JPH07126738A - 加熱炉 - Google Patents

加熱炉

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Publication number
JPH07126738A
JPH07126738A JP29426393A JP29426393A JPH07126738A JP H07126738 A JPH07126738 A JP H07126738A JP 29426393 A JP29426393 A JP 29426393A JP 29426393 A JP29426393 A JP 29426393A JP H07126738 A JPH07126738 A JP H07126738A
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JP
Japan
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roller group
billet
charging
extraction
heating
Prior art date
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Pending
Application number
JP29426393A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuaki Tanida
和昭 谷田
Kazuhiko Ashida
和彦 芦田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rozai Kogyo Kaisha Ltd
Original Assignee
Rozai Kogyo Kaisha Ltd
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Publication date
Application filed by Rozai Kogyo Kaisha Ltd filed Critical Rozai Kogyo Kaisha Ltd
Priority to JP29426393A priority Critical patent/JPH07126738A/ja
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  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
  • Tunnel Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な装置により長尺のビレットを装入側か
ら抽出側に送り出すことができ、長手方向に沿って均一
な温度分布で加熱できる加熱炉を提供すること。 【構成】 本発明に係る加熱炉は、加熱炉本体1内の長
さ方向に沿って、装入ローラ群2と抽出ローラ群3を並
設し、該装入ローラ群2と抽出ローラ群3の間を跨ぎ抽
出ローラ側に向かって下向きに傾斜する移送傾斜台7を
少なくとも2個所以上に配置すると共に、装入ローラ群
2と抽出ローラ群3の上部に熱風高速噴出ノズル12,
12を配設し、装入ローラ群2側を加熱帯Aとし、抽出
ローラ群3側を均熱帯Bとして構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主としてアルミニウムま
たはアルミニウム合金等の長尺の丸ビレットを連続加熱
する加熱炉に関するもので、より詳しくは、傾斜台を利
用して丸ビレットを自転させ装入側から抽出側に移送す
る加熱炉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アルミニウム合金等のビレットを
連続加熱するのには、予め冷間で回転鋸による切断によ
って短寸に切断した丸ビレットを例えば、図4に示すよ
うなウオーキングビーム式加熱炉で加熱していた。
【0003】すなわち、このウオーキングビーム式加熱
炉は、上昇、下降用油圧シリンダ21と前進、後退用油
圧シリンダ22で移動ビーム23を上昇、水平前進移
動、下降、水平後退移動のサイクルを繰り返し行うこと
によって短尺ビレット24を順次装入口から抽出口に送
る間に天井面に設けた熱風循環ファンによるマスフロー
式対流伝熱によって加熱処理を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
式によるとビレットを短尺にするための切断時に切粉等
が飛散して歩溜りが悪いばかりでなく、加熱時の熱効
率、温度精度等の点においても効率が悪いことから、近
年はホットシャー方式、すなわち加熱後に所定の寸法に
シャー切断するため、加熱前の短尺ビレットの必要がな
くなり、短尺のビレットから長尺のビレットへと移り変
ってきている。
【0005】ところが、長尺ビレットを従来方式のウオ
ーキングビーム式加熱炉で加熱しようとすれば、炉の平
面面積を長尺ビレットに応じて長く、且つ広幅にしなけ
ればならず、極めて効率の悪い設備となることから、長
尺のビレットには対処できなくなってきた。
【0006】また、ウオーキングビーム式加熱炉は、炉
床25の下部に上昇、下降用油圧シリンダ21と前進、
後退用油圧シリンダ22を設置するための機械室26を
必要とするために、凹陥部を形成しなければならず、そ
のため、掘削工事や基礎工事が必要となり、装置据付け
に多大な費用と労力がかかり、さらに炉床25には多く
のサポートパイプ27の貫通孔28が穿設されており、
サポートパイプ27が所定の移動ができるよう開口され
ていることから、熱の放散面において効率が悪いばかり
でなく、機構的にも複雑であり、設備費も高価になる問
題があった。
【0007】本発明は上記の問題を解決することを課題
として開発されたもので、極めて簡単な装置により長尺
のビレットを装入側から抽出側に送り出すことができる
と共に、長手方向に沿って均一な温度分布で加熱できる
加熱炉を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、そ
の目的を達成する手段として、本発明では、加熱炉本体
内の長さ方向に沿って、装入ローラ群と抽出ローラ群を
並設し、該装入ローラ群と抽出ローラ群の間を跨ぎ抽出
ローラ側に向かって下向きに傾斜する移送傾斜台を少な
くとも2個所以上に配置すると共に、装入ローラ群と抽
出ローラ群の上部に熱風噴出ノズルを配設し、装入ロー
ラ群側を加熱帯とし、抽出ローラ群を均熱帯として構成
したことを特徴とする加熱炉を開発し、採用した。
【0009】また、本発明では上記のように構成した加
熱炉において、加熱炉本体が上部炉体と下部炉体を組み
