JPH0622787A - ヒト向代謝性グルタミン酸レセプターおよび関連dna化合物 - Google Patents

ヒト向代謝性グルタミン酸レセプターおよび関連dna化合物

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JPH0622787A
JPH0622787A JP5106517A JP10651793A JPH0622787A JP H0622787 A JPH0622787 A JP H0622787A JP 5106517 A JP5106517 A JP 5106517A JP 10651793 A JP10651793 A JP 10651793A JP H0622787 A JPH0622787 A JP H0622787A
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JP5106517A
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James Paul Burnett Jr
ジェイムズ・ポール・バーネット・ジュニア
Nancy Gail Mayne
ナンシー・ゲイル・メイン
Robert Leon Sharp
ロバート・レオン・シャープ
Yvonne Marie Snyder
イボンヌ・マリー・シュナイダー
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Eli Lilly and Co
Original Assignee
Eli Lilly and Co
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/705Receptors; Cell surface antigens; Cell surface determinants
    • C07K14/70571Receptors; Cell surface antigens; Cell surface determinants for neuromediators, e.g. serotonin receptor, dopamine receptor

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヒトグルタミン酸レセプターおよびその機能
的等価物、ならびに該レセプターをコードしている核酸
化合物を提供する。 【構成】 配列番号1はヒト向代謝性グルタミン酸レセ
プター蛋白のアミノ酸配列であり、配列番号2は、この
蛋白をコードしている核酸配列である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なヒトグルタミン
酸レセプター蛋白およびこの新規な蛋白をコードしてい
る新規な核酸化合物に関するものである。
【0002】哺乳動物の中枢神経系においてL−グルタ
メート(以下L−グルタミン酸またはその塩と表示す
る)は主要な興奮性神経伝達物質として働いている。グ
ルタミン酸塩とその膜結合レセプターとの相互作用が、
迅速なシナプス伝達、シナプスの可塑性、および長期増
強作用を含む多くの重要なニューロンのプロセスにおけ
る役割を演じていると信じられている。これらのプロセ
スは、生命の維持ならびに学習および記憶といったよう
な正常な人間の能力に必須なものである。D.T.モナ
ガーン等、8 ニューロン(Neuron)267(1
992)。
【0003】L−グルタミン酸塩のレセプターの薬理学
的特性化により、これらはその生物学的機能に基づき二
つの群に分類された:細胞膜の陽イオンチャンネルに直
接結合する向イオン性レセプター、およびG蛋白との結
合を介して機能する向代謝性レセプターである。本発明
は、向代謝性群のグルタミン酸レセプターの一員に関す
るものである。
【0004】正常な人間の生理におけるその役割に加え
て、L−グルタミン酸塩とそのレセプターの相互作用
は、多くの神経学的疾患、例えば卒中、癲癇、および頭
部外傷、ならびにアルツハイマー病のような神経変性作
用において基本的な役割を演じていると信じられてい
る。R.W.オルネイ、17 ドラッグ・ディベロップ
メント・リサーチ(Drug Dev.Res.)29
9(1989)。このような理由で、ヒトL−グルタミ
ン酸レセプターの分子構造の理解は、これらの疾患のプ
ロセスの理解および有効な治療薬の探索をするために重
要である。現在までの所、ヒトグルタミン酸レセプター
に結合しその機能を調節する治療薬の探索は、このレセ
プターの均質な供給源が得られないことで妨げられてい
る。薬理学者が通常使用する脳組織は実験動物(ヒト以
外)由来のものであり、そのうえ様々な型のグルタミン
酸レセプターの混合物を含んでいる。
【0005】人間の治療薬の探索にあたっては、現在使
用されている齧歯動物のレセプターよりも、より無傷の
人間の脳のレセプターに類似したレセプターを使用する
ことが望ましい。故に、ヒトグルタミン酸レセプターの
発見は、選択的薬用物質の開発のための必要な研究手段
を提供するものである。本発明はヒトグルタミン酸レセ
プターHSmGluR1を提供し、これは、このレセプ
ターを調節する薬物を選択的に探索するために使用する
ことができる。
【0006】近年、4つの向代謝性レセプターサブタイ
プ(mGluR1−mGluR4)がラットの脳からク
ローニングされた。マス等、349 ネイチャー(Na
ture)760(1991);フアミッド等、252
サイエンス(Science)1314(199
1);およびY.タナベ等、8 ニューロン(Neur
on)169(1991)。さらに、二つの交互にスプ
ライスされるmGluR1の型が知られている。Y.タ
ナベ等、8 ニューロン(Neuron)169(19
91)。
【0007】本発明は、配列番号1のアミノ酸を含む化
合物またはその機能的等価物を提供するものである。特
に、配列番号1であるアミノ酸化合物が好ましい。
【0008】さらに本発明は、提供されるアミノ酸化合
物をコードしている核酸配列を含む核酸化合物を提供す
る。特に、DNAである核酸化合物が好ましい。最も好
ましいのは配列番号2のDNA化合物である。しかしな
がら、センスmRNAである核酸化合物もまた好まし
い。
【0009】さらに、配列番号1をコードしている核酸
を含む組み替え核酸ベクターが本発明によって提供され
る。好ましい核酸ベクターは、DNAである核酸ベクタ
ーである。最も好ましいのは、配列番号2であるDNA
配列を含む組み替えDNAベクターである。配列番号2
を含む好ましいDNAベクターはpRS117である。
【0010】さらに、本発明に係る組み替えDNAベク
ターは、好ましくは、配列番号1をコードしているDN
A配列の発現をさせるよう位置するプロモーターを含
む。該プロモーターが哺乳動物の細胞で機能するベクタ
ーが好ましい。該プロモーターがAV12細胞で機能す
る哺乳動物のベクターが好ましい。最も好ましい組み替
えDNA発現ベクターはプラスミドpRS121であ
る。
【0011】好ましいベクターの制限フラグメントもま
た提供される。特に、配列番号2を含むベクターのおよ
そ4.1kb EcoRIおよびおよそ3.8kb B
ssHII/AflII制限フラグメントが提供され
る。
【0012】さらに本発明は、分子生物学技術に役立つ
プローブおよびプライマーを提供する。配列番号1の全
体もしくは一部をコードしている化合物または配列番号
1をコードしている化合物の逆相補体であって少なくと
