JPH07125383A - 画像出力装置のセキュリティ装置 - Google Patents

画像出力装置のセキュリティ装置

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JPH07125383A
JPH07125383A JP5275655A JP27565593A JPH07125383A JP H07125383 A JPH07125383 A JP H07125383A JP 5275655 A JP5275655 A JP 5275655A JP 27565593 A JP27565593 A JP 27565593A JP H07125383 A JPH07125383 A JP H07125383A
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JP
Japan
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password
job
font
input
specific
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JP5275655A
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English (en)
Inventor
Takanobu Suzuki
孝信 鈴木
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像出力装置のセキュリティ装置において、
機密保護を要さない情報を出力する場合にはパスワード
を入力することなくプリント出力を可能とし、機密保護
を要する情報を出力する場合においてもパスワードを入
力することなく情報の内容確認を可能とする。 【構成】 画像出力装置のセキュリティ装置において、
特定ジョブの有無を検知する特定ジョブ検知手段1と、
パスワードを入力するためのパスワード入力手段2と、
あらかじめパスワードを登録するパスワード記憶手段3
と、パスワード入力手段2からの入力されるパスワード
とパスワード記憶手段3に登録されたパスワードとを比
較するパスワード比較手段4からなり、特定ジョブが入
力された時のみパスワードの比較を行い、パスワードの
一致したとき特定ジョブを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像出力装置のセキュ
リティ装置に関し、特に出力プリントの機密を保護する
ためのセキュリティ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の画像出力装置のセキュリティ装
置においては、従来パスワードを用いたものが知られて
おり、あらかじめ登録されたパスワードと使用者が入力
するパスワードとの比較によりプリント出力を制御して
機密保護を行っている。例えば、特開昭62−3322
号公報、特開平2−268321号公報に記載されるも
のは、このパスワードを使用者専用のデータメモリに登
録しておくものであり、また、特開昭60−12242
7号公報に記載されるものは、パスワードをプリントデ
ータ中の機密保護領域内に登録しておくものである。
また、特開昭60−179831号公報に記載されるも
のは、プリント出力された用紙を用紙ボックス内に格納
し、その用紙ボックスの開閉をパスワードにより制御す
るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来の画像出力装置のセキュリティ装置においては、以
下の問題点を有している。
【0004】前記従来の画像出力装置のセキュリティ装
置では、パスワードの使用により出力プリントの機密保
護を確保するため、機密保護を必要としない場合にもパ
スワードの入力が必要となり操作が煩雑となるという問
題点、またパスワードを入力無しでは出力プリントの内
容の確認を行うことができないという問題点がある。
【0005】例えば、MICR(Magnetic I
nk Character Reader)技術を用い
た現像機を持つプリンタでは、小切手等の金銭にかかわ
るページに用いるMICR用フォント(以下、E13B
Pフォントという)の使用時のみに機密保護を必要とす
るが、MICR用フォントを用いない通常の情報に対し
てもパスワードの入力を必要とし、またパスワード無し
では情報の内容確認ができない。あるいは、カラーコピ
ー機では、通常、紙幣の不当コピーの防止等のためカラ
ー用の現像機が使われる時のみ機密保護を必要とする
が、白黒コピーの場合でもパスワードの入力を必要と
し、またパスワード無しでは情報の内容確認ができな
い。特に、最近のようにネットワークを介して大勢の人
が1台のプリンタを共有する場合には、機密保護を要す
る情報と機密保護を要さない情報の出力が混在してお
り、前記した問題点はますます大きなものとなってい
る。
【0006】そこで、本発明は、前記従来の問題点を解
決し、画像出力装置の動作をパスワードの入力を要する
ことなく、かつ機密保護を確保しながら可能とすること
を目的とするものであり、特に機密保護を要さない情報
を出力する場合にはパスワードを入力することなくプリ
ント出力を可能とし、機密保護を要する情報を出力する
場合においてもパスワードを入力することなく情報の内
容確認を可能とすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本出願の第1の発明の画像出力装置のセキュリテ
ィ装置は、ジョブを画像出力する画像出力装置におい
て、特定ジョブの有無を検知する特定ジョブ検知手段
と、パスワードを入力するためのパスワード入力手段
と、あらかじめパスワードを登録するパスワード記憶手
段と、パスワード入力手段から入力されるパスワードと
パスワード記憶手段に登録されたパスワードとを比較す
