JPH07133229A - ダニアレルゲン - Google Patents
ダニアレルゲンInfo
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- JPH07133229A JPH07133229A JP5304784A JP30478493A JPH07133229A JP H07133229 A JPH07133229 A JP H07133229A JP 5304784 A JP5304784 A JP 5304784A JP 30478493 A JP30478493 A JP 30478493A JP H07133229 A JPH07133229 A JP H07133229A
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Abstract
(12.5%ゲルのSDS−PAGE)が約14,00
0から約100,000の糖蛋白質である7種のダニア
レルゲン、これらのダニアレルゲンの製造方法並びにこ
れらのダニアレルゲンを有効成分とするダニアレルギー
疾患治療剤及びダニアレルギー疾患診断薬。さらに、本
発明のダニアレルゲンに対する抗血清を提供することに
ある。 【効果】本発明のダニアレルゲンは有効性および安全性
の観点から有用な減感作治療用抗原であり、ダニアレル
ギー疾患に対する減感作治療剤・予防剤として有用であ
る。また、本発明のダニアレルゲンは、ダニアレルギー
疾患の迅速かつ正確な診断において有用である。更に、
本発明のダニアレルゲンを哺乳動物に免疫することによ
り、抗血清を調製することができる。
Description
ダニアレルゲンに関するものである。
等のアレルギー疾患の主要な原因として重要である。従
来、アレルギー疾患の治療法としては、アレルギーの原
因物質であるアレルゲンを投与して減感作する減感作療
法が、最も重要な根本療法とされ、特に花粉症を始め昆
虫アレルギー等、抗原が特定され易い疾患においては、
その評価は今や確立されたものといえる。しかしなが
ら、この減感作療法ではアレルゲンによるアナフィラキ
シーの危険が伴う為、安全な治療用抗原の投与が必要と
される。
のダニアレルゲンとして、ヤケヒョウヒダニ(Dermatop
hagoides pteronyssinus)及びコナヒョウヒダニ(Derm
atophagoides farinae)の2種が重要であると報告され
ている[ J. Allergy : 42,14-28,(1968)] 。従来、主要
ダニアレルゲンとしては、ダニ排泄物、ダニ虫体中に含
有されている分子量24〜28kDの糖蛋白質(pI 4.6〜7.2)
および分子量14.5〜20kDの蛋白質(pI 5〜8.3)等が報告
されている[J. Immunol. : 125,587-592,(1980)/ J.
Allergy Clin. Immunol. : 76,753-761,(1985)/ Immun
ology : 46,679-687,(1982)/ Int. Arch. Allergy Ap
pl. Immunol. : 81,214-223,(1986)/ J. Allergy Cli
n. Immunol. : 75,686-692,(1985)等] 。
ルゲンよりも高分子量の画分及び低分子量の画分に、ダ
ニ喘息患者血清IgG に特異的反応性を示し、ダニ喘息患
者の白血球ヒスタミン遊離を誘発する成分が存在するこ
とを報告した(日本農芸化学会,62:411, 1988)。しか
し、一部を除き、減感作治療用抗原として用いることが
できる程度までの精製は、未だなされていなかった。
従来、問診を主体とし、屋内塵(ハウスダスト)抽出物
またはダニ虫体抽出物を用いる皮内反応試験を併用する
のが殆どであり、まれにRAST法による血清中のIgE 抗体
価の測定値(相対値)をも併用する程度であって、ダニ
アレルギー疾患を直接的に診断するのはかなり困難であ
った。
特異抗原とする気管支喘息の減感作治療法には、屋内塵
(ハウスダスト) 抽出液が用いられてきているが、化学
的にはその組成が極めて不明確であり、また多種類の不
純物を含み、アナフィラキシー誘発の可能性があるため
に投与量が極度に制限され、治療効果が極めて低いのが
現状である。したがって、有効性及び安全性の観点か
ら、有用な減感作治療用抗原の出現が期待されている。
また、ダニアレルギー疾患の迅速かつ正確な診断は、ダ
ニアレルギー疾患の適切な治療を行う上で重要であり、
診断システムの確立が期待されている。
ニアレルギー疾患の治療剤、診断薬として極めて有用な
新規なダニアレルゲンを提供することにある。即ち、本
発明の目的は、ダニ虫体から抽出しうる、アレルゲン活
