JPH0622158Y2 - ポンプ装置 - Google Patents

ポンプ装置

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JPH0622158Y2
JPH0622158Y2 JP4731590U JP4731590U JPH0622158Y2 JP H0622158 Y2 JPH0622158 Y2 JP H0622158Y2 JP 4731590 U JP4731590 U JP 4731590U JP 4731590 U JP4731590 U JP 4731590U JP H0622158 Y2 JPH0622158 Y2 JP H0622158Y2
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伸一 吉川
寛 宮沢
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  • Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はポンプ装置に関する。更に詳述すると、本考案
は遠心ポンプの特性を可変としたポンプ装置に関する。
(従来の技術) 遠心ポンプのポンプ本体は、インペラとそれを囲繞する
ケーシングによって構成され、吸込口から吸込んだ水に
運動量モーメントを与えて吐出口から吐出するように設
けられている。例えば、従来のポンプ装置は、第6図に
示されるように、渦室105の外のケーシング102と一体的
に形成されたモータ室106にモータ107を収容し、該モー
タ107とケーシング102で囲繞された渦室105内のインペ
ラ101とを、互いの回転軸108,109を連結部材110を介し
て連結することによって、インペラ101とモータ107とを
連結している(実公平1-15914号)。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このような構造の従来の遠心ポンプで
は、一般にその特性を変更するにはモータの特性やイン
ペラ(羽根)あるいはケーシング(渦室)などを変更す
ることによってのみ行なわれている。これら特性変更は
モータや成形金型自体を変更しなければならないので費
用がかなりかかる欠点がある。
本考案は、同一使用でありながら単純な部品1点の変更
によってポンプ特性を変更できるポンプ装置を提供する
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段) かかる目的を達成するため、本考案は、モータと、この
モータの駆動によって回転するインペラと、このインペ
ラを囲繞して渦室と吸込口並びに吐出口を形成するケー
シングとから成るポンプ装置において、上記吐出口若し
くはそれに連なる流体流路内の一部に流路断面積調整部
材を配設し、流体流路の断面積を変更可能としている。
また、本考案のポンプ装置において、流路断面積調整部
材と上記ケーシングとは、一方には着脱部材を設けると
共に他方にはこの着脱部材と係合する係合部を設け、流
路断面積調整部材を着脱自在に構成したことを特徴とす
る。
また、本考案のポンプ装置において、流路断面積調整部
材はケーシングと一体成形されていることを特徴とす
る。
(作用) したがって、流路断面積調整部材を変更することによっ
て吐出口の流路断面積が任意の値に設定でき、ポンプ特
性を変化させる。その特性変化は第4図に示すように、
ポンプの揚水高さを変えることなく流量のみを変化さ
せ、あるいは揚水高さが変わっても流量を一定にする。
(実施例) 以下、本考案の構成を図面に示す実施例に基づいて詳細
に説明する。
第1図に本考案のポンプ装置を冷蔵庫内の自動製氷装置
に使用する縦型給水ポンプとして実施したもの示す。冷
蔵庫内の自動製氷装置のポンプ装置即ち給水ポンプ1
は、第5図に示すように、冷蔵庫内に配設された貯水タ
ンク40から水受け皿41内に供給された水42を冷凍
室内に設けられた製氷皿43に給水するためのものであ
る。尚、図中符号44は貯氷ボックス、45は氷であ
る。
このポンプ装置1は、モータ2とこのモータ2の駆動に
よって回転するインペラ3と該インペラ3を囲繞して渦
室4を形成するケーシング5とから構成されている。
ケーシング5は、インペラ3の回転軸6と直交する面内
において上ケーシング5Aと下ケーシング5Bとに2分
割されている。上ケーシング5Aは更にモータ2と該モ
ータ2に連結されるインペラ回転軸6を収容するモータ
室7が一体的に成形されている。そして、この上ケーシ
ング5Aの渦室4とモータ室7とはインペラ回転軸6を
支持する軸受8によって仕切られている。上ケーシング
5A側には渦室4の出口側に連通する流体流路11と吐
出口9とを連続的に形成する管38が一体的に形成され
ている。また、下ケーシング5Bの渦室4の入口側には
吸込口10が一体的に形成されている。
