JPH07131933A - 多レベル電気出力送給装置及びこれを備えた車両 - Google Patents

多レベル電気出力送給装置及びこれを備えた車両

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JPH07131933A
JPH07131933A JP5250868A JP25086893A JPH07131933A JP H07131933 A JPH07131933 A JP H07131933A JP 5250868 A JP5250868 A JP 5250868A JP 25086893 A JP25086893 A JP 25086893A JP H07131933 A JPH07131933 A JP H07131933A
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JP
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voltage
level
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electrical output
circuit state
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JP5250868A
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English (en)
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A Hotsufusutain Peter
ピーター・エー・ホッフスタイン
Yuzuru Uehara
譲 上原
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IMRA America Inc
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IMRA America Inc
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Publication date
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  • Secondary Cells (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】各負荷に適した多レベルの電圧を供給可能と
し、高電圧駆動要素の負荷電流による電力損失を軽減す
る。 【構成】本発明の基本構成は、第1レベルの電圧を出力
する直流電源100と、第1レベルの電圧よりも大きい
第2レベルの電圧へ第1レベルの電圧を増加させる電圧
逓倍器とを具備し、電圧逓倍器は、直流電源の第1レベ
ルの電圧と第2レベルの電圧とをそれぞれの低電圧駆動
要素及び高電圧駆動要素へ送給するスイッチング手段
と、該スイッチング手段によって切換接続されるコンデ
ンサ等の蓄電素子150,160或いはバッテリ、セル
等の電圧蓄電素子を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の電気系統に多レ
ベルの電圧を効率よく送給する多レベル電気出力送給装
置及びこれを備えた車両に関し、とりわけ、排気系統に
触媒コンバータを備えた内燃機関を有する車両におい
て、寒冷若しくは低温始動時の排気物の低減作用に寄与
するものである。
【0002】
【従来の技術】車両の排出物基準はますます厳格になっ
て来ている。近い将来、特にカリフォルニアにおいて施
行される基準を満足させるには排出物を相当減らす必要
がある。これには寒冷若しくは低温状態から内燃機関を
始動させる時の排出物を減らすことも含んでいる。触媒
コンバータは触媒が所定の作動温度に達するまで充分な
量の排出物を除去できないので、寒冷若しくは低温状態
から内燃機関を始動させる時の排出物の低減は極めて難
しいとされている。
【0003】これらの問題を克服するために、触媒を所
謂“超断熱”することが提案されている。しかしなが
ら、この方法は、始動と始動の間に触媒コンバータを熱
くしておくために超断熱することは実用的でない。点火
の前に燃焼させた燃料によって触媒を加熱することも提
案されている。これも実用的でなく、超断熱と始動前の
燃料燃焼は排出物を余計増加させる結果を招いている。
【0004】他の解決方法は、電気抵抗ヒータを使って
触媒を予熱することである。しかしながら、これを実行
すれば他の問題が出てくる。その問題の幾つかは様々な
論文、例えばW. Whittenらによる”電気加熱された触媒
システムを有する20のユーザー車両による実験、パー
ト1”というS.A.E.ペーパー920722の12
3頁から131頁(SAE1992)に述べられてい
る。これらの問題のうちで、車両を始動させる前に電気
加熱触媒(EHC) が予熱するのを運転者が待てる時間
は略5秒程が限界であるということである。すなわち、
EHCに電力を供給するためのシステムは短時間に大電
圧を供給できなければならないということを意味する。
このように高出力を要することは、当然バッテリの寿命
に影響する。
【0005】具体的に、触媒が作動する温度は、350
°であり、始動時、機関が有効に発火するまでに上記温
度に低温触媒床を加熱しなければならない。このための
熱量は、EHCの質量によってほぼ14から40Kジュ
ールが要求される。車両を始動させる前に上記熱量を与
えなくてはならないので、搭載バッテリ又は専用バッテ
リは、例えば5秒間10ボルト(つまり5000ワッ
ト)で500アンペア供給しなくてはならない。触媒の
基板質量を減らすことや直接排出ガス加熱を使うことに
よって電圧の必要条件に関して最近改良がなされた。し
かしながらヒータ電圧の必要条件に関して改良がなされ
たとしても車両の電気系統へ要求されることは残る。
【0006】すなわち、自動車用バッテリは始動のため
に、断続的に300から400アンペア消費される。こ
のようなバッテリは普通3年から4年もつ。触媒加熱は
始動運転の度にさらに400から500アンペアの消費
を課すためバッテリの寿命が例えば6か月程度と大変短
くなってしまう。EHCシステムは、又、高電流制御ス
イッチやケーブルも必要とする。最小限の損失で500
アンペアもの電流を確実に伝導することは難しい。例え
ば、5ミリオーム(.005Ohm)の総抵抗を有するシス
テムは500アンペア負荷電流で2.5ボルトの電圧降
下があり、1250ワットのI2 R(電力)損失をもた
らす。さらに、スイッチ又は接続機構及び高電流ケーブ
ルとの必要な相互接続を長期間信頼するとまた別の問題
が生じる。
【0007】EHCヒータを高電圧駆動することは電流
流出、信頼性や効率を良くする。車両で利用できる標準
12ボルトを越えたEHC電圧専用の高電圧を使うこと
による利点は以下の比較表で明らかである。 一般に、自動車搭載バッテリでは、500アンペアの負
荷電流で、2ボルトの内部電圧降下を示す。システム効
率は1−I2 R /IV(電力損失/システム電力)とし
て定義される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】今日、電力供給は、電
力供給が必要とされる箇所毎に相応の電圧を出力して行
う。例えば車両において、12ボルトのバッテリは照明
用ライト、リヤウインド用電気加熱素子、ラジオ、或い
は始動モーター等の搭載装置に電力供給をする。これら
の負荷は車両の機能がより複雑になるに従って更に増加
する傾向にある。
【0009】しかしながら、従来の電力供給システムで
は、バッテリから取出される単一の出力電圧を全ての負
荷に共通に供給しているため、上述した触媒コンバータ
の予熱器のように高電圧で駆動しなければならない要素
(以下、高電圧駆動要素と言う)にも、ラジオ等の比較
的低電圧が駆動される要素(以下、低電圧駆動要素とい
う)にも共通にバッテリの出力電圧が供給され、車両に
おける電気系統の損失を増大させるという問題がある。
【0010】本発明は、各負荷に適した多レベルの電圧
を供給可能な電力供給システムの実現を解決すべき課題
とする。また、本発明は、高電圧駆動要素の負荷電流に
よる電力損失を軽減し、高効率の電力供給システムの実
現を解決すべき課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1発明は、車両に搭載
され第1レベルの電圧を出力する電圧源と、該電圧源に
接続され前記第1レベルの電圧に基づき該第1レベルの
電圧より大きな第2レベルの電圧を発生して高電圧駆動
