JPH0712870B2 - ダンサ−ロ−ラ装置 - Google Patents

ダンサ−ロ−ラ装置

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JPH0712870B2
JPH0712870B2 JP61082214A JP8221486A JPH0712870B2 JP H0712870 B2 JPH0712870 B2 JP H0712870B2 JP 61082214 A JP61082214 A JP 61082214A JP 8221486 A JP8221486 A JP 8221486A JP H0712870 B2 JPH0712870 B2 JP H0712870B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は帯状シート巻取機等における帯状シートの走
行路に設けたダンサーローラ装置に関する。
(従来の技術) 従来のダンサーローラ装置は、たとえば実公昭60−1907
8号公報に開示されているように、ダンサーローラの両
端部を一点を中心に揺動可能な揺動支持体等により自由
回転可能に支持したものであった。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、帯状シートの走行に対応して従動回転するダン
サーローラには以下のような問題が存在する。
すなわち、プラスチックフィルム,紙,金属箔等の帯状
シートや、特に表面にスリ傷が生じやすく、その表面に
生じたスリ傷が製品価値を大きく左右する性質の帯状シ
ート、たとえば表面にアルミ蒸着を施したプラスチック
フィルム,写真用フィルムにあっては、分割巻取、ある
いはシート処理工程においてシート表面にスリ傷等をつ
けないことが必要とされ、そのためには帯状シートの走
行速度とシート走行路に設けたローラの周速とが一致し
ていることを要する。一方、周知のようにダンサーロー
ラは他の定置式の案内ローラと異なり、帯状シートの張
力変動によってたえず変位し、特に偏心した原反ロール
からの帯状シート引き出し走行路等の張力変動が大きい
個所に設けたものにあっては激しく変位を繰返す。した
がって、従来のダンサーローラでは慣性によりシートの
走行速度の急激な変化に追従して回転することができな
いことから帯状シートとの間で摩擦が生じ、これにより
帯状シートにスリ傷が発生して製品不良を招くことがあ
る。そして、上記問題は帯状シートの送り出し速度が高
速化される現在にあって、特に顕著である。
これに対処するためには、ダンサーローラを帯状シート
の走行速度に応じて積極的に回転駆動すればよいのでは
あるが、ダンサーローラが変位すると、例え帯状シート
の送り出し速度が一定であっても変位分だけシート走行
路の長さが変化することから、その長さに追従して変位
中のダンサーローラを定位状態に比して僅かに早く、あ
るいは遅く回転する必要がある。したがって、単に帯状
シートの送り出し速度に対応する一定の周速でダンサー
ローラを回転駆動したとしても、先述の問題を解消する
ことができない。
(問題点を解決するための手段) そこで本発明は、送り出しローラによって送り出される
帯状シートの走行路にあって、上記帯状シートの張力変
動に応じて変位可能に揺動支持体の一端に支持されたダ
ンサーローラと、上記揺動支持体の揺動支点と同心に設
けた第1伝動車、上記ダンサーローラの回転中心と同心
に設けた第2伝動車を有し、上記両伝動車の変速比を、
上記両伝動車の中心間の長さに上記ダンサーローラの半
径を加算した値を上記ダンサーローラの半径で除算した
値に一致させた伝動機構と、上記揺動支持体が静止して
いるとき、上記ダンサーローラが上記送り出しローラの
周速と同じ周速で回転するように上記第1伝動車を駆動
する駆動機構とを備えることを特徴とする。なお、ここ
での一致とは、完全一致のみならず、帯状シートに製品
価値を下げるスリ傷等をつけない範囲での誤差を許容す
