JPH0713234A - リモコン位置追従カメラ - Google Patents
リモコン位置追従カメラInfo
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- JPH0713234A JPH0713234A JP14945793A JP14945793A JPH0713234A JP H0713234 A JPH0713234 A JP H0713234A JP 14945793 A JP14945793 A JP 14945793A JP 14945793 A JP14945793 A JP 14945793A JP H0713234 A JPH0713234 A JP H0713234A
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- JP
- Japan
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- remote control
- camera
- optical axis
- remote
- axis
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Landscapes
- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
- Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】簡単な構成により撮影者が意図する構図をリモ
コン送信器により制御し、決定することができ、しか
も、低コストであって、小型化が可能なリモコン位置追
従カメラを提供する。 【構成】リモートコントロール信号光を発生する発光素
子225を持つリモコン送信器211が着脱自在に装着
されたカメラであって、光軸可動体となるレンズ鏡筒1
02に設けられたリモートコントロール信号光の受光素
子212と、該受光素子212の出力に基づいて出力信
号の信号レベルがピーク値を含む所定範囲内になるよう
に上記レンズ鏡筒102の光軸角度を駆動制御するCU
P215とを有するリモコン位置追従カメラ。
コン送信器により制御し、決定することができ、しか
も、低コストであって、小型化が可能なリモコン位置追
従カメラを提供する。 【構成】リモートコントロール信号光を発生する発光素
子225を持つリモコン送信器211が着脱自在に装着
されたカメラであって、光軸可動体となるレンズ鏡筒1
02に設けられたリモートコントロール信号光の受光素
子212と、該受光素子212の出力に基づいて出力信
号の信号レベルがピーク値を含む所定範囲内になるよう
に上記レンズ鏡筒102の光軸角度を駆動制御するCU
P215とを有するリモコン位置追従カメラ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリモコン位置追従カメ
ラ、詳しくは、遠隔からカメラの動作モード等の操作が
可能なリモートコントロール(以下、リモコンと記載す
る)によりカメラの光軸可動体を駆動するリモコン位置
追従カメラに関する。
ラ、詳しくは、遠隔からカメラの動作モード等の操作が
可能なリモートコントロール(以下、リモコンと記載す
る)によりカメラの光軸可動体を駆動するリモコン位置
追従カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から赤外光,超音波,電波等を利用
して、例えば、テレビジョン装置,オーディオ装置,エ
アコンディショナ等を遠隔から操作するリモコン装置が
普及している。最近では、リモコン装置を有するカメラ
も提案、または、製品化されている。例えば、特開平2
−269330号公報に開示のリモコンカメラは、リモ
コンにより撮影する信号を送信した際に、不動の被写体
を写すものではなく、被写体自身の位置が変化するもの
に対して、カメラの撮影方向がリモコン操作により制御
可能なものであった。
して、例えば、テレビジョン装置,オーディオ装置,エ
アコンディショナ等を遠隔から操作するリモコン装置が
普及している。最近では、リモコン装置を有するカメラ
も提案、または、製品化されている。例えば、特開平2
−269330号公報に開示のリモコンカメラは、リモ
コンにより撮影する信号を送信した際に、不動の被写体
を写すものではなく、被写体自身の位置が変化するもの
に対して、カメラの撮影方向がリモコン操作により制御
可能なものであった。
【0003】また、特開平2−127629号公報に開
示のリモコン機能付きカメラ、および、リモコン送信機
は、カメラのレンズに入射させたリモコン光を撮影レン
ズに入射させ、この光路を変更する光路変更手段を用い
てPSD(位置検出素子)にリモコン光を取り込み、上
記PSDの電気信号より撮影光路変更信号を演算し、該
信号に基づいてリモコン光の方向に撮影方向を駆動制御
するものである。
示のリモコン機能付きカメラ、および、リモコン送信機
は、カメラのレンズに入射させたリモコン光を撮影レン
ズに入射させ、この光路を変更する光路変更手段を用い
てPSD(位置検出素子)にリモコン光を取り込み、上
記PSDの電気信号より撮影光路変更信号を演算し、該
信号に基づいてリモコン光の方向に撮影方向を駆動制御
するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の特開
平2−269330号公報に開示のリモコンカメラで
は、特殊な素子であるPSDをカメラに配設する必要が
あり、コストアップは避けられず、更に、リモコン光を
集光するための集光レンズも必要であることから高精度
の組立が必要であった。また、小型化も困難であった。
平2−269330号公報に開示のリモコンカメラで
は、特殊な素子であるPSDをカメラに配設する必要が
あり、コストアップは避けられず、更に、リモコン光を
集光するための集光レンズも必要であることから高精度
の組立が必要であった。また、小型化も困難であった。
【0005】その他、撮影レンズの画角(テレ/ワイ
ド)の情報によりリモコン位置センサからの位置ズレ情
報に対して撮影範囲制御量を算定しなければならないた
め、計算のアルゴリズムが膨大となり、CPU処理時間
も長時間となる等の問題もあった。
ド)の情報によりリモコン位置センサからの位置ズレ情
