JPH0712950Y2 - 放射線温度計 - Google Patents

放射線温度計

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JPH0712950Y2
JPH0712950Y2 JP1993013286U JP1328693U JPH0712950Y2 JP H0712950 Y2 JPH0712950 Y2 JP H0712950Y2 JP 1993013286 U JP1993013286 U JP 1993013286U JP 1328693 U JP1328693 U JP 1328693U JP H0712950 Y2 JPH0712950 Y2 JP H0712950Y2
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JP
Japan
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thermocouple
radiation thermometer
rod
vertical groove
heat shield
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JP1993013286U
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JPH0669894U (ja
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福治 永盛
正雄 手塚
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Sukegawa Electric Co Ltd
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Sukegawa Electric Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は原子炉の燃料ピンから発
射するガンマ線等の放射線を検出する放射線温度計に関
し、特に、その内部に収納する熱電対の固定構造の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電の信頼性及び有効な保護を確
実にするため、原子炉の炉心燃料集合体内における局部
的熱出力を測定することが必要とされ、そのためには、
種々の測定方式や装置が既に提案されている。その中で
も、特に、放射線温度計は、熱的に隔離された金属マス
(mase)のガンマー(γ)線による加熱(約90%)及び
高エネルギーの中性子による加熱(約10%)に基づい
ており、このようにして発生する熱は隣接する燃料棒か
らの出力に比例している。
【0003】かかる炉心燃料集合体内の局部的熱出力を
測定するための放射線温度計は、従来、例えば特公昭5
8−53759号公報、特公昭61−61360号公
報、特公昭59−16239号公報などにより知られて
いる。すなわち、これら従来技術になる放射線温度計
は、複数の燃料棒を束ねた燃料集合体内に配置した円筒
形の外側遮蔽管内に挿入して配置され、異なる高さにお
ける局部出力を測定するものである。
【0004】図5及び図6には、この従来技術になる放
射線温度計の構造の一例が示されている。この放射線温
度計は、一般に、良好な熱伝導率及び導電率を備えた材
料、例えばステンレス鋼などの金属、合金、または、伝
導性セラミックなどを円筒形に形成したロッド1と、そ
の外周を包囲する遮蔽管2と、その内部に収納された複
数組の熱電対3、3…とから構成されている。このロッ
ド1は、燃料集合体の全高に亘って延びており、かつ、
原子炉の燃料集合体内における異なる高さでの出力を測
定するため、複数の区域に分けられている。すなわち、
ロッド1の長手方向の途中には、外周にわたって凹部が
形成され、これにより複数の遮熱室4を形成して複数の
区域を相互に熱的に遮断している。
【0005】また、このロッド1の外周には、その長手
方向に沿って縦溝5、5…が複数形成されており、複数
の区域に分けられたロッド1の所定位置での温度を測定
するため、熱電対がこれら縦溝5、5…内に収納されて
いる。すなわち、燃料集合体の異なる高さにおける出力
を測定するため、複数の区域に分けられたロッド1での
加熱温度を測定するためである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術においては、ロッド1の外周に形成された縦溝
5、5…内に挿入された熱電対3、3…は、凹部が形成
された遮断室4以外の(すなわち、大断面)部分では、
その外周を覆う遮蔽管2の働きにより、縦溝5から外れ
て飛び出すことはないが、しかしながら、凹部が形成さ
れた遮断室4の部分(小断面部分)では、熱電対3、3
…が縦溝5から飛び出してしまい、浮き上がるという問
題点があった。
【0007】そこで、本考案では、上記従来技術の問題
点に鑑み、ロッドの外周に形成した縦溝内に挿入した熱
電対が、全外周にわたって凹部が形成された遮断室にお
いても浮き上がることのない熱電対の固定構造を備えた
放射線温度計を提供することをその目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、上記の目的を
達成するため、本考案では、良熱伝導性でかつ良導電性
の円筒形の部材からなり、その長手方向の所定の位置に
全外周に凹部を形成して遮熱室としたロッドと、前記ロ
ッドの外周面の長手方向に形成した縦溝とを有し、前記
縦溝内に熱電対を挿入して配線してなる放射線温度計に
おいて、前記遮熱室に隣接する前記縦溝内には、前記挿
入された熱電対の上から、前記縦溝の幅にほぼ等しい直
径のダミーワイヤーを挿入して前記熱電対を固定したこ
とを特徴とする放射線温度計を提供する。
【0009】
【作用】上記の本考案の放射線温度計によれば、遮熱室
を通ってロッドの外周面に長手方向に形成した縦溝内に
挿入して配線される熱電対の上から、さらに、ダミーワ
イヤーが挿入固定される。このダミーワイヤーは、前記