要素に供給する電圧逓倍器とを具備し、該電圧逓倍器
は、複数の蓄電素子と、これら蓄電素子が前記電圧源に
それぞれ並列に接続される第1の回路状態と、前記蓄電
素子がそれぞれ直列に接続されて前記高電圧駆動要素に
接続される第2の回路状態とに選択的に切換え動作する
スイッチング手段とを包含したものである。
【0012】本第2発明は、低電圧駆動要素と高電圧駆
動要素とからなる多負荷に電力を供給する装置であっ
て、複数の蓄電素子を含む蓄電手段と、該蓄電手段を少
なくとも第1の回路状態及び第2の回路状態に設定し、
前記第1の回路状態では前記負荷の前記低電圧駆動要素
へ第1レベルの電圧を送給し、前記第2の回路状態では
前記低電圧駆動要素への前記第1レベルの電圧の送給を
維持しつつ、前記負荷の前記高電圧駆動要素へ第2レベ
ルの電圧を送給するスイッチング手段とを具備する。
【0013】本第3発明は、内燃機関と、該内燃機関に
結合されたオルタネータ及び該オルタネータによって充
電されるバッテリを含む電気装置と、点火操作に応答し
て前記内燃機関を始動すべく前記電気装置と内燃機関と
の間に構成された点火装置と、前記内燃機関からの排気
ガスを浄化する触媒コンバータ及びその予熱器が装着さ
れた排気装置とからなる車両において、前記電気装置
が、前記バッテリからの電圧を第1レベルの電圧として
保持し、前記第1レベルの電圧を逓倍した第2レベルの
電圧を前記触媒コンバータの予熱器に供給する電圧逓倍
器を具備する車両である。
【0014】好適な態様において、高電圧駆動要素は自
動車用触媒コンバータのための予熱器からなることもあ
り、その場合には機関点火操作に応じて制御信号が生じ
る。電圧源は車両バッテリ或いはオルタネータでよい。
蓄電素子はバッテリセル等の電圧蓄電素子、コンデンサ
あるいは組合せでよい。前記スイッチング手段は、複数
組のスイッチ接点を含んでもよく、それぞれの蓄電素子
に一組づつで、各々の組は第1接点、第2接点及び第3
接点からなり、各組において第1接点と第2接点が接続
した時には、電圧源からの電圧は並列に蓄電素子に記憶
され、第2接点と第3接点が互いに接続した時には、蓄
電装置は第2レベルの電圧で直列の高電圧駆動要素へ電
圧を放電する。これらのスイッチング手段は小型の転極
器として作られると都合がよい。電圧逓倍器は複数の固
体化されたスイッチからなることもある。
【0015】触媒コンバータの予熱器が使われる時、触
媒が所定の温度に達するまでエンジン点火を無効にする
手段を本発明の装置が含むのが好都合である。本装置は
又触媒の温度を測定する手段を含んでもよく、そこで触
媒が所定の温度に達したことを温度測定手段が示すまで
エンジン点火を無効にするための温度測定手段にエンジ
ン点火を無効にする手段は対応する。
【0016】本第4発明は、車両搭載の直流電源から第
1レベルの電圧を低電圧駆動要素に供給するステップ
と、該第1レベル直流電圧よりも大きい第2レベルの電
圧へ第1レベルの電圧を増加させるステップとからなる
ことからなる車両における高電圧駆動要素に電圧を供給
する方法である。
【0017】
【作用】本第1発明のスイッチング手段は、第1の回路
状態において、各並列な例えば複数の蓄電素子の直列回
路を電圧源に並列に接続する。この時、電圧源からの第
1レベルの電圧が蓄電素子の直列回路に充電される。次
に、スイッチング手段が、第2の回路状態に設定する
と、複数の蓄電素子による直列回路の組が高電圧駆動要
素に直列に接続され、複数の蓄電素子の各充電電圧が第
2レベルの高電圧に逓倍されて高電圧駆動要素に供給さ
れる。
【0018】本第2発明は、上記蓄電素子を化学的なバ
ッテリセルに代えたもので、本第2発明は車両の電気装
置に採用して、多レベルの電気出力を低電圧駆動要素及
び高電圧駆動要素からなる各負荷に送給することができ
る。本第3発明は、内燃機関を有する車両において触媒
コンバータのための触媒の予熱器へ電圧を供給するため
にも使われる。すなわち、機関始動前には、複数の蓄電
素子がバッテリに並列に接続された充電状態(第1の回
路状態)になっており、機関始動操作の直後、スイッチ
ング手段が第1の回路状態から第2ま回路状態に一時的
に変化して各蓄電素子がすべて直列となる高電圧を触媒
コンバータの予熱器に印加えることができる。予熱器等
のように始動時にだけ高電圧を必要とする高電圧駆動要
素の低電圧駆動への切換えをスイッチング手段の切換で
兼用している。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、各負
荷に応じた多レベルの電圧を発生して、それぞれ必要時
に各負荷に送給することができ、高電圧駆動要素を高電
圧で駆動するので、負荷電流が小さくなり、電力損失が
少ない車両の電気装置となる。また、機関始動前に、充
電されている複数の蓄電素子を、機関始動操作の直後に
スイッチング手段で接続状態を切換ることにより、各直
列の状態に設定して一時的に高電圧を触媒コンバータの
予熱器に印加えることができる。始動時における排気ガ
スの浄化効果が高くなる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を図面を参照して詳細に説明す
る。図1は本発明に係る多レベル電気出力送給装置の基
本構成を示す。図1からわかるように、本発明の装置
は、直流電源100、DC−DC変換型の電圧逓倍器1
10及び負荷120を含む。図2は、電圧逓倍器110
の詳細な構成の一例を示す。図2に示されるように、電
圧逓倍器110は電流源130、スイッチング手段14
0及び少なくとも2つの電圧蓄電素子を含み、前記2つ
の蓄電素子はそれぞれ、図中では第1蓄電素子150及
び第2蓄電素子160と示される。
【0021】スイッチング手段140の目的は、図3a
に示されるように第1蓄電素子150及び第2蓄電素子
160が直流電源100と並列となる第1の回路状態と
図3bに示されるように第1蓄電素子150及び第2蓄
電素子160が負荷120と直列に接続される第2の回
路状態とに設定することある。前述したようなスイッチ
ング手段110を用いた実施例が図4aに示されてお
り、スイッチング手段110は、複数のスイッチ、第1
スイッチ180、第2スイッチ190、第3スイッチ2
00、第4スイッチ210及び第5スイッチ220から
構成される。スイッチには直流電源100との間に電流
源130が接続され、直流電源100からの電流は電流
源130よって電流制限を受けるようになっている。ス
イッチ180乃至220は、先ず、接続状態が図4aに
示されるように、第1、第2、第3蓄電素子150乃至
170が電流源130を経由して直流電源100と並列
に接続される第1の回路状態となる。次に、スイッチ1
80乃至220の接続状態は、図4bに示されるよう
に、蓄電素子150、160及び170が負荷120に
直列に接続された第2の回路状態となる。勿論、スイッ
チング手段110は機械的なスイッチに限定されるもの
ではない。例えば、電流が充分微量であるように設定さ
れているとき、いくつかもしくは全部のスイッチは図5
に示す一対のMOSFET230,240もしくはIG
BT等の半導体装置を用いることができる。
【0022】図6は本発明の装置をより具体的に示すも
のである。図6は直流電源100(この場合、バッテ
リ)、電流源の機能を果たす電流制限抵抗器130、コ
ンデンサの記号で示した蓄電素子150、160、17
0及び抵抗負荷の記号で示した負荷120を含む回路を
示している。なお、負荷120はEHCもしくは他の高
電圧駆動されるリヤウインドの加熱線路でよい。車両に
おいては、バッテリは一般的に12ボルトであるが、E
HCのような高電圧駆動要素が負荷となると、内部電圧
が2ボルト下がる。
【0023】スイッチ(180、190、200、21
0、220)は、例えば5PDT(5極2重投入)スイ
ッチで構成される。同スイッチが図4aに示されるよう
な接続状態とされる時、直流電源100は並列に接続さ
れた蓄電素子150、160及び170を充電する。同
スイッチが図4bに示されるような接続状態をとされる
時、蓄電素子150、160及び170は直列に接続さ
れ、負荷120への放電が行われる。
【0024】蓄電素子150、160及び170は極め
て高い電力を流すことができなくてはならず、また、適
正な出力密度を有さなくてはならない。上記したよう
に、蓄電素子150乃至170は、スーパーコンデンサ
を用いてもよい。例えば、NEC FEOH155Zの
ような一般的に入手可能な電気二重層のスーパーコンデ
ンサを直列もしくは並列に配列して高効率なEHCを6
秒未満加熱してもよい。約0.20inch3 per Farad-Vo
ltの出力密度では、10KJ電圧の3倍の電力供給は6
0ファラッド×3となり、12ボルトコンデンサは0.
