JPH0712716Y2 - ポンプ装置 - Google Patents

ポンプ装置

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JPH0712716Y2
JPH0712716Y2 JP1990047312U JP4731290U JPH0712716Y2 JP H0712716 Y2 JPH0712716 Y2 JP H0712716Y2 JP 1990047312 U JP1990047312 U JP 1990047312U JP 4731290 U JP4731290 U JP 4731290U JP H0712716 Y2 JPH0712716 Y2 JP H0712716Y2
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JP
Japan
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casing
motor
impeller
pump device
rib
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JP1990047312U
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English (en)
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JPH046799U (ja
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伸一 吉川
和憲 西川
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Nidec Sankyo Corp
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Nidec Sankyo Corp
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はポンプ装置に関する。更に詳述すると、本考案
は遠心ポンプのインペラを囲繞するケーシングのシール
構造に関する。
(従来の技術) 遠心ポンプのポンプ本体は、インペラとそれを囲繞する
ケーシングとによって構成されている。そして、ケーシ
ングは一般にインペラを収容するため分割され、その分
割面に水洩れを防ぐためにゴムパッキング等のシール手
段が介在されている。
また、第6図に示されるように、実公平1-15914号にお
いては、吐出口103を形成した上ケーシング101と、この
上ケーシング101の開放された下面に被せられ吸込口104
を形成する下ケーシング102とを凹凸105,106を利用して
嵌合させることによってインペラ107を収めるケーシン
グ108を構成するようにしている。即ち、上ケーシング1
01の外周面に半円形の凸部106を形成し、それに対応す
る凹部105を下ケーシング102の内周面に設け、凹凸105,
106の締まり嵌めによってシールするようにしたもので
ある。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、ゴムパッキング等によってシール構造を
形成する場合、冷蔵庫内へ装備するような場合にはゴム
パッキングの劣化が早く、またこの劣化に伴ってシール
性が悪化したり、更にゴムパッキングのはみ出しを防ぐ
ための溝を設けることが必要となる等の問題がある。し
かも、ゴムパッキングの分だけ部品点数が多くなり部品
コストがかさむし、ケーシングの組立ての際にゴムパッ
キングを捩ったり傷付けたりしないように注意する必要
があり、組立て工程が複雑で面倒なものとなる。
また、実公平1-15914号の構成の場合、上ケーシング101
と下ケーシング102とを密に嵌合させるため、ケーシン
グ108の一部がアンダーカットになってしまう。このた
め、成形時に特殊な金型が必要となる上に成形時にも無
理な力がかかるため部品精度が上がらなくなる問題があ
る。
本考案は、パッキングを必要とせず、かつアンダーカッ
トのないシール構造のポンプ装置を提供することを目的
とする。
(課題を解決するための手段) かかる目的を達成するため、本考案は、モータとこのモ
ータの駆動によって回転するインペラとこのインペラを
囲繞して渦室を形成するケーシングとから成るポンプ装
置において、前記ケーシングは分割され、その分割面の
一方に他方の分割面に向けて突出する可撓性リブを設け
ると共に他方の分割面に前記リブより若干外側にあるい
は内側に位置して前記リブが嵌入可能な溝を設け、前記
ケーシングが連結されたときに前記リブが傾斜して前記
溝に嵌入されるようにしている。
(作用) したがって、上ケーシングと下ケーシングとが分割面を
合わせられて連結されるとき、リブが傾斜して溝に嵌入
され、溝の内周面側と外周面側とにリブが同時に当接し
密着する。このシール面は溝の内周面側と外周面側との
2箇所において位置決めされると共にシールを構成す
る。
(実施例) 以下、本考案の構成を図面に示す実施例に基づいて詳細
