JPH07126298A - G蛋白活性抑制型受容体およびそれをコードするdna - Google Patents

G蛋白活性抑制型受容体およびそれをコードするdna

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JPH07126298A
JPH07126298A JP5297358A JP29735893A JPH07126298A JP H07126298 A JPH07126298 A JP H07126298A JP 5297358 A JP5297358 A JP 5297358A JP 29735893 A JP29735893 A JP 29735893A JP H07126298 A JPH07126298 A JP H07126298A
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receptor
protein activity
cdna
mrna
arg
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JP5297358A
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English (en)
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Hiroshi Ueda
弘師 植田
Yoshimi Misu
良実 三須
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Ono Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Ono Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 101アミノ酸からなるモルモットのG蛋白
活性抑制型オピオイドκ受容体、およびその受容体をコ
ードするDNA。 【効果】 本発明のG蛋白活性抑制型オピオイドκ受容
体は、神経伝達物質の遊離調節に深く関わっていると考
えられ、そのため、今後の脳機能改善(賦活)剤や鎮痛
剤の研究開発のための知見を得る上で、重要な役割を果
たすことが期待される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受容体およびその受容
体蛋白をコードするDNAに関する。より詳細に述べる
と、本発明はG蛋白活性抑制型受容体、およびその受容
体蛋白をコードするDNAに関する。
【0002】
【発明の目的】生体内には、情報伝達のために多くの種
類の受容体が存在する。細胞膜上に存在する受容体は、
別の細胞からの情報を受け取り、自己の細胞内へ伝達す
る役割を果たすが、そのメディエーターとなる最も重要
な情報変換蛋白がGTP結合蛋白(G蛋白)である。
【0003】これまでに見出されてきた受容体は、すべ
てこのG蛋白の活性を増強することにより、情報を細胞
内に伝達すると考えられているが、本発明者らは数多く
のG蛋白を介する情報伝達の解析を行なった結果、G蛋
白活性を抑制する受容体の存在を見出し、本発明を完成
した。
【0004】本発明のG蛋白活性抑制型受容体の具体例
としては、後に挙げるモルモット小脳細胞膜上のオピオ
イドκ受容体があるが、ラット線条体などの細胞膜での
L−DOPA受容体においても同様の反応が認められて
おりオピオイドκ受容体のみならず、他にも同様にG蛋
白活性を抑制する受容体が存在することが示唆される。
L−DOPAは、従来神経伝達物質の一つであるドーパ
ミンの前駆物質であるとされてきたが、最近この物質自
身が一つの神経伝達物質としての性質を有することが明
らかとなった。
【0005】本発明者らは、今回初めて、これらの受容
体を含む細胞膜標品においてそれぞれの作働薬(アゴニ
スト)を用いた刺激により、G蛋白活性は従来のものと
は逆に、抑制されるという現象を見出したものである。
【0006】生体内には、情報伝達のために多くの種類
の受容体が存在する。その中で、哺乳動物では20種以
上あるといわれるオピオイドペプチドは、鎮痛、鎮咳の
作用の他、脳内の情報伝達に深く関わっていると考えら
れている。
【0007】オピオイドペプチドが結合するオピオイド
受容体には、3種のサブタイプが存在し、μ、δ、κ受
容体として分類されている。これらの受容体のうち、μ
受容体は、鎮痛、呼吸抑制、多幸感等に関与し、δ受容
体は、ストレス抑制等に関与し、κ受容体は、骨髄レベ
ルでの鎮痛、神経伝達物質の遊離抑制の役割を持つとさ
れている。
【0008】しかしながら、これらの異なる受容体を介
した薬理作用は、それぞれが異なるメカニズムによるも
のなのか、共通のメカニズムによるのかは、解明がまだ
なされておらず、これらの研究のためには、個々の受容
体を純粋に精製することが必要とされる。しかしなが
ら、生体内の受容体を抽出した場合には、どうしても完
全に精製しきれないとか、得られる量が少ないといった
問題点があった。
【0009】一方、cDNAの作製技術やシークエンス
技術は急速に発展し、大量のcDNAのシークエンスを
迅速に行なうことができるようになった。また、特定の
cDNA、mRNAから、適当な宿主を用いて相当する
蛋白を発現させることもできるようになっている。
【0010】本発明者らは、これらの方法を用いて新規
な受容体を見出すことにした。すなわち、モルモット小
脳細胞からmRNAを単離し、これを出発材料としてc
DNAを得、スクリーニングすることにより、その中の
G蛋白活性を抑制するオピオイドκ受容体をコードする
DNAを見出し、その塩基配列を決定し、アミノ酸配列
を推定し、本発明を完成した。
【0011】従来より、オピオイドκ受容体としては、
カリフォルニアDNAX研究所、スタンフォード大学に
おいて見出されたヒト胎盤由来κ受容体(Proc. Natl.
Acad. Sci., 89, 4124, (1992)参照)やシカゴ大学にお
いて見出されたマウス脳κ受容体(Proc. Natl. Acad.