25feet3 未満を占める。
【0025】現在、防衛目的に使用され、特にStra
tegic DefenceInitiativeの一
部として開発されるレールガンに利用されるコンデンサ
技術の進歩により、コンデンサーバンクに占められる容
積を減少することができるという可能性もでてきた。こ
ういった進歩的なコンデンサは現在、例えばPinnacle R
esearch Institute, Inc. (住所: 141-B Albright Wa
y, Los Gatos, CA 95030)により開発中である。これら
開発中のコンデンサに関しては概略的な情報のみしか手
に入らない。しかしながら、電極として活性木炭を用い
ずに代わりに何か酸化チタンから形成されるものを用い
ているようである。また、そのコンデンサは水溶性の電
解液を含み、また大きなプレート面積を持つらしい。こ
れらコンデンサは、それに係わる技術と同様、輸出規制
を受けており、その技術思想の多くが独占されている。
それにもかかわらず、これらコンデンサが一般的に自由
に入手可能となり、またコストが高くなければ、本発明
の装置中で充分その性能を発揮することと思われる。
【0026】コンデンサが直列に接続されると、電圧が
逓倍され、コンデンサバンクから5KW EHCに初期
負荷電流150アンペアで始動電圧33ボルトがかか
る。これを従来の11ボルトのときに必要な450アン
ペアと対照されたい。蓄電素子150乃至170に高ピ
ーク電流の電気化学蓄電池を使ってもよい。このタイプ
で一般的に入手可能なバッテリとしては、Gates Prisma
tic LeadAcid Battery25 Ah-BC 電池がある。これらの
バッテリを直列に接続すれば、36ボルトで5 KW
EHCに必要な加熱電流は140アンペアとなる。この
とき、バッテリは標準の12ボルトの車両供給から充電
される。蓄電素子150乃至170は、Yardney 製の製
品のような銀−亜鉛バッテリを使ってもよい。
【0027】もちろん、コンデンサもバッテリも一定時
間が過ぎると漏電する。そのため、充電が終わったら、
所謂“トップオフ”の状態のままにし、容量いっぱいの
状態を持続させる必要がある。車両の運転中、トップオ
フ電流はオルタネータから供給される。車両が停止して
いるときは車両バッテリからの周期的パルスによってト
ップオフ電流を供給してもよい。装置を車両バッテリに
接続したままにしておくことによって、連続的に発生す
る10〜20ミリアンペアのドレイン電流によってトッ
プオフ電流を持続させることも可能である。
【0028】負荷にかかる電圧の総量は総和時間電力放
電と等しく、即ち、放電曲線下の区域によって表示され
る。コンデンサは通常のべき指数の放電曲線をえがき、
バッテリは比較的一定割合で放電する。このように、印
加電圧の総量が同じならばコンデンサへのピーク放電電
流はバッテリへの放電電流と比べて大きい。一方、コン
デンサは本発明に使用されるようなバッテリと比較して
それほど高価ではなく、軽量で、またよりコンパクトで
ある。
【0029】逓倍された電圧における高ピーク電力が断
続的である必要があるため、まず蓄電素子150乃至1
70をより低い(システム)電圧源からより低い電流
で、また、負荷を経由した放電時間よりも長い時間充電
することが実用的である。その後、蓄電素子150乃至
170はより高い逓倍電圧(第2レベルの電圧)で、ま
たより短時間で、直列接続で負荷120を経由し、放電
される。図に示される電流抵抗器130を使ってこのよ
うな蓄電素子をゆっくり再充電してもよい。上記したよ
うにこれは図6に示すように充電を制限する抵抗でもよ
く、図6では抵抗器130がコンデンサを充電する電流
の制限を行う。
【0030】パルス幅を変調し、また損失のない半導体
スイッチを使って充電を規制することも可能であり、そ
こでは、半導体スイッチのデューティーサイクルが制御
され、電圧充電装置を充電する電流量を規制する。バッ
テリ充電の技術においては公知なように、バッテリを再
充電するには様々な方法がある。標準的な自動車では、
高電圧を使用しており、電流は初期においては高電流だ
がセルの電圧が低下するにしたがい、低下していく。比
較的高い初期の電流を制限するために、コンスタントに
電流の充電を行ってもよい。しかしながら、直流電源1
00がコンスタントな電流を供給するには一般的に種々
の抵抗直列パス素子を使うため、概して効率的にコンス
タントな充電を行うことは困難である。このような電流
抵抗器はもともと損失量が多く、それゆえ非効率的であ
る。
【0031】このような欠点を克服すべく、スイッチモ
ードを改良し、バッテリセル電圧の機能として充電電流
のパルス幅もしくはデューティーサイクルが変調される
定電流チャージャが開発されている。図7はこの種のチ
ャージャを示している。図にも示されるように、構成と
しては、変調パルス幅(PWM)コントローラ250及
び平均電圧検出器260が含まれる。PWMコントロー
ラ250は平均電圧検出器260で検出された結果に基
づいて充電された蓄電素子150乃至170の平均電圧
に従って出力パルス列のパルス幅を変える。このような
チャージャはChristie Electric Co. を含み数社から一
般的に入手可能である。デュティーサイクル及び時間平
均の電流量はバッテリセル電圧の機能として変調され
る。デューティーサイクル及び平均電流は、セルの新し
さ、古さ等による温度及びバッテリ容量の変化に適応す
るようにプログラムしてもよい。チャージャからの出力
電流の制御は一般的に飽和状態の固定されたスイッチ
(BJTもしくはFET)により微量の損失のみで行わ
れ、非常に効果的な充電を可能とする。
【0032】蓄電素子が同時というよりは連続的に充電
され、充電時間を延ばし、一度に流される電流量を減少
させる連続的な機械的スイッチ配列を用いることも可能
である。そのような構成の一実施例が図8に示されてお
り、ここではスイッチ180乃至220に相当するスイ
ッチ270乃至310が蓄電素子150乃至170を少
なくとも部分的に充電するように配置される。図8aの
後、図8bに示すように、スイッチ280が開かれ、2
90が直流電源100等に接続される。
【0033】直流電源100もしくは蓄電素子バンクか
ら得られる電圧は、本装置の性能を決定するうえで重要
なパラメータである。上記したように、12ボルトEH
Cシステムに関しては、極めて高い電流、すなわち、約
500アンペアのときのバッテリ内部電圧降下は少なく
とも約2ボルトであった。従って、1000ワット、す
なわち負荷に流れる総電力の約20パーセントの損失が
起こるのである。
【0034】そこで、本発明では、抵抗器20で蓄電素
子150乃至170への充電を制限することにより、1
2ボルトバッテリからの高ドレイン放電に関連した電圧
の低下を抑えることができる。実際には、低温始動時の
都合のよい時にオルタネータから蓄電素子バンクを約1
4.4ボルトまで充電してもよい。「トップオフ」電圧
と蓄電素子間の4.4ボルトの差(14.4ボルト−1
0.0ボルト)は不合理であると思われるが、蓄電素子
150乃至170として使用されるコンデンサバンクに
蓄電される電圧は(1/2)CV2 であるため、充電電
圧が僅かなながら上昇し、蓄電される電圧が100%以
上改良される。有効電圧の上記したような改良により、
EHC電力系統のコスト、サイズ及び重量の大幅な低減
が可能となった。
【0035】このように、充電の制御は、本発明の装置
において重要な役割を果たす。充電時間と放電時間が同
じならば、並列で充電し、直列で放電することはあまり
効率的ではない。しかしながら、車両の電気装置では、
一定時間を越えて充電し、必要なときにサージを運べる