るパスワード比較手段からなり、特定ジョブが入力され
た時のみパスワードの比較を行い、パスワードが一致し
たとき特定ジョブを出力することを特徴とする。
【0008】また、本出願の第2の発明の画像出力装置
のセキュリティ装置は、ジョブから特定フォントを検出
する特定フォント検出手段と、パスワードを入力するた
めのパスワード入力手段と、あらかじめパスワードを登
録するパスワード記憶手段と、パスワード入力手段から
入力されるパスワードとパスワード記憶手段に登録され
たパスワードとを比較するパスワード比較手段と、パス
ワード比較手段からの出力信号により使用フォントを切
り替えるフォント切替手段とからなり、特定フォントが
使用されるジョブに対してパスワードを比較し、パスワ
ードの一致したときのみ前記特定フォントにより出力を
行い、パスワードが不一致のときは特定フォントをあら
かじめ内蔵されているフォントに置き換えて出力するこ
とを特徴とする。
【0009】
【作用】本出願の第1の発明の作用を説明する。
【0010】本出願の第1の発明の画像出力装置のセキ
ュリティ装置によれば、特定ジョブ検知手段により入力
されたジョブ中の特定ジョブの有無を検知し、特定ジョ
ブが無い場合にはパスワードの入力操作をすることなく
ジョブのプリント出力を行い、特定ジョブがある場合に
はパスワード比較手段において入力パスワードとあらか
じめ登録しておいたパスワードの比較を行う。このパス
ワードの比較において、パスワードが一致すればその特
定ジョブのプリント出力を行い、パスワードが不一致の
場合にはその特定ジョブのプリント出力を行なわず、特
定ジョブの機密保護を行う。なお、パスワード比較手段
へのパスワードの入力は、使用者によるパスワード入力
手段からのパスワードの入力とパスワード記憶手段に登
録されたパスワードの入力により行われる。
【0011】次に、本出願の第2の発明の作用を説明す
る。
【0012】本出願の第2の発明の画像出力装置のセキ
ュリティ装置によれば、特定フォント検出手段にジョブ
を入力し、そのジョブ中に特定フォントがない場合には
通常のジョブ処理によりプリント出力を行い、そのジョ
ブ中に特定フォントがある場合にはパスワード比較手段
において入力パスワードとあらかじめ登録しておいたパ
スワードの比較を行う。このパスワードの比較におい
て、パスワードが一致すればその特定フォントを用いて
ジョブのプリント出力を行い、パスワードが不一致の場
合にはその特定フォントの代わりにあらかじめ内蔵のデ
ィフォルトフォントに置き換えてジョブのプリント出力
を行い、特定フォントを用いたジョブの機密保護を保つ
とともにジョブの内容の確認を行うことができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を参照しな
がら詳細に説明する。
【0014】〔実施例1〕図1は本発明の画像出力装置
のセキュリティ装置の実施例1のブロック構成図であ
る。
【0015】図2は本発明の画像出力装置のセキュリテ
ィ装置が適用される画像出力装置の基本ハードウェア構
成図である。
【0016】図3は本発明の画像出力装置のソフトウェ
ア構成図であり、図4は同実施例1の動作を説明するフ
ローチャートであり、図5は本発明の画像出力装置のセ
キュリティ装置のパスワード登録のフローチャートであ
り、図6は実施例1に使用するフォントカートリッジの
斜視図であり、図7は本発明の画像出力装置のセキュリ
ティ装置のフローチャートのパスワード入力のフローチ
ャートであり、図8は実施例1に使用するジョブログの
構成図であり、図9は実施例1の動作を説明する動作比
較図である。
【0017】はじめに、図2により本発明の画像出力装
置のセキュリティ装置が適用される画像出力装置につい
て説明する。図2において、中央処理装置(以下、CP
Uという)100はホストコンピュータ(以下、HOS
Tという)108から送られてくるプリントデータの文
字情報の解析を行う装置であり、入出力インターフェー
ス(以下、I/Oという)102を介してデータ受信が
行われる。このCPU100には、処理のための領域等
を有する主記憶装置(以下、メモリという)101が接
続されるとともに、入出力インタフェース(以下、I/
Oという)103を介して印字出力装置(以下、IOT
という)109の印字に対応してフォーマット変換され
たプリントデータを出力すると同時にIOT109から
のステータスを受信する。また、中央処理装置100は
入出力インタフェース(以下、I/Oという)104を
介してディスプレイ105や磁気ディスク106やキー
ボード107等の外部機器との間の送受信が行われる。
ここで、ディスプレイ105は操作に必要なガイダンス
やジョブのステータスを画面上に表示するためのもので
あり、磁気ディスク106はプリントジョブをスプール
したり、フォント、フォーム、イメージ等を格納するも
のであり、キーボード107は、システムの起動やシス
テムのメニューを選択したり、必要な文字情報を入力す
る手段である。また、IOT109には、ICカード1
10やROM等からなるカートリッジ111が装着可能
であり、これによりフォント等のリソースがロードされ
る。
【0018】この画像出力装置を制御するソフトウェア
は、図3に示すように、基本ソフトウェアと接合ソフト
ウェアと印刷制御ソフトウェアにより構成されており、
印刷制御ソフトウェアは入力データをHOSTから入力
し、プリント・ジョブの登録を行う入力データ制御ソフ
トウェア129と、印字できるようにデータをフォーマ
ットし直すフォーマッタ130と、フォーマッタ130
で作られたプリントスペックを解釈し、実際にビットマ
ップに展開して印字する印字出力制御ソフトウェア13
1と、これらソフトウェア129〜131のジョブを制
御するジョブ制御ソフトウェア128により構成されて
いる。
【0019】(セキュリティ装置の構成)図1におい
て、本発明の画像出力装置のセキュリティ装置は、機密