Sci., 90, 6736, (1993)参照)が、知られている。しか
しながら、今回見出されたものは、そのアミノ酸の数お
よび細胞膜貫通性(7回)において、これらとまったく
異なったものであった。
【0012】また、本発明におけるG蛋白活性抑制型オ
ピオイドκ受容体は、卵母細胞で発現試験後、オピオイ
ドκ受容体作働剤によるG蛋白活性抑制に基づく電位応
答および選択的拮抗剤による遮断効果が検証されてい
る。
【0013】オピオイド受容体も含め、G蛋白活性を増
強する受容体は数多く知られているが、G蛋白活性を抑
制する受容体は、本発明によって初めて見出されたもの
である。
【0014】
【発明の構成】本発明の主題は、G蛋白活性抑制型受容
体およびそれをコードするDNAに関する。すなわち、
(1) G蛋白活性抑制型受容体、(2) G蛋白活性
抑制型受容体をコードするDNA、(3) 配列番号1
で示されるアミノ酸配列を含むG蛋白活性抑制型オピオ
イドκ受容体、(4) 配列番号1で示されるアミノ酸
配列を含むG蛋白活性抑制型オピオイドκ受容体をコー
ドするDNA、(5) 配列番号2で示される塩基配列
を有するcDNA、および(6) 配列番号3で示され
る塩基配列を有するcDNA、に関するものである。
【0015】本発明のG蛋白活性抑制型オピオイドκ受
容体としては、配列番号1で示されたアミノ酸配列を有
するもの以外に、その一部が欠損したもの(例えば、前
記した成熟蛋白部分のみ、あるいは成熟蛋白中、生物活
性の発現に必須な部分だけから成るポリペプチド)、そ
の一部が他のアミノ酸に置換されたもの(例えば、物性
の類似するアミノ酸に置換したもの)、およびその一部
に他のアミノ酸が付加または挿入されたものも含まれ
る。
【0016】よく知られているように、ひとつのアミノ
酸をコードするコドンは1〜6種類(例えば、Metは
1種類、Leuは6種類)知られている。従って、ポリ
ペプチドのアミノ酸配列を変えることなくDNAの塩基
配列を変えることができる。
【0017】(4)で特定される本発明のDNAには、
(3)の配列番号1で示される受容体をコードするすべ
ての塩基配列群が含まれる。塩基配列は変えることによ
って、受容体の生産性が向上することがある。(5)で
特定されるcDNAは、(4)で示されるDNAの一態
様であり、天然型配列を表わす。(6)に示されるcD
NAは、(5)で特定されるcDNAに天然の非翻訳部
分を加えた配列を示す。
【0018】配列番号3で示される塩基配列を有するc
DNAの作製は、以下の方法に従って行なわれた。すな
わち、(i) 本発明のG蛋白活性抑制型オピオイドκ受
容体を産生する細胞、例えば、モルモット小脳細胞から
mRNAを分離し、(ii) そのmRNAからファースト
ストランド(1本鎖cDNA)、次いでセカンドストラ
ンド(2本鎖cDNA)を合成し(cDNAの合成)、
(iii) そのcDNAを適当なファージベクターに組み込
み、(iv) 得られた組み換えファージを宿主細胞に感染
させ(cDNAライブラリーの作製)、(v) ライブラ
リーをクローニングしたあと、得られたファージDNA
より、転写反応でmRNAを合成し、(vi) 得られたm
RNAより、アセチルコリン受容体mRNAおよびG蛋
白mRNAを共存させることで、受容体を卵母細胞で発
現させ、(vii) この卵母細胞の電気生理学的応答による
スクリーニングを繰り返し、シングルクローンを得た。
(viii)得られたシングルクローンを用いて、プラスミド
を作成し、cDNA断片を作成し、シークエンシングに
より、cDNA配列および推定アミノ酸配列を決定し
た。
【0019】これらの工程をより詳細に説明すると、工
程(i) では、マウス小脳をホモジネートし、超遠心分離
後、沈澱中よりRNAを回収する。さらにその中からp
olyAを持つmRNAのみカラムにより精製する。カ
ラムには、オリゴdTセルロースカラム等が用いられ
る。
【0020】工程(ii)、(iii) および(iv)は、cDNA
ライブラリー作製の工程であり、改変した Gubler & H
offman法(Gene, 25, 263 (1983)参照)に準じて行なわ
れる。
【0021】工程(iii) で用いられるプラスミドベクタ
ーとしては大腸菌内で機能するもの(例えば、pBR3
22)や枯草菌内で機能するもの(例えば、pUB11
0)が多数知られているが、好適には、大腸菌内で機能
するλZAPII(Stratagene社)が用いられる。
【0022】工程(iv)で用いられる宿主細胞は既に多く
のものが知られており、いずれを用いてもよいが、好ま
しくはDH5のコンピテントセル(Gene, 96, 23(1990)
記載の方法により調整される。)である。
【0023】工程(v) のクローニングはcDNAの鋳型
を用いて、ポリメラーゼIIでmRNAを合成し、さらに
キャッピングを行なうことにより行なわれる。
【0024】工程(vi)では、工程(v) で用いたmRNA
と同様に合成したmAch受容体のmRNA、G蛋白の
mRNAをチューブ内で混合し、これを卵母細胞に微量
注入法で注入される。培養により、これらの蛋白が卵母
細胞に発現される。
【0025】工程(vii) では、κアゴニストの存在下、
アセチルコリンにより誘起されるmAch受容体を介す
る電流を測定する。この時、κ受容体に相当するmRN
Aが共存するとG蛋白を競合的に使用するため、アセチ
ルコリン誘発電流が減少することを指標としてスクリー
ニングを行なう。
【0026】工程(viii)では、Stratageneのプロトコー
ルに従い、in vitro excision でファージベクターから
プラスミドを調製し、インサートのシーケンスを行な
う。またシークエンシングはマキサム・ギルバート(Ma
xam-Gilbert )法やジデオキシ・ターミネーター法によ
り行なわれる。
【0027】このようにして得られたDNAは、(I)
DNAシークエンスを可能なフレームにおいてアミノ酸
配列に変換し、(II)そのDNAが全長あるいはほぼ全
長であることを確認する必要がある。これらの確認は、