状態に装置しておくことが可能である。例えば、本発明
の装置では、触媒コンバータの触媒を予熱する時、設計
パラメータとして、触媒は約3秒間予熱されると仮定す
る。また、装置が調節する低温始動の最短運転時間、す
なわち、最短充電時間を約10分間、すなわち600秒
と仮定する。これらの仮定のもとでは、充電時間と放電
時間の割合は約200:1である。従って、放電時間よ
りも長く充電することが可能である。また、平均放電量
を500アンペアと仮定すると、充電量はその量の1/
200、すなわち約2.5アンペアに制限できる。15
〜20パーセント喪失すると仮定すると、割り当てられ
た時間内にシステムを充電するのに必要な電流量は3ア
ンペア未満である。
【0036】図4a及び図4bの電圧逓倍器100は、
特に12ボルト供給源から30〜36ボルトの三倍電圧
から成る構造を示している。蓄電素子もしくはバッテリ
素子の内部インピーダンスは実質的に変化し、内部電圧
降下、回路損失、負荷にかかる実際の電圧を大幅に制御
できる。スイッチ及びシステムワイヤリングは放電回路
(一般的には160アンペア)を、損失を最小に抑えて
制御するようになっている。
【0037】電源の電圧を3倍にして電流及び脈流を3
倍低減させると、回路損失が低減し、コスト、スイッチ
の重量及びサイズ及びケーブル及び他の相互接続構成が
低減できる。本発明の範囲内にある適当な要素を用いれ
ば、同じ原理を電圧逓倍にあてはめることもできる。使
われるセルが1つか複数であるかに係わらず、効果的な
システムを行うには、安定した、少ない損失の高電流の
スイッチもしくは機械式スイッチが必要である。12ボ
ルト(もしくは24ボルト)のEHCシステムに関連し
た高電流には特別な注意を払う必要がある。付随する損
失は開始電流の二乗に関連しているため、電流及び接触
抵抗を低減させることは有効である。並列に接続された
いくつかの蓄電素子もしくはバッテリを充電し、それか
ら、直列で放電するのに必要な比較的複雑なスイッチ構
成の模範例が、図8a、8bに示されている。特殊な高
電流環状スイッチを用いてもよい。
【0038】図8a及び8bは図4a、4bの三接点ス
イッチが約15°離れて環状に形成された6極スイッチ
(転極器)を示している。図8a及び図8bにおける各
要素は、図1と同じ符号を付してある。図8a及び図8
bの転極器は、多端子、不静定の短絡片270、28
0、290、310及び320を用いて極めて高電流の
切換え操作を行うことができる。それぞれの短絡片27
0…は、蓄電素子150乃至170を充電(図4a、図
9aに示されるように並列接続)もしくは放電(図4
b、図9bに示されるように直列接続)するかによって
中間接触子を右側接触子もしくは左側接触子へそれぞれ
接続する。
【0039】短絡片270…は、15°の間隔をおいて
回転し、接続状態を変化させる。たとえば、図9a、図
9bでは、蓄電素子の接続を並列から直列へ(図9a→
図9b)変更するには、短絡片は右回りにに15°回転
する。同様に、接続を直列から並列に(図4b→図4
a)移行するには、短絡片は左回りに15°回転する。
図10a、10b及び10cはそれぞれ図9a及び9b
に示される実施例の平面図、側面図及び底面図である。
図10a、10b及び10cに図示されるシステムは4
00アンペアで確実に作動してもよく、外部接続を除い
て車両に利用可能な500mmdia. X 70mmの高
シリンダに適合することができる。スイッチの短絡片が
15°づつ移動し、また比較的質量が軽いため、図10
b及び10cに図示されるように永久磁石トルクモータ
330によりスイッチが直接操作できる。付随的な長所
として、早い短絡動作及び双安定操作があげられる。
【0040】図10a、10b及び10cに図示される
環状スイッチの基本的な形状は、モータ330として、
小型の直流永久磁石モータとともに小型のギア低減ドラ
イブを収納するようにしてもよい。多端子短絡片スイッ
チの基本的機構について、ミリオーム以下内でのスイッ
チ抵抗を測定したら、400アンペアで良好な結果が得
られた。図10aに図示されるように力を均等にするた
め、ショートした短絡片にそれぞればね負荷をかけなれ
ば、いずれのスイッチでもこの直径でよい性能を得るこ
とは難しい。
【0041】上記したように、電圧逓倍器の段階数を増
加し、総放電量が50アンペア範囲内(100ボルトヒ
ータ)にあれば、低コストのMOSFETもしくはIG
B(絶縁ゲートバイポラートランジスタ)スイッチを用
いて総合的に集積化されたスイッチを実現し、システム
の信頼性をより高めることができる。図11は上述した
信頼性を高めた本装置を自動車に搭載した場合の細部を
示す図である。図11で、破線で囲まれたブロックを示
す符号340は車両を示す。車両340は内燃機関35
0を含む。内燃機関350からの排気ガスは、触媒コン
バータ370を含む排気装置360により排出される。
触媒コンバータ370は、予熱器380及び触媒コンバ
ータ370内で触媒の温度検知を行う温度感知装置39
0(たとえば、熱電対)を備えており、触媒の温度を検
知することができる。車両340は内燃機関350と機
械的に結合されたオルタネータ410及びオルタネータ
の出力を整流する整流器420及び整流器420からの
電流により充電されるバッテリ430からなる電気装置
400と、前記排気装置360とを主に構成されてい
る。整流器420及びバッテリ430からの出力は、電
圧逓倍器110にも入力される。車両はまた、点火コン
トローラ440(当業者にとってはすでに公知であるキ
ーで操作可能なスイッチ等)及び一般的には始動するた
めに内燃機関350と結合可能であるスタータを含む点
火装置450を含む。
【0042】図11に示すシステムの全体制御は制御手
段460により実施される。この制御手段460には、
点火コントローラ440からの信号と温度センサ390
からの信号とが入力される。また制御手段460は、電
圧逓倍器110と点火装置450を制御するための信号
を出力として生成する。制御手段460の動作は、図1
2に示されるフローチャートで説明される。つまり、制
御手段460はまず運転者が点火コントローラ440の
始動キーを操作したか否かを検出する。始動キーが操作
されると、制御手段460は、触媒が温度センサ390
からの信号に基づき最少作動可能温度TD (触媒が作動
を開始可能な温度)を既に上回っているかどうかを判断
する。例えば制御手段460は、内燃機関350を始動
させるべく点火コイルに信号を送るが、この時、触媒温
度が最少作動可能温度TD より低い場合、制御手段46
0は既述した逓倍電圧(第2レベルの電圧)が予熱器3
80に供給されるように電圧逓倍器110にも信号を送
る。制御手段460は触媒の温度が最少作動温度を越え
るまでチェックする。触媒の温度が最少作動温度を越え
ると、制御手段460は電圧逓倍器110に予熱器38
0への電流の供給を止めるように指示し、点火コイルに
機関始動信号を送る。
【0043】制御手段460は、適切にプログラムされ
たマイクロプロセッサを使って構成したり、適切なスイ
ッチやゲートや増幅器などよりなる専用回路として構成
される。制御手段460の具体的な実施の詳細は、上記
の機能や作用を持った車両用の制御回路設計に携わる当
業者の技術範囲内であるように考慮される。これらの詳
細はここには示されていない。
【0044】電圧逓倍器110は、並列充電や直列放電
を行うためのスイッチングを配した蓄電素子に関連して
既述した。当業者にとって他の実施が可能なことは明ら
かである。例えば、電圧逓倍器110の他の可能な構成
は公知のコンバータや静止形インバーターである。この
ような構成は図13に示される。図13は、d.c.-d.c.