保護が必要な特定ジョブを検知する特定ジョブ検知手段
1と、パスワード入力手段2と、パスワード記憶手段3
と、パスワード比較手段4とからなり、パスワード記憶
手段3は機密保護を必要とする機器に設置され、画像出
力装置に対して取付け及び取外しが可能な構造を有して
いる。
【0020】(セキュリティ装置の作用)次に、前記構
成の本発明の実施例1の作用を説明する。特定ジョブ検
知手段1は、プリント出力が行われる情報を有したジョ
ブが機密保護が必要なジョブであるか否かを判定する手
段であり、特定ジョブを検知した場合の検知出力はパス
ワード比較手段4に入力され、特定ジョブ以外のジョブ
を検知した場合の検知出力は例えば入力データ制御ソフ
トウェア129へジョブを出力する出力制御信号とな
る。パスワード比較手段4には、パスワード入力手段2
とパスワード記憶手段3が接続され、パスワード入力手
段2からは使用者が入力するパスワードが入力され、一
方パスワード記憶手段3からはあらかじめ登録されてい
るパスワードが入力され、両パスワードが一致している
か不一致であるかの比較動作を行う。パスワード比較手
段4における一致信号及び不一致信号は例えば入力デー
タ制御ソフトウェア129へのジョブの出力制御、及び
出力不可制御を行う制御信号となる。
【0021】ここで、パスワード記憶手段3は画像出力
装置本体から取外し可能な機器に備えられるものであ
り、該機器に対応したパスワードによって機器の使用を
制限して特定ジョブの出力の機密保護を行う。
【0022】つまり、機密保護を要する特定ジョブの出
力を行う際には、パスワード記憶手段3にパスワードを
あらかじめ登録しておいた機器を画像出力装置本体に取
付け、パスワード入力手段2から入力したパスワードと
の比較を行ってその機器及び画像出力装置の使用を可能
とするものである。
【0023】次に、フローチャートを用いて本発明の実
施例1の動作手順を説明する。
【0024】図4は本発明の実施例1の動作手順を示す
フローチャートであり、図5はパスワードを登録するフ
ローチャートであり、図6はフォントカートリッジの構
成図であり、図7はパスワードを入力するフローチャー
トであり、図8は本発明の実施例1のジョグログの構成
図である。以下、パスワードをあらかじめ登録しておく
パスワード記憶手段を有する機器としてフォントカート
リッジを例にして説明する。
【0025】はじめに、図1〜図3を基に図4に従って
動作手順を示す。なお、以下の手順においてはステップ
Sの記号を用いる。
【0026】ステップS1:はじめに、パスワードをフ
ォントカートリッジに設けられたパスワード記憶手段3
に登録する。このパスワードを登録する手順について
は、後の(パスワードの登録手順)において説明する。
【0027】ステップS2:使用者は機密保護を要する
情報の出力を行おうとするとき、パスワード入力手段2
からパスワードの入力を行う。このパスワードを入力す
る手順については、後の(パスワードの入力手順)にお
いて説明する。
【0028】ステップS3:HOST108から入力デ
ータのジョブを画像出力装置に入力する。
【0029】ステップS4:入力データ制御ソフトウェ
ア129は、ジョブが入力されたことをジョブ制御ソフ
トウェア128に通知する。ジョブ制御ソフトウェア1
28は、フォーマッタ130を動かしてジョブのデータ
を解析する。このジョブデータの解析からジョブログを
作成する。ジョブログは、例えば図8に示すような構成
を有しており、入力トレイや出力トレイの番号、オフセ
ットの有無、使用されるフォント名等のジョブの属性を
示している。
【0030】ステップS5:前記フォーマッタ130は
1ページ分の情報の解析を終了すると、そのことをジョ
ブ制御ソフトウェア128に通知する。
【0031】ステップS6:画像出力装置がセキュリテ
ィモードに設定されている場合には、前記ジョブログか
らジョブの属性をチェックし、入力されたジョブが前記
フォントカートリッジ内のフォントを使用しているかど
うかを検出する。入力されたジョブが前記フォントカー
トリッジ内のフォントを使用している場合にはステップ
S7に進み、使用していない場合にはステップS8に進
む。
【0032】ステップS7:入力されたジョブがフォン
トカートリッジ内のフォントを使用している場合には、
機密保護のためのパスワードの比較を行うため、前記フ
ォントカートリッジ内のパスワード記憶手段3に登録さ
れたパスワードをパスワード比較手段4に読み込む。
【0033】ステップS8:入力されたジョブがフォン
トカートリッジ内のフォントを使用していない場合に
は、機密保護のためのパスワードの比較を行う必要がな
いので、ジョブ制御ソフトウェア128は印字出力制御
ソフトウェア131に出力開始命令を通知しプリント出
力を行う。この処理は通常のジョブ処理である。
【0034】ステップS9:パスワード比較手段4は、
前記ステップS7で読み込んだ登録パスワードと使用者
がジョブを投入する前にパスワード入力手段2により入
力したパスワードを比較する。このパスワードの比較
で、一致した場合にはステップS10に進み、不一致の
場合にはステップS11に進む。
【0035】ステップS10:このステップSは前記ス
テップS8と同様の通常のジョブ処理であり、ステップ
S9においてパスワードの一致から機密保護が得られた
と判断して、ジョブのプリント出力を行う。
【0036】ステップS11:ステップS9においてパ
スワードの不一致から機密保護が得られないと判断し
て、ジョブのプリント出力を行わないように印字出力制
御ソフトウェア131への出力を停止し、例えば「パス
ワードが一致しませんので、プリント出力ができませ
ん」というステータスシートを出力するよう命令する。
【0037】(パスワードの登録手順)次に、パスワー
ドを登録する手順について、図5のフローチャートを用
いて説明する。なお、前記と同様にパスワードを登録す
る機器をフォントカートリッジとしたものを例とし、ス
