JPH0712633A - 非鉄金属溶湯の計重方法 - Google Patents

非鉄金属溶湯の計重方法

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Publication number
JPH0712633A
JPH0712633A JP18448993A JP18448993A JPH0712633A JP H0712633 A JPH0712633 A JP H0712633A JP 18448993 A JP18448993 A JP 18448993A JP 18448993 A JP18448993 A JP 18448993A JP H0712633 A JPH0712633 A JP H0712633A
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JP
Japan
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cylinder
molten metal
tilting
furnace body
tilting angle
Prior art date
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Pending
Application number
JP18448993A
Other languages
English (en)
Inventor
Giichi Ietsugu
儀一 家次
Takeshi Nagaoka
武志 長岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rozai Kogyo Kaisha Ltd
Original Assignee
Rozai Kogyo Kaisha Ltd
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Publication date
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  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱影響を受けない油圧を利用して、炉体傾動
用油圧シリンダの作動圧力と傾動角度を検出して演算し
て、その誤差を絶対値1〜1.2%以内にした合金調整
のための許容範囲内で再現性のある測定が可能な非鉄金
属溶湯の計重方法を提供すること。 【構成】 この非鉄金属溶湯の計重方法は、炉体1の下
部に設けたシリンダ2,2によって炉体1を傾けて溶湯
の取出しを行う傾動式溶解保持炉の非鉄金属溶湯の計重
方法において、初期時に溶湯の入っていない空体の状態
での各傾動角度とシリンダ油圧の関係を予め計測してシ
リンダ2,2にかかる荷重を計算し、演算コントローラ
7に入力すると共に、溶湯の入った状態も空体時と同様
の各傾動角度のシリンダ2,2の作動圧力値と傾動角度
を測定した数値を演算コントローラ7に入力し、シリン
ダの作動圧力と傾動角度を圧力発信器6と傾動角度発信
器9で検出して演算コントローラ7で演算を行うことを
特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、炉体の下部に設けた油
圧シリンダの作動によって炉体を傾けてアルミニウム合
金等の非鉄金属溶湯の取り出しを行う傾動式溶解保持炉
における溶湯の計重方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、溶解鋳造工場における省力化、省
エネルギー化、環境保全など所謂、近代化によりアルミ
溶解保持炉は定置式から傾動式に推移してきている。こ
の傾動式溶解保持炉では、ロードセルを用いることによ
り、溶湯の計重が可能となり、定置式の場合の作業者の
目視や勘などによる溶湯の超過装入等の問題が解消され
ている。
【0003】溶湯の計重は、鋳造機に注湯する場合、溶
湯量が製品の品質を左右する重要な要素であることか
ら、溶湯の注入量や残量を確認する必要があり、また、
多品種の材質に対して合金調整のために、溶湯に添加母
合金を加えるための溶湯管理が必要であり、そのような
場合に、溶湯の量を正確に管理しなければならなかっ
た。
【0004】このような溶湯を計重できる傾動式溶解保
持炉としては、図3に示すようなものが提案されてい
る。この溶解保持炉1は、油圧シリンダ2の一側部に汎
用の重量物計量用圧縮型又は撓み型のロードセル11を
設置し、このロードセル11を介してロードセル指示計
12によって計重を行う方法が採られていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このロ
ードセルを使用すると初期的には高精度計測ができるが
長期的には炉体のわずかな熱歪で誤差が5%を越えて一
定せず、再現性のない極めて不安定な計重であり、しか
もバッチ式であるために、操業時及び停止時の熱変動が
大きく安定しないばかりでなく、溶湯を受ける時等にこ
ぼれたりしてロードセルに付着することがあり、高温環
境の設置であるため、如何に精度の高いロードセルを使
用しても対象が熱影響の受ける炉体であることから合金
調整のための用途管理が不適当であり、誤差の零設定が
不安定で再現性に劣り、正確な計重ができないため使用
されていないのが現状である。
【0006】本発明は、上記の問題を解決することを課
題として、研究開発されたもので、熱影響を受けない油
圧力を利用して、炉体傾動用油圧シリンダの作動圧力と
傾動角度を検出して演算し、その誤差を絶対値1〜1.
2%以内にした合金調整のための許容範囲内で再現性の
ある測定が可能な非鉄金属溶湯の計重方法を提供するこ
とを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、そ
の目的を達成する手段として、本発明では、炉体の下部
に設けたシリンダによって炉体を傾けて溶湯の取出しを
行う傾動式溶解保持炉の非鉄金属溶湯の計重方法におい
て、初期時に溶湯の入っていない空体の状態での各傾動
角度とシリンダ油圧の関係を予め計測してシリンダにか
かる荷重を計算し、演算コントローラに入力すると共
に、溶湯の入った状態も空体時と同様の各傾動角度のシ