も連続した18塩基の長さであるものが、プローブおよ
び/またはプライマーとして提供される。好ましくは、
18塩基対またはそれ以上の化合物がDNAである。こ
の使用に最も好ましいのは、配列番号3、配列番号4お
よび配列番号5であるDNA化合物またはそれらの逆相
補体である。
【0013】さらに本発明は、本発明に係る核酸化合物
を導入することのできる細胞を提供する。例えば、本発
明に係る核酸化合物が機能的HSmGluR1レセプタ
ーを発現する卵母細胞が提供される。DNAが機能的H
SmGluR1レセプターを発現する卵母細胞が好まし
い。最も好ましいのは、センスmRNAが機能的HSm
GluR1レセプターを発現する卵母細胞である。
【0014】その他の宿主細胞は、配列番号1をコード
している核酸化合物によりトランスフェクトされる宿主
細胞を包含する。配列番号1をコードしているトランス
フェクトされる好ましい宿主細胞は、哺乳動物細胞およ
び大腸菌(E.coli)である。好ましい哺乳動物細
胞はAV12細胞を包含する。好ましい宿主細胞は、組
み替えDNAベクターによりトランスフェクトされた宿
主細胞である。好ましくは該DNAベクターは配列番号
2を含む。最も好ましいトランスフェクトされる宿主細
胞はAV12/pRS121およびE.coli/pR
S117である。
【0015】さらに本発明は、本発明に係るプローブと
ホモローガスな核酸を同定する方法であって、被験核酸
を、ハイブリダイズする条件下でプローブと接触させ、
該プローブとホモローガスな核酸を同定することからな
る方法を提供する。この方法に使用されるための好まし
いプローブは、配列番号3、配列番号4または配列番号
5である。
【0016】本発明により提供される化合物を利用する
検定もまた提供される。提供される検定は、或る物質が
配列番号1の化合物と相互作用するか否か、または該化
合物に影響を及ぼすか否かを決定するものであり、この
検定は、配列番号1の機能的化合物を当該物質と接触さ
せ、物理的に検出し得る手段によって相互作用を監視
し、そして選ばれた応答をする物質を同定することから
なる。
【0017】好ましくは、物理的に検出し得る手段と
は、標識されたグルタミン酸塩との競合、ホスファチジ
ルイノシトール(PI)の加水分解、卵母細胞発現系に
おける電気生理学的応答、アデニル酸シクラーゼの賦活
もしくは阻害、またはアラキドン酸の放出である。最も
好ましいグルタミン酸塩競合検定は、放射性同位体で標
識されたグルタミン酸塩を利用する。最も好ましい卵母
細胞発現系はセンスmRNAを利用する。
【0018】さらに本発明は、配列番号1を含む化合物
をコードしている核酸化合物を発現することのできる組
み替え宿主細胞を組み立てる方法を提供し、この方法
は、当該核酸化合物を含む組み替えDNAベクターによ
って宿主細胞をトランスフェクトすることからなる。好
ましい方法は、宿主細胞として哺乳動物細胞を利用す
る。最も好ましい方法は、哺乳動物宿主細胞としてAV
12細胞を利用する。好ましい方法は、配列番号2を含
むDNAベクターを含む。最も好ましい方法はDNAベ
クターpRS121を利用する。
【0019】さらに、配列番号1をコードしている核酸
配列を組替え宿主細胞中で発現させるための方法が提供
される。この方法は、本発明により提供されるトランス
フェクトされた宿主細胞を遺伝子の発現に好適な条件下
で培養することからなる。好ましい方法は宿主細胞とし
て哺乳動物細胞を利用する。最も好ましい方法は、哺乳
動物宿主細胞としてAV12細胞を利用する。より好ま
しい方法は、配列番号2を含む組み替えDNAベクター
を利用する。最も好ましい方法は、組み替えDNAベク
ターpRS121を利用する。
【0020】以下の部分に本発明の詳細な説明を供す
る。明確化の目的のため、そして本明細書中に開示され
特許請求される本発明の理解を助けるために、以下の項
目を下記に定義する。
【0021】「mRNA」 − インビボまたはインビ
トロのいずれかで転写されたRNAであって、例えばR
NAポリメラーゼによるDNAのコード化配列の転写を
介してインビトロで調製されたRNA転写物を包含す
る。
【0022】「プライマー」 − 酵素的または合成的
伸長のための鋳型として機能する、核酸フラグメントま
たはその逆相補体。
【0023】「プローブ」 − そのいずれかが他の核
酸とハイブリダイズするのに用いられる、核酸化合物も
しくはそのフラグメント、またはその逆相補体。
【0024】「配列番号1の一部分」 − 少なくとも
6個の連続したアミノ酸残基またはそれ以上を含み、且
つ配列番号1に含まれる配列に対応する配列。
【0025】「物理的に検出し得る」 − 介在する解
釈の助けを伴うまたは伴わない、人間の認知し得る形で
供せられた任意の情報。例えば、電気生理学的、化学
的、または生化学的データは、物理的に検出し得る情報
の範囲内であると考えられる。
【0026】「配列番号1の機能的化合物」 − グル
タミン酸塩と相互作用することのできる、配列番号1を
含む化合物。
【0027】「HsmGluR1レセプター」 − 配
列番号1のアミノ酸配列。
【0028】「配列番号1およびその機能的等価物」
− 配列番号1の化合物および配列番号1のアミノ酸配
列の保存的改変[ここで保存的改変は、配列番号1と実
質上同じ物理的および構造的性質を表わす化合物をもた
らす]。
【0029】「配列番号3」 − DNA配列 ATG GT
C GGG CTC CTT TTG TTT TTT TTC CCA GCG ATC TTT TTG
GAG GTG TCC CTT CTC CCC。この配列は配列番号2の塩
基1ないし60を含んでいる。
【0030】「配列番号4」 − CCA GGA CACCTT CTG
GAA AAT CCC AAC TTT AAA CGA ATCTGC ACA GGC AAT GA
A AGC TTA。この配列は配列番号2の塩基1141ない
し1200を含んでいる。
【0031】「配列番号5」 − AAC GTA TCC TAC GC
C TCT GTC ATT CTG CGG GAC TAC AAG CAA AGC TCT TCC
ACC CTG TAA。この配列は、3'末端にTAA停止コドン
が付加された配列番号2の塩基3761ないし3817
を含んでいる。
【0032】「トランスフェクション」 − 該宿主細
胞のゲノム中への該核酸の統合を伴うまたは伴わない、
宿主細胞中への核酸の移動。
【0033】本発明は、配列番号1のアミノ酸配列を含
む化合物およびその機能的等価物を提供する。好ましい
アミノ酸化合物は配列番号1であって、以下のアミノ酸
配列である:
【0034】
【化1】
【化2】
【化3】
【化4】
【化5】
【化6】
【0035】当業者には、配列番号1の幾らかの改変は
このアミノ酸化合物の機能を変化させないことが理解で
きるであろう。例えば、幾つかの疎水性アミノ酸は別の
疎水性アミノ酸と交換することができる。例示アミノ酸
化合物と実質上同じ方法で実質上同じ機能を付与するこ
れら改変されたアミノ酸もまた本発明に包含される。
【0036】当業者はさらに、配列番号1およびその機
能的等価物は、幾つかの異なった方法により合成され得
ることが理解できるであろう。本発明に係る全てのアミ
ノ酸化合物は、固相ペプチド合成または組み替え法を含
む当分野で周知の化学的方法により製造することができ
る。どちらの方法も米国特許第4617149号に記載
されている。高収量を望むならば組み替え法が好まし
い。任意の所望DNA配列を組み立てるための一般的方
