JPH0712952A - 金属検査方法及び検査装置 - Google Patents

金属検査方法及び検査装置

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JPH0712952A
JPH0712952A JP18186193A JP18186193A JPH0712952A JP H0712952 A JPH0712952 A JP H0712952A JP 18186193 A JP18186193 A JP 18186193A JP 18186193 A JP18186193 A JP 18186193A JP H0712952 A JPH0712952 A JP H0712952A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 酸素吸収機能を付与させたプラスチック容器
中の食品に誤って混入した金属異物を精度よく検出す
る。 【構成】 交番磁界発生手段(1,P)で発生させた磁
界の被検査体による磁束変化を検出手段(Sa,Sb,
2)により検出して、被検査体に混入する金属の有無を
検査する検査装置において、上記検出信号から磁性体成
分信号を取り出す検波手段3、この検波手段からの検波
信号を交番磁界発生手段の交番電圧と同周波数で変調す
る変調手段5、上記検出信号からこの変調手段の出力信
号を差し引く減算器7を備えた磁性体成分信号除去手段
と、この磁性体成分信号除去手段から出力される導体成
分信号を検波する検波器9と、この検波器からの出力に
もとづいて被検査体に混入する金属の有無を判別する判
別器とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチック容器入り
の食品に混入する金属異物を検査するための方法及び装
置に関し、特に、鉄を主成分とする微粒子を多量に含有
させて酸素吸収機能を付与させたプラスチック容器内に
おける金属異物の混入の有無を検査する方法及び装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来からハム、ソーセージ、味噌などの
製品中に混入した金属魂を検出する目的で金属検査装置
が用いられている。この金属検査装置は、交番磁界を発
生する一個の送信コイルと、この交番磁界による磁力線
が等量鎖交するように送信コイルに対向して配置された
二個の検出コイルとを有し、両コイル間にベルトコンベ
アに搬送させた被検査体を通過させることで、被検査体
中の金属異物を検出できるようにしている。
【0003】この金属検査装置の原理を図4乃至図6に
もとづいて説明する。これらの図で、送信コイルPには
発振器1から交番電流が供給され、コイルPから交番磁
界が発生している。二つの検出コイルSa,Sbは、鎖
交する磁束が等しくなるように送信コイルPに対向して
配置され、これらコイルSa,Sbの出力は互いに逆位
相となるように増幅器2(図6参照)に接続されてい
る。したがって、図4(A)に示すように、送信コイル
Pと検出コイルSa,Sbの間に被検査体が通過しない
場合、又は、被検査体が通過しても金属異物Wの混入し
ていない場合は、二つの検出コイルSa,Sbは電磁的
に平衡状態にあり、増幅器2の出力端には検出出力が現
れない。
【0004】この平衡状態にある検出コイルSa,Sb
に対して、金属異物Wが鉄魂のような磁性体であり、こ
の異物Wが混入した被検査体が、検出コイルSaから検
出コイルSb方向に通過した場合には、図4(B)に示
すように金属異物Wの位置に応じて二つの検出コイルS
a,Sbを通る磁束に変化が生じる。この場合、検出コ
イルSa側に磁性体の金属異物Wが位置しているので、
磁束は検出コイルSa側に引き込まれ、このコイルSa
側に大きな起電力が生じて、増幅器2(図6参照)の出
力端に検出信号が現れる。
【0005】一方、金属異物Wがステンレス魂のような
非磁性体の導体金属であると、図4(C)に示すよう
に、異物W内に生じた渦電流により逆向きの磁束が発生
し、等価的に磁束が金属魂Wの位置していない検出コイ
ルSb側に押しやられる。このため、検出コイルSa,
Sb間に生じる起電力が不平衡となり、増幅器2(図6
参照)の出力端に検出信号が現れる。
【0006】ここで、導体金属に生じる渦電流は、磁束
の時間的変化率に比例するので、送信コイルSa,Sb
の出す磁束に対して検出信号の位相が90°進むが、磁
性体による磁束の引き込みにはこのような作用がないの
で、金属異物Wが導体と磁性体との場合では両者の検出
信号に90°の位相差が生じるようになる。実際の鉄片
などの金属異物Wの検出信号では、その異物Wが磁性体
であると同時に導体でもあるため、純粋な磁性体として
の位相と導体としての位相を合成したベクトルを示すよ
うになる。図5は、酸素吸収剤として使われる磁性体微
粒子、鉄魂、ステンレス魂の周波数に対するインダクタ