る近似的な一致をも含むものである。
(作用) したがって、本発明によれば、伝動機構が両伝動車の中
心の長さに第2伝動車の半径を加算した値を第2伝動車
の半径で除算した値の変速比を有しているので、変位中
のダンサーローラを、帯状シート上をスリップせずに転
がることができるよう回転駆動することができる。
(実施例) 以下、図示した実施例に基づいて本発明を説明する。
まず、第1図及び第2図は本発明の第1実施例を示すも
のである。
ダンサーローラ1は揺動支点0aを中心に揺動可能な揺動
支持体2の一端に回転可能に支持されており、帯状シー
トSの張力変動に応じて上下に変位可能である。上記ダ
ンサーローラ1は揺動支持体2に一端を連結したバネ3
により上方に付勢されており、シート張力の変動が無い
場合には、たとえば第2図の位置Aに定位する。4aはダ
ンサーローラ1の上流側に設けた定置式の案内ローラ、
4bはダンサーローラ1の下流側に設けた定置式の案内ロ
ーラであり、上記案内ローラ4a,4bは帯状シートSの走
行に対応して従動回転する周知の形式である。帯状シー
トSはダンサーローラ1の下流側に設けられ、モータM
により回転駆動する送り出しローラ5によって原反ロー
ル、あるいは他のシート処理機等から引出され、上記ダ
ンサーローラ1を経て更に下流へと走行する。上記ダン
サーローラ1には、その回転中心0bと同心の伝動車(ベ
ルト車)6を設けており、また、上記揺動支持体2に
は、その揺動支点0aと同心に伝動車(ベルト車)7を設
けてある。8は上記揺動支持体側の伝動車7の回転をダ
ンサーローラ側の伝動車6に伝達するためのベルトであ
る。上記伝動車6と7は変位中のダンサーローラの駆動
速度を定位状態からの変位量(揺動支持体2の揺動角の
変化量)に応じて加減して帯状シートの走行速度と一致
させるべく、所定の変速比を有する。前記モータMは、
伝動機構9を介して上記伝動車7を回転駆動する。上記
伝動機構9は、定位状態におけるダンサーローラ1の周
速と送り出しローラ5の周速とが一致するような変速比
を有する。
したがって、たとえば位置Aで定位した状態における上
記ダンサーローラ1は、シート送り出し速度と同じ速度
で駆動される。よって、ダンサーローラ1と帯状シート
S間でスリップ等が生じることはない。
一方、先述したように、ダンサーローラ1は帯状シート
の走行中、上下に変位するものであるから、ダンサーロ
ーラ前後ローラ間の帯状シート長さが変化することによ
り帯状シートに追従して変位するダンサーローラに生じ
る回転角の変化量と、揺動支持体2が揺動したときにダ
ンサーローラ1に生じる回転角の変化量が同じになるよ
う前記伝動車6,7は変位量に応じた所定の変速比を有す
るようにしてある。以下、その詳細を第2図に基づいて
説明する。
第2図において、rはダンサーローラ1の半径、Lは揺
動支持体2の長さ(揺動支点0aと回転中心0bの間の距
離)、raは揺動支持体2側に設けた伝動車7の半径、rb
はダンサーローラ1側に設けた伝動車6の半径を示す。
なお、伝動車7は送り出しローラ5と連動して駆動され
るので、等価的に帯状シートの送り出し速度を零(固定
状態)と仮定する。
ここで、送り出しローラが停止していると仮定して、ダ
ンサーローラ前後の案内ローラ間に上流側より帯状シー
トが長さΔι(B−B′分)だけ余分に送り込まれ、当
該ダンサーローラ1が第2図に示すように位置Aから位
置A′まで下方に変位したとすると、上記ダンサーロー
ラの変位量Δhは、帯状シートの伸びが無いとすると、
Δι/2にほぼ等しくなる。
そして、上記ダンサーローラ1と帯状シートS間にスリ
ップがないと仮定すると、ダンサーローラ1は位置Aか
ら位置A′に移動する間に、たとえば位置Aにおけるダ
ンサーローラ外周上の点aが点a′の位置に来るように
回転角度φ分だけ転動する。
そして、上記ダンサーローラ1は、その前後の案内ロー
ラ間の帯状シート長さの変化に伴い回転しながら移動す
るので、前記回転角φ(単位;ラジアン)は帯状シート