テップの説明においてはステップSRの記号を用いる。
【0038】ステップSR1,ステップSR2:パスワ
ードを登録するフォントカートリッジはIOT109に
接続されており、このフォントカートリッジにパスワー
ドを登録するためには、システムをアドミニストレーシ
ョンモードにする必要がある。そこで、メインメニュー
を表示させ、そのメインメニューからシステムアドミニ
ストレータモードを選択する。
【0039】ステップSR3:前記ステップにより設定
されたシステムアドミニストレータモードにおいて、シ
ステム管理の機密を確保する必要がある。そのため、前
記パスワード記憶手段3に登録するパスワードとは異な
るパスワードを入力して、パスワードの登録が可能なモ
ードとする。
【0040】ステップSR4:前記ステップで入力され
たシステムアドミニストレータ用のパスワードとあらか
じめ設定されているパスワードとを比較する。
【0041】ステップSR5:入力パスワードがシステ
ムアドミニストレータ用のパスワードと一致すると、セ
キュリティモードの中からパスワード登録モードを選択
する。なお、不一致の場合にはパスワードの登録を行わ
ず、次の処理を行う。
【0042】ステップSR6,ステップSR7:パスワ
ード選択モードの中からフォントカートリッジを選択
し、IOT109にパスワードを登録したいフォントカ
ートリッジを装着する。
【0043】ステップSR8:使用者はパスワード入力
モードに設定して、キーボード107からパスワードを
入力する。
【0044】ステップSR9,ステップSR10:入力
されたパスワードは、フォントカートリッジ内の不揮発
性データメモリ(NVM)に記憶される。図6は、フォ
ントカートリッジの構成図である。フォントカートリッ
ジはプリンタに必要な複数のフォント情報をROMに持
ち、印字出力制御部はこのフォント情報を元に文字を印
字する。
【0045】(パスワードの入力手順)次に、使用者が
ジョブを投入する前にパスワードを入力する手順につい
て、図7のフローチャートを用いて説明する。なお、ス
テップの説明においてはステップSEの記号を用いる。
【0046】ステップSE1:使用者は出力したいジョ
ブが機密保護を必要とするジョブで、前記フォントカー
トリッジを使用するものである場合には、パスワードの
入力が必要となるため、はじめにメインメニューを表示
させ、パスワードの入力モードを選択できる状態とす
る。
【0047】ステップSE2:前記メインメニューから
パスワード入力モードを選択し、パスワード入力モード
に設定する。
【0048】ステップSE3:パスワードを入力する。
【0049】ステップSE4:入力されたパスワード
を、メモリ101に格納する。
【0050】(実施例1の動作例)次に、図9を用いて
入力されるジョブのうち、1ページ目には機密保護を要
する特定ジョブは無く、2ページ目に機密保護を要する
特定ジョブがある場合の動作例について説明する。図9
の(a)は、パスワード入力手段から入力されたパスワ
ードが正しくない場合の動作を示しており、パスワード
入力手段から入力されたパスワードとパスワード記憶機
器に登録されているパスワードが一致した場合には1ペ
ージ目には機密保護を要する特定ジョブが無いためパス
ワードにかかわらずそのままプリント出力されるが、2
ページ目には機密保護を要する特定ジョブであるためプ
リント出力されない。これに対して、図9の(b)は、
パスワード入力手段から正しいパスワードが入力された
場合の動作を示しており、パスワード入力手段から入力
されたパスワードとパスワード記憶機器に登録されてい
るパスワードが不一致の場合には1ページ目、2ページ
目ともにプリント出力される。
【0051】(実施例1の効果)実施例1によれば、フ
ォントカートリッジにパスワード記憶手段を設置してい
るので、フォントカートリッジを画像出力装置に装着し
てはじめてパスワードによる画像出力装置の駆動を可能
とすることができる。
【0052】〔実施例2〕図10は実施例2の動作を説
明するフローチャートである。
【0053】実施例2のセキュリティ装置が適用される
画像出力装置、この画像出力装置を制御するソフトウェ
ア、及びセキュリティ装置の構成は前記実施例1と同様
であるため、ここでは説明を省略する。
【0054】(セキュリティ装置の作用)次に、前記構
成の本発明の実施例2の作用を説明する。実施例2の作
用は、前記実施例1とほぼ同様であるが、パスワードの
入力とジョブのデータの入力の順序の点で異なってい
る。つまり、前記実施例1においては、ジョブのデータ
が入力される以前の段階においてパスワードの入力を行
っているが、実施例2においてはパスワードの入力前に
ジョブのデータの入力が行われ、そのジョブ中に機密保
護を要するジョブが現れた時点において、処理がいった
ん中断されてパスワードの入力を待つウエイト状態とな
るものである。
【0055】なお、パスワード記憶手段3は画像出力装
置本体から取外し可能な機器に備えられるものであり、
該機器に対応したパスワードによって機器の使用を制限
して特定ジョブの出力の機密保護を行う点においては、
実施例1と同様である。
【0056】次に、フローチャートを用いて本発明の実
施例2の動作手順を説明する。
【0057】図2,図3を基に図10に従って動作手順
を示す。なお、以下の手順においてはステップSaの記
号を用いる。
【0058】ステップSa1:はじめに、パスワードを
フォントカートリッジに設けられたパスワード記憶手段
に登録する。このステップは前記実施例1の(パスワー
ドの登録手順)における説明と同様である。
【0059】ステップSa2〜ステップSa5:この間
のステップは前記実施例1のステップS3〜ステップS
6と同様であり、入力されたジョブを解析して、そのジ
ョブ中に機密保護を要する情報が有るか否か、つまりこ
の実施例ではジョブ中のフォントにフォントカートリッ