ンス特性を示している。なお、図5は、鉄塊もステンレ
ス塊と同様にインダクタンス変化があるので導体の性質
を示すが、鉄微粒子はインダクタンス変化がないので導
体としての性質を示さないことを意味している。
【0007】また、一般的な食品の多くは水分及び調味
料として塩分を含むものが多く、その導電性によって導
体金属と同様な性質(マテリアル・エフェクト)を示
し、検出感度を阻害するようになる。このマテリアル・
エフェクトを軽減し、磁性のある鉄片の異物Wを高感度
に検出するには、磁性の有無によって検出信号に位相差
が生じることを利用することができ、従来図6に示した
検出回路が用いられている。
【0008】発振器1、送信コイルP、検出コイルS
a,Sb及び増幅器2からなる検出部で検出された金属
異物Wの検出信号は、第1及び第二の検波器12,13
にそれぞれ導かれる。この第1の検波器12には、発振
器1の出力信号を第一の位相器10で磁性体成分に合わ
せた同期信号が供給されており、第二の検波器13に
は、発振器1の出力信号を第二の位相器11で導体成分
に合わせた同期信号が供給される。これにより、第一及
び第二の検波器12,13では、入力される同期信号に
もとづいて検出信号が検波され、磁性体成分及び導体成
分の位相に合わせた低周波信号をそれぞれ取り出すこと
ができる。これら第一及び第二の検波器12,13の検
波出力信号は、それぞれ適宜ノイズ圧縮除去フィルタな
どを経由したあとに、第一及び第二の判別器14,15
で設定されたレベルと比較され、異物混入の有無が判定
される。このような金属検査装置は、導電性のある食品
中に混入した磁性のある鉄片を高感度に検出することを
主目的としている。
【0009】また、特開昭60−78378号では、被
検査体中に水分や塩分が含まれている場合に、この被検
査体の材質に応じて、検波器に供給される発振器からの
同期信号の位相を自動的に切り替えて、マテリアル・エ
フェクトの影響を軽減できるようにした金属検出装置が
提案されている。
【0010】また、特開昭64−65485号では、被
検査体の材質に応じて検出コイルに接続される同調回路
のコンデンサを切れ換えて、検出コイルで得られる検出
信号の位相を変化させるようにした金属検出装置が提案
されており、さらに、コンデンサの切換え時に発生する
ノイズの影響を低減させるために検波器の後段に設けら
れるフィルタの特性を切り換えられるようにしている。
【0011】また、特開平3−279888号では、被
検査体を搬送するコンベアの振動にもとづく金属魂の誤
検出を防止するために、振動によって生じた検出出力信
号であると判定された場合に、検出信号の出力を停止せ
られるようにした金属検査装置が提案されている。
【0012】また、特開平5−87942号では、被検
査体の品種の違いにかかわらず安定して金属魂を検出で
きるようにするため、品種に応じて送信コイルから出力
される磁界の強さを変えられるようにした金属検査装置
が提案されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プラスチッ
ク容器入りの食品では、容器内の食品の酸化を防ぐ目的
で、容器内に酸素吸収剤を封入した製品がある。しか
し、このような製品ではプラスチック容器壁を通り抜け
て容器内に入り込んでくる酸素の吸収は困難である。そ
こで、容器を形成するプラスチック材に酸素吸収剤を分
散含有させることで、容器を通過して入り込んでくる酸
素を吸収できるようにしたものが知られている(例え
ば、特開平2−308852号)。このように容器その
ものに酸素吸収剤を含有させた場合、酸素吸収剤として
使われる鉄の微粒子は、独立絶縁されているので、磁性
体のみの性質を示し、導体としての性質は示さない。し
かし、このような酸素吸収機能を付与させたプラスチッ
ク容器入りの食品(被検査体)を従来の金属検査装置で
検査した場合は、磁性を示す容器自体を金属異物と誤検
出してしまい、食品中の金属魂を精度よく検出できない
という問題点があった。この場合、検出コイルに接続さ
れる増幅器の増幅度を下げて検出を行なうことが考えら
れるが、このようにした場合、大きな金属異物しか検出
できないという問題が生じてしまい、実情に合わなくな
る。
【0014】本発明は、このような従来の技術が有する
課題を解決するために提案されたものであり、酸素吸収
機能を付与させたプラスチック容器入りの食品中に誤っ
て混入した金属異物を精度よく検出できるようにした金
属検査方法及び装置の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】まず、本発明の基本的な
考え方を説明する。前述したように、容器に付与された
磁性体微粒子は、容器の基体であるプラスチック中に分
散独立し、電気的に絶縁されているので、ほぼ純粋な磁
性体としての性質を示し、導体としての性質をほとんど
示さない。一方、異物の鉄魂は容器内の微粒子に比べて
