観察などを行う
際は、前記ガイドレール14,15に、第7、8図に示すよ
うに補助レール24を接続した状態とし、この状態でホイ
ール19を駆動すると、チェーン18、駆動バー20、係合部
材22を介して各移動式飼育ラック4が一斉に移動するの
で、1個の移動式飼育ラック4が前面操作部13に移動し
たところで、ホイール19の駆動を停止し、その移動式飼
育ラック4の動物の飼育、観察を行う。続いて、同様に
次の移動式飼育ラック4が前面操作部13に来るように移
動させて同様の作業を行う。これにより、作業員は前面
操作部13に居て移動することなく、次々に作業を行うこ
とができる。
又、移動式飼育ラック4を清掃する場合、或いは動物が
発病した場合には、補助レール24を取り外した状態でホ
イール19を駆動することにより、移動式飼育ラック4を
前面操作部13から取り出し、ドア28から汚染通路26を介
して図示しない洗浄室に移動させて洗浄、消毒などを行
う。
清浄などによりクリーンとなった移動式飼育ラック4
は、清浄通路25を通りドア27より飼育室5内に移動さ
れ、再び給気チャンバ6と排気チャンバ7との間に導入
される。
尚、本考案の、動物飼育用クリーンラックは、上述の実
施例にのみ限定されるものではなく、移動式飼育ラック
を給気チャンバの外周に沿って移動させるようにしても
よいこと、走行駆動装置を備えることなく移動式飼育ラ
ックを給気チャンバ及び排気チャンバ相互間に作業員が
押し込むようにして移動させても良いこと、その他、本
考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え
得ることは勿論である。
[考案の効果] 以上説明したように本考案の動物飼育用クリーンラック
によれば、下記の如く種々の優れた効果を奏し得る。
(i)交互に配置された給気チャンバ及び排気チャンバ
相互間に配設したU字状のガイドレールに沿って移動式
飼育ラックを移動させて動物の飼育を行うようにしたの
で、狭いスペース内で効率の良い飼育が可能となる。
(ii)ケース収容部を個別に給排気するようにしている
ので、温度などの飼育条件を一定にする事ができ、且つ
動物が発病した場合の相互感染を防止し得る。
(iii)移動式飼育ラックを所要の位置に移動させて容
易且つ完全な洗浄及び消毒などを行うことができ、しか
も飼育室を汚染することがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の平面図、第2図は第1図の
一部を示す斜視図、第3図は移動式飼育ラックの斜視
図、第4図は作用状態を示す平面図、第5図はガイドレ
ールと走行駆動装置の一部を示す斜視図、第6図は走行
駆動装置の一例を示す側面図、第7図は補助レールの一
例を示す平面図、第8図は第7図のVIII方向矢視図、第
9図は従来装置の一例を示す平面図、第10図は第9図の
一部を示す斜視図である。 2はケース収容部、3はキャスター、4は移動式飼育ラ
ック、6は給気チャンバ、7は排気チャンバ、8は給気
口、9は吸引排気口を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下に複数段のケース収容部を有し且つキ
    ャスターを備えて走行が自在な移動式飼育ラックと、相
    互間に該移動式飼育ラックが移動可能な間隔を有して交
    互に配置された給気チャンバ及び排気チャンバと、該給
    気チャンバ及び排気チャンバの間隔内に前記移動式飼育
    ラックを案内して移動するよう配置したU字状のガイド
    レールと、前記給気チャンバ及び排気チャンバ相互間に
    位置した複数の移動式飼育ラックの各ケース収容部に連
    通する如く前記給気チャンバに形成した給気口及び排気
    チャンバに形成した吸引排気口とを備えたことを特徴と
    する動物飼育用クリーンラック。
JP1990015941U 1990-02-20 1990-02-20 動物飼育用クリーンラック Expired - Lifetime JPH0713488Y2 (ja)

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JPH03108354U JPH03108354U (ja) 1991-11-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008142788A1 (ja) * 2007-05-23 2008-11-27 Seiwa Sangyo Co., Ltd. 実験動物飼育施設

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS596825A (ja) * 1982-07-02 1984-01-13 株式会社ダイフク 動物飼育装置
JPS62230A (ja) * 1985-06-26 1987-01-06 三機工業株式会社 実験動物飼育装置

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