ジ内の機密保護を要するフォントが存在するか否かを検
出する。
【0060】ステップSa6:ジョブ中のフォントにフ
ォントカートリッジ内の機密保護を要するフォントが存
在する場合には、いったん処理を中断してパスワードの
入力を待つウエイト状態とする。
【0061】ステップSa7:ジョブ中のフォントにフ
ォントカートリッジ内の機密保護を要するフォントが存
在しない場合には、機密保護のためのパスワードの比較
を行う必要がないので、ジョブ制御ソフトウェア128
は印字出力制御ソフトウェア131に出力開始命令を通
知しプリント出力を行う。この処理は通常のジョブ処理
である。
【0062】ステップSa8,ステップSa9:前記ス
テップSa7の通常のジョブ処理の後、ページを更新し
てステップSa3にもどり、最終のページまで処理を行
う。
【0063】ステップSa10:ステップSa6のウエ
イト状態において、パスワード入力手段2からパスワー
ドの入力を行う。このステップは前記実施例1の(パス
ワードの入力手順)における説明と同様である。
【0064】ステップSa11〜ステップSa14:こ
の間のステップは前記実施例1のステップS7,ステッ
プS9〜ステップS11と同様であり、機密保護のため
のパスワードの比較を行うため、フォントカートリッジ
内のパスワード記憶手段3に登録されたパスワードをパ
スワード比較手段4に読み込み、パスワード入力手段2
により入力したパスワードと比較する。このパスワード
の比較で、一致した場合には機密保護が得られたと判断
して、ジョブのプリント出力を行い(ステップSa1
3)、不一致の場合には機密保護が得られないと判断し
て、ジョブのプリント出力を行わないように印字出力制
御部への出力を停止し、例えば「パスワードが一致しま
せんので、プリント出力ができません」というステータ
スシートを出力する(ステップSa14)よう命令す
る。
【0065】(実施例2の効果)実施例2によれば、ジ
ョブ中に機密保護を要する情報が無い場合には、なんの
操作も要すること無くリモート状態でプリント出力を行
うことができ、ジョブ中に機密保護を要する情報が有る
場合には、パスワードが入力されるまでウエイト状態と
することができる。したがって、画像出力装置をリモー
ト状態で使用することが可能である。
【0066】〔実施例3〕次に、実施例3の説明を行
う。
【0067】図11は本発明の画像出力装置のセキュリ
ティ装置の実施例3のブロック構成図であり、図12は
実施例3の動作を説明するフローチャートである。
【0068】実施例3のセキュリティ装置が適用される
画像出力装置、この画像出力装置を制御するソフトウェ
アは前記実施例1と同様であるため、ここでは説明を省
略する。
【0069】(セキュリティ装置の構成)図11におい
て、本発明の画像出力装置のセキュリティ装置は、機密
保護が必要な特定フォントを検知する特定フォント検知
手段11と、パスワード入力手段12と、パスワード記
憶手段13と、パスワード比較手段14と、フォント切
替手段15からなる。
【0070】(セキュリティ装置の作用)次に、前記構
成の本発明の実施例3の作用を説明する。特定フォント
検知手段11は、機密保護が必要な特定のフォントがジ
ョブのフォント内における有無を判定する手段であり、
特定フォントを検知した場合の検知出力はパスワード比
手段14に入力され、特定フォント以外のフォントを検
知した場合の検知出力は例えば入力データ制御ソフトウ
ェア129へジョブを出力する出力制御信号となり、通
常ジョブの処理を行う。パスワード比較手段14には、
パスワード入力手段12とパスワード記憶手段13が接
続され、パスワード入力手段12からは使用者が入力す
るパスワードが入力され、一方パスワード記憶手段13
からはあらかじめ登録されているパスワードが入力さ
れ、両パスワードが一致しているか不一致であるかの比
較動作を行う。パスワード比較手段14における一致信
号は、例えば入力データ制御ソフトウェア129へのジ
ョブの出力制御、及び出力不可制御を行う制御信号とな
り、不一致信号はフォント切替手段15に入力され、特
定フォント入力に代わるディフォルトフォントによる打
ち出しを行う。
【0071】つまり、入力されたジョブがあらかじめパ
スワードを登録しておいた特定フォントを使用する時
は、使用者が入力したパスワードと特定フォントのパス
ワードを比較し、一致したときはその特定フォントの印
字を行い、不一致のときには、特定フォントをディフォ
ルトフォントに切り替えて印字を行う。
【0072】次に、フローチャートを用いて本発明の実
施例3の動作手順を説明する。
【0073】図12は本発明の実施例3の動作手順を示
すフローチャートであり、図13はディフォルトフォン
トによる印字出力のフローチャートであり、図14は本
発明の実施例3のジョグログの構成図である。以下、パ
スワードをあらかじめ登録しておくパスワード記憶手段
を有する機器としてフォントカートリッジを例にして説
明する。
【0074】はじめに、図2,図3を基に図12に従っ
て動作手順を示す。なお、以下の手順においてはステッ
プSbの記号を用いる。実施例3の動作手順はほぼ実施
例1の動作手順と同様であり、ステップS11における
入力パスワードと登録パスワードが不一致の場合の処理
の点で相違している。以下、ステップSb11のみにつ
いて説明する。なお、パスワードの登録及びパスワード
の入力のステップについても前記実施例と同様である。
【0075】ステップSb11:入力パスワードと登録
パスワードが不一致の場合には、特定フォントをディフ
ォルトフォントに切り替えて印字を行う。このディフォ
ルトフォントによる印字出力の手順については、次の
(ディフォルトフォントによる印字出力)において説明
する。
【0076】(ディフォルトフォントによる印字出力)
次に、ディフォルトフォントによる印字出力する手順に
ついて、図13のフローチャートを用いて説明する。な
お、ステップの説明においてはステップSDの記号を用
