JPH071294U - 門扉用調整金具 - Google Patents

門扉用調整金具

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JPH071294U
JPH071294U JP3675893U JP3675893U JPH071294U JP H071294 U JPH071294 U JP H071294U JP 3675893 U JP3675893 U JP 3675893U JP 3675893 U JP3675893 U JP 3675893U JP H071294 U JPH071294 U JP H071294U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で摺動調整と揺動調整が容易、確
実且つ迅速に行え、長期に渡って調整位置がズレること
のない門扉用調整金具を提供する。 【構成】 アンカー部材28を固着したケース本体10
の内周上下面11,13に摺動溝12a,bを形成し、
挿入端の上下面に回動軸4a,b及び途中に長孔3を形
成した持送り部材1を挿入すると共に、前記した長孔3
の上面5に滑り止め部23を設けた固定部材21を装入
し、この固定部材21を固定ボルト20で固着する。こ
れにより、持送り部材1は摺動及び揺動を自在に行っ
て、位置の調整を行うことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、左右の摺動調整と前後の揺動調整が容易に行える、埋込型の門扉用 調整金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
埋込型の門扉用金具は、門柱や壁面に埋込穴を形成し、この埋込穴に門扉用金 具の一部を挿入後に固着して取付けるため、通常用いられるボルトオンタイプの 門扉用金具に比べて調整作業が困難であった。このような不都合を解消するため に従来より様々な門柱埋込型の門扉用調整金具が提案されており、例えば実開昭 64−53398号、実開昭63−198798号、実開昭63−152900 号の各公報にそれぞれ開示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した各考案においても下記に示すように様々な課題を残し ている。 先ず、実開昭64−53398号公報に記載の考案は、支軸の受け部と連なる 左右の並行板で形成した支持体と、先端部に並行溝を有する円筒ホルダを設けた ケーシングからなり、この支持体は、円筒ホルダの並行溝に並行板を係止してケ ーシング内に収納し、締め付けボルトで円筒ホルダと共にケーシングに締め付け る構成となっている。これによって、固定ボルトを緩めることで支持体は摺動調 整が自在となると共に、円筒ホルダを軸として揺動調整が自在となる。 しかし、この考案は、支持体の固定位置が円筒ホルダを含む回転軸であるため 、固定ボルトを締め付けると円筒ホルダも共回りを起こして固定位置にズレを生 じるという課題を有しており、金具の位置調整は依然として大変である。
【0004】 また、実開昭63−198798号公報に記載の考案は、門柱に埋込む筒体の 中空部に門柱側ヒンジの突片をスライド自在に挿通して、筒体に設けた固定ねじ で門柱側ヒンジの突片を固定する構成となっている。これによって、門柱側ヒン ジが摺動調整が自在となる。 しかし、この考案は、非常に簡単な構成ではあるが摺動調整のみで揺動調整が 全くできない。実際に調整金具を施工する場合、多くの場合は揺動調整も必要で あり、この考案のように揺動調整ができないものは用途が限定され汎用性に欠け る。また、この考案に記載されているような固着手段は、筒体に螺合した固定ね じの先端部のみで門柱側ヒンジを固着しているが、このような構成では十分な固 着力が得られない。
【0005】 さらに、実開昭63−152900号公報に記載の考案は、石柱に取付けられ る縦孔を設けた固定具に、支軸を突設した上部半体と下部半体からなるケース状 調整具を設け、ケース状調整具内部に縦架したガイド軸を縦孔に貫通させ、この ガイド軸をナットで締め付けることで固定具の上下面が各半体に圧接される構成 であり、ナットを緩めることによってケース状調整具は摺動調整と揺動調整が自 在となる。 しかし、この考案は、十分な圧接強度を得るためには固定具の長さを十分に取 る必要があり、その結果これを門柱に取付けた際には、門柱と門扉との隙間が大 きくなるという課題を有する。しかも、このような構成は、上下各半体による固 定具上下面の圧接面積が一定しておらず、つまり摺動調整によってケース状調整 具を一杯に引き出した場合、前記した圧接面積が少なくなるために十分な固着力 が得られず、調整した位置がズレ易くなってしまう。
【0006】 本考案は、このような従来例に見られる種々の課題に鑑みて開発されたもので あり、簡単な構成で摺動調整と揺動調整が容易、確実且つ迅速に行うことができ 、また、長期に渡って調整位置がズレることのない門扉用調整金具を提供するこ とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、筒形状のケース本体の内周上下面に摺動溝を形 成し、このケース本体の一端側にアンカー部材を固着し、ケース本体の他端側よ り持送り部材を挿入すると共に、この持送り部材の挿入端上下面に設けた回動軸 を上記した摺動溝に案内自在に摺動し、更に、この持送り部材の途中には揺動方 向に交叉する縦形長孔を形成し、この長孔に挿通した固定ボルトをケース本体の 上下面で固着し、持送り部材の長孔の上面位置に固定部材を装入し、この固定部 材の下面に形成した滑り止め部を持送り部材の上面に当接し且つ上記した固定ボ ルトでこの固定部材を固着したことを特徴とする構成とした。