法が、ブラウン等、68 メソッズ・イン・エンザイモ
ロジー(Methods in Enzymolog
y)109(1979)に提供されている。
【0037】アミノ酸化合物を製造する他の経路は良く
知られている。真核生物細胞における発現は配列番号2
を介して達成できる。例えば、アミノ酸化合物は、配列
番号1をコードしているDNAを含むSV40由来の発
現ベクターを用いて真核生物細胞において産生され得
る。幾つかのウイルスもまたこの目的のための適当なベ
クターである。例えば、アデノウイルス、アデノ付随ウ
イルス、ワクシニアウイルス、ヘルペスウイルス、バキ
ュロウイルス、およびラウス肉腫ウイルスは有用なウイ
ルスベクターである。このような方法は米国特許第47
75624号に記載されている。幾つかのこれに代わる
発現方法が、J.サムブルック、E.F.フリトゥシュ
およびT.マニアティス、モレキュラー・クローニン
グ:ア・ラボラトリー・マニュアル(Molecula
r Cloning:A Laboratory Ma
nual)16.3−17.44(1989)に記載さ
れている。
【0038】本発明の別の態様は、配列番号1をコード
している核酸配列を含む核酸化合物である。当業者には
理解できるであろうが、殆どのアミノ酸は1以上の核酸
トリプレットによりコードされるため、本発明のアミノ
酸化合物は数多くの異なった核酸配列によってコードさ
れ得る。これら代替核酸配列が同じアミノ酸配列をコー
ドするであろうから、本発明はさらにこれらの代替核酸
配列をも包含する。好ましくは、核酸化合物はDNAま
たはセンスmRNAである。HSmGluR1レセプタ
ーをコードしているDNA化合物の最も好ましい態様
は、この配列を有する:
【0039】
【化7】
【化8】
【化9】 これは配列番号2と同定される配列である。
【0040】配列番号2を含むクローニングベクターを
含むE.coli/pRS117は、1992年4月2
2日に受理番号NRRL B−18969の下でノーザ
ン・リージョナル・リサーチ・ラボラトリーズ(NRR
L)、アグリカルチュラル・リサーチ・サービス、米国
農業省、ピオリア、イリノイ、61604に寄託され、
ストックカルチャー・コレクションの一部とされた。配
列番号2は、例えば4.1kb EcoRI制限フラグ
メントとしてプラスミドから分離することができる。他
のフラグメントもまた配列番号2の取得に有用であり得
る。
【0041】さらに、DNA配列は、自動DNA合成
機、例えばABS(アプライド・バイオシステムズ、8
50リンカーン・センター・ドライブ、フォスター・シ
ティー、CA、94404)380B DNA合成機を
用いて合成することができる。DNA配列はまた、米国
特許第4889818号に記載のポリメラーゼ連鎖反応
(PCR)により生成させることもできる。
【0042】当業者に理解できるように、発現およびク
ローニングのために多くのベクターを入手することがで
きる。配列番号1をコードしている核酸を含むこれらの
発現およびクローニングベクターは本発明に包含され
る。好ましい核酸ベクターはDNAである核酸ベクター
である。最も好ましい組み替えDNAベクターは、配列
番号2のDNA配列を含む。プラスミドpRS117が
本発明に係る好ましいDNAベクターである。
【0043】その他の好ましいDNAベクターは、配列
番号2の発現をさせるよう位置したプロモーターを含む
ものを包含する。好ましい発現ベクターは、哺乳動物細
胞において機能するものを包含する。好ましい哺乳動物
の発現ベクターは、AV12細胞において機能するもの
を包含する。AV12細胞における発現のために最も好
ましいのは発現ベクターpRS121である。
【0044】これらのベクターの制限フラグメントもま
た提供される。好ましいフラグメントは、プラスミドp
RS117の4.1kbEcoRI制限フラグメントお
よび3.8kbBssHII/AflII制限フラグメ
ントである。
【0045】プラスミドpRS117は、常套の塩化セ
シウムDNA分離法を用いて、寄託されているE.co
li/pRS117から分離することができる。プラス
ミドpRS117は、容易に修飾されて、例えば大腸菌
(E.coli)、Sf9(バキュロウイルスの宿主と
して)、スポドプテラおよびサッカロミセテスを包含す
る種々の生物中でHSmGluR1レセプターを産生す
る発現ベクターが組み立てられる。最近の文献には、A
V12発現ベクターの組み立ておよびAV12宿主細胞
のトランスフェクトのための技術が記載されている。例
えば、米国特許第4992373号はこれらの技術を説
明している。
【0046】必要ならば単に適当な調節因子を周知の技
術を用いて置換するだけで、AV12ベクターに対して
利用される組み立て法に従って、他の生物のための類似
のベクターを組み立てることができる。使用することの
できるプロモーターは、例えばチミジンキナーゼプロモ
ーター、メタロチオニンプロモーターまたは種々のウイ
ルスおよび免疫グロブリンプロモーターである。
【0047】さらに本発明は分子生物学技術に有用なプ
ローブおよびプライマーを提供する。配列番号1の全部
または一部をコードしている化合物、または配列番号1
をコードしている化合物の逆相補体であって、長さが少
なくとも18の連続した塩基対である化合物が、プロー
ブおよび/またはプライマーとして提供される。好まし
いプローブおよびプライマーはDNAである。最も好ま
しいプローブおよびプライマーは、配列番号3、配列番
号4、および配列番号5である。プローブおよびプライ
マーの使用に関連する技術は当分野で良く知られてい
る。
【0048】本発明に係る核酸の少なくとも18塩基対
の長さの任意の配列を、任意の他の核酸のスクリーニン
グに使用することができる。例えば、本発明に係る18
の連続した塩基またはそれ以上の核酸を使用して、コー
ド化配列の末端にハイブリダイズさせることができる。
次いでポリメラーゼ連鎖反応増幅により全長の配列を生
成させることができる。全長の配列は、選ばれた任意の
ベクター中に引続きサブクローニングすることができ
る。
【0049】別法として、配列番号3、配列番号4、ま
たは配列番号5を、常法によりcDNAライブラリーを
スクリーニングするために放射標識することができる。
さらに、フィルターに結合したHSmGluR1DNA
の任意の断片を全mRNAに晒らしてもよい。次いで、
放射標識したDNAにハイブリダイズするmRNAを逆
転写して相当するcDNAを生産してもよい。
【0050】プライマーおよびプローブは当分野で良く
知られる手段によって取得することができる。例えば、
いったんpRS117が分離されれば、制限酵素および
その後のゲル分離を用いて、選ばれたフラグメントを分
離することができる。
【0051】本発明に係る核酸を収容する宿主細胞もま
た提供される。例えば、本発明に係るRNAまたはDN
A化合物を注射した卵母細胞が提供される。本発明に係
る最も好ましい卵母細胞は、センスmRNAを収容する
卵母細胞である。その他の好ましい宿主細胞は、配列番
号2を含むベクターによりトランスフェクトされた大腸
菌(E.coli)細胞およびAV12細胞を包含す
る。最も好ましいAV12および大腸菌(E.col
i)宿主細胞はAV12/pRS121およびE.co
li/pRS117である。
【0052】卵母細胞発現系は、ルバート等、84 プ
ロシーディングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー
・オブ・サイエンシズ(Proc.Nat.Acad.