いる。
【0077】ステップSD1:図12のステップSb9
において、入力パスワードと登録パスワードが不一致の
場合には、ジョブログに指定されている特定フォントに
代えてディフォルトフォントに切り替える。この切り替
えは、図14のジョブログの構成においてフォントXで
設定された特殊フォントをフォントYで設定されるディ
フォルトフォントに変更することにより行われる。
【0078】特殊フォントとしては、例えば前記したE
13BPと呼ばれるフォントがあり、これに代わるディ
フォルトフォントとして例えばTitan10と呼ばれ
るフォントを用いることができる。
【0079】ステップSD2:ステップSD1において
ディフォルトフォントに切り替えたことを示すステータ
スシートを作成する。このステータスシートとしては、
例えば「パスワードが一致しませんので、E13BPを
Titan10に切り替えて印字しました」がある。
【0080】ステップSD3:ジョブ制御ソフトウェア
128は印字出力制御ソフトウェア131に出力開始命
令を通知しプリント出力を行う。この処理は通常のジョ
ブ処理である。
【0081】実施例3においては、例えば特定フォント
としてE13BPから内蔵されているディフォルトフォ
ントであるTitan10に置き換えているが、あらか
じめ特定フォントの文字幅と同じ文字幅のフォントを内
蔵しておくことにより、より出力レイアウトが正確なプ
リント出力を行うことができる。また、上記のディフォ
ルトフォントを、プリンタソフトのインストール時に選
択可能にすることも可能である。
【0082】(実施例3の動作例)次に、図15を用い
て入力されるジョブのうち、1ページ目には機密保護を
要する特定ジョブは無く、2ページ目に機密保護を要す
る特定ジョブがある場合の実施例3の動作例について説
明する。図において、画像出力装置にはフォントとして
特定フォントAとディフォルトフォントB及びその他の
フォントを有しており、パスワードはパスワード記憶装
置に記憶されている。なお、“*”の符号は特定フォン
トを示し、“#”の符号はディフォルトフォントを示し
ている。
【0083】図15の(a)は、パスワード入力手段か
ら正しいパスワードが入力された場合の動作を示してお
り、この場合には1ページ目、2ページ目ともにプリン
ト出力され、特定フォントAが要求される部分にはその
特定フォントAを用いて出力が行われる。これに対し
て、図15の(b)は、パスワード入力手段から入力さ
れたパスワードが正しくない場合の動作を示しており、
この場合には1ページ目には機密保護を要する特定ジョ
ブが無いためパスワードにかかわらずそのままプリント
出力されるが、2ページ目には機密保護を要する特定フ
ォントであるため特定フォントAに代えてディフォルト
フォントBにより出力が行われる。
【0084】(実施例3の効果)実施例3によれば、ジ
ョブ中に機密保護を要する情報がある場合において、パ
スワードが不一致の場合においても情報の内容の確認を
行うことができる。
【0085】本実施例では、例えば特定フォントとして
E13BPから内蔵されているディフォルトフォントで
あるTitan10に置き換えたが、あらかじめE13
BPのフォントの文字幅と同じ幅のフォントを内蔵して
おくことにより、より正確なプリント出力を行うことが
できる。また、上記のディフォルトフォントは選択可能
であり、例えばユーザがプリンタソフトをインストール
する時に選択することも可能である。
【0086】〔実施例4〕次に、実施例4の説明を行
う。
【0087】図16は実施例4の動作を説明するフロー
チャートである。
【0088】実施例4のセキュリティ装置が適用される
画像出力装置、この画像出力装置を制御するソフトウェ
ア、セキュリティ装置の構成は前記実施例3と同様であ
るため、ここでは説明を省略する。
【0089】(セキュリティ装置の作用)実施例4の作
用は、前記実施例2とほぼ同様であり、パスワードの入
力前にジョブのデータの入力が行われ、そのジョブ中に
特定フォントが現れた時点において、処理がいったん中
断されてパスワードの入力を待つウエイト状態とするも
のであり、さらに入力されたパスワードと登録パスワー
ドが不一致の場合には、特定フォントに代えてディフォ
ルトフォントを用いて印字出力を行うものである。
【0090】次に、フローチャートを用いて本発明の実
施例4の動作手順を説明する。
【0091】図16に従って動作手順を示す。なお、以
下の手順においてはステップScの記号を用いる。実施
例4の動作手順は、図10に示す実施例2の動作手順ス
テップSa1〜ステップSa13とほぼ同様でありステ
ップSc14の入力パスワードと登録パスワードが不一
致の場合の処理の点で相違しており、以下にその相違点
のみを示す。
【0092】ステップSc14:入力パスワードと登録
パスワードが不一致の場合には、特定フォントをディフ
ォルトフォントに切り替えて印字を行う。このディフォ
ルトフォントによる印字出力の手順については、前記
(ディフォルトフォントによる印字出力)と同様であ
る。
【0093】(実施例4の効果)実施例4によれば、ジ
ョブ中に機密保護を要する特定フォントが無い場合に
は、なんの操作も要すること無くリモート状態でプリン
ト出力を行うことができ、ジョブ中に機密保護を要する
特定フォントが有る場合には、パスワードが入力される
までウエイト状態とすることができる。したがって、画
像出力装置をリモート状態で使用することが可能であ
る。また、ジョブ中に機密保護を要する特定フォントが
ある場合において、パスワードが不一致の場合において
も情報の内容の確認を行うことができる。
【0094】〔実施例5〕次に、実施例5の説明を行
う。
【0095】図17は実施例5の動作を説明するフロー
チャートである。
【0096】実施例4のセキュリティ装置が適用される
画像出力装置、この画像出力装置を制御するソフトウェ