インバータで、標準の鉛蓄電池470からの12ボルト
が発振器制御のスイッチング配列480により交流電圧
に変換される。この交流電圧は変圧器490により増加
され、変圧器490の出力は整流器500により整流さ
れて本来の12ボルトより高い数値を持つ直流電圧に逓
倍する。このことは可能だが、このような静止形インバ
ータは通例80%程度の効果(これは本発明のような出
願における望ましさを限定するものである)しか示さな
いことを心に留めておかねばならない。
【0045】本発明の他の態様は多負荷駆動出力を生成
する装置と方法に関するものであり、図14から図18
に説明されている。多負荷駆動出力とは、本装置により
駆動される電気装置の一部としての負荷装置の電力消費
を担うために、多レベルの電気出力をいう。本発明に従
って設計された多レベル電気出力送給装置は自動車のよ
うな車両における負荷装置に限定するものではない。
【0046】図14は多負荷駆動出力を供給する本装置
を表す構成を示す。この図14では、比較的低い12V
の電圧出力を連続的に供給し、比較的高い36Vの電圧
出力を選択して供給することが望まれる。図14の電力
供給システム2は、例えば蓄電素子4のような電圧を蓄
電するための手段を含む。このバッテリ4は電池部6・
8・10のような複数の蓄電素子を含む。各々の電池部
6・8・10は、これら全てが同様の割合の電圧を有す
るならば、1つあるいはそれ以上の直列に接続されたセ
ルを含むことができる。電池部6はグラウンドノード1
4に接続された第1端子12と、コモンノード18に接
続された第2端子16を有する。第2電池部8と第3電
池部10は各々グラウンドノード14とコモンノード1
8の間に選択的に接続することができる。
【0047】電池部8と電池部10を、グラウンドノー
ド14とコモンノード18の間に選択的に接続するため
に、スイッチング装置20のようなスイッチング手段2
0が具備される。スイッチング手段20は、バッテリ4
に含まれる電池部の接続状態が多数のレベルの負荷駆動
出力を送出するように構成されている。上述したよう
に、図14の実施例は少なくとも12Vの電圧出力と3
6Vの電圧出力で表わされる2つのレベルを示してい
る。各電圧出力のレベルは、スイッチング手段20の接
続状態による。
【0048】図14の実施例において、スイッチング手
段20は、バッテリ4が第1の回路状態あるいは第2の
回路状態に切換え接続されるような複数のスイッチング
要素を含む。スイッチング手段20は、電池部8の第1
端子24とコモンノード18の間を接続する可動接片
(短絡片)22を含む。可動接片26は電池部8の第2
端子28とグラウンドノード14の間を接続する。第3
可動接片30は電池部10の第1端子32とコモンノー
ド18の間を接続する。第4可動接片34は電池部10
の第2端子36とグラウンドノード14の間を接続す
る。
【0049】スイッチング手段20の第1の回路状態
(以後、状態Aと言う)において、各可動接片は、電圧
出力ノード38から36Vの出力と第2電圧出力ノード
40から12Vの電圧出力を供給する状態Aに切換えら
れる。図14の実施例において、ノード38とノード4
0で表わされる2つのレベルの負荷駆動出力は、低電圧
駆動要素42と高電圧駆動要素441 を含む負荷を駆動
する。負荷の電圧電圧駆動要素は、例えば自動車のよう
な従来の車両に含まれる12Vの導線である(ヘッドラ
イト、ラジオなど)。負荷の高電圧駆動要素441 は、
例えばヒータ(車両のウインドーヒータなど)や触媒コ
ンバータの予熱器や機関始動モータである。
【0050】スイッチング手段20の状態Aにおいて、
バッテリ4の電池部6、8、10は図14の負荷抵抗R
L として示される高電圧駆動要素441 と直列に接続さ
れる。従ってこの状態は、高電圧が負荷抵抗RL に供給
されるような蓄電素子バンクの放電状態を表す。この状
態で、図14の12Vの導線で表わされる負荷の電圧電
圧駆動要素42は、バッテリ4の電池部6と直列な電圧
出力ノード40と接続される。
【0051】スイッチング手段20の第2の回路状態
(以後、状態Bと言う)において、スイッチング手段2
0の各可動接片は図14の実施例の状態Bでのノードに
接続される。この状態で、バッテリ4の各々の電池部
6、8、10は並列に接続される。各電池部6・8・1
0が直列配列から並列配列へと切り替わることによっ
て、電池部6・8・10の各電圧は等しくなる。その
後、全ての電池部の内部インピーダンスが等しいような
理想的なケースにおいて、等量の電流が各々の電池部か
ら電圧出力ノード40へと供給され、12Vの電圧出力
が負荷の低電圧駆動要素42へと供給される。図14よ
り明らかなように、スイッチング手段20が状態Bにあ
る時は、図14に示されるように、負荷の高電圧駆動要
素441 は開回路のままであり、従ってバッテリ4とは
接続されていない。このように、状態Bは、電圧が12
Vで低電圧駆動要素42へ供給されている間に各々の蓄
電素子バンクが再充電されるような充電配列を表してい
る。この動作中、図14の装置は、バッテリ4に含まれ
る各電池部の並列接続によって生じる全ての電力が、状
態Bにおける負荷の低電圧駆動要素42を駆動するため
に使われるようになっている。
【0052】充電されたバッテリ4の電圧を保持するた
めに、交流電力供給装置46を具備することができる。
図14に示されるように、交流電力供給装置46はオル
タネータ48と電力供給装置50を含む(電気モーター
やガソリン内燃機関など)。交流電力供給装置46は、
スイッチング手段20が状態Bである時に各々の電池部
6・8・10を再充電するために使われるように、電圧
出力ノード40とコモンノード18に直列に接続され
る。この状態Bにおいて、交流電力供給装置46は、負
荷の低電圧駆動要素42への12V線路へ電圧送給する
ために使うこともできる。状態Aにおいて、交流電力供
給装置46は電池部8、電池部10と接続されていない
が、電池部6を充電し負荷の低電圧駆動要素42を駆動
するために使うことができる。それに代わって、高電圧
駆動要素441 を駆動する時は、バッテリ4に含まれる
各電池部のいずれかあるいは全ての直列接続は、高電圧
駆動要素441 と直列に接続することができる。このよ
うに、12V電圧は、スイッチング手段20の配列とは
関係なく、常に負荷の低電圧駆動要素42に常に供給さ
れている。しかしながら、必要であれば(スイッチング
手段20が状態Aへ移行される時など)高電圧駆動要素
441 へ選択的に供給してもよい。
【0053】図14の装置はバッテリ4を含むものとし
て示されているが、バッテリ4を構成する各電池部は、
いずれかあるいは全てをコンデンサと置き換え可能なこ
とは当業者にとって明らかであろう。従って、バッテリ
4は全てのコンデンサあるいは電池とコンデンサの混成
となることがある。図16は、図14の装置機構構成を
示す上面図である。図16において、電力供給システム
2は36Vの出力を供給する高電圧出力ノード56と、
連続的に12Vの出力を供給する低電圧出力ノード40
