JPH07125682A - 折り畳み式ボート - Google Patents

折り畳み式ボート

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JPH07125682A
JPH07125682A JP5276376A JP27637693A JPH07125682A JP H07125682 A JPH07125682 A JP H07125682A JP 5276376 A JP5276376 A JP 5276376A JP 27637693 A JP27637693 A JP 27637693A JP H07125682 A JPH07125682 A JP H07125682A
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JP
Japan
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line
boat
ship
keel
flat plate
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JP5276376A
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English (en)
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Kaoru Akahira
馨 赤平
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B7/00Collapsible, foldable, inflatable or like vessels
    • B63B7/06Collapsible, foldable, inflatable or like vessels having parts of non-rigid material
    • B63B7/08Inflatable
    • B63B7/082Inflatable having parts of rigid material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B3/00Hulls characterised by their structure or component parts
    • B63B3/14Hull parts
    • B63B3/16Shells
    • B63B3/18Shells characterised by being formed predominantly of parts that may be developed into plane surfaces
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B7/00Collapsible, foldable, inflatable or like vessels
    • B63B2007/003Collapsible, foldable, inflatable or like vessels with foldable members

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
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  • Toys (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 凌波性及び航行性を向上させる。 【構成】 ボートは、複数の底部要素22A、24Aの
集合体である船底14を備えている。この船底14は、
折り畳み時には図6(A)の如く平面状に折り畳まれ、
展開時には図6(B)の如く二次曲面状に展開する。こ
のため、意図したキールラインK、チャインラインC
1、C2、スターンラインS1、S2が再現される。従
って、凌波性、航行性を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴム製のボート本体の
底部に船底が離脱可能に装着される折り畳み式ボートに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、種々の折り畳み式ボートが使
用されている。以下、一例として、特開平1−2331
90号公報に開示された構造の折り畳み式ボートについ
て説明する。
【0003】図19に示されるように、この折り畳み式
ボート100は、船体外板102、数個の補強枠10
4、106等で構成されている。船体外板102の船首
側には図示しない船首補強枠が取り付けられており、更
にその上端面に蓋体108が嵌着されている。また、船
体外板102の船尾側には後部補強枠104が取り付け
られており、更に船首補強枠と後部補強枠104との間
には前部補強枠106が取り付けられている。また、船
体外板102の各舷側には、補強用及び浮力用のスチフ