Sci.)4332(1987)またはバージャー、メ
ソッズ・イン・エンザイモロジー(Methods i
n Enzymology)152巻(1987)に記
載される方法に従って組み立てることができる。その他
の宿主細胞トランスフェクト法もまた当分野で良く知ら
れている。
【0053】さらに本発明は、配列番号1を発現するこ
とのできる組み替え宿主細胞を組み立てる方法であっ
て、配列番号1をコードしているDNA配列を含む組み
替えDNAベクターによって宿主細胞をトランスフェク
トすることからなる方法を提供する。
【0054】好ましい宿主細胞はAV12であり、これ
は、アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション
(ATCC)(12301 パークローン・ドライブ、
ロックビル、MD 20852)から受理番号ATCC
CRL9595の下で入手することができる。発現の
ための好ましいベクターは配列番号2を含むものであ
る。この目的のために特に好ましいのはpRS121で
ある。
【0055】この方法のために好ましいその他の宿主細
胞は哺乳動物細胞である。特に好ましい哺乳動物細胞は
AV12細胞である。好ましいAV12発現ベクターは
pRS121である。トランスフェクトされた宿主細胞
は、配列番号1が発現されるような周知の条件の下で培
養し、その結果組み替え宿主細胞中でHSmGluR1
活性を生成させることができる。
【0056】したがって、さらに本発明により提供され
るのは、配列番号1をコードしている遺伝子を組み替え
宿主細胞中で発現させる方法であって、この方法は、ト
ランスフェクトされた宿主細胞を遺伝子の発現に好適な
条件下で培養することからなる。好ましい方法は哺乳動
物細胞を利用する。好ましい方法は、哺乳動物細胞とし
てAV12細胞を利用する。最も好ましい方法は、pR
S121のための宿主細胞としてAV12細胞を利用す
る。宿主細胞中での発現は、ゲッデル、メソッズ・イン
・エンザイモロジー(Methods in Enzy
mology)185巻(1990)に概説される方法
に従って達成することができる。
【0057】さらに本発明は、本発明に係るプローブに
対しホモローガスな核酸を同定する方法であって、ハイ
ブリダイズする条件の下で被験核酸を該プローブと接触
させ、該プローブに対しホモローガスな被験核酸を同定
することからなる方法を提供する。この方法における使
用のために好ましいプローブは、配列番号3、配列番号
4、または配列番号5である。ハイブリダイゼーション
技術は当分野において良く知られている。サムブルック
等、モレキュラー・クローニング:ア・ラボラトリー・
マニュアル(Molecular Cloning:A
Laboratory Manual)11(198
9)がこのような方法を記載している。
【0058】本発明により提供される化合物を利用する
検定もまた提供される。これらの検定は、或る物質が配
列番号1の化合物と相互作用するか否か、またはこれに
影響を及ぼすか否かを決定するものであって、該検定
は、配列番号1の機能的化合物を該物質と接触させ、物
理的に検出し得る手段によって相互作用を監視し、そし
て選ばれた応答をする物質を同定することからなる。
【0059】好ましくは、物理的に検出し得る手段と
は、標識されたグルタミン酸塩との競合、ホスファチジ
ルイノシトールの加水分解、卵母細胞発現系における電
気生理学的応答、アデニル酸シクラーゼの賦活もしくは
阻害、またはアラキドン酸の放出である。最も好ましい
グルタミン酸塩競合検定は、放射性同位体で標識された
グルタミン酸塩を利用する。最も好ましい卵母細胞発現
系はセンスmRNAを利用する。
【0060】卵母細胞発現系はルバート等、84 プロ
シーディングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・
オブ・サイエンシズ(Proc.Nat.Acad.S
ci.)4332(1987)またはバージャー、メソ
ッズ・イン・エンザイモロジー(Methods in
Enzymology)152巻(1987)に記載
される方法に従って組み立てることができる。放射能標
識されたHSmGluR1競合検定は、フォスターおよ
びファグ、7 ブレイン・リサーチ・レビューズ(Br
ain Res.Rev.)103(1984)に従っ
て達成することができる。グルタミン作動性活性をホス
ファチジルイノシトールの加水分解を介して測定する検
定は、M.ベリッジ、212 バイオケミカル・ジャー
ナル(Biochem.J.)849(1983)また
はショエップ等、11 TiPS508(1990)に
従って達成することができる。アデニル酸シクラーゼの
賦活および阻害はナカジマ等、267 ジャーナル・オ
ブ・バイオロジカル・ケミストリー(J.Biol.C
hem.)2437(1992)に従って達成できる。
アラキドン酸放出の測定はフェルダー等、264 ジャ
ーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(J.B
iol.Chem.)20356(1989)に従って
達成できる。当業者には、望ましいKi値が被験化合物
の選択性に依存することが理解できるであろう。例え
ば、Kiが10nMより小さい化合物は一般に薬物療法
の優れた候補物質であると考えられる。しかしながら、
親和性が低く、それでいて特定のレセプターに対し選択
的な化合物は、さらに良好な候補物質であり得る。が、
当業者は、特定の化合物の結合または選択性に関するい
かなる情報も薬物の薬学的開発に役立つものであること
を理解しているであろうから、本発明は、或る物質がH
SmGluR1レセプターに対し高い親和性を持つか低
い親和性を持つかを示す競合検定を提供する。
【0061】以下は本発明の実施例である。
【0062】実施例1 E.coli/pRS117の
増殖 プラスミドpRS117を含む大腸菌(E.coli)
の凍結乾燥培養物をNRRL(ピオリア、イリノイ、6
1604)から受理番号NRRL B−18969の下
で取得し、標準的な微生物学的方法を用いて大腸菌
(E.coli)増殖用の適当なブロス中に接種するこ
とができる。
【0063】E.coli/pRS117を含む凍結乾
燥バイアルの内容物を、1lの発酵フラスコに入れたア
ンピシリン100μg/mlを含有する滅菌YT(トリ
プトン−酵母抽出液)ブロス100mlに移し、37℃
で軌道振盪機上で250−300rpmで振盪した。光
学密度(OD。600ミリミクロンで測定。)がおよそ
1−2ODに達した後に細菌の細胞を回収し、J.サム
ブルック等、モレキュラー・クローニング(Molec
ular Cloning)第1章(1989)に詳説
される方法に従ってプラスミドpRS117の分離に使
用した。
【0064】細菌の細胞から分離されると、このプラス
ミドDNAはHSmGluR1レセプター蛋白をコード
しているDNAの供給源として役立った。プラスミドp
RS117からこのレセプターをコードしているDNA
を分離する一つの簡便な方法は、このプラスミドを制限
酵素EcoRIで消化することであった。この酵素は、
このプラスミドを特異な部位で切断し、HSmGluR
1レセプターのコード化配列全体を含むおよそ4.1k
bのDNAフラグメントを生成する。
【0065】実施例2 pRS117からのpRS12
1の組み立て 配列番号1をコードしているDNAを、実施例1に記載
のようにしてプラスミドpRS117から回収した。E
coRI粘着端をBamHI粘着端に適合させるため、
フラグメント末端にDNAリンカーを付加した。これ
は、EcoRI末端およびBamHI末端の両者を持つ
短い二本鎖オリゴヌクレオチドをpRS117由来フラ
グメントにライゲーションすることにより達成した。ラ
イゲーションはT4DNAリガーゼとのインキュベーシ
ョンを含んだ。
【0066】インキュベーションの後、反応生成物をB
amHIで消化し、アガロースゲル上で分子量にしたが
って分離した。およそ4kbのフラグメントに対して予
想される位置におけるゲル上のDNAバンドをゲルから
切取り、ハフ等、10 バイオテクニークス(Biot
echniques)724(1991)のフェノール
−凍結−破壊法によってDNAを回収した。
【0067】次に、分離されたフラグメントを修飾され
たpHDプラスミドにライゲーションした。この修飾さ
れたpHDベクターは、登録された特許に記載のベクタ
ーが制限酵素BclIで消化されアルカリホスファター
ゼ処理されたこと以外は、実質上、登録された特許第4
992373号に記載されたベクターであった。次いで
ライゲーション生成物を、DNAトランスフェクション
に対してコンピテントとしたE.coliDH5α細胞
中にトランスフェクトした。これらの細胞を、アンピシ
リンを含有するTY寒天板上に低密度で蒔いた。
