JPH07126630A - 竪型室式コークス炉窯口の炉蓋 - Google Patents

竪型室式コークス炉窯口の炉蓋

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JPH07126630A
JPH07126630A JP29149893A JP29149893A JPH07126630A JP H07126630 A JPH07126630 A JP H07126630A JP 29149893 A JP29149893 A JP 29149893A JP 29149893 A JP29149893 A JP 29149893A JP H07126630 A JPH07126630 A JP H07126630A
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JP
Japan
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opening
furnace
closing
coke
inclined plate
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JP29149893A
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English (en)
Inventor
Junichi Otsuka
純一 大塚
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装入設備及び作業を簡素化することができる
と共に、製品コークスの品質を向上させることができ、
且つ、炉蓋の損傷や動作不良を防止することができる竪
型室式コークス炉窯口の炉蓋を提供する。 【構成】 炉蓋本体20aに昇降式着脱機構を具備する
と共に、この炉蓋本体20aに内装する耐火物20b,
20eの炉内挿入長Fを原料粉炭の乾留に支障のない位
置まで深く形成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、炭化室で乾留したコー
クスをその下部から排出する竪型室式コークス炉の窯口
を開閉する炉蓋に係り、特に炉蓋耐火物の炉内挿入長及
び脱着構造等を改良した新規な竪型室式コークス炉窯口
の炉蓋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コークス炉は粉砕,配合等の事前処理を
行った石炭を乾留してコークスを製造する設備であり、
炭化室で乾留したコークスをその下部から排出する構造
を有するものとして竪型室式コークス炉がとして知られ
ている。
【0003】図3(a)は、従来の竪型室式コークス炉
を示す概略図で、図3(b)は窯口近傍を示す概略図あ
る。図示するように、竪型室式コークス炉1には、石炭
装入車(図示せず)の装入ホッパから装入される原料粉
炭を収容する炭化室2と、燃料ガスを燃焼させることに
より炭化室2内の装入炭を乾留する燃焼室3とが交互に
配設されている。この燃焼室3の一側方には燃焼ガス及
び空気を予熱するための換熱室4が配設されている。
【0004】また、上記炭化室2の下方に開口された窯
口には炉蓋10が取り付けられており、該炉蓋10は回
動式脱着機構(図示せず)により、開閉操作されるよう
に成っている。
【0005】この種の竪型室式コークス炉の操業は、上
部に床敷きコークスTを装入した後、炭化室2内へ原料
粉炭Sを装入して、これらをその両側に配置された燃焼
室3で燃料ガスを燃焼させることにより乾留した後、炭
化室2の下方の炉蓋10を回動式脱着機構により開放し
て赤熱コークスを抜き出すという装入窯出し作業の繰り
返しである。
【0006】このように原料粉炭Sの装入前に、上部に
床敷きコークスTを装入するのは、炭化室2の下方は燃
焼室3ではなく炉体を支持し、図示しない加熱用のガス
及び空気ダクトを内蔵する炉体が有り加熱が不良となる
ので、この加熱不良部2aへの原料粉炭Sの装入を回避
するためである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の竪型
室式コークス炉には、以下のような課題があった。即
ち、炭化室2の下方の加熱不良部2aに床敷きコークス