長さの変化量Διをダンサーローラの半径rの2倍の値
(直径)で除した値に等しくなる。そして、上記値はダ
ンサーローラの変位量Δhをダンサーローラ1の半径で
除した値に近似的に等しい。
すなわち、 となる。
一方、この場合、送り出しローラ5は停止していると仮
定しているので、揺動支持体2の揺動中心0aの伝動車7
もフレーム等に固定していると考えてよく、また、上記
揺動支持体2はダンサーローラが変位することによって
角度Δθだけ揺動することになる。したがって、上記伝
動車7は相対的に角度Δθだけ回転することになる。そ
して、上記伝動車7の半径をra、伝動車6の半径をrb
すると、上記伝動車7が角度Δθだけ回転することによ
り伝動車6、つまりダンサーローラ1は伝動車7の半径
raと角度Δθの積を伝動車6の半径rbで除した値に等し
い角度φだけ揺動支持体2に対して相対的に反時計方
向に回転することになる。そして、上記揺動支持体2は
角度Δθだけ時計方向に揺動しているので、ダンサーロ
ーラ1はフレーム等に対しては、上記ダンサーローラ1
と揺動支持体2の相対回転角φから揺動支持体の揺動
角Δθを差し引いた角度φ′分第2図において反時計方
向に回転することになる。
すなわち、 となる。
したがって、帯状シートSとダンサーローラ1の間にス
リップがない場合、ダンサーローラ1の変位によって生
じるダンサーローラの回転角φと、揺動支持体が揺動す
ることにより伝動機構を介してダンサーローラに生じる
回転の角度φ′が等しくなるように伝動機構(伝動車)
の変速比を決定すればよい。
そして、ダンサーローラの変位量Δhと揺動支持体の揺
動角度Δθは近似的に比例し、上記変位量Δhは揺動支
持体の長さLと揺動角Δθの積にほぼ等しくなる。な
お、変位量Δhは Δh=2・L・sin(Δh/2) として表すことができるが、揺動角Δθが小さい場合に
は、 Δh≒L・Δθ としても誤差が小さいので実用上さしつかえない。
ここで、上記φとφ′とが等しいとすると、 となる。上記の式のΔhを先述したように近似的にL・
Δθとして、かつその両辺からΔθを消去すると、その
関係式は、 となり、伝動車7の半径raと伝動車6の半径rbの比、つ
まり両伝動車における変速比ra/rbは、 として近似的に求めることが可能になる。
そして、上記式に基づいて伝動車6,7の変速比を調節し
ておけば、上下に変位中のダンサーローラ1の駆動速度
を変位量に応じて加減して帯状シートの走行速度に対応
させることが可能になる。
なお、この実施例における案内ローラ4a、4bは駆動ロー
ラであってもよいし、さらにシート巻出軸(原反ロー
ル)と巻取軸(シートロール)の関係であってもよい。
また、送り出しローラ5を回転駆動するシート巻取軸に
置換することも可能である。
一方、この実施例における揺動支持体はダンサーローラ
を帯状シートの走行方向の上流側から支持しており、ダ
ンサーローラが第1図において上方へ変位すると反時計
方向に揺動してダンサーローラの回転角を時計方向に増
加するが、その揺動支点が帯状シートの走行方向の下流
側にあるときは、ダンサーローラが上記と同様に変位し
た場合、当該揺動支持体は時計方向に揺動する。したが
って、このような場合には、伝動車7の駆動を伝動車6
に伝えるベルト8をたすき掛けにして伝動機構の変速比
を揺動支持体の長さとダンサーローラの半径の差をダン
サーローラの半径で除した値に等しく選定すればよい。
第3,4図は、この発明の他の一実施例を示すものであっ
て、この場合における帯状シートSは、揺動支持体2に
一端を連結したバネ3によって上方に付勢され、シート
張力の変動がない状態にあっては定位置でシート送り出
し速度と同速で回転駆動するダンサーローラ1の上流側
に位置する送り出しローラ5により原反ロール等から引
取られて前記ダンサーローラに送り出され、上記ダンサ
ーローラ及び案内ローラ4を経てシート処理装置や巻取
装置へ走行する。
この実施例においては、第2図と同様にシート送り出し
速度を零と仮定すると、ダンサーローラ1が帯状シート
