JPH0712886Y2 - 熱間圧延機における光学式板幅測定装置 - Google Patents

熱間圧延機における光学式板幅測定装置

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JPH0712886Y2
JPH0712886Y2 JP1988056954U JP5695488U JPH0712886Y2 JP H0712886 Y2 JPH0712886 Y2 JP H0712886Y2 JP 1988056954 U JP1988056954 U JP 1988056954U JP 5695488 U JP5695488 U JP 5695488U JP H0712886 Y2 JPH0712886 Y2 JP H0712886Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、熱間圧延金属板の光学式板幅測定装置に関す
る。
〔従来の技術〕
鋼板の熱間圧延ラインにおいては、最終スタンドの出側
の鋼板下部に、鋼板の流れ方向と直交してその板幅より
若干長い光源を設けるとともに、鋼板の上方に光源から
の光を受光するCCDカメラ等の受光手段を設けて、これ
らの間を熱間圧延鋼板が通過したときに、鋼板の各エッ
ジを検知しこの結果から板幅の測定を行なって、熱間圧
延ラインにおける板幅精度管理を行なっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、従来のような光学式板幅測定装置は、最終スタ
ンド出側にあるため、蒸気等による環境条件に対し、大
がかり(例えばブロアー等の設備)な対策が必要で高価
となる。かかる光学式板幅測定装置を、板幅精度を高め
るために、熱間圧延機のスタンド間に設置しようとする
と、悪環境や設置スペースの確保の点で以下のような問
題が生ずる。
すなわち、熱間圧延機のスタンド間は、蒸気、ヒューム
や多量の散布水分等により、測定装置にとってかなりの
悪環境となっているため、測定精度の低下、機器の寿命
低下や機器の保守性の低下を招く。一方、スタンド間は
必要最小限のスペースしかなく、大型の測定装置では設
置できにくいばかりか、圧延機に対して鋼板を位置決め
するために熱間圧延材のエッジを案内するサイドガイド
を、圧延ロールの交換のたびに上流側に水平に移動させ
るため、従来のような最終スタンド出側の光学式板幅測
定装置の光源手段をそのまま設置しようとしても、サイ
ドガイドと干渉するおそれがある。
このため、従来においてはスタンド間に光学式の板幅測
定装置を設けたものはなかった。
本考案は、かかる問題点を解決すべくなされたもので、
悪環境下でも測定精度、機器の寿命、機器の保守性を低
下させることがないと共に、スタンド間の狭いスペース
に容易に設置でき、かつ、圧延ロール交換等に他の装置
と干渉することのない熱間圧延材の光学式板幅測定装置
を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題は、熱間圧延機のスタンド間において設置さ
れ、被圧延板を挟んで下方に光源を上方に受光手段を配
置し、板の各エッジを検出して板幅を測定する装置であ
って; 各サイドガイドライナーの下部に出し入れ自在に設けら
れ、かつ装着した状態においてサイドガイドと一体的に
移動する箱体と、この箱体内に設けた光源と、前記箱体
内を大気圧以上に保持すべく箱体内へエアを吹き込むエ
ア吹込手段と、箱体を水冷する手段と、前記受光手段と
被圧延板との間にあって光軸を囲むフード部材と、この
フード部材の受光手段がわからフード部材の内部を通っ
て被圧延板表面にエアを吹き付けるエア吹付手段とを備
え、 前記箱体の上面に透光用ガラスが設けられ、前記サイド
ガイドライナーに透孔が形成され、前記光源からの光は
前記透光用ガラス、透光およびフード部材の内部を通っ
て前記受光手段に至るようにしたことで解決できる。
〔作用〕
光源からの光を、その上を走行する熱間圧延板が通過し
たとき、該熱間圧延板により遮ぎられたことが、受光手
段により検知され、この検知の結果に基づいて、熱間圧
延板の板幅が検出される。
本考案では、光源を内部圧力が大気圧以上とした箱内に
収めてあるので、冷却水が箱内に浸入することができ
ず、光源の破損等を防止することができる。また、前記
箱体内雰囲気を冷却するようにしてあるため、熱応力が
原因となる、光源、箱体、箱体の透孔に嵌まるガラス等
の破損を防止することができる。
また、光源およびこれを収容する箱体をサイドガイドラ
イナーの下部に一体的に移動するよう設けているので、
たとえば圧延ロールの交換時にサイドガイドを移動させ
ても、予めサイドガイドの移動スペースを確保してある
ため、圧延機まわりの他設備に当ることを防止できる。
また、箱体をサイドガイドライナーの下部に出し入れ自
在に設けてあるので、箱体を取り出して光源の交換など
