JPH0712824B2 - 乳母車 - Google Patents
乳母車Info
- Publication number
- JPH0712824B2 JPH0712824B2 JP61072099A JP7209986A JPH0712824B2 JP H0712824 B2 JPH0712824 B2 JP H0712824B2 JP 61072099 A JP61072099 A JP 61072099A JP 7209986 A JP7209986 A JP 7209986A JP H0712824 B2 JPH0712824 B2 JP H0712824B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- pair
- legs
- baby carriage
- rods
- Prior art date
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- Carriages For Children, Sleds, And Other Hand-Operated Vehicles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、乳母車に関し、特に、シンプルな構造で軽
量化を図った乳母車に関する。
量化を図った乳母車に関する。
[従来の技術]および[発明が解決しようとする問題
点] 現在、市場には多種多様の乳母車が流通している。需要
者は、これらの中から自分の好みや要求に合致した乳母
車を選ぶ。この選択の決め手となるものは各人各様であ
るが、その中の1つに「軽量」という条件がある。すな
わち、構造がシンプルで軽量であることは、乳母車の商
品価値を高めるための1つの要素であると言える。
点] 現在、市場には多種多様の乳母車が流通している。需要
者は、これらの中から自分の好みや要求に合致した乳母
車を選ぶ。この選択の決め手となるものは各人各様であ
るが、その中の1つに「軽量」という条件がある。すな
わち、構造がシンプルで軽量であることは、乳母車の商
品価値を高めるための1つの要素であると言える。
この発明にとって興味ある先行技術として、実公昭56−
15100号公報に示された乳母車がある。この公報に開示
されている乳母車は、構造がシンプルであり、軽量化の
実現に大きく寄与していると思われる。しかし、改善す
べき問題点がある。この乳母車は折りたたみ可能に設け
られているが、折りたたまれるとき前輪と後輪とが互い
に遠ざかるように移動する。そのため、折りたたまれた
状態では、乳母車は地面に沿ってほぼ平らになる。言い
換えれば、乳母車は単独で自立することができない。そ
のために、乳母車を持ち運ぶ際、あるいは適当な場所に
収納する際などに、不便をきたす。
15100号公報に示された乳母車がある。この公報に開示
されている乳母車は、構造がシンプルであり、軽量化の
実現に大きく寄与していると思われる。しかし、改善す
べき問題点がある。この乳母車は折りたたみ可能に設け
られているが、折りたたまれるとき前輪と後輪とが互い
に遠ざかるように移動する。そのため、折りたたまれた
状態では、乳母車は地面に沿ってほぼ平らになる。言い
換えれば、乳母車は単独で自立することができない。そ
のために、乳母車を持ち運ぶ際、あるいは適当な場所に
収納する際などに、不便をきたす。
それゆえに、この発明の目的は、構造がシンプルで軽量
化を実現でき、なおかつ折りたたんだ状態のとき単独で
自立し得る乳母車を提供することである。
化を実現でき、なおかつ折りたたんだ状態のとき単独で
自立し得る乳母車を提供することである。
[問題点を解決するための手段] この発明は、折り畳み動作時に後輪が前輪に向かって移
動し、折り畳み状態にあっては後輪と前輪とがほぼ同じ
高さに位置して当該乳母車の自立を可能にする乳母車を
前提とし、この乳母車は以下ものを備える。
動し、折り畳み状態にあっては後輪と前輪とがほぼ同じ
高さに位置して当該乳母車の自立を可能にする乳母車を
前提とし、この乳母車は以下ものを備える。
a.上下方向に延びその下方部に前輪を有する1対の前
脚。
脚。
b.上下方向に延びその下方部に後輪を有し、かつ前脚に
交差するように配置されその交差部分においてピンを介
して前脚に回動可能に連結される1対の後脚。
交差するように配置されその交差部分においてピンを介
して前脚に回動可能に連結される1対の後脚。
c.前後方向に延びその前方部が後脚の上方部に回動可能
