JPH07131751A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH07131751A
JPH07131751A JP5302314A JP30231493A JPH07131751A JP H07131751 A JPH07131751 A JP H07131751A JP 5302314 A JP5302314 A JP 5302314A JP 30231493 A JP30231493 A JP 30231493A JP H07131751 A JPH07131751 A JP H07131751A
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茂 川瀬
Toshio Kaneshiro
寿雄 金城
Yoshio Mizuno
良夫 水野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数番組の画像を瞬時に切換え出力したり、
複数番組の画像を同一画面中に表示して画像内容の確認
が容易にできる磁気記録再生装置を提供する。 【構成】 ヘリキャルスキャンのVTRの通常録再時の磁
気テープの走行速度をVとし、テープを(2N-1)V(ただしN
は2以上の自然数)の走行速度で走行させた状態で、(2N-
1)個の番組の各特定な1つの番組の映像信号による記録
跡が順次に、かつ隣接する記録跡中に記録される映像信
号が奇数フィールド期間の映像信号と偶数フィールド期
間の映像信号となるように記録する。記録済みテープを
(2N-1)Vの走行速度で走行させて、(2N-1)個の番組の内
の1つの番組の映像信号による記録跡を選択的に走査さ
せて映像信号を再生する。記録済み磁気テープを(2N-1)
Vと異なる速度で走行させ、かつヘッドの回転軌跡とテ
ープ上における走査の対象にされている記録跡とが一致
するようにして(2N-1)個の番組の映像信号を再生し、そ
れを信号処理して(2N-1)個の番組の画像を1枚の表示画
面中に映出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録再生装置、特
に、(2N−1)個(ただし、Nは2以上の自然数)の
番組を迅速に切換えて再生することを容易にしたり、正
逆早送り再生状態やスロー再生状態において、(2N−
1)個の番組の内容を同一の画面内に配列して表示させ
たりすることができる磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】180度対称の位置に互に逆アジマス角
を有して対をなす回転磁気ヘッドが設けてある回転ドラ
ムを所定の回転数で回転させておき、前記のドラムの周
面の少なくとも一部へ斜めに巻付けた磁気テープの基準
縁の位置がドラムに設けられた案内部によって規制され
た状態で所定の走行速度Vで走行する磁気テープを、前
記の1対の回転磁気ヘッドによって順次交互にヘリカル
スキャンさせたときに、前記した1対の回転磁気ヘッド
における各回転磁気ヘッドの180度毎の回転と対応し
て、記録対象の映像信号における順次の1フィールド期
間の映像信号による順次の記録跡が、磁気テープ上に隣
接した状態で順次に形成されるように構成された磁気記
録再生装置は、従来から広く使用されて来ている。
【0003】図9は、前記のような構成を備えている磁
気記録再生装置を用いて、磁気テープTに時間軸上で順
次に複数の番組を記録したときの磁気テープT上の記録
跡パターンを例示したものであり、図9中の磁気テープ
T内に、図面符号A1o,A2e,A3o…、図面符号B1
o,B2e,B3o…、図面符号C1o,C2e,C3o…
を付して示してある枠は、それぞれ1フィールド期間の
映像信号の記録跡を示している。そして前記した図面符
号におけるA,B,C…等は、磁気テープTに記録され
た番組名の区別を示すための英文字であり、また、数字
の添字1,2…はフィールド番号を示しており、さらに
英文字の添字o,eは奇数フィールド、偶数フィールド
の区別のためのものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の磁気記録再生装
置によって複数の番組を磁気テープTに記録した場合の
最も一般的な記録フォーマットを示している図9中の記
録跡パターンの状態から判かるように、従来の磁気記録
再生装置では、複数の番組が記録されている記録済み磁
気テープTから、特定の番組を選択して再生する場合に
は、その特定な番組の最初の部分が記録されている部分
から再生を行なうために、磁気テープTを高速に早送り
したり巻戻したりして頭出しを行なうことが必要とさ
れ、したがって複数の番組中から特定な番組を短時間内
に選択することは困難であり、当然のことながら、複数
番組の内容を短時間内に確認することはできなかった。
前記の問題点はテープ状記録媒体を用いて、情報信号の
記録再生を行なう場合の問題点として広く知られている
ところである。また近年になって、1つのディスプレイ
の映像面中に、複数の番組の画像を映出させるようにす
ることも行なわれるようになったが、前記のように磁気
テープTに記録されている複数の番組中から特定な番組
を短時間内に選択することが困難である場合には、1つ
のディスプレイの映像面中に、複数の番組の画像を映出
させるようにすることもできない。それで前記のような
問題点が解決できる磁気記録再生装置の出現が求められ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、180度対称
の位置に互に逆アジマス角を有して対をなす回転磁気ヘ
ッドが設けてある回転ドラムを所定の回転数で回転させ
ておき、前記の回転ドラムの周面の一部に巻付いた状態
で所定の走行速度Vで走行する磁気テープを、前記の1
対の回転磁気ヘッドによって順次交互にヘリカルスキャ
ンさせたときに前記した1対の回転磁気ヘッドにおける
各回転磁気ヘッドの180度毎の回転と対応して、記録
対象の映像信号における順次の1フィールド期間の映像
信号による順次の記録跡が、磁気テープ上に隣接した状
態で順次に形成される磁気記録再生装置において、磁気
テープを(2N−1)V(ただし、Nは2以上の自然
数)の走行速度で走行させた状態で、記録再生の対象に
されている(2N−1)個の番組における個々の番組の
映像信号による記録跡が、それぞれ一定の繰返し順序で
(2N−1)本の記録跡毎に配列しているとともに、奇
数フィールド期間の映像信号による記録跡と偶数フィー
ルド期間の映像信号による記録跡とが隣接するように記
録された状態に(2N−1)個の番組の映像信号の記録
を行なう手段を備えてなる磁気記録再生装置、及び前記
した磁気記録再生装置において記録再生の対象にされて
いる(2N−1)個(ただし、Nは2以上の自然数)の
番組における個々の番組の映像信号による記録跡が、そ
れぞれ一定の繰返し順序で(2N−1)本の記録跡毎に
配列しているとともに、奇数フィールド期間の映像信号
による記録跡と偶数フィールド期間の映像信号による記
録跡とが隣接した状態で記録形成されている記録済み磁
気テープを(2N−1)Vの走行速度で走行させるとと
もに、前記した(2N−1)個の番組の内の特定の1個
の番組の映像信号による記録跡を選択的に再生する手段
とを備えてなる磁気記録再生装置、ならびに前記した磁
気記録再生装置において、記録再生の対象にされている