リンダの作動圧力値と傾動角度を測定した数値を演算コ
ントローラに入力し、シリンダの作動圧力と傾動角度を
圧力発信器と傾動角度発信器で検出して演算コントロー
ラで演算を行うことを特徴とする金属溶湯の計重方法を
開発し、採用した。
【0008】
【作用】貯留された溶湯量は予め炉に挿入する前工程で
のスクラップの重量または溶湯重量を計測して確認でき
ており、油圧シリンダ2を作動して溶湯の出る適宜の角
度まで炉本体1を傾動させて誘導樋を介して鋳造機に注
湯するが、その時に誘導樋内のアルミ溶湯の流出量を制
御するレベル装置で湯面の高さを検出し、傾動角度を調
節して溶湯の流出量を制御するようになっている。(図
示せず) この時のシリンダ2にかかる圧力が圧力発信
器6で検知されると共に、炉本体1の傾斜度が傾動角度
発信器9で検知され、予め補正値の入力された空体時の
補正値を演算コントローラ7で比較演算され、重量指示
記録計8に表示されるものである。
【0009】
【実施例】以下に、本発明方法の1実施例を添付図面に
基づいて説明すれば、1はアルミ合金溶湯を40t貯留
できる炉体自重が102.3tの傾動炉本体で、炉本体
1の1側部に250mm径の油圧シリンダ2が2本配設さ
れており、この2本の油圧シリンダ2,2の作動により
傾動支点軸3を基点として炉本体1を傾動して出湯口4
より鋳込される構造となっている。
【0010】5は油圧供給装置で、オイルタンク、圧力
調節弁、切換弁等の各種バルブ、ゲージ類およびポンプ
等から構成されており、油圧シリンダ2の下部に連結連
通されていると共に、その経路中に圧力発信器6が配設
され、演算コントローラ7を介して重量指示記録計8に
接続されている。
【0011】一方、出湯口4側には炉の傾斜度を検知す
る傾動角度発信器9が設置されており演算コントローラ
7につながっている。演算コントローラ7には、零点と
風袋時および溶湯の入った状態での各傾動角と油圧シリ
ンダ2の関係を予め計測し油圧シリンダにかかる荷重を
計算して補正値10が予め入力されてある。
【0012】今、炉体自重102.3トンは、炉体重心
Oから傾動支点に42.3トン、油圧シリンダ2に60
トンを受ける水平定位置の時、この時250mm径の油圧
シリンダの2本は61.11kg f/cm2の圧力で保持さ
れる。最大溶湯重量40トンを受ける時、
【0013】
【数1】 85.01kg f/cm2の油圧がかかることになり、圧力
検出発信器から演算コントローラを介して演算され重量
指示記録計に表示される。また、傾動出湯中の溶湯の計
重は、傾動角度発信器から角度を検出して空体時の圧力
と演算コントローラで比較演算され重量指示記録計に表
示されるものである。
【0014】
【発明の効果】本発明の金属溶湯の計重方法によれば、
炉体の下部に設けたシリンダによって炉体を傾けて溶湯
の取出しを行う傾動式溶解保持炉の非鉄金属溶湯の計重
方法において、初期時荷溶湯の入っていない空体の状態
での各傾動角とシリンダ油圧の関係を予め計測してシリ
ンダにかかる荷重を計算し、演算コントローラに入力す
ると共に、溶湯の入った状態も空体時と同様の各傾動角
度のシリンダの作動圧力値と傾動角度を測定した数値を
演算コントローラに入力し、シリンダの作動圧力と傾動
角度を圧力発信器と傾動角度発信器で検出して演算コン
トローラで演算を行うようにしたものである。
【0015】従って、水平定位置計測と従来できなかっ
た一定傾動角度の計重も貯留形状を異にする炉に対して
もその炉の特有の補正演算をすることにより可能とな
り、溶解、合金調整における溶湯管理と品質の良い製品
を得ることができ、生産性、安全性の向上が計れると共
に設備コストも高価なロードセルが不用となり、1/2
以下のコストで済むので経済的になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す簡略断面図である。
【図2】図1のA−A線簡略断面図である。
【図3】従来例の簡略断面図である。
【図4】図3のB−B線の簡略断面図である。
【符号の説明】
1 炉本体 2 シリンダ 6 圧力発信器 7 演算コントローラ 9 傾動角度発信器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉体の下部に設けたシリンダによって炉
    体を傾けて溶湯の取出しを行う傾動式溶解保持炉の非鉄
    金属溶湯の計重方法において、初期時に溶湯の入ってい
    ない空体の状態での各傾動角度とシリンダ油圧の関係を
    予め計測してシリンダにかかる荷重を計算し、演算コン
    トローラに入力すると共に、溶湯の入った状態も空体時
    と同様の各傾動角度のシリンダの作動圧力値と傾動角度
    を測定した数値を演算コントローラに入力し、シリンダ
    の作動圧力と傾動角度を圧力発信器と傾動角度発信器で
    検出して演算コントローラで演算を行うことを特徴とす
    る非鉄金属溶湯の計重方法。
JP18448993A 1993-06-28 1993-06-28 非鉄金属溶湯の計重方法 Pending JPH0712633A (ja)

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JPH0712633A true JPH0712633A (ja) 1995-01-17

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6060469A (ja) * 1983-09-14 1985-04-08 松下電器産業株式会社 吸収式冷暖房装置の運転方法
JPH049245A (ja) * 1990-04-25 1992-01-14 Honda Motor Co Ltd エンジンの鋳造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6060469A (ja) * 1983-09-14 1985-04-08 松下電器産業株式会社 吸収式冷暖房装置の運転方法
JPH049245A (ja) * 1990-04-25 1992-01-14 Honda Motor Co Ltd エンジンの鋳造方法

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