合わしたプレハブ式の加熱炉である加熱炉、および装入
ローラ群は装入口から抽出口に一定間隔毎に配置されて
おり、抽出ローラ群は抽出口付近において間隔幅を狭く
して配置してある加熱炉をそれぞれ開発し、採用した。
【0010】
【作用】装入ローラ群と抽出ローラ群との適宜の個所に
跨がって少なくとも2ケ所以上配設した移送傾斜台を上
昇させて、該傾斜台の上面を装入ローラ群と抽出ローラ
群の各ローラの上面より高く上昇させ、装入ローラ上の
ビレツトを傾斜台に移載させると、ビレットが傾斜台上
を自転して側方のストッパーで止められ、抽出ローラ群
側に移り、その後、移送傾斜台を下降すれば抽出ローラ
に載置されて均熱処理が行なわれる。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の実施例を添付図面に基づい
て説明すれば、1は上部炉体1aと下部炉体1bを合体
組み合わして形成したプレハブ式に製造可能な加熱炉本
体で、上部炉体1aと下部炉体1bを現場まで運搬して
組み立て据付けるもので、平面が前後方向に長い長方形
状に形成されている。
【0012】その加熱炉本体1の内部の一側には、装入
ローラ群2として長さ方向に一定間隔毎に鼓形のローラ
2a,2b,2c……2nを、他側には、抽出ローラ群
3として装入ローラ群2と同様の鼓形のローラ3a,3
b,3c……3nを回動自在に配置してあり、抽出ロー
ラ群3は装入口から炉長の中間部ぐらいまでは装入ロー
ラ群2と同一の間隔でローラを配置してあるが、抽出口
付近においては間隔を狭くしてある。そして装入ローラ
群2側を加熱帯Aに、抽出ローラ群3側を均熱帯Bにし
てある。
【0013】装入ローラ群2と抽出ローラ群3にはそれ
ぞれローラ軸4と5が固着されてあり、それぞれのロー
ラ2a,2b,2c……2nにローラ軸4a,4b,4
c……4nが、それぞれのローラ3a,3b,3c……
3nにローラ軸5a,5b,5c……5nが取り付けら
れており、そのローラ軸4,5が加熱炉本体1の両側外
部に設けた軸受6,6に支承されており、ローラ群2,
3を外部から駆動するようになっている。
【0014】7は加熱炉本体1の前部と後部に設けた昇
降自在の移送傾斜台で、装入ローラ群2と抽出ローラ群
3との間に跨がって配置され、且つ抽出ローラ群3側に
向かって下向きに傾斜させてあり、その一側方にストッ
パー8を設けてある。この移送傾斜台7は昇降杆9の上
部に設けてあり、適宜の昇降手段10により昇降自在に
なっている。
【0015】11は加熱炉本体1の上部内面に設けたダ
クトで、熱源および循環送風機(図示せず)やバーナ等
による燃焼作動によって加熱された高温空気が循環して
おり、そのダクト11の下面に装入ローラ群2と抽出ロ
ーラ群3の上方位置に熱風高速噴出ノズル12,12を
長さ方向に所定間隔毎に配してある。
【0016】以上のように構成した加熱炉の操業状態を
説明すると、装入ローラ群2を駆動させて長尺のアルミ
ビレットVを加熱炉本体1内に導入する。ビレットVは
炉内に配された装入ローラ2a,2b,2c……上に載
置され、その上方部に配した熱風高速噴出ノズル12か
ら噴出される熱風がビレットVの中心線上を加熱し、そ
の熱風が直角に当たることによる高熱伝達が実現可能と
なり長さ方向全体に均一に急速加熱ができる。
【0017】加熱後、昇降手段10を駆動して昇降杆9
を上昇させると移送傾斜台7が上昇し、装入ローラ群2
上に載っていたビレットVを傾斜台7で持上げると同時
に傾斜台7が抽出側に傾斜しているので、ビレットVは
自転しながら端部まで転がり、ストッパー8で止められ
る。
【0018】その後、昇降杆9を下降すると傾斜台7に
載っていたビレットVが抽出ローラ群3に載置され、上
部の熱風高速噴出ノズル12からの熱風で均熱処理を行
う。装入ローラ群2上のビレットVがなくなれば、冷材
ビレットを炉装入側より炉入しローラ群2上に載置す
る。均熱を終えたビレットVは抽出ローラ群3の駆動で
抽出される。
【0019】炉の抽出口から出たビレットVは押し出し
機(図示せず)に入る前に必要に応じて必要長さに熱間
の状態で炉出口部分に設けたホットシヤー装置(図示せ
ず)で切断され押し出し機に入る。この切断が熱間であ
るため、切断屑が出ることなく歩溜りがよい。また、残
ったビレットVは抽出ローラ群3を逆転することにより
再び加熱炉内本体1に戻ることもあり、再加熱処理が可
能であると共に炉内でオッシレート操業によるより良い
均一性と曲り等の防止が可能になる。
【0020】なお、上記実施例においては、装入ローラ
群2と抽出ローラ群3をビレツトVの進行方向に対し
て、直交するように配したが、若干角度を付けて設置す
ればローラの回転によってビレットVは移行方向に向か
って回転移送が可能である。また、二列ローラ方式につ
いて述べたが、三列以上でも可能である。さらに、炉長
を長くすれば装入ローラ群2と抽出ローラ群3に複数本
のビレットVを在炉することができ、連続運転に都合が
よい。
【0021】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、従来のウオーキングビーム式加熱炉のマスフロー方
式加熱と比べ同温度(450℃)迄加熱する場合、60
%以下の時間で加熱が可能となり、炉内在炉ビレット本
数が同一処理能力で60%ですむ。また、炉体放散面積
も少く熱効率も良好となり炉の据付面積の縮小につなが
る。
【0022】また、ローラおよび傾斜台の動きにより多
彩な運転方法が可能となり、省エネルギー化と省設備化
も可能となると共に、機能面においては急速加熱化とウ
オーキングビーム式のような炉床の複雑さを排除でき簡
素な装置であるから、操業が簡単となり操業面での歩溜
りもよくなる。
【0023】さらに、加熱炉本体が上部炉体と下部炉体
とからなるプレハブ方式で製作されているので、据付場
所まで運搬ができ、据付が簡単になり据付時間の短縮化
ができる。また、抽出口近くにホットシヤー装置を設け
てシヤー切断することによって、長尺物の熱放散が少な
くなると共に、炉内のビレットが短くなっても抽出口付
近の抽出ローラの間隔幅が狭いのでビレットは常に抽出
ローラで載置される。抽出ローラの逆転による再均熱も
可能となって、材質間の均熱化が良好となり、後工程の
押し出し作業も今迄以上に好結果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加熱炉の簡略横断面図である。
【図2】図1のII−II線における縦断面図である。
【図3】要部の簡略正面図である。
【図4】従来のウオーキングビーム移送方式の簡略側面
図である。
【符号の説明】
1 加熱炉本体 2 装入ローラ群 3 抽出ローラ群 7 移送傾斜台 12 熱風高速噴出ノズル A 加熱帯 B 均熱帯