ナ110、112がそれぞれ接着されている。
【0004】図20に示されるように、上述した船体外
板102は複数の外板要素(FRP板)102Aに分割
されており、これらの外板要素102Aが耐水性を有す
る合成繊維布(図示省略)によって繋がれている。な
お、合成繊維布には合成ゴム溶液が塗布されており、こ
れを乾燥させることにより接着及び防水をなしている。
【0005】この公報に開示された折り畳み式ボート1
00による場合、使用に際しては図19に示されるよう
に船体外板102を船体形状に屈曲させた後、後部補強
枠104、前部補強枠106等を取り付ければよく、運
搬に際しては図21に示されるように後部補強枠10
4、前部補強枠106等を取外した後、各外板要素10
2Aの継ぎ目にて船体外板102を折り畳めばよい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構造による場合、結局は複数の平面状の板の集合体と
して船体外板102が構成されるに過ぎない。従って、
組み立てられた折り畳み式ボート100も、平面の集合
体として構成される。このため、この構造による場合、
凌波性及び航行性に優れた曲面形状を出すことはでき
ず、これらの性能を高めたいという要請に充分に応える
ことはできない。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、凌波性及び航
行性を向上させることができる折り畳み式ボートを得る
ことが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
係る折り畳み式ボートは、所定のキールライン、チャイ
ンライン、スターンラインを通るように薄肉の平板を二
次曲面状に曲げ、この平板における前記三本のラインで
囲まれた部分を複数の直線で分割し、各分割形状に合致
する形状に各々形成された複数の平板要素同士を屈曲可
能に連結することにより設けられた船底と、この船底が
底部に離脱可能に装着されるゴム製のボート本体と、を
有することを特徴としている。
【0009】請求項2記載の本発明に係る折り畳み式ボ
ートは、請求項1記載の本発明において、前記船底に複
数のベルト部材及びストッパ部材を設け、これらのベル
ト部材及びストッパ部材によって、折り畳み可能かつ離
脱可能な床材を前記船底の底部に固定した、ことを特徴
としている。
【0010】
【作用】以下、船底の製作手順の概要説明を通して、請
求項1記載の本発明の作用を説明する。
【0011】まず、所定のキールライン、チャインライ
ン、スターンラインを通るように、薄肉の平板が二次曲
面状に曲げられる。別言すれば、凌波性、航行性に優れ
たキールライン、チャインライン、スターンラインを最
初に決定しておき、決定したこれら三本のラインを通る
ように薄肉の平板が二次曲面状に曲げられる。次いで、
この状態の平板における前記三本のラインで囲まれた部
分に、小分割するための複数の直線が線引きされる。次
いで、この状態の平板を展開させて平面状とし、これを
切断型とする。次いで、この切断型の各分割形状に合致
する形状の平板要素が製作される。次いで、隣接する平
板要素同士が、キールライン上及び直線上において屈曲
可能に連結される。これにより、船底が構成される。
【0012】使用時においては、船底を展開させれば、
最初に決定したキールライン、チャインライン、スター
ンラインが再現される。従って、この状態の船底をゴム
製のボート本体の底部に装着させれば、凌波性及び航行
性に優れたボートが得られる。また、上述した手順によ
って構成される船底は、立体的なシェル構造となるの
で、充分な船体強度が得られる。
【0013】一方、運搬時においては、まず船底をボー
ト本体の底部から離脱させる。次いで、船底をキールラ
インを中心にして折り畳む。これにより、船底は1/2
程度の幅になる。また、ボート本体もゴム製であるの
で、所望の形状に折り畳むことができる。従って、荷姿
がコンパクトになるので、乗用車でも充分に運搬するこ
とができる。
【0014】請求項2記載の本発明によれば、請求項1
記載の本発明において、船底に設けられたベルト部材及
びストッパ部材によって、床材が船底の底部に固定され
るので、更に船体強度が向上される。なお、運搬時にお
いては、床材を船底の底部から離脱させた後折り畳め
ば、船底同様にコンパクトになる。
【0015】
【実施例】以下、図1〜図13を用いて、本発明の一実
施例について詳細に説明する。
【0016】図1には本実施例に係る折り畳み式のボー
ト10の外観斜視図が示されており、又図2には図1の
2−2線断面が示されている。これらの図に示されるよ
うに、ボート10は、ボート本体12と、このボート本
体12に装着される船底14と、この船底14に固定さ
れる床材16と、によって構成されている。以下、ボー
ト本体12、床材16、船底14の順に説明する。
【0017】図3に示されるように、ボート本体12は
ゴム製とされており、底部12A及び両側部12Bを備
えている。両側部12Bは内部中空の円筒形とされてお
り、中空部分に空気等が注入されることにより両側部1