報に対して撮影範囲制御量を算定しなければならないた
め、計算のアルゴリズムが膨大となり、CPU処理時間
も長時間となる等の問題もあった。
【0006】また、上述の特開平2−127629号公
報に開示のリモコン機能付きカメラでも同様に高価なP
SDを必要とし、コストアップは避けられなかった。ま
た、撮影レンズ内に光路変更手段を配設する必要がある
ことから撮影照度が低下してしまうという不具合もあっ
た。
報に開示のリモコン機能付きカメラでも同様に高価なP
SDを必要とし、コストアップは避けられなかった。ま
た、撮影レンズ内に光路変更手段を配設する必要がある
ことから撮影照度が低下してしまうという不具合もあっ
た。
【0007】本発明の目的は、上述した問題点を解決
し、簡単な構成により撮影者が意図する構図をリモコン
装置より制御し、決定することのできるリモコン位置追
従カメラを提供することである。
し、簡単な構成により撮影者が意図する構図をリモコン
装置より制御し、決定することのできるリモコン位置追
従カメラを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のリモコン位置追
従カメラは、リモートコントロール信号発生手段を持つ
リモコン装置と、光軸可動体に設けられたリモートコン
トロール信号の受信部と、該受信部の出力に基づいて出
力信号の信号レベルがピーク値を含む所定範囲内になる
ように上記光軸可動体の光軸角度を駆動制御する駆動制
御手段とを有することを特徴とする。
従カメラは、リモートコントロール信号発生手段を持つ
リモコン装置と、光軸可動体に設けられたリモートコン
トロール信号の受信部と、該受信部の出力に基づいて出
力信号の信号レベルがピーク値を含む所定範囲内になる
ように上記光軸可動体の光軸角度を駆動制御する駆動制
御手段とを有することを特徴とする。
【0009】
【作用】上記光軸可動体を上記受信部の出力に基づいて
出力信号の信号レベルがピーク値を含む所定範囲内にな
るように回動制御する。
出力信号の信号レベルがピーク値を含む所定範囲内にな
るように回動制御する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を用いて説
明する。図1は、本発明の一実施例を示すリモコン位置
追従カメラであるカメラ一体型ビデオとリモコン送信器
の制御部の主要ブロック構成図である。本実施例のカメ
ラにおいて、水平軸(X軸)と垂直軸(Y軸)の2軸回
りに回動可能に支持された光軸可動体のレンズ鏡筒10
2(図3参照)の光軸O方向の制御は、発光素子225
を持つリモコン装置であるリモコン送信器211より射
出されるリモコン送信光LR がリモコン受光センサ21
2に取り込まれ、カメラ制御部210により制御され
る。そして、レンズ鏡筒102がリモコン送信器211
の送信光の射出される方向に位置するように回動駆動せ
しめるようリモコン位置追従動作が可能である。
明する。図1は、本発明の一実施例を示すリモコン位置
追従カメラであるカメラ一体型ビデオとリモコン送信器
の制御部の主要ブロック構成図である。本実施例のカメ
ラにおいて、水平軸(X軸)と垂直軸(Y軸)の2軸回
りに回動可能に支持された光軸可動体のレンズ鏡筒10
2(図3参照)の光軸O方向の制御は、発光素子225
を持つリモコン装置であるリモコン送信器211より射
出されるリモコン送信光LR がリモコン受光センサ21
2に取り込まれ、カメラ制御部210により制御され
る。そして、レンズ鏡筒102がリモコン送信器211
の送信光の射出される方向に位置するように回動駆動せ
しめるようリモコン位置追従動作が可能である。
【0011】そして、上記制御部210は、光軸可動体
であるレンズ鏡筒102(図3参照)を有するカメラか
ら離れた場所にて撮影を開始する場合には、上記リモコ
ン送信器211からのリモコン光LR を受信するリモコ
ン受光センサ212と、上記リモコンセンサ信号をリモ
コンコードに変換してCPU215に出力する波形整形
回路213と,上記リモコン受光センサ212の信号レ
ベルのピーク値を保持するピークホールド回路(以下、
P/H回路と記載する)214と、ピークホールド値を
A/D変換するためのA/D変換機能を持ち、このA/
D変換された値によりリモコン方向にカメラの光軸可動
体である上記レンズ鏡筒102の光軸Oの方向を制御す
る駆動制御手段を内蔵するCPU215と,上記鏡筒1
02の光軸O方向の回動駆動制御用であって、後述する
X軸モータ217用のX軸モータドライバ216、およ
び、Y軸モータ219用のY軸モータドライバ218
と、上記ドライバ信号により駆動される上記X軸モータ
217、および、Y軸モータ219と後述するカメラの
光軸O方向を変化させる鏡筒駆動機構から主に構成され
る。
であるレンズ鏡筒102(図3参照)を有するカメラか
ら離れた場所にて撮影を開始する場合には、上記リモコ
ン送信器211からのリモコン光LR を受信するリモコ
ン受光センサ212と、上記リモコンセンサ信号をリモ
コンコードに変換してCPU215に出力する波形整形
回路213と,上記リモコン受光センサ212の信号レ
ベルのピーク値を保持するピークホールド回路(以下、
P/H回路と記載する)214と、ピークホールド値を
A/D変換するためのA/D変換機能を持ち、このA/
D変換された値によりリモコン方向にカメラの光軸可動
体である上記レンズ鏡筒102の光軸Oの方向を制御す
る駆動制御手段を内蔵するCPU215と,上記鏡筒1
02の光軸O方向の回動駆動制御用であって、後述する
X軸モータ217用のX軸モータドライバ216、およ
び、Y軸モータ219用のY軸モータドライバ218
と、上記ドライバ信号により駆動される上記X軸モータ
217、および、Y軸モータ219と後述するカメラの
光軸O方向を変化させる鏡筒駆動機構から主に構成され
る。
【0012】なお、上記駆動用のモータ217,219
の回転に伴うX軸,Y軸の回動位置信号は、X軸,Y軸
位置センサ出力としてCPU215に取り込まれる。ま
た、上記駆動用のモータ217,219は、必ずしも電
動モータである必要はなく、圧電アクチュエ−タ等であ
ってもよい。
の回転に伴うX軸,Y軸の回動位置信号は、X軸,Y軸
位置センサ出力としてCPU215に取り込まれる。ま
た、上記駆動用のモータ217,219は、必ずしも電