を含むものとして示されている。高電圧出力ノード56
と低電圧出力ノード40に対するグラウンドノード14
は、図16において2つのグラウンドノード14として
示されている。図16の装置は、バッテリ4の複数のセ
ルを保持するプラスチックケーシングのようなケーシン
グ50を含むものとして示されている。図16に示され
る実施例の電池は、従来のいかなる電池やコンデンサを
用いることができる。
【0054】図17は図16の機構装置2の側面図であ
る。図17に示されているように、スイッチング手段2
0はケーシング50に含まれる電池より上に取り付ける
ことができる。グラウンドノード14は、例えば、スイ
ッチング装置20に取り付けられ、ケーシング50の頂
部から露出する金属の端子となりうる。図15は少なく
とも2つの多負荷出力を送給する実施例を示す。図15
において、図14の実施例と同様の要素には同一の符号
を付す。しかしながら、図15の実施例において、各々
の装置における増えた要素の数を表すために、バッテリ
4は52に変更され、スイッチング手段20は54に変
更され、低電圧駆動要素42と高電圧駆動要素44
2 (ノード56の60V出力として示される)を規定す
る。
【0055】図14のバッテリ4の電池部6・8・10
に加えて、図15の実施例のバッテリ52は、電池部5
8と60として示される蓄電素子を含む。同様に、図1
5の実施例のスイッチング手段54は、可動接片62・
64・66・68を含む。動作上、状態Aは,負荷の高
電圧駆動要素442 へ充電される60Vと負荷の低電圧
駆動要素42へ供給される12Vとなる。状態Bでは、
並列に接続されたバッテリ52に含まれる各々の電池部
と第2高電圧送給部442 とが閉回路となる。
【0056】状態Bで示される並列充電状態において、
12Vは各々の電池により負荷の低電圧駆動要素42へ
供給される。従って、図15の実施例は、どのような場
合にも必要とされるいくらかの及び/あるいは全てのレ
ベルの電圧供給出力に適用される電力を、本発明が供給
することができるケースを示している。単に蓄電素子に
蓄電素子(図1・図2の電池のような)を追加すること
によって、あるいはスイッチング手段に適切なスイッチ
を追加することによって、負荷駆動出力が本発明に従っ
て供給される。
【0057】図18は少なくとも3つの多負荷駆動出力
を供給する本発明の他の実施例である。図18の実施例
において、図14と図15の両方の実施例の電圧出力は
1つの電力供給システムによって生じる。図14と図1
5の実施例の電圧出力は図18の模範実施例に示されて
いるので、図1、図2と同様の図8のエレメントは同様
に名前を付けられる。図14と図15の実施例の両方の
第2高電圧駆動要素は図18の実施例に含まれているの
で、これら2つの比較的高い電圧駆動要素は、図14の
負荷と一致する441 と図15の高電圧駆動要素と一致
する442 とされる。図1と図2の12Vライン装備4
2は、図18では例証が容易なため抵抗負荷として示さ
れている。
【0058】図15の実施例に関連して図18の実施例
に重要なのは、スイッチング装置53とそれに含まれる
スイッチ70である。スイッチ70は負荷の高電圧駆動
要素441 と36Vの電圧出力ノード38の間に接続さ
れている。図18の出力ノード38は図14の実施例に
示されている出力ノード38と一致する。動作上、図1
8の実施例は負荷の低電圧駆動要素42に、12Vの電
圧出力を連続的に供給することができる。全てのスイッ
チ22・26・30・34・62・64・66・68が
状態Bにある時、電池部6・8・10・58・60は、
低電圧駆動要素42と並列に接続されている。それに代
わって、上述した全てのスイッチング要素が状態Aにあ
る時、バッテリ52の各電池部は、ノード38の36V
の電圧とノード56の60Vの電圧を充電するために、
直列に配列される。状態Bにおいて、スイッチ70はノ
ード38からの36Vの電圧レベルを導出し、この電圧
レベルを負荷の高電圧駆動要素441 に供給するため
に、選択的に作動させることができる。
【0059】上記に代わる実施例において、スイッチ2
2・26・30・34はスイッチ62・64・66・6
8が状態Bにある間、状態Aにおかれる。この状態で
は、図18の実施例の多レベル電気出力送給装置は、負
荷の低電圧送給部42へ12Vの電圧を連続的に供給
し、負荷の高電圧駆動要素441 へ36Vの電圧レベル
を放電することができる。しかしながら、スイッチ62
・64・66・68は状態Bであるため、60Vの電圧
供給はノード56で行うことはできない。
【0060】下の表2は図18の実施例の負荷駆動出力
を選択的に生成するため、前述した各々の状態での様々
なスイッチング要素の配列を示す。この表2において、
スイッチング要素22・26・30・34は集合的にス
イッチ1あるいはSw1と表され、可動接片62・64
・66・68は集合的にスイッチ2あるいはSw2と表
される。スイッチ70はスイッチ3あるいはSw3と表
される。表2より、36Vと60Vの出力負荷が需要に
応じて選択的に放電される一方で、12Vの出力負荷が
連続的に供給されることは明らかである。
【0061】 前述の説明より、当業者にとっては、本発明に従って所
望の負荷駆動出力が供給されることは容易に明らかであ
る。いくらかの蓄電素子は、いくらかの負荷駆動出力を
達成するための適切な数のスイッチを含むことができ
る。さらに、複数の蓄電素子は電圧レベルにおいて均一
である必要はないが、所望される正確な出力需要電圧レ
ベルを生み出すために組み合わせられる。スイッチ70
のようなタップは回路のどんな位置にも含まれ、所望の
電圧レベルを達成するためにいくらかの負荷とよく接続
される。
【0062】本発明の特定の実施例は詳述されたが、当
業者によって変形が行われるであろうために、発明はこ
れらに限定されるものではない。本出願は開示されクレ
ームされた本発明の範囲内においていかなる変形も考え
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示すブロック図である。
【図2】図1の装置の可能な構成をより詳細に示したブ
ロック図である。
【図3】本発明による並列充電、直列放電の動作を説明
するブロック図である。
【図4】本発明の第1の回路状態(図3a)と第2の回
路状態(図3b)をとるスイッチング手段の動作を示す
ブロック図である。
【図5】MOSFETを使った単極、双投スイッチの概
略図である。
【図6】本第1発明に係る実施例の概略図である。
【図7】上記第1発明に用いる電流調整器のパルス幅変
調実施例のブロック図である。
【図8】並列の充電位置と直列の放電位置のそれぞれに
おける本発明の転極器配置の概略図である。
【図9】順次充電のためのスイッチング配列の概略図で
ある。
【図10】本発明による代表的な転極器機構の頂部略
図、側面図、底面図である。
【図11】本第3発明を実施する自動車のブロック図で
ある。
【図12】図11に示される自動車の制御手段の操作方
法を示すフローチャートである。
