JPH07132280A - 揮発性物質の除去方法 - Google Patents

揮発性物質の除去方法

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JPH07132280A
JPH07132280A JP30587393A JP30587393A JPH07132280A JP H07132280 A JPH07132280 A JP H07132280A JP 30587393 A JP30587393 A JP 30587393A JP 30587393 A JP30587393 A JP 30587393A JP H07132280 A JPH07132280 A JP H07132280A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】小型で分離除去効率が高く、運転コストの低廉
な、被処理液からの揮発性物質の連続的除去処理方法を
開示する。 【構成】噴気ノズルが均圧室9を介して連通することに
より、揚水能力を揃えたエゼクターポンプP1〜P6を立
設して一連の流路をなすように連結し、被処理液(2
4)を、エゼクターポンプP1の吸入口に導入して気泡
と共に上昇させてから気液分離室5に導き、これを次の
エゼクターポンプP2の吸入口に導いて同様の処理を施
すことを、順次繰り返して、被処理液を、各エゼクター
ポンプにおいて気泡と接触させて、気泡中に揮発性物質
を蒸発移行させることを特徴とする、被処理液からの連
続的揮発性物質除去方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水中に含まれる揮発性
物質を除去する方法に関するもので、特に、水に溶存す
る有機塩素系溶剤の連続的な除去処理方法に関するもの
である。
【0002】
【従来技術】各種溶剤や洗浄剤として汎用されている塩
素置換炭化水素化合物は、分解が遅い上に毒性の強いも
のが多く、これらの化合物を溶存する水は、河川に放流
されると、生活用水を脅かし、又、地下に浸透して、地
下水の汚染原因となる。洗浄排水や飲料水等に溶存する
1,1,1−トリクロロエタン、トリクロロエチレン、
テトラクロロエチレン、塩化メチレン等の揮発性物質の
除去方法としては、被処理液を曝気塔に収容して、曝気
塔の下部から空気を送り込み、気流によって、被処理液
を撹拌して、空気と被処理液とを接触させ、これらの揮
発性物質を空気中に蒸発移行させることが主として行わ
れている。
【0003】このような曝気処理にも、バッチ処理方式
と連続処理方式のものがあり、前者は、処理に時間がか
かる欠点があり、後者は、曝気槽を流れる被処理液と空
気との接触効率が低下する欠点がある。このような不満
を解決するものとして、例えば、実開昭63−5498
8号公報には、曝気槽内を縦方向の複数の隔壁で仕切
り、曝気槽内を一側から他側に流れる被処理液を、この
隔壁の上下に、交互に設けた開口を通過させることによ
り、被処理液が上下に蛇行しながら流れるようにして、
気液の接触効率の向上をはかるものが、又、特開平1−
281192公報には、一対の曝気塔の上部を越流管で
連通し、被処理液を一方の曝気塔の下部から流入させ
て、越流管を通して他方の曝気塔に流し込み、夫々の曝
気塔の下部から空気を噴出させて曝気処理を行うことに
より気液の接触効率を高める方法が、夫々開示されてい
る。これらの装置において、処理能力を高めるために
は、曝気槽や曝気塔を大型化すると共に送気圧力を高く
して大量の空気を送り込む以外に方法がなく、必然的
に、大型の送気手段を必要とし、大きな設置スペースや
ランニングコストの上昇を招くなどの欠点があった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、このような現状に鑑み、小型
で分離除去効率が高く、運転コストの低廉な、被処理液
からの揮発性物質の連続的除去処理方法を開示すること
を目的としている。
【0005】
【発明の構成】本発明の第一の要旨は、複数のエゼクタ
ーポンプを準備し、揮発性物質を含む被処理液を、一つ
のエゼクターポンプの吸入口に導入して該エゼクターポ
ンプ中を気泡と共に上昇させてから気液分離した後、こ
の被処理液を次のエゼクターポンプの吸入口に導いて同
様の処理を施すことを、前記複数のエゼクターポンプに
ついて順次繰り返すことにより、被処理液を、前記複数
のエゼクターポンプから成る一連の流路を連続的に通過
させ、各エゼクターポンプにおいて被処理液と接触する
気泡中に揮発性物質を蒸発移行させることを特徴とす
る、被処理液からの揮発性物質の連続的除去処理方法に
ある。
【0006】本発明の第二の要旨は、ほぼ同一の揚程を
備えた複数のエゼクターポンプをほぼ同一の高さに立設