動モータである必要はなく、圧電アクチュエ−タ等であ
ってもよい。
【0013】図2は、上記リモコン送信器211の外観
の斜視図である。このリモコン送信器211は、カメラ
本体に対して着脱自在に取り付けられており、リモコン
を用いた撮影を行うとき、該リモコン211をカメラ本
体から取り外して、該カメラの遠隔操作を行う。
の斜視図である。このリモコン送信器211は、カメラ
本体に対して着脱自在に取り付けられており、リモコン
を用いた撮影を行うとき、該リモコン211をカメラ本
体から取り外して、該カメラの遠隔操作を行う。
【0014】上記リモコン送信器211に配設されるリ
モコンキーは、スタート(以下、STARTと記載す
る)キー220と,方向指定キー221〜224により
構成される。上記STARTキー220は、撮影開始を
指示するキーであり、更に、前記レンズ鏡筒102の光
軸O方向移動中に撮影可能とするモードと、該移動中に
撮影を不可能とするモードとを選択する選択手段として
も作用する。方向指定キー221〜224は、予め撮影
者がカメラの上記光軸Oを向けたい方向、例えば、撮影
者の動作方向を選択するキーであって、221はX軸の
左方向指定キー,222はY軸の下方向指定キー,22
3はX軸の右方向指定キー,224はY軸の上方向指定
キーとする。また、リモコン送信器211の前面には赤
外光であるリモコン光LR を発光する素子であって、リ
モートコントロール信号発生手段である赤外光の発光素
子225が配設されている。
モコンキーは、スタート(以下、STARTと記載す
る)キー220と,方向指定キー221〜224により
構成される。上記STARTキー220は、撮影開始を
指示するキーであり、更に、前記レンズ鏡筒102の光
軸O方向移動中に撮影可能とするモードと、該移動中に
撮影を不可能とするモードとを選択する選択手段として
も作用する。方向指定キー221〜224は、予め撮影
者がカメラの上記光軸Oを向けたい方向、例えば、撮影
者の動作方向を選択するキーであって、221はX軸の
左方向指定キー,222はY軸の下方向指定キー,22
3はX軸の右方向指定キー,224はY軸の上方向指定
キーとする。また、リモコン送信器211の前面には赤
外光であるリモコン光LR を発光する素子であって、リ
モートコントロール信号発生手段である赤外光の発光素
子225が配設されている。
【0015】図3は、上記カメラの光軸可動体であるレ
ンズ鏡筒を駆動する鏡筒駆動機構の要部斜視図である。
上記鏡筒駆動機構は、光軸可動体である鏡筒102を球
面部103を介して、2組のX軸回動伝達部104,Y
軸回動伝達部105により2方向θx、θyに回動する
機構である。
ンズ鏡筒を駆動する鏡筒駆動機構の要部斜視図である。
上記鏡筒駆動機構は、光軸可動体である鏡筒102を球
面部103を介して、2組のX軸回動伝達部104,Y
軸回動伝達部105により2方向θx、θyに回動する
機構である。
【0016】該機構の主要構成としては、上記球面部1
03、および、光軸O方向と平行に延出するガイド溝1
03aと有し、更に、レンズ101の光軸Oの通る点G
を中心として、水平,垂直軸X,Y回りに回動自在に支
持され、また、その後部に撮像素子CCD209、前部
に撮影レンズ101がそれぞれ配設されている鏡筒10
2と、球面部103に略点接触の関係で各々接して、変
位を与えるべく転接して所定の方向にそれぞれ回動駆動
する光軸変更手段であるX,Y軸回動伝達部104,1
05と、光軸Oの回りの回動を規制(以下、ローリング
規制と称する)する運動規制部であって、上記ガイド溝
103aに摺動自在に嵌入する円柱状の回動規制ピン1
10と、上記球面部103の下面側の受け部となる、光
軸方向の移動を規制する2つの球状受け部材108a,
108bと、上記球面部103の側面側の受け部となる
球状受け部材109とにより構成される。
03、および、光軸O方向と平行に延出するガイド溝1
03aと有し、更に、レンズ101の光軸Oの通る点G
を中心として、水平,垂直軸X,Y回りに回動自在に支
持され、また、その後部に撮像素子CCD209、前部
に撮影レンズ101がそれぞれ配設されている鏡筒10
2と、球面部103に略点接触の関係で各々接して、変
位を与えるべく転接して所定の方向にそれぞれ回動駆動
する光軸変更手段であるX,Y軸回動伝達部104,1
05と、光軸Oの回りの回動を規制(以下、ローリング
規制と称する)する運動規制部であって、上記ガイド溝
103aに摺動自在に嵌入する円柱状の回動規制ピン1
10と、上記球面部103の下面側の受け部となる、光
軸方向の移動を規制する2つの球状受け部材108a,
108bと、上記球面部103の側面側の受け部となる
球状受け部材109とにより構成される。
【0017】なお、図4の駆動機構の側面図に示すよう
に回動の中立状態にあっては、上記光軸OはZ軸と一致
している。駆動軸104a,105aを持つ上記X軸回
動伝達部104,Y軸回動伝達部105は、表面が摩擦
部材で構成される球状回転体の部材で構成されており、
X軸回動駆動用モ−タ217、および、Y軸回動駆動用
モ−タ219にて、ギヤーボックスXA 106a,XB
106b、および、ギヤーボックスYA 107a,YB
107bを介してそれぞれ駆動される。そして、上記鏡
筒102を水平,垂直回動方向θx,θy に駆動する。
同時に、上記X軸回動伝達部104,Y軸回動伝達部1
05は、球面部103を介して鏡筒102の水平,垂直
方向であるX,Y軸方向の位置規制も行う。
に回動の中立状態にあっては、上記光軸OはZ軸と一致
している。駆動軸104a,105aを持つ上記X軸回
動伝達部104,Y軸回動伝達部105は、表面が摩擦
部材で構成される球状回転体の部材で構成されており、
X軸回動駆動用モ−タ217、および、Y軸回動駆動用
モ−タ219にて、ギヤーボックスXA 106a,XB
106b、および、ギヤーボックスYA 107a,YB
107bを介してそれぞれ駆動される。そして、上記鏡
筒102を水平,垂直回動方向θx,θy に駆動する。
同時に、上記X軸回動伝達部104,Y軸回動伝達部1
05は、球面部103を介して鏡筒102の水平,垂直
方向であるX,Y軸方向の位置規制も行う。
【0018】また、上記鏡筒102の前面下部には前記
リモコン受光センサ212が固着されており、更に、鏡
筒102の前面上部にロックオン表示LED122が固