工程の(viii)の後に行なわれる。
【0028】配列番号2および3で示される塩基配列
が、一旦確定されると、その後は化学合成によって、ま
たはPCR法によって、あるいはその塩基配列の断片を
プローブとしてハイブリダイズさせることにより、本発
明のDNAを得ることができる。さらに、本DNAを含
有するベクターDNAを適当な宿主に導入し、これを増
殖させることによって、目的とする本発明DNAを必要
量得ることができる。
【0029】本発明のオピオイドκ受容体を取得する方
法としては、(1)生体または培養細胞から精製単離す
る方法、(2)ペプチド合成する方法、または(3)遺
伝子組み換え技術を用いて生産する方法、などが挙げら
れるが、工業的には(3)の方法が好ましい。
【0030】遺伝子組み換え技術を用いて受容体を生産
するための発現系(宿主−ベクター系)としては、例え
ば、細菌、酵母、昆虫細胞、両生類細胞および哺乳動物
細胞の発現系が挙げられる。
【0031】例えば、大腸菌で発現させる場合には、成
熟蛋白部分をコードするDNAの5′末端に開始コドン
(ATG)を付加し、得られたDNAを、適当なプロモ
ーター(例えば、trpプロモーター、lacプロモー
ター、λPLプロモーター、T7プロモーター等)の下
流に接続し、大腸菌内で機能するベクター(例えば、λ
ZAPII、pBR322、pBluescript II、pUC1
8、pUC19等)に挿入して、発現ベクターを作製す
る。次に、この発現ベクターで形質転換した大腸菌(例
えば、E.ColiXL−Blue、E.Colisure、E.Coli
DH1、E.ColiJM109、E.ColiHB101株等)を
適当な培地で培養して、その菌体に目的とする受容体を
発現させることができる。
【0032】また、バクテリアのシグナルペプチド(例
えば、pelBのシグナルペプチド)を利用すれば、ペ
リプラズム中に目的とするポリペプチドを分泌すること
もできる。さらに、他のポリペプチドとのフュージョン
・プロテイン(fusion protein)を生産することもでき
る。
【0033】両生類細胞(例えば、卵母細胞等)で発現
させる場合には、例えば、配列番号3で示される塩基配
列をコードするDNAを適当なベクター(例えば、λZ
APII、pSP64(polyA)、pcDNAI、λ
GEM、λSHlox、λEXlox等)に挿入し、発
現ベクターを作製する。次に、この発現ベクターで形質
転換した大腸菌(例えば、E.ColiXL−Blue、E.Co
lisure、E.ColiDH1、E.ColiJM109、E.Coli
HB101株等)を適当な培地で培養して、その菌体よ
りDNAを回収精製し、適当な制限酵素(例えば、No
tI等)で消化し、RNAポリメラーゼ(例えば、T7
TRNAポリメラーゼ等)による転写により、mRNA
を得る。得られたmRNAを細胞に微量注入し、培養す
ることによりその細胞に発現させることができる。
【0034】また、哺乳動物細胞で発現させる場合に
は、例えば、配列番号3で示される塩基配列をコードす
るDNAを適当なベクター(例えば、レトロウイルスベ
クター、パピローマウイルスベクター、ワクシニアウイ
ルスベクター、SV40系ベクター等)中の適当なプロ
モーター(例えば、SV40プロモーター、LTRプロ
モーター、メタロチオネインプロモーター等)の下流に
挿入して発現ベクターを作製する。次に、得られた発現
ベクターで適当な哺乳動物細胞(例えば、サルCOS−
7細胞、チャイニーズハムスターCHO細胞、マウスL
細胞等)を形質転換し、形質転換体を適当な培地で培養
することによって、その細胞に発現させることができ
る。
【0035】以上のようにして得られた受容体は、一般
的な生化学的方法によって単離精製し、抗原やプローブ
として用いることもできるし、また発現させた細胞その
まま、または細胞膜を用いて、特定の物質との結合を試
験することもできる。
【0036】形質転換または、微量注入時に、相当する
G蛋白をコードするmRNAを同時に細胞内に組み込む
こともできる。この場合には、受容体と特定の物質の結
合の様子を電位の測定をおこなうことにより、受容体の
アゴニスト、アンタゴニストにかかる知見を得ることが
できる。
【0037】
【発明の効果】本発明のG蛋白活性抑制型受容体は、神
経伝達物質の遊離調節に深く関わっていると考えられ、
そのため、今後の脳機能改善(賦活)剤や鎮痛剤の研究
開発のための知見を得る上で、重要な役割を果たすこと
が期待される。
【0038】また、その受容体のポリクローナル抗体ま
たはモノクローナル抗体を用いて、生体におけるその受
容体の定量が行なえ、これによってその受容体と疾患と
の関係の研究あるいは疾患の診断等に利用することがで
きる。ポリクローナル抗体およびモノクローナル抗体は
その受容体あるいはその断片を抗原として用いて常法に
より作製することができる。
【0039】本発明のDNAは、多大な有用性が期待さ
れる本発明のG蛋白活性抑制型受容体を生産する際の重
要かつ必須の鋳型となるだけでなく、遺伝病の診断や治
療(遺伝子欠損症の治療またはアンチセンスDNA(R
NA)によって、G蛋白活性抑制型受容体の発現を停止
させることによる治療等)に利用できる。また、本発明
のDNAをプローブとしてジェノミック(genomic) DN
Aを分離できる。
【0040】オピオイドκ受容体は、ヒトにおいても存
在することが知られており、多くの例が示すように、神
経系の受容体は、種を越えて相同性が高く、クロススク
リーニングすることが可能である。
【0041】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、これらは本発明の範囲を制限するものでは
ない。
【0042】実施例1:モルモット小脳のmRNAの分
離、精製 雄性モルモット(体重150〜200g)16匹を無麻
酔下で断首し、迅速に小脳のみを切り出した。4MGT
C溶液(4Mグアニジンチオシアネート、1%2−メル
カプトエタノール)中に懸濁した。次にこの懸濁液をセ
シウムクロライド/EDTA溶液の上に注意深く重層