Tを装入しているので、炭化室2内で乾留したコークス
と床敷きコークスTとの品質が異なり、炭化室2全体と
して均一な乾留を行うことができないという問題があっ
た。
【0008】また、床敷きコークスTと原料粉炭Sとを
炭化室2に装入するので、装入系統が床敷きコークス用
と原料粉炭用との二系統必要になり、石炭装入車への原
料積込み作業が煩雑になるという問題があった。
【0009】具体的には、石炭装入車に床敷きコークス
装入用と石炭装入用との別々のホッパを装備すると、装
入設備が複雑になる。一方、装入タイミング調整により
コークス装入と石炭装入とを同一の装入ホッパで行う
と、床敷きコークスT中に原料粉炭Sが部分的に混入
し、未乾留の粉炭が製品となって製品コークス中に混在
する慮れがあるので、コークスの品質管理上好ましくな
い。
【0010】さらに、炭化室2の下方に回動式脱着機構
により開閉操作される炉蓋10が取り付けられているの
で、窯出し時、炉蓋本体に赤熱コークスが衝突したり、
炉蓋10の脱着機構に赤熱コークスが噛み込み、炉蓋1
0の損傷や動作不良が生じるという問題があった。
【0011】本発明の目的は、上記課題に鑑み、床敷き
コークスの装入を不要にして、装入設備及び作業を簡素
化することができると共に、製品コークスの品質を向上
させることができ、且つ、炉蓋の損傷や動作不良を防止
することができる竪型室式コークス炉窯口の炉蓋を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明に係る竪型室式コークス炉窯口の炉蓋は、炭化室に
原料粉炭を収容すべくその下部窯口を閉成すると共に、
炭化室から赤熱コークスを排出すべく上記窯口を開放す
る竪型式コークス炉窯口の炉蓋において、炉蓋本体に昇
降式着脱機構を具備すると共に、この炉蓋本体に内装す
る耐火物の炉内挿入長を原料粉炭の乾留に支障のない位
置まで深く形成したものである。
【0013】上記構成において、好ましくは、上記炉体
本体の挿入方向中間部にコークスの排出を斜め下方へと
案内する開閉傾斜板を設け、この開閉傾斜板に、傾斜板
開閉手段を具備したものである。
【0014】また、好ましくは、上記傾斜板開閉手段
が、上記開閉傾斜板の内側に接続されたアクチュエータ
と、このアクチュエータを作動させるリミットスイッチ
とによって形成されているものである。
【0015】或いは、上記傾斜板開閉手段が、上記開閉
傾斜板の内側に取り付けられた圧縮バネによって形成さ
れているものである。
【0016】さらに、好ましくは、上記炉体本体に内装
する耐火物の先端外側部に、この耐火物と炉内壁との間
隙を閉塞するためのパッキンが装着されているものであ
る。
【0017】
【作用】上記炉蓋の構成によれば、炉蓋本体に昇降式着
脱機構が具備されているので、従来の回動式着脱機構に
比して、この炉蓋本体に内装する耐火物の炉内挿入長を
深く形成することができる。即ち、炉蓋耐火物の炉内挿
入長が、原料粉炭の乾留に支障のない位置まで深く形成
されている。
【0018】この原料粉炭の乾留に支障のない位置と
は、従来、炭化室下方の加熱不良部に床敷きコークスを
装入していた上限の位置を意味する。これにより、加熱
不良部が耐火物によって補われるので、床敷きコークス
の装入が不要になる。従って、炭化室には原料粉炭のみ
を装入すれば良いので、装入系統が一系統になり、装入
設備及び作業が簡素化されるものである。
【0019】また、加熱不良部を耐火物によって補って
いるので、原料粉炭の乾留が均一に行われ、且つ、床敷
きコークスが不要であるので、製品コークスに品質の異
なる床敷きコークスが混在せず、製品コークスの品質が
向上するものである。
【0020】さらに、上記耐火物の挿入方向中間部には
開閉傾斜板が設けられており、この開閉傾斜板には傾斜
板開閉手段が具備されている。この傾斜板開閉手段によ
って、開閉傾斜板は炉内挿入時に閉成され、又、炉外抜
出し時に開放される。
【0021】即ち、窯出し時には、炉蓋を上記昇降式着
脱機構により降下させて炉内から炉蓋耐火物を抜き出す
が、この炉外抜出し時に傾斜板開閉手段によって開閉傾
斜板が開放される。すると、窯口から排出された赤熱コ
ークスは、開放された開閉傾斜板によって斜め下方へと
案内されることになる。従って、この開閉傾斜板によっ
て、赤熱コークスの炉蓋本体等への衝突や、炉蓋の脱着