着されている。このロックオン表示LED122は、鏡
筒の光軸駆動制御が終了したか、また、駆動中か、また
は、制御不可能状態かを報知するものである。
リモコン受光センサ212が固着されており、更に、鏡
筒102の前面上部にロックオン表示LED122が固
着されている。このロックオン表示LED122は、鏡
筒の光軸駆動制御が終了したか、また、駆動中か、また
は、制御不可能状態かを報知するものである。
【0019】次に、以上のように構成された本実施例の
カメラのリモコン位置追従動作の概略について説明す
る。据え置かれたカメラに対して、あらかじめカメラの
鏡筒102の撮影方向を撮影者が認識しておき、取り外
したリモコン送信器211を上記撮影方向の位置からリ
モコン発光LR を上記鏡筒102に向けて送信する。カ
メラ側は、上記送信信号を取り込み、各種のリモコン制
御動作を実行する。
カメラのリモコン位置追従動作の概略について説明す
る。据え置かれたカメラに対して、あらかじめカメラの
鏡筒102の撮影方向を撮影者が認識しておき、取り外
したリモコン送信器211を上記撮影方向の位置からリ
モコン発光LR を上記鏡筒102に向けて送信する。カ
メラ側は、上記送信信号を取り込み、各種のリモコン制
御動作を実行する。
【0020】そして、上記リモコン送信器211により
カメラの光軸移動時、即ち、光軸移動体である鏡筒10
2を上記リモコン送信器211により回動して撮影を実
行しているとき、その撮影を中止したい場合には、リモ
コン方向指定キー221〜224の何れかとSTART
キー220を同時に押し続ける。また、カメラの光軸移
動中に撮影を連続して行いたい場合には、方向指定キー
221〜224のみ押し続ける。この操作によりリモコ
ン発光部の発光素子225からは、リモコン光LR が発
光され、カメラに配設されたリモコン受光センサ212
によりその光強度に比例した出力電流信号が出力され、
CPU215でA/D変換される。上記A/D変換値に
基づいて、該センサ212の出力電流で示される光強度
のピーク値を含む、ある許容範囲R(図8参照)に入る
まで鏡筒102を回動駆動する。
カメラの光軸移動時、即ち、光軸移動体である鏡筒10
2を上記リモコン送信器211により回動して撮影を実
行しているとき、その撮影を中止したい場合には、リモ
コン方向指定キー221〜224の何れかとSTART
キー220を同時に押し続ける。また、カメラの光軸移
動中に撮影を連続して行いたい場合には、方向指定キー
221〜224のみ押し続ける。この操作によりリモコ
ン発光部の発光素子225からは、リモコン光LR が発
光され、カメラに配設されたリモコン受光センサ212
によりその光強度に比例した出力電流信号が出力され、
CPU215でA/D変換される。上記A/D変換値に
基づいて、該センサ212の出力電流で示される光強度
のピーク値を含む、ある許容範囲R(図8参照)に入る
まで鏡筒102を回動駆動する。
【0021】上記の駆動動作により光強度のピーク値を
含むある許容範囲Rに入ったとき、ロックオン表示LE
D122を点灯させ撮影者に知らせる。また、X,Y軸
回動伝達部104,105が駆動中であるとき、上記ロ
ックオン表示LED122を点滅させ、動作中であるこ
とを撮影者に知らせる。撮影者が位置する方向、従っ
て、リモコン光LR の発光方向にカメラの撮影範囲が自
動的に設定される。但し、鏡筒102がある設定限界値
まで移動してもピーク値を含むある許容範囲R内に鏡筒
の光軸移動制御ができない場合には、上記ロックオン表
示LED122を長時間点滅させる。
含むある許容範囲Rに入ったとき、ロックオン表示LE
D122を点灯させ撮影者に知らせる。また、X,Y軸
回動伝達部104,105が駆動中であるとき、上記ロ
ックオン表示LED122を点滅させ、動作中であるこ
とを撮影者に知らせる。撮影者が位置する方向、従っ
て、リモコン光LR の発光方向にカメラの撮影範囲が自
動的に設定される。但し、鏡筒102がある設定限界値
まで移動してもピーク値を含むある許容範囲R内に鏡筒
の光軸移動制御ができない場合には、上記ロックオン表
示LED122を長時間点滅させる。
【0022】上記動作について図1のブロック構成図等
を用いて、詳しく説明すると、例えば、カメラを据え置
いた状態にて撮影を行うとき、撮影者自身も被写体にな
りたいと望む場合は、撮影者があらかじめカメラの光軸
方向を目視で認識しておく。そして、撮影者は、まず、
上記カメラから取り外したリモコン送信器221をもっ
て、カメラの光軸方向近傍に位置し、該リモコン送信器
221上に配設されている方向指定キー221,22
2,223,224のいずれかを選択し押し続ける。こ
の時、リモコン光LR を図1のカメラ側のリモコン受光
センサ212で受信する。この受信された信号は図1の
波形整形器213とP/H回路214に入力される。
を用いて、詳しく説明すると、例えば、カメラを据え置
いた状態にて撮影を行うとき、撮影者自身も被写体にな
りたいと望む場合は、撮影者があらかじめカメラの光軸
方向を目視で認識しておく。そして、撮影者は、まず、
上記カメラから取り外したリモコン送信器221をもっ
て、カメラの光軸方向近傍に位置し、該リモコン送信器
221上に配設されている方向指定キー221,22
2,223,224のいずれかを選択し押し続ける。こ
の時、リモコン光LR を図1のカメラ側のリモコン受光
センサ212で受信する。この受信された信号は図1の
波形整形器213とP/H回路214に入力される。
【0023】上記波形整形器213で波形整形された信
号は、電圧0V,5Vのいずれかの信号列であるリモコ
ンコード信号となる。なお、このリモコンコードは、一
般的にメーカコードと命令コードが一つのデータとして
取り扱われるもので、メーカのコードと、且つ、装置コ
ードが合致した場合、初めて命令コードとして有効とな
る。なお、この判別処理は、後述のフローチャートでは
特に示されないが、以後の動作説明においては、このメ
ーカコードと装置コードが一致していると判別された後
の処理として説明する。
号は、電圧0V,5Vのいずれかの信号列であるリモコ
ンコード信号となる。なお、このリモコンコードは、一
般的にメーカコードと命令コードが一つのデータとして
取り扱われるもので、メーカのコードと、且つ、装置コ
ードが合致した場合、初めて命令コードとして有効とな