し、超遠心分離(120,000 ×g、24時間)を行なっ
た。沈澱の全RNA( 1.5mg)を回収し、オリゴdT
セルロースカラムに3回通して、polyA+ mRNA
(58μg)を精製した。
【0043】実施例2:アフリカツメガエル卵母細胞へ
の注入 代謝性グルタミン酸受容体cDNA ラットmGR1
(Nature, 349, 760 (1991) 参照)、ムスカリン性アセ
チルコリン受容体ブタM2型cDNA HM45(Natu
re, 327, 623 (1987) 参照)、ラットG蛋白サブユニッ
トcDNA Gil(Proc. Natl. Acad. Sci., 83, 37
76 (1986) 参照)より in vitro 転写でそれぞれmRN
Aを作成した。コラゲナーゼ処理により、細胞膜を除去
したアフリカツメガエル卵母細胞に、実施例1で精製し
たpolyA+ mRNAおよび上記で作成したmRNA
を、以下の組合せで注入した。
【0044】(a)polyA+ mRNA(50〜10
0ng)+mGR1(1〜5ng) (b)polyA+ mRNA(50〜100ng)+m
GR1(1〜5ng)+Gil(50ng) (c)polyA+ mRNA(50〜100ng)+H
M45(5〜15ng) (d)polyA+ mRNA(50〜100ng)+H
M45(5〜15ng)+Gil(50ng)
【0045】実施例3:G蛋白活性抑制型オピオイドκ
受容体の発現 mRNA注入後、2〜5日目に卵母細胞を0〜50mV
に電位固定し、選択的なκアゴニストであるU−504
88H(アップジョン社、特開昭53-63351号記載の化合
物)の存在下、グルタミン酸(Glu)または、アセチ
ルコリン(ACh)誘発電流の変化を測定した。U−5
0488H(1μM)は、実施例2の(a)の組合せに
おける受容体の発現において、Glu誘発電流を完全に
抑制した(図1に示す)。また、同じく、U−5048
8Hは、実施例2の(d)の組合せにおける受容体の発
現において、ACh誘発電流を、50%抑制した(図2
に示す)。これにより、以下に述べるcDNAライブラ
リー作成のスクリーニング法として、本方法が妥当であ
ることが確認された。
【0046】実施例4:モルモット小脳cDNAライブ
ラリーの作成 実施例1で調製したpolyA+ mRNA(5μg)か
ら、オリゴdTプライマーを用いて逆転写酵素により、
cDNA(ファーストストランド)を合成した。続い
て、常法によりセカンドストランドを合成した。さらに
常法により、EcoRIで消化したファージベクターλ
ZAPIIに組み込み、さらに in vitro のパッケージン
グを行なった。得られたcDNAライブラリーの一部を
とり、宿主大腸菌sureに感染させ、ファージ力価を
測定した。その結果、プライマリープラーク( 1.2×1
5 pfu)のcDNAライブラリーを得た。cNDA
の合成には、タイムセーバーcDNA合成キット( Pha
rmacia社)を用いた。EcoRIアダプターおよびファ
ージλZAPIIは、Stratagene社のものを用いた。
【0047】実施例5:G蛋白活性抑制型オピオイドκ
受容体の発現およびスクリーニング (1) 一晩培養した宿主大腸菌XL−Blueに、実
施例4で調製したファージ6×105 pfuを感染さ
せ、22枚のNZYプレートに蒔き、一晩培養した。1
プレート当り平均3×104 個のプラークが形成され
た。このプレートにSM溶液(NaCl 100mM,
MgSO4 8mM,tris−HCl 50mMおよびゼ
ラチン0.01%)を加え、室温下、2時間振とうし、ライ
セートを回収し、それぞれのサンプルにfr1から22
の番号を付した。ライセートの一部( 0.5ml)をと
り、これにクロロホルム(20μl)を加え、4℃にて
保存した。残りにポリエチレングリコールを加えて、フ
ァージDNAを沈澱させ、GENECLEAN II(BIO 10
1社)を用いて精製し、104 個のプラークから平均1
μgの精製ファージDNAを得た。
【0048】(2) (1)で精製したファージDNA
をNot Iで消化し、T7TRNAポリメラーゼを用
いた in vitro の転写反応を行ない、mRNAを合成し
た。この反応には、Stratagene社のmCAPmRNA
CAPPING KITを用いた。
【0049】(3) fr1から22由来のmRNA
(それぞれ50ng)を用いて、実施例2で実施した組
合せと同じ組合せ((a)から(d)))でそれぞれア
フリカツメガエル卵母細胞に注入した。さらに、この卵
母細胞を実施例3と同様の操作を行ない、電気生理学的
応答を検討した。その結果、fr10にのみ、ポジティ
ブな応答がみられ、他のフラクションは、ネガティブで
あった(図3に示す)。これよりfr10を陽性と決定
した。
【0050】(4) fr10のプレートライセートの
一部を宿主(XL1−Blue)に感染させ、1プレー
ト当り、104 プラークとなるように計5枚のNZYプ
レートに蒔き、先の(1)および(2)と同様の操作に
より、ファージDNAを調製し、Capped mRN
Aを作成した。それぞれのサンプルには、fr10−1
から10−5までの番号を付した。これらのmRNA
(50ng)をアフリカツメガエル卵母細胞に注入し、
解析した結果fr10−1がポジティブであることが判
明した。
【0051】(5) fr10−1のライセートを2000
プラーク/プレートの密度で計8枚のNZYプレートに
蒔いた。宿主大腸菌には以後、sure(Stratagene
社)を用いた。SM溶液にてそれぞれのプレートライセ
ートを作成し、sureに再感染させて、104 プラー
ク/プレートに増幅し、ファージcDNAの精製および
mRNAの合成を行なった。得られたmRNAをアフリ
カツメガエル卵母細胞に注入し、各サンプルにfr10
1−1から101−8の番号を付した。卵母細胞による
スクリーニングにおいて、fr101−4を陽性と決定
した。
【0052】(6) fr101−4のライセートを平
均400プラーク/プレートの密度で計8枚のプレート