【0008】
【作用】
本考案は上記したように構成されているので、門扉用調整金具を門柱等に埋込 んで取付けた際に、持送り部材は、挿入端の上下面に設けた回動軸がケース本体 の摺動溝に案内され、持送り部材に形成した長孔の長さの範囲において摺動自在 に位置調整が行える。そして、回動軸を中心として、持送り部材に形成した長孔 の巾の範囲において揺動自在に位置調整が行える。 このようにして持送り部材の位置調整を行なった後に固定ボルトを締め方向に 回動することで、持送り部材の長孔の上面は固定部材の下面と当接する一方、持 送り部材の下面はケース本体の内周下面と当接してこれらに挾持される。この場 合、固定ボルトをさらに強く締めることで、固定部材の下面に形成した滑り止め 部が長孔の上面に食い込むため、前記したように摺動及び揺動調整をして位置調 整を行った持送り部材は、長期に渡ってみだりにズレたりガタついたりすること なく強固に固着される。 また、本考案の門扉用調整金具は、ケース本体に固着されたアンカー部材と共 に門柱等に埋込まれるので非常に頑丈に設置でき、施工後においてガタついたり 欠落することがない。
【0009】
【実施例】
これより、本考案の門扉用調整金具の一実施例について、図面を用いた詳細な 説明を行なう。 図1乃至図4は、本考案を適用した門扉用調整金具の一実施例の構成を示して おり、持送り部材1、ケース本体10、固定ボルト20、固定部材21及びアン カー部材28等の部材から構成されている。そして、これら各部材を詳述すると 次の通りである。
【0010】 持送り部材1は前端に門扉取付部2を立設させ、ケース挿入端の上下面に回動 軸4a,4bを設け、さらに持送り部材1の途中には縦方向に貫通する長孔3を 形成している。本実施例において、持送り部材1の摺動調整可能巾と揺動調整可 能巾は、前記した長孔の長さ及び巾で決定されるので、実施の状況に応じて適宜 大きさを決定するものとする。
【0011】 ケース本体10は筒状を呈しており、その内周上面11と内周下面13には、 前記した回動軸4a,4bを案内する摺動溝12a,12bが形成されると共に 、固定ボルト20の挿通孔14aを穿孔している。本実施例では、門扉用調整金 具が左右いずれの門柱にも適用できるように、ケース本体10は上下対称形とし 、内周下面13にも固定ボルト20の挿通孔14bを穿孔している。また、ケー ス本体10の側面には、アンカー部材28を止めネジ33で固着するためのボル ト孔15が設けられている。アンカー部材28は、一端をクランク状に折曲て固 着片29を形成して止めネジ33に螺合するタップ31を設け、他端を略Y字形 状に切り拡いて2葉の係止片30を形成している。
【0012】 固定部材21は、適宜厚の金属板を例えば略コ字形状に折曲て固定ボルト20 の螺合する固定タップ22を形成し、その下面である持送り部材1の長孔3の上 面5と当接する部位には、鋸歯形状の滑り止め部材23を形成している。 そして、図2乃至図4に示されるように、持送り部材1をケース本体10に挿 入し、さらに固定部材21を持送り部材1の長孔3の上面5に位置するように装 入して固定ボルト20を固定部材21の固定タップ22に螺着させ、固定ボルト 20の先端部に袋ナット24を設けることで、門扉用調整金具の組立てが行われ る。
【0013】 本実施例において、持送り部材1はアルミ鋳物で門扉取付部2、長孔3及び回 動軸4a,4bを一体に形成し、ケース本体10はアルミ材を引き出し形成する ことで、内周上面11と内周下面13に摺動溝部12a,12bを一体に形成し ている。また、固定部材21やアンカー部材28は鋼板或はステンレス板を用い て形成し、固定ボルト20、袋ナット24及び止めネジ33はステンレス製のも のを用いている。しかし、これらの材質は一例であり、他の素材を用いて実施す ることは勿論可能である。
【0014】 なお、本実施例において各図に示した形状は一例であり、これらに限定される ものではない。以下に、図示はしないがその他の例を簡単に示す。 本実施例において、持送り部材1に形成した長孔3は孔でなくともよく、この 部分において固定ボルト20が挿通することができ、摺動及び揺動調整のための クリアランスが確保できればよい訳で、例えば持送り部材1の上面から見て略コ 字形状に形成することもできる。本実施例のケース本体10は筒形状としている が、これも他の形状で実施できる。つまり、ケース本体10は内周上面11と内 周下面13を備えていればよく、例えばケース本体10を略コ字としても実施で きる。