る。なお、この判別処理は、後述のフローチャートでは
特に示されないが、以後の動作説明においては、このメ
ーカコードと装置コードが一致していると判別された後
の処理として説明する。
【0024】一方、P/H回路214を経た信号は、リ
モコン受信電圧信号としてCPU215に入力される。
CPU215の内部では、上記信号をA/D変換し、例
えば8ビットの2値化コードとして量子化される。この
後、後述の演算方法にて回動量に換算され、X軸または
Y軸ドライバ216,217に駆動信号として出力され
る。この出力された信号に基づいてX,Y軸のモータ2
17,219を駆動する。このとき、モータの動作量を
監視するセンサ(図示せず)信号をCPU215に取り
込み、鏡筒102の位置が所定のリミット値以内である
かどうかを監視する。もし、リミット値に達していれ
ば、モータの動作を停止する。上記モータ駆動に対して
図3のX,Y軸回転伝達部104,105が回転し、鏡
筒102がX、Y軸にそれぞれ独立して回動される。
モコン受信電圧信号としてCPU215に入力される。
CPU215の内部では、上記信号をA/D変換し、例
えば8ビットの2値化コードとして量子化される。この
後、後述の演算方法にて回動量に換算され、X軸または
Y軸ドライバ216,217に駆動信号として出力され
る。この出力された信号に基づいてX,Y軸のモータ2
17,219を駆動する。このとき、モータの動作量を
監視するセンサ(図示せず)信号をCPU215に取り
込み、鏡筒102の位置が所定のリミット値以内である
かどうかを監視する。もし、リミット値に達していれ
ば、モータの動作を停止する。上記モータ駆動に対して
図3のX,Y軸回転伝達部104,105が回転し、鏡
筒102がX、Y軸にそれぞれ独立して回動される。
【0025】次に、本発明の基本となるリモコン送信器
211の送信用発光素子225の発光光束パターンとリ
モコン受光センサ212の出力との関係について説明す
る。図5は、リモコン送信器211の赤外光発光素子2
25の発光光束パターンと光強度との関係を示す図であ
る。該リモコン送信用発光素子225は、その発光光束
LR は上記図5に示すように略楕円形に広がる。その照
射位置に対する光強度は、X軸方向の光強度分布がSX
、Y軸方向の光強度分布がSY となり、それぞれ略ガ
ウス分布関数的な関係を持つことが一般的である。従っ
て、ある位置における光強度は、上記X軸上のある点の
光強度,Y軸上のある点の光強度を加算した関数で示さ
れ、図中、中心OL にいくに従って光強度は極端に大き
くなる。
211の送信用発光素子225の発光光束パターンとリ
モコン受光センサ212の出力との関係について説明す
る。図5は、リモコン送信器211の赤外光発光素子2
25の発光光束パターンと光強度との関係を示す図であ
る。該リモコン送信用発光素子225は、その発光光束
LR は上記図5に示すように略楕円形に広がる。その照
射位置に対する光強度は、X軸方向の光強度分布がSX
、Y軸方向の光強度分布がSY となり、それぞれ略ガ
ウス分布関数的な関係を持つことが一般的である。従っ
て、ある位置における光強度は、上記X軸上のある点の
光強度,Y軸上のある点の光強度を加算した関数で示さ
れ、図中、中心OL にいくに従って光強度は極端に大き
くなる。
【0026】図6は、リモコン受光センサ212に適用
する受光素子の入射光量に対する出力電流の関係を表す
図である。本図に示すように入射光量と該受光素子の出
力電流の関係は略比例関係にある。但し、入射光の無い
場合においても僅かな暗電流が流れる。
する受光素子の入射光量に対する出力電流の関係を表す
図である。本図に示すように入射光量と該受光素子の出
力電流の関係は略比例関係にある。但し、入射光の無い
場合においても僅かな暗電流が流れる。
【0027】図7は、リモコン受光センサ212の受光
素子中心軸に対してリモコン送信部211の発光素子2
25がずれたときのリモコン発光光束LR とリモコン受
光センサ212の位置関係を示す図であって、図7の
(A)がリモコン受光センサ212の中心軸に対して寸
法+AYだけずれたときの位置関係を示し、同様にリモ
コン受光センサ212の中心軸に対してリモコン送信部
211の発光素子225が略同一線上にある状態を図7
の(B)に示す。また、同様にリモコン受光センサ21
2の中心軸に対してリモコン発光素子225が寸法−C
Yだけずれたときの状態を図7の(C)に示す。これら
の図7の(A),(B),(C)のリモコン受光センサ
212の出力値の変化を示す図が図8である。
素子中心軸に対してリモコン送信部211の発光素子2
25がずれたときのリモコン発光光束LR とリモコン受
光センサ212の位置関係を示す図であって、図7の
(A)がリモコン受光センサ212の中心軸に対して寸
法+AYだけずれたときの位置関係を示し、同様にリモ
コン受光センサ212の中心軸に対してリモコン送信部
211の発光素子225が略同一線上にある状態を図7
の(B)に示す。また、同様にリモコン受光センサ21
2の中心軸に対してリモコン発光素子225が寸法−C
Yだけずれたときの状態を図7の(C)に示す。これら
の図7の(A),(B),(C)のリモコン受光センサ
212の出力値の変化を示す図が図8である。
【0028】前記図5に示されるようにX,Y軸に対す
る光強度の変化の関係より、上記図8に示されるセンサ
212中心軸からのズレ量に対する該センサ212の出
力電流は、曲線的に変化する。なお、図8では、上記図
7の(B)のずれ量がない状態の出力電流をIB で示
し、また、図7の(A)、または、(C)の状態は、ず
れ量が寸法AY、または、−CYであるときの出力電流
をそれぞれIA ,IC で示している。なお、図8に示す
中央位置近傍の許容範囲Rは、前記鏡筒102がある設
定限界値対応するピーク値を含む範囲である。
る光強度の変化の関係より、上記図8に示されるセンサ
212中心軸からのズレ量に対する該センサ212の出
力電流は、曲線的に変化する。なお、図8では、上記図
7の(B)のずれ量がない状態の出力電流をIB で示
し、また、図7の(A)、または、(C)の状態は、ず
れ量が寸法AY、または、−CYであるときの出力電流
をそれぞれIA ,IC で示している。なお、図8に示す
中央位置近傍の許容範囲Rは、前記鏡筒102がある設