して、揮発性物質を含む被処理液を、任意の一つのエゼ
クターポンプの吸入口に導入して該エゼクターポンプの
揚水筒中を気泡と共に上昇させて、該エゼクターポンプ
の上部に設けた気液分離室において気液分離した後、該
気液分離室と次のエゼクターポンプ下部の吸入口とを連
通する下降流路を通して、被処理液を次のエゼクターポ
ンプに導く工程を、前記複数のエゼクターポンプについ
て、順次繰り返して、被処理液を前記下降流路によって
結合された前記複数のエゼクターポンプから成る一連の
被処理液流路を連続的に通過させることにより、被処理
液と接触する気泡中に揮発性物質を蒸発移行させること
を特徴とする、被処理液からの揮発性物質の連続的除去
処理方法にある。
【0007】本発明の第三の要旨は、上記第二要旨にお
いて規定される処理方法において、複数のエゼクターポ
ンプの夫々が、下端付近に吸入口が開口する揚水筒と、
該揚水筒内下部において上方に向けて空気を噴出する噴
気ノズルと、揚水筒の上部開口を囲んで設けられた気液
分離室とを有し、噴気ノズルの夫々は、気流分配室を介
して送気源に連結すると同時に、均圧室にも連結されて
いることにより、互いに連通して、ほぼ等しい圧力で空
気流を噴出させることを特徴とする揮発性物質の連続的
除去処理方法にある。
【0008】
【実施例】本発明方法を図面を参照しながら詳細に説明
する。図1は、本願方法を実施するための装置の一例
で、図1において、高さを揃えて立設された複数(図で
は6基)のエゼクターポンプP1〜P6のそれぞれは、図
2に示すように、下端に閉塞部2aを有する等長の円筒
管から成る揚水筒2と、前記閉塞部2aを貫通して、揚
水筒2の下部中心付近に開口し、上方に向けて空気を噴
射する噴気ノズル3と、該噴気ノズル3のノズル開口3
aより下方の揚水筒壁面に開口する吸入口4とを備えて
いる。
【0009】揚水筒の上端開口2bを囲んで、該開口2
bから溢流する被処理液を一時的に貯留する気液分離室
5が形成されている。気液分離室5の上方は、大気に開
放されており、その底面には、排水口5aが開口してい
る。この排水口5aは、隣に設けられた他のエゼクター
ポンプPの吸入口4に、ホースから成る被処理液の下降
流路6によって接続される。一方、噴気ノズル3の揚水
筒閉塞部2aからの突出部は、T字管をなし、その一方
の開口部は、空気流入口3bとして、送気管7aを介し
て気流分配室8に連通しており、この気流分配室8は、
エゼクターポンプPより上方に設けた送気源としての1
基のブロア10に接続している。
【0010】T字管のもう一方の開口部3cは、ホース
7bを介して、各エゼクターポンプP1〜P6より下方に
設けられた均圧室9に接続している。気流分配室8及び
均圧室9は、その容積は別として、構造的には近似して
おり、両者は、夫々、密閉管に、エゼクターポンプPの
数と同じ数のホース接続口8a、…,9a、…を有し、
更に、気流分配室8は、接続管8bにより、ブロア10
に接続され、均圧室9は、その一端に設けた接続口9b
において、圧力設定器12に接続されている。
【0011】圧力設定器12は、接続口9b側が最も低
くなるように、若干水平位置より傾けて設けた均圧室内
の圧力を所定の圧力に保つためのもので、接続口9bに
一端で接続して、一旦、均圧室9より下方に下がった後
屈曲して上方に立ち上げたU字管から成り、このU字管
内に被処理液を満たすことにより、均圧室9の接続口9
bを封止する。12aは、このU字管の途中から側方に
分岐して、均圧室9より下方に設けた被処理液槽20に
接続する分岐管から成る逃し管で、均圧室9内の圧力の
上昇に伴ってU字管内を上昇する封止液を被処理液槽2
0に戻す役割を果たす。
【0012】この圧力設定器12には、又、その最下部
から、下方に分岐して、常時閉の電磁弁31を介して被
処理液槽に連結する戻し管13が設けられている。被処
理液槽20内は、洗浄水等の被処理液が流入する入り口
21に臨んで設けられた沈殿室22と、この沈殿室22
と越流壁23によって隔てられた貯留室24とに分画さ
れている。入り口21から入った被処理液は、入り口2
1と越流壁23との間を隔てて垂下する邪魔板25によ
り、その流勢を収めて沈殿物を分離し、水位の上昇に伴
って邪魔板下端と沈殿室底部との間の間隙を通って上昇
し、越流壁23の上縁から貯留室24内に越流する。
【0013】貯留室24の側壁下部とエゼクターポンプ
1の吸入口4とは、被処理液の供給管15によって連
結されており、この供給管15には、又、送液ポンプ3
0と流量調整器32とが介設されている。33は、リリ
ーフ弁である。このようにして、被処理液槽20から供
給管15を経てエゼクターポンプP1に至り、次いでホ
ースから成る下降流路6、…によって互いに連結された