の保守を行うことができるので、メンテナンス性に優れ
たものとなる。さらに、光源を収容する箱体はサイドガ
イドと一体となって幅方向に移動するので、光源および
箱体として幅方向に短いもので足りる。
光源と受光手段との間に、エアを被圧延板表面に吹き付
けるフード部材を設けているので、高温鋼板から立ち上
る水蒸気や空気のゆらぎ等により板幅の測定結果に誤差
が生ずることを防止することができる。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図において、Mは圧延鋼板、1はF5スタンド、2は
F6スタンド(最終スタンド)を示す。3は従来の技術の
項で説明した従来の最終スタンド出側における光学式板
幅測定装置の光源手段、4は同上の受光手段を示す。
F5スタンド1の出側に設けたルーパ5の下流には、F6ス
タンド1のサイドガイド6が設けられている。第2図に
示すように該サイドガイド6は、熱間圧延鋼板の各エッ
ジを案内するように左右別体により形成されている。サ
イドガイド6が立設されるサイドガイドライナー7のル
ーパ5がわ端部には板幅方向に沿って長く細幅のスリッ
ト7aが形成されており、このスリット7a位置においてサ
イドガイドライナー7の下面には断面コ字状の取付ボッ
クス8が一体化され、この取付ボックス8内には、光源
11を収容する本考案にいう箱体としての光源ボックス10
が横方向から出入自在となっている。
ここで第3図に示すように、光源ボックス10は、透孔10
aが形成された天板10bの下に有底箱10cを一体化して構
成されている。透孔10aには、耐熱性透光材料たとえば
耐熱ガラス10dが嵌込まれている。有底箱10cの内部に
は、たとえば透過度が大きく、小型化が可能である点で
好ましいハロゲンランプからなる光源11が収納されてい
る。
さらに第4図に示すように、光源ボックス10の内部に
は、有底箱10cの側壁に設けた空気圧入口12から空気が
圧入され、内部圧力を、大気圧以上(たとえば、ゲージ
圧0.1〜3.0kg/cm2)とするようにしてある。13は圧力調
整用空気出口である。かくしてエア吹込手段が構成され
ている。
一方、有底箱10cの3側壁の回りには給水管14が配設さ
れている。この給水管14は1本の配管を中心となる側面
まで導き、ここにおいて両側面に向けて分岐させ、コ字
状に配管したもので、配管の両末端はいずれも閉塞され
ている。該給水管14には冷却水入口14aから水が供給さ
れ給水管14に形成した噴出孔14bから水を噴出させて、
光源ボックス10の外壁を冷却することにより、光源ボッ
クス10内の雰囲気を冷却する構造となっている。なお、
15は光源への接続用コンセントである。
他方、第5図に示すように、光源ボックス10の上方に
は、2台の受光手段を構成するCCDカメラ16が光源ボッ
クス10と対向して1対1で設けられている。これらCCD
カメラ16,16は、カメラボックス16A内に配されている。
また光源11とCCDカメラ16とを結ぶ光軸に沿うように筒
状の第1フード部材17および第2フード部材18が設けら
れており、該第1および第2フード部材17,18に形成し
た空気導入口17a,18aから空気を吹き込んで、第1およ
び第2フード17,18の内部に、CCDカメラ16側から光源ボ
ックス10側に向う空気流れを形成し、フード17,18内の
蒸気の浸入等を防止するとともに、フード前方の雰囲気
の清浄化を図っている。ここで、第1および第2フード
17,18は本考案にいうフード部材を構成する。本実施例
では上下2つに分割しているが一体に形成したものでも
よい。
また、前記サイドガイド6には板エッジに向かう空気吹
出口19が取付けてあり、これにより板のエッジ近傍にお
けるミストや蒸気を前述のフード部材と共にパージする
ようにしてある。
本実施例の動作について説明する。
熱間圧延鋼板MがF5スタンド1のルーパ5を経てF6スタ
ンド2に向かう際、熱間圧延鋼板Mの板エッジは各サイ
ドガイド6,6により案内されて、F6スタンド2に噛み込
まれる。この際、各サイドガイドライナー7の下部に
は、光源11を収容する光源ボックス10が設けられている
ため、光源11から発する光線が熱間圧延鋼板Mにより一
部遮られ、この状態がCCDカメラ16により検知される。
このエッジ検知結果と、既知の光源ボックス10の取付位
置等に基づいて、熱間圧延鋼板Mの板幅が連続的に測定
される。
熱間圧延機のスタンド間は鋼板やロールの冷却のため、
大量の冷却水が散布されるが、光源ボックス10内が大気
圧以上にしてあるため、光源ボックス内に冷却水が浸入
することを防止できる。この結果、浸入冷却水による光
源11の破損を防止することができる。
またサイドガイドライナー7に設けた光源ボックス10は
内部の光源の発生熱とともに、熱間圧延鋼板の熱により
加熱され高温状態に達する。本実施例では、給水管14を
通して水冷却することにより箱体10cの外壁部を冷却