定限界値対応するピーク値を含む範囲である。
【0029】次に、本実施例のカメラにおけるリモコン
位置追従処理について図9,10,11のフローチャー
トにより説明する。カメラからリモコン送信器211を
取り外すと、カメラ内のCPU215により自動的にリ
モコン位置追従モードにより設定される。このモード設
定処理のステップは上記図9には示していない。上記モ
ード設定後、まず、ステップS10で、リモコン送信器
211から発信されるリモコン光LR の発光信号が受信
されているかどうかを判別する。
位置追従処理について図9,10,11のフローチャー
トにより説明する。カメラからリモコン送信器211を
取り外すと、カメラ内のCPU215により自動的にリ
モコン位置追従モードにより設定される。このモード設
定処理のステップは上記図9には示していない。上記モ
ード設定後、まず、ステップS10で、リモコン送信器
211から発信されるリモコン光LR の発光信号が受信
されているかどうかを判別する。
【0030】もし、リモコン光LR の信号が受信されて
いない場合には、最初のステップS10に戻る。リモコ
ン光LR による送信信号が受信がなされた場合には、該
信号に含まれるメーカ番号,装置ナンバ等をチェックす
る。本カメラ対応の送信器211からのリモコン光LR
の信号であることが確認されると(図示せず)、ステッ
プS11でロックオンフラグをオフにする。次に、ステ
ップS12でリモコン内のSTARTキー220が押さ
れているかどうかをリモコン光LR によりチェックす
る。もし、STARTキー220が押されていれば、ス
テップS13により録画スタンバイモード動作を行う。
この処理の詳細な動作説明は略す。その後、接続点J1
を介して図10のステップS14に進む。
いない場合には、最初のステップS10に戻る。リモコ
ン光LR による送信信号が受信がなされた場合には、該
信号に含まれるメーカ番号,装置ナンバ等をチェックす
る。本カメラ対応の送信器211からのリモコン光LR
の信号であることが確認されると(図示せず)、ステッ
プS11でロックオンフラグをオフにする。次に、ステ
ップS12でリモコン内のSTARTキー220が押さ
れているかどうかをリモコン光LR によりチェックす
る。もし、STARTキー220が押されていれば、ス
テップS13により録画スタンバイモード動作を行う。
この処理の詳細な動作説明は略す。その後、接続点J1
を介して図10のステップS14に進む。
【0031】また、上記ステップS12で、リモコン送
信器211のSTARTキー220が押されていないと
判別された場合、ステップS13を行わなず、直接、上
記図10のステップS14にジャンプする。次に、上記
ステップS14では、ロックオンフラグがオフであるか
どうかを判別する。もし、ロックオンフラグがオフであ
れば、ステップS15へ、オンであればステップS31
にジャンプする。
信器211のSTARTキー220が押されていないと
判別された場合、ステップS13を行わなず、直接、上
記図10のステップS14にジャンプする。次に、上記
ステップS14では、ロックオンフラグがオフであるか
どうかを判別する。もし、ロックオンフラグがオフであ
れば、ステップS15へ、オンであればステップS31
にジャンプする。
【0032】上記ステップS15に進んだ場合、ロック
オンLED122を点滅させる。ステップS16でリモ
コン光LR 信号レベルのA/D変換を行う。また、ステ
ップS17でCPU215のRAM内部に記憶された旧
A/D変換値を同RAM内部に記憶された新A/D変換
値に更新する(バッファ処理)。そして、ステップS1
8でCPU215内部の上記新A/D変換値として今回
A/D変換した値を記憶する。ステップS19にてCP
U215内部のRAM内部の新A/D変換値から旧A/
D変換値を減算し、その結果の値をCPU215内部の
RAM内部に変数「ADSUB」として記憶する。
オンLED122を点滅させる。ステップS16でリモ
コン光LR 信号レベルのA/D変換を行う。また、ステ
ップS17でCPU215のRAM内部に記憶された旧
A/D変換値を同RAM内部に記憶された新A/D変換
値に更新する(バッファ処理)。そして、ステップS1
8でCPU215内部の上記新A/D変換値として今回
A/D変換した値を記憶する。ステップS19にてCP
U215内部のRAM内部の新A/D変換値から旧A/
D変換値を減算し、その結果の値をCPU215内部の
RAM内部に変数「ADSUB」として記憶する。
【0033】次に、ステップS20で、変数「ADSU
B」の絶対値が許容範囲R内にあるかどうかの判定を行
う。上記許容範囲Rは、前述したように図8に図示した
リモコン送信器リモコン光LR の光軸のレンズ鏡筒10
2の受光センサ212のズレ量の許容範囲Rである。も
し、|変数ADSUB|>許容範囲Rである場合には、
接続点J2 を介して図11のステップS21に進む。ま
た、|変数ADSUB|<または=許容範囲Rである場
合には、後述するステップS31に進む。
B」の絶対値が許容範囲R内にあるかどうかの判定を行
う。上記許容範囲Rは、前述したように図8に図示した
リモコン送信器リモコン光LR の光軸のレンズ鏡筒10
2の受光センサ212のズレ量の許容範囲Rである。も
し、|変数ADSUB|>許容範囲Rである場合には、
接続点J2 を介して図11のステップS21に進む。ま
た、|変数ADSUB|<または=許容範囲Rである場
合には、後述するステップS31に進む。
【0034】上記図11のステップS21においては、
押圧されている方向指定キーがX軸方向の指定キー22
1,223であるかどうかをリモコン送信信号により判
別する。もし、上記X軸方向指定キーの221,223
がオンであれば、ステップS22に進む。該キーがオフ
であり、更に、Y軸方向指定キーの222,224がオ
ンであれば、ステップS27にそれぞれ進む。
押圧されている方向指定キーがX軸方向の指定キー22
1,223であるかどうかをリモコン送信信号により判
別する。もし、上記X軸方向指定キーの221,223
がオンであれば、ステップS22に進む。該キーがオフ
であり、更に、Y軸方向指定キーの222,224がオ
ンであれば、ステップS27にそれぞれ進む。
【0035】上記ステップS22では、鏡筒102のX
軸方向回動角が光軸角度リミット値以内であるかどうか