に連結される1対の座席支持棒。
に連結される1対の座席支持棒。
d.上下方向に延びその下方部が座席支持棒の後方部に回
動可能に連結される1対の座席支持棒。
動可能に連結される1対の座席支持棒。
e.座席吊下棒に交差して上下方向に延びその下方部が前
脚の上方部に回動可能に連結され、かつ座席吊下棒にそ
れらが交差する部分においてピンを介して回動可能に連
結される1対の押棒。
脚の上方部に回動可能に連結され、かつ座席吊下棒にそ
れらが交差する部分においてピンを介して回動可能に連
結される1対の押棒。
f.各前脚、各後脚、各座席支持棒、各座席吊下棒および
各押棒でそれぞれ構成された当該乳母車の左右の各側面
の間を連結する幅方向連結手段。
各押棒でそれぞれ構成された当該乳母車の左右の各側面
の間を連結する幅方向連結手段。
g.前脚に対する押棒の回動を禁止することによって乳母
車の開状態を固定するための開状態ロック手段。
車の開状態を固定するための開状態ロック手段。
開状態ロック手段によるロックを解除して押棒を前方方
向に回動させれば、当該乳母車が折り畳み状態に移行す
る。
向に回動させれば、当該乳母車が折り畳み状態に移行す
る。
[作用] 上記構成の本願発明によれば、乳母車の骨組みを構成す
る部材の数が少なく、構造がシンプルであり、また軽量
となる。
る部材の数が少なく、構造がシンプルであり、また軽量
となる。
乳母車を折り畳もうとするときには、まず開状態ロック
手段によるロックを解除する。そして、押棒を前方に向
かって回動操作すれば、座席吊下棒を介して座席支持棒
が動作し、座席支持棒の前方部が上方に向かって回動す
る。この座席支持棒の回動に応じて、後脚の下端に取付
けられた後輪が前輪に向かって移動する。そして、最終
的に乳母車が折り畳まれた状態にあるときには、後輪と
前輪とはほぼ同じ高さに位置し、当該乳母車の自立を可
能にする。
手段によるロックを解除する。そして、押棒を前方に向
かって回動操作すれば、座席吊下棒を介して座席支持棒
が動作し、座席支持棒の前方部が上方に向かって回動す
る。この座席支持棒の回動に応じて、後脚の下端に取付
けられた後輪が前輪に向かって移動する。そして、最終
的に乳母車が折り畳まれた状態にあるときには、後輪と
前輪とはほぼ同じ高さに位置し、当該乳母車の自立を可
能にする。
[実施例] 第1図は、この発明の一実施例を示す斜視図であり、第
2図はその側面図である。
2図はその側面図である。
図示する乳母車は、基本的な構成として、それぞれその
下方部に前輪1,2を有する1対の前脚3,4と、それぞれの
下方部に後脚5,6を有する1対の後脚7,8と、1対の座席
支持棒9,10と、1対の座席吊下棒11,12と、1対の押棒1
3,14と、乳母車の左右の各側面の間を連結する幅方向連
結手段としての前脚連結部材15と、同じく幅方向連結手
段として作用する1対の交差棒16,17と、乳母車の開状
態を固定するための開状態ロック手段として作用するフ
ック18と、同じく開状態ロック手段として作用する1対
のリンク棒19,20とを備えている。
下方部に前輪1,2を有する1対の前脚3,4と、それぞれの
下方部に後脚5,6を有する1対の後脚7,8と、1対の座席
支持棒9,10と、1対の座席吊下棒11,12と、1対の押棒1
3,14と、乳母車の左右の各側面の間を連結する幅方向連
結手段としての前脚連結部材15と、同じく幅方向連結手
段として作用する1対の交差棒16,17と、乳母車の開状
態を固定するための開状態ロック手段として作用するフ
ック18と、同じく開状態ロック手段として作用する1対
のリンク棒19,20とを備えている。
前脚3,4と後脚7,8とは互いに交差するように設けられて
おり、その交差部分においてそれらはピン21,22を介し
て回動可能に連結されている。座席支持棒9,10の前方部
は、ピン23,24を介して後脚7,8の上方部に回動可能に連
結される。また、座席吊下棒11,12は、その下方部がピ
ン25,26を介して座席支持棒9,10の後方部に回動可能に
連結される。
おり、その交差部分においてそれらはピン21,22を介し
て回動可能に連結されている。座席支持棒9,10の前方部
は、ピン23,24を介して後脚7,8の上方部に回動可能に連
結される。また、座席吊下棒11,12は、その下方部がピ
ン25,26を介して座席支持棒9,10の後方部に回動可能に
連結される。
押棒13,14の下方部は、ピン27,28を介して前脚3,4の上
方部に回動可能に連結される。また、図示するように、