し、雰囲気温度の低下を図っているので、光源ボックス
10自体の温度の上昇が抑制される。このため、たとえば
光源ボックス10の天板10bに設けた耐熱ガラス10dが破損
することを防止することができる。
光源ボックス10はサイドガイドライナー7の下面に一体
的に動くよう設けているため、たとえば圧延ロールの交
換をする際、サイドガイド6をF5スタンド1がわに引き
出しても、サイドガイド6およびサイドガイドライナー
7と共に光源ボックス10および光源11も、予め確保され
ているサイドガイド移動スペースに移行するだけである
から、圧延機まわりの他の設備に衝突することを防止で
き、光源ボックスの破損を防止できる。他方、もし光源
ボックスをサイドガイドの上や前面(ルーパー側)に取
付けると、ルーパーの上下動や、サイドガイドをロール
替時に引き抜いた際、他設備に当り破損する虞れがあ
る。また光源としてコンパクトなハロゲンランプを用
い、かつこれを収容する光源ボックスをサイドガイドラ
イナーに取付け一体的に移動させ幅方向の移動に追従さ
せるようにしたから、光源および箱体として短いもので
足り、設置スペースの面のほかコスト的にも有利とな
る。さらに、取付ボックスに対して横側から、光源ボッ
クス10を出入するようにすると、保守性を著しく向上さ
せることができる。
CCDカメラ16と光源ボックス10との間に第1および第2
フード部材17,18からエアパージを行うと、熱間圧延機
のスタンド間において、水蒸気やヒューム等が発生して
も、CCDカメラ16と光源ボックス10との間に侵入するこ
とができない。この結果、水蒸気、ヒューム等により板
幅測定精度が低下することが防止できる。第6図に、エ
アパージをオフとした場合と、オンとした場合の幅偏差
を測定した結果を示す。これによると、エアパージによ
りノイズの発生が著しく抑えられていることがわかる。
またサイドガイド6に設けた空気吹出口19によっても、
熱間圧延材の表面直上に発生する水蒸気、熱気による空
気のゆらぎ等の影響を低減することができ、精度向上を
図ることができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、熱間圧延機のス
タンド間という悪環境下でも測定精度、機器の寿命、機
器の保守性を向上させることができ、中間スタンド間の
ような狭いスペースに容易に設置できかつ、段取時等に
他の装置との干渉も防止しうることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の全体構成図、第2図は同上の
要部斜視図、第3図は同上の光源ボックスの断面図、第
4図は同上の斜視図、第5図は同上の要部側面図、第6
図(A)(B)はエア吹付手段による効果を説明する図
である。 M…圧延鋼板、6…サイドガイド、7…サイドガイドラ
イナー、10…光源ボックス(箱体)、11…光源、12…空
気圧入口、14…給水管、16…CCDカメラ、17…第1フー
ド部材、18…第2フード部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱間圧延機のスタンド間において設置さ
    れ、被圧延板を挟んで下方に光源を上方に受光手段を配
    置し、板の各エッジを検出して板幅を測定する装置であ
    って; 各サイドガイドライナーの下部に出し入れ自在に設けら
    れ、かつ装着した状態においてサイドガイドと一体的に
    移動する箱体と、この箱体内に設けた光源と、前記箱体
    内を大気圧以上に保持すべく箱体内へエアを吹き込むエ
    ア吹込手段と、箱体を水冷する手段と、前記受光手段と
    被圧延板との間にあって光軸を囲むフード部材と、この
    フード部材の受光手段がわからフード部材の内部を通っ
    て被圧延板表面にエアを吹き付けるエア吹付手段とを備
    え、 前記箱体の上面に透光用ガラスが設けられ、前記サイド
    ガイドライナーに透孔が形成され、前記光源からの光は
    前記透光用ガラス、透光およびフード部材の内部を通っ
    て前記受光手段に至るようにしたことを特徴とする熱間
    圧延機における光学式板幅測定装置。
JP1988056954U 1988-04-27 1988-04-27 熱間圧延機における光学式板幅測定装置 Expired - Lifetime JPH0712886Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58195861U (ja) * 1982-06-23 1983-12-26 住友金属工業株式会社 光学検出器のフ−ド
JPS596709U (ja) * 1982-07-05 1984-01-17 住友金属工業株式会社 幅計下部光源装置のガラス手入れ装置

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