に蒔き、(5)と同様の操作によりそれぞれ104 プラ
ーク/プレートに増幅し、ファージcDNAの精製およ
びmRNAの合成を行なった。各サンプルには、それぞ
れ1014−1から1014−8の番号を付した。解析
の結果、fr1014−4が陽性であった。
【0053】(7) fr1014−4のプレートライ
セートを用いて、ファージ力価を測定したところ、20
0pfu/μlであった。このライセートを用いて、平
均40プラーク/プレートで8枚のプレートを作成し、
増幅後、卵母細胞にてスクリーニングを行なった。各サ
ンプルにはfr10144−1から10144−8の番
号を付した。このうち、fr10144−4がU−50
488Hに対し、応答を示した。このfr10144−
4のファージ力価は20pfu/μlであった。
【0054】(8) fr10144−4のライセート
を宿主大腸菌(sure)に感染させ、30プラーク/
プレートの密度になるようにNZYプレートに蒔いた。
その結果31個の独立したプラークが形成されたので、
個々のプラークを減菌ガラス管でピックアップし、SM
溶液中に懸濁した。それぞれのシングルクローンに対
し、fr10144−1から10144−31までの番
号を付し、増幅後、mRNAの合成を行なった。合成さ
れたそれぞれのmRNAが、それぞれ単独であることを
電気泳動にて確認した後、卵母細胞に注入した。クロー
ン101444−17がU−50448H感受性である
ことが分かった。NorBNI(norbinaltorphimine;
ミネソタ大学、WO-8706935号明細書記載の化合物)によ
る拮抗作用も確認した(図4に示す)。このクローンを
GPKOPR1と命名した。
【0055】実施例6:遺伝子配列の決定 Stratagene社のZAP−cDNA合成キットマニュアル
に従い、クローンGPKOPR1から in vivo excisio
n を行ない、プラスミドpGPKOPR1を作成した。
常法により、タカラ社の Kilo-Sequence Deletion Kit
を用いてcDNA断片を作成した(図5に示す)。
【0056】cDNA配列は、三重の方法、すなわち、
アプライド社の Taq DyeDeoxy Terminator Cycle Sequ
encing Kitにより反応させ、Applied Biosystems 373A
DNASequencer にて蛍光検出する方法、Taq Dye Primer
Cycle Sequence Kit により反応させ、 Applied Biosys
tems 373A DNA Sequencerにて蛍光検出する方法およびT
OYOBO社の Sequenaseキットを用いて、ジデオキシ法で
32P放射活性を検出する方法により決定した。配列番号
1は、本発明モルモットのオピオイドκ受容体の推定ア
ミノ酸配列を示す。配列番号2は、本発明モルモットの
オピオイドκ受容体のcDNA配列を示す。配列番号3
は、本発明モルモットのオピオイドκ受容体のcDNA
配列を含むcDNA配列の全長を示す。配列番号4は、
cDNA配列および推定アミノ酸配列を示す。
【0057】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:101 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:タンパク質 配列 Met Ser Pro Leu Pro Pro Pro Pro Leu Pro Arg Ser Ser Ser Leu Arg 1 5 10 15 Ser Arg Ser Arg Arg Ala Arg Ser Arg Leu Arg Leu Leu Arg Arg Phe 20 25 30 Arg Ser Arg Ser Leu Ser Leu Leu Arg Ser Leu Asp Arg Arg Arg Ser 35 40 45 Ser Leu Ser Arg Leu Arg Glu Arg Leu Arg Arg Ser Arg Glu Arg Glu 50 55 60 Arg Arg Arg Ser Arg Ser Leu Ser Leu Ser Arg Leu Arg Ser Leu Arg 65 70 75 80 Ser Arg Ser Arg Ser Arg Ser Arg Ser Leu Cys Gly Ser Gly Glu Gly 85 90 95 Pro Gly Leu Ser Ser 100
【0058】配列番号:2 配列の長さ:303 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 配列 ATGTCACCAC TACCACCACC TCCACTACCA CGAAGCTCCT CCTTGCGTTC CCGCTCCCGT 60 CGTGCCCGTT CCCGGCTTCG ACTGCTTCGA CGCTTCCGGT CTCGGTCCTT GTCCTTGCTC 120 CGCTCCCTGG ACCGACGCCG CTCATCCTTG TCACGACTCC GTGAGCGCCT CCGCCGGTCC 180 CGAGAGCGGG AGCGTCGCCG TTCCCGCTCC TTGTCTCTCT CCCGACTCCG CTCTCTACGC 240 TCCCGCTCTC GGTCCCGGTC CCGGTCCCTG TGCGGAAGCG GGGAGGGGCC AGGCCTCTCA 300 TCA 303