2Bは膨張する。また、ボート本体12の船尾側には、
ハードボードであるトランサムボード18が固着されて
いる。なお、このトランサムボード18には、図示しな
い船外機が取付可能である。
【0018】図4(A)乃至(C)には床材16の三面
図が示されており、更に図5には床材16の斜視図が示
されている。これらの図に示されるように、床材16
は、一方の床板16A、他方の床板16B、キール補強
板16Cの三枚の板材から構成されている。一方の床板
16A及び他方の床板16Bは、キール補強板16Cを
中心として左右対称形であり、船首側に向かうにつれて
先細りとなっている。また、キール補強板16Cは、後
述するキールラインK(図6(B)参照)上に位置され
る。これらの三枚の床板16A、16B、キール補強板
16Cは、ヒンジ20(図4(C)参照)によって連結
されている。従って、床材16は、他方の床板16B及
びキール補強板16Cをヒンジ20を中心として図4
(C)の矢印方向へ各々回転させることにより、三枚重
ねに折り畳むことができる。
【0019】図6(A)、(B)に示されるように、船
底14は例えばFRP製とされ、一方の底部22と他方
の底部24とから構成されている。なお、船底14につ
いては、航行性に応じて必要となる強度と重量が許され
る範囲内であれば、鉄、アルミ合金、木板を用いても差
し支えない。また、一方の底部22及び他方の底部24
は、キールラインKを中心として左右対称形とされてい
る。さらに、船底14は、船首側が先細りとなってい
る。
【0020】また、各底部22、24は、各々所定形状
に決定されたパネル状の複数の底部要素22A、24A
の集合体として構成されている。すなわち、各底部2
2、24は、複数の直線Pによって複数の底部要素22
A、24Aに分割されている。なお、各直線Pは、キー
ルラインKに一端を有し、チャインラインC1(又はチ
ャインラインC2)、或いはチャインラインC1とスタ
ーンラインS1との交点(又はチャインラインC2とス
ターンラインS2との交点)に他端を有する直線であ
る。互いに隣接する底部要素22A、24A同士は、直
線P上及びキールラインK上において、屈曲可能に連結
されている。
【0021】上述した船底14は、図6(A)に示され
る折り畳み状態では、一方の底部22に他方の底部24
が重合されている。なお、この状態では、各底部22、
24は、平面状になっている。この状態から、船底14
を同図の矢印方向(一方の底部22及び他方の底部24
が互いに離反する方向)へ展開させると図6(B)に示
されるような展開状態となり、この展開状態では、双方
の底部22、24が船首側に向かうにつれて徐々に屈曲
する二次曲面状になっている。なお、この状態では、一
対のスターンラインS1とスターンラインS2とが交差
しており、船底14の船尾側はV字形となっている。
【0022】さらに、図6には図示を省略したが、図7
に示されるように、船底14の一方の底部22と他方の
底部24とには、複数のベルト26が所定の間隔で取り
付けられている。このベルト26は、ナイロン等の柔ら
かいが伸びない可撓性のある強靱な材質で製作されてい
る。より具体的には、キャンバス・合成ゴム等を貼り合
わせてシート状にした部材である。また、船底14の船
首側には、ベルト26と同種のシート材28が貼着され
ている。なお、シート材28の端末は、各底部22、2
4の裏面へ巻き込まれている。従って、船底14は、ベ
ルト26及びシート材28が所定張力で伸長するまで、
展開可能である。言い換えれば、ベルト26及びシート
材28は、船底14の一対のチャインラインC1、C2
が意図した位置よりも開くのを防止している。またさら
に、船底14の各底部22、24には、表面側の所定位
置(隣接するベルト26の取付点間)にストッパ30が
複数設けられている。これらのストッパ30は、船底1
4に前述した床材16が装着された状態(図8図示状
態)において、船底14の一方の底部22と他方の底部
24とが閉じる方向へ動くのを規制している。
【0023】以下に、本実施例の作用を説明する。最初
に、図9〜図13を用いて、船底14の製作手順につい
て説明する。
【0024】船底14の製作に際しては、図9に示され
る治具32を用いる。この治具32は、先細りの矩形平
板状とされたチャインライン形成部32Aと、このチャ
インライン形成部32Aの中央に立設された帯状の板で
あるキールライン形成部32Bと、このキールライン形
成部32Bの船尾側に立設された二等辺三角形状の板で
あるスターンライン形成部32Cと、から成る。この治
具32におけるチャインライン形成部32Aの周縁ライ
ンが前述したチャインラインC1、C2を決定し、又キ
ールライン形成部32Bの上端縁ラインがキールライン
Kを決定し、更にスターンライン形成部32Cの上端縁
ラインがスターンラインS1、S2を決定する。なお、
この治具32の形状は、意図する凌波性能、航行性能に
応じて適宜変更される。
【0025】次いで、図10に示されるように、この治
具32の一方の片面に薄肉でかつ矩形平板状の鋼板等の
