JPH07132887A - 舵取機用アクチュエーター - Google Patents

舵取機用アクチュエーター

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JPH07132887A
JPH07132887A JP30590393A JP30590393A JPH07132887A JP H07132887 A JPH07132887 A JP H07132887A JP 30590393 A JP30590393 A JP 30590393A JP 30590393 A JP30590393 A JP 30590393A JP H07132887 A JPH07132887 A JP H07132887A
Authority
JP
Japan
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fixed
circular
pressure chamber
actuator
rotating body
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP30590393A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshitsugu Baba
寿次 馬場
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 市販のOリングを使用できるうえに切れ目の
ないシール構造が確保できるとともに、高圧圧力室から
低圧圧力室への油漏れ量を大幅に減少することができる
舵取機用アクチュエーターを提供する。 【構成】 舵軸1の周りに外嵌固定された回転体2と、
回転体2の周りに相対摺動可能に外嵌され軸方向を2分
割した分割ケーシング3a,3bと、回転体2と分割ケ
ーシング3a,3bの当接面に形成され圧力油が導入さ
れるリング状の円形圧力室4と、円形圧力室4内に収納
され回転体2に固定された円形回転翼5及びケーシング
3aに固定された円形固定翼6とを具えている。しかし
て円形回転翼5及び円形固定翼6の外周縁にOリング8
及びOリング9がそれぞれ嵌着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は舵取機用アクチュエータ
ーに関する。
【0002】
【従来の技術】舵取機用アクチュエーターの一型式のロ
ータリーベーン型アクチュエーターは、リング状圧力室
の中に少なくとも1組の回転翼と固定翼を配置し、両翼
の間に作動用圧力油を出し入れして回転翼をリング状圧
力室内で移動させ、回転力を加えながら出力軸の回転角
度を変化させるものであり、回転翼,固定翼を1組装備
したロータリーベーン型アクチュエーターは図4斜視図
に示すような構成をとっている。すなわち図4におい
て、図示せざる舵板が取付けられている舵軸21の周り
に柱状の回転体22が外嵌されキー等で固定されるとと
もに、回転体22の周りに筒状のケーシング23が相対
摺動可能に外嵌されその外側で船体に固定されており、
この回転体22とケーシング23との当接面に方形断面
でリング状の圧力室24が形成され、作動用圧力油が出
し入れされるようになっている。そしてこの圧力室24
内に1組の方形断面の回転翼25と固定翼26とが収納
され、前者は回転体22にボルト等で固定され、後者は
ケーシング23にボルト等で固定されている。
【0003】このような装置において、圧力室24への
作動用圧力油の出し入れにより回転翼25の両側面に高
圧力及び低圧力が交互に作用して、その圧力差により回
転翼25が圧力室24内を移動しながら、力と回転を回
転体22に伝達し、回転体22は回転力を舵軸21に伝
達する。このとき回転体22とケーシング23との相対
的な摺動運動により両者の幾分かの隙間から圧力油が外
部へ漏れるのを防止するために、両者当接部にシール2
7が組み込まれており、また舵軸21から伝わる半径方
向の荷重に対向するために、ベアリング28が圧力室2
4とシール27との間に設けられている。更に回転翼2
5とケーシング23との間及び固定翼26と回転体22
との間には、図5斜視図に示すように、Oリング片29
及び鋼片30からなるシール機構が3方向に別々に備え
られている。但しベアリング28部分にはその目的から
シール機構はない。
【0004】しかしながらこのような装置では、回転翼
25及び固定翼26部分にあるシール機構のOリング片
29,鋼片30が途切れる部分とそれができないベアリ
ング28部分が同じ位置にあって、Oリング片29を規
定の長さに切断しなければならないうえに、高圧圧力室
から低圧圧力室への圧力油の漏れ量を大きくしており、
ベアリング28部からの油漏れ量を余分に持ったポンプ
容量の選定が必要であるとともに、ベアリング28部の
機械加工に高度な熟練を要し技術者不足と合わせて加工
費高騰の原因となっている。そして特に舵負荷が大きい
ときに作動圧力すなわち高圧圧力室と低圧圧力室との圧
力差が高くなって、油漏れ量も最大となり、ポンプ容量
はこの最大状態で選定する必要がある。またアクチュエ
ーターは出力容量が大きくなるほど、ベアリング28部
の直径も大となって隙間もそれに合わせて広がり、ポン
プに期待すべき余分な吐出容量もそれにつれて大きくな
っている。更にこのような装置ではその構造上、組立を
行うときは固定翼26を予め回転体22の中に組み込ん
でおき、ケーシング23を組み合わせてから手探りで位
置を決めドウェルピン等を用いて最終の位置決めのう
え、ボルトでケーシング23の外側から固定する方法を
とらざるを得ず、組立作業に多大の工数を必要とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて提案されたもので、市販のOリングを使用
できるうえに切れ目のないシール構造が確保できるとと
もに、高圧圧力室から低圧圧力室への油漏れ量を大幅に
減少することができてポンプ容量を低く選定することが
でき、更に固定翼の取付けが容易かつ正確に行うことが
できて組立工数を低減することができる舵取機用アクチ