【図13】本発明を実施するのに役にたつ電圧逓倍器の
静止形インバータの一例を示すブロック図である。
【図14】本第2発明の実施例に従った代表的な多レベ
ル電気出力送給装置を示すブロック図である。
【図15】二つのレベルを供給するための本発明に従っ
て設計された多レベル電気出力送給装置のブロック図で
ある。
【図16】図14の実施例に従った電力供給システムの
頂部図である。
【図17】図16の電気出力送給装置の側面図である。
【図18】三つのレベルを供給するための本第2発明に
従った多レベル電気出力送給装置の実施例を示す回路図
である。
【符号の説明】
4…バッテリ、100…直流電源、110…電圧逓倍
器、120…負荷、140…スイッチング手段、15
0,160…蓄電素子、120,441 …高電圧駆動要
素、42…低電圧駆動要素。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F01N 9/00 ZAB Z H01M 10/44 P

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に搭載され第1レベルの電圧を出力す
    る電圧源と、 前記電圧源に接続され前記第1レベルの電圧に基づき該
    第1レベルの電圧より大きな第2レベルの電圧を発生し
    て高電圧駆動要素に供給する電圧逓倍器とを、 具備した多レベル電気出力送給装置。
  2. 【請求項2】前記電圧逓倍器は、複数の蓄電素子と、こ
    れら蓄電素子が前記電圧源にそれぞれ並列に接続される
    第1の回路状態と、前記蓄電素子がそれぞれ直列に接続
    されて前記高電圧駆動要素に接続される第2の回路状態
    とに選択的に切換え動作するスイッチング手段とを有す
    る請求項1記載の多レベル電気出力送給装置。
  3. 【請求項3】前記スイッチング手段を前記第1の回路状
    態と第2の回路状態とに切換える制御信号を発生する手
    段を含む請求項2記載の多レベル電気出力送給装置。
  4. 【請求項4】前記高電圧駆動要素は、自動車用触媒コン
    バータの予熱器であることを特徴とする請求項3記載の
    多レベル電気出力送給装置。
  5. 【請求項5】前記電圧逓倍器は、 複数の蓄電素子と、 これら蓄電素子が前記電圧源にそれぞれ連続的に接続さ
    れる第1の回路状態と、前記蓄電素子がそれぞれ直列に
    接続されて前記高電圧駆動要素に接続される第2の回路
    状態とに選択的に切換え動作するスイッチング手段とを
    有する請求項1記載の多レベル電気出力送給装置。
  6. 【請求項6】前記スイッチング手段は、前記各蓄電素子
    の一つに対して一乃至複数のスイッチの組がそれぞれ設
    けられ、各組スイッチは、第1,第2接点及び第3接点
    をもつスイッチからなるものであって、 各第1接点と第2接点とが接続状態の時、前記電圧源に
    対し並列となる各蓄電素子に第1直流電圧を蓄積させ、 各第2接点と第3接点とが接続状態の時、前記高電圧駆
    動要素に対し各直列となる各蓄電素子からの第2直流電
    圧を高電圧駆動要素に放電する請求項2記載の多レベル
    電気出力送給装置。
  7. 【請求項7】前記電圧逓倍器は、更に、各三つの接点を
    もつスイッチの前記第1接点と第2接点又は第2接点と
    第3接点とを接続する接続手段を含む請求項6記載の多
    レベル電気出力送給装置。
  8. 【請求項8】前記電圧逓倍器は、前記接続手段を制御す
    る制御手段を含む請求項7記載の多レベル電気出力送給
    装置。
  9. 【請求項9】前記制御手段はトルクモータであり、前記
    接続手段は複数の短絡片を含む整流スイッチとして配列
    される請求項8記載の多レベル電気出力送給装置。
  10. 【請求項10】前記蓄電素子は、バッテリセルからなる
    請求項2記載の多レベル電気出力送給装置。
  11. 【請求項11】前記蓄電素子は、キャパシタからなる請
    求項2記載の多レベル電気出力送給装置。
  12. 【請求項12】前記スイッチング手段は、複数の半導体
    スイッチからなる請求項2記載の多レベル電気出力送給
    装置。
  13. 【請求項13】第1電圧値の電圧を発生する直流電源
    と、 前記直流電源に接続され前記第1電圧値より大きな第2
    電圧値に前記直流電源の電圧を逓倍する電圧逓倍手段と
    を有し、前記電圧逓倍手段は、 複数の蓄電要素と、 第1接点と第2接点とが接続状態の時、関係した一つの
    蓄電素子を他の蓄電素子群と共に並列となる前記直流電
    源によって充電させ、第2接点と第3接点とが接続状態
    の時、関係した一つの蓄電素子を他の蓄電素子群と直列
    に放電させる三つの接点をもつ複数のスイッチの組と、 前記第1及び第2接点とが電気的に結合された第1の位
    置と、前記第2接点と第3接点とが電気的に結合さたれ
    第2の位置とに設定可能な複数の短絡片と、 前記複数の短絡片に機械的に結合され、前記第1の位置
    と第2の位置とに前記各短絡片を一致させて可動するト
    ルクモータと、 前記電圧逓倍手段に接続され、前記電圧逓倍手段の出力
    で触媒を予熱する触媒予熱器とを具備した車両。
  14. 【請求項14】車両の点火動作に応答して前記触媒予熱
    器を通して前記蓄電素子を放電すべく第2の位置に前記
    スイッチの組を設定する手段を含む請求項13記載の車
    両。
  15. 【請求項15】前記触媒が予め決定された温度となるま
    で点火動作を無効とする手段を有する請求項14記載の
    車両。
  16. 【請求項16】触媒の温度を測定するセンサ手段を有
    し、該センサ手段が触媒の温度として予め設定された温
    度を示すまで点火動作を無効とする請求項15記載の車
    両。
  17. 【請求項17】内燃機関と、 該内燃機関に結合されたオルタネータ及び該オルタネー
    タによって充電されるバッテリを含む電気装置と、 点火操作に応答して前記内燃機関を始動すべく前記電気
    装置と内燃機関との間に構成された点火装置と、 前記内燃機関からの排気ガスを浄化する触媒コンバータ
    及びその予熱器が装着された排気装置とからなる車両に
    おいて、 前記電気装置は、前記バッテリからの電圧を第1電圧と
    して保持し、前記第1電圧を逓倍した第2電圧を前記触
    媒コンバータの予熱器に供給する電圧逓倍器を具備する
    ことを特徴とする車両。
  18. 【請求項18】前記電圧逓倍器は、 複数の蓄電素子と、 該複数の蓄電素子が前記電気装置に並列に接続される第
    1の回路状態と、前記複数の蓄電素子が前記予熱器に直
    列に接続される第2の回路状態とに選択的に切換えられ
    られる請求項17記載の車両。
  19. 【請求項19】前記電圧逓倍器は、前記点火装置の動作
    に応答して、前記第2の回路状態に切換え動作し、前記