はるかに大きいので、磁性体であると同時に、交流磁界
においては導体としての性質を示す。
【0016】本発明は、この性質を利用し予め磁性体成
分信号のみを圧縮除去したあとに、導体成分信号のみを
抽出して金属異物の有無を検出するものである。すなわ
ち、検出信号を飽和しない程度に増幅したものを磁性体
成分の位相で検波し、得られた低周波信号で元の発振器
から分岐した信号を振幅変調して、その変調された信号
を磁性体成分に等しい位相に合わせて同信号を検波信号
から差し引いて導体成分のみを抽出し、これを導体成分
の位相で検波して金属異物の有無を検出を行なう。これ
らの信号の位相関係を図3に示す。
【0017】図3(A)は、一般のプラスチック容器に
入った食品中の鉄の異物を検出した場合を示し、磁性体
成分Efeの導体成分Ecoが合成されたベクトルとして検
出信号Eoが得られる。一方図3(B)は、酸素吸収機
能を有する磁性体微粒子を含有した容器内に、鉄異物を
検出した場合を示し、鉄異物の磁性体成分Efeに容器の
磁性体成分Epaが加え合わせられた磁性体信号成分Efe
+Epaと、鉄異物の導体成分信号Ecoが合成されたベク
トルとして検出信号E1が得られる。本発明では、図3
(C)に示すように検出信号E1から磁性体成分信号
(Efe+Epa)を差し引いて、検出出力Ecoを取り出
し、金属異物の検出を行なっている。
【0018】このような原理にもとづいて、上記目的を
達成するため本発明の金属検査方法は、交番磁界発生手
段で発生させた磁界の被検査体による磁束変化を検出手
段により検出して、被検査体に混入する金属の有無を検
査する検査方法において、上記検出手段から発せられる
被検査体の検出信号中の磁性体成分信号を圧縮除去し
て、導体成分信号を取り出し、この導体成分信号を検波
して被検査体に混入する金属の有無を検査する方法とし
てある。
【0019】また、本発明による金属検査装置は、検出
手段から発せられる被検査体の検出信号中の磁性体成分
信号を圧縮除去して、導体成分信号を取り出す磁性体成
分信号圧縮除去手段と、この磁性体成分信号圧縮除去手
段から出力される導体成分信号を検波する検波手段と、
この検波手段からの出力にもとづいて被検査体に混入す
る金属の有無を判別する判別器とを有する構成としてあ
り、好ましくは、磁性体成分信号圧縮除去手段を、上記
検出信号から磁性体成分信号を取り出す検波手段と、こ
の検波手段からの検波信号を交番磁界発生手段の交番電
圧と同周波数で変調する変調手段と、上記検出信号から
この変調手段の出力信号を差し引く減算器とで構成して
ある。
【0020】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面にもと
づき詳細に説明する。図1のブロック図に、この本発明
による金属検査装置の一実施例を示し、図2に各部の波
形を示す。これらの図で、検出部は、従来と同様に発振
器1、送信コイルP、二つの検出コイルSa,Sb及び
前置増幅器2によって構成されており、前置増幅器2は
従来のものに比べて増幅度を数分の1から数十分の1程
度に低く設定してあり、容器の磁性によって検出信号が
飽和しないようにしてある。なお、発振器1、送信コイ
ルPは、交番磁界発生手段を構成している。また、検出
コイルSa,Sbと前置増幅器2は、被検査体による磁
束変化を検出する検出手段を構成している。上記検出信
号から磁性体成分を圧縮除去するには、つぎに説明する
ステップで、検出信号中の磁性体成分と同位相で等しい
振幅の信号(e)を作り、差動増幅器7において検出信
号(c)から差し引くことで、導体成分のみを抽出す
る。
【0021】まず、前置増幅器2の出力である検出信号
(c)が第一の検波器3に送られる。この検波器3に
は、図2に示すような発振器1の出力信号(a)を位相
器4で磁性体成分に合わせた同期信号(b)(図2には
図示せず)が供給されており、この検波器3において増
幅器2の出力が検波されることで、磁性体成分に比例し
た低周波の磁性体信号(d)が取り出される。この検波
器3の出力は、変調器5に送られ、この変調器5におい
て発振器1の交番電圧(a)が磁性体信号(d)で変調
される。この変調信号は、第二の位相器6で磁性体成分
に等しい位相に合わせられ、この出力信号(e)が減算
器をなす差動増幅器7に送られる。この差動増幅器7に
は、前置増幅器2の出力である検出信号(c)が供給さ
れており、この検出信号(c)から磁性体成分信号
(e)が差し引かれることにより、検出信号(c)中の
導体成分信号(f)を取り出すことができる。ここで、
検波器3、位相器4、位相器6、変調器5、差動増幅器
7は、磁性体成分信号圧縮除去手段を構成している。
【0022】この導体成分信号(f)は、発振器1の出
力信号(a)を位相器8で導体成分に合わせた同期信号
(g)が供給されている第二の検波器9に送られ、この
検波器9で同期検波されることで、低周波の導体信号