性を有する新規なダニアレルゲンおよび当該新規なダニ
アレルゲンの製造方法を提供すること、並びに新規なダ
ニアレルギー疾患治療剤および新規なダニアレルギー疾
患診断薬を提供することにある。さらに、本発明のダニ
アレルゲンに対する抗血清を提供することにある。
ルギー疾患の治療剤、診断薬を開発することを目的とし
て、コナヒョウヒダニ虫体の抽出液中のアレルゲンにつ
いて鋭意研究を重ねた。その結果、ディスクプレパラテ
ィブSDS−PAGEとダニアレルギー患者血清中のI
gEを用いる免疫染色法とを組合せて分画することによ
り、各種の画分に含まれる糖蛋白質に強いアレルゲン活
性を見出し、さらに研究を重ねて本発明を完成した。
質および生物学的性質を有する7種類のダニアレルゲ
ン、即ちDfb−A、Dfb−B、Dfb−C、Dfb
−D、Dfb−E、Dfb−FおよびDfb−Gに関す
るものである。
的性質および生物学的性質は、ダニ虫体の抽出液に含
まれる、約10%の糖質を含む糖蛋白質である、分
子量(12.5%ゲルのSDS−PAGE)が約14,
000であり、そしてアレルゲン活性を有する。
的性質および生物学的性質は、ダニ虫体の抽出液に含
まれる、約13%の糖質を含む糖蛋白質である、分
子量(12.5%ゲルのSDS−PAGE)が約23,
000であり、そしてアレルゲン活性を有する。
的性質および生物学的性質は、ダニ虫体の抽出液に含
まれる、約10%の糖質を含む糖蛋白質である、分
子量(12.5%ゲルのSDS−PAGE)が約30,
000であり、そしてアレルゲン活性を有する。
的性質および生物学的性質は、ダニ虫体の抽出液に含
まれる、約15%の糖質を含む糖蛋白質である、分
子量(12.5%ゲルのSDS−PAGE)が約40,
000であり、そしてアレルゲン活性を有する。
的性質および生物学的性質は、ダニ虫体の抽出液に含
まれる、約6%の糖質を含む糖蛋白質である、分子
量(12.5%ゲルのSDS−PAGE)が約65,0
00であり、そしてアレルゲン活性を有する。
的性質および生物学的性質は、ダニ虫体の抽出液に含
まれる、約33%の糖質を含む糖蛋白質である、分
子量(12.5%ゲルのSDS−PAGE)が約87,
000であり、そしてアレルゲン活性を有する。
的性質および生物学的性質は、ダニ虫体の抽出液に含
まれる、約26%の糖質を含む糖蛋白質である、分
子量(12.5%ゲルのSDS−PAGE)が約10
0,000であり、そしてアレルゲン活性を有する。
飽和食塩水および/または中程度イオン強度の緩衝液に
より抽出処理し、得られた抽出液をSDS−PAGEお
よびダニアレルギー患者血清IgEを用いる免疫染色法
を組合せて分画することを特徴とする前記のダニアレル
ゲンの製造方法を提供する。
効成分とするダニアレルギー疾患治療剤、ダニアレルギ
ー疾患診断薬を提供する。さらに、本発明は前記のダニ
アレルゲンに対する抗血清を提供する。
れぞれ前記の〜の要件を満足する限り、単一のダニ
アレルゲンよりなるもの、また複数のダニアレルゲンよ
りなるもの(すなわち、ダニアレルゲンの混合物の態
様)のいずれでもよい。
り詳細に説明する。即ち、本発明のダニアレルゲンの性
状は、次のとおりである。 (1)ダニアレルゲンDfb−A 色および性状:白色(凍結乾燥物) 水溶性:易溶性 分子量:12.5%ゲルのSDS−PAGEにより約
14,000である。 組成成分:組成成分からの解析では、糖蛋白質であっ
て、糖含量が約10%を占める。またアミノ酸組成は表
4に記載のとおりである。 アレルゲン活性を有する。 アナフィラキシー反応を誘発しない。
23,000である。 組成成分:組成成分からの解析では、糖蛋白質であっ
て、糖含量が約13%を占める。またアミノ酸組成は表
4に記載のとおりである。 アレルゲン活性を有する。 アナフィラキシー反応を誘発しない。
30,000である。 組成成分:組成成分からの解析では、糖蛋白質であっ
て、糖含量が約10%を占める。またアミノ酸組成は表
4に記載のとおりである。 アレルゲン活性を有する。 アナフィラキシー反応を誘発しない。
40,000である。 組成成分:組成成分からの解析では、糖蛋白質であっ
て、糖含量が約15%を占める。またアミノ酸組成は表
4に記載のとおりである。 アレルゲン活性を有する。 アナフィラキシー反応を誘発しない。
65,000である。 組成成分:組成成分からの解析では、糖蛋白質であっ
て、糖含量が約6%を占める。またアミノ酸組成は表4
に記載のとおりである。 アレルゲン活性を有する。 アナフィラキシー反応を誘発しない。
87,000である。 組成成分:組成成分からの解析では、糖蛋白質であっ
て、糖含量が約33%を占める。またアミノ酸組成は表