【0068】生育したコロニーから一つのクローンを選
択した。このクローンpRS121を、制限酵素消化お
よびDNAハイブリダイゼーションプロービングにより
特性化した。
【0069】実施例3 AV12/pRS121のトラ
ンスフェクションおよび増殖 AV12細胞を常法により増殖させた。細胞を、37℃
で10%牛胎児血清を含有するダルベッコの改良イーグ
ル培地(D−MEM)中、100mmの細胞培養プレー
トに蒔き、5%CO2を含有する雰囲気下に増殖させ
た。トランスフェクション用のプラスミドDNAを調製
するために、プラスミドpRS121(20μg)を
0.5M CaCl2500μlに加え、N,N−ビス
(2−ヒドロキシエチル)−2−アミノエタンスルホン
酸でpH6.95に緩衝化した0.9%NaCl500
μlと混合した。室温で30分後にこの混合物は沈澱し
たDNAの懸濁液となった。
【0070】次いで、沈澱したDNAの懸濁液を、直径
100mmのAV12細胞の細胞培養プレートに加え
た。DNAの懸濁液を添加した時点で細胞の単層はおよ
そ50%の全面成長であった。プレートを37℃で一夜
インキュベートし、D−MEMですすいだ後、細胞を1
0%透析化牛胎児血清を含有するD−MEM中でさらに
24時間インキュベートした。次いで細胞をトリプシン
によりプレートから分離し、10枚の新たなプレートに
分配した。さらに24時間インキュベーションした後、
生育する細胞のコロニーを選択するために、最終濃度2
00μg/mlのハイグロマイシンを成長培地に加え
た。生育した細胞は、ハイグロマイシン耐性遺伝子を伴
うpRS121を含んでいた。クローンが適当な大きさ
(直径1−2mm)に達した後、個々のクローンを回収
し、これらのクローンの培養を標準的組織培養技術を用
いて増幅させた。この培養を、2mMグルタミンおよび
10%透析化牛胎児血清を含有する、グルタミン酸を含
まないD−MEM培地中、常法によって増殖させた。培
養が全面成長になった時に継代培養を調製した。継代培
養の調製は、細胞をトリプシンで分離し、分離した細胞
を新鮮な培地中に希釈し、そしてこの希釈物を最初の1
/10の濃度で新たな培養容器に入れる事を含んだ。
【0071】実施例4 AV12/pRS121 PI
検定 グルタミン酸塩アゴニストに応答するAV12/pRS
121細胞のクローンセルラインにおけるPI加水分解
を、ショエップ、11 TiPS 508(1990)
に従って、向代謝性グルタミン酸レセプター活性のため
の機能的検定として測定した。
【0072】2mMグルタミンおよび10%透析化牛胎
児血清を含有するD−MEM(グルタミン酸不在下)に
入れた、ウェル当りおよそ250000の細胞を、24
ウェルの組織培養容器に蒔いた。次いで4μCiの3
−ミオイノシトールを各ウェルに添加し、この培養を3
7℃で48時間インキュベートした。次にウェルを10
mMLiClおよび10mMミオイノシトールを含有す
る無血清培地ですすいだ。次に、幾つかのウェルを、グ
ルタミン酸塩アゴニストを含む培地に37℃で1時間暴
露し、同時に幾つかのウェルを、グルタミン酸塩アゴニ
ストを含まない培地に37℃で1時間暴露した。
【0073】培地を取り除きアセトン−メタノール
(1:1)0.5mlを添加することにより、反応を停
止させた。次いで細胞を4℃で20分間インキュベート
した。このアセトン−メタノール溶液をウェルから回収
し、遠心管に入れた。各ウェルを水0.5mlですす
ぎ、対応する溶媒抽出液を入れた遠心管の中に洗液を合
した。15000gで10分間遠心した後、上清を回収
した。
【0074】PI加水分解生成物を分離するために、最
終濃度1Mの蟻酸アンモニウムおよび0.1Mの蟻酸を
含有する溶液10mlを各カートリッジに加え、引続き
蒸留水10mlで2回すすぐことにより、ACELL
PLUS QMA(ウォーターズ・ディビジョン・オブ
・ミリポア・コーポレーション)カートリッジを調製し
た。細胞抽出液を蒸留水で5mlに希釈し、次いで個々
のカートリッジに加えた。次に各カートリッジを5mM
四ほう酸ナトリウム溶液10mlで洗浄した。
【0075】0.1M蟻酸アンモニウム;0.1M蟻酸
および5mM四ほう酸ナトリウムを含有する溶液4ml
によって、標識されたホスホイノシチドをカートリッジ
から溶出した。溶出液をシンチレーションバイアルに集
めた。シンチレーション計数液(レディー・ソルブ・H
P)をこのバイアルに加え、放射能をベックマン・シン
チレーション・カウンターで測定した。
【0076】既知のグルタミン酸塩レセプターアゴニス
トであるキスカル酸塩(10μM)へのAV12/pR
S121の暴露は、アゴニストに暴露させた細胞の基本
レベルに対し200ないし300%のPI加水分解の増
加をもたらした。対照のAV12細胞においては、基本
レベルに対するPI加水分解の増加は見いだされなかっ
た。
【0077】実施例5 レセプターのサブユニットcDNAのアミノ末端コード
化末端に隣接するプラスミドに含まれる転写プロモータ
ーを認識するRNAポリメラーゼを用いて、pRS11
7からの酵素的転写によって、HSmGluR1レセプ
ターをコードしているRNA転写物を生成させた。プラ
スミドpRS117を制限酵素SalIで処理して環状
DNA中にcDNA挿入物の3'末端に対し遠位の切断
1個を作り、このプラスミドDNAを線状型に変換し
た。次いでこのDNAを、GpppGキャップヌクレオ
チド、rATP、rCTP、rUTPおよびrGTPの
存在下でT7RNAポリメラーゼとインキュベートし
た。得られた合成RNA転写物をセファデックスG−5
0カラムを通過させることにより精製した。T7のよう
なバクテリオファージのRNAポリメラーゼを用いるイ
ンビトロのRNA合成に関する詳細な記述については、
P.A.クリーグおよびD.A.メルトン、155巻、
メソッズ・イン・エンザイモロジー(Methods
in Enzymology)25章、1987を参照
されたい。
【0078】実施例6 ツメガエルの卵母細胞における
HSmGluR1レセプターの機能的発現 注射に好適な卵母細胞を、C.J.マークス−セクラお
よびM.J.M.ヒッチコック、メソッズ・イン・エン
ザイモロジー(Methods in Enzymol
ogy)152巻(1987)に記載の方法を用いて雌
のアフリカ産ツメガエル(Xenopus laevi
s)の成体から取得した。2mg/mlの濃度のコラゲ
ナーゼ1a型(シグマ)で処理した後、卵胞を除去した
卵母細胞を、M.J.M.ヒッチコック等、メソッズ・
イン・エンザイモロジー(Methods in En
zymology)152巻28章(1987)による
記載と本質上同様にして注射した。続いて実施例2に記
載のようにして調製した5ngのRNA転写物を総容量
50nlで各卵母細胞に注射し、次いでこれらをバース
の塩溶液中18℃で電気生理学的測定に必要なだけイン
キュベートした。
【0079】HSmGluR1レセプターの存在を検出
するため、グルタミン酸塩アゴニストへの暴露に応答し
て卵母細胞膜を横切って流れる電流の電圧を記録するこ
とにより、レセプターが機能する能力を決定した。個々
の卵母細胞は拡散室(0.5ml容)に入れ、これに溶
液を迅速に灌流させた。薬物(アゴニストおよびアンタ
ゴニスト)は灌流溶液に添加することにより卵母細胞に
適用し、引続きこれらを対照溶液で洗い流した。対照溶
液は、96nM NaCl、2mM KCl、1.8n
M CaCl2、1mM MgCl2、および5mM H
EPES緩衝液(pH7.6)を含有させた。電極を卵
母細胞に挿入した後、アキソクランプの1A電圧クラン
プユニットの橋状回路を用いて電圧の記録を行なった。
微小電極を3M CsClで満たした。−70mVのク
ランプではさんだ卵母細胞の電気生理学的記録を、卵母
細胞へのRNAの注射の3日後またはそれ以降に室温
(20−25℃)で行なった。10μMグルタミン酸塩
による卵母細胞の灌流に応答して、卵母細胞膜を横切る
400ナノアンペアの内向き電流が観察された。観察さ
れた電流は、灌流液中のアゴニストの濃度に比例した。
得られた値から、種々のアゴニストに対するEC50
(最大応答の50%が観察される濃度)を算出した。例
えば、グルタミン酸塩についてのEC50値は0.000
002Mであり、キスカル酸塩についてのEC50値は
0.0000004Mであった。当業者には理解できる
であろうが、これらの結果は向代謝性グルタミン酸レセ
プターを示すものであった。ツメガエルの卵母細胞の電
気生理学についての詳細な議論については、N.ダスカ
ル、22 CRC・クリティカル・レビューズ・イン・
バイオケミストリー(CRC Critical Re
views in Biochemistry)317
(1987)を参照されたい。