【0059】配列番号:3 配列の長さ:1230 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 配列 CGGCACGAGG AAATTAATTT AATTCTTAAA TCCAAGGGCC CGAACAAAGG AACTCCTACC 60 CTCAGAGGGC AAACTGAGGT GGCCAGGAAG GTTAGGGAGA GGACGACAGT GAGGGCTGGC 120 TGGGATCTCG TCCGAATAGA GCAGCTAGGA AGACCTCCTC ACTCAGGTGC TGCCTCCATG 180 AGATACCCGT TCTCCGGAGC CATGTATCCG TCGCCGCCCT CAGACTCTAT GTACATGTCT 240 CGGCTGTCAT CATGTATCCG TCGCCGCCCT CAGACTCTAT GTACATGTCT CGGCTGTCAT 300 TGCCCAGACC TTCCAGCCCG TTGTCCTGGC CACCCCCGCC CCCGCCGCGG ATCACGGTCC 360 CGGTCCCGGT CCCGGCGTCG CTCGCGCTCG CTCCTGTGAC TCCGACGTCG TTCCCGGTCA 420 CGATCCCGGC CCTTCTCCTC CGGGCCATCA GGGCCATCAG GACCAAGCTC CCCAGGAGGC 480 CCATCATCAG GAGGTGCATC ACCAGGCTCA GAGGGCTCGG CCATGTCACC ACTACCACCA 540 CCTCCACTAC CACGAAGCTC CTCCTTGCGT TCCCGCTCCC GTCGTGCCCG TTCCCGGCTT 600 CGACTGCTTC GACGCTTCCG GTCTCGGTCC TTGTCCTTGC TCCGCTCCCT GGACCGACGC 660 CGCTCATCCT TGTCACGACT CCGTGAGCGC CTCCGCCGGT CCCGAGAGCG GGAGCGTCGC 720 CGTTCCCGCT CCTTGTCTCT CTCCCGACTC CGCTCTCTAC GCTCCCGCTC TCGGTCCCGG 780 TCCCGGTCCC TGTGCGGAAG CGGGGAGGGG CCAGGCCTCT CATCATAGCG GGATGTATCA 840 TCACGGCCTG AATGCCGGAT GTTCACATCA GCCCCACCTC TTCTGGTACC ACCAAGGCCA 900 CCTCCCAGCC GCCGAGGCCT CCAGCCCTTC ACGGTCCGGC CCCTTTCCAC ATCCACGAGG 960 ACTCTTCTGC CATCAATCTT CTTGCCATCT GCGTGTTTGT AAGCGGCTGC AACAGATGTG 1020 GGGAGGGGGA AGGGGAAGGA GTCCCCACAG GGTCCTCTAG TCAAGATAGA ACCCCACACT 1080 GCAGCATCCC CATTCCCCAG ACTATCATGG CACGAGCACT CGCACACGCA CGCCCACACC 1140 ACCAGCCAGG CACCTGCCAG CCAGACCGAC CCTCTCCCAA CCCAGGGAGG GGCCTGCTCC 1200 ATCTCAGTGC CTGCTCCTTT CCTCGTGCCG 1230
【0060】配列番号:4 配列の長さ:1230 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 起源 生物名 : Guinea Pig 組織の種類:cerebellum 配列の特徴 特徴を表わす記号 : CDS 存在位置 : 523..825 特徴を決定した方法 : E 配列 CGGCACGAGG AAATTAATTT AATTCTTAAA TCCAAGGGCC CGAACAAAGG AACTCCTACC 60 CTCAGAGGGC AAACTGAGGT GGCCAGGAAG GTTAGGGAGA GGACGACAGT GAGGGCTGGC 120 TGGGATCTCG TCCGAATAGA GCAGCTAGGA AGACCTCCTC ACTCAGGTGC TGCCTCCATG 180 AGATACCCGT TCTCCGGAGC CATGTATCCG TCGCCGCCCT CAGACTCTAT GTACATGTCT 240 CGGCTGTCAT CATGTATCCG TCGCCGCCCT CAGACTCTAT GTACATGTCT CGGCTGTCAT 300 TGCCCAGACC TTCCAGCCCG TTGTCCTGGC CACCCCCGCC CCCGCCGCGG ATCACGGTCC 360 CGGTCCCGGT CCCGGCGTCG CTCGCGCTCG CTCCTGTGAC TCCGACGTCG TTCCCGGTCA 420 CGATCCCGGC CCTTCTCCTC CGGGCCATCA GGGCCATCAG GACCAAGCTC CCCAGGAGGC 480 CCATCATCAG GAGGTGCATC ACCAGGCTCA GAGGGCTCGG CC ATG TCA CCA CTA 534 Met Ser Pro Leu 1 CCA CCA CCT CCA CTA CCA CGA AGC TCC TCC TTG CGT TCC CGC TCC CGT 582 Pro Pro Pro Pro Leu Pro Arg Ser Ser Ser Leu Arg Ser Arg Ser Arg 5 10 15 20 CGT GCC CGT TCC CGG CTT CGA CTG CTT CGA CGC TTC CGG TCT CGG TCC 630 Arg Ala Arg Ser Arg Leu Arg Leu Leu Arg Arg Phe Arg Ser Arg Ser 25 30 35 TTG TCC TTG CTC CGC TCC CTG GAC CGA CGC CGC TCA TCC TTG TCA CGA 678 Leu Ser Leu Leu Arg Ser Leu Asp Arg Arg Arg Ser Ser Leu Ser Arg 40 45 50 CTC CGT GAG CGC CTC CGC CGG TCC CGA GAG CGG GAG CGT CGC CGT TCC 726 Leu Arg Glu Arg Leu Arg Arg Ser Arg Glu Arg Glu Arg Arg Arg Ser 55 60 65 CGC TCC TTG TCT CTC TCC CGA CTC CGC TCT CTA CGC TCC CGC TCT CGG 774 