4に記載のとおりである。 アレルゲン活性を有する。 アナフィラキシー反応を誘発しない。
100,000である。 組成成分:組成成分からの解析では、糖蛋白質であっ
て、糖含量が約26%を占める。またアミノ酸組成は表
4に記載のとおりである。 アレルゲン活性を有する。 アナフィラキシー反応を誘発しない。
すべて、次の操作により得られる。即ち、0.1%サンプ
ル溶液200μl を12N塩酸200μlと混合し、N
2 置換をした密封試験管内で、110℃で24時間加水
分解する。乾固させた後、少量の水を加え再び乾固させ
るという操作を3回繰り返すことによって脱塩酸を行
い、これをアミノ酸アナライザー用の希釈用緩衝液1ml
に溶解し、アミノ酸アナライザー(高速液体クロマトグ
ラフ;(株)日立製作所製)により定量する。
性糖をGlucose を標準としてフェノール硫酸法で定量し
た結果である。
ー患者に対する皮内反応活性、HPLCを用いた患者白
血球ヒスタミン遊離試験、ドットブロットテスト等によ
り判断する。
より、モルモットを免疫し、追加免疫時のアナフィラキ
シー反応について観察する。
は、たとえば次のような方法が例示される。 a)粗ダニ虫体抗原の調製 ダニ抗原の製造原料として、特に制限されるものではな
いが例えばコナヒョウヒダニまたはヤケヒョウヒダニの
いずれを用いてもよい。これらのダニをダニ培養培地で
培養し、これを抽出処理する。抽出処理は飽和食塩水を
加えて攪拌し、室温で1時間穏やかに攪拌した後に、遠
心分離(3000 rpm 、30分) を行い上清をプールする。プ
ールした上清に浮遊するダニ虫体をろ過して集める。こ
のダニ虫体を溶媒と共に磨砕後、遠心分離し、その上清
を透析、凍結乾燥してダニ虫体粗抗原(出発原料)とす
る。この際、抽出溶媒としてはリン酸緩衝液の他に、中
程度イオン強度の緩衝液であればいずれを用いてもよ
い。例えば、乳酸緩衝液、酢酸緩衝液、クエン酸緩衝
液、トリス塩酸緩衝液、ホウ酸緩衝液等が挙げられる。
IgEを用いる免疫染色法、(ii) ダニ喘息患者血清特
異IgE 、IgG 、ウサギ抗ダニ虫体血清等との反応を酵素
免疫測定法(ELISA) により測定することによる、各フラ
クションの抗原活性の測定(Immunochemistry, 8, 871
(1971))、(iii)ウサギ抗ダニ虫体血清を用いたラジオイ
ムノアッセイによる、各フラクションの抗原活性の測
定、(iv) 皮内反応活性による、各フラクションのア
レルゲン活性の測定、(v) ダニアレルギー患者白血球
ヒスタミン遊離活性による、各フラクションのアレルゲ
ン活性の測定、等のモニターの下に公知の精製法、例え
ばゲル濾過クロマトグラフィー、限外濾過、イオン交換
クロマトグラフィー、アフィニティクロマトグラフィ
ー、疎水クロマトグラフィー、焦点電気泳動法、ゲル電
気泳動法等を単独または組み合わせて精製することがで
きる。例えば、次のような方法が例示される。
ブSDS−PAGE(日本エイドー(株)製) で種々の
バンドに分離する。得られた各バンドに対してダニ喘息
患者血清特異IgEを用いる免疫染色法により染色を行
い、高頻度に染色されるバンドより抗原成分の分離を行
う。例えばゲルからの目的の抗原成分の抽出は、0.1%S
DS 溶液を用いて振盪拡散法と電気溶出法で行い、更に
抽出に用いた SDSをイオン交換樹脂 AG11A8 (Bio Rad
社) に通して吸着除去し、抗原活性成分を精製すること
ができる。本発明においては、このようにして例えば実
施例で示すようなダニアレルゲンDfb−A、Dfb−
B、Dfb−C、Dfb−D、Dfb−E、Dfb−
F、Dfb−Gが得られる。
じて更にゲル濾過、イオン交換クロマトグラフィー、逆
相クロマトグラフィー、デュアルモードクロマトグラフ
ィー、逆相HPLC等の精製手段を適宜組み合わせるこ
とによりダニアレルゲンである活性成分をさらに精製す
ることができる。この場合、溶出液の分画は、ELIS
A法、蛋白質量、糖含有量等を指標として行う。
疾患治療剤として適用することができ、例えば減感作治
療剤として有用である。ここでダニアレルギー疾患と
は、アトピー性気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アレル
ギー性結膜炎、アトピー性皮膚炎等、ダニの特異抗原が
原因となるあらゆるアレルギー疾患をいう。
は、濃縮して溶液状又はシロップ状として採取するか、
更に乾燥して粉末状で採取してダニアレルギー疾患に対
する減感作治療剤として用いられる。本減感作治療剤は
そのままで、又は必要に応じて一般的に用いられるアジ
ュバントや各種の添加剤、例えば安定剤、賦形剤、溶解
補助剤、乳濁化剤、緩衝剤、無痛化剤、保存剤、着色剤
等を添加した配合剤として用いることができる。