エゼクターポンプP1からP6に至る一連の被処理液流路
が形成される。最後のエゼクターポンプP6の気液分離
室の水を導くホース6aは、処理済み液の排出路となる
ものである。
【0014】このような構成の装置を用いて、被処理液
としての有機塩素系溶剤を溶存する洗浄排水から、これ
ら揮発性溶剤を除去する工程を以下に説明する。ブロア
10及び送液ポンプ30のスイッチが投入されると、貯
留槽24の被処理液は、ポンプ30により汲み上げられ
エゼクターポンプP1の吸入口4から、流量調整器32
によって規定される極めて低い送水圧で、揚水筒2に入
る。一方、ブロアから気流分配室8を経て、各送気管7
aに分流する空気は、各噴気ノズル3から、圧力調整器
12及び空の揚水筒内を通って上部に抜ける。
【0015】したがって、均圧室9内の静圧は、大気圧
に近い低い圧力であるので、エゼクターポンプP1内に
入った水は、ノズル開口3aから均圧室9内に流下し、
更に、圧力調整器12のU字管内に入る。それによっ
て、圧力調整器12は、被処理液が封止液35となって
U字管をシールするので、均圧室9内の気圧は高まり、
エゼクターポンプP1の噴気ノズルから空気が噴出され
るようになり、被処理液は、揚水筒2中を上昇する。揚
水筒上部の気液分離室5に到達した被処理液は、ここで
混在する気泡を大気に放出し、下降流路6から隣接のエ
ゼクターポンプP2の吸入口4に至り、揚水筒2内に入
り、噴気ノズル3のエゼクター作用により、揚水筒内を
気泡と共に上昇して、気液分離室5に汲み上げられる。
【0016】同様の動作が、末端に位置するエゼクター
ポンプP6まで繰り返されると、貯留槽24からエゼク
ターポンプP6に至る一連の流路には、被処理液が満た
されて、均圧室9内の気圧Hは、ブロア送風圧に対応し
た一定値となり定常状態となる。被処理液は、この一連
の流路を上昇下降を繰り返して流れる際に、揮発成分を
気泡中に放出し、最終のエゼクターポンプP6を出たと
きは、殆ど、揮発性物質を含まない。この定常状態にお
ける運転時に、噴気ノズル付近における水圧と均圧室内
の気圧Hとがほぼバランスするように、揚水筒2、…の
高さが定められている。流量調整器32は、エゼクター
ポンプPの揚水能力にほぼ見合った量の被処理液を吸入
口4に送るためのもので、流量調整弁でもよいし、単に
流路を所定の径に絞ったものでもよい。又、送液ポンプ
30のみで、送液量を調節してもよい。
【0017】かくして、揚水筒2内の被処理液に向けて
噴出する空気は、極めて低圧に保たれているにも拘わら
ず、均圧室9の存在により、夫々の噴気ノズルの噴出圧
が均衡するので、各エゼクターポンプの揚水能力も均衡
し、各エゼクターポンプ列は、被処理液の流れを停滞さ
せることなく、一連の流路として作用する。被処理液
は、揚水筒2内において、噴気ノズルからの気泡と混合
して上昇する際、気泡側へ、溶存する揮発性溶剤を蒸発
移行させる。したがって、エゼクターポンプP1からP6
へと、エゼクターポンプを順次経過する毎に、被処理液
からの揮発性物質の除去率が高まる。
【0018】40は、揚水筒中における気液の接触効率
を向上させるために、揚水筒内に挿入された充填部材
で、揚水筒2の内径にほぼ等しいリング41内に、該リ
ング内を通過する流体に旋回力を付勢するためのプロペ
ラ翼42を設けたものから成る。この充填部材40を、
揚水筒2内に挿入して積み重ねる際、旋回方向が互いに
逆の充填部材を交互に積み重ねることにより、更に、接
触効率が向上する。このようにして、最終のエゼクター
ポンプP6を経た被処理液は、揮発性溶剤をほとんど含
まない状態で、排出される。
【0019】装置の運転をやめる場合は、ブロア10及
び送液ポンプ30の通電を停止すると、それに連動し
て、戻し管13に介設されている電磁弁31が開く。す
ると、圧力調整器12内の封止液35は、戻し管13を
通って貯留槽24にもどり、均圧室9が大気に開放され
るので、各エゼクターポンプP1〜P6中の残留液は、ノ
ズルから均圧室に流下し、更に戻し管13から貯留槽2
4内に戻る。したがって、エゼクターポンプ内には、殆
ど被処理液は残らない。50は、凍結防止用ヒータで、
寒冷地において、取り付け使用すれば、装置の凍結の恐
れは全くなくなる。
【0020】
【効果】揮発性物質の曝気による除去方法は、水中に溶
存する微量成分の空気による抽出操作であるが、この抽
出操作を一定量の空気で行う場合、用いる空気量を小分
けにして、抽出操作を何度も繰り返す程、抽出効率が向
上することは、よく知られている。本願方法は、この原
理に基づいて、多数のエゼクターポンプを並設し、被処
理液が、各エゼクターポンプを移動する度に、抽出操作
が繰り返されて、連続的に揮発性物質の除去がなされる
ことにより、より少ない送風量で、極めて効率の高い揮