Arg Ser Leu Ser Leu Ser Arg Leu Arg Ser Leu Arg Ser Arg Ser Arg 70 75 80 TCC CGG TCC CGG TCC CTG TGC GGA AGC GGG GAG GGG CCA GGC CTC TCA 822 Ser Arg Ser Arg Ser Leu Cys Gly Ser Gly Glu Gly Pro Gly Leu Ser 85 90 95 100 TCA TAGCGG GATGTATCAT CACGGCCTGA ATGCCGGATG TTCACATCAG CCCCACCTCT 881 Ser TCTGGTACCA CCAAGGCCAC CTCCCAGCCG CCGAGGCCTC CAGCCCTTCA CGGTCCGGCC 941 CCTTTCCACA TCCACGAGGA CTCTTCTGCC ATCAATCTTC TTGCCATCTG CGTGTTTGTA 1001 AGCGGCTGCA ACAGATGTGG GGAGGGGGAA GGGGAAGGAG TCCCCACAGG GTCCTCTAGT 1061 CAAGATAGAA CCCCACACTG CAGCATCCCC ATTCCCCAGA CTATCATGGC ACGAGCACTC 1121 GCACACGCAC GCCCACACCA CCAGCCAGGC ACCTGCCAGC CAGACCGACC CTCTCCCAAC 1181 CCAGGGAGGG GCCTGCTCCA TCTCAGTGCC TGCTCCTTTC CTCGTGCCG 1230
【図面の簡単な説明】
【図1】 −50mV電位固定下におけるGlu誘発電
流に対する作用を示す。
【図2】 0mV電位固定下におけるAch誘発電流に
対する作用を示す。
【図3】 −50mV電位固定下におけるfr10のA
ch誘発電流に対する作用を示す。
【図4】 0mV電位固定下におけるfr101444
−17のAch誘発電流に対する作用を示す。
【図5】 pGPKOPR1の deletion マップを示
す。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年8月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正内容】
【0059】配列番号:3 配列の長さ:1230 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 配列 CGGCACGAGG AAATTAATTT AATTCTTAAA TCCAAGGGCC CGAACAAAGG AACTCCTACC 60 CTCAGAGGGC AAACTGAGGT GGCCAGGAAG GTTAGGGAGA GGACGACAGT GAGGGCTGGC 120 TGGGATCTCG TCCGAATAGA GCAGCTAGGA AGACCTCCTC ACTCAGGTGC TGCCTCCATG 180 AGATACCCGT TCTCCGGAGC CATGTATCCG TCGCCGCCCT CAGACTCTAT GTACATGTCT 240 CGGCTGTCAT TGCCCAGACC TTCCAGCCCG TTGTCCTGGC CACCCCCGCC CCCGCCGCGG 300GCCTCATCCC TGCCTCGCTC ACCACCCCGT TCCCCCCGCT TGTGCTCTC G ATCACGGTCC 360 CGGTCCCGGT CCCGGCGTCG CTCGCGCTCG CTCCTGTGAC TCCGACGTCG TTCCCGGTCA 420 CGATCCCGGC CCTTCTCCTC CGGGCCATCA GGGCCATCAG GACCAAGCTC CCCAGGAGGC 480 CCATCATCAG GAGGTGCATC ACCAGGCTCA GAGGGCTCGG CCATGTCACC ACTACCACCA 540 CCTCCACTAC CACGAAGCTC CTCCTTGCGT TCCCGCTCCC GTCGTGCCCG TTCCCGGCTT 600 CGACTGCTTC GACGCTTCCG GTCTCGGTCC TTGTCCTTGC TCCGCTCCCT GGACCGACGC 660 CGCTCATCCT TGTCACGACT CCGTGAGCGC CTCCGCCGGT CCCGAGAGCG GGAGCGTCGC 720 CGTTCCCGCT CCTTGTCTCT CTCCCGACTC CGCTCTCTAC GCTCCCGCTC TCGGTCCCGG 780 TCCCGGTCCC TGTGCGGAAG CGGGGAGGGG CCAGGCCTCT CATCATAGCG GGATGTATCA 840 TCACGGCCTG AATGCCGGAT GTTCACATCA GCCCCACCTC TTCTGGTACC ACCAAGGCCA 900 CCTCCCAGCC GCCGAGGCCT CCAGCCCTTC ACGGTCCGGC CCCTTTCCAC ATCCACGAGG 960 ACTCTTCTGC CATCAATCTT CTTGCCATCT GCGTGTTTGT AAGCGGCTGC AACAGATGTG 1020 GGGAGGGGGA AGGGGAAGGA GTCCCCACAG GGTCCTCTAG TCAAGATAGA ACCCCACACT 1080 GCAGCATCCC CATTCCCCAG ACTATCATGG CACGAGCACT CGCACACGCA CGCCCACACC 1140 ACCAGCCAGG CACCTGCCAG CCAGACCGAC CCTCTCCCAA CCCAGGGAGG GGCCTGCTCC 1200 ATCTCAGTGC CTGCTCCTTT CCTCGTGCCG 1230
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】変更
【補正内容】