(2N−1)個(ただし、Nは2以上の自然数)の番組
における個々の番組の映像信号による記録跡が、それぞ
れ一定の繰返し順序で(2N−1)本の記録跡毎に配列
しているとともに、奇数フィールド期間の映像信号によ
る記録跡と偶数フィールド期間の映像信号による記録跡
とが隣接した状態で記録形成されている記録済み磁気テ
ープを{(2N−1)+M}V[ただし、Mは0及び
{−(2N−1)}ならびに{−2(2N−1)}以外
の整数]の走行速度で走行させる手段と、前記した記録
済み磁気テープ上の記録跡と回転磁気ヘッドの回転軌跡
とを一致させる手段と、前記の記録済み磁気テープに記
録されている(2N−1)個の番組の画像を1枚の表示
画面中に所定の配列状態で表示させうるように、回転磁
気ヘッドから順次に再生された映像信号を信号処理する
少なくともメモリを含んで構成された信号処理手段とを
備えてなる磁気記録再生装置を提供する。
【0006】
【作用】180度対称の位置に互に逆アジマス角を有し
て対をなす回転磁気ヘッドが設けてある回転ドラムを所
定の回転数で回転させておき、前記の回転ドラムの周面
の一部に巻付いた状態で所定の走行速度Vで走行する磁
気テープを、前記の1対の回転磁気ヘッドによって順次
交互にヘリカルスキャンさせたときに前記した1対の回
転磁気ヘッドにおける各回転磁気ヘッドの180度毎の
回転と対応して、記録対象の映像信号における順次の1
フィールド期間の映像信号による順次の記録跡が、磁気
テープ上に隣接した状態で順次に形成される磁気記録再
生装置を記録モードとして所定の走行速度Vで磁気テー
プを走行させた状態において、磁気テープの縁部のコン
トロールトラックにコントロール信号を記録させ、ま
た、磁気テープに順次に形成される記録跡の識別のため
の情報を、例えば磁気テープの縁部のオーディオトラッ
クに記録する。
【0007】前記したコントロール信号と、順次の記録
跡の識別のための情報とが記録されている磁気テープ
を、(2N−1)V(ただし、Nは2以上の自然数)の走
行速度で走行させた状態で、記録再生の対象にされてい
る(2N−1)個の番組における特定な1つの番組の映
像信号による記録跡を、磁気テープにおけるその番組の
映像信号による記録跡が記録形成されるべき位置に図6
の(a)に例示されているように記録させる。前記した記
録再生の対象にされている(2N−1)個の番組におけ
る特定な1つの番組の映像信号による記録跡の記録位置
は前記したコントロール信号と順次の記録跡の識別のた
めの情報とを用いて正しく定められる。
【0008】次に、前記のようにして記録再生の対象に
されている(2N−1)個の番組における特定な1つの
番組の映像信号による記録跡が記録された磁気テープ
を、(2N−1)V(ただし、Nは2以上の自然数)の
走行速度で走行させた状態で、磁気テープに記録されて
いる前記した記録再生の対象にされている(2N−1)
個の番組における特定な1つの番組の映像信号による記
録跡に隣接させて、隣接する記録跡中に記録される映像
信号が奇数フィールド期間の映像信号と偶数フィールド
期間の映像信号となるようにして、前記した(2N−
1)個の番組における他の特定な1つの番組の映像信号
による記録跡を図6の(b)に例示されているように記
録させる。以下、同様にして(2N−1)個の番組にお
ける各特定な1つの番組の映像信号による記録跡を、
(2N−1)V(ただし、Nは2以上の自然数)の走行
速度で走行させた状態の磁気テープに記録されている記
録跡に隣接させ、かつ、隣接する記録跡中に記録される
映像信号が奇数フィールド期間の映像信号と偶数フィー
ルド期間の映像信号となるようにして図6の(c)に例
示されているように記録させる。
【0009】前記のようにして(2N−1)個の番組が記
録された記録済み磁気テープTにおける記録跡パターン
は、例えば図5に示されているように、特定な1つの番
組の映像信号による記録跡が、一定の繰返し順序で(2
N−1)本の記録跡毎に配列しているとともに、奇数フ
ィールド期間の映像信号による記録跡と偶数フィールド
期間の映像信号による記録跡とが隣接するように記録さ
れた状態で(2N−1)個の番組の映像信号による記録跡
が磁気テープに記録されている状態となる。
【0010】例えば、図5に例示されているように、
(2N−1)個の番組の映像信号による記録跡が記録さ
れている記録済み磁気テープを(2N−1)Vの走行速
度で走行させると、所定の回転数で回転させた回転ドラ
ムにおける180度対称の位置に互に逆アジマス角を有
して対をなす回転磁気ヘッドは、(2N−1)個の番組
の内の1つの番組の映像信号による記録跡を順次に走査
するから、記録済み磁気テープに記録されているコント
ロール信号と順次の記録跡の識別のための情報とを用い
て、前記した記録再生の対象にされている(2N−1)
個の番組の内で再生の対象にされている特定な1つの番
組の映像信号による記録跡を、前記した回転磁気ヘッド
で走査させることにより、前記の記録跡から映像信号を
再生することができる。
【0011】また、例えば、図5に例示されているよう
に、(2N−1)個の番組の映像信号による記録跡が記
録されている記録済み磁気テープを、{(2N−1)+
M}V[ただし、Mは0及び{−(2N−1)}ならび
に{−2(2N−1)}以外の整数]の走行速度で走行
させるとともに、前記した回転磁気ヘッドの回転軌跡
と、前記した記録済み磁気テープ上における走査の対象
にされている記録跡とが一致するように、例えば回転磁
気ヘッドをアクチュエータにより駆動変位させたり、あ
るいは記録済み磁気テープの走行路を変更させたりする
ことにより、回転磁気ヘッドからは、(2N−1)個の
すべての番組について、{(2N−1)+M}フィール
ド飛びの映像信号を、(2N−1)フィールド周期で再生
できる。以上のようにして(2N−1)フィールド周期
で得られる{(2N−1)+M}フィールド飛びの個々
の番組の映像信号を、アナログデジタル変換してデジタ
ル信号としてメモリに記憶し、次に、メモリに記憶され
た(2N−1)個の番組における各番組の映像信号のデ
ータを所定の順序に読出すことにより、(2N−1)個
の番組の画像を1枚の表示画面中に所定の配列状態で表
示させうるような映像信号のデジタル信号を生成させた
後に、そのデジタル信号をデジタルアナログ変換して出
力する。
【0012】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の磁気記録
再生装置の具体的な内容を詳細に説明する。図1は本発
明の磁気記録再生装置の概略構成を示すブロック図、図
2乃至図4は動作説明用のタイムチャート、図5乃至図
6は本発明の磁気記録再生装置の動作を説明するための
記録跡パターンを示す図、図7及び図8は本発明の磁気
記録再生装置における再生時の動作例を説明するための
図である。本発明の磁気記録再生装置の概略構成を示す
図1のブロック図において、1は記録の対象にされてい
る信号の入力端子、2,3は再生信号の出力端子、25
は番組選択指示信号の入力端子である。図中のTは磁気
テープであり、この磁気テープTは、下ドラムDdと回
転ドラム(上ドラム)Duの周面の一部に巻回された状
態で、磁気記録再生装置の動作モードに応じたそれぞれ
所定の方向に所定の速度で走行される。前記した磁気テ
ープTの走行は、キャプスタンモータMcによって回転