    複数の蓄電素子に保持された電圧を前記触媒予熱器に供
    給するスイッチング手段を有する請求項18記載の車
    両。
  20. 【請求項20】前記触媒が予め決定された温度に達する
    まで内燃機関を停止する手段を有する請求項19記載の
    車両。
  21. 【請求項21】低電圧駆動要素と高電圧駆動要素とから
    なる多負荷に電力を供給する装置であって、 複数の蓄電素子を含む蓄電手段と、 該蓄電手段を少なくとも第1の回路状態及び第2の回路
    状態に設定し、前記第1の回路状態では前記負荷の前記
    低電圧駆動要素へ第1レベルの電圧を送給し、前記第2
    の回路状態では前記低電圧駆動要素への前記第1レベル
    の電圧の送給を維持しつつ、前記負荷の前記高電圧駆動
    要素へ第2レベルの電圧を送給するスイッチング手段と
    を、具備する多レベル電気出力送給装置。
  22. 【請求項22】前記複数の蓄電素子は、1個乃至複数の
    組からなり、各組は、第1の回路状態において並列に接
    続され、第2の回路状態において直列に接続されること
    を特徴とする請求項21記載の多レベル電気出力送給装
    置。
  23. 【請求項23】第2の回路状態において前記複数のエネ
    ルギー蓄積素子を放電動作させ、第1の回路状態におい
    て前記複数のエネルギー蓄積素子を充電動作させる交流
    電力送給手段が付加されることを特徴とする請求項22
    記載の多レベル電気出力送給装置。
  24. 【請求項24】前記交流電力供給手段は、前記蓄電手段
    に接続されたオルタネータと、該オルタネータを駆動す
    る手段からなることを特徴とする請求項23記載の多レ
    ベル電気出力送給装置。
  25. 【請求項25】前記スイッチング手段の各スイッチ要素
    は、前記第2の回路状態の間は前記複数のエネルギー蓄
    積素子を前記負荷の低電圧駆動要素に並列に接続し、か
    つ、前記交流電力供給手段から前記負荷の高電圧駆動要
    素へは非接続とすることを特徴とする請求項24記載の
    多レベル電気出力送給装置。
  26. 【請求項26】前記スイッチング手段の各スイッチ要素
    は、前記第2の回路状態の間は前記複数のエネルギー蓄
    積素子を前記負荷の高電圧駆動要素に直列に接続し、か
    つ、低電圧駆動要素へ少なくとも一つの直列に接続され
    た複数のエネルギー蓄積素子を並列に接続することを特
    徴とする請求項25記載の多レベル電気出力送給装置。
  27. 【請求項27】前記複数のエネルギー蓄積素子は、バッ
    テリであることを特徴とする請求項26記載の多レベル
    電気出力送給装置。
  28. 【請求項28】前記複数のエネルギー蓄積素子は、少な
    くとも1個のバッテリと少なくとも1個のキャパシタを
    含むことを特徴とする請求項25記載の多レベル電気出
    力送給装置。
  29. 【請求項29】前記複数のエネルギー蓄積素子は、キャ
    パシタであることを特徴とする請求項25記載の多レベ
    ル電気出力送給装置。
  30. 【請求項30】前記負荷の高電圧駆動要素はヒータであ
    ることを特徴とする請求項25記載の多レベル電気出力
    送給装置。
  31. 【請求項31】前記負荷の高電圧駆動要素はモータであ
    ることを特徴とする請求項25記載の多レベル電気出力
    送給装置。
  32. 【請求項32】前記負荷の低電圧駆動要素への第1レベ
    ルの電圧と前記負荷の高電圧駆動要素への第2レベルの
    電圧との中間のレベルの電圧を生成可能であることを特
    徴とする請求項26記載の多レベル電気出力送給装置。
  33. 【請求項33】車両に搭載された電圧源からの第1レベ
    ルの電圧を導出するステップと、 前記第1レベルの電圧より大きな第2レベルの電圧に増
    倍して前記高電圧駆動素子に供給するステップとを具備
    した多レベル電気出力送給方法。
  34. 【請求項34】前記複数の蓄電素子を充電するために前
    記直流電圧源に前記複数の蓄電素子を並列に接続するス
    テップと、 前記直流電圧源により充電された前記蓄電素子の複数を
    電気的に切断するステップと、 前記充電された複数の蓄電素子を前記高電圧駆動素子に
    放電するために前記充電された複数の蓄電素子を直列に
    前記高電圧駆動素子に接続するステップとを具備した請
    求項33記載の多レベル電気出力送給方法。
  35. 【請求項35】第1レベルの電圧を導出するステップ
    と、 前記第1レベルの電圧より大きな第2レベルの電圧に前
    記第1レベルの電圧を増倍するステップと、 車両の排気系における触媒コンバータの予熱器に前記増
    倍した直流電圧を供給するステップとを具備した請求項
    34記載の多レベル電気出力送給方法。
  36. 【請求項36】前記直流電圧を増倍するステップは、 複数の蓄電要素を並列に接続するステップと、 第1電圧値の直流電圧で前記複数の蓄電要素を充電する
    ステップと、 直列に接続すべく前記複数の蓄電要素をスイッチングす
    るステップと、 前記第2電圧値の電圧で前記複数の蓄電要素を放電する
    ステップとからなる請求項35記載の多レベル電気出力
    送給方法。
  37. 【請求項37】第1レベルの電圧を発生するステップ
    と、 前記電源に接続され前記第1レベルの電圧より大きな第
    2レベルの電圧に前記電源の電圧を増倍する電圧増倍ス
    テップとを有し、 前記電圧増倍ステップは更に、 複数の蓄電素子を並列に接続し第1レベルの電圧を保持
    するように充電するステップと、 前記複数の蓄電素子を直列に接続し前記第2レベルの電
    圧で前記複数の蓄電素子を放電するステップと、 前記触媒コンバータの予熱器に前記放電した電圧を供給
    するステップとを、具備した請求項36記載の多レベル
    電気出力送給方法。
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US07/957031 1993-01-15

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002256962A (ja) * 2001-02-26 2002-09-11 Mikuni Corp 内燃機関用電源装置
JP2007257968A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Hitachi Ltd 捲回電池を用いた車載電源システム
JP2018530989A (ja) * 2015-07-23 2018-10-18 ブルー ソリューション 再構成可能容量性エネルギー貯蔵デバイス、電力供給システムおよびこのデバイスが組み込まれた電気移動体

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