(h)となる。この検波器9の出力(h)は、従来同様
適宜ノイズフィルタに通されたあと、図示しない判別器
において所定のレベルと比較され、金属異物の混入の有
無が判定される。
【0023】この実施例によれば、容器含有の磁性体成
分は100分の1程度に圧縮され、判別動作を阻害する
ことなく、また異物の導体成分の減衰もなく、良好に金
属異物の検出を行なえた。
【0024】なお、検波器9は単純に交番電圧を整流す
るだけの方式でもよいが、検波器3や変調器5の直線性
や利得の不完全性のために、磁性体成分を完全に圧縮除
去できない場合もあるので、導体成分の位相で位相検波
することにより完全性を期した。また、磁性体成分の圧
縮除去を差動増幅器7によって行なっているが、位相器
6の出力を磁性体成分と逆位相とし、増幅器7を加算増
幅器としても本実施例と等価になる。さらに、検出部は
送信コイルPと一対の検出コイルSa,Sbを対向して
配したが、検出コイルSa,Sbを送信コイルPの両側
に同軸状に配してもよい。またさらに、検出コイルS
a,Sbの代わりにホール素子からなる半導体センサを
用いてもよい。
【0025】また、本実施例では磁性体微粒子を含有す
る容器内に導体の異物がある場合を示したが、アルミニ
ウムを蒸着した容器内に鉄の異物が混入している場合の
検査を行なう場合にも適用できる。この場合、磁性体成
分を減衰させるのではなく、導体成分を減衰させて、磁
性体としての鉄の異物の検出を行なえるようにする。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、酸
素吸着機能を付与した容器内の金属異物の検出を高感度
で行なうことができる。また、通常の容器内に酸素吸収
材の小袋が入れられた製品についても、磁性体成分を減
衰させて、導体成分を取り出せば、食品中に混入する金
属異物の検出を行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による金属検査装置の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】図1の金属検査装置の各部の波形を示す波形図
である。
【図3】本発明の基本的な動作を説明するための磁性体
成分と導体成分のベクトル図である。
【図4】金属検査装置の基本的な動作原理を説明するた
めの図である。
【図5】周波数に対する異なる材質のインダクタンス特
性を示すグラフである。
【図6】従来の金属検査装置を示すブロック図である。
【符号の説明】 1 発振器 2 前置増幅器 3,9 検波器 4,6,8 位相器 5 変調器 7 差動増幅器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチック容器入り
の食品,医薬品,化粧品,化学品等に混入する金属異物
を検査するための方法及び装置に関し、特に、鉄を主成
分とする微粒子を多量に含有させて酸素吸収機能を付与
させたプラスチック容器内における金属異物の混入の有
無を検査する方法及び装置に関する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交番磁界発生手段で発生させた磁界の被
    検査体による磁束変化を検出手段により検出して、被検
    査体に混入する金属の有無を検査する検査方法におい
    て、 上記検出手段から発せられる被検査体の検出信号中の磁
    性体成分信号を圧縮除去して導体成分信号を取り出し、
    次いで、この導体成分信号を検波し、この検波結果にも
    とづいて被検査体に混入する金属の有無を検査すること
    を特徴とした金属検査方法。
  2. 【請求項2】 交番磁界発生手段で発生させた磁界の被
    検査体による磁束変化を検出手段により検出して、被検
    査体に混入する金属の有無を検査する検査装置におい
    て、 上記検出手段から発せられる被検査体の検出信号中の磁
    性体成分信号を圧縮除去して、導体成分信号を取り出す
    磁性体成分信号圧縮除去手段と、 この磁性体成分信号圧縮除去手段から出力される導体成
    分信号を検波する検波手段と、 この検波手段からの出力にもとづいて被検査体に混入す
    る金属の有無を判別する判別器と、 を有することを特徴とした金属検査装置。
  3. 【請求項3】 上記磁性体成分信号圧縮除去手段が、上
    記検出信号から磁性体成分信号を取り出す検波手段と、
    この検波手段からの検波信号を交番磁界発生手段の交番
    電圧と同周波数で変調する変調手段と、上記検出信号か
    らこの変調手段の出力信号を差し引く減算器からなる請
    求項2記載の金属検査装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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