押棒13,14と座席吊下棒11,12とは互いに交差しており、
その交差部分において、それらはピン29,30を介して回
動可能に連結されている。押棒13,14の上端部には、そ
れぞれ乳母車を押す人が掴むべき把手38,39が設けられ
ている。
方部に回動可能に連結される。また、図示するように、
押棒13,14と座席吊下棒11,12とは互いに交差しており、
その交差部分において、それらはピン29,30を介して回
動可能に連結されている。押棒13,14の上端部には、そ
れぞれ乳母車を押す人が掴むべき把手38,39が設けられ
ている。
前脚連結部材15は、その両端がそれぞれ前脚3,4に回動
可能に連結されており、さらにその中央部分において矢
印Aで示す方向に折り曲げ可能とされている。1対の交
差棒16,17は、X字状に交差しており、その交差部にお
いてそれらはピン36を介して回動可能に連結される。一
方の交差棒16は、その上端部が右側面に位置する押棒13
に回動可能に連結され、その下端部が左側面に位置する
後脚8に回動可能に連結されている。他方の交差棒17
は、その上端部が左側面に位置する押棒14に回動可能に
連結され、その下端部が右側面に位置する後脚7に回動
可能に連結されている。
可能に連結されており、さらにその中央部分において矢
印Aで示す方向に折り曲げ可能とされている。1対の交
差棒16,17は、X字状に交差しており、その交差部にお
いてそれらはピン36を介して回動可能に連結される。一
方の交差棒16は、その上端部が右側面に位置する押棒13
に回動可能に連結され、その下端部が左側面に位置する
後脚8に回動可能に連結されている。他方の交差棒17
は、その上端部が左側面に位置する押棒14に回動可能に
連結され、その下端部が右側面に位置する後脚7に回動
可能に連結されている。
前脚3,4は、それぞれその上をスライドし得るようにさ
れた前脚スリーブ31,32を有している。また、座席支持
棒9,10は、それぞれ、その上をスライドし得るようにさ
れた座席スリーブ33,34を有している。前脚スライド31,
32と座席スリーブ33,34とは互いに回動可能に連結され
る。第3図は、前脚スリーブ32と座席スリーブ34との連
結部分を拡大して示す断面図である。この図を参照し
て、前脚スリーブ32は前脚4をスライド可能に受入れ、
座席スリーブ34は座席支持棒10をスライド可能に受入れ
ている。そして、前脚スリーブ32と座席スリーブ34と
は、ピン35を介して回動可能に連結される。乳母車の右
側面に位置する前脚スリーブ31と座席スリーブ33とは、
第3図に示したのと同一の態様で回動可能に連結されて
いる。
れた前脚スリーブ31,32を有している。また、座席支持
棒9,10は、それぞれ、その上をスライドし得るようにさ
れた座席スリーブ33,34を有している。前脚スライド31,
32と座席スリーブ33,34とは互いに回動可能に連結され
る。第3図は、前脚スリーブ32と座席スリーブ34との連
結部分を拡大して示す断面図である。この図を参照し
て、前脚スリーブ32は前脚4をスライド可能に受入れ、
座席スリーブ34は座席支持棒10をスライド可能に受入れ
ている。そして、前脚スリーブ32と座席スリーブ34と
は、ピン35を介して回動可能に連結される。乳母車の右
側面に位置する前脚スリーブ31と座席スリーブ33とは、
第3図に示したのと同一の態様で回動可能に連結されて
いる。
第1図を参照して、座席スリーブ33,34のスライド動作
と、前脚連結部材15の折り曲げ動作とを連動させるため
に、座席スリーブ33,34と前脚連結部材15との間には突
張棒40,41が設けられている。
と、前脚連結部材15の折り曲げ動作とを連動させるため
に、座席スリーブ33,34と前脚連結部材15との間には突
張棒40,41が設けられている。
第1図および第2図は、乳母車の開いた状態を示してい
るが、この開状態を固定するために、フック18および1
対のリンク棒19,20が設けられている。フック18は、ピ
ン42を介して前脚4に回動可能に取付けられている。こ
のフック18は、押棒14の下端部に設けられている係合ピ
ン37と係合することによって、前脚4に対する押棒14の
回動を禁止している。乳母車の右側面に位置する前脚3
と押棒13との間にも同様のフックが設けられる。1対の
リンク棒19,20は、第1図に示すように、1対の交差棒1
6,17の交差角度を固定し、それによって後脚7,8に対す
る押棒13,14の位置を固定している。
るが、この開状態を固定するために、フック18および1