ば、経口、皮内、皮下、筋肉内、腹腔内等の投与方法に
より行うことができる。更に、例えばトローチ、舌下
錠、点眼剤、鼻腔内噴霧剤、パップ剤、クリーム剤、ロ
ーション剤等の経皮、経粘膜薬としても使用することが
できる。本減感作治療剤の投与量及び投与回数は、投与
経路、症状等に応じて成人1回当たり約20μg以下の範
囲となるように適宜選択し、毎週1回程度投与される。
また、本減感作治療剤はダニアレルギー疾患に対する治
療剤のみならず予防剤としても有用である。本減感作治
療剤は、アナフィラキシー誘発作用もなく、人体に対し
て安全に用いることができる。
疾患の診断薬として有用である。即ち、患者の血液、及
びこの血液から遠心分離により得られた血球画分を緩衝
液に懸濁した血球浮遊液の一定量を、それぞれダニアレ
ルゲンを滴定試薬として用いて滴定し、アレルゲン刺激
により好塩基球(白血球の一種)から遊離するヒスタミ
ン量を測定する[ アレルギー:33,692,(1984) /アレル
ギー:33,733,(1984)]。
の50%量( 滴定曲線の変曲点) から遊離されるヒスタミ
ン量を求める。この滴定では、 (i) 血球浮遊液の滴定値から患者のアレルゲン感受性
を直接測定することになる。 (ii)血液の滴定値は、通常、血球浮遊液の値より高い
値が得られる。これは、血漿中にアレルゲン中和能を持
つIgG 抗体(遮断抗体)が存在するためである。
滴定曲線からのシフトの大きさから、遮断抗体価が得ら
れる。感受性とこの遮断抗体価から表1のように、ダニ
アレルギーの正確な診断が可能となる。また、減感作治
療効果のモニターとしても有用である。
ラット等の哺乳動物に免疫することにより、抗血清を調
製することができる。こうして得られる抗血清はダニ虫
体のmRNAから合成したcDNAをλgt11等に連
結することにより作製されたcDNAライブラリーの免
疫スクリーニングに使用することが可能である。この免
疫スクリーニングにより得られた陽性クローンをクロー
ニングすることにより、新規な組み換えダニアレルゲン
を得ることが可能である。
明するが、本発明はこれら実施例により何等限定される
ものではない。なお、以下の実施例において使用される
各種分析方法については、一部を除き、実施例14の末
尾にまとめて記述する。
飼料M(オリエンタル酵母社)中で、温度26±2℃、
湿度75%RHの環境で、ダニ密度が2〜3万匹/g培
地になるようにコナヒョウヒダニを飼育し、凍結殺菌済
のダニ培養物(1Kg)に、質量換算で10倍量の飽和
食塩水を加えて室温で1時間穏やかに攪拌した後、30
00rpm、30分遠心分離を行った。この時、ダニ虫
体は上清表面に浮遊するので、これを吸引濾過により回
収した。得られたダニ虫体(111g)に質量換算で1
/2のPBSを加え、乳鉢でよく磨り潰した。この磨砕
物に最終的にもとのダニ虫体の2倍量になるようにPB
Sを加え、攪拌しながら1時間抽出した。この懸濁液を
4℃、8000rpmで30分間遠心分離し、上清を蒸
留水に対して透析した後、不純物を除くために更に4
℃、8000rpmで30分間遠心分離し、上清を凍結
乾燥したダニ虫体粗抗原(Dfb)947mgを得た。
画とアレルゲン成分の検出:以下の条件によりダニ虫体
粗抗原(Dfb)をディスクプレパラティブSDS−P
AGE(日本エイドー(株)製) で分画した。 (分離ゲル組成)12.5%ゲル 30%アクリルアミド、0.8 % N,N'- メチレンビス 12.5ml 1.5M トリス-HCl(pH8.8) 7.5ml 10% SDS 0.3ml H2 O 8.7ml 1.5% アンモニウムパーサルフェート 1.0ml TEMED 15.0μl (濃縮ゲル組成) 30%アクリルアミド、1.5 % N,N'- メチレンビス 1.8ml 1.5M トリス-HCl(pH6.8) 4.5ml 10% SDS 0.18ml H2 O 10.8ml 1.5% アンモニウムパーサルフェート 0.675ml TEMED 10.0μl (泳動バッファー)pH8.3 25mM トリス 192mM グリシン 0.1% SDS (試料液) サンプル(Dfb) 150mg−200mg 62.5mM トリス-HCl(pH6.8) 2% SDS 2−メルカプトエタノール 5.0μl (泳動条件)100V,4℃ この結果、Dfbは分子量の異なる17画分に分画され
た。
より30人のダニアレルギー患者血清IgEとの反応性
を検討し、どの画分にアレルゲン成分が含まれるかを検
討した。即ち、各画分の0.001%、0.01%また
は0.1%溶液の各1μlをニトロセルロースフィルム
(Hybond−C ニトロセルロース、0.4μ、ア
マシャム社製)にブロットし、5%スキムミルク、0.