されるキャプスタン28と図示されていないピンチロー
ラとに挟着されている磁気テープTが、キャプスタンモ
ータMcが駆動回転されることによって行なわれること
は周知のとおりである。
【0013】Ha,Hbは回転ドラムDuの180度対
称の位置に対をなして設けられている互に逆アジマス角
を有する回転磁気ヘッドであり、前記した2個の回転磁
気ヘッドHa,Hbは、回転ドラムDuの半回転毎に順
次交互に各一方の回転磁気ヘッドにより1フィールド期
間の映像信号を磁気テープTに記録したり、磁気テープ
Tから映像信号を再生したりする。回転磁気ヘッドH
a,Hbが取付けられている前記の回転ドラムDuは、
ドラムモータMd→回転位相検出器5→位相比較器7→
増幅器8→ドラムモータMdの一巡の自動制御系中の位
相比較器7に供給されている基準信号によって所定の回
転位相で回転するドラムモータMdにより駆動回転され
るのである。なお、図1中にはドラムモータMdの速度
制御回路については記載が省略されている(この点は、
後述のキャプスタンモータMcについても同様であ
る)。図1中で磁気テープTの下縁側に示してある磁気
ヘッド27は、コントロールヘッドであり、また、磁気
テープTの上縁側に示してある磁気ヘッド26は、音声
ヘッドであり、図1中の6はキャプスタンモータMcの
回転軸に取付けられた信号発生用のパターンからキャプ
スタンの回転位相を検出する動作を行なう回転位相検出
器である。
【0014】前記した回転磁気ヘッドHa,Hbによっ
て、磁気テープTに記録形成される記録跡のパターン
は、回転磁気ヘッドHa,Hbと磁気テープTとの相対
線速度と、回転磁気へッドの回転軌跡の面と磁気テープ
の基準縁とのなす角によって定まるから、例えば、記録
動作時における磁気テープの走行速度と、再生動作時に
おける磁気テープの走行速度が異なった場合には、磁気
テープTに記録形成されている記録跡を、再生動作時の
回転磁気ヘッドが良好に追跡できないことは周知のとお
りである。ところで後述のように本発明の磁気記録再生
装置では、磁気テープTの走行速度を、記録動作時の磁
気テープTの走行速度と同一にして再生動作を行なう再
生モードによる再生動作の他に、磁気テープTの走行速
度を記録動作時の磁気テープTの走行速度と異ならせて
再生動作を行なう再生モードによる再生動作も行なわれ
るので、本発明の磁気記録再生装置においては、再生動
作時における磁気テープTの走行速度が記録動作時の磁
気テープTの走行速度と異なるような再生動作時におい
ても、回転磁気ヘッドが磁気テープTにおける追跡の対
象にされている記録跡を良好に追跡することができるよ
うな構成とされる。
【0015】前記のように、再生動作時における磁気テ
ープTの走行速度が記録動作時の磁気テープTの走行速
度と異なるような再生動作時においても、回転磁気ヘッ
ドが磁気テープTにおける追跡の対象にされている記録
跡を良好に追跡することができるような構成としては、
例えば、 自動トラッキング制御系中に設けたアクチ
ュエータ(動電型、圧電型、電磁型の何れの構成形態の
ものでもよい)によって回転磁気ヘッドを駆動変位し
て、回転磁気ヘッドを記録跡に追跡させるようにする
(例えば、特開平5ー110973号公報参照)、
磁気テープの走行速度と対応してドラムの傾斜を変化さ
せて、磁気テープの走行方向と、回転磁気ヘッドの回転
軌跡面の方向とを相対的に変化させることにより、回転
磁気ヘッドを記録跡に追跡させるようにする(例えば、
特願平5ー75252号明細書参照)、磁気テープの
走行速度と対応してドラムへの入口側や出口側に設けら
れている磁気テープのガイドローラの高さを磁気テープ
の走行速度と対応させて変化して、磁気テープの走行方
向と、回転磁気ヘッドの回転軌跡面の方向とを相対的に
変化させることにより、回転磁気ヘッドを記録跡に追跡
させるようにしたり(例えば、特願平5ー225128
号明細書参照)、 磁気テープの走行速度と対応して
ドラムの傾斜を変化させるとともに、磁気テープの走行
速度と対応してドラムへの入口側や出口側に設けられて
いる磁気テープのガイドローラの高さを磁気テープの走
行速度と対応して変化させて、磁気テープの走行方向
と、回転磁気ヘッドの回転軌跡面の方向とを相対的に変
化させることにより、回転磁気ヘッドを記録跡に追跡さ
せるようにする(例えば、特願平5ー75252号明細
書、特願平5ー93593号明細書参照)、というよう
な手段を適用した構成態様とすることができる。
【0016】さて、図1に示されている磁気記録再生装
置は、180度対称の位置に互に逆アジマス角を有して
対をなす回転磁気ヘッドHa,Hbが設けてある回転ド
ラムDuを所定の回転数で回転させておいて、前記の回
転ドラムDu及び下ドラムDdの周面の一部に巻付けた
状態の磁気テープTを、所定の走行速度Vで走行させた
場合に、前記の1対の回転磁気ヘッドHa,Hbにおけ
る各回転磁気ヘッドの180度毎の回転と対応して、記
録対象の映像信号における順次の1フィールド期間の映
像信号による順次の記録跡を、図9について既述したよ
うな記録跡パターンとして、磁気テープT上に順次に隣
接した状態で形成させることもできる構成をもともと備
えているのものであるが、本発明では記録動作時におけ
る磁気テープTの走行速度を、(2N−1)V(ただし、
Nは2以上の自然数)の走行速度で走行させた状態で、
記録再生の対象にされている(2N−1)個の番組にお
ける個々の番組の映像信号による記録跡が、それぞれ一
定の繰返し順序で(2N−1)本の記録跡毎に配列してい
るとともに、奇数フィールド期間の映像信号による記録
跡と偶数フィールド期間の映像信号による記録跡とが隣
接するように、(2Nー1)個の番組の映像信号の記録
が行なわれていて、図5に例示されているような記録跡
パターンを有する記録済み磁気テープが得られるような
記録動作を行なう。
【0017】また、前記した図5に例示されているよう
な記録跡パターンを有する記録済み磁気テープを(2N
−1)Vの走行速度で走行させるとともに、記録済み磁
気テープTに記録されている前記した(2N−1)個の
番組の内の特定な1個の番組の映像信号による記録跡を
選択して、瞬時に切換え再生することができるととも
に、図7及び図8を参照して詳細に後述されているよう
に、例えば図5に例示されているような記録跡パターン
を有する記録済み磁気テープを、{(2N−1)+M}
V[ただし、Nは2以上の自然数、Mは0及び{−(2
N−1)}ならびに{−2(2N−1)}以外の整数]
の走行速度で走行させて再生を行なって、個々の番組に
ついて(2N−1)フィールド周期で得られる{(2N
−1)+M}フィールド飛びの映像信号を信号処理する
ことにより、前記の記録済み磁気テープに記録されてい
る(2N−1)個の番組の画像を、1枚の表示画面中に
所定の配列状態で表示させるような再生動作も行なうの
である。
【0018】図1中に示されている記録再生信号処理回
路4の入力端子1には、磁気記録再生装置での記録再生
の対象にされる信号として、例えば、輝度信号の帯域中
に色信号が輝度信号と帯域共有多重化された状態の広帯
域の複合カラー映像信号(例えば、NTSC方式の複合
カラー映像信号のような信号形態で広帯域な信号)が供
給される。記録再生信号処理回路4の入力端子1に供給
された広帯域な複合カラー映像信号は、記録再生信号処
理回路4中のYC分離回路において輝度信号Yと搬送色