ケーシング5の一方の分割面22Bには渦室4を囲繞す
るような環状のリブ23が他方の分割面22Aの溝24
に向けて突出するように形成されている。このリブ23
は例えば下ケーシング5Bと一体に形成されている。リ
ブ23はケーシング5の他の部分よりも薄肉に形成さ
れ、可撓性が与えられている。また、上ケーシング5A
の他方の分割面22Aにはリブ23の外側あるいは内側
に位置するように渦室4を囲繞する溝24が形成されて
いる。この溝24はリブ23の厚みよりもほんの僅か広
い幅を有し、分割面寄りの部位にはリブ23の溝24内
への導入を容易にするための斜面25が形成されてい
る。また、下ケーシング5B側には位置決めのためのロ
ケーションピン26,27が2箇所設けられている。一
方のロケーションピン26は渦室4の出口側に設けら
れ、これと嵌合する上ケーシング5A側の穴28は他方
のロケーションピン27とを結ぶ線上において僅かに移
動可能なように楕円形に形成されている。また、他方の
ロケーションピン27は渦室4の吸込口10の近傍に形
成され、上ケーシング5A側の穴29に対し圧入可能に
設けられている。また、下ケーシング5Bには、上ケー
シング5Aと下ケーシング5Bとを連結固定するための
スナップフック30が適宜数例えば本実施例では4箇所
設けられ、上ケーシング5A側にはそのスナップフック
30と係合するフランジ31が形成されている。
上方に向けて突出形成された管38の吐出口9部分には
製氷皿43に繋がるホース(図示省略)を連結するよう
に設けられている。吐出口9には流体流路11の流路断
面積を変更するための流路断面積調整部材12が設けら
れている。本実施例の流路断面積調整部材12は、吐出
口9の本来の流路断面積よりも小径の流路9aを中央に
穿孔した筒状体であって、吐出口9部分に圧入されてい
る。これによって、ポンプの揚水高さを変えることなく
流量のみを変化させ、あるいは揚水高さが変わっても流
量を一定にすることができる。尚、この流路断面積調整
部材12は、本実施例の場合、吐出口9に圧入されて固
定されているが固定方法はこれに特に限定されるもので
はないし、またその形成材料にも特に限定を受けるもの
ではない。
また、上ケーシング5Aのモータ収容室7にはモータカ
バー13が被せられ、モータ室7内を外部から遮断し外
気の侵入阻止並びに断熱を図っている。例えば、モータ
カバー13としては比較的軟質のポリエチレン性カバー
が使用され、収容するモータ2を密封するように設けら
れている。
モータ2には連結部材14を介してインペラ回転軸6が
連結されている。連結部材14はモータ出力軸15に圧
入される第1の挿入孔16とインペラ回転軸6を軸方向
に移動自在に収容する第2の挿入孔17とを同軸上に形
成して成り、モータ出力軸15に圧入固定されることに
よってモータ側回転軸部を構成している。第2の挿入孔
17は例えば横断面D形を成し、かつこれに挿入される
インペラ回転軸6の挿入軸端6aも断面D形を成してい
る。これによって、インペラ回転軸6は連結部材14に
対し共に回転するも軸方向には自在に移動し得るように
連結されている。また、場合によってはモータ出力軸1
5とインペラ回転軸6とを連結部材14を介して固着す
ることも可能である。
また、連結部材14は下端部に円錐型のフランジ部18
を有している。このフランジ部18は円錐型の斜面とそ
の周辺から鉛直方向に突出する鉛直部とによって画成さ
れた溝19を有している。この溝19は、モータ2から
しみ出るオイルを溜める。特に、フランジ部18が外側
に向って下向きに形成された場合、例えば第1図に示す
ような円錐形の場合、出力軸15を伝わってきたオイル
を確実にオイル溜りとなる溝19に案内できる。また、
図示していないが、モータ出力軸15を圧入する第1の
挿入孔16の入口部分を他の部分より大径に形成して出
力軸15を包囲する溝を設け、圧入時の出力軸15の案
内を兼たオイル溜りを構成することが好ましい。
また、フランジ部18の裏面側には円錐面から成る水返
し部20が形成されている。この水返し部20は渦室4
からインペラ回転軸6を伝わって巻きつくように浸入し
てくる水の向きを下向きにして上に移動しないように折
返させるためのものである。この水返し部20を第1図
に示す如く下向きの円錐面に形成する場合、渦室4から
浸入してくる水を確実に下側に返すことができ、モータ
2が水に濡れて錆ることを防ぎ得る。軸受8は潤滑油を
必要としないような材料、例えばポリテトラフルオロエ
チレン(商品名テフロン)やブチルゴム等の低摩擦係数
の樹脂やゴムによって形成することが好ましい。
インペラ3はインペラ回転軸6に対して直交するディス
ク3aから鉛直方向に延びる羽根3bを円周方向に多数
配置して成る。このインペラ3の中央部には鉛直方向に
延びる突部3cが形成され、該突部3cをスラスト受け
部21上に載置することによって支持されている。尚、
スラスト受け部21は下ケーシング5Bの吸込口10に