対のリンク棒19,20が設けられている。フック18は、ピ
ン42を介して前脚4に回動可能に取付けられている。こ
のフック18は、押棒14の下端部に設けられている係合ピ
ン37と係合することによって、前脚4に対する押棒14の
回動を禁止している。乳母車の右側面に位置する前脚3
と押棒13との間にも同様のフックが設けられる。1対の
リンク棒19,20は、第1図に示すように、1対の交差棒1
6,17の交差角度を固定し、それによって後脚7,8に対す
る押棒13,14の位置を固定している。
乳母車に乗せられる子供を支えるためのシートは、その
座部が座席支持棒9,10を利用して取付けられ、その背も
たれ部が座席吊下棒11,12を利用して取付けられる。な
お、シートの背もたれ部は、押棒13,14を利用して取付
けるようにしてもよい。
座部が座席支持棒9,10を利用して取付けられ、その背も
たれ部が座席吊下棒11,12を利用して取付けられる。な
お、シートの背もたれ部は、押棒13,14を利用して取付
けるようにしてもよい。
前脚3,4と座席支持棒9,10とは、図示した実施例では、
前脚スリーブ31,32および座席スリーブ33,34を介して連
結されている。しかし、座席吊下棒1112が座席支持棒9,
10の後方部を支持しているので、前脚3,4と座席支持棒9
10とを必ずしも連結する必要はない。ただ、図示したよ
うに、前脚スリーブ31,32および座席スリーブ33,34とを
介してそれらを連結するようにすれば、より強固な構造
が得られる。また、前脚スリーブ31,32は前脚3,4をスラ
イド可能に受入れ、座席スリーブ33,34は座席支持棒9,1
0をスライド可能に受入れているので、前脚3,4と座席支
持棒9,10との間の連結が、後述する乳母車の折りたたみ
動作に支障をきたすようなことはない。なお、乳母車が
開状態になったときに座席スリーブ33,34の後方へのス
ライドの終端が規定されるようにしておけば、乳母車の
開状態はより強固なものとなる。
前脚スリーブ31,32および座席スリーブ33,34を介して連
結されている。しかし、座席吊下棒1112が座席支持棒9,
10の後方部を支持しているので、前脚3,4と座席支持棒9
10とを必ずしも連結する必要はない。ただ、図示したよ
うに、前脚スリーブ31,32および座席スリーブ33,34とを
介してそれらを連結するようにすれば、より強固な構造
が得られる。また、前脚スリーブ31,32は前脚3,4をスラ
イド可能に受入れ、座席スリーブ33,34は座席支持棒9,1
0をスライド可能に受入れているので、前脚3,4と座席支
持棒9,10との間の連結が、後述する乳母車の折りたたみ
動作に支障をきたすようなことはない。なお、乳母車が
開状態になったときに座席スリーブ33,34の後方へのス
ライドの終端が規定されるようにしておけば、乳母車の
開状態はより強固なものとなる。
乳母車を折りたたもうとするときには、まずフック18を
回動させて前脚3,4と押棒13,14との間のロック状態を解
除する。さらに、1対のリンク棒19,20の連結部分をわ
ずかに上方に移動させることによって、1対の交差棒1
6,17のロック状態を解除する。その状態で、押棒13,14
を前方に向かって押す。すると、押棒13,14は、第2図
において矢印Bで示すようにピン28を中心として回動す
る。この押棒13,14の回動に伴なって、ピン25,26(座席
支持棒9,10と座席吊下棒11,12との連結点)は、第2図
において矢印Cで示すように、後方に移動する。このと
き、座席支持棒9,10は、座席スリーブ33,34内を相対的
にスライドする。さらに、座席支持棒9,10は、第2図に
おいて矢印Dで示すように、座席スリーブ33,34と前脚
スリーブ31,32との連結部分を中心として回動する。そ
の結果、後輪5,6は、前輪1,2に向かって移動する。
回動させて前脚3,4と押棒13,14との間のロック状態を解
除する。さらに、1対のリンク棒19,20の連結部分をわ
ずかに上方に移動させることによって、1対の交差棒1
6,17のロック状態を解除する。その状態で、押棒13,14
を前方に向かって押す。すると、押棒13,14は、第2図
において矢印Bで示すようにピン28を中心として回動す
る。この押棒13,14の回動に伴なって、ピン25,26(座席
支持棒9,10と座席吊下棒11,12との連結点)は、第2図
において矢印Cで示すように、後方に移動する。このと
き、座席支持棒9,10は、座席スリーブ33,34内を相対的