信号Cとに分離された後に、輝度信号Yは周波数変調器
により輝度信号による周波数被変調波信号とされ、ま
た、YC分離回路から出力された搬送色信号Cは色信号
処理回路で低域変換搬送色信号とされる。前記の輝度信
号による周波数被変調波信号と低域変換搬送色信号とが
混合された周波数多重化信号形態の記録信号は、記録増
幅器によって増幅された後に映像信号録再切換スイッチ
に与えられる。前記した映像信号録再切換スイッチは、
磁気記録再生装置が記録動作モードの際に、前記した周
波数多重化信号形態の記録信号を、回転磁気ヘッドH
a,Hbに供給する。
【0019】また磁気記録再生装置が再生動作モードの
際には、回転磁気ヘッドHa,Hbによって磁気テープ
Tから再生された周波数多重化信号形態の再生信号が、
記録再生信号処理回路4中の再生増幅器に供給され、再
生増幅器によって増幅された再生信号、すなわち、低域
変換搬送色信号と輝度信号による周波数被変調波信号と
の周波数多重化信号形態の再生信号は、高域通過濾波器
と低域通過濾波器とにより、輝度信号による周波数被変
調波信号と低域変換搬送色信号とに分離され、前記の輝
度信号による周波数被変調波信号は周波数復調器により
復調されて輝度信号Yとされ、また、低域変換搬送色信
号は色信号処理回路で搬送色信号とされる。前記の輝度
信号と搬送色信号とはミキサで混合されて輝度信号の帯
域中に色信号が輝度信号と帯域共有多重化された状態の
複合カラー映像信号とされて、信号処理回路の出力端子
2に出力する。また記録再生信号処理回路4では、色復
調を行なって色差信号(R−Y)信号,(B−Y)信号を
生成し、輝度信号Yと前記の色差信号(R−Y)信号,
(B−Y)信号とを信号処理回路19のアナログデジタ
ル変換器21に供給する。
【0020】前記した信号処理回路19におけるアナロ
グデジタル変換器21では、それに供給された輝度信号
Yと色差信号(R−Y)信号,(B−Y)信号とをデジ
タル信号に変換し、前記のデジタル信号を制御回路24
による制御の下にメモリ22に記憶させる。前記のメモ
リ22に記憶されたデジタル信号は、制御回路24によ
る制御の下に読出された後に、デジタルアナログ変換器
23によりアナログ信号に変換して、エンコーダ20に
供給する。エンコーダ20では輝度信号と色差信号(R
−Y)信号,(B−Y)信号とによって、輝度信号の帯
域中に色信号が輝度信号と帯域共有多重化された状態の
複合カラー映像信号を生成して出力端子3に送出する。
前記のように信号処理回路19におけるアナログデジタ
ル変換器21とメモリ22とデジタルアナログ変換器2
3とを用いて映像信号に対して行なわれる信号処理は、
本発明の磁気記録再生装置において、磁気テープを(2
N−1)V(ただし、Nは2以上の自然数)の走行速度
で走行させた状態で、記録再生の対象にされている(2
N−1)個の番組における個々の番組の映像信号による
記録跡が、それぞれ一定の繰返し順序で(2N−1)本の
記録跡毎に配列しているとともに、奇数フィールド期間
の映像信号による記録跡と偶数フィールド期間の映像信
号による記録跡とが隣接するように記録された状態に
(2N−1)個の番組の映像信号の記録が行なわれてい
る記録済み磁気テープを、{(2N−1)+M}V[た
だし、Nは2以上の自然数、Mは0及び{−(2N−
1)}ならびに{−2(2N−1)}以外の整数]の走
行速度で走行させて再生を行ない、個々の番組について
(2N−1)フィールド周期で得られる{(2N−1)
+M}フィールド飛びの映像信号に信号処理を施して、
前記の記録済み磁気テープに記録されている(2N−
1)個の番組の画像を1枚の表示画面中に所定の配列状
態で表示させるようにするための映像信号を発生させる
場合などに用いられる。
【0021】図1に示されている磁気記録再生装置にお
いて、図9について既述したような記録跡パターンとな
るように磁気テープTに、映像信号による記録跡を順次
に隣接した状態で形成させる場合には、180度対称の
位置に互に逆アジマス角を有して対をなす回転磁気ヘッ
ドHa,Hbが設けてある回転ドラムDuを所定の回転
数で回転させておいて、前記の回転ドラムDu及び下ド
ラムDdの周面の一部に巻付けた状態の磁気テープT
を、所定の走行速度Vで走行させて、前記の1対の回転
磁気ヘッドHa,Hbにおける各回転磁気ヘッドの18
0度毎の回転と対応して、記録対象の映像信号における
順次の1フィールド期間の映像信号による順次の記録跡
を磁気テープTに形成させればよい。
【0022】前記した記録動作時にはコントロール信号
発生器18で発生されたコントロール信号が、切換スイ
ッチ14の固定接点bと可動接点vとを介してコントロ
ールヘッド27に供給されて、コントロールヘッド27
により磁気テープTのコントロールトラックにコントロ
ール信号が記録される。記録動作時における磁気テープ
Tの走行系の制御は、キャプスタンモータMcの回転軸
に取付けられた信号発生用のパターンからキャプスタン
の回転位相を検出する動作を行なう回転位相検出器6で
発生された回転位相信号が切換スイッチ12の固定接点
bと可動接点vとを介して供給されている位相比較器1
1に、基準信号発生器9で発生された基準信号が切換ス
イッチ10の固定接点Rと可動接点vとを介して供給さ
れることにより、前記の位相比較器11→増幅器13→
キャプスタンモータMc→回転位相検出器6→切換スイ
ッチ12の固定接点bと可動接点v→位相比較器11の
ような構成の一巡の自動制御系によって位相比較器11
からの誤差信号が零になるように制御されることにより
行なわれる。
【0023】また、図1に示されている磁気記録再生装
置が、図9について既述したような記録跡パターンの磁
気テープTを再生する場合には、180度対称の位置に
互に逆アジマス角を有して対をなす回転磁気ヘッドH
a,Hbが設けてある回転ドラムDuを所定の回転数で
回転させておいて、前記の回転ドラムDu及び下ドラム
Ddの周面の一部に巻付けた状態の磁気テープTを、所
定の走行速度Vで走行させて、前記の1対の回転磁気ヘ
ッドHa,Hbにおける各回転磁気ヘッドの180度毎
の回転と対応して、記録対象の映像信号における順次の
1フィールド期間の映像信号による順次の記録跡中の記
録信号を磁気テープから再生する。再生動作時における
磁気テープTの走行系の制御は、磁気テープTのコント
ロールトラックからコントロールヘッド27によって再
生されたコントロール信号が、切換スイッチ14の可動
接点vと固定接点cとコントロール信号弁別器15と切
換スイッチ12の固定接点cとを介して位相比較器11
に供給されると同時に、基準信号発生器9で発生された
基準信号が切換スイッチ10の固定接点Pと可動接点v
とを介して供給されることにより、前記の位相比較器1
1→増幅器13→キャプスタンモータMc→磁気テープ
T→コントロールヘッド27→切換スイッチ14の可動
接点vと固定接点c→コントロール信号弁別器15→切
換スイッチ12の固定接点cと可動接点v→位相比較器
11のような構成の一巡の自動制御系によって位相比較
器11からの誤差信号が零になるように制御されること
により行なわれる。
【0024】次に、図1に示されている磁気記録再生装
置によって、記録動作時における磁気テープTを、(2
N−1)V(ただし、Nは2以上の自然数)の走行速度
で走行させた状態で、記録再生の対象にされている(2
N−1)個の番組における個々の番組の映像信号による