図示していない弾性支持腕21aを介して取付けられて
いる。
尚、上述の実施例は本考案の好適な実施の一例ではある
がこれに限定されるものではなく本考案の要旨を逸脱し
ない範囲において種々変形実施可能である。例えば、流
路断面積調整部材12は中央に流路9aを形成するもの
に限定されるものではなく、第3図(A)及び(B)に
示すように、孔を有さないほぼ半円柱状の流路断面積調
整部材12を吐出口9に設けることによって管38との
間で流路9aが吐出口9の一方に偏って形成されること
もある。また、流路断面積調整部材12はケーシング5
と別部材で形成されることに特に限定されず、第3図
(C)に示すように、吐出口9ないしそれよりも渦室4
の出口側寄りの流体流路11の部位に上ケーシング5A
側の管38ないし下ケーシング5Bと一体に形成される
ようにしても良い。この場合ケーシング5A,5Bを成
形する金型に組込む駒(中子)を取替ることによって容
易に成形できる。更に、図示していないが流路断面積調
整部材12は流体流路11の出口たる吐出口9に設置す
る場合だけでなく、渦室4を除くポンプ本体内の流体流
路の途中に挿着ないし形成することが可能である。
また、流路断面積調整部材12のケーシング5への装着
は、上述の方法に特に限定されず、第3図(D)及び
(E)に示すように、吐出口9及びこれに連なる流体流
路11を形成する上ケーシング5Aの外周面に係合部3
2を有する逆T型の溝33を形成する一方、該溝33に
係合する矢印型の着脱部材34を流路断面積調整部材1
2側に嵌着溝37を形成して設け、これら部材33,3
4の係合によって流路断面積調整部材12を上ケーシン
グ5Aに簡単に着脱し得るように構成することも可能で
ある。この場合における着脱部材34はその中央にスリ
ット35を設け、側方から挟みつけることによって反り
部分36を窄め上ケーシング5A側の係合部32から外
れるように形成されている。
(考案の効果) 以上の説明より明らかなように、本考案のポンプ装置
は、吐出口若しくはそれに連なる流体流路内の一部に流
路断面積調整部材を配設し、流体流路の断面積を変更可
能としたので、流路断面積調整部材を変更することによ
って吐出口の流路断面積を任意の値に設定でき、ポンプ
特性を変化させ得る。
したがって、本考案のポンプ装置によると、同一仕様で
ありながら、流路断面積調整部材を入替えることによっ
て、あるいは成形金型の駒の一部即ち流路断面積調整部
材を成形する駒を変えることによって、吐出水量や揚水
高さなどに代表されるポンプ特性を変更することができ
る。更に、ポンプ装置本体を共通にして流路断面積調整
部材を種々取揃えれば、使用用途に応じてそのポンプ特
性を自在に変更できる安価なポンプ装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のポンプ装置の一実施例を示す中央縦断
面図である。 第2図は第1図のII−II線断面図である。 第3図(A)〜(E)は本考案の他の実施例を示す図で
(A)及び(B)は偏った配置の実施例を示す縦断面図
と平面図、(C)はケーシングと一体成形した実施例を
示す縦断面図、(D)及び(E)は着脱可能にした実施
例の装着状態を示す正面図と流路断面積調整部材の縦断
面図である。 第4図は吐出口の口径と揚水特性の関係を示すグラフで
ある。 第5図は冷蔵庫の自動製氷装置を示す説明図である。 第6図は従来の冷蔵庫用自動製氷装置に給水するための
ポンプを示す中央縦断面図である。 1…ポンプ装置、2…モータ、3…インペラ、 4…渦室、 5…ケーシング、 12…流路断面積調整部材、 9…吐出口、11…流体流路

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータと、このモータの駆動によって回転
    するインペラと、このインペラを囲繞して渦室と吸込口
    並びに吐出口を形成するケーシングとから成るポンプ装
    置において、上記吐出口若しくはそれに連なる流体流路
    内の一部に流路断面積調整部材を配設し、流体流路の断
    面積を変更可能としたことを特徴とするポンプ装置。
  2. 【請求項2】上記流路断面積調整部材と上記ケーシング
    とは、一方には着脱部材を設けると共に他方にはこの着
    脱部材と係合する係合部を設け、上記流路断面積調整部
    材を着脱自在に構成したことを特徴とする請求項1記載
    のポンプ装置。
  3. 【請求項3】上記流路断面積調整部材は上記ケーシング
    と一体成形されていることを特徴とする請求項1記載の
    ポンプ装置。
JP4731590U 1990-05-08 1990-05-08 ポンプ装置 Expired - Fee Related JPH0622158Y2 (ja)

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