に説明する。
第1図に本考案のポンプ装置を冷蔵庫内の自動製氷装置
に使用する縦型給水ポンプとして実施したものを示す。
冷蔵庫内の自動製氷装置のポンプ装置即ち給水ポンプ1
は、第5図に示すように、冷蔵室内に配設された貯水タ
ンク40から水受け皿41内に供給された水42を冷凍室内に
設けられた製氷皿43に給水するためのものである。尚、
図中符号44は貯氷ボックス、45は氷である。
このポンプ装置1は、モータ2とこのモータ2の駆動に
よって回転するインペラ3と該インペラ3を囲繞して渦
室4を形成するケーシング5とから構成されている。
ケーシング5は、インペラ3の回転軸6と直交する面内
において上ケーシング5Aと下ケーシング5Bとに2分割さ
れている。上ケーシング5Aは更にモータ2と該モータ2
に連結されるインペラ回転軸6を収容するモータ室7が
一体的に成形されている。そして、この上ケーシング5A
の渦室4とモータ室7とはインペラ回転軸6を支持する
軸受8によって仕切られている。上ケーシング5A側には
渦室4の出口側に吐出口9を形成する環状の流体流路11
が一体的に形成されている。また、下ケーシング5Bの渦
室4の入口側には吸込口10が一体的に形成されている。
ケーシング5の一方の分割面22Bには渦室4を囲繞する
ような環状のリブ23が他方の分割面22Aの溝24に向けて
突出するように形成されている。このリブ23は例えば下
ケーシング5Bと一体に形成されている。リブ23はケーシ
ング5の他の部分よりも薄肉に形成され、可撓性が与え
られている。また、上ケーシング5Aの他方の分割面22A
にはリブ23の外側あるいは内側に位置するように渦室4
を囲繞する溝24が形成されている。この溝24はリブ23の
厚みよりもほんの僅か広い幅を有し、分割面寄りの部位
にはリブ23の溝24内への導入を容易にするための斜面25
が形成されている。また、下ケーシング5B側には位置決
めのためのロケーションピン26,27が2箇所設けられて
いる。一方のロケーションピン26は渦室4の出口側に設
けられ、これと嵌合する上ケーシング5A側の穴28は他方
のロケーションピン27とを結ぶ線上において僅かに移動
可能なように楕円形に形成されている。また、他方のロ
ケーションピン27は渦室4の吸込口10の近傍に形成さ
れ、上ケーシング5A側の穴29に対し圧入可能に設けられ
ている。また、下ケーシング5Bには、上ケーシング5Aと
下ケーシング5Bとを連結固定するためのスナップフック
30が適宜数例えば本実施例では4箇所設けられ、上ケー
シング5A側にはそのスナップフック30と係合するフラン
ジ31が形成されている。
上方に向けて突出形成された吐出口9には製氷皿43に繋
がるホース(図示省略)を連結するように設けられてい
る。吐出口9にはポンプ構造を変更せずにポンプ特性を
変更するための流路断面積調整部材12が設けられてい
る。この流路断面積調整部材12は本実施例の場合、吐出
口9の流路断面積を変更可能とする筒状体で吐出口9部
分に圧入されている。これによって、ポンプの揚水高さ
を変えることなく流量のみを変化させ、あるいは揚水高
さが変わっても流量を一定にすることができる。
また、上ケーシング5Aのモータ収容室7にはモータカバ
ー13が被せられ、モータ室7内を外部から遮断し外気の
侵入阻止並びに断熱を図っている。例えば、モータカバ
ー13としては比較的軟質のポリエチレン性カバーが使用
され、収容するモータ2を密封するように設けられてい
る。
モータ2には連結部材14を介してインペラ回転軸6が連
結されている。連結部材14はモータ出力軸15に圧入され
る第1の挿入口16とインペラ回転軸6を軸方向に移動自
在に収容する第2の挿入口17とを同軸上に形成して成
る。第2の挿入口17は例えば横断面D形を成し、インペ
ラ回転軸6の挿入軸端6aも断面D形を成している。ま
た、連結部材14は下端部に円錐型のフランジ部18を有し
ている。このフランジ部18は円錐型の斜面とその周辺か
ら鉛直方向に突出する鉛直部とによって画成された溝19
を有している。この溝19は、モータ2からしみ出るオイ
ルを溜める。また、フランジ部18の裏面側には円錐面か
ら成る水返し部20が形成されている。この水返し部20は
渦室4からインペラ回転軸6を伝わって巻きつくように
浸入してくる水の向きを下向きにして上に移動しないよ
うに折返させるためのものである。軸受8は潤滑油を必
要としないような材料、例えばポリテトラフルオロエチ
レン(商品名テフロン)やブチルゴム等の低摩擦係数の
樹脂やゴムによって形成することが好ましい。
インペラ3はインペラ回転軸6に対して直交するディス
ク3aから鉛直方向に延びる羽根3bを円周方向に多数配置
して成る。このインペラ3の中央部には鉛直方向に延び
る突部3cが形成され、該突部3cをスラスト受け部21上に
載置することによって支持されている。尚、スラスト受
け部21は下ケーシング5Bの吸込口10に設けられている。
斯様に構成されたポンプ装置によれば次のようにしてモ
ータ本体は組立てられる。
まず、上ケーシング5Aのモータ室7に連結部材14を出力
軸15に圧入したモータ2を挿入する。そして、下ケーシ
ング5B側からモータ室7側に軸受8を通して挿入された