平板34が張られる。このとき、平板34をチャインラ
イン形成部32Aの周縁、キールライン形成部32Bの
上端縁、スターンライン形成部32Cの上端縁にそれぞ
れ隙間無く当接させる。この状態の平板34は、二次曲
面状である。
【0026】次いで、この状態で、チャインライン形成
部32Aの周縁、キールライン形成部32Bの上端縁、
スターンライン形成部32Cの上端縁をなぞって、意図
したチャインラインC1、キールラインK、スターンラ
インS1を平板34上に写し取る。次いで、二次曲面状
に張られた平板34を治具32から取り外して、元の平
面状の平板34に戻す。次いで、写し取ったチャインラ
インC1、キールラインK、スターンラインS1に沿っ
て平板34を切断する。同様の手順によって、治具32
の他方の片面にも平板34を張って、意図したチャイン
ラインC2、キールラインK、スターンラインS2を平
板34上に写し取ると共に切断する。
【0027】次いで、図11に示される如く、このよう
にして得られた原型36、38を治具32上に再び張
る。次いで、各原型36、38の表面において直線を引
ける部位を探し出し、図12に示されるように複数の直
線Pを引く。次いで、治具32から原型36、38を取
外し平面状に展開すれば、図13に示されるような複数
の分割面40A、42Aの集合体である切断型40、4
2が得られる。
【0028】次に、得られた切断型40、42の分割面
40A、42Aに合致する形状の底部要素22A、24
Aが製作される。そして、再びこれらの底部要素22
A、24Aを治具32上に張り、隣接する底部要素22
A、24A同士を複数の直線P、キールラインK上にお
いて、屈曲可能に連結すれば、図6(A)、(B)に示
される船底14が得られる。
【0029】次に、ボート10の組み立て方について説
明する。まず、二枚重ねに折り畳まれていた船底14
(図6(A)図示状態)をキールラインKを中心として
展開し、図6(B)図示状態(正確には、図7図示状
態)にする。これにより、意図したキールラインK、チ
ャインラインC1、C2、スターンラインS1、S2が
再現される。
【0030】次いで、三枚重ねに折り畳まれていた床材
16が、図5図示の如く展開される。
【0031】次いで、図8に示されるように、船底14
に床材16を船尾側から挿入させ、複数のベルト26、
シート材28及びストッパ30を用いて床材16を固定
する。固定された状態では、床材16のキール補強板1
6Cが船底14のキールラインK上に位置すると共に、
船底14の開方向への動きがベルト26及びシート材2
8で規制され、船底14の閉方向への動きがストッパ3
0で規制される。
【0032】次いで、図1に示されるように、床材16
が固定された船底14が、ボート本体12に装着され
る。この際、ボート本体12は、展開状態とされている
ものの両側部12Bに空気等は注入されていない。船底
14のボート本体12への装着作業の終了後、ボート本
体12の両側部12Bへ空気等が注入され膨張させる。
これにより、ボート10が組み上がる。
【0033】一方、ボート10を折り畳む場合には、前
述した組み立て手順と逆の手順を踏めばよい。すなわ
ち、ボート本体12の両側部12Bの空気等を抜き、ボ
ート本体12から船底14を取り外す。次いで、船底1
4から床材16を取り外して、船底14は二枚重ねに折
り畳み、床材16は三枚重ねに折り畳めばよい。これに
より、船底14、床材16は共にコンパクトになるの
で、乗用車でも運搬可能である。
【0034】このように本実施例では、船底14の底部
22、24を、展開時に二次曲面を形成する複数の底部
要素22A、24Aの集合体として構成したので、意図
したキールラインK、チャインラインC1、C2、スタ
ーンラインS1、S2を再現することができる。このた
め、ボート10の凌波性及び航行性を向上させることが
できる。
【0035】また、船底14は、平面状にコンパクトに
折り畳むことができるので、トレーラ等の大型車両を用
いなくても乗用車で運搬することができる。このため、
ボート10の運搬性を向上させることができる。また、
積み降ろし作業も容易になる。さらに、このようにボー
ト10をコンパクトに折り畳むことができるので、マリ
ーナに保管する必要がなく、自宅に保管することができ
る。このため、ボート10の保管性を向上させることが
できる。
【0036】また、船底14は展開すれば立体的なシェ
ル構造になるので、ボート10の船体強度を向上させる
ことができる。さらに、本実施例では、船底14にベル
ト26、シート材28、ストッパ30を設け、これらに
よって床材16を固定する構造を採っているので、より
一層船体強度を向上させることができる。このため、竜
骨等の骨材を用いずに済む。
【0037】なお、本実施例では、三部材(一方の床板
16A、他方の床板16B、キール補強板16C)から
成るT字形の床材16を用いたが、これに限らず、平板
状かつ折り畳み可能な床材を用いてもよい。
【0038】また、本実施例では、船底14を製作する
ために図9に示されるような治具32を用いたが、これ