機構への赤熱コークスの噛み込みが回避され、炉蓋の損
傷や動作不良が防止されるものである。
【0022】そして、上記傾斜板開閉手段を、上記開閉
傾斜板の内側に接続されたアクチュエータと、このシリ
ンダ装置を作動させるリミットスイッチとによって形成
すれば、開閉傾斜板の開閉操作が自動的に成されること
になる。
【0023】或いは、上記傾斜板開閉手段を、上記開閉
傾斜板の内側に取り付けられた圧縮バネによって形成す
れば、簡易な機構で開閉傾斜板を開放させることができ
る。
【0024】加えて、上記耐火物の先端外側部にパッキ
ンを装着すれば、耐火物と炉内壁との間隙がパッキンに
よって閉塞されるので、炉蓋耐火物が炉内壁に沿って降
下中に、当該間隙から赤熱コークス及びコークス粉が落
下するのが防止されるものである。
【0025】
【実施例】以下、本発明に係る竪型室式コークス炉窯口
の炉蓋の好適な一実施例を添付図面に基づいて詳細に説
明する。図1は、本発明に係る竪型室式コークス炉窯口
の炉蓋における一実施例を示す概略図である。上述した
ように、竪型室式コークス炉11には、石炭装入車(図
示せず)の装入ホッパから装入される原料粉炭を収容す
る炭化室12と、燃料ガスを燃焼させることにより炭化
室12内の装入炭を乾留する燃焼室13とが交互に配設
されており、上記燃焼室13の一側方には燃焼ガス及び
空気を予熱するための畜熱室(図示せず)が配設されて
いる。
【0026】上記炭化室12と燃焼室13とは、耐火煉
瓦から成る炉壁14によって区画形成されている。そし
て、燃焼室13の下方に位置する炉壁14aには、コー
クス炉ガス,高炉ガスを通過させる燃料ガスダクト1
5,16と、空気を通過させる空気ダクト17とがそれ
ぞれ区画形成されている。上記炉壁14aの下部には、
その内側に断熱キャスタブル18aを充填した保護板1
8が当接され、バックステイ19によって、その下方か
ら炉締めされている。
【0027】また、上記炭化室12の下方の窯口側空間
部12aは、該炭化室12の室幅よりも拡幅して形成さ
れている。この窯口側空間部12aに、本実施例の炉蓋
20が装着されている。この炉蓋20は、鋼材にて成形
された炉蓋本体20aと、該炉蓋本体20aに内装され
た本体側耐火物20bと、上記炉蓋本体20aに起立す
るように支持固定された支柱20cと、該支柱20cの
先端に形成したフランジ部20dに内装された挿入側耐
火物20eとを備えている。
【0028】上記本体側耐火物20bの両側には、上記
保護板18の外面に当接して上記炭化室12内をシール
するためのナイフエッジ21がそれぞれ形成されてい
る。一方、上記炉蓋20の先端に位置する挿入側耐火物
20eの外側部には、この挿入側耐火物20eと炉壁1
4a内面との間隙Dを閉塞するためのパッキン22が装
着されている。
【0029】上記炉蓋本体20aの内面から挿入側耐火
物20eの上面までの炉内挿入長Fは、原料粉炭の乾留
に支障のない位置まで深く形成されている。具体的に
は、挿入側耐火物20eの上面と、上記燃焼室13の底
面との高さが略一致するように構成されている。従っ
て、この挿入側耐火物20eが装着される上記窯口側空
間部12aは、上記燃焼室13の底面の高さまで拡幅し
て形成されている。
【0030】また、上記炉蓋本体20aには、当該炉蓋
20を鉛直方向に沿って昇降移動させる昇降式着脱機構
(図示せず)が具備されている。この昇降式着脱機構
は、上記炭化室12から排出される赤熱コークスCの受
け台車(図示せず)装備されており、例えば、シリンダ
装置等によって形成されている。
【0031】さらに、図1及び図2に示すように、上記
本体側耐火物20bと挿入側耐火物20eとの中間部に
位置する支柱20cには、赤熱コークスCの排出を斜め
下方へと案内する一対の開閉傾斜板23が設けられてい
る。これら開閉傾斜板23はその上端部を支点として回
動され、その下端部内側にはこれらを開閉操作するため
の傾斜板開閉手段24が具備されている。
【0032】上記本体側耐火物20b,支柱20c及び
挿入側耐火物20eが上記窯口側空間部12aに装着さ
れる炉内挿入時には、開閉傾斜板23は傾斜板開閉手段
24によって閉じられ、又、炉外抜出し時には、開閉傾
斜板23は傾斜板開閉手段24によって開放されるよう
に成っている。
【0033】具体的には、この傾斜板開閉手段24は、