2% Tween 20、0.02%アジ化ナトリウム
を含むPBS溶液に室温で1時間浸漬した。ついで、I
gG染色のために、ダニアレルギー患者のプール血清の
100倍スキムミルク希釈液をシート上に注ぎ、冷所で
一夜インキュベートした。IgE染色のためには、同血
清の10倍希釈液を用いた。
を含むPBS(PBST)で完全に洗浄したのち、ホー
スラディッシュペルオキシダーゼと結合したヤギ抗ヒト
IgG抗体を含むPBST溶液またはビオチンと結合し
たヤギ抗ヒトIgE抗体を含むPBST溶液中に室温で
1時間反応させた。ついで、後者については、ストレプ
トアビジン−ペルオキシダーゼを含むPBST溶液に室
温で1時間浸漬した。PBSTで完全に洗浄した後、免
疫反応をしたスポットは、シートを0.03%の過酸化
水素、0.06%ジアミノベンジジン(DAB)を含む
50mMトリスバッファー(pH7.6)とともにイン
キュベートすることにより、検出した。シートを乾燥し
た後、着色したスポットをポジティブの対照およびネガ
ティブの対照として用いたダニアレルゲンDerfI、
ダニアレルゲンDerfIIおよびBSAと比較した(D
erfIおよびDerfIIは国立相模原病院、安枝浩博
士より入手した)。
23k(63.3%)、30k(20.0%)、40k
(23.3%)、65k(56.7%)、87k(6
0.0%)、100k(70.7%)の画分が、比較的
高頻度に患者血清IgEと反応した(表2)。
まれていると考えられるので、これらの7つの画分(分
子量の小さいものから順にDfb−A、Dfb−B、D
fb−C、Dfb−D、Dfb−E、Dfb−F、Df
b−Gとする)をSDS−PAGEにより純度検定及び
分子量測定を行った(図1)。
Dfb−D、Dfb−E、Dfb−F、Dfb−Gにつ
いてのダニアレルゲン活性およびアナフィラキシー誘発
試験:本発明のダニアレルゲンは、下記の実験によりア
レルゲン活性を有し、アナフィラキシー誘発性は無いこ
とが判明した。
レルゲンDfb−A、Dfb−B、Dfb−C、Dfb
−D、Dfb−E、Dfb−FまたはDfb−Gの各1
00μg をフロイントの完全アジュバンド(Difco)と混
合して注入することにより、0週目に初回免疫をした。
追加免疫は、2週目と4週目に行った。マウスの血清中
の抗Dfb−A抗体価等の各抗体価は、明らかな上昇が
認められ、充分な免疫原性が認められた。従って、いず
れも遮断抗体誘導能があり、治療用抗原として用いるこ
とができると判断された。
A、Dfb−B、Dfb−C、Dfb−D、Dfb−
E、Dfb−FまたはDfb−Gの各水溶液1mgをAlum
に加えて注入することにより、0週目に初回免疫をし、
追加免疫は3週目と6週目に行った。対照は、モルモッ
ト1匹の腹腔内にAlumを加えた生理食塩水を同様に注入
した。モルモットの血清中の各ダニアレルゲンに対する
抗体価は、明らかな上昇を認め、充分な免疫原性が認め
られた。しかし、3週目と6週目の追加免疫の直後の観
察では、アナフィラキシー症状は全く認められなかっ
た。このことから、ダニアレルゲンDfb−A、Dfb
−B、Dfb−C、Dfb−D、Dfb−E、Dfb−
FおよびDfb−Gにはアナフィラキシー誘発性はいず
れも無いと判断された。
Dfb−D、Dfb−E、Dfb−FまたはDfb−G
のアレルゲン活性をダニアレルギー患者に対する皮内反
応試験で検定した。皮内反応試験の方法は、後述のとお
りである。その結果、ダニアレルゲンDfb−A、Df
b−B、Dfb−C、Dfb−D、Dfb−E、Dfb
−FおよびDfb−Gはいずれも陽性の皮内反応を示し
た。
Dfb−D、Dfb−E、Dfb−FおよびDfb−G
のアレルゲン活性をダニアレルギー患者白血球ヒスタミ
ン遊離試験により測定する。白血球ヒスタミン遊離試験
は、後述のように公知の方法に準じて行った[ アレルギ
ー:33,692,(1984)] 。ダニアレルゲンDfb−A、D
fb−B、Dfb−C、Dfb−D、Dfb−E、Df
b−FおよびDfb−Gのいずれにもヒスタミン遊離活
性を認めた。
Dfb−D、Dfb−E、Dfb−FおよびDfb−G
について、中性糖量はフェノール硫酸法により、また蛋
白質量はフォリンローリー法によりそれぞれグルコース
換算又はウシ血清アルブミン換算で表示し、その重量比
を表3に示す。
Dfb−D、Dfb−E、Dfb−FおよびDfb−G
についてのアミノ酸組成分析:各ダニアレルゲンについ
て、蛋白質の構成アミノ酸を後述の方法で分析した。そ
の結果を表4に示す。
した 0.9%食塩水を溶媒とし、実施例3で得られたダニ
アレルゲンDfb−A、Dfb−B、Dfb−C、Df
b−D、Dfb−E、Dfb−FまたはDfb−Gをそ
れぞれ1mg/mlの濃度に溶解し、減感作治療用抗原
の原液とした。
を溶媒とし、実施例3で得られたダニアレルゲンDfb
−A、Dfb−B、Dfb−C、Dfb−D、Dfb−
E、Dfb−FまたはDfb−Gをそれぞれ1mg/m
