JPH0713386B2 - 大型山形屋根の吸音構造 - Google Patents

大型山形屋根の吸音構造

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JPH0713386B2
JPH0713386B2 JP60174986A JP17498685A JPH0713386B2 JP H0713386 B2 JPH0713386 B2 JP H0713386B2 JP 60174986 A JP60174986 A JP 60174986A JP 17498685 A JP17498685 A JP 17498685A JP H0713386 B2 JPH0713386 B2 JP H0713386B2
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JP
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sound absorbing
absorbing material
large mountain
glass wool
roof
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JP60174986A
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健太郎 牧
恵一 平島
忠男 松本
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三晃金属工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、構造が簡単で簡易な施工ができ、吸音効果が
優れた大型山形屋根の吸音構造に関する。
(従来の技術及びその課題〕 従来より、グラスウール等の軟らかい綿状の材料が吸音
材として使用されているが、グラスウールを使って建築
物に吸音処理を行う場合、そのグラスウールの表面を別
材で覆い強度を補ったり、外観等を整えたりすることが
必要であった。
また、そのようなことをすることにより、グラスウール
の吸音特性が低下することもあり、製造に手間がかかる
割には、期待する程の吸音効果を得ることができない課
題があった。
〔課題を解決するための手段〕
そこで発明者は、前記課題を解決すべく鋭意,研究を重
ねた結果、本発明を、断面山形状の大型山形屋根材の屋
内側の両傾斜辺に略平行となるように、約60kg/m3乃至
約120kg/m3の比較的高密度のグラスウールを平板状に成
型した吸音材を取り付けて屋内側に露出させ、該吸音材
と前記大型山形屋根材の傾斜辺との間に、綿状のグラス
ウールを断熱材として充填し、このような大型山形屋根
材を並列させて、隣接する相互を連結した大型山形屋根
の吸音構造としたことにより、グラスウールの吸音特性
を十分に活用し、その吸音処理の施工も極めて簡単に行
うことができ、前記課題を解決したものである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図乃至第6図に基づいて説
明する。
Aは長大スパンの大型山形屋根材であって、この大型の
断面山形の頂辺1の両側より,外側下方に向かう傾斜辺
2,2が形成され、この傾斜辺2,2の下端より外方に、略平
坦状の底部3,3が比較的狭幅にて成形され、この底部3,3
の外端より、外側上方に向かう,比較的高さの低い傾斜
縁4,4が一体成形されている(第1図乃至第3図参
照)。
5は力骨であって、その大型山形屋根材Aの断面形状と
略同形状であり、具体的には頂部材5aの両側より傾斜部
材5b,5bが、大型山形屋根材Aの傾斜辺2,2と略同傾斜角
で設けられ、その傾斜部材5b,5bの両下端より底部材5c,
5cが設けられている(第3図参照)。
その力骨5の両端の底部材5c,5cには、左右対称にL形
金具6,6が固着されている(第2図,第3図参照)。
その大型山形屋根材Aの屋内側の両傾斜辺2,2には、吸
音材7が取り付けられている(第1図乃至第3図参
照)。この吸音材7は、約60kg/m3乃至約120kg/m3の比
較的高密度のグラスウールを厚さ約十数mm乃至数十mmの
平板状に成型したものである。この吸音材7が大型山形
屋根材Aの両傾斜辺2,2に見切材8,照明反射板9によっ
て固定されている(第1図乃至第3図参照)。
その見切材8は、平坦状の主板8aの一側端にU字状の樋
状部8bが形成され、その主板8aの他側端には、係合片8c
が一体形成されている(第2図,第3図参照)。
見切材8の主板8aが、力骨5の底部材5cに設けたL形金
具6の下側にボルト等にて固着され、その見切材8の樋
状部8bが、大型山形屋根材Aの内方に互いに向かい合う
ように取り付けられている(第2図,第3図参照)。
また、前記照明反射板9は、断面門形状の門形部9aの両
側下端の底辺9b,9bの外端より内側上方に傾斜端縁9c,9c
が一体成形されている(第2図乃至第4図参照)。この
照明反射板9は、力骨5,5…の頂部材5a,5a…にボルト等
にて固着されている。
前記吸音材7の下端が見切材8の樋状部8bに載置され、
その吸音材7の上端が照明反射板9の傾斜端縁9cに当接
されて大型山形屋根材Aに固定されるものである。
前記見切材8及び照明反射板9は、長手方向に長尺にし
たり、又は連結式の所定長さのものとし、これを連結し
適宜の長さに形成して使用する場合がある。
実際に、吸音材7を取り付けるときは、この吸音材7の
上端を大型山形屋根材Aの傾斜辺2と照明反射板9の傾
斜端縁9cとの間に持ち上げるようにして一旦挿入してか
ら、その下端を見切材8の樋状部8b内に載置するように
して取り付けるものである。
図中10はジョイナーであって、単位長さとした場合の吸
音材7,7を連結する場合の継手に使用される。そのジョ
イナー10の実施例としては、金属製の帯板の幅方向に断
面コ字状の開放側が互いに外方に向くように折曲形成し
たものが使用されている。また、比較的小型のH形鋼が
使用されることもある。