縦溝の幅とほぼ等しい直径を有することから、前記縦溝
内に挿入されると固定され、その下側の熱電対を縦溝の
底部に確実に固定する。このようにして、少なくとも、
遮熱室に隣接する前記縦溝内に配線される熱電対を縦溝
の底部に固定することにより、熱電対が遮熱室の空間内
で浮き上がることがない。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例について、添付の図面
を参照しながら詳細に説明する。図1〜図3(図2は図
1のA−A断面、図3は図1のB−B断面である)に
は、本考案の実施例である放射線温度計10の一部が、
特に、遮熱断室が形成された部分が拡大されて示されて
いる。図において、ロッド20は、良好な熱伝導率及び
導電率を備えた材料、例えばステンレス鋼などの金属、
合金、あるいは、伝導性セラミックなどを円筒形に形成
したものである。このロッド20の外周には、これを包
囲するように遮蔽管21が設けられている。なお、この
ロッド20は、図示しない原子炉の燃料集合体の全高に
亘って延びていることは上記と同様である。
【0011】また、このロッド20は、図示しない原子
炉の燃料集合体内における異なる高さでの出力を測定す
るため、複数の区域に分けられており、図1に示すよう
に、ロッド20の途中には、全外周にわたって凹部22
が形成され、これによって遮熱室24が形成されてい
る。すなわち、この遮熱室24は、断面積が小さく、そ
のため、断面積が大きく放射されるガンマー(γ)線を
吸収して加熱される加熱部25、25を熱的に長手方向
に複数分離する働きを有している。
【0012】さらに、このロッド20の外周には、その
長手方向に沿って縦溝15、15…が複数(本実施例で
は4本)形成されており、複数の区域に分けられたロッ
ドの所定位置での加熱温度を測定するための複数の熱電
対が、これら縦溝15、15…内に収納されている。す
なわち、燃料集合体の異なる高さにおける出力を測定す
るため、複数の熱電対30、30…が設けられている。
【0013】なお、各熱電対30は、図4に示すよう
に、それぞれ、例えばインコネルから形成された被覆管
31内に、クロメルから形成される熱電対の導体32、
33を配線し、その先端にはアルメルからなる熱電対を
形成する他の部材の導線34を溶接して、温接点Hと冷
接点Cとを構成する。また、被覆管31の内部には、例
えばアルミナ、マグネシアなどの電気絶縁材35が充填
され、これら導体32、33間の電気的絶縁を図ってい
る。
【0014】そして、本考案によれば、上記ロッド20
の外周、長手方向に形成された縦溝15、15…内に
は、上記の熱電対30が挿入されて配線され、さらに、
その上からは、縦溝15の幅とほぼ等しい直径の管状の
部材、いわゆる、ダミーワイヤー50が挿入される。す
なわち、このダミーワイヤー50は、縦溝15内に押し
込まれるとその溝内に固定されることとなり、これを縦
溝15内に先に挿入した熱電対30の上から挿入するこ
とにより、熱電対30を縦溝15の底部に押さえ付けて
確実に固定することが可能になる。そのため、ロッド2
0の断面積が小さく円筒空間を形成している遮熱室24
においても、前記熱電対30が浮き上がってくるを確実
に防止する。なお、このダミーワイヤー50は、縦溝1
5の長手方向全体に亘って挿入してもよいが、その機能
あるいは効果から、遮熱室24に隣接する部分に特に施
すことが有効である。また、本考案になる熱電対の固定
構造は、ダミーワイヤー50を挿入するだけの簡単な作
業で実施可能であるから、経済的にも優れている。
【0015】なお、上述の実施例では、熱電対30を遮
熱室24の部分でロッド20の中心方向に曲げている
が、熱電対30を、遮熱室24の部分で曲げずに、スト
レートに配線する場合もある。この場合も、ダミーワイ
ヤーを使用することは同様に有効である。
【0016】
【考案の効果】上記の本考案の詳細な説明からも明かな
様に、本考案の放射線温度計によれば、ロッドの遮熱室
内においても熱電対が浮き上がらないように縦溝内に確
実に固定することが可能になり、かつ、経済的かつ容易
に実施することが出来る放射線温度計の熱電対固定構造
が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である放射線温度計の詳細構
造を示す一部拡大分解斜視図である。
【図2】上記図1にA−Aで示す断面から見た放射線温
度計の断面図である。
【図3】上記図1にB−Bで示す断面から見た放射線温
度計の断面図である。
【図4】上記放射線温度計内に配設された熱電対の詳細
構造を示す一部分解斜視図である。
【図5】従来技術になる放射線温度計の一例を示す図で
ある。
【図6】上記従来の放射線温度計のC−C断面図であ
る。
【符号の説明】
10 放射線温度計 15 縦溝 20 ロッド 21 遮蔽管 22 凹部 24 遮熱室 25 加熱部 30 熱電対 50 ダミーワイヤー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 良熱伝導性でかつ良導電性の円筒形の部
    材からなり、その長手方向の所定の位置に全外周に凹部
    を形成して遮熱室としたロッドと、前記ロッドの外周面
    の長手方向に形成した縦溝とを有し、前記縦溝内に熱電
    対を挿入して配線してなる放射線温度計において、前記
    遮熱室に隣接する前記縦溝内には、前記挿入された熱電
    対の上から、前記縦溝の幅にほぼ等しい直径のダミーワ
    イヤーを挿入して前記熱電対を固定したことを特徴とす
    る放射線温度計。
JP1993013286U 1993-02-27 1993-02-27 放射線温度計 Expired - Lifetime JPH0712950Y2 (ja)

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JPH0669894U JPH0669894U (ja) 1994-09-30
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