【0080】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:1194 配列の型:アミノ酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:タンパク質 配列 Met Val Gly Leu Leu Leu Phe Phe Phe Pro Ala Ile Phe Leu Glu Val 1 5 10 15 Ser Leu Leu Pro Arg Ser Pro Gly Arg Lys Val Leu Leu Ala Gly Ala 20 25 30 Ser Ser Gln Arg Ser Val Ala Arg Met Asp Gly Asp Val Ile Ile Gly 35 40 45 Ala Leu Phe Ser Val His His Gln Pro Pro Ala Glu Lys Val Pro Glu 50 55 60 Arg Lys Cys Gly Glu Ile Arg Glu Gln Tyr Gly Ile Gln Arg Val Glu 65 70 75 80 Ala Met Phe His Thr Leu Asp Lys Ile Asn Ala Asp Pro Val Leu Leu 85 90 95 Pro Asn Ile Thr Leu Gly Ser Glu Ile Arg Asp Ser Cys Trp His Ser 100 105 110 Ser Val Ala Leu Glu Gln Ser Ile Glu Phe Ile Arg Asp Ser Leu Ile 115 120 125 Ser Ile Arg Asp Glu Lys Asp Gly Ile Asn Arg Cys Leu Pro Asp Gly 130 135 140 Gln Ser Leu Pro Pro Gly Arg Thr Lys Lys Pro Ile Ala Gly Val Ile 145 150 155 160 Gly Pro Gly Ser Ser Ser Val Ala Ile Gln Val Gln Asn Leu Leu Gln 165 170 175 Leu Phe Asp Ile Pro Gln Ile Ala Tyr Ser Ala Thr Ser Ile Asp Leu 180 185 190 Ser Asp Lys Thr Leu Tyr Lys Tyr Phe Leu Arg Val Val Pro Ser Asp 195 200 205 Thr Leu Gln Ala Arg Ala Met Leu Asp Ile Val Lys Arg Tyr Asn Trp 210 215 220 Thr Tyr Val Ser Ala Val His Thr Glu Gly Asn Tyr Gly Glu Ser Gly 225 230 235 240 Met Asp Ala Phe Lys Glu Leu Ala Ala Gln Glu Gly Leu Cys Ile Ala 245 250 255 His Ser Asp Lys Ile Tyr Ser Asn Ala Gly Glu Lys Ser Phe Asp Arg 260 265 270 Leu Leu Arg Lys Leu Arg Glu Arg Leu Pro Lys Ala Arg Val Val Val 275 280 285 Cys Phe Cys Glu Gly Met Thr Val Arg Gly Leu Leu Ser Ala Met Arg 290 295 300 Arg Leu Gly Val Val Gly Glu Phe Ser Leu Ile Gly Ser Asp Gly Trp 305 310 315 320 Ala Asp Arg Asp Glu Val Ile Glu Gly Tyr Glu Val Glu Ala Asn Gly 325 330 335 Gly Ile Thr Ile Lys Leu Gln Ser Pro Glu Val Arg Ser Phe Asp Asp 340 345 350 Tyr Phe Leu Lys Leu Arg Leu Asp Thr Asn Thr Arg Asn Pro Trp Phe 355 360 365 Pro Glu Phe Trp Gln His Arg Phe Gln Cys Arg Leu Pro Gly His Leu 370 375 380 Leu Glu Asn Pro Asn Phe Lys Arg Ile Cys Thr Gly Asn Glu Ser Leu 385 390 395 400 Glu Glu Asn Tyr Val Gln Asp Ser Lys Met Gly Phe Val Ile Asn Ala 405 410 415 Ile Tyr Ala Met Ala His Gly Leu Gln Asn Met His His Ala Leu Cys 420 425 430 Pro Gly His Val Gly Leu Cys Asp Ala Met Lys Pro Ile Asp Gly Ser 435 440 445 Lys Leu Leu Asp Phe Leu Ile Lys Ser Ser Phe Ile Gly Val Ser Gly 450 455 460 Glu Glu Val Trp Phe Asp Glu Lys Gly Asp Ala Pro Gly Arg Tyr Asp 465 470 475 480 Ile Met Asn Leu Gln Tyr Thr Glu Ala Asn Arg Tyr Asp Tyr Val His 485 490 495 Val Gly Thr Trp His Glu Gly Val Leu Asn Ile Asp Asp Tyr Lys Ile 500 505 510 Gln Met Asn Lys Ser Gly Val Val Arg Ser Val Cys Ser Glu Pro Cys 515 520 525 Leu Lys Gly Gln Ile Lys Val Ile Arg Lys Gly Glu Val Ser Cys Cys 530 535 540 Trp Ile Cys Thr Ala Cys Lys Glu Asn Glu Tyr Val Gln Asp Glu Phe 545 550 555 560 Thr Cys Lys Ala Cys Asp Leu Gly Trp Trp Pro Asn Ala Asp Leu Thr 565 570 575 Gly Cys Glu Pro Ile Pro Val Arg Tyr Leu Glu Trp Ser Asn Ile Glu 580 585 590 Pro Ile Ile Ala Ile Ala Phe Ser Cys Leu Gly Ile Leu Val Thr Leu 595 600 605 Phe Val Thr Leu Ile Phe Val Leu Tyr Arg Asp Thr Pro Val Val Lys 610 615 620 Ser Ser Ser Arg Glu Leu Cys Tyr Ile Ile Leu Ala Gly Ile Phe Leu 625 630 635 640 Gly Tyr Val Cys Pro Phe Thr Leu Ile Ala Lys Pro Thr Thr Thr Ser 645 650 655 Cys Tyr Leu Gln Arg Leu Leu Val Gly Leu Ser Ser Ala Met Cys Tyr 660 665 670 Ser Ala Leu Val Thr Lys Thr Asn Arg Ile Ala Arg Ile Leu Ala Gly 675 680 685 Ser Lys Lys Lys Ile Cys Thr Arg Lys Pro Arg Phe Met Ser Ala Trp 690 695 700 Ala Gln Val Ile Ile Ala Ser Ile Leu Ile Ser Val Gln Leu Thr Leu 705 710 715 720 Val Val Thr Leu Ile Ile Met Glu Pro Pro Met Pro Ile Leu Ser Tyr 725 730 735 Pro Ser Ile Lys Glu Val Tyr Leu Ile Cys Asn Thr Ser Asn Leu Gly 740 745 750 Val Val Ala Pro Leu Gly Tyr Asn Gly Leu Leu Ile Met Ser Cys Thr 755 760 765 Tyr Tyr Ala Phe Lys Thr Arg Asn Val Pro Ala Asn Phe Asn Glu Ala 770 775 780 Lys Tyr Ile Ala Phe Thr Met Tyr Thr Thr Cys Ile Ile Trp Leu Ala 785 790 795 800 Phe Val