lの濃度に溶解し、ヒスタミン遊離滴定用試薬の原液と
した。
分離:常法によりコナヒョウヒダニを培養増殖させて得
られる生ダニ虫体6g を200mlの5.5 Mイソチアン酸
グアニジン (片山化学社製) 液中で石英砂10gとともに
乳鉢中ですりつぶし遠心分離(9000rpm、 10分間、4℃)
し、その上清を、18Gの注射針をつけた50ml容のシリ
ンジで吸入、射出を繰り返すことにより、DNAを部分
切断する。再度遠心分離した上清を、17mlのトリフル
オロ酢酸セシウム溶液 (片山化学社製) に対して16ml
の割合で重層し、85,000×gで24時間 (15℃, HITACHI
SCP55H swing PRS-27-2)密度勾配遠心分離を行い、管底
にペレットを形成する全RNA画分を回収する。次に、
Fast Track mRNA isolation kit(Invitrogen社製)を用
いて、得られた全RNA画分からpoly(A)mRNA画分を
回収した。濃度既知のRNA溶液希釈系列とともにスポ
ットテストを行なって収量を測定する。
NAのうち5μgを鋳型とし、cDNA合成キット(Ph
armacia 社製) を用いてそのマニュアルに従ってcDN
Aを合成し、その両端にNot I 部位を含んだ13mer の
EcoRI リンカーを接続する。
NAのうちの1/10量を、1μgのEcoRI 消化λgtll
(StratageneCloning System 社製)と混合し、これを
エタノールで濃縮した後200 unitsのT4 DNA lig
ase を加えて12℃で15時間反応させることにより、cD
NAをλgtllのEcoRI 部位に挿入した。この反応液か
ら、in vitroパッケージングキット (Gigapack PLUS, S
tratagene Cloning System社製) を用いてそのマニュア
ルにしたがって、cDNAライブラリーを作製した。こ
のライブラリー作製操作を7度行い、cDNAライブラ
リーを得る。
b−A、Dfb−B、Dfb−C、Dfb−D、Dfb
−E、Dfb−FまたはDfb−Gを用いた0.2%サ
ンプル溶液500μlとフロイントの完全アジュバント
500μlとを混合し乳化したものを、一週置きに、ウ
サギの前足の付け根のリンパ節付近に注射した。採血
は、毎週、耳の静脈から行なった。8週間免疫を続け、
ELISA法により抗体価の上昇を確認した後、最終免
疫を行い、その三日後に、耳から吸引により全採血を行
なった。
ング:実施例12より得られた、cDNAライブラリー
の136,000個の組み換え体について、実施例13
で得られた抗血清を用いて免疫スクリーニングを行な
う。本実施例で行なう免疫スクリーニングの詳しいプロ
トコールを以下に記載する。ファージおよび宿主(E.co
li Y1090,Stratagene Cloning System 社製) を、37
℃で30分間インキュベートし、溶けた状態のLB-soft
agarと共にLbプレート上に重層し、42℃で3〜4時
間インキュベートを行なう。その後、10mMのイソプ
ロピル−1−チオ−β−D−ガラクトシドを含有させた
ニトロセルロースフィルターで上部を覆い37℃で3時
間インキュベートしてレプリカ(複製)フィルターを得
る。
塩水(pH7.6)に0.05%Tween 20を加えた溶液
(TBST)を用いて10分間の洗浄を3回繰り返した
後、2%の脱脂粉乳を含有したTBSと共に、室温にて
1時間以上インキュベートを行なう。この後、TBSを
用いて10分間の洗浄を3回繰り返した後、500倍に
希釈したウサギ抗血清(E.coliライゼートで前処理を行
なったもの)を含むTBSTと共に、室温にて1時間イ
ンキュベートを行なう。さらに、TBSを用いた10分
間の洗浄を3回繰り返した後、2000倍に希釈したペ
ルオキシダーゼ標識ヤギ抗ウサギIgGを用い、室温に
て1時間以上インキュベートを行なう。次に、0.6m
g/mlの3,3’−diaminobenzidine tetrahydrochl
oride, 0.3%のNiCl2 および0.01%のH2 O2 を含
有するTBSとの酵素反応を行ない、黒灰色〜黒色のシ
グナルが得られたものを陽性のクローンとして回収す
る。
法および特殊な材料について述べる。 (1)SDS−PAGE SDS−PAGE(デュアルミニスラブモデルAE64
00;アトー(株)製)により、下記の条件にて分画し
た。 ゲル組成:12.5%ゲル(SDS−PAGE) 泳動バッファー:0.025M トリス、0.192M
グリシン、0.1% SDS 泳動条件:30mA
びマウス、ウサギの抗体価の測定を本法で行った。最初
にELISA用マイクロタイタープレート(96穴)
に、ディスクプレパラティブSDS−PAGEでの各フ
ラクション50μl、またはマウス、ウサギの抗体価の
測定の時には免疫抗原を重炭酸塩緩衝液(pH9.2)
に溶かしたものを、50μlずつ入れ、37℃で1時間