記録跡が、例えば図5に例示されている記録跡パターン
のように、それぞれ一定の繰返し順序で(2N−1)本の
記録跡毎に配列しているとともに、奇数フィールド期間
の映像信号による記録跡と偶数フィールド期間の映像信
号による記録跡とが隣接するように記録させる場合につ
いて説明する。なお、磁気テープTの走行速度Vは、既
述のように図1に示されている磁気記録再生装置におい
て、図9について既述したような記録跡パターンを、1
対の回転磁気ヘッドHa,Hbにおける各回転磁気ヘッ
ドの180度毎の回転と対応して、記録対象の映像信号
における順次の1フィールド期間の映像信号による順次
の記録跡を磁気テープTに形成させるときの磁気テープ
の走行速度である。
【0025】図1に示す磁気記録再生装置おいて、例え
ば図5に例示されている記録跡パターンのように、それ
ぞれ一定の繰返し順序で(2N−1)本の記録跡毎に配列
しているとともに、奇数フィールド期間の映像信号によ
る記録跡と偶数フィールド期間の映像信号による記録跡
とが隣接するような記録態様で(2N−1)個の番組の映
像信号を磁気テープTに記録する場合には、磁気テープ
Tに記録された(2N−1)個の番組の映像信号による記
録跡が、磁気テープTに予定された順次の記録領域に正
しく記録された状態にされることが必要とされ、また、
磁気テープTに記録された(2N−1)個の番組の映像信
号による記録跡が、再生時にどの番組の映像信号による
記録跡であるのかが区別できるようにされていれば、複
数の番組の中から希望する番組を瞬時に選択して再生す
ることも可能となる。
【0026】それで、(2N−1)個の番組の映像信号に
よる記録跡を、磁気テープTに順次に記録形成させる際
には、例えば、磁気テープTに対してコントロール信号
や、番組識別用のトラック識別信号を記録させておくと
よいので、例えば(2N−1)個の番組の映像信号による
記録跡を、磁気テープTに順次に記録形成させるのに先
立って、磁気テープTを走行速度Vを走行させた状態に
おいて、コントロールヘッド27によって、磁気テープ
Tのコントロールトラックにコントロール信号を記録
し、また、磁気テープTのオーディオトラックに、音声
ヘッド26によってトラック識別信号を記録しておく。
そして、前記した磁気テープTに対するコントロール信
号の記録動作とトラック識別信号の記録動作とは、切換
スイッチ10の可動接点vを固定接点R側に切換え、切
換スイッチ12,14,16における各可動接点vを固
定接点b側に切換えた状態で、磁気テープTを走行速度
Vで走行させて行なわれる。
【0027】切換スイッチ10,12,14,16にお
ける各可動接点vが、前述のような切換態様に切換えら
れている状態において、走行速度Vで走行する磁気テー
プTの走行系の制御は、キャプスタンモータMcの回転
軸に取付けられた信号発生用のパターンからキャプスタ
ンの回転位相を検出する動作を行なう回転位相検出器6
で発生された回転位相信号が切換スイッチ12の固定接
点bと可動接点vとを介して位相比較器11に供給され
ると同時に、基準信号発生器9で発生された基準信号が
切換スイッチ10の固定接点Rと可動接点vとを介して
供給されて、位相比較器11→増幅器13→キャプスタ
ンモータMc→回転位相検出器6→切換スイッチ12の
固定接点bと可動接点v→位相比較器11のような構成
の一巡の自動制御系によって位相比較器11からの誤差
信号が零になるように制御されることにより行なわれ
る。
【0028】またコントロール信号発生器18で発生さ
れたコントロール信号が、コントロール信号発生器18
→切換スイッチ14の固定接点bと可動接点v→コント
ロールヘッド27の回路によって、コントロールヘッド
27に供給されて磁気テープTのコントロールトラック
に記録され、また、トラック識別信号発生器17で発生
されたトラック識別信号が、トラック識別信号発生器1
7→切換スイッチ16の固定接点bと可動接点v→音声
ヘッド26の回路によって、音声ヘッド26に供給され
て磁気テープTのオーディオトラックに記録される。図
2にはフレーム弁別パルス{図2の(a)}と、コントロ
ール信号{図2の(b)}と、トラック識別信号{図2の
(c)}とが例示されている。
【0029】磁気テープTのコントロールトラックに記
録されるコントロール信号は、以下の説明においてはフ
レーム周期のパルスであるとされていて、奇数フィール
ド期間の映像信号を記録した記録跡と偶数フィールド期
間の映像信号を記録した記録跡とが順互順次に記録され
ている磁気テープTにおける順次の記録跡2本毎に1個
のコントロールパルスが記録されている。また、音声ヘ
ッド26により磁気テープTのオーディオトラックに記
録されるトラック識別信号は、図2乃至図4中には番組
の内容を示すデータであるとして示されているが、テー
プ上に記録形成されている異なる番組の映像信号による
記録跡群における特定な番組の記録跡と対応する位置に
だけトラック識別信号としてパルスを記録するようにし
てもよく、あるいは、前記したコントロール信号をパル
ス巾変調するなどして、トラック識別信号を磁気テープ
Tに記録するようにしてもよい。
【0030】前記のようにコントロール信号と、トラッ
ク識別信号とが予め記録されている磁気テープTを巻戻
し、その磁気テープTに例えば図5に例示されている記
録跡パターンのように、それぞれ一定の繰返し順序で
(2N−1)本の記録跡毎に配列しているとともに、奇
数フィールド期間の映像信号による記録跡と偶数フィー
ルド期間の映像信号による記録跡とが隣接するような記
録態様で(2N−1)個の番組の映像信号を磁気テープ
Tに記録させる場合には、切換スイッチ10の可動接点
vを固定接点P側に切換えるとともに、切換スイッチ1
2,14,16における各可動接点vを固定接点c側に
切換えた状態として、磁気テープTを(2N−1)Vの走
行速度で走行させている。
【0031】また、回転ドラムDuの180度対称の位
置に対をなして設けられている2個の回転磁気ヘッドH
a,Hbが、回転ドラムDuの半回転毎に順次交互に各
一方の回転磁気ヘッドにより1フィールド期間の映像信
号を磁気テープTに記録するが、前記の回転磁気ヘッド
Ha,Hbが取付けられている回転ドラムDuは、ドラ
ムモータMd→回転位置検出器5→位相比較器7→増幅
器8→ドラムモータMdの一巡の自動制御系中の位相比
較器7に供給されている基準信号に従って所定の回転位
相で回転するドラムモータMdによって駆動回転されて
いる。前記の状態において、音声ヘッド26によって再
生されたトラック識別信号は図3の(a)に例示されてい
るが、このトラック識別信号は切換スイッチ16の可動
接点vと固定接点cとを介してコントロール信号弁別器
15に供給され、またコントロールヘッド27によって
再生されたコントロール信号{図3の(b)}には、磁気
テープTからコントロールヘッド27によって再生され
たコントロール信号の微分波形が示されている}も、切
換スイッチ14の可動接点vと固定接点cとを介してコ
ントロール信号弁別器15に供給されている。
【0032】それで、前記のコントロール信号弁別器1
5では、これから記録しようとしている(2N−1)個
の番組の映像信号の内で、最初に磁気テープTに記録さ
せようとしている番組を示す識別信号と対応しているコ
ントロール信号の立上がり部分を、端子25を介して供
給されている番組選択指示信号の指定に従って抜き出す