発性物質の除去操作を連続的に行うことができる。した
がって、それに伴う装置やランニングコストを低廉に抑
えることができる。
【0021】また、均圧室と圧力調整器の存在により、
各噴気ノズルの噴気圧は、揚水筒の水が噴気ノズル内に
逆流しない程度の極めて低い状態に、安定的に設定する
ことができるので、被処理液の揚水筒内の平均滞在時間
が長くなり、更に、噴気ノズルからの気泡も、大きな気
泡を間欠的に近い状態で放出できるので、これが気液に
おいて通過抵抗を異にする充填部材の存在とあいまっ
て、上昇液流の上昇速度や方向を乱して、両者の接触機
会と接触時間とを多くし、除去効率に大きく貢献してい
る。ちなみに、本発明者の実験によれば、上記実施例装
置において、テトラクロロエチレン150mg/リット
ルの水溶液(10℃)を浄化し、排水口45において採
取した処理液の濃度は、0.018mg/リットルであ
った。又、1100mg/リットルのトリクロロエチレ
ン水溶液を同様にして浄化処理し、排水口で採取した処
理済み液の濃度は、0.027mg/リットルであっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる除去装置の一実施例を示す説明
図である。
【図2】図1の装置のエゼクターポンプの構造を示す説
明図である。
【符号の説明】
P エゼクターポンプ 2 揚水筒 3 噴気ノズル 5 気液分離室 6 下降流路 8 気流分配室 9 均圧室 10 ブロア 12 圧力調整器 13 戻し管 24 被処理液の貯留槽 30 送液ポンプ 32 流量調整器 35 封止液

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のエゼクターポンプを立設し、揮発性
    物質を含む被処理液を、一つのエゼクターポンプの吸入
    口に導入して該エゼクターポンプ中を気泡と共に上昇さ
    せてから気液分離した後、この被処理液を次のエゼクタ
    ーポンプの吸入口に導いて同様の処理を施すことを、前
    記複数のエゼクターポンプについて順次繰り返すことに
    より、被処理液を、前記複数のエゼクターポンプから成
    る一連の流路を連続的に通過させ、各エゼクターポンプ
    において被処理液と接触する気泡中に揮発性物質を蒸発
    移行させることを特徴とする、被処理液からの連続的揮
    発性物質除去方法。
  2. 【請求項2】ほぼ同一の揚程を備えた複数のエゼクター
    ポンプをほぼ同一の高さに立設して、揮発性物質を含む
    被処理液を、任意の一つのエゼクターポンプの吸入口に
    導入して該エゼクターポンプの揚水筒中を気泡と共に上
    昇させて、該エゼクターポンプの上部に設けた気液分離
    室において気液分離した後、該気液分離室と次のエゼク
    ターポンプ下部の吸入口とを連通する下降流路を通し
    て、被処理液を次のエゼクターポンプに導く工程を、前
    記複数のエゼクターポンプについて、順次繰り返して、
    被処理液を前記下降流路によって連結された前記複数の
    エゼクターポンプから成る一連の被処理液流路を連続的
    に通過させることにより、被処理液と接触する気泡中に
    揮発性物質を蒸発移行させることを特徴とする、被処理
    液からの連続的揮発性物質除去方法。
  3. 【請求項3】複数のエゼクターポンプの夫々が、下端付
    近に吸入口が開口する揚水筒と、該揚水筒内下部におい
    て上方に向けて空気を噴出する噴気ノズルと、揚水筒の
    上部開口を囲んで設けられた気液分離室とを有し、噴気
    ノズルの夫々は、気流分配室を介して送気源に連結する
    と共に、均圧室に連結されていることにより、互いに連
    通し、ほぼ等しい圧力で気流を噴出することによって、
    ほぼ同一の揚程が得られるように構成されている請求項
    2の揮発性物質除去方法。
  4. 【請求項4】揚水筒中に、通過する流体に旋回性を付与
    する充填部材が充填されており、揚水筒中を上昇する
    気、液流が、右旋回性と左旋回性とを交互に付与されつ
    つ上昇する請求項2又は3のいずれかに記載の揮発性物
    質除去方法。
  5. 【請求項5】エゼクターポンプの作動について、均圧室
    の静圧とノズル先端付近の水圧とをほぼ均衡させること
    により、ノズルから気泡を間欠放出して、気液の接触効
    果を高めることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに
    記載の揮発性物質除去方法。
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