油圧等によって伸縮されるアクチュエータ25と、この
アクチュエータ25を作動させるリミットスイッチ(図
示せず)とによって形成されている。このアクチュエー
タ25は、シリンダ25aの中央部に潤滑油等が給排さ
れ、その両端部にそれぞれピストンロッド25b,25
cが延出されている。
【0034】即ち、シリンダ装置25のシリンダ25a
が上記支柱20cに固設され、各ピストンロッド25
b,25cが各開閉傾斜板23の内側に接続されてい
る。また、上記リミットスイッチは、例えば、上記コー
クス受け台車上の昇降式着脱機構等に取り付ける。
【0035】尚、本実施例にあっては、傾斜板開閉手段
24をアクチュエータ25及びリミットスイッチによっ
て形成したが、これに限らず、上記支柱20cと各開閉
傾斜板23との内側にそれぞれ圧縮バネを介設して構成
しても良い。
【0036】次に、上記実施例における作用を述べる。
上述のように、本実施例における竪型室式コークス炉窯
口の炉蓋20の炉蓋本体20aには、当該炉蓋20を鉛
直方向に昇降させる昇降式着脱機構が具備されており、
この昇降式着脱機構はコークス受け台車に装備されてい
る。
【0037】従って、従来の回動式着脱機構では炉蓋耐
火物の炉内挿入長Fを深く形成することができなかった
が、本実施例にあっては、原料粉炭の乾留に支障のない
位置まで深く形成することができる。この原料粉炭の乾
留に支障のない位置とは、従来、炭化室下方の加熱不良
部に床敷きコークスを装入していた上限の位置を意味し
ており、本実施例においては、炭化室12の下方の窯口
側空間部12aがこれに相当する。
【0038】即ち、本実施例の炉蓋20の炉内挿入長F
は、上記炉蓋本体20aの内面から挿入側耐火物20e
の上面までの長さであり、この挿入側耐火物20eの上
面と上記燃焼室13の底面との高さが略一致するよう
に、上記窯口側空間部12aを燃焼室13の底面の高さ
まで拡幅して形成している。
【0039】これにより、加熱不良部としての窯口側空
間部12aが挿入側耐火物20e等によって補われるの
で、この部分に床敷きコークスを装入する必要がない。
その結果、炭化室12には原料粉炭のみを装入すれば足
りるので、装入系統を一系統にすることができ、装入設
備及び作業を簡素化することができるものである。
【0040】また、加熱不良部としての窯口側空間部1
2aが挿入側耐火物20e等によって補われるので、こ
れより上方の炭化室12内において原料粉炭の乾留を均
一に行うことができる。これと相俟って、床敷きコーク
スが不要であるので、製品コークス中に品質の異なる床
敷きコークスが混在せず、製品コークスの品質を向上さ
せることができるものである。
【0041】さらに、上記本体側耐火物20bと挿入側
耐火物20eとの間に位置する支柱20cには、その上
端部を支点として回動自在に開閉傾斜板23が設けられ
ている。この開閉傾斜板23には、油圧等によって伸縮
されるシリンダ装置25と、該シリンダ装置25を作動
させるリミットスイッチとから成る傾斜板開閉手段24
が具備されている。
【0042】従って、図1及び図2に示したように、開
閉傾斜板23は、炉内挿入時にはアクチュエータ25の
両端部の各ピストンロッド25b,25cをシリンダ2
5a内へ後退させて閉じる。一方、開閉傾斜板23は、
炉外抜出し時にはアクチュエータ25の各ピストンロッ
ド25b,25cをシリンダ25a内から進出させて開
放されることになる。
【0043】即ち、窯出し時には、本実施例の炉蓋20
を上記昇降式着脱機構により降下させて上記窯口側空間
部12aから本体側耐火物20b及び挿入側耐火物20
e等を抜き出すが、この炉外抜出し時に傾斜板開閉手段
24としてのアクチュエータ25によって開閉傾斜板2
3が開放される。尚、このアクチュエータ25の伸縮操
作は、コークス受け台車上の昇降式着脱機構等にリミッ
トスイッチを設け、その昇降位置を検出することにより
自動的に行う。
【0044】窯出し時に開閉傾斜板23が開放される
と、窯口から排出された赤熱コークスCは、該開閉傾斜
板23の傾斜に沿って斜め下方へと案内されることにな
る。その結果、この開閉傾斜板23によって、赤熱コー
クスCの炉蓋本体20a等への衝突や、炉蓋20の昇降
式脱着機構への赤熱コークスCの噛み込みが回避され、
炉蓋20の損傷や動作不良を防止することができる。