インキュベートした。溶液を吸引除去し、ウエルを洗浄
用緩衝液で3回洗浄後、200μlの1%牛血清アルブ
ミン(BSA)溶液をウエルに入れ、37℃で1時間イ
ンキュベートした(ブロッキング)。
液で適当な濃度に希釈した血清(患者血清、ウサギ抗血
清)を50μl入れ室温で、1時間インキュベートし
た。ウエルを洗浄後、希釈用緩衝液で希釈したペルオキ
シダーゼ標識の第二抗体溶液を50μl入れ、室温で1
時間インキュベートした。ウエルを洗浄後、基質として
0.1%のABTSを含む0.1Mクエン酸緩衝液、
0.3%過酸化水素を100μl加え室温で反応させ
た。反応時間は、1〜40分(発色の度合いで決定)続
けて、10mMアジ化ナトリウム溶液を100μl加え
ることにより反応を停止し、溶液の420nmの吸収を
測定した。
ル溶液に溶解しツベルクリン用注射器で、20μlをダ
ニアレルギー患者の前腕、屈側皮内に注射し、約15分
後に現れた、赤疹、膨疹の長径、短径を測定し、その平
均値で検定を行った。検定の基準は表5のとおりであ
る。但し、紅斑が19mm以下でも膨疹が8mm以上な
らば、陽性とする。
性の測定を本法で行った。 1.洗浄全血球浮遊液の調製法 血液サンプル10mlを遠心分離(1400rpm、1
0分)にかけ、血球と血漿に分ける。血球は、50ml
の遠心管に入れ、ハンクス緩衝液を40ml加えて遠心
洗浄(1400rpm、10分)を行う。上清はアスピ
レーターで吸引除去し、得られた血球部分を後二回ハン
クス緩衝液で洗浄する。この血球をハンクス緩衝液で1
0mlに定容し洗浄全血球浮遊液とする。
4倍濃度の抗原液を調製する。この抗原液100μlに
ハンクス緩衝液を100μl、上記1で調製した洗浄全
血球浮遊液を200μl加え、37℃で30分間インキ
ュベートする。ヒスタミンが遊離した上清を、1400
rpm、10分の遠心分離によって200μl採取し、
この上清中に60%過塩素酸を10μl加え撹拌後、遠
心分離(3000rpm、10分)によって、除タンパ
クした上清140μlを採取する。これをヒスタミン定
量HPLCにかけ、上清中に含まれるヒスタミンを定量
する。
めに、全血球浮遊液200μlに直接60%過塩素酸4
0μlを加えて、血球を破壊する。これを、3000r
pm、10分の遠心分離にかけ、得られた上清中に含ま
れるヒスタミンをヒスタミン定量HPLCで測定し、総
ヒスタミン量とする。また、非特異的に遊離するヒスタ
ミン量を測定するために、抗原液の代わりにハンクス緩
衝液を用いてヒスタミン遊離試験を行い、コントロール
とする。
法) フェノール硫酸法により、サンプル中の中性糖量を定量
した。サンプル250μlを試験管にとり、7%(w/
w)フェノール水125μl加え、10分間攪拌した。
これに85% 濃硫酸2mlを氷冷中で加えた後、10
0℃、10分間加熱し、流水で30分間冷却する。この
後OD490nm吸収を測定する。Glucoseを用
いて検量線を作成し、サンプル中の中性糖量をGluc
ose換算で示す。
法) 常法により、サンプル0.5mlを試験管にとり、C試
薬を1ml加え、室温で10分間インキュベートした。
これにD試薬を0.25ml加え、撹拌した後、室温で
30分間インキュベートし、OD750nmの吸収を測
定した。 (A試薬) 2% Na2 CO3 ,0.1N NaOH
溶液 (B試薬) CuSO4 ・5H2 O,1% クエン酸ソ
ーダ溶液 (C試薬) アルカリ性銅塩溶液(A試薬50ml+B
試薬1mlを含む) (D試薬) 1N フェノール試薬
00μlと混合し、N2 置換をした密封試験管内で、1
10℃、24時間加水分解した。乾固させた後少量の水
を加えて乾固させるという操作を3回繰り返すことによ
り脱塩酸を行い、アミノ酸アナライザー用の希釈用緩衝
液1mlに溶解し、アミノ酸アナライザー(高速液体ク
ロマトグラフ;(株)日立製作所製)により、アミノ酸
組成分析を行った。
安全性の観点から有用な減感作治療用抗原であり、ダニ
アレルギー疾患に対する減感作治療剤・予防剤として有
用である。また、本発明のダニアレルゲンは、ダニアレ
ルギー疾患の迅速かつ正確な診断において有用である。
更に、本発明のダニアレルゲンを哺乳動物に免疫するこ
とにより、抗血清を調製することができる。こうして得
られる抗血清はダニ虫体のmRNAから調製したcDN
Aライブラリーの免疫スクリーニングに使用することが
可能である。
(Dfb−A、Dfb−B、Dfb−C、Dfb−D、
Dfb−E、Dfb−F、Dfb−G)についてSDS
−PAGE(12.5%ゲル)により分子量を測定した
結果を示す図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 下記の理化学的性質および生物学的性質
を有するダニアレルゲン。 ダニ虫体の抽出液に含まれる、 約10%の糖質を含む糖蛋白質である、 分子量(12.5%ゲルのSDS−PAGE)が約1