【0060】配列番号:4 配列の長さ:1230 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 起源 生物名 : Guinea Pig 組織の種類:cerebellum 配列の特徴 特徴を表わす記号 : CDS 存在位置 : 523..825 特徴を決定した方法 : E 配列 CGGCACGAGG AAATTAATTT AATTCTTAAA TCCAAGGGCC CGAACAAAGG AACTCCTACC 60 CTCAGAGGGC AAACTGAGGT GGCCAGGAAG GTTAGGGAGA GGACGACAGT GAGGGCTGGC 120 TGGGATCTCG TCCGAATAGA GCAGCTAGGA AGACCTCCTC ACTCAGGTGC TGCCTCCATG 180 AGATACCCGT TCTCCGGAGC CATGTATCCG TCGCCGCCCT CAGACTCTAT GTACATGTCT 240 CGGCTGTCAT TGCCCAGACC TTCCAGCCCG TTGTCCTGGC CACCCCCGCC CCCGCCGCGG 300GCCTCATCCC TGCCTCGCTC ACCACCCCGT TCCCCCCGCT TGTGCTCTC G ATCACGGTCC 360 CGGTCCCGGT CCCGGCGTCG CTCGCGCTCG CTCCTGTGAC TCCGACGTCG TTCCCGGTCA 420 CGATCCCGGC CCTTCTCCTC CGGGCCATCA GGGCCATCAG GACCAAGCTC CCCAGGAGGC 480 CCATCATCAG GAGGTGCATC ACCAGGCTCA GAGGGCTCGG CC ATG TCA CCA CTA 534 Met Ser Pro Leu 1 CCA CCA CCT CCA CTA CCA CGA AGC TCC TCC TTG CGT TCC CGC TCC CGT 582 Pro Pro Pro Pro Leu Pro Arg Ser Ser Ser Leu Arg Ser Arg Ser Arg 5 10 15 20 CGT GCC CGT TCC CGG CTT CGA CTG CTT CGA CGC TTC CGG TCT CGG TCC 630 Arg Ala Arg Ser Arg Leu Arg Leu Leu Arg Arg Phe Arg Ser Arg Ser 25 30 35 TTG TCC TTG CTC CGC TCC CTG GAC CGA CGC CGC TCA TCC TTG TCA CGA 678 Leu Ser Leu Leu Arg Ser Leu Asp Arg Arg Arg Ser Ser Leu Ser Arg 40 45 50 CTC CGT GAG CGC CTC CGC CGG TCC CGA GAG CGG GAG CGT CGC CGT TCC 726 Leu Arg Glu Arg Leu Arg Arg Ser Arg Glu Arg Glu Arg Arg Arg Ser 55 60 65 CGC TCC TTG TCT CTC TCC CGA CTC CGC TCT CTA CGC TCC CGC TCT CGG 774 Arg Ser Leu Ser Leu Ser Arg Leu Arg Ser Leu Arg Ser Arg Ser Arg 70 75 80 TCC CGG TCC CGG TCC CTG TGC GGA AGC GGG GAG GGG CCA GGC CTC TCA 822 Ser Arg Ser Arg Ser Leu Cys Gly Ser Gly Glu Gly Pro Gly Leu Ser 85 90 95 100 TCA TAGCGG GATGTATCAT CACGGCCTGA ATGCCGGATG TTCACATCAG CCCCACCTCT 881 Ser TCTGGTACCA CCAAGGCCAC CTCCCAGCCG CCGAGGCCTC CAGCCCTTCA CGGTCCGGCC 941 CCTTTCCACA TCCACGAGGA CTCTTCTGCC ATCAATCTTC TTGCCATCTG CGTGTTTGTA 1001 AGCGGCTGCA ACAGATGTGG GGAGGGGGAA GGGGAAGGAG TCCCCACAGG GTCCTCTAGT 1061 CAAGATAGAA CCCCACACTG CAGCATCCCC ATTCCCCAGA CTATCATGGC ACGAGCACTC 1121 GCACACGCAC GCCCACACCA CCAGCCAGGC ACCTGCCAGC CAGACCGACC CTCTCCCAAC 1181 CCAGGGAGGG GCCTGCTCCA TCTCAGTGCC TGCTCCTTTC CTCGTGCCG 1230
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C12P 21/02 C 9282−4B (C12N 5/10 C12R 1:91) (C12P 21/02 C12R 1:91) (C12N 5/00 B C12R 1:91)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 G蛋白活性抑制型受容体。
  2. 【請求項2】 G蛋白活性抑制型受容体をコードするD
    NA。
  3. 【請求項3】 配列番号1で示されるアミノ酸配列を含
    むG蛋白活性抑制型オピオイドκ受容体。
  4. 【請求項4】 配列番号1で示されるアミノ酸配列を含
    むG蛋白活性抑制型オピオイドκ受容体をコードするD
    NA。
  5. 【請求項5】 配列番号2で示される塩基配列を有する
    cDNA。
  6. 【請求項6】 配列番号3で示される塩基配列を有する
    cDNA。
JP5297358A 1993-11-02 1993-11-02 G蛋白活性抑制型受容体およびそれをコードするdna Pending JPH07126298A (ja)

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