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱炉本体内の長さ方向に沿って、装入
    ローラ群と抽出ローラ群を並設し、該装入ローラ群と抽
    出ローラ群の間を跨ぎ抽出ローラ側に向かって下向きに
    傾斜する移送傾斜台を少なくとも2個所以上に配置する
    と共に、装入ローラ群と抽出ローラ群の上部に熱風高速
    噴出ノズルを配設し、装入ローラ群側を加熱帯とし、抽
    出ローラ群側を均熱帯として構成したことを特徴とする
    加熱炉。
  2. 【請求項2】 加熱炉本体が上部炉体と下部炉体を組み
    合わしたプレハブ式の加熱炉である請求項1に記載の加
    熱炉。
  3. 【請求項3】 装入ローラ群は装入口から抽出口に一定
    間隔毎に配置されてあり、抽出ローラ群は抽出口付近に
    おいて間隔幅を狭くして配置してある請求項1に記載の
    加熱炉。
JP29426393A 1993-10-29 1993-10-29 加熱炉 Pending JPH07126738A (ja)

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JP29426393A JPH07126738A (ja) 1993-10-29 1993-10-29 加熱炉

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JP29426393A JPH07126738A (ja) 1993-10-29 1993-10-29 加熱炉

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JPH07126738A true JPH07126738A (ja) 1995-05-16

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JP29426393A Pending JPH07126738A (ja) 1993-10-29 1993-10-29 加熱炉

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104567359A (zh) * 2014-12-31 2015-04-29 佛山市南海研明热能设备科技有限公司 红外线燃气喷流式铝棒加热炉

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