4,000である、 アレルゲン活性を有する。 - 【請求項2】 下記の理化学的性質および生物学的性質
を有するダニアレルゲン。 ダニ虫体の抽出液に含まれる、 約13%の糖質を含む糖蛋白質である、 分子量(12.5%ゲルのSDS−PAGE)が約2
3,000である、 アレルゲン活性を有する。 - 【請求項3】 下記の理化学的性質および生物学的性質
を有するダニアレルゲン。 ダニ虫体の抽出液に含まれる、 約10%の糖質を含む糖蛋白質である、 分子量(12.5%ゲルのSDS−PAGE)が約3
0,000である、 アレルゲン活性を有する。 - 【請求項4】 下記の理化学的性質および生物学的性質
を有するダニアレルゲン。 ダニ虫体の抽出液に含まれる、 約15%の糖質を含む糖蛋白質である、 分子量(12.5%ゲルのSDS−PAGE)が約4
0,000である、 アレルゲン活性を有する。 - 【請求項5】 下記の理化学的性質および生物学的性質
を有するダニアレルゲン。 ダニ虫体の抽出液に含まれる、 約6%の糖質を含む糖蛋白質である、 分子量(12.5%ゲルのSDS−PAGE)が約6
5,000である、 アレルゲン活性を有する。 - 【請求項6】 下記の理化学的性質および生物学的性質
を有するダニアレルゲン。 ダニ虫体の抽出液に含まれる、 約33%の糖質を含む糖蛋白質である、 分子量(12.5%ゲルのSDS−PAGE)が約8
7,000である、 アレルゲン活性を有する。 - 【請求項7】 下記の理化学的性質および生物学的性質
を有するダニアレルゲン。 ダニ虫体の抽出液に含まれる、 約26%の糖質を含む糖蛋白質である、 分子量(12.5%ゲルのSDS−PAGE)が約1
00,000である、 アレルゲン活性を有する。 - 【請求項8】 ダニ虫体を磨砕した後、飽和食塩水およ
び/または中程度イオン強度の緩衝液により抽出処理
し、得られた抽出液をSDS−PAGEおよびダニアレ
ルギー患者血清IgEを用いる免疫染色法により分画す
ることを特徴とする請求項1〜7いずれか記載のダニア
レルゲンの製造方法。 - 【請求項9】 請求項1〜7いずれか記載のダニアレル
ゲンを有効成分とするダニアレルギー疾患治療剤。 - 【請求項10】 請求項1〜7いずれか記載のダニアレ
ルゲンを有効成分とするダニアレルギー疾患診断薬。 - 【請求項11】 請求項1〜7いずれか記載のダニアレ
ルゲンを哺乳動物に免疫することにより得られる抗血
清。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5304784A JPH07133229A (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | ダニアレルゲン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5304784A JPH07133229A (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | ダニアレルゲン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07133229A true JPH07133229A (ja) | 1995-05-23 |
Family
ID=17937195
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5304784A Pending JPH07133229A (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | ダニアレルゲン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07133229A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009113810A3 (ko) * | 2008-03-11 | 2009-11-26 | Jeon Sook Yeong | 알레르기질환 및 자가면역질환의 예방 또는 치료를 위한 약학적 조성물, 그의 용도 및 알레르기질환 및 자가면역질환의 예방 또는 치료 방법 |
-
1993
- 1993-11-09 JP JP5304784A patent/JPH07133229A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2009113810A3 (ko) * | 2008-03-11 | 2009-11-26 | Jeon Sook Yeong | 알레르기질환 및 자가면역질환의 예방 또는 치료를 위한 약학적 조성물, 그의 용도 및 알레르기질환 및 자가면역질환의 예방 또는 치료 방법 |
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