を判定する。もし、範囲以内であれば、ステップS23
にてCPU215内部のRAM変数「ADSUB」が正
の数であるかどうかを判定する。もし、正の数であれ
ば、ステップS24でX軸駆動モータ217を+方向に
駆動する。正の数でなければ、ステップS25でX軸駆
動モータ217を−方向に駆動する。その後、前記接続
点J1 より図10のステップS14の判定処理に戻る。
また、上記ステップS22の判定処理でX軸回動角がリ
ミット値に達していれば、ステップS26に進み、駆動
モータ217を停止させ、前記ステップS14の判定処
理に戻る。
軸方向回動角が光軸角度リミット値以内であるかどうか
を判定する。もし、範囲以内であれば、ステップS23
にてCPU215内部のRAM変数「ADSUB」が正
の数であるかどうかを判定する。もし、正の数であれ
ば、ステップS24でX軸駆動モータ217を+方向に
駆動する。正の数でなければ、ステップS25でX軸駆
動モータ217を−方向に駆動する。その後、前記接続
点J1 より図10のステップS14の判定処理に戻る。
また、上記ステップS22の判定処理でX軸回動角がリ
ミット値に達していれば、ステップS26に進み、駆動
モータ217を停止させ、前記ステップS14の判定処
理に戻る。
【0036】また、上記ステップS27に進んだ場合、
Y軸回動角度がリミット値以内かどうかの判定を行う。
もし、Y軸回動角度がリミット値内であれば、ステップ
S28でCPU215内部のRAM変数「ADSUB」
が正の数かどうかの判定を行う。正の数であればステッ
プS29に進み、Y軸駆動モータ219を+方向に駆動
する。もし、正の数でなければ、ステップS30に進
み、Y軸駆動モータ219を−方向に駆動する。その
後、前記ステップS14の判定処理に戻る。上記ステッ
プS27の判定処理で、Y軸回動角度がリミット値外と
判定された場合、ステップS26に進み、駆動モータ2
19を停止させる。その後、前記ステップS14の判定
処理に戻る。
Y軸回動角度がリミット値以内かどうかの判定を行う。
もし、Y軸回動角度がリミット値内であれば、ステップ
S28でCPU215内部のRAM変数「ADSUB」
が正の数かどうかの判定を行う。正の数であればステッ
プS29に進み、Y軸駆動モータ219を+方向に駆動
する。もし、正の数でなければ、ステップS30に進
み、Y軸駆動モータ219を−方向に駆動する。その
後、前記ステップS14の判定処理に戻る。上記ステッ
プS27の判定処理で、Y軸回動角度がリミット値外と
判定された場合、ステップS26に進み、駆動モータ2
19を停止させる。その後、前記ステップS14の判定
処理に戻る。
【0037】前述したように図10のステップS20の
判定にて、|変数ADSUB|<または=許容範囲Rで
あると判定された場合にはステップS31に進むが、そ
こで、X,Y軸駆動モータ217,219を停止させ
る。次に、ステップS32で、ロックオンLED122
を点灯させる。そして、ステップS33でリモコン内の
STARTキー220を押しているかどうかの判定を行
う。もし、押圧されていれば、ステップS34でREC
動作、即ち、録画を開始する。もし、ステップS33の
判定でSTARTキー220が押圧されていないと判定
されれば、ステップS35にジャンプする。そして、ロ
ックオンフラグをオン状態とし、接続点J3 を介して図
9のステップS10に戻る。
判定にて、|変数ADSUB|<または=許容範囲Rで
あると判定された場合にはステップS31に進むが、そ
こで、X,Y軸駆動モータ217,219を停止させ
る。次に、ステップS32で、ロックオンLED122
を点灯させる。そして、ステップS33でリモコン内の
STARTキー220を押しているかどうかの判定を行
う。もし、押圧されていれば、ステップS34でREC
動作、即ち、録画を開始する。もし、ステップS33の
判定でSTARTキー220が押圧されていないと判定
されれば、ステップS35にジャンプする。そして、ロ
ックオンフラグをオン状態とし、接続点J3 を介して図
9のステップS10に戻る。
【0038】なお、カメラ側、または、リモコン送信器
211でレンズ鏡筒102の回動駆動中は撮影不可とす
る上記撮影不可能モードが選択されたときは、光軸移動
完了とともに録画を自動的に開始するようにCPU21
5により制御されるものとする。
211でレンズ鏡筒102の回動駆動中は撮影不可とす
る上記撮影不可能モードが選択されたときは、光軸移動
完了とともに録画を自動的に開始するようにCPU21
5により制御されるものとする。
【0039】以上の処理動作を行うことにより、撮影者
の意図する方向にレンズ鏡筒102の光軸Oを回動させ
て、撮影範囲をほぼ自動的に制御可能とする。なお、本
カメラのリモコン送信器211内にリセット(RESE
T)というキーを配して強制的に鏡筒102の回動位置
を原点であるZ軸上に戻すという機能を付加してもよ
い。
の意図する方向にレンズ鏡筒102の光軸Oを回動させ
て、撮影範囲をほぼ自動的に制御可能とする。なお、本
カメラのリモコン送信器211内にリセット(RESE
T)というキーを配して強制的に鏡筒102の回動位置
を原点であるZ軸上に戻すという機能を付加してもよ
い。
【0040】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のリモコ
ン位置追従カメラによれば、撮影者がリモコン装置を操
作することにより、リモコン装置からのコントロール信
号をカメラ側の受信部で受信する。そして、リモコン受
光光量を読み取り、リモコン光の方向に合致するよう
に、そのリモコン受光光量が最大、乃至は、設定許容範
囲内となる状態に、カメラの光軸を制御するものであ
る。
ン位置追従カメラによれば、撮影者がリモコン装置を操
作することにより、リモコン装置からのコントロール信
号をカメラ側の受信部で受信する。そして、リモコン受
光光量を読み取り、リモコン光の方向に合致するよう
に、そのリモコン受光光量が最大、乃至は、設定許容範
囲内となる状態に、カメラの光軸を制御するものであ
る。
【0041】従って、特殊な集光レンズや高価なPS
D、また、光路変更手段を配設する必要のなく、高精度
の組立が不要であって、小型化が可能な、しかも、低コ
ストのリモコン位置追従カメラを提供できる。