Pro Ile Tyr Phe Gly Ser Asn Tyr Lys Ile Ile Thr Thr Cys 805 810 815 Phe Ala Val Ser Leu Ser Val Thr Val Ala Leu Gly Cys Met Phe Thr 820 825 830 Pro Lys Met Tyr Ile Ile Ile Ala Lys Pro Glu Arg Asn Val Arg Ser 835 840 845 Ala Phe Thr Thr Ser Asp Val Val Arg Met His Val Gly Asp Gly Lys 850 855 860 Leu Pro Cys Arg Ser Asn Thr Phe Leu Asn Ile Phe Arg Arg Lys Lys 865 870 875 880 Ala Gly Ala Gly Asn Ala Asn Ser Asn Gly Lys Ser Val Ser Trp Ser 885 890 895 Glu Pro Gly Gly Gly Gln Val Pro Lys Gly Gln His Met Trp His Arg 900 905 910 Leu Ser Val His Val Lys Thr Asn Glu Thr Ala Cys Asn Gln Thr Ala 915 920 925 Val Ile Lys Pro Leu Thr Lys Ser Tyr Gln Gly Ser Gly Lys Ser Leu 930 935 940 Thr Phe Ser Asp Thr Ser Thr Lys Thr Leu Tyr Asn Val Glu Glu Glu 945 950 955 960 Glu Asp Ala Gln Pro Ile Arg Phe Ser Pro Pro Gly Ser Pro Ser Met 965 970 975 Val Val His Arg Arg Val Pro Ser Ala Ala Thr Thr Pro Pro Leu Pro 980 985 990 Pro His Leu Thr Ala Glu Glu Thr Pro Leu Phe Leu Ala Glu Pro Ala 995 1000 1005 Leu Pro Lys Gly Leu Pro Pro Pro Leu Gln Gln Gln Gln Gln Pro Pro 1010 1015 1020 Pro Gln Gln Lys Ser Leu Met Asp Gln Leu Gln Gly Val Val Ser Asn 1025 1030 1035 1040 Phe Ser Thr Ala Ile Pro Asp Phe His Ala Val Leu Ala Gly Pro Gly 1045 1050 1055 Gly Pro Gly Asn Gly Leu Arg Ser Leu Tyr Pro Pro Pro Pro Pro Pro 1060 1065 1070 Gln His Leu Gln Met Leu Pro Leu Gln Leu Ser Thr Phe Gly Glu Glu 1075 1080 1085 Leu Val Ser Pro Pro Ala Asp Asp Asp Asp Asp Ser Glu Arg Phe Lys 1090 1095 1100 Leu Leu Gln Glu Tyr Val Tyr Glu His Glu Arg Glu Gly Asn Thr Glu 1105 1110 1115 1120 Glu Asp Glu Leu Glu Glu Glu Glu Glu Asp Leu Gln Ala Ala Ser Lys 1125 1130 1135 Leu Thr Pro Asp Asp Ser Pro Ala Leu Thr Pro Pro Ser Pro Phe Arg 1140 1145 1150 Asp Ser Val Ala Ser Gly Ser Ser Val Pro Ser Ser Pro Val Ser Glu 1155 1160 1165 Ser Val Leu Cys Thr Pro Pro Asn Val Ser Tyr Ala Ser Val Ile Leu 1170 1175 1180 Arg Asp Tyr Lys Gln Ser Ser Ser Thr Leu 1185 1190
【0081】配列番号:2 配列の長さ:3582 配列の型:核酸 鎖の数:両形態 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 配列の特徴 名称/キー:CDS 位置:1..3582 配列 ATGGTCGGGC TCCTTTTGTT TTTTTTCCCA GCGATCTTTT TGGAGGTGTC CCTTCTCCCC 60 AGAAGCCCCG GCAGGAAAGT GTTGCTGGCA GGAGCGTCGT CTCAGCGCTC GGTGGCCAGA 120 ATGGACGGAG ATGTCATCAT TGGAGCCCTC TTCTCAGTCC ATCACCAGCC TCCGGCCGAG 180 AAAGTGCCCG AGAGGAAGTG TGGGGAGATC AGGGAGCAGT ATGGCATCCA GAGGGTGGAG 240 GCCATGTTCC ACACGTTGGA TAAGATCAAC GCGGACCCGG TCCTCCTGCC CAACATCACC 300 CTGGGCAGTG AGATCCGGGA CTCCTGCTGG CACTCTTCCG TGGCTCTGGA ACAGAGCATT 360 GAGTTCATTA GGGACTCTCT GATTTCCATT CGAGATGAGA AGGATGGGAT CAACCGGTGT 420 CTGCCTGACG GCCAGTCCCT CCCCCCAGGC AGGACTAAGA AGCCCATTGC GGGAGTGATC 480 GGTCCCGGCT CCAGCTCTGT AGCCATTCAA GTGCAGAACC TGCTCCAGCT CTTCGACATC 540 CCCCAGATCG CTTATTCAGC CACAAGCATC GACCTGAGTG ACAAAACTTT GTACAAATAC 600 TTCCTGAGGG TTGTCCCTTC TGACACTTTG CAGGCAAGGG CCATGCTTGA CATAGTCAAA 660 CGTTACAATT GGACCTATGT CTCTGCAGTC CACACGGAAG GGAATTATGG GGAGAGCGGA 720 ATGGACGCTT TCAAAGAGCT GGCTGCCCAG GAAGGCCTCT GTATCGCCCA TTCTGACAAA 780 ATCTACAGCA ACGCTGGGGA GAAGAGCTTT GACCGACTCT TGCGCAAACT CCGAGAGAGG 840 CTTCCCAAGG CTAGAGTGGT GGTCTGCTTC TGTGAAGGCA TGACAGTGCG AGGACTCCTG 900 AGCGCCATGC GGCGCCTTGG CGTCGTGGGC GAGTTCTCAC TCATTGGAAG TGATGGATGG 960 GCAGACAGAG ATGAAGTCAT TGAAGGTTAT GAGGTGGAAG CCAACGGGGG AATCACGATA 1020 AAGCTGCAGT CTCCAGAGGT CAGGTCATTT GATGATTATT TCCTGAAACT GAGGCTGGAC 1080 ACTAACACGA GGAATCCCTG GTTCCCTGAG TTCTGGCAAC ATCGGTTCCA GTGCCGCCTT 1140 CCAGGACACC TTCTGGAAAA TCCCAACTTT AAACGAATCT GCACAGGCAA TGAAAGCTTA 1200 GAAGAAAACT ATGTCCAGGA CAGTAAGATG GGGTTTGTCA TCAATGCCAT CTATGCCATG 1260 GCACATGGGC TGCAGAACAT GCACCATGCC CTCTGCCCTG GCCACGTGGG CCTCTGCGAT 1320 GCCATGAAGC CCATCGACGG CAGCAAGCTG CTGGACTTCC TCATCAAGTC CTCATTCATT 1380 GGAGTATCTG GAGAGGAGGT GTGGTTTGAT GAGAAAGGAG ACGCTCCTGG AAGGTATGAT 1440 ATCATGAATC TGCAGTACAC TGAAGCTAAT CGCTATGACT ATGTGCACGT TGGAACCTGG 1500 CATGAAGGAG TGCTGAACAT TGATGATTAC AAAATCCAGA TGAACAAGAG TGGAGTGGTG 1560 CGGTCTGTGT GCAGTGAGCC TTGCTTAAAG GGCCAGATTA