にスライドする。さらに、座席支持棒9,10は、第2図に
おいて矢印Dで示すように、座席スリーブ33,34と前脚
スリーブ31,32との連結部分を中心として回動する。そ
の結果、後輪5,6は、前輪1,2に向かって移動する。
なお、上記動作の途中において、前脚スリーブ31,32
は、前脚3,4上をわずかにスライドする。また、第1図
を参照して、上記折りたたみ動作に伴なって突張棒40,4
1が前脚連結部材15を折り曲げるように作用するので、
乳母車の左右の側面は互いに近づき、幅方向の間隔が狭
められる。
は、前脚3,4上をわずかにスライドする。また、第1図
を参照して、上記折りたたみ動作に伴なって突張棒40,4
1が前脚連結部材15を折り曲げるように作用するので、
乳母車の左右の側面は互いに近づき、幅方向の間隔が狭
められる。
第4図は、第1図および第2図に示した乳母車が折りた
たまれている状態を示している。図示するように、前輪
1,2と後輪5,6とはほぼ同じ高さに位置し、乳母車の自立
を可能にしている。言い換えれば、各前脚3,4、各後脚
7,8、各座席支持棒9,10、各座席吊下棒11,12、各押棒1
3,14および幅方向連結手段は、上述の動作を達成するよ
うに、すなわち、乳母車が折りたたまれるとき後輪5,6
は前輪1,2に向かって移動し、乳母車が折りたたまれた
状態にあるとき後輪5,6と前輪1,2とがほぼ同じ高さに位
置し当該乳母車の自立を可能にするように、その長さお
よび連結位置が選ばれている。
たまれている状態を示している。図示するように、前輪
1,2と後輪5,6とはほぼ同じ高さに位置し、乳母車の自立
を可能にしている。言い換えれば、各前脚3,4、各後脚
7,8、各座席支持棒9,10、各座席吊下棒11,12、各押棒1
3,14および幅方向連結手段は、上述の動作を達成するよ
うに、すなわち、乳母車が折りたたまれるとき後輪5,6
は前輪1,2に向かって移動し、乳母車が折りたたまれた
状態にあるとき後輪5,6と前輪1,2とがほぼ同じ高さに位
置し当該乳母車の自立を可能にするように、その長さお
よび連結位置が選ばれている。
上述した実施例では、乳母車の折りたたみ動作に伴なっ
て幅方向の間隔が狭められるような構造のものであった
が、幅方向の間隔が狭められないような乳母車の構造で
あってもよい。その場合には、前脚連結部材15として、
折れ曲がりのできない棒を採用することができる。ま
た、そのような場合には、1対の交差棒16,17を必ずし
も設ける必要はなく、たとえば、上下方向に延びる1対
の平行な棒を用いて、後脚7,8と押棒13,14とを連結する
ようにしてもよい。また、上述した実施例では、幅方向
連結手段として前脚連結部材15および1対の交差棒16,1
7が用いられていたが、必要に応じてたとえば左右の押
棒13,14を連結するような部材を設けるようにしてもよ
い。
て幅方向の間隔が狭められるような構造のものであった
が、幅方向の間隔が狭められないような乳母車の構造で
あってもよい。その場合には、前脚連結部材15として、
折れ曲がりのできない棒を採用することができる。ま
た、そのような場合には、1対の交差棒16,17を必ずし
も設ける必要はなく、たとえば、上下方向に延びる1対
の平行な棒を用いて、後脚7,8と押棒13,14とを連結する
ようにしてもよい。また、上述した実施例では、幅方向
連結手段として前脚連結部材15および1対の交差棒16,1
7が用いられていたが、必要に応じてたとえば左右の押
棒13,14を連結するような部材を設けるようにしてもよ
い。
さらに、上述した実施例では、乳母車の開状態を固定す
るための開状態ロック手段として、フック18および1対
のリンク棒19,20を用いた。しかし、それらは単なる例
示的なものであり、別の箇所に別の態様で設けることも
可能である。
るための開状態ロック手段として、フック18および1対
のリンク棒19,20を用いた。しかし、それらは単なる例
示的なものであり、別の箇所に別の態様で設けることも
可能である。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、乳母車の骨組を構成
する部材の数が少なく、構造がシンプルである。したが
って、乳母車の軽量化を実現することができ、また折り
たたんだ状態での嵩張りも小さくなる。さらに、乳母車
は、折りたたんだ状態において自立することが可能であ
るので、持ち運ぶ際にあるいは適当な場所に収納する際
などに便利なものとなる。
する部材の数が少なく、構造がシンプルである。したが