ア、セキュリティ装置の構成は前記実施例3と同様であ
るため、ここでは説明を省略する。
【0097】(セキュリティ装置の作用)実施例5のセ
キュリティ装置はテストモードを有するものであり、テ
ストモードを選択しない場合の作用は前記図12に示す
実施例3と同様である。テストモードにおいては、パス
ワードの入力を要することなくジョブの情報の内容を確
認することができるものである。
【0098】次に、図17のフローチャートを用いて本
発明の実施例5の動作手順を説明する。以下の手順にお
いてはステップSdの記号を用いる。実施例5の動作手
順は、前記図12の実施例3の動作手順のステップSb
1〜ステップSb11において、Sb1 のパスワードの
登録とSb2のパスワードの入力との間にテストモード
の選択のステップを設けた点でのみ異なっている。そこ
で、Sd12のステップについてのみ説明する。
【0099】ステップSd12:このステップはステッ
プSd1のパスワードの登録のステップとステップSd
2のパスワードの入力との間の処理である。このステッ
プにおいて、以後の処理をテストモードにより行うか否
かの選択を行う。
【0100】テストモードは、パスワードの入力を要す
ることなくジョブの情報の内容を確認するものであり、
ステップSd2におけるパスワードの入力をスキップし
てステップSd3のステップに進む。
【0101】なお、テストモードを選択しない場合に
は、次のステップSd2のパスワードの入力に進む。
【0102】(実施例5の効果)テストモードの選択に
より、リモート状態においてもパスワードの入力を要す
ることなくジョブの情報の内容を確認することができ
る。
【0103】〔実施例6〕次に、実施例6の説明を行
う。
【0104】図18は実施例5の動作を説明するフロー
チャートである。
【0105】実施例6のセキュリティ装置が適用される
画像出力装置、この画像出力装置を制御するソフトウェ
ア、セキュリティ装置の構成は前記実施例5と同様であ
るため、ここでは説明を省略する。
【0106】(セキュリティ装置の作用)実施例6のセ
キュリティ装置はテストモードを有するとともにリモー
ト状態による動作を可能としたものであり、テストモー
ドを選択しない場合の作用は前記図16に示す実施例4
と同様である。テストモードにおいては、パスワードの
入力を要することなくジョブの情報の内容を確認するこ
とができるものである。
【0107】次に、図18のフローチャートを用いて本
発明の実施例6の動作手順を説明する。以下の手順にお
いてはステップSeの記号を用いる。実施例6の動作手
順は、前記図16に示す動作手順と比較すると、ステッ
プSe1〜ステップSe14において、ステップSe6
のパスワードの入力のウエイト状態とステップSe10
のパスワードの入力との間にテストモードの選択のステ
ップSe15とパスワードの入力の判定のステップSe
16を設けた点、及びステップSe10のパスワードの
入力とステップSe11の機器側にあるパスワードの読
み込みとの間にパスワードの入力の判定のステップSe
17を設けた点で異なっている。そこで、ステップSe
15,16,17のステップについてのみ説明する。
【0108】ステップSe15:このステップはステッ
プSe6のパスワードの入力を待っているウエイト状態
において、テストモードを選択するステップである。こ
のステップにおいてテストモードを選択した場合には、
パスワードの入力を待つことなくステップSe14に進
みディフォルトフォントにより印字出力を行う。
【0109】また、テストモードを選択しない場合には
次のステップSe16に進む。
【0110】ステップSe16:このステップはパスワ
ードの入力の判定を行うステップであり、パスワードが
既に入力されている場合にはステップSe11に進み機
器に登録されているパスワードを入力する。また、パス
ワードが入力されていない場合にはステップSe10で
パスワードを入力する要求をする。
【0111】ステップSe17:このステップは、パス
ワードの入力要求の後にパスワードの入力の判定を行う
ステップであり、パスワードが入力されていない場合に
はステップSe14に進みディフォルトフォントにより
出力を行う。
【0112】また、パスワードが入力された場合にはス
テップSe11に進み、機器側に登録されているパスワ
ードを入力する。
【0113】(実施例6の効果)テストモードの選択に
より、リモート状態においてもパスワードの入力を要す
ることなくジョブの情報の内容を確認することができ、
またテストモードにおいてもパスワードが入力された場
合には、特定フォントによる出力を行うこともできる。
【0114】(実施例の変更例)前記各実施例におい
て、パスワードの入力手段をキーボードからIOTに挿
入できるICカードを用いることもできる。この場合に
は、あらかじめICカードにパスワードを登録しておく
ものであり、これにより、操作性の向上を計ることがで
きる。
【0115】前記各実施例において、前記パスワードの
登録手順は新規のパスワードの登録の他に、パスワード
の変更についても同様に行うことができ、また登録パス
ワードの記憶場所を機器上の他に装置本体のデータメモ
リ上でも適用し得るものである。
【0116】また、パスワード記憶手段を設置する機器
としてフォントカートリッジの代わりに、現像装置(カ
ストマーリプレーサブルユニット)、入力トレイや出力
トレイを用いることも可能であり、また機密保護の上で
重要なアプリケーションソフトを格納したICカードを
用いることもできる。このICカードを用いる場合は、
ICカードを本体に挿入してロードしておき、そのアプ
リケーションソフトの機能を使用するジョブが入力され
た時にパスワードによる機密保護を行う。
【0117】前記各実施例を適用する画像出力装置とし
て、プリンタ、デジタルコピア、ファクシミリを用いる
ことができる。
【0118】特定フォントとして、E13BP用のフォ
ントを用いることができる。