AGGTTATACG GAAAGGAGAA 1620 GTGAGCTGCT GCTGGATTTG CACGGCCTGC AAAGAGAATG AATATGTGCA AGATGAGTTC 1680 ACCTGCAAAG CTTGTGACTT GGGATGGTGG CCCAATGCAG ATCTAACAGG CTGTGAGCCC 1740 ATTCCTGTGC GCTATCTTGA GTGGAGCAAC ATCGAACCCA TTATAGCCAT CGCCTTTTCA 1800 TGCCTGGGAA TCCTTGTTAC CTTGTTTGTC ACCCTAATCT TTGTACTGTA CCGGGACACA 1860 CCAGTGGTCA AATCCTCCAG TCGGGAGCTC TGCTACATCA TCCTAGCTGG CATCTTCCTT 1920 GGTTATGTGT GCCCATTCAC TCTCATTGCC AAACCTACTA CCACCTCCTG CTACCTCCAG 1980 CGCCTCTTGG TTGGCCTCTC CTCTGCGATG TGCTACTCTG CTTTAGTGAC TAAAACCAAT 2040 CGTATTGCAC GCATCCTGGC TGGCAGCAAG AAGAAGATCT GCACCCGGAA GCCCAGGTTC 2100 ATGAGTGCCT GGGCTCAGGT GATCATTGCC TCAATTCTGA TTAGTGTGCA ACTAACCCTG 2160 GTGGTAACCC TGATCATCAT GGAACCCCCT ATGCCCATTC TGTCCTACCC AAGTATCAAG 2220 GAAGTCTACC TTATCTGCAA TACCAGCAAC CTGGGTGTGG TGGCCCCTTT GGGCTACAAT 2280 GGACTCCTCA TCATGAGCTG TACCTACTAT GCCTTCAAGA CCCGCAACGT GCCCGCCAAC 2340 TTCAACGAGG CCAAATATAT CGCGTTCACC ATGTACACCA CCTGTATCAT CTGGCTAGCT 2400 TTTGTGCCCA TTTACTTTGG GAGCAACTAC AAGATCATCA CAACTTGCTT TGCAGTGAGT 2460 CTCAGTGTAA CAGTGGCTCT GGGGTGCATG TTCACTCCCA AGATGTACAT CATTATTGCC 2520 AAGCCTGAGA GGAATGTCCG CAGTGCCTTC ACCACCTCTG ATGTTGTCCG CATGCATGTT 2580 GGCGATGGCA AGCTGCCCTG CCGCTCCAAC ACTTTCCTCA ACATCTTCCG AAGAAAGAAG 2640 GCAGGGGCAG GGAATGCCAA TTCTAATGGC AAGTCTGTGT CATGGTCTGA ACCAGGTGGA 2700 GGACAGGTGC CCAAGGGACA GCATATGTGG CACCGCCTCT CTGTGCACGT GAAGACCAAT 2760 GAGACGGCCT GCAACCAAAC AGCCGTCATC AAACCCCTCA CTAAAAGTTA CCAAGGCTCT 2820 GGCAAGAGCC TGACCTTTTC AGATACCAGC ACCAAGACCC TTTACAACGT AGAGGAGGAG 2880 GAGGATGCCC AGCCGATTCG CTTTAGCCCG CCTGGTAGCC CTTCCATGGT GGTGCACAGG 2940 CGCGTGCCAA GCGCGGCGAC CACTCCGCCT CTGCCGCCCC ACCTGACCGC AGAGGAGACC 3000 CCCCTCTTCC TGGCCGAACC AGCCCTCCCC AAGGGCTTGC CCCCTCCTCT CCAGCAGCAG 3060 CAGCAACCCC CTCCACAGCA GAAATCGCTG ATGGACCAGC TCCAGGGAGT GGTCAGCAAC 3120 TTCAGTACCG CGATCCCGGA TTTTCACGCG GTGCTGGCAG GCCCCGGGGG TCCCGGGAAC 3180 GGGCTGCGGT CCCTGTACCC GCCCCCGCCA CCTCCGCAGC ACCTGCAGAT GCTGCCGCTG 3240 CAGCTGAGCA CCTTTGGGGA GGAGCTGGTC TCCCCGCCCG CGGACGACGA CGACGACAGC 3300 GAGAGGTTTA AGCTCCTCCA GGAGTACGTG TATGAGCACG AGCGGGAAGG GAACACCGAA 3360 GAAGACGAAC TGGAAGAGGA GGAGGAGGAC CTGCAGGCGG CCAGCAAACT GACCCCGGAT 3420 GATTCGCCTG CGCTGACGCC TCCGTCGCCT TTCCGCGACT CGGTGGCCTC GGGCAGCTCG 3480 GTGCCCAGCT CCCCAGTGTC CGAGTCGGTG CTCTGCACCC CTCCCAACGT ATCCTACGCC 3540 TCTGTCATTC TGCGGGACTA CAAGCAAAGC TCTTCCACCC TG 3582
【0082】配列番号:3 配列の長さ:60 配列の型:核酸 鎖の数:両形態 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 配列の特徴 名称/キー:CDS 位置:1..60 配列 ATGGTCGGGC TCCTTTTGTT TTTTTTCCCA GCGATCTTTT TGGAGGTGTC CCTTCTCCCC 60
【0083】配列番号:4 配列の長さ:60 配列の型:核酸 鎖の数:両形態 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 配列の特徴 名称/キー:CDS 位置:1..60 配列 CCAGGACACC TTCTGGAAAA TCCCAACTTT AAACGAATCT GCACAGGCAA TGAAAGCTTA 60
【0084】配列番号:5 配列の長さ:60 配列の型:核酸 鎖の数:両形態 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 配列の特徴 名称/キー:CDS 位置:1..60 配列 AACGTATCCT ACGCCTCTGT CATTCTGCGG GAC
TACAAGC AAAGCTCTTC CACCCTGTAA 60
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12N 15/12 15/70 7236−4B C12N 5/00 E (72)発明者 ナンシー・ゲイル・メイン アメリカ合衆国46226インディアナ州イン ディアナポリス、ロックスベリー・テラス 5524エイ番 (72)発明者 ロバート・レオン・シャープ アメリカ合衆国46202インディアナ州イン ディアナポリス、ノース・アラバマ・ナン バー・シー1304番 (72)発明者 イボンヌ・マリー・シュナイダー アメリカ合衆国46256インディアナ州イン ディアナポリス、スキッパーズ・ウェイ 8807番

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列番号1のアミノ酸配列またはその機
    能的等価物からなるヒト向代謝性グルタミン酸レセプタ
    ー蛋白。
  2. 【請求項2】 配列番号1である請求項1に記載のヒト
    向代謝性グルタミン酸レセプター蛋白。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の蛋白の全部または一部
    をコードしている核酸配列からなる核酸化合物。
  4. 【請求項4】 配列番号2である請求項3に記載の核酸
    化合物。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4の核酸化合物か
    らなる組み替えDNAベクター。
  6. 【請求項6】 請求項5の組み替えDNAベクターによ
    りトランスフェクトされた宿主細胞。
JP5106517A 1992-05-08 1993-05-07 ヒト向代謝性グルタミン酸レセプターおよび関連dna化合物 Withdrawn JPH0622787A (ja)

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EP0569240A1 (en) 1993-11-10
IL105587A0 (en) 1993-09-22

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