って、乳母車の軽量化を実現することができ、また折り
たたんだ状態での嵩張りも小さくなる。さらに、乳母車
は、折りたたんだ状態において自立することが可能であ
るので、持ち運ぶ際にあるいは適当な場所に収納する際
などに便利なものとなる。
第1図は、この発明の一実施例を示す斜視図である。第
2図は、第1図に示した乳母車の側面図である。第3図
は、前脚スリーブ32と座席スリーブ34との連結部分を拡
大して示す断面図である。第4図は、第1図に示した乳
母車を折りたたんだ状態の側面図である。 図において、3,4は前脚、7,8は後脚、9,10は座席支持
棒、11,12は座席吊下棒、13,14は押棒、15は幅方向連結
手段としての前脚連結部材、16,17は幅方向連結手段と
しての交差棒、18は開状態ロック手段としてのフック、
19,20は開状態ロック手段としてのリンク棒を示す。
2図は、第1図に示した乳母車の側面図である。第3図
は、前脚スリーブ32と座席スリーブ34との連結部分を拡
大して示す断面図である。第4図は、第1図に示した乳
母車を折りたたんだ状態の側面図である。 図において、3,4は前脚、7,8は後脚、9,10は座席支持
棒、11,12は座席吊下棒、13,14は押棒、15は幅方向連結
手段としての前脚連結部材、16,17は幅方向連結手段と
しての交差棒、18は開状態ロック手段としてのフック、
19,20は開状態ロック手段としてのリンク棒を示す。
Claims (6)
- 【請求項1】折り畳み動作時に後輪が前輪に向かって移
動し、折り畳み状態にあっては後輪と前輪とがほぼ同じ
高さに位置して当該乳母車の自立を可能にする乳母車に
おいて、 上下方向に延びその下方部に前輪を有する1対の前脚
と、 上下方向に延びその下方部に後輪を有し、かつ前記前脚
に交差するように配置されその交差部分においてピンを
介して前記前脚に回動可能に連結される1対の後脚と、 前後方向に延びその前方部が前記後脚の上方部に回動可
能に連結される1対の座席支持棒と、 上下方向に延びその下方部が前記座席支持棒の後方部に
回動可能に連結される1対の座席吊下棒と、 前記座席吊下棒に交差して上下方向に延びその下方部が
前記前脚の上方部に回動可能に連結され、かつ前記座席
吊下棒にそれらが交差する部分においてピンを介して回
動可能に連結される1対の押棒と、 前記各前脚、各後脚、各座席支持棒、各座席吊下棒およ
び各押棒でそれぞれ構成された当該乳母車の左右の各側
面の間を連結する幅方向連結手段と、 前記前脚に対する前記押棒の回動を禁止することによっ
て当該乳母車の開状態を固定するための開状態ロック手
段と、 を備え、前記開状態ロック手段によるロックを解除して
前記押棒を前方方向に回動させれば、当該乳母車が折り
畳み状態に移行する、乳母車。 - 【請求項2】前記前脚は、その上をスライドし得るよう
にされた前脚スリーブを有し、 前記座席支持棒は、その上をスライドし得るようにされ
た座席スリーブを有し、 前記前脚スリーブと前記座席スリーブとは、それらが交
差する部分においてピンを介して回動可能に連結されて
いる、特許請求の範囲第1項に記載の乳母車。 - 【請求項3】前記幅方向連結手段は、 前記1対の前脚間に連結され、かつ中央において折り曲
げ可能とされた前脚連結部材と、 X字状に交差しその交差部において回動可能に連結さ
れ、かつその上端部が前記1対の押棒に回動可能に連結
され、その下端部が前記1対の後脚に回動可能に連結さ
れた1対の交差棒と、 を含む、特許請求の範囲第1項または第2項に記載の乳
母車。 - 【請求項4】前記前脚は、その上をスライドし得るよう
にされた前脚スリーブを有し、 前記座席支持棒は、その上をスライドし得るようにされ
た座席スリーブを有し、 前記前脚スリーブと前記座席スリーブとは、それらが交
差する部分においてピンを介して回動可能に連結されて
おり、 前記座席スリーブのスライド動作と、前記前脚連結部材
の折り曲げ動作とを連動させるために、前記座席スリー
ブと前記前脚連結部材との間には突張棒が設けられる、
特許請求の範囲第3項に記載の乳母車。 - 【請求項5】前記開状態ロック手段は、前記前脚と前記
押棒との間に配置されて前記前脚に対する前記押棒の回
動を直接禁止する手段を含む、特許請求の範囲第1項な
いし第4項のいずれかに記載の乳母車。 - 【請求項6】前記開状態ロック手段は、前記1対の交差
棒の交差角度を固定する手段を含む、特許請求の範囲第