と同時に、所定の比率で位置する立下がりパルスを付加
して、もとのコントロール信号を(2N−1)分周した
状態のコントロール信号を生成し{図3の(c)参照…
図3に示す例では、(2N−1)分周が3分周である場
合を示してある}、その波形整形出力を位相比較器11
に、切換スイッチ12の固定接点cと可動接点vを介し
て供給する。一方、位相比較器11には基準信号発生器
9より切換スイッチ10の固定接点Rと可動接点vとを
介して記録の対象にされている映像信号に位相同期した
フレーム周期の基準信号が供給されているので、キャプ
スタンモータMcは位相比較器11→増幅器13→キャ
プスタンモータMc→磁気テープT→コントロールヘッ
ド27→切換スイッチ14の可動接点vと固定接点c→
コントロール信号弁別器15→切換スイッチ12の固定
接点cと可動接点v→位相比較器11のような構成の一
巡の自動制御系によって位相比較器11からの誤差信号
が零になるように駆動回転され、磁気テープTは指定さ
れたコントロール信号に対応した位置に映像信号が記録
されるようになされた状態で(2N−1)Vの走行速度
(図3の例では3倍速)で走行する。
【0033】そして、(2N−1)個の番組の映像信号
の内で、最初に磁気テープTに記録させようとしている
番組の映像信号による記録信号を、記録再生信号処理回
路4から回転磁気ヘッドHa,Hbに供給して磁気テー
プTに記録することにより、磁気テープTには最初に磁
気テープTに記録させようとしている番組の映像信号に
よる記録跡が図6の(a)に例示されているように記録
形成される。前記のようにして、最初に磁気テープTに
記録させようとしている番組の映像信号による記録跡を
図6の(a)に例示されているように記録形成し終えた
ら、今度はコントロール信号弁別器15に端子25を介
して、2番目の番組を記録する位置に対応したコントロ
ール信号を使用するような番組選択指示信号を与え、磁
気テープTが指定されたコントロール信号に対応した位
置に映像信号が記録されるようになされた状態で(2N
−1)Vの走行速度で走行させ、(2N−1)個の番組
の映像信号の内で、2番目に磁気テープTに記録させよ
うとしている番組の映像信号による記録信号を、記録再
生信号処理回路4から回転磁気ヘッドHa,Hbに供給
して磁気テープTに記録することにより、磁気テープT
には2番目に磁気テープTに記録させようとしている2
番目の番組の映像信号による記録跡が図6の(b)に例
示されているように記録形成される。
【0034】(2N−1)個の番組の映像信号の内で、
2番目に磁気テープTに記録させようとしている番組の
映像信号による記録跡が図6の(b)に例示されている
ように記録形成し終えたら、次にコントロール信号弁別
器15に端子25を介して、3番目の番組を記録する位
置に対応したコントロール信号を使用するような番組選
択指示信号を与え、磁気テープTが指定されたコントロ
ール信号に対応した位置に映像信号が記録されるように
なされた状態で(2N−1)Vの走行速度で走行させ、
(2N−1)個の番組の映像信号の内で、3番目に磁気
テープTに記録させようとしている番組の映像信号によ
る記録信号を、記録再生信号処理回路4から回転磁気ヘ
ッドHa,Hbに供給して磁気テープTに記録すること
により、磁気テープTには最初に磁気テープTに記録さ
せようとしている番組の映像信号による記録跡が図6の
(c)に例示されているように記録形成される。このよ
うにして、記録の対象にされている(2N−1)個の番
組の映像信号のすべてのものによる録跡を磁気テープT
に記録形成させるのである。このようにして記録の対象
にされている(2N−1)個の番組が記録された記録済
み磁気テープTにおける記録跡パターンは、例えば図5
に示されているように、特定な1つの番組の映像信号に
よる記録跡が、一定の繰返し順序で(2N−1)本の記
録跡毎に配列しているとともに、奇数フィールド期間の
映像信号による記録跡と偶数フィールド期間の映像信号
による記録跡とが隣接するように記録された状態で(2
N−1)個の番組の映像信号による記録跡が磁気テープ
に記録されている状態となる。
【0035】次に、前記のように(2N−1)Vの走行
速度で走行させた状態で、図5に例示されているように
(2N−1)個の番組の映像信号による記録跡が記録さ
れている記録済み磁気テープを(2N−1)Vの走行速
度で走行させ、所定の回転数で回転させた回転ドラムに
おける180度対称の位置に互に逆アジマス角を有して
対をなす回転磁気ヘッドHa,Hbにより、(2N−
1)個の番組の内の1つの番組の映像信号による記録跡
を順次に走査させると、前記した記録再生の対象にされ
ている(2N−1)個の番組の内で再生の対象にされて
いる特定な1つの番組の映像信号による記録跡からの再
生動作が行なわれる。前記した(2N−1)個の番組の
内のある1つの番組の映像信号による記録跡の選択再生
は、記録済み磁気テープに記録されているコントロール
信号と順次の記録跡の識別のための情報とを用いること
により極めて容易に行なわれる(図4参照)。
【0036】次に、前述のように(2N−1)Vの走行
速度で走行させた状態で、例えば図5に例示されている
ように(2N−1)個の番組の映像信号による記録跡が
記録されている記録済み磁気テープTを、記録動作時の
磁気テープTの走行速度(2N−1)Vとは異なる走行
速度{(2N−1)+M)}V[ただし、Nは2以上の
自然数、Mは0及び{−(2N−1)}ならびに{−2
(2N−1)}以外の整数]で走行させるとともに、前
記した回転磁気ヘッドHa,Hbの回転軌跡と、前記し
た記録済み磁気テープT上における走査の対象にされて
いる記録跡とー致するように、例えば回転磁気ヘッドH
a,Hbをアクチュエータにより駆動変位させたり、あ
るいは記録済み磁気テープTの走行路を変更させたりし
て、回転磁気ヘッドHa,Hbから(2N−1)個の番
組の映像信号における順次の番組の映像信号を再生す
る。今まで述べた条件で記録を行なって得た記録済み磁
気テープTを、上記のテープ走行速度で走行させると、
個々の番組について規則正しく(2N−1)フィールド
周期で、{(2N−1)+M}フィールド飛びの内容の
映像信号を得ることができる。
【0037】以上のようにして規則正しく得られる個々
の番組についての(2N−1)フィールド周期で{(2
N−1)+M}フィールド飛びの内容の映像信号は、記
録再生信号処理回路4より、信号処理回路19に輝度信
号Yと色差信号R−Y,B−Yの形で供給される。信号
処理回路19では、それに供給された輝度信号Yと色差
信号R−Y,B−Yとを、アナログデジタル変換器21
でデジタル信号に変換した後にメモリ22に記憶する。
前記のメモリ22に記憶された(2N−1)個の番組に
おける各番組の輝度信号のデータと色差信号R−Y,B
−Yのデータとは、前記した(2N−1)個の番組と対
応するそれぞれの画像を、1枚の表示画面中に例えば図
8に例示されているような所定の配列状態で表示させる
ことができるような時系列的な信号に変換させるための
所定の順序で、メモリ22から読出された後にデジタル
アナログ変換器23によりデジタルアナログ変換されて
エンコーダ20に供給される。エンコーダ20では輝度
信号Yと色差信号R−Y,B−Yとを用いて、輝度信号
と搬送色信号とが帯域共有多重化された複合カラー映像
信号を生成して出力端子3に送出する。前記の信号処理