Sの走行路長さを増大する方向(下向き)に変位すると
き、当該ダンサーローラ1と帯状シートS間にスリップ
を生じさせないようにするには、ダンサーローラを帯状
シートSの走行方向とは逆の方向(図面上は時計方向)
に回転する必要がある。すなわち、揺動支持体2の揺動
に伴い生じるダンサーローラ1の回転方向を先述の第1
実施例(第2図参照)とは逆にする必要がある。このこ
とは、シートをダンサーローラ1の上流側の送り出しロ
ーラ5により送り出すことに基く。
そのため、この実施例は送り出しローラ5と連動して駆
動するための動力を上記ダンサーローラ1に伝える伝動
機構として、揺動支持体2の揺動中心0aと同心な伝動車
としてのベルト車7、ダンサーローラの回転中心と同心
な伝動車としての歯車10、前記歯車10と噛合う歯車11、
前記歯車11と同軸に設けられて一体的に回転するベルト
車12、上記ベルト車7,12に無端状に掛けたベルト13を用
いている。
上記ベルト車7と歯車10は定位置から上下に変位中のダ
ンサーローラ1の周速を加減してシート走行速度と一致
させるために、先の実施例と同様な手法により変速比を
調節してある。
ダンサーローラ1は帯状シートの両側に設けたフレーム
14に帯状シートの幅方向に平行な姿勢で回動自在に支持
された支点軸15の両端近くに一端を夫々固定された腕状
の揺動支持体2の他端に回転可能に支持されている。上
記支点軸15の右端はフレーム14を貫通しており、その端
部には揺動支持体2に平行な補助腕16が固定されてい
る。そして、その更に外側にはベルト車7と、送り出し
ローラ5と連動して回転駆動される歯車17が一体的に組
立てられており、上記ベルト車7と歯車17は支点軸15と
同心で回転可能である。
歯車10は上記補助腕16の一端の端部にダンサーローラ1
の軸線と同心に回転可能に支持された軸18に同軸に固定
されている。そして、前記ベルト車7からベルト13を介
して動力を伝達されるベルト車12と、上記ベルト車12と
同軸であって、歯車10と噛合う歯車11は、上記補助腕16
に固定された軸20に回転自在に、かつ一体に組立てられ
て支持されている。上記軸18に伝達された動力は継手19
を介してダンサーローラ1の支持軸に伝達される。した
がって、この実施例のダンサーローラ1は、歯車17,ベ
ルト車7,ベルト13,ベルト車12,歯車11,歯車10,軸18,継
手19を介して図示しない駆動機構により積極的に回転駆
動される。
以上少数の実施例によって本発明を説明したが、その実
施における態様が設計者等の周知技術により多様に変
化、応用されることは言うまでもない。
たとえば、ダンサーローラは一点を中心に揺動する揺動
支持体によって支持され揺動変位する形式のものであれ
ば、図示した実施例のものに限定されない。ダンサーロ
ーラは巻出し、あるいは巻取ロールの変形、その他によ
り帯状シート走行路に生じる張力変動を単に吸収するた
めの用途のみならず、特開昭60−167847号公報で開示さ
れているような帯状シートへの押付力を積極的に調節し
て帯状シートの走行張力を制御するための用途のもので
あってもよい。ダンサーローラのシートへの押付力調節
手段としては、実開昭60−141913号公報に開示されたも
のを適用することもできる。揺動支持体は回動自在に支
持された支点軸に固定されたもののみならず、フレーム
間に固定された支点軸に回動自在に支持されるものでも
よい。伝動機構は、実施例に示したベルトや歯車を用い
るもののみならず、チェーン伝動やロープ伝動等多様に
応用し得る。伝動車として摩擦車、スプロケット等を用
いることもできる。伝動機構として変速比の調節可能な
ものを設けておき、装置完成前に実験等により変速比を
調整するようにしてもよい。
なお、ダンサーローラは揺動支持体によって揺動案内さ
れているので、揺動支持体の揺動角とダンサーローラ前
後のシート走行長さの変化量は完全には比例しておら
ず、厳密に帯状シートとダンサーローラ間にスリップを