3項に記載の乳母車。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61072099A JPH0712824B2 (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 | 乳母車 |
EP87302540A EP0239367A3 (en) | 1986-03-28 | 1987-03-24 | Baby carriage |
AU70722/87A AU581837B2 (en) | 1986-03-28 | 1987-03-27 | Baby carriage |
US07/031,983 US4762335A (en) | 1986-03-28 | 1987-03-27 | Baby carriage |
KR1019870002887A KR900003703B1 (ko) | 1986-03-28 | 1987-03-28 | 유모차 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP61072099A JPH0712824B2 (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 | 乳母車 |
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JPS62227855A JPS62227855A (ja) | 1987-10-06 |
JPH0712824B2 true JPH0712824B2 (ja) | 1995-02-15 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JPH0712824B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2011717A1 (en) | 2007-07-03 | 2009-01-07 | Graco Children's Products Inc. | Baby carriage |
JP2009035066A (ja) * | 2007-07-31 | 2009-02-19 | Graco Childrens Prod Inc | 幌付折畳式乳母車 |
EP2052943A1 (en) | 2007-10-22 | 2009-04-29 | Graco Children's Products LLC | Foldable pushcart and foldable baby carriage |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Family Cites Families (3)
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JPS5830765Y2 (ja) * | 1980-03-22 | 1983-07-07 | 葛西株式会社 | 乳母車 |
JPS5830767Y2 (ja) * | 1980-04-01 | 1983-07-07 | 葛西株式会社 | 乳母車 |
-
1986
- 1986-03-28 JP JP61072099A patent/JPH0712824B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP2011717A1 (en) | 2007-07-03 | 2009-01-07 | Graco Children's Products Inc. | Baby carriage |
JP2009012579A (ja) * | 2007-07-03 | 2009-01-22 | Graco Childrens Prod Inc | 乳母車 |
JP2009035066A (ja) * | 2007-07-31 | 2009-02-19 | Graco Childrens Prod Inc | 幌付折畳式乳母車 |
EP2052943A1 (en) | 2007-10-22 | 2009-04-29 | Graco Children's Products LLC | Foldable pushcart and foldable baby carriage |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62227855A (ja) | 1987-10-06 |
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