回路19における信号処理動作は、制御回路24による
制御の下に行なわれる。
【0038】図7及び図8は前述のように(2N−1)
Vの走行速度で走行させた状態で、例えば図5に例示さ
れているように(2N−1)個の番組の映像信号による
記録跡が記録されている記録済み磁気テープTを、記録
動作時の磁気テープTの走行速度(2N−1)Vとは異
なる走行速度{(2N−1)+M}V[ただし、Nは2
以上の自然数、Mは0及び{−(2N−1)}ならびに
{−2(2N−1)}以外の整数]の走行速度で走行さ
せ、かつ回転磁気ヘッドHa,Hbの回転軌跡と、前記
した記録済み磁気テープT上における走査の対象にされ
ている記録跡とが一致するようにして回転磁気ヘッドH
a,Hbで再生して得られる個々の番組についての(2
N−1)フィールド周期で{(2N−1)+M}フィー
ルド飛びの内容の映像信号を、信号処理回路19で信号
処理することにより、記録済み磁気テープTに記録され
ている(2N−1)個の番組全部の映像信号による画像
内容を1つの表示画面中に整列させて表示させる場合の
説明のための図であり、図7及び図8に示す例において
は記録済み磁気テープTに記録されている番組の個数が
9個の場合{(2N−1)個という表現でのN=5の場
合}の例である。
【0039】図7及び図8において、四角な枠中に記載
されているo,e,o,e…におけるoは、奇数フィー
ルド期間の映像信号の記録跡を示し、また、eは偶数フ
ィールド期間の映像信号の記録跡を示しており、また、
四角な枠の上方に示されている1,2,…9の数字は、
記録済み磁気テープに記録されている9個の番組の番組
番号を示している。そして、図7は、9個の番組が記録
されている記録済み磁気テープを、その記録済み磁気テ
ープを作る場合の磁気テープTの走行速度9Vよりも、
早い走行速度11V(既述のMが2の場合)で記録済み
磁気テープで走行させた状態を例にとり、記録済み磁気
テープTから時間軸上で順次に再生される映像信号の番
組の順序を例示したものである。
【0040】前記のように9個の番組が記録されている
記録済み磁気テープを、その記録済み磁気テープを作る
場合の磁気テープTの走行速度9Vよりも、早い走行速
度11V(既述のMが2の場合)で記録済み磁気テープ
で走行させた場合を一例として示している図7におい
て、記録済み磁気テープTから時間軸上で順次に再生さ
れる番組の順序は、図7の下方に示されているように、
番組1の奇数フィールド期間の記録跡→番組3の偶数フ
ィールド期間の記録跡→番組5の奇数フィールド期間の
記録跡→番組7の偶数フィールド期間の記録跡→番組9
の奇数フィールド期間の記録跡→番組2の偶数フィール
ド期間の記録跡→番組4の奇数フィールド期間の記録跡
→番組6の偶数フィールド期間の記録跡→番組8の奇数
フィールド期間の記録跡→番組1の偶数フィールド期間
の記録跡→番組3の奇数フィールド期間の記録跡→番組
5の偶数フィールド期間の記録跡→番組7の奇数フィー
ルド期間の記録跡→番組9の偶数フィールド期間の記録
跡→番組2の奇数フィールド期間の記録跡→番組4の偶
数フィールド期間の記録跡→番組6の奇数フィールド期
間の記録跡→番組8の偶数フィールド期間の記録跡→番
組1の奇数フィールド期間の記録跡→…の繰返しとな
る。
【0041】N=5,M=2の場合を一例にして図7を
参照して説明したところから明らかなように、磁気テー
プTを(2N−1)Vの走行速度で走行させた状態で、
例えば図5に例示されているように(2N−1)個の番
組の映像信号による記録跡を記録した記録済み磁気テー
プTを、記録動作時の磁気テープTの走行速度(2N−
1)Vとは異なる走行速度{(2N−1)+M)}V
[ただし、Nは2以上の自然数、Mは0及び{−(2N
−1)}ならびに{−2(2N−1)}以外の整数]で
走行させ、かつ回転磁気ヘッドHa,Hbの回転軌跡
と、前記した記録済み磁気テープT上における走査の対
象にされている記録跡とが一致するようにして回転磁気
ヘッドHa,Hbで再生される映像信号は、記録済み磁
気テープに記録されているすべての番組の情報を均等に
含んでいて、個々の番組について着目すると規則正しく
9フィールド周期で出現して、その内容は11フィール
ド飛びの映像信号となる。また、前記の例のようにMが
偶数の場合は、図8に示すように連続して得られる映像
信号は、奇数個の番組の全部の番組の映像信号が所定の
繰返し順序で、かつ、時間軸上で奇数フィールド期間の
映像信号と偶数フィールド期間の映像信号とが順次交互
に現われる、というような再生態様となる。
【0042】それで、前記のように状態で順次に再生さ
れた映像信号を信号処理回路19でメモリ22に記憶さ
せ、メモリ22から所定の順序で読出すことにより図8
の下方に示されているように、複数個の各番組の画像内
容がディスプレイ上に整列された状態で、それらを1度
に表示させることができるような映像信号を作り出すこ
とができるのであり、前記のようにして生成された映像
信号により1つのディスプレイの映像表示面上に、複数
個の各番組の画像内容をディスプレイ上に所定のように
整列させた状態で1度に表示させることができる。
【0043】
【発明の効果】以上、詳細に説明したところから明らか
なように本発明の磁気記録再生装置は180度対称の位
置に互に逆アジマス角を有して対をなす回転磁気ヘッド
が設けてある回転ドラムを所定の回転数で回転させてお
き、前記の回転ドラムの周面の一部に巻付いた状態で所
定の走行速度Vで走行する磁気テープを、前記の1対の
回転磁気ヘッドによって順次交互にヘリカルスキャンさ
せたときに前記した1対の回転磁気ヘッドにおける各回
転磁気ヘッドの180度毎の回転と対応して、記録対象
の映像信号における順次の1フィールド期間の映像信号
による順次の記録跡が磁気テープ上に隣接した状態で順
次に形成される磁気記録再生装置における磁気テープ
を、(2N−1)V(ただし、Nは2以上の自然数)の
走行速度で走行させた状態で、記録再生の対象にされて
いる(2N−1)個の番組における各特定な1つの番組
の映像信号による記録跡が、磁気テープにおけるその番
組の映像信号による記録跡が記録形成されるべき位置に
順次に記録され、かつ、隣接する記録跡中に記録される
映像信号が奇数フィールド期間の映像信号と偶数フィー
ルド期間の映像信号となるようにして、前記した(2N
−1)個の番組における他の特定な1つの番組の映像信
号による記録跡が形成されることにより、(2N−1)
個の番組が記録された記録済み磁気テープTにおける特
定な1つの番組の映像信号による記録跡が、一定の繰返
し順序で(2N−1)本の記録跡毎に配列しているとと
もに、奇数フィールド期間の映像信号による記録跡と偶
数フィールド期間の映像信号による記録跡とが隣接する
ように記録された状態で(2N−1)個の番組の映像信
号による記録跡が磁気テープに記録されている状態の記
録済み磁気テープを作り、前記の記録済み磁気テープを
(2N−1)Vの走行速度で走行させて、所定の回転数
で回転させた回転ドラムにおける180度対称の位置に
互に逆アジマス角を有して対をなす回転磁気ヘッドで、
(2N−1)個の番組の内の1つの番組の映像信号によ
る記録跡を選択的に走査させて映像信号を再生すること
ができ、また(2N−1)Vのテープ走行速度で(2N
−1)個の番組の映像信号による記録跡が記録されてい