尚、赤熱コークスCの排出完了後は、再び開閉傾斜板2
3を閉じた状態にして、本体側耐火物20b及び挿入側
耐火物20e等と共に炭化室12の窯口側空間部12a
に装着する。
【0045】また、上記傾斜板開閉手段24を、上記支
柱20cと各開閉傾斜板23との内側にそれぞれ圧縮バ
ネを介設して構成した場合には、上記昇降式脱着機構に
より、窯口側空間部12aから本体側耐火物20b及び
挿入側耐火物20e等を抜き出すと、圧縮バネのバネ反
力によって開閉傾斜板23が自然に開放する。一方、上
記昇降式脱着機構により、窯口側空間部12aへ挿入側
耐火物20e及び本体側耐火物20b等を挿入すると、
開閉傾斜板23の外面が炉壁14aに接触してその傾斜
に沿って圧縮バネが圧縮状態に戻り、開閉傾斜板23が
自然に閉成することになる。従って、この場合、簡易な
機構で開閉傾斜板23を開閉することができる。
【0046】さらに、上記挿入側耐火物20eの外側部
にはパッキン22が装着されており、挿入側耐火物20
eと炉壁14aの内面との間隙Dはパッキン22によっ
て閉塞されることになる。従って、炉蓋20の挿入側耐
火物20eが炉壁14aの内面に沿って降下中に、当該
間隙Dから赤熱コークスC及びコークス粉が落下するの
を防止することができるものである。
【0047】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る竪型室
式コークス炉窯口の炉蓋によれば、床敷きコークスの装
入を不要にして、装入設備及び作業を簡素化することが
できると共に、製品コークスの品質を向上させることが
でき、且つ、炉蓋の損傷や動作不良を防止することがで
きるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る竪型室式コークス炉窯口の炉蓋に
おける一実施例の装着状態を示す概略図である。
【図2】本実施例の炉蓋による窯出し状況を示す概略図
である。
【図3】従来の竪型室式コークス炉を示す図であり、
(a)は全体概略図、(b)は(a)の窯口近傍を示す
概略図である。
【符号の説明】
1 竪型室式コークス炉 2 炭化室 2a 燃焼室底部炉体 3 燃焼室 4 換熱室 5 装入口 10 炉蓋 11 竪型室式コークス炉 20 炉蓋 20a 炉蓋本体 20b 本体側耐火物 20e 挿入側耐火物 22 パッキン 23 開閉傾斜板 24 傾斜板開閉手段 25 アクチェエータ C 赤熱コークス F 炉内挿入長 T 床敷コークス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭化室に原料粉炭を収容すべくその下部窯
    口を閉塞すると共に、炭化室から赤熱コークスを排出す
    べく上記窯口を開放する竪型式コークス炉窯口の炉蓋に
    おいて、 炉蓋本体に昇降式着脱機構を具備すると共に、該炉蓋本
    体に内装する耐火物の炉内挿入長を原料粉炭の乾留に支
    障のない位置まで深く形成したことを特徴とする竪型室
    式コークス炉窯口の炉蓋。
  2. 【請求項2】前記炉蓋本体の挿入方向中間部にコークス
    の排出を斜め下方へと案内する開閉傾斜板を設け、該開
    閉傾斜板に、傾斜板開閉手段を具備した請求項1に記載
    の竪型式コークス炉窯口の炉蓋。
  3. 【請求項3】前記傾斜板開閉手段が、上記開閉傾斜板の
    内側に接続されたアクチュエータと、該アクチュエータ
    を作動させるリミットスイッチとによって形成されてい
    る請求項2に記載の竪型式コークス炉窯口の炉蓋。
  4. 【請求項4】前記傾斜板開閉手段が、上記開閉傾斜板の
    内側に取り付けられた圧縮バネによって形成されている
    請求項2に記載の竪型式コークス炉窯口の炉蓋。
  5. 【請求項5】前記炉体本体に内装する耐火物の先端外側
    部に、該耐火物と炉内壁との間隙を閉塞するためのパッ
    キンが装着されている請求項1乃至請求項4のいずれか
    に記載の竪型式コークス炉窯口の炉蓋。
JP29149893A 1993-10-28 1993-10-28 竪型室式コークス炉窯口の炉蓋 Withdrawn JPH07126630A (ja)

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