インペラ回転軸6を連結部材14に挿入させてモータ2と
連結する。次いで、この上ケーシング5Aと下ケーシング
5Bとをロケーションピン26,27とロケーション穴28,29と
によって位置決めしながら組合せ、渦室4を形成すると
共にその中にインペラ3を収容する。その後、下ケーシ
ング5Bと上ケーシング5Aとを締付けてスナップフック30
を上ケーシング5Aのフランジ31に係合させて固定する。
他方、モータ室7にはモータカバー13を被せてモータ2
を固定する。
尚、上述の実施例は本考案の好適な実施の一例ではある
がこれに限定されるものではなく本考案の要旨を逸脱し
ない範囲において種々変形実施可能である。例えば、第
2図(B)に示すように、溝24の傾斜面25を大きくして
リブ23と傾斜面25とが接触するようにしても良い。ま
た、上ケーシング5A側にリブ23を設け、下ケーシング5B
側に溝24を設けるようにしても良い。更にケーシング5
の分割面22も前述の実施例のもに限定されず、例えばイ
ンペラ回転軸6の軸断面上に形成するようにしても良
い。
(考案の効果) 以上の説明より明らかなように、本考案のポンプ装置
は、環状の可撓性リブと該リブより外側あるいは内側に
位置しケーシングを組合せる際にリブが傾斜して嵌め込
まれる環状の溝との嵌合によってシールを構成している
ので、溝の内周面側と外周面側との複数箇所でケーシン
グを位置決めすると共に完全なシールを構成する。依っ
て、本考案のポンプ装置によるとゴムパッキングを用い
なくともケーシングの分割面をシールでき、この分割面
からの水洩れを防ぎ得る。
また、上ケーシングと下ケーシングとはいずれもアンダ
ーカット部分が生じないため、特殊な金型や成形法を必
要としない。よって、従来のポンプ装置よりも低コスト
で製作できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のポンプ装置の一実施例を示す中央縦断
面図である。 第2図(A)及び(B)はシール部分を拡大して示す断
面図である。 第3図は第1図のIII-III線断面図である。 第4図は本考案のポンプ装置の外観を示す平面図であ
る。 第5図は冷蔵庫の自動製氷装置を示す説明図である。 第6図は従来の冷蔵庫用自動製氷装置に給水するための
ポンプを示す中央縦断面図である。 1…ポンプ装置、2…モータ、3…インペラ、4…渦
室、5…ケーシング、5A…上ケーシング、5B…下ケーシ
ング、9…吐出口、10…吸込口、22A,22B…ケーシング
の分割面、23…リブ、24…溝、25…斜面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータとこのモータの駆動によって回転す
    るインペラとこのインペラを囲繞して渦室を形成するケ
    ーシングとから成るポンプ装置において、前記ケーシン
    グは分割され、その分割面の一方に他方の分割面に向け
    て突出する可撓性リブを設けると共に他方の分割面に前
    記リブより若干外側にあるいは内側に位置して前記リブ
    が嵌入可能な溝を設け、前記ケーシングが前記分割面を
    合わせられて連結されたときに前記リブが傾斜して前記
    溝に嵌入されることを特徴とするポンプ装置。
JP1990047312U 1990-05-08 1990-05-08 ポンプ装置 Expired - Lifetime JPH0712716Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1990047312U JPH0712716Y2 (ja) 1990-05-08 1990-05-08 ポンプ装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990047312U JPH0712716Y2 (ja) 1990-05-08 1990-05-08 ポンプ装置

Publications (2)

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JPH046799U JPH046799U (ja) 1992-01-22
JPH0712716Y2 true JPH0712716Y2 (ja) 1995-03-29

Family

ID=31563129

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990047312U Expired - Lifetime JPH0712716Y2 (ja) 1990-05-08 1990-05-08 ポンプ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59133797U (ja) * 1983-02-28 1984-09-07 松下電器産業株式会社 水中ポンプ

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JPH046799U (ja) 1992-01-22

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