る記録済み磁気テープを、{(2N−1)+M}V[た
だし、Nは2以上の自然数、Mは0及び{−(2N−
1)}ならびに{−2(2N−1)}以外の整数]の走
行速度で走行させるとともに、前記した回転磁気ヘッド
の回転軌跡と、前記した記録済み磁気テープ上における
走査の対象にされている記録跡とが一致するように、例
えば回転磁気ヘッドをアクチュエータにより駆動変位さ
せたり、あるいは記録済み磁気テープの走行路を変更さ
せたりして再生することにより、個々の番組について規
則正しく(2N−1)フィールド周期で{(2N−1)
+M}フィールド飛びの内容の映像信号を良好に再生で
き、前記の再生された映像信号により(2N−1)個の
番組の画像を1つの画面内に配列させた状態で同時に映
出させることができるのであり、本発明によれば複数の
番組の映像内容を瞬時に切換えて再生することができ、
また、記録済み磁気テープにおける所謂Hならびは良好
な状態とされているから、再生時に回転磁気ヘッドによ
る記録跡の追跡の状態が多少悪化しても大きな画質の劣
化を生じることがなく、さらに、本発明によれば正逆、
スロー再生状態においても、特定な1つの番組内容だけ
でなく、複数の番組内容の確認を容易に行なうことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気記録再生装置の概略構成を示すブ
ロック図である。
【図2】動作説明用のタイムチャートである。
【図3】動作説明用のタイムチャートである。
【図4】動作説明用のタイムチャートである。
【図5】本発明の磁気記録再生装置の動作を説明するた
めの記録跡パターンを示す図である。
【図6】本発明の磁気記録再生装置の動作を説明するた
めの記録跡パターンを示す図である。
【図7】本発明の磁気記録再生装置の再生時の動作例を
説明するための図である。
【図8】本発明の磁気記録再生装置の再生時の動作例を
説明するための図である。
【図9】従来の磁気記録再生装置の磁気テープに記録形
成される記録跡パターンを示す図である。
【符号の説明】
T…磁気テープ、4…記録再生信号処理回路、7,11
…位相比較器、8,13…増幅器、9…基準信号発生
器、15…コントロール信号弁別器、17…トラック識
別信号発生器、18…コントロール信号発生器、19…
信号処理回路、
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/937 7734−5C H04N 5/93 C

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 180度対称の位置に互に逆アジマス角
    を有して対をなす回転磁気ヘッドが設けてある回転ドラ
    ムを所定の回転数で回転させておき、前記の回転ドラム
    の周面の一部に巻付いた状態で所定の走行速度Vで走行
    する磁気テープを、前記の1対の回転磁気ヘッドによっ
    て順次交互にヘリカルスキャンさせたときに、前記した
    1対の回転磁気ヘッドにおける各回転磁気ヘッドの18
    0度毎の回転と対応して、記録対象の映像信号における
    順次の1フィールド期間の映像信号による順次の記録跡
    が、磁気テープ上に隣接した状態で順次に形成される磁
    気記録再生装置において、磁気テープを(2N−1)V
    (ただし、Nは2以上の自然数)の走行速度で走行させ
    た状態で、記録再生の対象にされている(2N−1)個
    の番組における個々の番組の映像信号による記録跡が、
    それぞれ一定の繰返し順序で(2N−1)本の記録跡毎
    に配列しているとともに、奇数フィールド期間の映像信
    号による記録跡と偶数フィールド期間の映像信号による
    記録跡とが隣接するように記録された状態に(2N−
    1)個の番組の映像信号の記録を行なう手段を備えてな
    る磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 180度対称の位置に互に逆アジマス角
    を有して対をなす回転磁気ヘッドが設けてある回転ドラ
    ムを所定の回転数で回転させておき、前記の回転ドラム
    の周面の一部に巻付いた状態で所定の走行速度Vで走行
    する磁気テープを、前記の1対の回転磁気ヘッドによっ
    て順次交互にヘリカルスキャンさせたときに、前記した
    1対の回転磁気ヘッドにおける各回転磁気ヘッドの18
    0度毎の回転と対応して、記録対象の映像信号における
    順次の1フィールド期間の映像信号による順次の記録跡
    が、磁気テープ上に隣接した状態で順次に形成される磁
    気記録再生装置において、記録再生の対象にされている
    (2N−1)個(ただし、Nは2以上の自然数)の番組
    における個々の番組の映像信号による記録跡が、それぞ
    れ一定の繰返し順序で(2N−1)本の記録跡毎に配列
    しているとともに、奇数フィールド期間の映像信号によ
    る記録跡と偶数フィールド期間の映像信号による記録跡
    とが隣接した状態で記録形成されている記録済み磁気テ
    ープを(2N−1)Vの走行速度で走行させるととも
    に、前記した(2N−1)個の番組の内の特定の1個の
    番組の映像信号による記録跡を選択的に再生する手段を
    備えてなる磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 180度対称の位置に互に逆アジマス角
    を有して対をなす回転磁気ヘッドが設けてある回転ドラ
    ムを所定の回転数で回転させておき、前記の回転ドラム
    の周面の一部に巻付いた状態で所定の走行速度Vで走行
    する磁気テープを、前記の1対の回転磁気ヘッドによっ
    て順次交互にヘリカルスキャンさせたときに、前記した
    1対の回転磁気ヘッドにおける各回転磁気ヘッドの18
    0度毎の回転と対応して、記録対象の映像信号における
    順次の1フィールド期間の映像信号による順次の記録跡
    が、磁気テープ上に隣接した状態で順次に形成される磁
    気記録再生装置において、記録再生の対象にされている
    (2N−1)個(ただし、Nは2以上の自然数)の番組
    における個々の番組の映像信号による記録跡が、それぞ
    れ一定の繰返し順序で(2N−1)本の記録跡毎に配列
    しているとともに、奇数フィールド期間の映像信号によ
    る記録跡と偶数フィールド期間の映像信号による記録跡
    とが隣接した状態で記録形成されている記録済み磁気テ
    ープを{(2N−1)+M}V[ただし、Mは0及び
    {−(2N−1)}ならびに{−2(2N−1)}以外
    の整数]の走行速度で走行させる手段と、前記した記録
    済み磁気テープ上の記録跡と回転磁気ヘッドの回転軌跡
    とを一致させる手段と、前記の記録済み磁気テープに記
    録されている(2N−1)個の番組の画像を1枚の表示
    画面中に所定の配列状態で表示させうるように、回転磁
    気ヘッドから順次に再生された映像信号を信号処理する
    少なくともメモリを含んで構成された信号処理手段とを
    備えてなる磁気記録再生装置。
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