【0119】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能で
あり、それらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
機密保護を要さない情報を出力する場合にはパスワード
を入力することなくプリント出力を可能とし、機密保護
を要する情報を出力する場合においてもパスワードを入
力することなく情報の内容確認を可能とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像出力装置のセキュリティ装置の
実施例1のブロック構成図である。
【図2】 本発明の画像出力装置のセキュリティ装置が
適用される画像出力装置の基本ハードウェア構成図であ
る。
【図3】 本発明の画像出力装置のソフトウェア構成図
である。
【図4】 本発明の画像出力装置のセキュリティ装置の
実施例1の動作を説明するフローチャートである。
【図5】 本発明の画像出力装置のセキュリティ装置の
パスワード登録のフローチャートである。
【図6】 本発明の画像出力装置のセキュリティ装置の
実施例1に使用するフォントカートリッジの斜視図であ
る。
【図7】 本発明の画像出力装置のセキュリティ装置の
パスワード入力のフローチャートである。
【図8】 本発明の画像出力装置のセキュリティ装置に
使用するジョブログの構成図である。
【図9】 本発明の画像出力装置のセキュリティ装置の
実施例1の動作を説明する動作比較図である。
【図10】 本発明の画像出力装置のセキュリティ装置
の実施例2の動作を説明するフローチャートである。
【図11】 本発明の画像出力装置のセキュリティ装置
の実施例3のブロック構成図である。
【図12】 本発明の画像出力装置のセキュリティ装置
の実施例3の動作を説明するフローチャートである。
【図13】 本発明の画像出力装置のセキュリティ装置
のディフォルトフォントによる印字出力のフローチャー
トである。
【図14】 本発明の画像出力装置のセキュリティ装置
に使用する実施例3のジョグログの構成図である。
【図15】 本発明の画像出力装置のセキュリティ装置
の実施例3の動作比較図である。
【図16】 本発明の画像出力装置のセキュリティ装置
の実施例4の動作を説明するフローチャートである。
【図17】 本発明の画像出力装置のセキュリティ装置
の実施例5の動作を説明するフローチャートである。
【図18】 本発明の画像出力装置のセキュリティ装置
の実施例6の動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1…特定ジョブ検知手段、2,12…パスワード入力手
段、3,13…パスワード記憶手段、4,14…パスワ
ード比較手段、11…特定フォント検知手段、15…フ
ォント切替手段。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ジョブを画像出力する画像出力装置におい
    て、 特定ジョブの有無を検知する特定ジョブ検知手段と、 パスワードを入力するためのパスワード入力手段と、 あらかじめパスワードを登録するパスワード記憶手段
    と、 前記パスワード入力手段から入力されるパスワードと前
    記パスワード記憶手段に登録されたパスワードとを比較
    するパスワード比較手段からなり、 前記特定ジョブが入力された時のみパスワードの比較を
    行い、パスワードが一致したとき前記特定ジョブを出力
    することを特徴とする画像出力装置のセキュリティ装
    置。
  2. 【請求項2】ジョブを画像出力する画像出力装置におい
    て、 ジョブから特定フォントを検出する特定フォント検出手
    段と、 パスワードを入力するためのパスワード入力手段と、 あらかじめパスワードを登録するパスワード記憶手段
    と、 前記パスワード入力手段から入力されるパスワードと前
    記パスワード記憶手段に登録されたパスワードとを比較
    するパスワード比較手段と、 前記パスワード比較手段からの出力信号により使用フォ
    ントを切り替えるフォント切替手段とからなり、 前記特定フォントが使用されるジョブに対してパスワー
    ドを比較し、パスワードの一致したときのみ前記特定フ
    ォントにより出力を行い、パスワードが不一致のときは
    前記特定フォントをあらかじめ内蔵されているフォント
    に置き換えて出力することを特徴とする画像出力装置の
    セキュリティ装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6943907B1 (en) 1998-12-07 2005-09-13 Samsung Electronics Co., Ltd. Printer, image printing system to which the printer is applied, and method for printing confidential document
US7143291B1 (en) 1999-12-01 2006-11-28 Minolta Co., Ltd. Printing method and apparatus having improved job security function, and computer program product executable by computer for realizing improved job security function
JP2009132139A (ja) * 2007-11-08 2009-06-18 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、印刷制御方法及びプログラム
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