D、また、光路変更手段を配設する必要のなく、高精度
の組立が不要であって、小型化が可能な、しかも、低コ
ストのリモコン位置追従カメラを提供できる。
【図1】本発明の一実施例を示すリモコン位置追従カメ
ラであるカメラ一体型ビデオとリモコン送信器の制御部
の主要ブロック構成図。
ラであるカメラ一体型ビデオとリモコン送信器の制御部
の主要ブロック構成図。
【図2】上記図1のカメラのリモコン送信器の外観の斜
視図。
視図。
【図3】上記図1のカメラの鏡筒駆動機構の要部斜視
図。
図。
【図4】上記図1のカメラの鏡筒駆動機構の回動の中立
状態での側面図。
状態での側面図。
【図5】上記図1のカメラのリモコン送信器に適用され
る発光素子の発光光束パターンと光強度との関係を示す
図。
る発光素子の発光光束パターンと光強度との関係を示す
図。
【図6】上記図1のカメラのリモコン受光センサの受光
素子の入射光量に対する出力電流の関係を表す図。
素子の入射光量に対する出力電流の関係を表す図。
【図7】上記図1のカメラのリモコン送信器の発光素子
位置とリモコン受光素子の位置関係を示す図であって、
(A),(C)はそれぞれ中心がずれた状態を示し、
(B)は中心が一致した状態を示す。
位置とリモコン受光素子の位置関係を示す図であって、
(A),(C)はそれぞれ中心がずれた状態を示し、
(B)は中心が一致した状態を示す。
【図8】上記図1のカメラにおいて、上記図7の
(A),(B),(C)の状態でのリモコン受光センサ
の出力値の変化を示す図。
(A),(B),(C)の状態でのリモコン受光センサ
の出力値の変化を示す図。
【図9】上記図1のカメラにおけるリモコン位置追従処
理のフローチャートの一部。
理のフローチャートの一部。
【図10】上記図1のカメラにおけるリモコン位置追従
処理のフローチャートの一部。
処理のフローチャートの一部。
【図11】上記図1のカメラにおけるリモコン位置追従
処理のフローチャートの一部。
処理のフローチャートの一部。
211…………………リモコン送信器(リモコン装置) 212…………………リモコン受光センサ(受信部) 215…………………CPU(駆動制御手段) 225…………………発光素子(リモートコントロール
信号発生手段) R …………………許容範囲(所定範囲)
信号発生手段) R …………………許容範囲(所定範囲)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 清史 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 大住 良太 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】リモートコントロール信号発生手段を持つ
リモコン装置と、 光軸可動体に設けられたリモートコントロール信号の受
信部と、 該受信部の出力に基づいて出力信号の信号レベルがピー
ク値を含む所定範囲内になるように上記光軸可動体の光
軸角度を駆動制御する駆動制御手段と、 を有することを特徴とするリモコン位置追従カメラ。 - 【請求項2】上記光軸駆動制御が終了したか、または、
駆動中か、または、制御不可能状態かを報知する報知手
段を有することを特徴とする請求項1記載のリモコン位
置追従カメラ。 - 【請求項3】リモコン装置、または、カメラが上記光軸
駆動制御中に撮影可能であるモードと、撮影不可能であ
るモードを選択する選択手段を有し、リモコン装置、ま
たは、カメラで上記撮影不可能モードが選択されたとき
は、制御手段により光軸移動完了とともに録画を自動的
に開始することを特徴とする請求項1、または、請求項
2記載のリモコン位置追従カメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14945793A JPH0713234A (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | リモコン位置追従カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14945793A JPH0713234A (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | リモコン位置追従カメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0713234A true JPH0713234A (ja) | 1995-01-17 |
Family
ID=15475543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14945793A Withdrawn JPH0713234A (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | リモコン位置追従カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0713234A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8338944B2 (en) | 2009-03-26 | 2012-12-25 | Mitsubishi Electric Corporation | Semiconductor device, semiconductor module, radiating fin and fitting portions |
-
1993
- 1993-06-21 JP JP14945793A patent/JPH0713234A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8338944B2 (en) | 2009-03-26 | 2012-12-25 | Mitsubishi Electric Corporation | Semiconductor device, semiconductor module, radiating fin and fitting portions |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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