ュエーターを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、舵
軸の周りに外嵌固定された回転体と、上記回転体の周り
に相対摺動可能に外嵌され軸方向を2分割したケーシン
グと、上記回転体とケーシングの当接面に形成され圧力
油が導入される円形断面のリング状圧力室と、上記圧力
室内に配置され上記回転体に固定された円形回転翼及び
上記ケーシングに固定された円形固定翼と、上記回転翼
及び固定翼の外周縁にそれぞれ嵌着されたOリングとを
具えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明舵取機用アクチュエーターにおいては、
圧力差が円形回転翼の両面に作用し、円形圧力室内を移
動して回転と駆動力を回転体を介して舵軸に伝えるにあ
たり、円形圧力室であることにより円形回転翼及び円形
固定翼のシールに市販のOリングを使用でき、かつ切れ
目のないシール構造が確保できる。またシールができな
い部分とシールを途中で中断しなければならない箇所を
同じ位置に配置する必要がなくなり、そのため高圧圧力
室から低圧圧力室への油漏れ量は大幅に減少する。
【0008】
【実施例】本発明舵取機用アクチュエーターの一実施例
を図面について説明すると、図1は本アクチュエーター
の斜視図、図2は同上の円形回転翼周りの組み合わせ態
様を示す水平断面図、図3は同上の円形固定翼周りの組
み合わせ態様を示す水平断面図である。上図において、
図示せざる舵板が取付けられている舵軸1の周りに柱状
の回転体2が外嵌固定されるとともに、回転体2の周り
に軸方向を2分割した筒状の分割ケーシング3a,3b
が相対摺動可能に外嵌されたうえ、相互に締付ボルト1
0で締着されかつその外側で船体に固定されており、回
転体2と分割ケーシング3a,3bの当接部にシール7
が組み込まれている。またこの回転体2と分割ケーシン
グ3a,3bとの当接面に円形断面でリング状の円形圧
力室4が形成され、作動用圧力油が出し入れされるよう
になっている。そしてこの円形圧力室4内に1組の円形
回転翼5と円形固定翼6とが収納され、前者は回転体2
に取付ボルト11で固定され、後者は分割ケーシング3
aに取付ボルト12で固定されている。更に円形回転翼
5の外周縁に1本のOリング8が嵌着され、円形固定翼
6の外周縁に1本のOリング9が嵌着されている。
【0009】このような装置において、舵軸1は回転運
動を行いながら負荷を回転体2に伝え、円形回転翼5は
回転体2に伝えられた負荷に抵抗して、圧力油を利用し
て回転体2を任意の位置に保持又は移動させる。円形回
転翼5はその外周縁に嵌着された1本のOリング8によ
り分割ケーシング3a,3bとの間のシールを保ち、ま
た円形固定翼6はその外周縁に嵌着した1本のOリング
9とにより回転体2との間のシールを保ち、従来のアク
チュエーターにおいて、前述の図5に示すように3方向
に別々に設けていたOリング片29及び鋼片30は不要
となる。
【0010】かくしてこの装置によれば、圧力室が円形
圧力室4であることにより、市販のOリング8,9のみ
でシール可能となるとともに、シールができないベアリ
ング部とシール用Oリングの継ぎ目部分が重なることを
避けることができ、またケーシングが2分割した分割ケ
ーシング3a,3bであることにより、円形固定翼6を
分割ケーシング3a.3bの外側から手探りで取付ける
必要がなくなり、位置決め用のドウェルピンを使うこと
なく正しい位置に取付けることができる。
【0011】
【発明の効果】要するに本発明によれば、舵軸の周りに
外嵌固定された回転体と、上記回転体の周りに相対摺動
可能に外嵌され軸方向を2分割したケーシングと、上記
回転体とケーシングの当接面に形成され圧力油が導入さ
れる円形断面のリング状圧力室と、上記圧力室内に配置
され上記回転体に固定された円形回転翼及び上記ケーシ
ングに固定された円形固定翼と、上記回転翼及び固定翼
の外周縁にそれぞれ嵌着されたOリングとを具えたこと
により、市販のOリングを使用できるうえに切れ目のな
いシール構造が確保できるとともに、高圧圧力室から低
圧圧力室への油漏れ量を大幅に減少することができてポ
ンプ容量を低く選定することができ、更に固定翼の取付
けが容易かつ正確に行うことができて組立工数を低減す
ることができる舵取機用アクチュエーターを得るから、
本発明は産業上極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明舵取機用アクチュエーターの一実施例の
斜視図である。
【図2】同上の円形回転翼周りの組み合わせ態様を示す
水平断面図である。
【図3】同上の円形固定翼周りの組み合わせ態様を示す
水平断面図である。
【図4】従来のアクチュエーターの斜視図である。
【図5】同上におけるシール機構を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 舵軸 2 回転体 3a,3b 分割ケーシング 4 円形圧力室 5 円形回転翼 6 円形固定翼 7 シール 8 Oリング 9 Oリング 10 締付ボルト 11 取付ボルト 12 取付ボルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 舵軸の周りに外嵌固定された回転体と、
    上記回転体の周りに相対摺動可能に外嵌され軸方向を2
    分割したケーシングと、上記回転体とケーシングの当接
    面に形成され圧力油が導入される円形断面のリング状圧
    力室と、上記圧力室内に配置され上記回転体に固定され
    た円形回転翼及び上記ケーシングに固定された円形固定
    翼と、上記回転翼及び固定翼の外周縁にそれぞれ嵌着さ
    れたOリングとを具えたことを特徴とする舵取機用アク
    チュエーター。
JP30590393A 1993-11-11 1993-11-11 舵取機用アクチュエーター Withdrawn JPH07132887A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010130