に限らず、図14に示されるような治具50を用いて船
底14を製作してもよい。以下、この治具50の構成及
びこれを用いた船底14の製作手順について簡単に説明
する。
【0039】図14に示されるように、この治具50で
は、正面板50A、背面板50B、頂面板50C、底面
板50D、側面板50E、50Fによって中空の略直方
体形状に形成されている。さらに、治具50の内部に
は、複数枚の補強板50Gが所定の間隔で配置されてい
る。頂面板50C、正面板50A、及び一方の側面板5
0Eは、所定の形状にカットされている。これにより、
頂面板50CにはチャインラインC2が形成され、正面
板50AにはキールラインKが形成され、更に側面板5
0EにはスターンラインS2が形成されている。なお、
この治具50は、船底14の片面用である。
【0040】製作手順は前述した場合と基本的には同じ
であり、図14に示される治具50に平板34(本図で
は図示省略)を張り、意図したキールラインK、チャイ
ンラインC2、スターンラインS2を写し取る。次い
で、これらのラインに沿って切断することにより得られ
た原型52を再び治具50に張り(図15参照)、複数
の直線Pを引く(図16参照)。同様に、船底14の残
る片面についても、治具56を用いて、原型58を得た
後複数の直線Pを引く(図17参照)。次いで、このよ
うにして得られた切断型の各分割面の形状に合致する底
部要素底部要素22A、24Aを製作して、治具50、
56に再び張る(図18参照)。その後、隣接する底部
要素22A、24A同士を屈曲可能に連結すればよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載及び請
求項2記載の本発明に係る折り畳み式ボートは、ゴム製
のボート本体の底部に離脱可能に装着される船底を、所
定のキールライン、チャインライン、スターンラインを
通るように薄肉の平板を二次曲面状に曲げ、この平板に
おける前記三本のラインで囲まれた部分を複数の直線で
分割し、各分割形状に合致する形状に各々形成された複
数の平板要素同士を屈曲可能に連結することにより構成
したので、凌波性及び航行性を向上させることができる
という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る折り畳み式ボートの斜視図であ
る。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】図1に示されるボート本体の斜視図である。
【図4】(A)、(B)、(C)は図1の床材の側面
図、平面図、正面図である。
【図5】図4に示される床材の斜視図である。
【図6】(A)は船底の折り畳み状態、(B)は展開状
態を示す斜視図である。
【図7】展開状態の船底にベルト等を含めて示す斜視図
である。
【図8】図7に示される船底に床材が装着された状態を
示す斜視図である。
【図9】船底製作用の治具を示す斜視図である。
【図10】図9の治具に平板が張られた状態を示す斜視
図である。
【図11】治具に切断型の原型が張られた状態を示す斜
視図である。
【図12】図11の原型に複数の直線が線引きされた状
態を示す斜視図である。
【図13】治具から取り外した状態の切断型を示す平面
図である。
【図14】変形例に係る治具を示す斜視図である。
【図15】治具に原型が張られた状態を示す斜視図であ
る。
【図16】図15の原型に複数の直線が線引きされた状
態を示す斜視図である。
【図17】図16に示される治具の相手方となる治具及
び原型を示す斜視図である。
【図18】双方の治具が合わせられて底部要素が張られ
た状態を示す斜視図である。
【図19】従来例に係る折り畳み式ボートを示す平面図
である。
【図20】図19の船体外板(船底)を示す平面図であ
る。
【図21】図19のボートを折り畳んだ状態を示す平面
図である。
【符号の説明】
10 ボート 12 ボート本体 14 船底 16 床材 22A 底部要素(平板要素) 24A 底部要素(平板要素) 26 ベルト 30 ストッパ 34 平板 36 原型(平板) 38 原型(平板)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のキールライン、チャインライン、
    スターンラインを通るように薄肉の平板を二次曲面状に
    曲げ、この平板における前記三本のラインで囲まれた部
    分を複数の直線で分割し、各分割形状に合致する形状に
    各々形成された複数の平板要素同士を屈曲可能に連結す
    ることにより設けられた船底と、 この船底が底部に離脱可能に装着されるゴム製のボート
    本体と、 を有することを特徴とする折り畳み式ボート。
  2. 【請求項2】 前記船底に複数のベルト部材及びストッ
    パ部材を設け、 これらのベルト部材及びストッパ部材によって、折り畳
    み可能かつ離脱可能な床材を前記船底の底部に固定し
    た、 ことを特徴とする請求項1記載の折り畳み式ボート。
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