第4図に示すように、そのジョイナー10の両コ字状部内
に、隣接する吸音材7,7の側端同士が挿入されて連結さ
れる。
11は綿状の低密度のグラスウール等の断熱材であって、
傾斜辺2と吸音材7との間及び頂辺1と照明反射板9と
の間等の空隙部に充填されている(第1図,第2図参
照)。
12は台座であり、13は横梁等の構造材である。その台座
12は、構造材13上に所定の間隔で固着されている。そし
て台座12,12上に大型山形屋根材AのL金具6,6が載置固
着されている。14は構造物の壁である。
〔発明の効果〕
本発明においては、断面山形状の大型山形屋根材Aの屋
内側の両傾斜辺2,2に略平行となるように、約60kg/m3
至約120kg/m3の比較的高密度のグラスウールを平板状に
成型した吸音材7を取り付けて屋内側に露出させ、該吸
音材7と前記大型山形屋根材Aの傾斜辺2との間に、綿
状のグラスウールを断熱材11として充填し、このような
大型山形屋根材Aを並列させて、隣接する相互を連結し
た大型山形屋根の吸音構造としたことにより、まず第1
に極めて優れた吸音効果を得ることができるし、第2に
その吸音材7によって大型山形屋根材Aの屋内側が保護
されるし、第3にその吸音材7によって十分な断熱効果
も期待できるし、第4に本発明における吸音材7は加工
性が良好であり、現場作業の効率を向上させることがで
き、第5に、より断熱性能を向上させると共に緩衝効果
を生じさせることができる等の効果を奏する。
これらの効果について詳述すると、まず、第1に、本発
明では、約60kg/m3乃至約120kg/m3の比較的高密度のグ
ラスウールを平板状に成型したものを吸音材7として使
用している。この比較的高密度のグラスウールは、その
吸音特性が極めて優れており、第6図からも明らかなよ
うに、従来の吸音材に比較してその残響時間が極めて短
い特長を有している。
また、大型山形屋根材Aの屋内側の両傾斜辺2,2に吸音
材7,7を略平行に取り付けて屋内側に露出させているの
で、第5図に示すように、その片側の吸音材7にて一部
反射した音は、上記吸音材7と対向する側の吸音材7に
吸音され、そこで反射する音は極めて小さくできるもの
である。このような山形状が連続する大型山形屋根の内
部(室内)からの騒音等を極めて良好に吸音できる大き
な効果がある。
さらに、本発明は、約60kg/m3乃至約120kg/m3の比較的
高密度のグラスウールを、略そのままの状態で他の別材
を加えずに平板状に成型して吸音材7として屋内側に露
出させて使用するため、従来のように綿状のグラスウー
ルの表面を別材で被覆してその吸音特性を低下させると
いう問題もなく、極めて優れた吸音効果を得ることがで
きる。
第2に、本発明において、その吸音材7は、平板状に成
型した約60kg/m3乃至約120kg/m3の比較的高密度のグラ
スウールを使用しているため、極めて強固に構成でき
る。これによって、吸音材7を使用した天井板は、大型
山形屋根材Aの屋内側の強度的な保護もできるものであ
る。即ち、本発明を体育館に使用すれば、球技時におけ
る,吸音材7なる天井板への球の衝突時の衝撃を緩和
し、天井板を破壊,破損から保護することができるもの
である。
第3に、本発明においては、その吸音材7は、約60kg/m
3乃至約120kg/m3の比較的高密度のグラスウールを構成
材としているため、極めて良好な断熱効果が得られる。
このように本発明における吸音材7は吸音効果ばかりで
なく断熱効果をも有するので、新たな断熱処理も不要と
することができ極めて経済的な施工ができるものであ
る。
一般に、グラスウールは、断熱材としてもよく使用され
るものであり、その断熱特性も密度が高くなるにしたが
って向上するものだからである。
第4に、前記吸音材7は、グラスウールを平板状に成型
してあり、しかもそのグラスウールは約60kg/m3乃至約1
20kg/m3の比較的高密度であるため、切断等の加工でも
型がくずれることがない。そのため、現場においては適
宜の寸法に切断して大型山形屋根材Aに取り付けること
ができるし、持ち運びに容易な大きさにすることもでき
施工効率を極めて良好にすることができる。
第5に、吸音材7と大型山形屋根材Aの傾斜辺2との間
に、綿状のグラスウールを断熱材11として充填したの
で、吸音材7の断熱性能が加わって、より一層良好な断
熱効果が得られるし、また、体育館等の競技施設におい
ては、球技のときに球が天井に衝突したときに緩衝効果
を生じ、吸音材7に加わる衝撃を緩和することができる
ものである。
以上のように、本発明では、吸音効果を上げると共に、
天井面が補強されたものを提供でき、さらに断熱効果及
び加工性,施工性を良好にしたものを提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すものであって、第1図は本
発明の一部切除した斜視図、第2図は第1図の断面図、
第3図は断熱材を省いた力骨箇所の断面図、第4図は第
1図の要部斜視図、第5図は本発明の吸音状態を示す断
面図、第6図は本発明の特性を示すグラフである。 A……大型山形屋根材、2……傾斜辺、 7……吸音材、11……断熱材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面山形状の大型山形屋根の屋内側の両傾
    斜辺に略平行となるように、約60kg/m3乃至120kg/m3
    比較的高密度のグラスウールを平板状に成型した吸音材
    を取り付けて屋内側に露出させ、該吸音材と前記大型山
    形屋根材の傾斜辺との間に、綿状のグラスウールを断熱
    材として充填し、このような大型山形屋根材を並列させ
    て、隣接する相互を連結したことを特徴とした大型山形
    屋根の吸音構造。
JP60174986A 1985-08-10 1985-08-10 大型山形屋根の吸音構造 Expired - Lifetime JPH0713386B2 (ja)

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