生じさせないためのダンサーローラの伝動機構の変速比
は一定でないが、ダンサーローラが通常に変位する範囲
では厳密な意味におけるダンサーローラの伝動機構の変
速比の変化量は非常に小さいので無視することが可能で
ある。そして、上述の厳密な意味における伝動機構の所
要変速比の変化はダンサーローラ装置の帯状シート走行
路がU字形、つまり走行帯状シートが前後平行状態であ
るほど少ないが、上記理由によりダンサーローラ装置の
帯状シートの走行路がV字形、つまりダンサーローラへ
向う帯状シートとダンサーローラから離れる帯状シート
が平行で無い状態であっても本発明を適用することがで
きる。
この発明のダンサーローラ装置はダンサーローラと帯状
シートとの間のスリップを無くすための伝動機構の所要
変速比を、近似的に一定として選定することにより簡単
な機構によりダンサーローラ部での帯状シートのスリ傷
の発生を防止したものであって、厳密には帯状シートと
ダンサーローラの間にごく微小なスリップが生じるかも
しれないが、実用上の問題となるスリ傷等が生じなけれ
ば問題無い。したがって、たとえば、揺動支持体の長さ
に比してダンサーローラの半径が小さい場合には、その
変速比を揺動支持体長さをダンサーローラ半径で除した
値としてもさしつかえない場合もあり得る。つまり、こ
の発明における一致とは、ダンサーローラの周速を帯状
シートの走行速度に完全に一致させる場合のみならず、
スリ傷等が生じない範囲で近似的に一致する場合をも含
むのである。
(発明の効果) 本発明によれば、従来、端に帯状シートの走行に従動回
転するだけであったダンサーローラを帯状シートの送り
出し速度、つまり、送り出しローラの周速で積極的に回
転駆動させ、しかも、揺動支持体の変位中のダンサーロ
ーラに対しては第1伝動車を揺動支持体との間の相対回
転が生じることを利用し、ダンサーローラが変位して走
行中の帯状シートに対し、さらに相対速度を生じても、
帯状シート上をスリップせずに転がることができるよう
駆動速度を加減することができる。したがって、揺動支
持体の静止中だけでなく変位中もダンサーローラと帯状
シートとがスリップしなくなり、帯状シートを高速で送
り出したり、急加速、急減速したりしてもダンサーロー
ラで帯状シートの表面にスリ傷等をつけ、帯状シートの
品質を低下させることがない。また、複雑な電気的な検
出機構やコントローラを必要としないので、構成が簡単
で、安価なダンサーローラ装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例におけるダンサーローラ装置の側面
説明図、第2図は第1実施例における伝動機構の変速比
に関する説明図、第3図は他の一実施例の側面説明図、
第4図はその平面説明図である。 S…帯状シート、M…モータ、1…ダンサーローラ、2
…揺動支持体、5…送り出しローラ、6,7,12…伝動車
(ベルト車),8,13…ベルト、10,11…歯車。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送り出しローラによって送り出される帯状
    シートの走行路にあって、上記帯状シートの張力変動に
    応じて変位可能に揺動支持体の一端に支持されたダンサ
    ーローラと、 上記揺動支持体の揺動支点と同心に設けた第1伝動車、
    上記ダンサーローラの回転中心と同心に設けた第2伝動
    車を有し、上記両伝動車の変速比を、上記両伝動車の中
    心間の長さに上記ダンサーローラの半径を加算した値を
    上記ダンサーローラの半径で除算した値に一致させた伝
    動機構と、 上記揺動支持体が静止しているとき、上記ダンサーロー
    ラが上記送り出しローラの周速と同じ周速で回転するよ
    うに上記第1伝動車を駆動する駆動機構と、 を備えることを特徴とするダンサーローラ装置。
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