【0015】 また、固定部材21やアンカー部材も、その機能を損なわない範囲で様々な形 状で実施することができるし、アンカー部材28は、ケース本体10に一体に形 成することもできる他、場合によっては省略してもよい。さらに、本実施例では 、持送り部材1の長孔3の上面5側にクリアランスを得て固定部材21を位置さ せて、ケース本体10の内周下面13側から固定ボルト20を挿通して固定部材 21を固着しているが、これとは逆に、持送り部材1の長孔3の下面6側にクリ アランスを得て固定部材21を位置させて、ケース本体10の内周上面11側か ら固定ボルト20を挿通して固定部材21を固着することもできる。この場合、 固定ボルト20は、その先端部において固定部材21のタップ22に螺合可能な 長さを有していればよく、本実施例の如くケース本体10の内周上面11及び内 周下面13を貫くような長いものでなくともよい。
【0016】 次に、本実施例の作用を説明する。 本実施例は上記したように構成されているので、図5に示すように、門扉用調 整金具を門柱36に埋込んで取付け、持送り部材1の門扉取付部2に門扉37を 設けた際に、持送り部材1は、挿入端の上下面に設けた回動軸4a,4bがケー ス本体10の摺動溝12a,12bに案内され、持送り部材1に形成した長孔3 の長さの範囲において摺動自在となり、門扉37の左右位置の調整が行える。そ して、回動軸4a,4bを中心として、持送り部材1に形成した長孔3の巾の範 囲において揺動自在となり、門扉37の前後位置の調整が行える。
【0017】 このようにして持送り部材1の位置調整を行なった後に固定ボルト20を締め 方向に回動することで、持送り部材1の長孔3の上面5は固定部材21の下面に 形成した滑り止め部23と当接する一方、持送り部材1の下面6はケース本体1 0の内周下面13と当接してこれらに挾持される。この場合、固定ボルト20を さらに強く締めることで、固定部材20の下面に形成した滑り止め部23が長孔 3の上面5に食い込むため、前記したように摺動及び揺動調整をして位置調整を 行った持送り部材1は、長期に渡ってみだりにズレたりガタついたりすることな く強固に挾持される。 また、本実施例の門扉用調整金具は、ケース本体10に固着されたアンカー部 材28と共に門柱36に埋込まれる。アンカー部材28には係止片30が設けら れているので、門扉用調整金具は門柱36の取付穴(図示せず)に確実に係止さ れて非常に頑丈に設置でき、施工後の長期に渡ってガタついたり欠落することが ない。
【0018】
【考案の効果】
以上の説明で明らかな通り、本考案の門扉用調整金具は以下のような優れた効 果を奏するものである。 即ち、ケース本体の内周上下面に形成した摺動溝と持送り部材の回動軸により 持送り部材を案内自在に摺動調整でき、さらに、この持送り部材に形成した長孔 と前記した回動軸により持送り部材を揺動調整できるので、非常に容易、確実且 つ迅速に門扉の取付位置を調整することができる。また、このように位置調整を 行った持送り部材は、長孔を挿通する固定ボルトを締め付けて固定部材を固着し た際に、この固定部材の下面に形成した滑り止め部とケース本体の内周下面とで 強固に挾持されるため、長期に渡って調整位置がズレることはない。さらに、本 考案は簡単な構成であるから、実施が容易であり、低コストで提供することがで きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の構成を示す分解斜視図である。
【図2】本実施例の組立て状態を示す正面図である。
【図3】上記における平面図である。
【図4】上記におけるA−A部断面図である。
【図5】門柱への施工状態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 持送り部材 3 長孔 4a,4b 回動軸 5 上面 6 下面 10 ケース本体 11 内周上面 12a,12b 摺動溝 13 内周下面 14a,14b 挿通孔 20 固定ボルト 21 固定部材 23 滑り止め部 28 アンカー部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒形状のケース本体の内周上下面に摺動
    溝を形成し、このケース本体の一端側にアンカー部材を
    固着し、ケース本体の他端側より持送り部材を挿入する
    と共に、この持送り部材の挿入端上下面に設けた回動軸
    を上記した摺動溝に案内自在に摺動し、更に、この持送
    り部材の途中には揺動方向に交叉する縦形長孔を形成
    し、この長孔に挿通した固定ボルトをケース本体の上下
    面で固着し、持送り部材の長孔の上面位置に固定部材を
    装入し、この固定部材の下面に形成した滑り止め部を持
    送り部材の上面に当接し且つ上記した固定ボルトでこの
    固定部材を固着したことを特徴とする門扉用調整金具。
JP1993036758U 1993-06-14 1993-06-14 門扉用調整金具 Expired - Lifetime JP2555577Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0220700U (ja) * 1988-07-20 1990-02-09
JPH0287898U (ja) * 1988-12-23 1990-07-11

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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